JP2016008523A - エアクリーナのヒンジ構造 - Google Patents

エアクリーナのヒンジ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016008523A
JP2016008523A JP2014128240A JP2014128240A JP2016008523A JP 2016008523 A JP2016008523 A JP 2016008523A JP 2014128240 A JP2014128240 A JP 2014128240A JP 2014128240 A JP2014128240 A JP 2014128240A JP 2016008523 A JP2016008523 A JP 2016008523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
engagement
case
protrusion
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014128240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6197754B2 (ja
Inventor
博行 吉村
Hiroyuki Yoshimura
博行 吉村
坪井 光司
Koji Tsuboi
光司 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2014128240A priority Critical patent/JP6197754B2/ja
Priority to CN201510342440.XA priority patent/CN105201701B/zh
Publication of JP2016008523A publication Critical patent/JP2016008523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6197754B2 publication Critical patent/JP6197754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】メンテナンス等における作業性を向上させることができる。
【解決手段】ケース12には、係合部20と係合突部30との係合が維持されたままでキャップ13が開放されたとき、該ケース12の開口縁121と係合部20との間において、キャップ13を開放状態に保持する保持部40が形成されている。同構成によれば、係合部と係合突部との係合が維持されたままでキャップが開放されると、保持部によってキャップを開放状態に保持することができる。このため、キャップが自重により落ち込むことを抑制することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、エアクリーナのハウジングのヒンジ構造に関する。
従来から、エアクリーナは、エンジンマウントに固定されるケースと該ケースに対してヒンジ部を介して着脱可能に連結されるキャップとで構成されるハウジングを備えるとともに、ハウジング内には空気を濾過するフィルタエレメントが収容される。
こうしたエアクリーナのヒンジ構造としては例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載のヒンジ構造では、ケースの開口周縁部に係合穴を有するブリッジが形成され、また、キャップの開口周縁部に前記係合穴に挿入される係合部が形成されている。そして、ケースの係合穴に係合部が挿入された状態で、クランプを用いてケースにキャップが固定される。
特開2005−61382号公報
ところで、近年では、キャビン容積拡張のためにエンジンルームの容積を縮小することに拍車がかかっている。こうした自動車では、エンジンルーム内におけるエアクリーナの設置位置が制約されるため、フロントウィンドウの下部に繋がるカウルパネルによってエアクリーナが覆い隠される場合もある。こうした状況下に置かれたエアクリーナでは、カウルパネルが邪魔になってエアクリーナのヒンジ部の視認が困難であることもあり、このような場合では、フィルタエレメントの交換や清掃等のメンテナンスやその他の目的(以下、メンテナンス等という)のためにケースからキャップを分離させると、再び組み付けの際に手間と労力を要していた。
本発明の目的は、メンテナンス等における作業性を向上させることができるエアクリーナのヒンジ構造を提供することにある。
上記目的を達成するためのエアクリーナのヒンジ構造は、ケースと、同ケースに対してヒンジ部を介して開閉可能に連結されるキャップとで構成され、フィルタエレメントを収容するためのハウジングを備えた構造であって、前記ヒンジ部は、凹凸の係合関係を構成する係合部と係合突部とを備え、前記ケース及び前記キャップの少なくとも一方には、前記係合部と前記係合突部との係合が維持されたままで前記キャップが開放されたとき、前記キャップを開放状態に保持する保持部が形成されている。
