JP2017193848A - 網体の取付構造及び建具 - Google Patents

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久保田 雅之
Masayuki Kubota
雅之 久保田
良平 須藤
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良平 須藤
雅洋 谷口
Masahiro Taniguchi
雅洋 谷口
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Abstract

【課題】網体の枠体への取り付けと、網体の枠体からの取り外しを容易に行う。【解決手段】一対の第2枠3C、3Dは、表面が室内外方向に沿う対面部51と、対面部51よりも枠体3の内側に向かって突出する突面部53と、対面部51と突面部53の間に位置する溝部52を有する。挟持部材30は、溝部52に装着される装着部31と、突面部53に配置された網体5の第2縁部5C、5Dを押える押え部32を有する。第2枠3C、3Dの長手方向に直交する断面において、網体5の両端の間の寸法をA、突面部53の先端の間の距離をB、対面部51の間の距離をCとしたとき、B<A≦Cである。【選択図】 図1

Description

本発明は、網体が枠体に脱着可能に取り付けられる網体の取付構造と、網体の取付構造を備えた建具に関する。
建物に設置される建具では、枠体が建物の開口部に固定されて、障子が枠体に開閉可能に取り付けられる。また、防虫等のために、枠体の内側に網体が配置されることがある。この場合には、建具の掃除や障子の操作等を行う際に、網体を枠体から取り外す必要がある。これに対し、従来、網材挟持部材と枠体により網材(網体)を挟持して、網材を枠体に脱着可能に取り付ける開口部装置(建具)が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の開口部装置では、網材の端部を枠体の溝内に配置して、溝に係合する網材挟持部材により網材の端部を枠体に取り付ける。ところが、この開口部装置では、網材の幅が枠体の内周面の間の距離よりも広いため、網材の端部を溝まで移動させるときに、網材の端部が枠体の内周面に接触する。また、網材の端部の全体を溝内に押し込む必要もある。そのため、網材の端部を溝まで移動させ難く、網材の端部の溝内への配置に手間がかかる。
網材の端部を溝内に配置したときに、網材の端部が溝の底面に接触することで、網材に弛みが生じる虞もある。この場合には、網材の弛みを除きつつ、網材を枠体に取り付ける必要があり、網材の取付作業の手間が増加する。また、網材挟持部材は溝を塞ぐように溝内に収容されるため、網材挟持部材を溝から外し難く、網材の取り外しを容易に行うことができない。網材の取り外し時には、網材の端部の全体を溝から引き出す必要もあり、網材の取り外し作業に手間がかかる。
特許第5702040号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、枠体の内側に配置される網体の枠体への取り付けと、網体の枠体からの取り外しを容易に行うことである。
本発明は、それぞれ対向する一対の第1枠と一対の第2枠を有する枠体と、それぞれ対向する一対の第1縁部と一対の第2縁部を有し、前記枠体の内側に配置される網体と、前記第1縁部を前記第1枠に連結する連結部材と、前記第2枠と共に前記第2縁部を挟持する挟持部材と、を備え、前記連結部材と前記挟持部材により前記網体が前記枠体に脱着可能に取り付けられる網体の取付構造である。前記一対の第2枠は、表面が室内外方向に沿う対面部と、前記対面部よりも前記枠体の内側に向かって突出する突面部と、前記対面部と前記突面部の間に位置して前記対面部に対して前記枠体の外側に向かってくぼむ溝部と、を有する。前記挟持部材は、前記溝部に装着される装着部と、前記突面部に配置された前記第2縁部を押える押え部と、を有する。前記一対の第2枠の長手方向に直交する断面において、前記網体の両端の間の寸法をA、前記突面部の先端の間の距離をB、前記対面部の間の距離をCとしたとき、B<A≦Cである。
また、本発明は、本発明の網体の取付構造を備えた建具である。
本発明によれば、枠体の内側に配置される網体の枠体への取り付けと、網体の枠体からの取り外しを容易に行うことができる。
本実施形態の建具の断面図である。 本実施形態の建具の断面図である。 網体、連結部材、及び、挟持部材の斜視図である。 挟持部材により第2枠に取り付けられた網体の第2縁部を示す断面図である。 網体の枠体への取り付け手順を示す斜視図である。 網体の枠体への取り付け手順を示す斜視図である。
