JP2015181585A - 点検口蓋 - Google Patents

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淳夫 宇野
Atsuo Uno
淳夫 宇野
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Abstract

【課題】部品点数を削減でき、着脱が容易であるとともに、経年変化による点検口蓋の形状の変化に対応可能な点検口蓋を提供すること。【解決手段】キャビネット100の背板10に形成され、背板10の裏側に配置された構造物を点検するための点検口11を覆う点検口蓋1であって、板状の蓋本体2と、蓋本体2の一方側の面21の一端に設けられ、面21に沿って延びかつ点検口11の開口縁12が差し込まれる第1の溝30を有することで開口縁12と係合する第1係合部3と、蓋本体2の一方側の面21の他端に設けられ、面21に沿って延びかつ点検口11の開口縁12が差し込まれる第2の溝40を有することで開口縁12と係合する第2係合部4と、を備える点検口蓋1である。【選択図】図1

Description

本発明は、点検口蓋に関する。具体的には、流し台等のキャビネットに設けられた配管等の点検口を覆う点検口蓋に関する。
従来、流し台や洗面化粧台のキャビネットの背板の裏には、配管や各種の配線が収容されている。この配管等を点検するため、背板には点検用の点検口が形成されている。点検口は、普段は蓋により覆われており、点検の際に蓋が取り外される。
点検口蓋として、背板側の点検口の周縁に取り付け孔を設け、蓋側における取り付け孔に対応する箇所に樹脂で形成された係合突起を設けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この点検口蓋では、係合突起が弾性変形して取り付け孔に嵌合することにより、点検口に蓋が取り付けられる。
また、点検口蓋として、背板及び蓋の下方周縁側では、弾性変形する係合片及び突出片の係合により蓋が背板に取り付けられ、上方周縁側では、背板と蓋とか磁気吸着し合うとともに、ラッチ機構により蓋が取り付けられるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−66014号公報 特開2011−179295号公報
しかしながら、これらの点検口蓋の構成では、背板に形成される点検用の開口の周縁と、蓋の周縁の両方とに互いを係合させる構造を設ける必要があり、必要な部品の数が多かった。また、背板と蓋の両方に設けた部品を係合させるため、着脱にも手間がかかっていた。さらに、樹脂の弾性変形により係合片や突起を係合させる構成によれば、樹脂の変形や劣化により蓋が脱落したり取り付けが困難になる場合もあった。
本発明は、部品点数を削減でき、着脱が容易であるとともに、経年変化による点検口蓋の形状の変化に対応可能な点検口蓋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、キャビネット(例えば、後述のキャビネット100)の背板(例えば、後述の背板10)に形成され、該背板の裏側に配置された構造物を点検するための点検口(例えば、後述の点検口11)を覆う点検口蓋(例えば、後述の点検口蓋1)であって、板状の蓋本体(例えば、後述の蓋本体2)と、該蓋本体の一方側の面(例えば、後述の第1面21)の一端に設けられ、該面に沿って延びかつ前記点検口の開口縁が差し込まれる第1の溝(例えば、後述の第1の溝30)を有することで前記開口縁(例えば、後述の開口縁12)と係合する第1係合部(例えば、後述の第1係合部3)と、前記蓋本体の一方側の面の他端に設けられ、該面に沿って延びかつ前記点検口の開口縁が差し込まれる第2の溝(例えば、後述の第2の溝40)を有することで前記開口縁と係合する第2係合部(例えば、後述の第2係合部4)と、を備える点検口蓋を提供する。
