JP2016011023A - 車両 - Google Patents

Abstract

【課題】ＲＯＶ等のように車幅方向に並ぶ複数のシートを備えた車両であって、エアクリーナのメンテナンス作業が容易な車両を提供すること。
【解決手段】ＲＯＶ１は、車体フレーム２０と、それぞれ車体フレーム２０に支持され、車幅方向に並ぶ複数のシート１０Ｌ、１０Ｒと、シート１０Ｌ、１０Ｒより後方に配置され、車体フレーム２０に支持され、荷物を載置可能な載置面６２を備えた荷台６０と、シート１０Ｌ、１０Ｒより後方に配置され、少なくとも一部が載置面６２より上方において外部に露出しているエアクリーナ８０と、を備えている。
【選択図】図１

Description

本発明は、車幅方向に並ぶ複数のシートを備えた車両に関する。

従来から、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル（Recreational Off-highway Vehicle 以下、ＲＯＶと呼ぶ）およびサイド・バイ・サイド・ＡＴＶ（All Terrain Vehicle）等のように、車幅方向に並ぶ複数のシートを備え、不整地を走行可能な車両が知られている。このような車両において、エンジンに供給される空気（以下、吸入空気とする。）中に埃や塵等が混ざることを防止するために、エンジンへ空気を供給する吸気管の上流側に、空気を浄化するエアクリーナを備えている。

特許文献１および２には、シートと、シートの後方に配置されたエアクリーナと、シートの後方に配置され、荷物を載置可能な荷台とを備えた車両が開示されている。エアクリーナは、荷台の下方に配置されている。

米国特許出願公開第２０１１／２１４９３３号明細書 米国特許第７１６８５１６号明細書

ところで、上記車両が不整地を走行するときには、吸入空気中に埃等が混ざりやすく、吸入空気中に含まれる埃等の量が多くなる傾向にある。このため、エアクリーナのメンテナンス作業、例えば、エアクリーナ内のフィルタエレメントの清掃および交換の頻度が高くなる。このため、エアクリーナのメンテナンス作業を容易に行えることが好ましい。しかし、上記特許文献１および２に記載の車両では、エアクリーナは荷台の下方に配置されているため、エアクリーナへのアクセスが困難である。すなわち、エアクリーナにアクセスするためには、例えば、車両の外装カバー等の部品を取り外す必要があり、エアクリーナに容易にアクセスすることができず、エアクリーナのメンテナンス作業を容易に行うことが困難である。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ＲＯＶ等のように車幅方向に並ぶ複数のシートを備えた車両であって、エアクリーナのメンテナンス作業が容易な車両を提供することである。

本発明に係る車両は、車体フレームと、それぞれ前記車体フレームに支持され、車幅方向に並ぶ複数のシートと、前記シートより後方に配置され、前記車体フレームに支持され、荷物を載置可能な載置面を備えた荷台と、前記シートより後方に配置され、少なくとも一部が前記載置面より上方において外部に露出しているエアクリーナと、を備えている。

本発明に係る車両では、エアクリーナの少なくとも一部は、荷台の載置面より上方において外部に露出している。このため、エアクリーナのメンテナンス作業を行う際には、作業者はエアクリーナに容易にアクセスすることができる。すなわち、従来のようにエアクリーナが荷台の載置面より下方に配置されている場合は、エアクリーナにアクセスするためには、外装カバー等を外さなければならなかったが、本発明に係る車両では、外装カバー等を外すことなくエアクリーナに直接アクセスすることができる。以上より、本発明に係る車両によると、エアクリーナのメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本発明の一態様によれば、前記エアクリーナの上下方向の中央位置は、前記載置面より上方に位置する。

上記態様によれば、エアクリーナの大部分が荷台の載置面より上方において外部に露出している。このため、エアクリーナへのアクセスがより容易となり、エアクリーナのメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本発明の一態様によれば、前記エアクリーナは、第１の開口が形成されたエアクリーナケースと、前記エアクリーナケース内に着脱自在に配置されたフィルタエレメントと、前記第１の開口を覆い、前記エアクリーナケースに着脱自在に取り付けられた蓋部材と、を備え、前記蓋部材は、前記載置面より上方において外部に露出している。

上記態様によれば、エアクリーナの蓋部材が荷台の載置面より上方において外部に露出している。このため、蓋部材を容易に着脱することができる。これにより、エアクリーナケース内のフィルタエレメントの着脱が容易となり、エアクリーナのメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本発明の一態様によれば、前記フィルタエレメントは、筒状に形成され、前記蓋部材は、前記フィルタエレメントの軸線の延長線上に配置されている。

上記態様によれば、フィルタエレメントを軸方向に移動させるだけで、容易にエアクリーナケースに対してフィルタエレメントを着脱することができる。

本発明の一態様によれば、前記荷台の載置面には、第２の開口が形成され、車両平面視で、前記エアクリーナと前記第２の開口とは重なる。

上記態様によれば、車両平面視で、エアクリーナと第２の開口とが重なっていない場合や載置面に第２の開口が形成されていない場合と比べて、エアクリーナおよび荷台をコンパクトに配置することができる。