本発明の網体の取付構造と建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の網体は、枠体に固定された状態で建具に設置される固定網戸であり、本実施形態の網体の取付構造により、建具の枠体に脱着可能に取り付けられる。また、本実施形態の建具は、網体の取付構造を備えた窓である。以下では、建具が縦すべり出し窓である場合を例にとり、網体の取付構造と建具について説明する。
図1、図2は、本実施形態の建具1の断面図であり、建具1の概略構成を示している。また、図1は、建具1を水平方向に切断した横断面図であり、図2は、建具1を垂直方向に切断した縦断面図である。
図示のように、建具1は、建物の開口部に設置される枠体3と、枠体3に開閉可能に取り付けられた障子4と、枠体3の内側に配置された網体5と、2つの連結部材10、20(第1連結部材10、第2連結部材20)と、2つの挟持部材30を備えている。網体5が枠体3に取り付けられた状態で、建具1の操作機構(図示せず)を操作して、障子4を開閉する。
枠体3は、方形状の開口枠であり、枠組みされた4つの枠3A〜3D(一対の第1枠3A、3B、及び、一対の第2枠3C、3D)を有する。ここでは、一対の第1枠3A、3Bは、互いに対向する上枠と下枠であり、一対の第2枠3C、3Dは、互いに対向する一対の縦枠である。一対の第1枠3A、3Bと一対の第2枠3C、3Dは、それぞれ平行に配置されて枠体3の開口部において互いに向かい合う。また、4つの枠3A〜3Dは、それぞれアルミニウム合金製の金属枠部3Eと、金属枠部3Eに取り付けられた合成樹脂製の樹脂枠部3Fを有する。樹脂枠部3Fは、障子4の室内側で金属枠部3Eを覆い、枠体3の開口部に配置される。
障子4は、方形状の面材であり、枠組みされた上框4A、下框4B、及び、一対の縦框4C、4Dを有する。また、障子4は、上框4A、下框4B、及び、一対の縦框4C、4Dの内側に嵌め込まれたパネル材4E(例えば、ガラス板)を有する。障子4を閉めた状態で、枠体3に設けられた密閉片3Gが、障子4(ここでは、上框4A、下框4B、及び、一対の縦框4C、4D)に当接して、枠体3と障子4の間の部分を密閉する。密閉片3Gは、枠3A〜3Dの樹脂枠部3Fに一体に成形されて、障子4に向かって突出する。また、密閉片3Gは、樹脂枠部3Fの他の部分の合成樹脂よりも軟質な合成樹脂からなり、障子4への当接に伴い弾性変形する。
障子4と網体5は、枠体3の開口部に配置されて、枠体3の内側で並置される。また、網体5は、障子4に対して、枠体3の見込み方向Kの一方側(室内側又は室外側)に配置される。ここでは、網体5は、障子4に対して室内側に配置されて、連結部材10、20と挟持部材30により、枠体3に脱着可能に取り付けられる。連結部材10、20と挟持部材30は、合成樹脂製の細長部材であり、枠体3の内周に沿って配置される。
図3は、網体5、連結部材10、20、及び、挟持部材30の斜視図である。
図示のように、網体5は、網材により形成された方形状のシート材であり、枠体3の4つの枠3A〜3Dに対応して、4つの帯状の縁部5A〜5D(一対の第1縁部5A、5B、及び、一対の第2縁部5C、5D)を有する。ここでは、一対の第1縁部5A、5Bは、互いに対向する網体5の上縁部と下縁部であり、一対の第2縁部5C、5Dは、互いに対向する網体5の一対の側縁部である。一対の第1縁部5A、5Bと一対の第2縁部5C、5Dは、網体5の上下方向と左右方向の端部(端縁部)であり、それぞれ平行に配置されて網体5内において互いに向かい合う。
網体5の一対の第1縁部5A、5Bは、それぞれ連結部材10、20の端部から挿入されて、連結部材10、20内に収容される。その状態で、第1連結部材10は、一方の第1縁部5A(上縁部)に係合して、第1縁部5Aを保持する。また、第2連結部材20は、他方の第1縁部5B(下縁部)に係合して、第1縁部5Bを保持する。連結部材10、20の長手方向の寸法は、第1縁部5A、5Bの左右幅の寸法(連結部材10、20の長手方向に沿った寸法)よりも短く、第1縁部5A、5Bの両端部は、連結部材10、20の長手方向の外側に位置する。端部キャップ11、21が、連結部材10、20の両端部に装着されて、第1縁部5A、5Bの両端部を保持する。端部キャップ11、21は、係合突起11A、21Aにより連結部材10、20の端部に係合し、第1縁部5A、5Bの端部から第1縁部5A、5Bの長手方向の外側に突出する。