本発明では、キャビネットの背板に形成され、該背板の裏側に配置された構造物を点検するための点検口を覆う点検口蓋を、板状の蓋本体と、第1係合部と、第2係合部と、を含んで構成する。そして第1係合部を、蓋本体の一方側の面の一端に設け、該面に沿って延びかつ点検口の開口縁が差し込まれる第1の溝を含んで構成する。また、第2係合部を、蓋本体の一方側の面の他端に設け、該面に沿って延びかつ点検口の開口縁が差し込まれる第2の溝を含んで構成する。
本発明によれば、蓋本体の一方の面側に、点検口の開口縁が差し込まれて係合する第1係合部及び第2係合部が形成されているので、背板における点検口の開口縁側に、蓋本体に係合させるための部材を設ける必要がない。このため、点検口蓋の部品点数を削減できる。また、第1係合部の第1の溝及び第2係合部の第2の溝に開口縁を差し込むことで点検口蓋と開口縁とが係合するので、背面板への加工が不要であるうえ、ビス等の固定具も不要であるため着脱が容易である。さらに、経年変化により点検口蓋の形状が変化しても、各溝に対する開口縁の差し込み深さを調整できるため、点検口蓋を点検口に安定して取り付けることができる。
前記第1係合部は、前記一方側の面に沿って形成される側壁部(例えば、後述の側壁部311)を有し、前記第1の溝は、前記一方側の面と前記側壁部の間の間隙により構成されることが好ましい。
この発明では、第1係合部を、一方側の面に沿って形成される側壁部を含んで構成する。また、第1の溝を、一方側の面と側壁部の間の間隙により構成する。
これにより、一方側の面と側壁部との間隙により構成される第1の溝に、開口縁を差し込むことで、点検口蓋を取り付けることができる。このため、蓋本体をいわゆるケンドン式で取り付けることできる。また、開口縁を一方側の面と側壁部の間の間隙により構成される第1の溝の内部で自由に位置させることができるため、点検口蓋の着脱が容易になるとともに、経年変化による点検口蓋の形状の変化に対応させることができる。
前記第1係合部は、前記側壁部の先端側に設けられ、前記側壁部よりも前記蓋本体側へ近づくように湾曲することで前記開口縁を挟持可能な挟持部(例えば、後述の挟持部312)を有することが好ましい。
この発明では、第1係合部を、側壁部の先端側に設けられ、側壁部よりも蓋本体側へ近づくように湾曲することで開口縁を挟持可能な挟持部を含んで構成する。
これにより、挟持部により開口縁を蓋本体側に押しつけながら確実に挟持することができる。このため、着脱が容易で、キャビネットの収納部のような狭くて暗い場所での作業性が向上する。
前記蓋本体の他方側の面に設けられた取手部(例えば、後述の取手部5)をさらに備えることが好ましい。
この発明では、蓋本体の他方側の面に取手部を設ける。
これにより、取手部を保持して蓋本体を取り付けることができるため、着脱がさらに容易になる。
透光性を有する素材により構成されることが好ましい。
この発明では、点検口蓋を、透光性を有する素材により構成する。
これにより、点検口蓋を取り外さなくとも点検口の内部を視認することができる。また、使用者が点検口の内部に構造物があることを理解できる。
本発明の一側面における点検口蓋を備えるキャビネットであることが好ましい。
この発明では、キャビネットに点検口蓋を設ける。
これにより、キャビネットの背板に形成される点検口の点検が容易になる。
本発明によれば、部品点数を削減でき、着脱が容易であるとともに、経年変化による点検口蓋の形状の変化に対応可能な点検口蓋を提供することができる。
本実施形態の点検口蓋を示す斜視図である。 本実施形態の点検口蓋を示し、(a)図は上面図であり、(b)図は正面図であり、(c)図は側面図である。 (a)図は、図2(b)のB−B’線断面図であり、(b)図は、図2(b)のA−A’線断面図である。 本実施形態の点検口蓋を示し、(a)図は点検口蓋の縦断面における端面の模式図であり、(b)図は横断面における端面の模式図である。 本実施形態の第1係合部を示し、(a)図は、図2(b)のC−C’線部分拡大断面図である。(b)図は、図2(b)のE−E’線部分拡大断面図である。 本実施形態の第2係合部を示し、(a)図は、図2(b)のD−D’線部分拡大断面図である。