本発明の一態様によれば、前記荷台は、前記エアクリーナの後方において、前記載置面から上方に延び、車幅方向に延びる縦壁を備えている。

上記態様によれば、荷台に荷物を載置した際に、荷物とエアクリーナとの干渉を抑制することができる。

本発明の一態様によれば、前記複数のシートは、前記車体フレームに支持された第１シートと、前記第１シートの右方に配置され、前記車体フレームに支持された第２シートと、から構成され、前記第１シートと前記第２シートとの間に配置されたバッテリケースと、前記バッテリケース内に配置されたバッテリと、を備え、前記エアクリーナの左端は、前記バッテリより左方に位置し、前記エアクリーナの右端は、前記バッテリより右方に位置する。

上記態様によれば、エアクリーナを車幅方向の中央付近にコンパクトに配置することができるため、他の部材を配置するスペースが大きくなる。

本発明の一態様によれば、前記エアクリーナは、前記バッテリより上方に配置され、前記エアクリーナ内に前記エアクリーナ外部の空気を吸い込む空気吸込口を備えた第１吸気管を備え、前記空気吸込口は、前記バッテリケース内に開口している。

上記態様によれば、空気吸込口がバッテリケース内に開口しているため、車両走行時に巻き上げられる泥および埃等が空気吸込口へと入りにくくなる。これにより、エアクリーナのメンテナンス作業の頻度が低減される。

本発明の一態様によれば、前記第１シートは、乗員が着座する第１着座部を備え、前記第２シートは、他の乗員が着座する第２着座部を備え、前記空気吸込口は、前記第１着座部および前記第２着座部より上方に配置されている。

上記態様によれば、空気吸込口が比較的高い位置に配置されるため、車両走行時に巻き上げられる泥および埃等が空気吸込口へと入りにくくなる。これにより、エアクリーナのメンテナンス作業の頻度が低減される。

本発明の一態様によれば、前記第１シートおよび前記第２シートの後方かつ前記エアクリーナの下方に配置されたエンジンを備え、前記エアクリーナは、前記エンジンに接続された第２吸気管を備え、前記エンジンの左端は、前記バッテリより左方に位置し、前記エンジンの右端は、前記バッテリより右方に位置する。

上記態様によれば、エンジンをエアクリーナの下方に配置することによって、第２吸気管を短くすることができる。これにより、コストの削減と構造の簡略化が実現される。また、エンジンをコンパクトに配置することができるため、他の部材を配置するスペースが大きくなる。

以上のように、本発明によれば、車幅方向に並ぶ複数のシートを備えた車両であって、エアクリーナのメンテナンス作業が容易な車両を提供することができる。

本発明の一実施形態に係るＲＯＶを示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係るＲＯＶを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るエアクリーナの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るエアクリーナの左側面図である。 図４中のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る取っ手および第１係合部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る支持部および第２係合部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第１係合部と第２係合部とが係合した状態を示す斜視図である。 図８中のＩＸ‐ＩＸ線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る第１係合部と第２係合部とが係合していない態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る蓋部材の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る蓋部材をエアクリーナから取り外して第１フィルタエレメントが露出した状態を示す斜視図である。

以下、本発明の実施形態について説明する。図１に示すように、本実施形態に係る車両は、ＲＯＶ１である。ＲＯＶ１は、不整地を走行するのに適している。なお、本発明に係る車両は、ＲＯＶに限定されない。例えば、自動二輪車、自動三輪車、ＡＴＶ等であってもよい。

以下の説明において、特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれＲＯＶ１の第１シート１０Ｌの第１着座部１４Ｌに着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、それぞれＲＯＶ１が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下を意味するものとする。図面に付した符号Ｆ、Ｒｅ、Ｌ、Ｒ、Ｕｐ，Ｄｎは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。

図１に示すように、ＲＯＶ１は、車体フレーム２０と、第１シート１０Ｌと、第２シート１０Ｒ（図２も参照）と、荷台６０と、エンジン７０と、エアクリーナ８０とを備えている。

車体フレーム２０は、パイプ形状のフレームである。車体フレーム２０は、車両前後方向に延びるメインフレーム２２と、メインフレーム２２より上方に配置されたセンターフレーム２４と、センターフレーム２４の前方に配置されたフロントフレーム３０と、センターフレーム２４の後方に配置されたリアフレーム３８とを備えている。

センターフレーム２４は、上センターフレーム２６と下センターフレーム２８とを備えている。上センターフレーム２６は、下センターフレーム２８の上方に配置されている。上センターフレーム２６は、下センターフレーム２８と接続している。上センターフレーム２６は、車両前後方向に延びる第１部分２６Ａと、第１部分２６Ａの前端から前斜め下方に延びる第２部分２６Ｂと、第１部分２６Ａの後端から後斜め下方に延びる第３部分２６Ｃと、第３部分２６Ｃの中途部から前斜め下方に延びる第４部分２６Ｄとを備えている。下センターフレーム２８は、メインフレーム２２より上方に配置されている。下センターフレーム２８は、メインフレーム２２と連結している。下センターフレーム２８は、車両前後方向に延びる第１部分２８Ａと、第１部分２８Ａの前端から前斜め上方に延びる第２部分２８Ｂと、第１部分２８Ａの後端から後斜め上方に延びる第３部分２８Ｃとを備えている。第１部分２８Ａは、メインフレーム２２と連結している。第２部分２８Ｂは、上センターフレーム２６の第２部分２６Ｂと接続している。第３部分２８Ｃは、上センターフレーム２６の第４部分２６Ｄと接続している。