同構成によれば、係合部と係合突部との係合が維持されたままでキャップが開放されると、保持部によってキャップを開放状態に保持することができる。このため、キャップが自重により落ち込むことを抑制することができる。
本発明によれば、メンテナンス等における作業性を向上させることができる。
本発明のエアクリーナのヒンジ構造の第1実施形態を適用したエアクリーナの概略構成を示す概略構成図。 図1における一点鎖線2の拡大図。 係合突部の斜視構造を示す斜視図。 第2突部の先端部における平面構造を示す平面図。 キャップの組み付け時におけるヒンジ部を示す図であって、第2突部が弾性変形している状態を示す図。 キャップの組み付け完了時におけるヒンジ部を示す図。 保持部付近における斜視構造を示す斜視図。 保持部付近における平面構造を係合突部とともに示す平面図。 保持部によってキャップが保持されたエアクリーナの斜視構造を示す斜視図。 保持部によってキャップが開放状態に保持されたエアクリーナにおけるヒンジ部付近の断面構造の一例を示す断面図。 クランプによってケースとキャップとが連結されたエアクリーナにおけるヒンジ部付近の断面構造の一例を示す断面図。 第2実施形態における第2突部の形状を示す図。 第2実施形態の第2突部の先端部における平面構造を示す平面図。 第3実施形態における第2突部及び第2係合部の構成を示す図。 第4実施形態のケースの係合突部及びキャップの係合部を中心とした斜視構造を示す分解斜視図。 保持部によってキャップが開放状態に保持されたエアクリーナにおけるヒンジ部付近の断面構造の一例を示す断面図。 クランプによってケースとキャップとが連結されたエアクリーナにおけるヒンジ部付近の断面構造の一例を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、図1〜図11を参照して、エアクリーナのヒンジ構造を具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、エアクリーナ10は、図10及び図11に示すフィルタエレメント50を収容するハウジング11を備えている。ハウジング11は、上面に開口を有する箱形状をなす合成樹脂製のケース12と、下面に開口を有する箱形状をなす合成樹脂製のキャップ13とを備えている。ケース12は図示されないエンジンマウントに固定され、キャップ13はケース12に対してヒンジ部15を中心にして開閉可能に、且つ着脱可能に組み付けられる。ケース12とキャップ13は、ヒンジ部15の反対側に設けられた一対のクランプ14によって閉鎖状態において互いに固定され、各々の開口周縁部で濾過部51の外周に設けられたシール部52を挟持する(図11参照)。
この実施形態においては、エアクリーナ10は、ヒンジ部15を車両の後方に向けた状態で、カウルパネル16の下部に設けられている。
そこで、以下に前記ヒンジ部15の構成について説明する。
図2に示されるように、ケース12には、門形の係合部20が、その両側の外脚21及び受け部としての内脚24を介して一体形成され、それらの間に一対の挿入口25が左右対称状に形成されている。キャップ13には、該キャップ13の車両後方の外側方に向かって延びる一対の係合突部30が一体形成されている。この係合部20と係合突部30とにより、凹凸の係合関係が成立している。
図7に示すように、前記係合部20の上枠22は、内脚24寄りの部分が厚肉化されており、外脚21側の第1下面22aと、内脚24側にて第1下面22aよりも下方に配置される第2下面22bとを備えている。
図2及び図3に示されるように、係合突部30は、左右対称となるように形成されており、外側の断面略逆U字状をなす一対の第1部分31と、一対の第1部分31より低い位置において第1部分31と一体形成された内側の第2部分32と、を備えている。各第2部分32は、第1部分31よりも図4の下方,つまり外側方に突出している。第1部分31及び第2部分32は、前記係合部20の上枠22の第1下面22a及び第2下面22bの形状に倣うように段差状に形成されている。
また、各第2部分32の内脚24側の先端部には、前記内脚24に係合可能に対応するスナップ係合部としての張り出し部35が突出形成されている。各第2部分32の内脚24側には、張り出し部35の部分を含む壁部36が形成されている。
図4に示されるように、張り出し部35の壁部36を有する縁部には、頂部から第2部分32の先端側へ延びる長く緩やかな傾斜面35aと頂部から第2部分32の基端側へ延びて傾斜面35aよりも急峻な傾斜面35bとを有している。そして、図5に示されるように、係合突部30の同図5の下方への移動により、内脚24に張り出し部35が当たることで傾斜面35aの作用によって、第2部分32が後退するように弾性変形する。次いで、図6に示されるように、各第2部分32は、内脚24を通過した各張り出し部35が弾性復元力によって元の形状に復帰することで内脚24に対してスナップ係合する。第2部分32は、スナップ係合の完了時、内脚24に対して遊びを有した状態で該内脚24を挟む。従って、この状態においては、係合部20と係合突部30との間に遊びが生じている。