(b)図は、図2(b)のF−F’線部分拡大断面図である。 本実施形態の点検口用蓋が設置されるキャビネットを示す概略図である。 本実施形態の点検口蓋の使用方法を示し、(a)図及び(b)図は、点検口用蓋の取り付け工程を示す図である。 本実施形態の点検口蓋の使用方法を示し、(a)図及び(b)図は、点検口用蓋の取り外し工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。図1は、本実施形態の点検口蓋1を示す斜視図である。点検口蓋1は、流し台や洗面化粧台等のキャビネット100の背板10に形成される点検用の点検口11を覆う蓋である。図1に示すように、点検口蓋1は、蓋本体2と、第1係合部3と、第2係合部4と、取手部5と、を有する。
図2(a)は、本実施形態の点検口蓋1の上面図であり、図2(b)は正面図であり、図2(c)は側面図である。
図2(a)〜(c)に示すように、蓋本体2は、長方形の薄い板状の形状を有する。蓋本体2は、一方側の面としての第1面21と、他方側の面としての第2面22と、リブ23と、を有する。
第1面21は、点検口11に対向する側に配置される。
第2面22は、第1面21の反対側に配置され、キャビネット100の内部に面する。
蓋本体2は、四隅が丸く面取りされている、また蓋本体2は、第2面22側に立ち上がる縁取りが形成され、外縁全体が丸みを帯びるように形成されている。蓋本体2は、長手方向がキャビネット100の底面部14の延びる方向に沿うように配置される。
図3(a)は、図2(b)のA−A’線断面図であり、図3(b)は、図2(b)のB−B’線断面図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、リブ23は、第1面21及び第2面22上で、細長く平面方向に延びる突出部である。リブ23は、第1面21及び第2面22の両面に、格子状に配置される。リブ23は、蓋本体2の長手方向に沿って2本、短手方向に3本、互いに間隔をあけて形成される。リブ23は、蓋本体2の反りを防止する補強用の突起である。
図4(a)は、点検口蓋1の縦断面における端面の模式図であり、図4(b)図は横断面における端面の模式図である。図4(a)及び図4(b)では、説明の便宜のため、点検口蓋1の曲がり具合を強調して示している。図4(a)及び図4(b)に示すように、蓋本体2は予め第2面22側に凸となるように反って形成されている。蓋本体2は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂で形成されている。
また、蓋本体2は、透光性を有する素材で構成され、本実施形態では、白色の半透明である。
図5(a)は、図2(b)のC−C’線断面図であり、図5(b)は、図2(b)のE−E’線断面図である。図5(a)及び図5(b)は、第1係合部3の部分拡大図である。
第1係合部3は、図5(a)に示される端部側第1係合部31と、図5(b)に示される中央側第1係合部32とを有する。
端部側第1係合部31は、図2(b)に示すように、蓋本体2の長手方向における両端側に配置される。また、端部側第1係合部31は、蓋本体2における第1面21の短手方向における一端側に形成される。具体的には、端部側第1係合部31は、蓋本体2が点検口11に取り付けられた状態で、蓋本体の上端部に形成される。図5(a)に示すように、端部側第1係合部31は、上方に向かって解放した断面視でL字状に形成され、L字の長辺の先端が湾曲している。
端部側第1係合部31は、第1の溝30と、支持部313と、側壁部311と、挟持部312と、を有する。
第1の溝30は、点検口11の開口縁12が差し込まれる凹部である。第1の溝30は、蓋本体2の第1面21に沿って延びるように配置されている。
支持部313は、蓋本体2と一体に形成されて蓋本体2から直交する方向に延びる。支持部313は、断面視でL字の短辺に対応する部分であり、第1の溝30の底部を構成する。支持部313は、蓋本体2から先端側までの長さが、背板10の厚さ方向の長さよりも長くなるように形成されている。