2つの連結部材10、20は、それぞれ網体5の第1縁部5A、5Bに沿って配置され、2つの挟持部材30は、それぞれ網体5の第2縁部5C、5Dに沿って配置される。4つの端部キャップ11、21は、網体5の四隅に配置されて、それぞれ第1縁部5A、5Bの端部及び第2縁部5C、5Dの端部に位置する。挟持部材30により第2縁部5C、5Dを第2枠3C、3Dと共に挟持するときに、挟持部材30が、第2縁部5C、5Dの両端部に位置する端部キャップ11、21の間に配置されて、挟持部材30の上下両端部が、端部キャップ11、21に当接する。その状態で、連結部材10、20と挟持部材30は、方形状に配置されて、第1縁部5A、5Bと第2縁部5C、5Dを枠体3に取り付ける。
網体5(図2B参照)は、第1縁部5A、5Bに、連結部材10、20に係合する係合帯5Eを有する。連結部材10、20は、第1縁部5A、5Bの左右幅方向(連結部材10、20の長手方向に沿う方向)に延びる係合帯5Eを咥えて保持する。係合帯5Eは、網体5に取り付けられたファスナ半体(線ファスナの片側部分)であり、第1縁部5A、5Bの他の部分よりも厚い厚肉部5Fを有する。
連結部材10、20(図2A参照)は、それぞれの長手方向に延びるスリット12、22と、スリット12、22の底部に開口する溝部13、23を有する。第1縁部5A、5Bの係合帯5Eは、スリット12、22と溝部13、23に収容される。その状態で、係合帯5Eの厚肉部5Fは、溝部13、23に配置されて、溝部13、23の両縁部に引っ掛かる。これにより、第1連結部材10は、一方の第1縁部5Aの係合帯5Eに係合し、第2連結部材20は、他方の第1縁部5Bの係合帯5Eに係合する。
第1縁部5A、5Bは、第1枠3A、3Bと連結する網体5の連結縁部であり、第1枠3A、3Bは、第1縁部5A、5Bと連結する枠体3の連結枠である。2つの連結部材10、20は、それぞれ第1縁部5A、5Bを第1枠3A、3Bに脱着可能に連結して、第1縁部5A、5Bを第1枠3A、3Bに取り付ける。その状態で、連結部材10、20と第1縁部5A、5Bは、第1枠3A、3Bに沿って配置される。
枠体3の第1枠3A、3Bは、連結部材10、20が脱着可能に取り付けられる取付部40、41を有し、取付部40、41に連結部材10、20を保持する。一方の第1枠3A(上枠)の取付部40は、枠体3の内側(網体5側)に向かって開口する取付溝であり、第1枠3Aの長手方向に沿って連続して設けられている。他方の第1枠3B(下枠)の取付部41は、枠体3の内側(上側)に向かって突出する板状の取付突部であり、第1枠3Bの長手方向に沿って連続して設けられている。
第1連結部材10は、第1枠3Aに向かって突出する2つの係合突起14と、網体5に対して障子4が配置されていない側(網体5より室内側)に位置する板状の把持部15を有する。係合突起14と把持部15は、第1連結部材10の長手方向に沿って連続して設けられている。2つの係合突起14は、弾性変形可能であり、第1枠3Aの取付部40に挿入されて、取付部40内の被係合部(ここでは、2つの張り出し部)に引っ掛かるようにして係合する。これにより、第1連結部材10が第1枠3Aの取付部40に取り付けられる。また、2つの係合突起14を取付部40から引き出すことで、第1連結部材10が第1枠3Aの取付部40から取り外される。把持部15は、枠体3の内側に配置されて、網体5に対して障子4が配置されていない側(網体5より室内側)に向かって突出する。第1連結部材10の脱着時に、把持部15を用いて、第1連結部材10を移動させる。
第2連結部材20は、第1枠3Bに向かって開口する係合溝24と、網体5に対して障子4が配置されていない側(網体5より室内側)に位置する板状の把持部25と、網体5に対して障子4側に位置する板状の覆い部26を有する。係合溝24、把持部25、及び、覆い部26は、第2連結部材20の長手方向に沿って連続して設けられている。係合溝24は、係合溝24内に並列する弾性変形可能な複数の当接片27を有する。第1枠3Bの取付部41が係合溝24に挿入されて、複数の当接片27が取付部41に当接する。これにより、取付部41が係合溝24に係合して、第2連結部材20が第1枠3Bの取付部41に取り付けられる。また、係合溝24を取付部41から外すことで、第2連結部材20が第1枠3Bの取付部41から取り外される。
把持部25は、枠体3の内側に配置されて、網体5に対して障子4が配置されていない側(網体5より室内側)に向かって突出する。第2連結部材20の脱着時に、把持部25を用いて、第2連結部材20を移動させる。覆い部26は、枠体3の内側に配置されて、障子4側に向かって突出し、網体5と障子4の間の部分を覆う。
第2縁部5C、5D(図1参照)は、挟持部材30と第2枠3C、3Dにより挟持される網体5の挟持縁部であり、第2枠3C、3Dは、挟持部材30と共に第2縁部5C、5Dを挟持する枠体3の挟持枠である。2つの挟持部材30は、それぞれ第2枠3C、3Dと共に第2縁部5C、5Dを挟持して、第2縁部5C、5Dを第2枠3C、3Dに取り付ける。その状態で、挟持部材30と第2縁部5C、5Dは、第2枠3C、3Dに沿って配置され、第2縁部5C、5Dは、挟持部材30と第2枠3C、3Dにより保持される。