また、図7及び図8に示されるように、ケース12の開口縁121の外側面には、保持部40が一体形成されている。この保持部40は、前記外脚21及び前記内脚24と間隔をおいてそれぞれ対向し、且つケース12の該開口縁121よりも高い位置、すなわち上枠22に近接した位置に上面が配置される3つの保持片41を有する。中央の保持片41と左右両側の保持片41との間には、切り欠き42が形成されている。この切り欠き42は、係合部20に対して係合突部30を挿入する際に保持部40が邪魔にならないように、第1部分31及び第2部分32の幅W1よりも広い幅W2に形成されている。
図9及び図10に示されるように、キャップ13を開放させて斜めにすると、キャップ13の開口縁131が保持片41に当接され、第1部分31が上枠22の第1下面22aの内側角部221に当接する。この際、ケース12とキャップ13との間には、フィルタエレメント50のシール部52の厚みt以上の間隔Lが形成される。
次に、上述した構成のエアクリーナ10のヒンジ部15の作用について説明する。
この実施形態のエアクリーナ10では、ケース12に対してキャップ13が組み付けられる際、係合部20の挿入口25に対して係合突部30が挿入される。このとき、図5に示すように、係合突部30の第2部分32は、内脚24に張り出し部35の傾斜面35aが当たることで張り出し部35が弾性変形し張り出し部35の通過が許容される。続いて、第1部分31が挿入口25に挿入される。そして、張り出し部35が内脚24を通り抜ける。この状態において、内脚24を挟む第2部分32は、内脚24に対して遊びを有した状態となる。そして、キャップ13を閉鎖し、クランプ14によって閉鎖状態にロックすれば、図11に示されるように、フィルタエレメント50のシール部52がケース12及びキャップ13の外周縁部によって挟持される。この状態では、シール部52の弾性反発力によって係合突部30が係合部20の上枠22に対して下側から押し付けられた状態になり、シール部52のシール状態が維持される。
フィルタエレメント50のメンテナンス等の時には、まず、クランプ14によるロックが解除されてキャップ13が開放される。この際、第2部分32が内脚24に対して遊びを有した状態にあることで、キャップ13をこじれることなく円滑に開放できる。
開放されたキャップ13の開口縁131はケース12の保持片41に当接される。これにより、キャップ13は、ケース12の開口部を露出させ、且つケース12とキャップ13との間にフィルタエレメント50のシール部52の厚みt以上の間隔Lを有する隙間が形成される位置で保持される。そのため、作業者はキャップ13を開放状態に保持することができ、フィルタエレメント50の取り外しや設置といったケース12内の作業をシール部52を傷つけることなく行うことが可能である。そして、メンテナンス等が終了するとキャップ13が閉じられてケース12とキャップ13とがクランプ14によって連結される。
こうしたメンテナンス等の作業において、キャップ13を強い力で引っ張って、第2部分32の張り出し部35を無理に内脚24から外すようなことをしなければ、キャップ13の開閉操作がなされたとしてもヒンジ部15が連結状態に維持される。従って、メンテナンス等の時にケース12とキャップ13とが分離してしまうことが抑えられることで、メンテナンス等における作業性が向上する。
以上のように、ヒンジ部15の連結状態が維持されたままで、キャップ13の開閉操作を行うことができる。そのため、キャップ13の開閉操作の際にヒンジ部が外れてしまう構成に比較して、メンテナンス等の終了後に、ヒンジ部を組み付ける煩わしさが回避される。従って、ヒンジ部15が車両後方側で、カウルの下方の見えないところに位置していても、問題はない。
また、係合突部30では、その第1部分31と第2部分32とが階段状に一体形成されている。そのため、係合突部30の機械的強度が増加する。しかも、係合突部30がキャップ13に一体形成され、係合部20がケース12に一体形成されている。そのため、ハウジング11の構成部品が増加することもない。
以上説明した本実施形態に係るエアクリーナのヒンジ構造によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ケース12には、係合部20と係合突部30との係合が維持されたままでキャップ13が開放されたとき、キャップ13を開放状態に保持する保持部40が形成されている。このため、保持部40によってキャップ13を開放状態に保持することができ、キャップ13が自重により落ち込むことを適切に回避することができる。従って、フィルタエレメント50のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