側壁部311は、蓋本体2の第1面21に沿う方向に延びて第1面21に対向するように配置される。側壁部311は、断面視でL字の長辺に対応する部分である。側壁部311は、側壁部311と第1面21との間に間隙が形成されることで、第1の溝30の側壁を構成する。
挟持部312は、側壁部311の先端側に設けられる。挟持部312は、側壁部311の先端側から蓋本体2側へ近づくように湾曲して延び、先端側では蓋本体2から遠ざかる方向へ反り返った形状を有する。
中央側第1係合部32は、図2(b)に示すように、蓋本体2の長手方向における中央側に配置される。また、中央側第1係合部32は、蓋本体2における第1面21の短手方向における一端側に形成される。具体的には、中央側第1係合部32は、蓋本体2が点検口11に取り付けられた状態で、蓋本体の上端部に形成される。図5(b)に示すように、端部側第1係合部31は、断面視でL字状に形成され、L字の長辺の先端が屈曲している。
中央側第1係合部32は、第1の溝30と、支持部323と、側壁部321と、屈曲部322と、を有する。
第1の溝30、支持部323及び側壁部321は、端部側第1係合部31の第1の溝30、支持部313及び側壁部311と同様の構成を有する。
屈曲部322は、側壁部321の先端側から屈曲し、蓋本体2から遠ざかる方向へ延びている。
図6(a)は、図2(b)のD−D’線断面図であり、図6(b)は、図2(b)のF−F’線断面図である。図6(a)及び図6(b)は、第2係合部4の部分拡大図である。
第2係合部4は、図6(a)に示される端部側第2係合部41と、図6(b)に示される中央側第2係合部42とを有する。
端部側第2係合部41は、図2(b)に示すように、蓋本体2の長手方向における両端側に配置される。また、端部側第2係合部41は、蓋本体2における第1面21の短手方向における他端側、すなわち端部側第1係合部31に対向する側に形成される。具体的には、端部側第2係合部41は、蓋本体2が点検口11に取り付けられた状態で、蓋本体の下端部に形成される。端部側第2係合部41は、端部側第1係合部31よりも長さが短い。図6(a)に示すように、端部側第2係合部41は、端部側第1係合部31とは反対の下方に向かって解放した断面視でL字状に形成され、L字の長辺の先端が湾曲している。
端部側第2係合部41は、第2の溝40と、支持部413と、側壁部411と、挟持部412と、を有する。
第2の溝40は、点検口11の開口縁12が差し込まれる凹部である。第2の溝40は、蓋本体2の第1面21に沿って延びるように配置されている。第2の溝40と第1の溝30との関係では、第1の溝30の方が第2の溝40よりも深く形成されている。
支持部413は、蓋本体2と一体に形成されて蓋本体2から直交する方向に延びる。支持部413は、断面視でL字の短辺の部分であり、第2の溝40の底部を構成する。
側壁部411は、本体に沿う方向に延びて蓋本体2に対向するように配置される。側壁部411は、断面視でL字の長辺の部分であり、第2の溝40の側壁を構成する。側壁部411の長さは、端部側第1係合部31の側壁部311の長さよりも短い。
挟持部412は、側壁部411の先端側に設けられる。挟持部412は、側壁部411の先端側から蓋本体2側へ近づくように湾曲して延び、先端側では蓋本体2から遠ざかる方向へ反り返った形状を有する。
中央側第2係合部42は、図2(b)に示すように、蓋本体2の長手方向における中央側に配置される。また、中央側第2係合部42は、蓋本体2における第1面21の短手方向における他端側に形成される。具体的には、中央側第2係合部42は、蓋本体2が点検口11に取り付けられた状態で、蓋本体の下端部に形成される。図6(b)に示すように、中央側第2係合部42は、断面視でL字状に形成され、L字の長辺の先端が屈曲している。
中央側第2係合部42は、第2の溝40と、支持部423と、側壁部421と、屈曲部422と、を有する。
第2の溝40、支持部423及び側壁部421は、端部側第2係合部41の第2の溝40、支持部413及び側壁部411と同様の構成を有する。
