JP2016009113A5 - - Google Patents

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本発明のズームレンズは、複数のレンズ群と、開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記開口絞り物体側にフォーカシングに際して移動する樹脂レンズP 0 を有し、広角端における前記ズームレンズの光学全長をLwとするとき、前記樹脂レンズP0の物体側頂点から物体側にLw/4だけ離れた位置から、前記樹脂レンズP0の像側頂点から像側にLw/4だけ離れた位置の範囲内にn枚(n≧1)の樹脂レンズを有し、
前記n枚の樹脂レンズを物体側から像側へ順に樹脂レンズPi(i=1〜n)とし、前記樹脂レンズPi(i=0〜n)の屈折力をφPi(i=0〜n)、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
なる条件式を満足することを特徴としている。
以下に本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、複数のレンズ群と、開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。開口絞り物体側にフォーカシングに際して移動する樹脂レンズP0有する
各実施例において好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。20℃における樹脂レンズPi(i=0〜n)の材料のd線に対する屈折率をNdi、アッベ数をνdiとする。樹脂レンズPi(i=1〜n)の中で屈折力の絶対値最も大きい樹脂レンズを樹脂レンズPmaxとする。樹脂レンズPmaxは樹脂レンズP 0 の像側に配置されている。広角端と望遠端における樹脂レンズP 0 樹脂レンズPmaxの間隔を、各々Dw,Dtとする。樹脂レンズP0の屈折力をφP0とする。樹脂レンズP0が含まれるレンズ群よりも物体側に位置する光学系の広角端における合成焦点距離をfowとする。このとき、次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
以下、図1を参照して、本発明の実施例1のズームレンズL0のレンズ構成について説明する。実施例1のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された次のレンズ群より構成されている
第1レンズ群L1はズーミングに際して像側に凸状の軌跡で移動することで、前玉有効径の小型化を測っている。また、非球面レンズを有することで、ズーミング時の像面湾曲の変動等を効果的に補正している。第2レンズ群L2は樹脂よりなる単一の正レンズで構成している。像ぶれ補正に際して樹脂レンズP i のうちの1つの樹脂レンズである。第2レンズ群L2は、光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動する。即ち、第2レンズ群L2で像変移を行っている。この構成により、防振時に駆動するレンズの総重量を軽減している。
第5レンズ群L5は負レンズと正レンズを接合した負の接合レンズで構成しており、広角端から望遠端へのズーミングに際して第4レンズ群L4との間隔を広げるように移動することで、所定の変倍効果を得つつ、レンズ全長の増大を軽減している。第6レンズ群L6は非球面レンズを有しており、像面湾曲等を効果的に補正している。実施例1では第3レンズ群L3が樹脂レンズP0、第2レンズ群L2が樹脂レンズP1、第4レンズ群L4の物体側の正レンズが樹脂レンズP2(Pmax)である。樹脂レンズP0と樹脂レンズPmaxは空気を介して隣接して配置されている。樹脂レンズP 0 が含まれる第3レンズ群L3よりも物体側に負の屈折力の第1レンズ群L1が配置されている。
以下、図3を参照して、本発明の実施例2のズームレンズのレンズ構成について説明する。実施例2のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された次のレンズ群より構成されている。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、
負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、負の屈折力の第6レンズ群L6、正の屈折力の第7レンズ群L7より構成されている。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。この構成により、大きなズーム比を確保しつつ、レンズ全長を短縮し、レンズ有効径の小型化を図っている。

Claims (12)

  1. 複数のレンズ群と、開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記開口絞り物体側にフォーカシングに際して移動する樹脂レンズP 0 を有し、広角端における前記ズームレンズの光学全長をLwとするとき、前記樹脂レンズP0の物体側頂点から物体側にLw/4だけ離れた位置から、前記樹脂レンズP0の像側頂点から像側にLw/4だけ離れた位置の範囲内にn枚(n≧1)の樹脂レンズを有し、
    前記n枚の樹脂レンズを物体側から像側へ順に樹脂レンズPi(i=1〜n)とし、前記樹脂レンズPi(i=0〜n)の屈折力をφPi(i=0〜n)、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 20℃における前記樹脂レンズPi(i=0〜n)の材料のd線に対する屈折率をNdi、アッベ数をνdiとするとき、
    1.45 < Ndi< 0.000259×νdi 2−0.0264×νdi + 2.213
    15.0 < νdi < 60.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記樹脂レンズPi(i=1〜n)の中で屈折力の絶対値最も大きい樹脂レンズを樹脂レンズPmaxとするとき樹脂レンズPmaxは前記樹脂レンズP 0 の像側に配置されており、広角端と望遠端における前記樹脂レンズP0 前記樹脂レンズPmaxの間を各々DwDtとするとき、
    0.01 < | Dt / Dw | < 0.8
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記樹脂レンズP0の屈折力φP0 は、
    0.23 < | fw × φP0 | < 5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記樹脂レンズP0が含まれるレンズ群よりも物体側に位置する光学系の広角端における合成焦点距離をfowとするとき、
    -0.70 < fw / fow < 0.10
    なる条件式を満足することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記樹脂レンズP0が含まれるレンズ群よりも物体側に負の屈折力のレンズ群が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記樹脂レンズPi(i=1〜n)の中で屈折力の絶対値最も大きい樹脂レンズを樹脂レンズPmaxとするとき、前記樹脂レンズP0と前記樹脂レンズPmaxは、空気を介して隣接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記樹脂レンズPi ( i=1〜n )のうち1つの樹脂レンズは像ぶれ補正に際して光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群よりなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群よりなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
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