(2)係合突部30がキャップ13に一体形成され、また、係合部20がケース12に一体形成されている。このため、ハウジング11の構成部品が増加することもない。
(3)保持部40は、ケース12に一体形成され、外脚21及び内脚24とケース12の開口縁121との間に位置し、且つ同開口縁121よりも上枠22に近接して形成された保持片41を有している。係合部20と係合突部30との係合が維持されたままでキャップ13が開放されたとき、キャップ13の開口縁131が保持片41に当接され、係合突部30が上枠22の内側角部221に当接されることでキャップ13が開放状態に保持される。
こうした構成によれば、キャップ13が開放されたときに、キャップ13の開口縁131が外脚21及び内脚24とケース12の開口縁121との間の隙間に落ち込むことを規制することができる。このため、フィルタエレメント50の取り外しや設置といったケース12内の作業の際にシール部52を傷つけにくい位置でキャップ13が保持される。従って、シール部52を傷つけることなく前記作業を行なうことが容易にできる。
(4)張り出し部35と内脚24とのスナップ係合により、キャップ13の開閉操作時にケース12とキャップ13とが分離されにくい。その結果、係合突部30が係合部20の挿入口25に挿入された状態のままでキャップ13の開閉操作を行うことができる。従って、ヒンジ部15がカウルパネル16の下部において見えないところに設けられていたとしても、フィルタエレメント50のメンテナンス等の時に手探りでキャップ13をケース12に組み付けるような作業が不要になり、作業性が向上する。
(5)第2部分32がスナップ係合した状態においては、係合部20と係合突部30との間には遊びが生じる。その結果、係合部20及び係合突部30に作用する機械的な負荷が抑えられて、キャップ13の開閉操作を軽い力で円滑に行なうことができる。
(6)係合突部30では、第1部分31と第2部分32とが階段状に一体形成されている。しかも、第1部分31は断面逆U字状で、第2部分32には壁部36が形成されている。そのため、外力に対する係合突部30の機械的強度が高められる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図12及び図13に基づいて第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態において、図12に示されるように、係合突部30の各第2部分32の先端部は、切り込み33によって二股状に形成され、その相互に対向する内側にスナップ部34が形成されている。各スナップ部34の内脚24側の先端部には、前記内脚24に係合可能に対応する張り出し部35が突出形成されている。第2実施形態では、スナップ係合部がスナップ部34と張り出し部35とで構成される。
図13に示されるように、第2実施形態の張り出し部35は、平面視ほぼ台形状をなし、その壁部36には、頂部から第2部分32の先端側へ延びる傾斜面35cと頂部から第2部分32の基端側へ延びる傾斜面35dとを有している。
従って、第2実施形態においては、切り込み33によって、第2部分32の先端部が二股状に形成されている。そして、係合部20に対する係合突部30の組み付け時には、内脚24に張り出し部35の傾斜面35cが当たることで、スナップ部34も弾性変形する。そのため、第1実施形態と比較して、係合部20に対する係合突部30の組み付けが容易になる。そして、切り込み33の形状を変更することによって、第2部分32の弾性力を適宜に調整できる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を図14に基づいて第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
上述した第1実施形態のヒンジ部15では、一対の第2部分32によって内脚24が挟まれる構成とした。これに対し、第2実施形態では、ヒンジ部は、一対の内脚によって1つの第2突部が挟まれる構成である。すなわち、図14に示されるように、係合部20には一対の内脚24a,24bが相互間隔をおいて形成されている。このため、係合部20には3つの挿入口25a,25b,25cが区画形成されている。一方、係合突部30に対しては、両側の挿入口25a,25bに挿入される第1部分31a,31bと、中央部の挿入口25cに挿入され、外側面に張り出し部37a,37bが形成された第2部分39とが形成されている。こうした構成においては、第1実施形態と同様な作用を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を図15〜図17に基づいて第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図15〜図17に示されるように、ケース62には、一対の門形の係合部70が互いに間隔をおいて一体形成されている。各係合部70は、ケース62の開口縁621の外側方において同開口縁621よりも上方まで延びる一対の脚71と、これら脚71の上端を連結する上枠72とを有しており、これら脚71と上枠72とによって挿入口75が形成されている。