図２に示すように、車体フレーム２０は、第１クロスメンバ５１と、第２クロスメンバ５２と、第３クロスメンバ５３と、第４クロスメンバ５４とを備えている。各クロスメンバ５１〜５４は、車幅方向に延びる。第２クロスメンバ５２は、第１クロスメンバ５１より後方に配置されている。第１クロスメンバ５１および第２クロスメンバ５２は、右の上センターフレーム２６と左の上センターフレーム２６とをそれぞれ接続している。第１クロスメンバ５１および第２クロスメンバ５２は、右の第１部分２６Ａと左の第１部分２６Ａとを接続している。車体フレーム２０は、第１クロスメンバ５１と第２クロスメンバ５２とを連結する２つの連結フレーム５５を備えている。連結フレーム５５は、車両前後方向に延びる。第３クロスメンバ５３は、第２クロスメンバ５２より後方に配置されている。第３クロスメンバ５３は、右の下センターフレーム２８と左の下センターフレーム２８とを接続している。第４クロスメンバ５４は、第３クロスメンバ５３より後方に配置されている。第４クロスメンバ５４は、右の上センターフレーム２６と左の上センターフレーム２６とを接続している。第４クロスメンバ５４は、右の第４部分２６Ｄ（図１参照）と左の第４部分２６Ｄ（図１参照）とを接続している。車体フレーム２０は、第４クロスメンバ５４から後方に延びるガードフレーム５６を備えている。図１に示すように、ガードフレーム５６は、第４クロスメンバ５４（図２参照）から後斜め下方に延びる。なお、図２において、後輪９の図示を省略している。

図１に示すように、リアフレーム３８は、上リアフレーム４０と、下リアフレーム４２と、第１リアダウンフレーム４４と、第２リアダウンフレーム４６とを備えている。上リアフレーム４０は、上センターフレーム２６の第３部分２６Ｃから後斜め下方に延びる。下リアフレーム４２は、下センターフレーム２８の第３部分２８Ｃの中途部から後方に延びる。上リアフレーム４０の後端と下リアフレーム４２の後端とは接続している。第１リアダウンフレーム４４は、上リアフレーム４０の中途部から前斜め下方に延びる。第１リアダウンフレーム４４は、下リアフレーム４２の中途部と接続している。第２リアダウンフレーム４６は、下リアフレーム４２の後端から前斜め下方に延びる。第２リアダウンフレーム４６は、メインフレーム２２の後端に接続している。

図１に示すように、ＲＯＶ１は、ハンドル２を備えている。ハンドル２には、ステアリングシャフト３が取り付けられている。ＲＯＶ１は、左右の前輪７と左右の後輪９とを備えている。左右の前輪７は、フロントフレーム３０に設けられた車軸（図示せず）に取り付けられている。左右の後輪９は、リアフレーム３８に設けられた車軸（図示せず）に取り付けられている。左右の前輪７は、ハンドル２によって操作される。

図２に示すように、第１シート１０Ｌおよび第２シート１０Ｒは、車体フレーム２０に支持されている。第１シート１０Ｌおよび第２シート１０Ｒは、メインフレーム２２に支持されている。図１に示すように、第１シート１０Ｌは、ハンドル２の後方に配置されている。図２に示すように、第２シート１０Ｒは、第１シート１０Ｌの右方に配置されている。第１シート１０Ｌと第２シート１０Ｒは、車幅方向に並ぶ。第１シート１０Ｌは、乗員が着座する第１着座部１４Ｌと、第１背もたれ部１８Ｌとを備えている。図１に示すように、第１着座部１４Ｌは、下センターフレーム２８の第１部分２８Ａより上方に配置されている。第１背もたれ部１８Ｌは、上センターフレーム２６の第４部分２６Ｄより前方に配置されている。第１背もたれ部１８Ｌは、下センターフレーム２８の第３部分２８Ｃより前方に配置されている。図２に示すように、第２シート１０Ｒは、他の乗員が着座する第２着座部１４Ｒと、第２背もたれ部１８Ｒとを備えている。図１に示すように、第２着座部１４Ｒは、下センターフレーム２８の第１部分２８Ａより上方に配置されている。第２背もたれ部１８Ｒは、上センターフレーム２６の第４部分２６Ｄより前方に配置されている。第２背もたれ部１８Ｒは、下センターフレーム２８の第３部分２８Ｃより前方に配置されている。

図１に示すように、ＲＯＶ１は、バッテリケース６８と、バッテリケース６８内に配置されたバッテリ６９とを備えている。図２に示すように、バッテリケース６８は、第１シート１０Ｌと第２シート１０Ｒとの間に配置されている。バッテリ６９は、第１シート１０Ｌと第２シート１０Ｒとの間に配置されている。バッテリ６９は、エアクリーナ８０より前方に配置されている。図１に示すように、バッテリ６９は、第１着座部１４Ｌの下端１４ＬＢおよび第２着座部１４Ｒの下端１４ＲＢより上方に配置されている。