屈曲部422は、側壁部421の先端側から屈曲し、蓋本体2から遠ざかる方向へ延びている。
図1及び図2(a)〜図2(c)に戻って、取手部5は、蓋本体2の第2面22側に配置される。取手部5は、上部取手部51と、下部取手部52と、を有する。
上部取手部51は、蓋本体2の第2面22における上端部から第2面22に直交する方向へ延出する。取手部5は、蓋本体2の長手方向に沿って形成される。
下部取手部52は、蓋本体2の第2面22における下端部から第2面22に直交する方向へ延出する。下部取手部52は、蓋本体2の長手方向に沿って形成される。下部取手部52の幅は、上部取手部51の幅より短い。
図7は、本実施形態の点検口蓋1が設置されるキャビネット100を示す概略図である。キャビネット100は、全体が箱状に形成され、シンク101と、排水管102と、収納部103と、扉104と、を有する。
シンク101は、キャビネット100の上面に設けられ、水栓105をひねって吐出される水により調理等を行う凹部である。
排水管102は、シンク101の下部に配置され、シンク101で使用した水を排水するための管である。
収納部103は、シンク101の下部に配置され、内部が中空で食料品や食器等を収容可能な空間である。収納部103は、背板10と、点検口11と、開口縁12と、側壁部13と、底面部14と、を有する。
背板10は、収納部103の奥側に配置され、キャビネット100の側壁の一部を構成する。
点検口11は、背板10に形成される長方形の開口である。点検口11からは、背板10のさらに奥、すなわちキャビネット100の外側に配置されている排水管や電気系統の配線等が視認可能になっている。
開口縁12は、背板10における点検口11の周縁部である。
側壁部13はキャビネット100の上下方向に延びる壁面である。
底面部14は、背板10からキャビネット100の手前に向かって延び、シンク101に対向する面である。
扉104は、背板10に対向する位置に配置される収納部103の開口を、開閉可能に覆うものである。
以上のキャビネット100内の背板10に形成される点検口11に、点検口蓋1が取り付けられる。次に、本実施形態の点検口蓋1の使用方法について説明する。
図8(a)及び図8(b)は、点検口蓋1の取り付け工程を示す図である。点検口蓋1は、いわゆるケンドン式で取り付けられる。
図8(a)に示すように、上部取手部51及び下部取手部52をつまんで蓋本体2を斜めに保持し、第1係合部3の溝30に、開口縁12の上部側を差し込んで蓋本体2を上方へ持ち上げる。すると、第1の溝30に開口縁12の上部側が差し込まれた長さの分、蓋本体2が上方に移動して、開口縁12が第1係合部3に係合する。
そして、蓋本体2を上方に持ち上げたまま、蓋本体2の下端部を開口縁12の下部に当接させる。第1係合部3には、蓋本体2側に近づくように湾曲する挟持部312が形成されているので、背板10の開口縁12が蓋本体2の第1面21と挟持部312の間に挟持される。
第1係合部3の第1の溝30は、第2係合部4の第2の溝40よりも深く形成されている。また、第1の溝30及び第2の溝40は、蓋本体2の外縁側に向かって開口しており、開口縁12の差し込み深さを調整可能となっている。このため、蓋本体2が経時変化により反ったり歪んだりしても、開口縁12を第1の溝30に差し込むことで、点検口蓋1を容易かつ安定して着脱できる。
図8(b)に示すように、蓋本体2を開口縁12の上下に当接させて背板10と平行に位置させた状態で、蓋本体2を下方にスライドさせる。すると、第2係合部4の第2の溝40に開口縁12の下部側が差し込まれて開口縁12が第2係合部4に係合し、支持部413に支持される。また、支持部413から蓋本体2に向かって近づくように湾曲する挟持部412により、蓋本体2が挟持され、がたつかないように固定される。
このように、蓋本体2は、第2係合部4の支持部413に支持されるとともに、開口縁12の上部側では第1係合部3の挟持部312により挟持されて、開口縁12に固定される。