枠体3への脱着時に、網体5は、一対の第2枠3C、3Dに設けられた対向部50の間の空間を脱着方向S(取外方向S1、取付方向S2)に移動して、枠体3の外部と内部とに移動する。一対の第2枠3C、3Dは、それぞれの対向部50に設けられた対面部51、溝部52、及び、突面部53を有する。対面部51、溝部52、及び、突面部53は、第2枠3C、3Dの長手方向に沿って連続して設けられており、網体5の取付方向S2(第2枠3C、3Dの見込み方向Kの一方向)に、対面部51、溝部52、及び、突面部53の順に配置される。対面部51は、枠体3の内側に位置する内周面であり、表面が第2枠3C、3Dの見込み方向K(室内外方向)に沿って形成されている。一対の第2枠3C、3Dの対面部51は、互いに対向して配置されて、網体5の脱着時に、広げられた状態の網体5が互いの間を脱着方向Sに移動可能になっている。網体5の移動時に、第2縁部5C、5Dは、対面部51の間の空間において、対面部51に沿って移動する。
第2枠3C、3Dの溝部52は、対面部51と突面部53の間に位置し、対面部51に対して枠体3の外側(図1における室内側からの正面視にて、第2枠3Cの右側、第2枠3Dの左側)に向かってくぼんでいる。溝部52は、挟持部材30が装着される装着溝であり、枠体3の内側に向かって開口する。第2枠3C、3Dの突面部53は、第2縁部5C、5Dの挟持面であり、対面部51に対して枠体3の内側に向かって突出する。第2縁部5C、5Dは、網体5の取付方向S2に移動して、突面部53の室内側(見込み方向Kにおける室内側)に配置される。ここでは、突面部53は、第2枠3C、3Dに設けられた突出部54の対面部51側の面(見付け面)である。突面部53の表面は、多少の段差を有しながら枠体3の内側方向に沿っている。
第2枠3C、3Dの対向部50において、対面部51は、溝部52に対して網体5の取外方向S1側に位置し、突面部53は、溝部52に対して網体5の取付方向S2側に位置する。また、対面部51は、溝部52の一方の壁部に接続して、一方の壁部から網体5の取外方向S1に延びる。突面部53は、溝部52の他方の壁部に接続して、他方の壁部から枠体3の内側に向かって突出する。溝部52は、対面部51と突面部53よりも枠体3の外側に位置し、突面部53は、対面部51と溝部52よりも枠体3の内側に位置する。
一対の第2枠3C、3Dの長手方向に直交する断面(第2枠3C、3Dの見付け方向の断面)において、建具1の各部の寸法又は距離をA〜Dとする(図1参照)。Aは、網体5の両端の間の寸法(網寸法)である。Bは、2つの突面部53の先端(突端)の間の距離(第1距離)である。Cは、2つの対面部51の間の距離(第2距離)である。Dは、2つの溝部52の底面の間の距離(第3距離)である。この場合に、第1距離Bは網寸法A未満であり、第2距離Cは網寸法A以上である(B<A≦C)。また、第1距離Bは第2距離C未満であり(B<C)、第2距離Cは第3距離D未満である(C<D)。従って、第1距離B、第2距離C、第3距離Dの順に長くなる(B<C<D)。
網寸法A、第1距離B及び第2距離Cの寸法条件(B<A≦C)に伴い、網体5の第2縁部5C、5Dは、第2枠3C、3Dの対面部51と溝部52に対して枠体3の内側に配置される。その結果、網体5の脱着方向Sへの移動時に、第2縁部5C、5Dが対面部51に接触するのが抑制される。また、第2縁部5C、5Dが溝部52内に入らず、溝部52の内面に第2縁部5C、5Dが接触するのが防止される。挟持部材30と第2枠3C、3Dにより第2縁部5C、5Dを挟持していない状態(連結部材10、20のみにより網体5を第1枠3A、3Bに取り付けた状態)で、第2縁部5C、5Dは、溝部52の外部で、第2枠3C、3Dの突面部53の室内側に対向して配置される。これに伴い、網体5に弛みが生じるのが抑制され、網体5が広げられた状態に配置される。その状態で、第2縁部5C、5Dは、挟持部材30と突面部53の間に配置されて、挟持部材30と突面部53により挟持される。
次に、挟持部材30と枠体3の第2枠3C、3Dについて詳しく説明する。一対の第2枠3C、3Dの対面部51、溝部52、突面部53は、上記したA〜Dの値の条件を満たすように、左右対称に形成される。また、挟持部材30は、一対の第2枠3C、3Dに対して左右対称に取り付けられる。そのため、以下では、一方(図1の右側)の第2枠3Cと挟持部材30について説明する。他方(図1の左側)の第2枠3Dと挟持部材30は、一方の第2枠3Cと挟持部材30と同様に構成される。
図4は、挟持部材30により第2枠3Cに取り付けられた網体5の第2縁部5Cを示す断面図である。