図１に示すように、エンジン７０は、車体フレーム２０に支持されている。エンジン７０は、メインフレーム２２に支持されている。エンジン７０は、下リアフレーム４２より下方に配置されている。エンジン７０は、エアクリーナ８０の下方に配置されている。図２に示すように、エンジン７０は、第１シート１０Ｌおよび第２シート１０Ｒより後方に配置されている。エンジン７０は、第１シート１０Ｌの第１着座部１４Ｌおよび第２シート１０Ｒの第２着座部１４Ｒより後方に配置されている。エンジン７０の左端７０Ｌは、バッテリ６９より左方に位置する。エンジン７０の右端７０Ｒは、バッテリ６９より右方に位置する。エンジン７０は、車両中心線Ｍ１上に配置されている。車両中心線とは、平面視において、左右の前輪７（図１参照）の車幅方向の中心と左右の後輪９（図１参照）の車幅方向の中心とを通る車両前後方向に延びる線である。

図１に示すように、エンジン７０は、クランクケース７５と、シリンダボディ７４と、シリンダヘッド７３と、シリンダヘッドカバー７２とを備えている。シリンダボディ７４は、クランクケース７５から上方に延びている。シリンダヘッド７３は、シリンダボディ７４の上方に配置され、シリンダボディ７４の上部に結合している。シリンダヘッドカバー７２は、シリンダヘッド７３の上方に配置され、シリンダヘッド７３の上部に結合している。

図１に示すように、ＲＯＶ１は、荷台６０を備えている。荷台６０は、第１シート１０Ｒおよび第２シート１０Ｌより後方に配置されている。荷台６０は、エンジン７０より上方に配置されている。荷台６０は、リアフレーム３８に取り付けられている。荷台６０は、下リアフレーム４２の上方に配置されている。荷台６０は、底壁６１Ａ（図２参照）と、底壁６１Ａの左端から上方に延びる左壁６１Ｌと、底壁６１Ａの右端から上方に延びる右壁６１Ｒとを備えている。左壁６１Ｌおよび右壁６１Ｒは、車両前後方向に延びる。図２に示すように、荷台６０は、荷物を載置可能な載置面６２を備えている。載置面６２は、底壁６１Ａに形成されている。載置面６２には、開口６３が形成されている。開口６３の左端６３Ｌは、第１シート１０Ｌの着座部１４Ｌの右端１４ＬＲより左方に位置する。開口６３の右端６３Ｒは、第２シート１０Ｒの着座部１４Ｒの左端１４ＲＬより右方に位置する。荷台６０は、縦壁６４を備えている。縦壁６４は、載置面６２から上方に延びる。縦壁６４は、車幅方向に延びる。縦壁６４は、エアクリーナ８０の後方に配置されている。縦壁６４の左端６４Ｌは、エアクリーナ８０の左端８０Ｌより左方に位置する。縦壁６４の右端６４Ｒは、エアクリーナ８０の右端８０Ｒより右方に位置する。図１に示すように、縦壁６４の上方には、ガードフレーム５６が配置されている。図２に示すように、縦壁６４は、車両平面視でガードフレーム５６と重なる。

図１に示すように、エアクリーナ８０は、第１シート１０Ｌおよび第２シート１０Ｒより後方に配置されている。エアクリーナ８０の少なくとも一部は、荷台６０の載置面６２より上方に位置する。エアクリーナ８０の少なくとも一部は、載置面６２より上方において外部に露出している。エアクリーナ８０の上下方向の中央位置８０Ｃは、載置面６２より上方に位置する。エアクリーナ８０の上下方向の中央位置８０Ｃは、載置面６２より上方において外部に露出している。図２に示すように、エアクリーナ８０は、車両中心線Ｍ１上に配置されている。車両平面視で、エアクリーナ８０は、載置面６２に形成された開口６３と重なる。車両平面視で、エアクリーナ８０の左方および右方には荷台６０の載置面６２が配置されている。エアクリーナ８０の左端８０Ｌは、バッテリ６９より左方に位置する。エアクリーナ８０の右端８０Ｒは、バッテリ６９より右方に位置する。

図３に示すように、エアクリーナ８０は、エアクリーナケース８２と、エアクリーナケース８２に着脱自在に取り付けられた蓋部材９０と、第１吸気管８６と、第２吸気管８８（図４参照）とを備えている。図５に示すように、エアクリーナ８０は、第１フィルタエレメント９８と、第２フィルタエレメント９９とを備えている。第１フィルタエレメント９８は、筒状に形成されている。第２フィルタエレメント９９は、矩形状に形成されている。第１フィルタエレメント９８および第２フィルタエレメント９９は、エアクリーナケース８２内に着脱自在に配置されている。