キャップ63には、該キャップ63の車両後方の外側方に向かって延びる一対の係合突部80が一体形成されている。この係合部70と係合突部80とにより、凹凸の係合関係を有するヒンジ部65が構成される。
また、図15に示されるように、キャップ63には保持部90が一体形成されている。保持部90は、一方の係合突部80の上方において同係合突部80と間隔をおいて突設された第1保持突起91と、他方の係合突部80の上方において同係合突部80と間隔をおいて突設された第2保持突起92とを有している。図17に示すように、図示しないクランプによってケース62とキャップ63とが連結された状態において、第1保持突起91は、上枠72の上方に位置しており、第1保持突起91は、外側方ほど係合突部80との間隔が大きくなるように、すなわち上方に位置するように傾斜している。また、第1保持突起91の下面と上枠72との間には間隙が存在している。また、図15に示すように、第2保持突起92の下面の形状は第1保持突起91の下面の形状と同様である。また、第2保持突起92の上部には、内燃機関のPCV(Positive Crankcase Ventilation)装置のホース100を支持可能な凹部921が形成されている。
図16に示されるように、係合部70と係合突部80との係合が維持されたままでキャップ63を開放させて斜めにすると、第1保持突起91が上枠72に当接され、係合突部80が上枠72の内側角部721に当接されることでキャップ63が開放状態に保持される。
以上説明した本実施形態に係るエアクリーナのヒンジ構造によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(7)保持部90は、キャップ63に形成され、上枠72の上方に位置する保持突起91,92を有している。係合部70と係合突部80との係合が維持されたままでキャップ63が開放されたとき、保持突起91,92が上枠72に当接され、係合突部80が上枠72の内側角部721に当接されることでキャップ63が開放状態に保持される。このため、キャップ63を開放状態に保持することができ、キャップ63が自重により落ち込むことを適切に回避することができる。従って、フィルタエレメント50のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
(8)一対の係合部70に対応して一対の保持突起91,92が設けられているため、キャップ63が開放された際にキャップ63の姿勢が不安定になることを適切に回避することができる。
(9)第2保持突起92にはPCV装置のホース100を支持可能な凹部921が形成されている。こうした構成によれば、第2保持突起92の凹部921によりPCV装置のホース100が支持されることから、同ホース100を支持する専用の支持部材をキャップに設ける構成とは異なり、キャップ63の構成を簡易なものとすることができる。
(変形例)
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・前記第1,第2実施形態において、係合突部30の第1部分31と第2部分32とが各別に形成されていてもよい。
・係合部20に対して係合突部30を挿入する際に保持部40が邪魔にならないのであれば、切り欠き42を省略することもできる。
・保持片41の上面をケース12の開口縁121と同一平面上に形成することもできる。
・ケース12に対してキャップ13が開閉可能であれば、係合突部30は、スナップ係合完了後、係合部20に対して遊びのない状態で嵌合してもよい。
・第2部分32には、複数の切り込み33が形成されていてもよい。
・内脚24と係合突部30とのスナップ係合関係を構成する張り出し部を内脚24側に設け、係合突部30側には張り出し部が係合される凹部を設けてもよい。
・係合突部及び内脚の双方において張り出し部を省略することもできる。すなわち、内脚と係合突部とがスナップ係合されないものであってもよい。
・第4実施形態において、第2保持突起92の凹部921によって他のホースやワイヤーハーネスなどを支持させるようにしてもよい。
・第4実施形態において、第2保持突起92を第1保持突起91と同様な形状に変更することもできる。また、第1保持突起91の形状を第2保持突起92と同様な形状に変更することもできる。
・第4実施形態において、第1保持突起91及び第2保持突起92のいずれか一方を省略することもできる。