なお、蓋本体2は、その四隅では端部側第1係合部31に設けられた挟持部312及び端部側第2係合部41に設けられた挟持部412により挟持されているので、蓋本体2がしっかりと固定される。一方、蓋本体2の長手方向における中央側では、中央側第1係合部32及び中央側第2係合部42が、挟持部を有していない。このため、蓋本体2が経時変化により反ったり歪んだりしても、蓋本体2と側壁部311との間の第1の溝30及び第2の溝40に蓋本体2を配置させることができる。
また、端部側第1係合部31、端部側第2係合部41、中央側第1係合部32及び中央側第2係合部42のいずれにおいても、支持部313、323、413、423が蓋本体2から先端側までの長さが、背板10の厚さ方向の長さよりも長く形成されているので、蓋本体2が継時変化により反ったり歪んだりしても、蓋本体2を点検口11に容易に着脱することができる。
図9(a)及び図9(b)は、点検口蓋1の取り外し工程を示す図である。
図9(a)に示すように、上部取手部51及び下部取手部52をつまんで蓋本体2を上方へ持ち上げる。すると、開口縁12の上部側が第1係合部3の第1の溝30に差し込まれて蓋本体2が上方へスライドする。蓋本体2が上方へスライドすると同時に、開口縁12の下部側が第2係合部4の第2の溝40から離れ、開口縁12と第2係合部4との係合うが外れる。この状態で、蓋本体2を傾斜させ、蓋本体2を手間側へ引くことにより、第1係合部3と開口縁12の上部側との係合が外れ、蓋本体2が取り外される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態ではキャビネット100の背板10に形成され、背板10の裏側に配置された構造物を点検するための点検口11を覆う点検口蓋1を、板状の蓋本体2と、第1係合部3と、第2係合部4と、を含んで構成した。そして第1係合部3を、蓋本体2の一方側の第1面21の上端部に設け、第1面21に沿って延びかつ点検口11の開口縁12が差し込まれる第1の溝30を含んで構成した。また、第2係合部4を、蓋本体2の第1面21の下端部に設け、第1面21に沿って延びかつ点検口11の開口縁12が差し込まれる第2の溝40を含んで構成した。
本実施形態によれば、蓋本体2の第1面21側に、点検口11の開口縁12が差し込まれて係合する第1係合部3及び第2係合部4が形成されているので、背板10における点検口11の開口縁12側に、蓋本体2に係合させるための部材を設ける必要がない。このため、点検口蓋1の部品点数を削減できる。また、第1係合部3の第1の溝30及び第2係合部4の第2の溝40に開口縁12を差し込むことで点検口蓋1と開口縁12とが係合するので、背板10への加工が不要であるうえ、ビス等の固定具も不要であるため着脱が容易である。さらに、経年変化により点検口蓋1の形状が変化しても、第1の溝30及び第2の溝40に対する開口縁12の差し込み深さを調整できるため、点検口蓋1を点検口11に安定して取り付けることができる。
また本実施形態によれば、第1係合部3を、第1面21に沿って形成される側壁部311を含んで構成した。また、第1の溝30を、第1面21と側壁部311の間の間隙により構成した。
これにより、第1面21と側壁部311との間隙により構成される第1の溝30に、開口縁12を差し込むことで、点検口蓋1を取り付けることができる。このため、蓋本体2をいわゆるケンドン式で取り付けることできる。また、開口縁12を第1面21と側壁部311の間の間隙により構成される第1の溝30の内部で自由に位置させることができるため、点検口蓋1の着脱が容易になるとともに、経年変化による点検口蓋1の形状の変化に対応させることができる。
また本実施形態によれば、第1係合部3を、側壁部311の先端側に設けられ、側壁部311よりも蓋本体2側へ近づくように湾曲することで開口縁12を挟持可能な挟持部312を含んで構成した。
これにより、挟持部312により開口縁12を蓋本体2側に押しつけながら確実に挟持することができる。このため、着脱が容易で、キャビネットの収納部のような狭くて暗い場所での作業性が向上する。