図５に示すように、エアクリーナケース８２には、開口８３が形成されている。エアクリーナケース８２は、支持部８４を備えている。支持部８４は、エアクリーナケース８２と接続している。支持部８４は、エアクリーナケース８２内に配置されている。支持部８４は、第１フィルタエレメント９８の内方に配置されている。支持部８４の軸線Ｌ４は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１に対して実質的に平行に延びている。支持部８４の軸線Ｌ４は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１と同軸上に配置されている。支持部８４の軸線Ｌ４は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１とずれて配置されていてもよい。支持部８４は、円錐台状に形成されている。支持部８４は、円柱状や四角柱状に形成されていてもよい。支持部８４には、空気が流通可能な複数の開口８４Ｘが形成されている。本実施形態では、支持部８４は、エアクリーナケース８２内に配置されているが、エアクリーナケース８２の開口８３からエアクリーナケース８２の外方に突出していてもよい。支持部８４の先端部８４Ｔには、回転防止部８４Ｚが形成されている。回転防止部８４Ｚは、蓋部材９０に形成された回転防止部９０Ｚに係止する。これにより、蓋部材９０がエアクリーナケース８２に対して相対回転することが防止される。

図５に示すように、蓋部材９０は、エアクリーナケース８２の開口８３を覆う。蓋部材９０には、エアクリーナケース８２の開口端部８２Ｅを挿入可能な溝９１が形成されている。図１に示すように、蓋部材９０は、荷台６０の載置面６２より上方において外部に露出している。図５に示すように、蓋部材９０は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１の延長線Ｌ２上に配置されている。軸線Ｌ１は、第１フィルタエレメント９８の回転中心軸線であり、第１フィルタエレメント９８の内方に位置する。延長線Ｌ２は、軸線Ｌ１と同軸上かつ第１フィルタエレメント９８の外方に位置する。蓋部材９０は、第１フィルタエレメント９８に対して第２吸気管８８が設けられている方向と反対方向に配置されている。蓋部材９０は、エアクリーナ８０の車幅方向の中央位置８０Ｄより左方に配置されている。第２吸気管８８は、エアクリーナ８０の車幅方向の中央位置８０Ｄより右方に配置されている。蓋部材９０は、第２吸気管８８より上方に配置されている。

図３に示すように、蓋部材９０は、回転可能な取っ手９４と、取っ手９４に接続された棒状体９６（図６参照）とを備えている。取っ手９４は、円板状に形成されている。取っ手９４と棒状体９６とは、ボルト（図示せず）によって連結されている。取っ手９４の回転角度は３６０°以下である。好ましくは、取っ手９４の回転角度は１８０°以下である。取っ手９４と蓋部材９０とは別体に形成されている。取っ手９４は、蓋部材９０に対して相対回転可能に構成されている。本実施形態では、蓋部材９０は、エアクリーナケース８２に対して相対回転しないように取り付けられる。一方、取っ手９４は、エアクリーナケース８２に対して相対回転する。なお、取っ手９４と蓋部材９０とが一体に成形され、蓋部材９０がエアクリーナケース８２に対して相対回転してエアクリーナケース８２に取り付けられるように構成されてもよい。

図５に示すように、取っ手９４および棒状体９６は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１の延長線Ｌ２上に配置されている。取っ手９４の回転軸Ｌ３は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１に対して実質的に平行に延びかつ第１フィルタエレメント９８の内方に位置する。取っ手９４の回転軸Ｌ３は、第１フィルタエレメント９８の外方に位置していてもよい。取っ手９４の回転軸Ｌ３は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１と同軸上に配置されている。取っ手９４の回転軸Ｌ３は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１とずれて配置されていてもよい。図４に示すように、側面視で取っ手９４は、第２フィルタエレメント９９と重なる。

図５に示すように、エアクリーナ８０は、取っ手９４の回転によって回転する第１係合部９５と、第１係合部９５と係合する第２係合部８５とを備えている。

図６に示すように、第１係合部９５は、棒状体９６に形成されている。第１係合部９５は、棒状体９６から棒状体９６の径方向の外方に突出している。第１係合部９５は、第２係合部８５（図７参照）と接触する第１係合面９５Ｓを備えている。第１係合面９５Ｓは、後述する第２係合部８５の第２係合面８５Ｓ（図７参照）と接触する。

図５に示すように、第２係合部８５は、エアクリーナケース８２と接続している。第２係合部８５は、支持部８４に形成されている。図７に示すように、第２係合部８５は、第１係合部９５の第１係合面９５Ｓと接触する第２係合面８５Ｓを備えている。第２係合部８５には、棒状体９６を挿入可能な第１開口８５ＸＡと、第１係合部９５を挿入可能な第２開口８５ＸＢが形成されている。第１開口８５ＸＡと第２開口８５ＸＢとは連続している。図５に示すように、第２係合面８５Ｓは、第１係合部９５と第２係合部８５とが係合したとき、第１係合面９５Ｓと取っ手９４との間に配置される。

図７に示すように、第２係合面８５Ｓは、第１方向Ｄ１に向けて取っ手９４から離れる方向に傾斜する第１傾斜面８５ＳＸと、第１方向Ｄ１に向けて取っ手９４に近づく方向に傾斜する第２傾斜面８５ＳＹとから構成されている。取っ手９４から離れる方向とは、取っ手９４の回転軸Ｌ３上で取っ手９４からエアクリーナケース８２に向かう方向、即ち図５の矢印Ｐ１の方向である。取っ手９４に近づく方向とは、取っ手９４の回転軸Ｌ３上でエアクリーナケース８２から取っ手９４に向かう方向、即ち図５の矢印Ｐ２の方向である。図８に示すように、第１傾斜面８５ＳＸと第２傾斜面８５ＳＹとは、取っ手９４から最も離れた位置８５ＳＺで連続している。図９に示すように、第１傾斜面８５ＳＸの第１方向Ｄ１の長さＡ１は、第２傾斜面８５ＳＹの第１方向Ｄ１の長さＡ２より長い。第１傾斜面８５ＳＸの車幅方向の高さＢ１は、第２傾斜面８５ＳＹの車幅方向の高さＢ２より高い。図８に示すように、第２係合部８５は、回転防止壁８５Ｂを備えている。回転防止壁８５Ｂは、取っ手９４から離れる方向に延びる。回転防止壁８５Ｂは、第２傾斜面８５ＳＹと隣接している。