10…エアクリーナ、11…ハウジング、12…ケース、121…開口縁、13…キャップ、131…開口縁、14…クランプ、15…ヒンジ部、16…カウルパネル、20…係合部、21,21a,21b…外脚、22…上枠、221…内側角部、22a…第1下面、22b…第2下面、24,24a,24b…内脚、25,25a,25b,25c…挿入口、30…係合突部、31,31a,31b…第1部分、32…第2部分、33…切り込み、34…スナップ部、35…張り出し部、35a,35b,35c,35d…傾斜面、36…壁部、37a,37b…張り出し部、38a,38b…スナップ部、39…第2部分、40…保持部、41…保持片、42…切り欠き、50…フィルタエレメント、51…濾過部、52…シール部、60…エアクリーナ、61…ハウジング、62…ケース、621…開口縁、63…キャップ、65…ヒンジ部、70…係合部、71…脚、72…上枠、721…内側角部、75…挿入口、80…係合突部、90…保持部、91…第1保持突起、92…第2保持突起、921…凹部、100…PCVホース(筒状部材)。

Claims (5)

  1. ケースと、同ケースに対してヒンジ部を介して開閉可能に連結されるキャップとで構成され、フィルタエレメントを収容するためのハウジングを備えたエアクリーナのヒンジ構造において、
    前記ヒンジ部は、凹凸の係合関係を構成する係合部と係合突部とを備え、
    前記ケース及び前記キャップの少なくとも一方には、
    前記係合部と前記係合突部との係合が維持されたままで前記キャップが開放されたとき、前記キャップを開放状態に保持する保持部が形成されている、
    エアクリーナのヒンジ構造。
  2. 前記係合部は、前記ケースに形成され、同ケースの開口縁の外側方に設けられた一対の脚と、これら脚を連結する枠とを有し、
    前記係合突部は、前記キャップに形成され、前記脚と前記枠とによって形成される挿入口に挿入されるものであり、
    前記保持部は、前記ケースに形成され、前記ケースの開口縁と前記係合部との間に位置する保持片を有し、
    前記係合部と前記係合突部との係合が維持されたままで前記キャップが開放されたとき、前記キャップの開口縁が前記保持片に当接され、前記係合突部が前記枠の内側角部に当接されることで前記キャップが開放状態に保持される、
    請求項1に記載のエアクリーナのヒンジ構造。
  3. 前記保持片は、前記ケースの開口縁よりも前記枠に近接して形成されている、
    請求項2に記載のエアクリーナのヒンジ構造。
  4. 前記係合部は、前記ケースに形成され、同ケースの開口縁の外側方に設けられた一対の脚と、これら脚を連結する枠とを有し、
    前記係合突部は、前記キャップに形成され、前記脚と前記枠とによって形成される挿入口に挿入されるものであり、
    前記保持部は、前記キャップに形成され、前記枠の上方に位置する保持突起を有し、
    前記係合部と前記係合突部との係合が維持されたままで前記キャップが開放されたとき、前記保持突起が前記枠に当接され、前記係合突部が前記枠の内側角部に当接されることで前記キャップが開放状態に保持される、
    請求項1に記載のエアクリーナのヒンジ構造。
  5. 前記保持突起の上面には凹部が形成されている、
    請求項4に記載のエアクリーナのヒンジ構造。
JP2014128240A 2014-06-23 2014-06-23 エアクリーナのヒンジ構造 Active JP6197754B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014128240A JP6197754B2 (ja) 2014-06-23 2014-06-23 エアクリーナのヒンジ構造
CN201510342440.XA CN105201701B (zh) 2014-06-23 2015-06-18 空气滤清器的铰链结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014128240A JP6197754B2 (ja) 2014-06-23 2014-06-23 エアクリーナのヒンジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016008523A true JP2016008523A (ja) 2016-01-18
JP6197754B2 JP6197754B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=54949591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014128240A Active JP6197754B2 (ja) 2014-06-23 2014-06-23 エアクリーナのヒンジ構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6197754B2 (ja)
CN (1) CN105201701B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020066215A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 本田技研工業株式会社 吸気構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630466U (ja) * 1992-09-22 1994-04-22 マツダ株式会社 エアクリーナ
