JPH11131783A - 建物の壁部や天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置及び該閉蓋装置を用いる閉蓋構造 - Google Patents

建物の壁部や天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置及び該閉蓋装置を用いる閉蓋構造

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JPH11131783A
JPH11131783A JP31592197A JP31592197A JPH11131783A JP H11131783 A JPH11131783 A JP H11131783A JP 31592197 A JP31592197 A JP 31592197A JP 31592197 A JP31592197 A JP 31592197A JP H11131783 A JPH11131783 A JP H11131783A
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JP31592197A
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Satoshi Takeda
敏 武田
Eiji Koya
栄治 幸谷
Yoshiaki Douchi
善昭 道地
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口を通して壁部内に配管を納めた後におけ
る該開口の閉蓋を、確実且つ容易にしかも見栄え良く行
う。 【解決手段】 壁部2に設けた開口4を蓋部材11で閉
蓋可能とする。開口4の一方の縁部分9に、溝部からな
る第1の係合部19を具えた受枠部材10を嵌着する。
蓋部材11の一方の側部分29には、前記第1の係合部
19と係合し得る突片としての第2の係合部41が設け
られている。又、蓋部材11の他方の側部分27には、
該側部分27との間で、前記開口4の他方の縁部分7を
弾性的に挾持する、弾性挟持片49が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁部や天井
部或いは床部に設けた内蔵設備用開口を確実且つ容易に
しかも体裁よく閉蓋する閉蓋装置に関するものである。
又、該閉蓋装置を用いる閉蓋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エアコ
ンの室内機と室外機とを連結する配管を建物に取り付け
る従来の施工要領は、例えば図9に示すように該配管a
を内壁面に固定し、或いは外壁面に固定して後、該配管
aを配管カバーbで覆っていた。しかしながら、壁面固
定の配管aを配管カバーbで覆うかかる構成によるとき
は、該配管カバーbが壁面cに大きく突出した状態とな
って見栄えが悪い問題があったばかりか、この突出する
配管カバーbが障害物となることもあった。
【0003】本発明は、例えば前記エアコンの配管上の
問題点の解決を含め、水道管、ガス管その他の配管や配
線等の施工に当たり、これらの配管や配線等を壁部や天
井部或いは床部に内蔵させる場合において、内蔵後にお
ける閉蓋を容易且つ確実にしかも見栄え良く行なうこと
を技術的課題の一つとするものである。更に進んで、前
記内蔵設備の点検や修理等に際しての開蓋を容易とする
閉蓋装置及び閉蓋構造の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係
る、建物の壁部や天井部或いは床部に設けた内蔵設備用
の開口を閉蓋する閉蓋装置(以下閉蓋装置という)は、
前記開口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着さ
れる受枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材と
を具え、前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面
を覆うように前記縁部分に嵌着される受枠本体に第1の
係合部を設けてなる。又前記蓋部材は、前記開口を覆い
且つ前記受枠部材を覆い隠す蓋本体の左右側部分のいず
れか一方の側部分の裏面に、前記第1の係合部と固定状
態に係合し得る第2の係合部を設けると共に、該蓋本体
の他方の側部分の裏面には、該側部分との間で前記開口
の他方の縁部分を弾性的に挾持する弾性挾持片を突設し
てなり、該弾性挾持片は、前記他方の側部分との間の溝
幅を大きくするように弾性的に変形可能としてなる。そ
して、前記第1の係合部と第2の係合部との係合、及び
前記弾性挾持片と前記側部分とによる縁部分の弾性的な
挟持によって、前記蓋部材を閉蓋状態で保持させるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0005】本発明に係る閉蓋装置の他の態様は、前記
開口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着される
受枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材とを具