図示のように、挟持部材30は、溝部52に装着される装着部31と、突面部53の室内側に配置された第2縁部5Cを押える押え部32と、押え部32の網体5と対向しない側(取外方向S1側)に形成された板状の把持部33と、凹状の空所34を有する。装着部31、押え部32、把持部33、及び、空所34は、挟持部材30の長手方向に沿って連続して設けられている。
挟持部材30の装着部31は、蓋部35、2つの突片36A、36B(第1突片36A、第2突片36B)、及び、段部37を有し、2つの突片36A、36Bが第2枠3Cの溝部52内に配置される。蓋部35は、溝部52の開口部に配置される板状の蓋材であり、挟持部材30が溝部52に装着された状態で溝部52の開口部側を覆っている。突片36A、36Bは、蓋部35から溝部52の内側へ突出して、溝部52内に配置される。
第1突片36Aは、蓋部35の対面部51側の縁部に形成され、第2突片36Bは、蓋部35の突面部53側の縁部に形成されている。第1突片36Aの突出寸法は、第2突片36Bの突出寸法よりも大きく、第1突片36Aの先端部36Cは、溝部52の底面に接触する。また、第1突片36Aは、蓋部35に向かって次第に厚くなり、第1突片36Aの根元部36Dは、蓋部35の縁部に対して対面部51側に突出するように形成されている。段部37は、第1突片36Aの根元部36Dと蓋部35の縁部との段差からなり、蓋部35と第1突片36Aが交わる挟持部材30の角部に位置する。第2突片36Bの先端部側には、第2突片36Bの突出方向に対して取外方向S1側に傾斜する傾斜面36Eが形成されている。
第2枠3Cの溝部52は、溝部52の開口部に位置して互いに対向する係合部55(第1係合部55)と凸部56を有する。第1係合部55は、凸部56と同様の凸形状に形成された凸部(係合凸部)である。第1係合部55と凸部56は、溝部52の対向する両壁部に形成され、挟持部材30の装着部31に向かって先端部が互いに近づくように突出する。第1係合部55は、溝部52の対面部51側の壁部に形成され、凸部56は、溝部52の突面部53側の壁部に形成されている。
挟持部材30の装着部31は、第2枠3Cの溝部52に挿入されて、溝部52に装着される。その際、第1突片36Aが第1係合部55に接触しつつ溝部52に挿入され、第2突片36Bの傾斜面36Eが凸部56に接触する。装着部31の装着の初期段階から中期段階において、第2突片36Bの傾斜面36Eは、ガイドとして働く。装着部31は、傾斜面36Eによりガイドされて、回転するように移動しながら溝部52内に容易に配置される。これに伴い、装着部31の蓋部35が第1係合部55と凸部56の間に配置され、装着部31が溝部52に装着される。
装着部31の溝部52への挿入に伴い、第1突片36Aが先端部36Cから根元部36Dまで溝部52内に配置され、傾斜面36Eを含む第2突片36Bの全体が溝部52内に配置される。また、第1突片36Aの先端部36Cが溝部52の底面に接触して、第1突片36Aにより、装着部31の溝部52内での挿入方向の位置決めがなされる。第1突片36Aの根元部36Dは、溝部52内で第1係合部55に近接して配置され、第1係合部55は、装着部31の段部37に配置される。第1係合部55は、装着部31の被係合部である段部37及び第1突片36Aの根元部36Dに係合することで、装着部31に係合する。この状態において、凸部56は、装着部31に接触せず、蓋部35の縁部に近接して配置される。
装着部31が溝部52に装着された状態で、挟持部材30の押え部32は、装着部31から枠体3の内側に向かって突出して、第2枠3Cの突面部53に沿って配置される。網体5の第2縁部5Cは、突面部53と押え部32の間に配置されて、押え部32により突面部53に押えられ、突面部53と押え部32により挟持される。従って、押え部32は、突面部53との間に第2縁部5Cを挟持する挟持部材30の挟持部である。挟持部材30は、押え部32により第2縁部5Cを突面部53の室内側(取外方向S1側)に保持して、第2枠3Cに第2縁部5Cを取り付ける。
挟持部材30の押え部32は、弾性変形可能な複数の突起38と、突面部53に向かって突出する突出部39Aと、突面部53に対向する段部39Bを有する。複数の突起38は、挟持部材30の他の部分の合成樹脂よりも軟質な合成樹脂からなり、挟持部材30に一体に成形される。また、複数の突起38は、押え部32の突面部53側の部分に並列して、突面部53に向かって突出する。突起38は、ヒレ状の押し付け片であり、溝部52の外部で、網体5の第2縁部5Cを突面部53に押し付ける。第2縁部5Cは、押え部32の突起38と突面部53の間に挟み込まれて、突起38と突面部53により挟持される。その状態で、突起38が弾性変形する。段部39Bは、押え部32の突出部39Aに接続する部分と突出部39Aとの段差からなり、押え部32と把持部33が交わる挟持部材30の角部(押え部32の把持部33側先端部)に位置する。