また本実施形態によれば、蓋本体2の第2面22に取手部5を設けた。
これにより、取手部5を保持して蓋本体2を取り付けることができるため、着脱がさらに容易になる。
また本実施形態によれば、点検口蓋1を、透光性を有する素材により構成した。
これにより、点検口蓋1を取り外さなくとも点検口11の内部を視認することができる。また、使用者が点検口11の内部に構造物があることを理解できる。
また本実施形態によれば、キャビネット100に本実施形態の点検口蓋1を設ける。これにより、キャビネット100の背板10に形成される点検口11の点検が容易になる。
また本実施形態によれば、点検口蓋1の四隅は、丸みを帯びている。
これにより、作業者が尖った角で怪我をするような心配もない。また、四隅が丸みをおびているため、蓋本体2の長方形に反りや歪みが生じていても、目立たちにくい。
また本実施形態によれば、蓋本体2、第1係合部3、第2係合部4及び取手部5が合成樹脂による一体成型により形成されている。
これにより、第1係合部3、第2係合部の個々の位置合わせを必要とせず、取手部5を保持して一体的に点検口蓋1を取り付けることができるので、着脱が容易である。
また本実施形態によれば、点検口蓋1は、一体成型の際に第1面21側と第2面22側の加熱温度を調整することで、予め第2面22側に凸となるように形成されている。さらに、蓋本体2の第1面21及び第2面22の両方に、補強用のリブ23が形成されている。
これにより、点検口蓋1自体を、経時変化による反りを生じにくく形成することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、点検口蓋1は、白色の半透明に形成されているが、これに限られない。点検口蓋は、透光性を有するものであれば、有色でもよい。また、シボ加工を施すことで、曇りガラスのように表面に凹凸が形成されているものでもよい。
また、上記実施形態では、点検口蓋1は、長方形の形状を有し、一枚で点検口11を覆っているが、これに限られない。点検口蓋を、長辺と短辺の寸法差が小さな正方形に近い形状とし、長方形の点検口11に点検口蓋を2枚取り付けるように構成してもよい。
1 点検口蓋
2 蓋本体
3 第1係合部
4 第2係合部
5 取手部
10 背板
11 点検口
12 開口縁
21 第1面(一方側の面)
22 第2面(他方側の面)
30 第1の溝
40 第2の溝
100 キャビネット
311、321 側壁部
312 挟持部

Claims (6)

  1. キャビネットの背板に形成され、該背板の裏側に配置された構造物を点検するための点検口を覆う点検口蓋であって、
    板状の蓋本体と、
    該蓋本体の一方側の面の一端に設けられ、該面に沿って延びかつ前記点検口の開口縁が差し込まれる第1の溝を有することで前記開口縁と係合する第1係合部と、
    前記蓋本体の一方側の面の他端に設けられ、該面に沿って延びかつ前記点検口の開口縁が差し込まれる第2の溝を有することで前記開口縁と係合する第2係合部と、を備える点検口蓋。
  2. 前記第1係合部は、前記一方側の面に沿って形成される側壁部を有し、
    前記第1の溝は、前記一方側の面と前記側壁部の間の間隙により構成される請求項1に記載の点検口蓋。
  3. 前記第1係合部は、前記側壁部の先端側に設けられ、前記側壁部よりも前記蓋本体側へ近づくように湾曲することで前記開口縁を挟持可能な挟持部を有する請求項2に記載の点検口蓋。
  4. 前記蓋本体の他方側の面に設けられた取手部をさらに備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の点検口蓋。
  5. 透光性を有する素材により構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の点検口蓋。
  6. 請求項1〜5に記載の点検口蓋を備えたキャビネット。
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