え、前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面を覆
うように前記縁部分に嵌着される受枠本体の前記端面を
覆う覆部に、前記開口の表側に向けて開放する溝部とし
ての第1の係合部を設けてなる。又前記蓋部材は、前記
開口を覆い且つ前記受枠部材を覆い隠す蓋本体の左右側
部分のいずれか一方の側部分の裏面に、前記溝部と固定
状態に係合し得る突片としての第2の係合部を設けると
共に、該蓋本体の他方の側部分の裏面には、該側部分と
の間で前記開口の他方の縁部分を弾性的に挾持する弾性
挾持片を突設してなり、該弾性挾持片は、前記他方の側
部分との間の溝幅を大きくするように弾性的に変形可能
としてなる。そして、前記第1の係合部と第2の係合部
との係合、及び前記弾性挾持片と前記側部分とによる縁
部分の弾性的な挟持によって、前記蓋部材を閉蓋状態で
保持させるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明に係る閉蓋装置のその他の態様は、
前記開口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着さ
れる受枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材と
を具え、前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面
を覆うように前記縁部分に嵌着される受枠本体の前記端
面を覆う覆部に、前記開口の表側に向けて突出する突片
としての第1の係合部を設けてなる。又前記蓋部材は、
前記開口を覆い且つ前記受枠部材を覆い隠す蓋本体の左
右側部分のいずれか一方の側部分の裏面に、前記第1の
係合部と固定状態に係合し得る溝部としての第2の係合
部を設けると共に、該蓋本体の他方の側部分の裏面に
は、該側部分との間で前記開口の他方の縁部分を弾性的
に挾持する弾性挾持片を突設してなり、該弾性挾持片
は、前記他方の側部分との間の溝幅を大きくするように
弾性的に変形可能としてなる。そして、前記第1の係合
部と第2の係合部との係合、及び前記弾性挾持片と前記
側部分とによる縁部分の弾性的な挟持によって、前記蓋
部材を閉蓋状態で保持させるように構成したことを特徴
とするものである。
【0007】前記各閉蓋装置において、弾性挾持片を蓋
本体と別体に構成し、該弾性挾持片の基端部分を前記蓋
本体に係合状態で固定させるのがよい。前記各閉蓋装置
において、前記開口を表側から閉蓋した蓋部材が前記受
枠部材を覆い隠した状態で、前記蓋本体の、前記受枠部
材と対向する側部分と、前記一方の縁部分の表面との間
に、前記第1の係合部と第2の係合部との係合状態を解
除するための係合解除用隙間が形成されるように構成す
るのがよい。
【0008】この場合、前記受枠部材の、前記縁部分の
表面を覆う表面覆部の先側部分の表面を、その先端側ほ
ど前記縁部分の表面に近づく傾斜面に形成し、前記第1
の係合部と第2の係合部との係合状態を解除する際、前
記解除具の先端部が前記傾斜面に乗るように構成するの
がよい。
【0009】又本発明に係る閉蓋構造は、前記係合解除
用隙間を形成する閉蓋装置を用いるものであり、前記開
口を、建物の壁部や天井部或いは床部のコーナー部に近
接させて設ける場合、前記弾性挾持片と前記蓋本体の他
方の側部分との間で、前記コーナー部に近い側の縁部分
を挟持させる一方、前記コーナー部に遠い側の縁部分に
前記受枠部材を嵌着させ、該受枠部材の存する側に前記
係合解除用隙間を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】なお本発明において、第1の係合部と第2
の係合部との固定状態の係合は、解除可能な係合を含む
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明は、エアコンの配管、水道
管、ガス管その他の配管や配線等の施工に当たって、こ
れらを壁部や天井部或いは床部に内蔵させる場合に応用
できるが、以下の実施の形態においては、壁部にエアコ
ンの配管を内蔵させる場合を例にとって具体的に説明す
る。
【0012】図1〜3に示すように、本発明に係る閉蓋
装置1は、二重構造の壁部2の例えば室内の入隅部(コ
ーナー部)3に寄せて、上下に長い開口4を設け、該開
口4を通して壁部2にエアコン5の配管6を内蔵させた
後、該開口4を表側(室内側)から閉蓋するものであ
り、該開口4の左右対向する縁部分7,9のいずれか一
方に嵌着される受枠部材10と、前記開口4を表側から
閉蓋する蓋部材11とを具えている。なお本実施の形態
において、前記受枠部材10と蓋部材11はプラスチッ
ク製である。
【0013】前記受枠部材10は、図3、図5に示すよ
うに、前記一方の縁部分9の端面12、表面13、裏面
15を同時に覆うように該縁部分9に嵌着される例えば
コ字状の受枠本体16を具えると共に、前記開口の表側
に向けて開放する溝部(本実施の形態においては条溝)
19aとしての第1の係合部19を、前記端面を覆う覆
部20と該覆部20から突出するL字状突出片21とに
より構成している。前記溝部19aは、図4に示すよう
に、その内面の先端部分に、溝底に向けて係合面22を
有する鋸刃状の規制突部23,23が膨設されている。
又前記縁部分9の表面13を覆う表面覆部25の先側の