第2枠3Cは、突面部53に設けられた係合部57(第2係合部57)と凹部58を有する。第2係合部57は、第1係合部55と同様の凸形状に形成された凸部(係合凸部)である。第2係合部57は、突面部53の把持部33側先端部に形成され、突面部53から挟持部材30の押え部32に向かって突出する。装着部31が溝部52に挿入されたときに、押え部32の突出部39Aは、凹部58内に配置されて第2係合部57に接触する。同時に、第2係合部57は、押え部32の段部39Bに配置される。第2係合部57は、押え部32の被係合部である突出部39A及び段部39Bに係合することで、溝部52の外部で押え部32に係合し、押え部32の先端部を支持する。
第1係合部55と装着部31の係合、及び、第2係合部57と押え部32の係合により、挟持部材30の装着部31が溝部52に脱着可能に装着される。また、挟持部材30が第2枠3Cに取り付けられて、第1係合部55と第2係合部57により、挟持部材30が対角位置で支持される。装着部31を溝部52から引き出すことで、装着部31が溝部52から取り外される。また、第1係合部55と装着部31の係合、及び、第2係合部57と押え部32の係合が解除されて、挟持部材30が第2枠3Cから取り外される。これに伴い、網体5の第2縁部5Cが解放される。
突面部53の凹部58は、凸部56と第2係合部57の間に位置する凹状の空間である。押え部32は、網体5の第2縁部5Cを凹部58に押し込んだ状態で、第2縁部5Cを押える。また、押え部32の突起38が凹部58内に配置されて、凹部58が押え部32により覆われる。第2縁部5Cは、第2係合部57と押え部32により挟持されるとともに、凹部58内で、突起38と凹部58の底面により挟持される。
挟持部材30の把持部33は、押え部32の先端部から室内側に向かって突出する。挟持部材30の空所34は、把持部33、押え部32、及び、装着部31(蓋部35)により区画され、室内側(取外方向S1側)に向かって開放されている。挟持部材30の脱着時に、把持部33を用いて、挟持部材30を移動させる。その際、例えば、指等を空所34に入れて、把持部33を摘まんで保持する。
網体5を枠体3に取り付けるときには、まず(図3参照)、連結部材10、20を網体5の第1縁部5A、5Bに係合し、端部キャップ11、21を連結部材10、20の両端部に装着する。次に(図2参照)、連結部材10、20を第1枠3A、3Bの取付部40、41に順に取り付けて、連結部材10、20により、第1縁部5A、5Bを第1枠3A、3Bに連結する。ここでは、第1連結部材10を第1枠3Aの取付部40に取り付けた後、第2連結部材20を第1枠3Bの取付部41に取り付ける。続いて(図3、図4参照)、網体5の第2縁部5C、5Dを挟持部材30と第2枠3C、3Dにより挟持して、連結部材10、20と挟持部材30により、網体5を枠体3に取り付ける。
図5、図6は、網体5の枠体3への取り付け手順を示す斜視図であり、第1枠3Bと第2枠3Cが交わる枠体3の角部を含む建具1の一部を示している。
図示のように、端部キャップ21は、第2連結部材20の一部であり、網体5の第1縁部5Bの端部に係合する(図5参照)。2つの端部キャップ21を含む第2連結部材20が枠体3の内側に配置されて、端部キャップ21が第2枠3C、3Dの溝部52に挿入される。また、第2連結部材20(ここでは、端部キャップ21)は、第2枠3C、3Dの突面部53に接触する。その状態で、第2連結部材20は、突面部53に沿ってスライドして、突面部53により第1枠3Bにガイドされる。第1縁部5Bを第1枠3Bに連結するときに、第2連結部材20は、ガイド部である突面部53により第1枠3Bの取付部41にガイドされて、取付部41に取り付けられる。
なお、第2連結部材20と同様に、端部キャップ11(図3参照)は、第1連結部材10の一部であり、網体5の第1縁部5Aの端部に係合する。2つの端部キャップ11を含む第1連結部材10が枠体3の内側に配置されて、端部キャップ11が第2枠3C、3Dの溝部52に挿入される。また、第1連結部材10(ここでは、端部キャップ11)は、第2枠3C、3Dの突面部53に接触する。その状態で、第1連結部材10は、突面部53に沿ってスライドして、突面部53により第1枠3Aにガイドされる。第1縁部5Aを第1枠3Aに連結するときに、第1連結部材10は、ガイド部である突面部53により第1枠3Aの取付部40にガイドされて、取付部40に取り付けられる。