図５に示すように、第１フィルタエレメント９８は、蓋部材９０とエアクリーナケース８２とに挟まれて固定されている。第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１上で蓋部材９０から第１係合部９５へと向かう方向を第３方向Ｄ３とし、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１上で第１係合部９５から蓋部材９０へと向かう方向を第４方向Ｄ４としたとき、第１フィルタエレメント９８には、蓋部材９０から第３方向Ｄ３の押圧力が加えられ、第４方向Ｄ４の押圧力がエアクリーナケース８２から加えられている。

図５に示すように、第１フィルタエレメント９８は、エアクリーナケース８２の内部を第１室８２Ａと第２室８２Ｂとに仕切る。第１室８２Ａは、ダーティサイド室である。第１室８２Ａは、第１フィルタエレメント９８によって浄化される前の空気が存在する空間である。第２室８２Ｂは、クリーンサイド室である。第２室８２Ｂは、第１フィルタエレメント９８によって浄化された空気が存在する空間である。

図５に示すように、第２フィルタエレメント９９は、エアクリーナケース８２の第２室８２Ｂの内部を第３室８２Ｃと第４室８２Ｄとに仕切る。第３室８２Ｃは、第２室８２Ｂの上流側に位置する。第４室８２Ｄは、第２室８２Ｂの下流側に位置する。第３室８２Ｃは、第２フィルタエレメント９９によって浄化される前の空気が存在する空間である。第４室８２Ｄは、第２フィルタエレメント９９によって浄化された空気が存在する空間である。第２フィルタエレメント９９は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１の延長線Ｌ２と交差する位置に配置されている。

第１フィルタエレメント９８は、第２フィルタエレメント９９よりも目が粗い。本実施形態の第１フィルタエレメント９８および第２フィルタエレメント９９は、オイル等を染み込ませたエレメントである湿式エレメントであるが、オイル等を染み込ませていないエレメントである乾式エレメントであってもよい。

図５に示すように、エアクリーナ８０は、エアクリーナケース８２の開口端部８２Ｅと蓋部材９０との間に配置されたガスケット７８を備えている。ガスケット７８は、蓋部材９０の溝９１内に配置されている。ガスケット７８は、開口端部８２Ｅと蓋部材９０との間をシールする。ガスケット７８は、開口端部８２Ｅと蓋部材９０とが対向する部分の全周に亘って配置されている。

図１に示すように、第１吸気管８６は、バッテリ６９より上方に配置されている。図２に示すように、第１吸気管８６は、バッテリ６９より後方に配置されている。第１吸気管８６は、バッテリケース６８内に配置されている。図４に示すように、第１吸気管８６は、エアクリーナ８０内にエアクリーナ８０外部の空気を吸い込む空気吸込口８７を備えている。より詳細には、空気吸込口８７は、第１室８２Ａ（図５参照）にエアクリーナケース８２の外部の空気を吸い込む。図２に示すように、空気吸込口８７は、バッテリケース６８内に開口している。図１に示すように、空気吸込口８７は、第１着座部１４Ｌおよび第２着座部１４Ｒより上方に配置されている。

図５に示すように、第２吸気管８８は、スロットルボディ（図示せず）を介してエンジン７０のシリンダヘッド７３と接続している。第２吸気管８８は、第２フィルタエレメント９９の下流側に配置されている。第２吸気管８８は、エアクリーナ８０内の空気をエアクリーナ８０外部に吐き出す空気排出口８９を備えている。より詳細には、空気排出口８９は、第２室８２Ｂ内の空気をエアクリーナケース８２の外部に吐き出す。即ち、空気排出口８９は、スロットルボディを介して第４室８２Ｄ内の空気をシリンダヘッド７３へと供給する。