JP2005337064A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Toyota Motor Corp 車載ケースの閉止構造及びその閉止構造を備えた車載ケース
CN203560018U (zh) * 2012-12-26 2014-04-23 丰田纺织株式会社 空气过滤器的铰链结构
JP2014092095A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Toyota Boshoku Corp 車両部品用ハウジング

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3299622B2 (ja) * 1994-03-11 2002-07-08 豊田紡織株式会社 エアクリーナ装置
JP4292038B2 (ja) * 2003-08-20 2009-07-08 東京濾器株式会社 エアークリーナ
JP2006097663A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toyo Roki Mfg Co Ltd エアクリーナのヒンジ機構
KR20090011667A (ko) * 2007-07-27 2009-02-02 현대자동차주식회사 에어 클리너 힌지 구조

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630466U (ja) * 1992-09-22 1994-04-22 マツダ株式会社 エアクリーナ
JP2005337064A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Toyota Motor Corp 車載ケースの閉止構造及びその閉止構造を備えた車載ケース
JP2014092095A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Toyota Boshoku Corp 車両部品用ハウジング
CN203560018U (zh) * 2012-12-26 2014-04-23 丰田纺织株式会社 空气过滤器的铰链结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020066215A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 本田技研工業株式会社 吸気構造
JPWO2020066215A1 (ja) * 2018-09-27 2021-11-25 本田技研工業株式会社 吸気構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6197754B2 (ja) 2017-09-20
CN105201701B (zh) 2018-09-07
CN105201701A (zh) 2015-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011072085A (ja) ワイヤハーネス用のプロテクタ
JP2007005701A (ja) リモコンケース
JP6197754B2 (ja) エアクリーナのヒンジ構造
JP5641354B2 (ja) 充電コネクタ
JP6202293B2 (ja) 電線収容プロテクタ
JP5939152B2 (ja) エアクリーナのヒンジ構造
JP3187221U (ja) スーツケース箱体構造
JP2013094283A (ja) パネル体取付部材、およびパネル体の取付構造
JP2013059139A (ja) ロック機構を備えた組立部品
JP6040142B2 (ja) 吸気取入構造
JP4292038B2 (ja) エアークリーナ
JP5975902B2 (ja) バッテリパック
JPWO2019093301A1 (ja) コネクタ
KR20180128146A (ko) 차량용 에어클리너
JP5277016B2 (ja) 空気調和機の室外機
KR20160013018A (ko) 기판수납용기
KR100820404B1 (ko) 자동차의 트위터 스피커
JP5949588B2 (ja) エアクリーナ
JP6295838B2 (ja) ラジエータグリルと車両
JPH0112972Y2 (ja)
KR200250488Y1 (ko) 방충창프레임 모서리 연결구
JP2022139983A (ja) 樹脂構造体
JP6032114B2 (ja) エアクリーナ
JP2024014489A (ja) 電気接続箱
JP2017193848A (ja) 網体の取付構造及び建具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6197754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250