第1縁部5A、5Bを第1枠3A、3Bに連結するときに(図1参照)、網体5は、第2枠3C、3Dの対面部51の間を取付方向S2に移動して、第2枠3C、3Dの対面部51の間に配置される。また、網体5の第2縁部5C、5Dは、第2枠3C、3Dの突面部53の室内側に配置される。この一連の動作の際、第2縁部5C、5Dが対面部51に接触するのが抑制される。第2縁部5C、5Dは、突面部53と接触する位置まで円滑に移動して、突面部53の室内側に配置される。網体5は、連結部材10、20により、広げられた状態で枠体3の内側に配置される。
次に(図6参照)、連結部材10、20の間で、挟持部材30を第2枠3C、3Dの溝部52に向かって移動させて、挟持部材30の装着部31を溝部52に挿入する。その際、挟持部材30が連結部材10、20の把持部15、25により溝部52にガイドされて、装着部31が溝部52に装着される。
装着部31の装着時には(図4参照)、装着部31の第1突片36Aが、最初に溝部52に挿入されて、装着部31の溝部52への挿入をガイドする。また、第1突片36Aは、溝部52内の第1係合部55に接触しつつ溝部52に挿入される。第1突片36Aに続いて、第2突片36Bの傾斜面36Eが溝部52内の凸部56に接触し、装着部31の第2突片36Bが溝部52に挿入される。傾斜面36Eのガイドにより、装着部31は、回転するように移動しながら溝部52内に容易に配置される。同時に、傾斜面36Eにより、第2突片36Bの溝部52への挿入が補助されて、第2突片36Bが溝部52に円滑に挿入される。その結果、装着部31が溝部52に円滑に挿入される。
網体5に接触する挟持部材30により、溝部52側へのテンションを網体5に加えつつ、装着部31の溝部52への挿入を行う。続いて、装着部31の全体が溝部52内に配置されて、第1突片36Aの先端部36Cが溝部52の底面に接触する。その状態で、第1係合部55が装着部31に係合し、第2係合部57が押え部32に係合する。これにより、装着部31が溝部52に装着され、挟持部材30が第2枠3C、3Dに取り付けられる。
挟持部材30の押え部32と把持部33は溝部52の外部に位置しており、溝部52の外部で挟持部材30の取り付け作業を行う。挟持部材30の押え部32は、第2枠3C、3Dの突面部53に向かって押し付けられて、網体5の第2縁部5C、5Dを押える。2つの挟持部材30を第2枠3C、3Dに順に取り付けて、挟持部材30と突面部53により、第2縁部5C、5Dを順に挟持する。これにより、網体5が枠体3に取り付けられる。
網体5を枠体3から取り外すときには、挟持部材30の装着部31を溝部52から引き出し、挟持部材30を第2枠3C、3Dから取り外す。溝部52の外部に位置している把持部33に指等をかけて、挟持部材30の取り外し作業を行う。次に、連結部材10、20を第1枠3A、3Bから取り外し、網体5を枠体3から取り外す。ここでは、第2連結部材20を第1枠3Bから取り外した後、第1連結部材10を第1枠3Aから取り外す。網体5は、第2枠3C、3Dの対面部51の間を取外方向S1に移動して、枠体3の外部まで移動する。その際、網体5の取り付け時と同様に、第2縁部5C、5Dが対面部51に接触するのが抑制され、網体5が枠体3の外部まで円滑に移動する。
以上説明したように、本実施形態の網体5の取付構造によれば、網体5の枠体3への取り付けと、網体5の枠体3からの取り外しを容易に行うことができる。また、押え部32の突起38により、網体5の第2縁部5C、5Dを押える力を強くして、第2縁部5C、5Dをより確実に押えることができる。押え部32により第2縁部5C、5Dを突面部53の凹部58に押し込むことで、網体5にテンションを加えて、よりきれいに網体5を張ることができる。
突面部53により連結部材10、20をガイドするため、連結部材10、20を第1枠3A、3Bに向かって容易かつ正確に移動できるとともに、突面部53を有効に活用することができる。第2枠3C、3Dの第1係合部55と第2係合部57により、挟持部材30を対角位置で安定して支持することができる。溝部52に装着される装着部31に加えて、溝部52の外部で、挟持部材30の押え部32が突面部53の第2係合部57に係合するため、挟持部材30を安定した状態で第2枠3C、3Dに取り付けることができる。
なお、第1枠3A、3Bを枠体3の一対の縦枠にし、第2枠3C、3Dを枠体3の上枠と下枠にしてもよい。この場合には、第1縁部5A、5Bが、網体5の一対の側縁部になり、連結部材10、20により、縦枠である第1枠3A、3Bに取り付けられる。その際は、第2縁部5C、5Dが、網体5の上縁部と下縁部になり、挟持部材30により、上枠と下枠である第2枠3C、3Dに取り付けられる。枠体3は、網体5が取り付けられる取付枠であり、例えば、窓枠であってもよく、窓枠よりも室内側に設けられる枠状の額縁であってもよい。