次に、第１係合部９５と第２係合部８５との係合および係合の解除について説明する。図１０に示すように、棒状体９６および第１係合部９５をそれぞれ第１開口８５ＸＡおよび第２開口８５ＸＢに挿入する。このとき、図１１に示すように、取っ手９４の矢印９４Ａは、蓋部材９０に形成された第１表示部９０Ａを指す。矢印９４Ａが第１表示部９０Ａを指しているとき、蓋部材９０はエアクリーナケース８２に固定されていない状態を表す。取っ手９４を図１１の第１方向Ｄ１に回転させると、図９に示すように、第１係合面９５Ｓと第１傾斜面８５ＳＸとが接触した状態で、第１係合部９５は第１方向Ｄ１に向けて移動する。このとき、蓋部材９０はエアクリーナケース８２に近づく方向に徐々に移動する。取っ手９４を図１１の第１方向Ｄ１にさらに回転させると、第１係合面９５Ｓは、取っ手９４から最も離れた位置８５ＳＺを乗り越えて、第２傾斜面８５ＳＹと接触する。これにより、第１係合部９５と第２係合部８５との係合が完了する。蓋部材９０は、第１係合部９５と第２係合部８５とが係合したとき、エアクリーナケース８２に固定される。このとき、図４に示すように、取っ手９４の矢印９４Ａは、蓋部材９０に形成された第２表示部９０Ｂを指す。矢印９４Ａが第２表示部９０Ｂを指しているとき、蓋部材９０はエアクリーナケース８２に固定されている状態を表す。取っ手９４の回転角度、すなわち、取っ手９４の矢印９４Ａが第１表示部９０Ａを指している状態から取っ手９４の矢印９４Ａが第２表示部９０Ｂを指している状態となるまでに取っ手９４を回転する角度は、３６０°以下である。本実施形態の取っ手９４の回転角度は、１４０°である。

一方、第１係合部９５と第２係合部８５とが係合した状態において、取っ手９４を図１１の第１方向Ｄ１の逆方向である第２方向Ｄ２に回転させると、図９に示すように、第１係合面９５Ｓと第２傾斜面８５ＳＹとが接触した状態で、第１係合部９５は第２方向Ｄ２に向けて移動する。取っ手９４を図１１の第２方向Ｄ２にさらに回転させると、第１係合面９５Ｓは、取っ手９４から最も離れた位置８５ＳＺを乗り越えて、第１傾斜面８５ＳＸと接触し、第１係合部９５は第２方向Ｄ２に向けて移動する。このとき、蓋部材９０はエアクリーナケース８２から離れる方向に徐々に移動し、第１係合部９５と第２係合部８５との係合が解除される。蓋部材９０は、第１係合部９５と第２係合部８５との係合が解除されたとき、エアクリーナケース８２から取り外すことができる。

図１２に示すように、蓋部材９０をエアクリーナケース８２から取り外すことによって、エアクリーナケース８２内に配置された第１フィルタエレメント９８を第１フィルタエレメント９８の軸方向に移動させることができる。このとき、蓋部材９０は、荷台６０の載置面６２より上方において外部に露出しているため、第１フィルタエレメント９８をエアクリーナケース８２から容易に取り外すことができる。

本実施形態の第２係合面８５Ｓは、図７に示すように、第１傾斜面８５ＳＸおよび第２傾斜面８５ＳＹを備えているが、第２係合面８５Ｓは少なくとも第１傾斜面８５ＳＸを備えているとよい。また、本実施形態では、第２係合面８５Ｓが第１傾斜面８５ＳＸおよび第２傾斜面８５ＳＹを備えているが、第１係合面９５Ｓが少なくとも第１傾斜面を備えていてもよい。また、第１係合面９５Ｓおよび第２係合面８５Ｓのそれぞれが、第１傾斜面および第２傾斜面を備えていてもよい。

本実施形態では、第１係合部９５および第２係合部８５は、それぞれ、第１係合面９５Ｓおよび第２係合面８５Ｓを備え、第１係合面９５Ｓと第２係合面８５Ｓとが接触することによって係合していたが、これに限定されない。例えば、第１係合部９５および第２係合部８５のいずれか一方が雄ネジを備え、他方が雌ネジを備え、雄ネジと雌ネジとを組み合わせることによって、第１係合部９５と第２係合部８５とを係合してもよい。

以上のように、ＲＯＶ１によれば、図１に示すように、エアクリーナ８０の少なくとも一部は、荷台６０の載置面６２より上方において外部に露出している。このため、エアクリーナ８０のメンテナンス作業を行う際には、作業者はエアクリーナ８０に容易にアクセスすることができる。すなわち、従来のようにエアクリーナが荷台の載置面より下方に配置されている場合は、エアクリーナにアクセスするためには、外装カバー等を外さなければならなかったが、本実施形態のＲＯＶ１では、外装カバー等を外すことなくエアクリーナ８０に直接アクセスすることができ、エアクリーナ８０のメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図１に示すように、エアクリーナ８０の上下方向の中央位置８０Ｃは、載置面６２より上方に位置する。これにより、エアクリーナ８０の大部分が荷台６０の載置面６２より上方において外部に露出している。このため、エアクリーナ８０へのアクセスがより容易となり、エアクリーナ８０のメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図１に示すように、蓋部材９０は、荷台６０の載置面６２より上方において外部に露出している。このため、蓋部材９０を容易に着脱することができる。これにより、エアクリーナケース８２内の第１フィルタエレメント９８の着脱が容易となり、エアクリーナ８０のメンテナンス作業を容易に行うことができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図５に示すように、第１フィルタエレメント９８は、筒状に形成され、蓋部材９０は、第１フィルタエレメント９８の軸線Ｌ１の延長線Ｌ２上に配置されている。これにより、第１フィルタエレメント９８を軸方向に移動させるだけで、容易にエアクリーナケース８２に対して第１フィルタエレメント９８を着脱することができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図２に示すように、荷台６０の載置面６２には、開口６３が形成され、車両平面視で、エアクリーナ８０と開口６３とは重なる。これにより、車両平面視で、エアクリーナ８０と開口６３とが重なっていない場合や載置面６２に開口６３が形成されていない場合と比べて、エアクリーナ８０および荷台６０をコンパクトに配置することができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図２に示すように、荷台６０は、エアクリーナ８０の後方において、載置面６２から上方に延び、車幅方向に延びる縦壁６４を備えている。これにより、荷台６０に荷物を載置した際に、荷物とエアクリーナ８０との干渉を抑制することができる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図２に示すように、エアクリーナ８０の左端８０Ｌは、バッテリ６９より左方に位置し、エアクリーナ８０の右端８０Ｒは、バッテリ６９より右方に位置する。このように、エアクリーナ８０を車幅方向の中央付近にコンパクトに配置することができるため、他の部材を配置するスペースが大きくなる。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図１に示すように、空気吸込口８７は、バッテリケース６８内に開口している。このため、車両走行時に巻き上げられる泥および埃等が空気吸込口８７へと入りにくくなる。これにより、エアクリーナ８０のメンテナンス作業の頻度が低減される。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図１に示すように、空気吸込口８７は、第１着座部１４Ｌおよび第２着座部１４Ｒより上方に配置されている。空気吸込口８７が比較的高い位置に配置されるため、車両走行時に巻き上げられる泥および埃等が空気吸込口８７へと入りにくくなる。これにより、エアクリーナ８０のメンテナンス作業の頻度が低減される。

本実施形態のＲＯＶ１によれば、図１に示すように、エンジン７０をエアクリーナ８０の下方に配置することによって、第２吸気管８８を短くすることができる。これにより、コストの削減と構造の簡略化が実現される。また、図２に示すように、エンジン７０の左端７０Ｌは、バッテリ６９より左方に位置し、エンジン７０の右端７０Ｒは、バッテリ６９より右方に位置する。このように、エンジン７０をコンパクトに配置することができるため、他の部材を配置するスペースが大きくなる。

ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ／又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び／又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。

１０Ｌ 第１シート
１０Ｒ 第２シート
３８ リアフレーム
６０ 荷台
６２ 載置面
６８ バッテリケース
６９ バッテリ
８０ エアクリーナ
８０Ｃ 中央位置
８２ エアクリーナケース
８６ 第１吸気管
８７ 空気吸込口
９０ 蓋部材
９８ 第１フィルタエレメント

Claims (10)

1. 車体フレームと、
   それぞれ前記車体フレームに支持され、車幅方向に並ぶ複数のシートと、
   前記シートより後方に配置され、前記車体フレームに支持され、荷物を載置可能な載置面を備えた荷台と、
   前記シートより後方に配置され、少なくとも一部が前記載置面より上方において外部に露出しているエアクリーナと、を備えている、車両。
2. 前記エアクリーナの上下方向の中央位置は、前記載置面より上方に位置する、請求項１に記載の車両。
3. 前記エアクリーナは、第１の開口が形成されたエアクリーナケースと、前記エアクリーナケース内に着脱自在に配置されたフィルタエレメントと、前記第１の開口を覆い、前記エアクリーナケースに着脱自在に取り付けられた蓋部材と、を備え、
   前記蓋部材は、前記載置面より上方において外部に露出している、請求項１に記載の車両。
4. 前記フィルタエレメントは、筒状に形成され、
   前記蓋部材は、前記フィルタエレメントの軸線の延長線上に配置されている、請求項３に記載の車両。
5. 前記荷台の載置面には、第２の開口が形成され、
   車両平面視で、前記エアクリーナと前記第２の開口とは重なる、請求項１に記載の車両。
6. 前記荷台は、前記エアクリーナの後方において、前記載置面から上方に延び、車幅方向に延びる縦壁を備えている、請求項１に記載の車両。
7. 前記複数のシートは、前記車体フレームに支持された第１シートと、前記第１シートの右方に配置され、前記車体フレームに支持された第２シートと、から構成され、
   前記第１シートと前記第２シートとの間に配置されたバッテリケースと、
   前記バッテリケース内に配置されたバッテリと、を備え、
   前記エアクリーナの左端は、前記バッテリより左方に位置し、
   前記エアクリーナの右端は、前記バッテリより右方に位置する、請求項１に記載の車両。
8. 前記エアクリーナは、前記バッテリより上方に配置され、前記エアクリーナ内に前記エアクリーナ外部の空気を吸い込む空気吸込口を備えた第１吸気管を備え、
   前記空気吸込口は、前記バッテリケース内に開口している、請求項７に記載の車両。
9. 前記第１シートは、乗員が着座する第１着座部を備え、
   前記第２シートは、乗員が着座する第２着座部を備え、
   前記空気吸込口は、前記第１着座部および前記第２着座部より上方に配置されている、請求項８に記載の車両。
10. 前記第１シートおよび前記第２シートの後方かつ前記エアクリーナの下方に配置されたエンジンを備え、
    前記エアクリーナは、前記エンジンに接続された第２吸気管を備え、
    前記エンジンの左端は、前記バッテリより左方に位置し、
    前記エンジンの右端は、前記バッテリより右方に位置する、請求項７に記載の車両。

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