連結部材10、20は、上記した例に限定されず、網体5の第1縁部5A、5Bを第1枠3A、3Bに連結可能な種々の連結機構に変更可能である。本実施形態の網体5の取付構造は、網体5を備えた種々の建具(例えば、引き違い窓、横すべり出し窓、倒し窓、その他の開き窓)に適用することができる。建具1に網体5を取り付けないときには、第2枠3C、3Dの溝部52にキャップを装着して、溝部52を隠してもよい。突面部53により連結部材10、20をガイドしたが、この際、連結部材10、20に取り付けた端部キャップ11、21にてガイドしてもよいし、これら端部キャップ11、21を用いずに、連結部材10、20の端部そのものを直接ガイドするようにしてもよい。
第1突片36Aの突出寸法は、第2突片36Bの突出寸法よりも大きく、第1突片36Aの先端部36Cが溝部52の底面に接触するようにしたが、これに限らず、第2突片36Bを第1突片36Aの突出寸法と同じ突出寸法とし、その第2突片36Bの先端部を溝部52の底面に接触するようにしてもよい。また、第1突片36Aと同様に、第2突片36Bも蓋部35に向かって次第に厚くなり、第2突片36Bの根元部を第1突片36Aの根元部36Dとは反対側に対して突出するように形成してもよい。
1・・・建具、3・・・枠体、4・・・障子、5・・・網体、10・・・第1連結部材、11・・・端部キャップ、12・・・スリット、13・・・溝部、14・・・係合突起、15・・・把持部、20・・・第2連結部材、21・・・端部キャップ、22・・・スリット、23・・・溝部、24・・・係合溝、25・・・把持部、26・・・覆い部、27・・・当接片、30・・・挟持部材、31・・・装着部、32・・・押え部、33・・・把持部、34・・・空所、35・・・蓋部、37・・・段部、38・・・突起、40・・・取付部、41・・・取付部、50・・・対向部、51・・・対面部、52・・・溝部、53・・・突面部、54・・・突出部、55・・・第1係合部、56・・・凸部、57・・・第2係合部、58・・・凹部。

Claims (7)

  1. それぞれ対向する一対の第1枠と一対の第2枠を有する枠体と、
    それぞれ対向する一対の第1縁部と一対の第2縁部を有し、前記枠体の内側に配置される網体と、
    前記第1縁部を前記第1枠に連結する連結部材と、
    前記第2枠と共に前記第2縁部を挟持する挟持部材と、を備え、
    前記連結部材と前記挟持部材により前記網体が前記枠体に脱着可能に取り付けられる網体の取付構造であって、
    前記一対の第2枠は、表面が室内外方向に沿う対面部と、前記対面部よりも前記枠体の内側に向かって突出する突面部と、前記対面部と前記突面部の間に位置して前記対面部に対して前記枠体の外側に向かってくぼむ溝部と、を有し、
    前記挟持部材は、前記溝部に装着される装着部と、前記突面部に配置された前記第2縁部を押える押え部と、を有し、
    前記一対の第2枠の長手方向に直交する断面において、前記網体の両端の間の寸法をA、前記突面部の先端の間の距離をB、前記対面部の間の距離をCとしたとき、B<A≦Cである網体の取付構造。
  2. 請求項1に記載された網体の取付構造において、
    前記押え部は、前記突面部に向かって突出して、前記第2縁部を前記突面部に押し付ける突起を有する網体の取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載された網体の取付構造において、
    前記第2枠は、前記突面部に設けられて、前記溝部の外部で前記押え部に係合する係合部を有する網体の取付構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された網体の取付構造において、
    前記挟持部材は、前記押え部から室内側に向かって突出する把持部を有する網体の取付構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された網体の取付構造において、
    前記連結部材は、前記突面部に沿ってスライドして前記突面部により前記第1枠にガイドされる網体の取付構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された網体の取付構造において、
    前記第2枠は、前記突面部に凹部を有し、
    前記押え部は、前記第2縁部を前記凹部に押し込んだ状態で押える網体の取付構造。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載された網体の取付構造を備えた建具。
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