部分は、その表側の面26が傾斜面26aに形成されて
いる。
【0014】又前記蓋部材11は、図3、図5に示すよ
うに、その左右の側部分27,29が前記開口4の縁部
分7,9の表面側を覆い隠す状態で前記開口4を表側か
ら閉蓋できる幅寸法と長さを具えた蓋本体30を有す
る。該蓋本体30の一方の側部分29の裏面31は、図
3に示すように、前記受枠部材10の表面覆部25の外
面26に当接状態となり、前記側部分29の側端32
は、該表面覆部25の先端33の外側に離れて位置す
る。
【0015】そして該側端32には、壁面35に向けて
短く突出する突部36が設けられ、該突部36の先端と
壁面と間に、図6に示すようにドライバー(解除具)3
9の先端部分39aを挿入させるための、係合解除用隙
間40が形成されるようになされている。
【0016】又前記一方の側部分29の裏面には、前記
第1の係合部19としての溝部19aに嵌入せしめられ
る突片(本実施の形態においては突条)41aとしての
第2の係合部41が形成されている。該突片41aは、
図4に示すように、前記溝部19aの入口に向けて係合
面43,43を有しており、その係合面43と前記係合
面22とが当接係合して前記突片41aが抜け止めされ
る。
【0017】又前記蓋本体30の他方の側部分27の裏
面には、図3、図5に示すように、壁面35に向けて突
出してその先端が該壁面に当接する突部45,46が、
所要間隔をおいて平行して突設されている。又該裏面に
は、前記蓋本体30の他方の側部分27との間で前記開
口4の他方の縁部分7を弾性的に挾持する嵌合溝47を
形成する弾性挾持片49が突設されている。該弾性挾持
片49は、その自由状態においては、図2に実線で示し
又図3に一点鎖線で示すように、該嵌合溝47の溝幅が
前記縁部分7の厚さよりも稍小さく形成されており、図
2に一点鎖線や二点鎖線で示すように又図3に実線で示
すように、前記嵌合溝47の溝幅を大きくするように弾
性的に変形可能である。
【0018】なお本実施の形態においては、該弾性挾持
片49が蓋本体30と別体に形成されており、その基端
側部分50が前記蓋本体30に係合状態で固定されてい
る。そのために、前記蓋本体30の裏面に、両側面が鋸
刃状に形成された固定片51が突設されている。又前記
弾性挾持片49は、前記縁部分7の裏面52を弾性的に
押圧するV字状押圧部53を先端側に具えた、Z字状に
屈曲した長尺材として形成されており、その基端側部分
50に設けられている固定溝部(その対向する内面は鋸
刃状に形成されている)55が、前記固定突片51に嵌
合状態で係合せしめられて固定されている。なお図5に
おいて符号56は、蓋本体30の上下端を被覆する化粧
カバー57(図1)を取り付けるための嵌入溝である。
【0019】然して、前記構成を有する受枠部材10と
蓋部材11とを用いて前記開口4を閉蓋するには、先ず
図2、図5に示すように、前記一方の縁部分9の端面1
2及び表裏面13,15を覆うように、前記受枠部材1
0を該縁部分9に嵌着しておく。その後図2に実線で示
すように、蓋部材11を壁面に対し斜め状態にして、前
記嵌合溝47内に前記他方の縁部分7を挿入状態とす
る。このとき、弾性挾持片49の先端部分の前記屈曲状
態によって、嵌合溝47の入口が拡大しているため、該
嵌合溝47内への縁部分9の導入が容易である。
【0020】然る後、図2に矢印F1で示すように蓋部
材11を前記縁部分7に向けて押し、前記弾性挟持片4
9を同図に二点鎖線で示す状態を経て弾性的に変形さ
せ、図3に示すように、嵌合溝47内に前記縁部分7を
嵌入させる。このとき、自由状態においては図3に一点
鎖線で示す状態にあった弾性挾持片49が同図に実線で
示す状態に弾性変形することに伴う弾性挾持片49の弾
性的な押圧作用によって、前記側部分27と弾性挾持片
49との間で縁部分7が弾性的に挟持される。蓋部材1
1のこのような押し込みと同時に、図2に矢印F2で示
すように、蓋部材11の側部分29を前記縁部分9に接
近させ、前記第2の係合部41としての突片41aを前
記第1の係合部19としての溝部19aに弾性的に押し
込むと、図2に一点鎖線で示し、又図3〜4に示すよう
に、前記係合面43,22相互が係合して、蓋部材11
は、前記開口4を閉蓋した状態で固定される。
【0021】なお、前記配管6の点検や修理、バルブ開
閉等の目的で前記蓋部材11を取り外す必要が生じたと
きは、前記係合解除用隙間40に、図6に示すように、
例えばドライバー(解除具)39の先端部分39aを挿
入し、該ドライバー(解除具)39を図6に矢印で示す
ように回動させると、梃子作用により前記L字状突出片
21が内側に稍開いて、第1、第2の係合部19,41
の係合状態が解除され、蓋部材11は取り外されること
となる。その際、図6に示すように、ドライバー(解除
具)先端部分39の先端部39a1を前記表面覆部25
の傾斜面26aに乗せることにより、該ドライバー(解
除具)39を矢印で示す方向に回動させる際にドライバ
ー先端(解除具先端)39a1で壁面35を損傷する恐
れを回避できる。
【0022】なおエアコンの配管は、図1に示すよう
に、室内の入隅部(コーナー部)3に寄せて配置される
ことが多いため、本実施の形態においては、コーナーの
壁面59に阻害されることなく前記ドライバー等利用に
よる蓋部材11の取り外しを容易に行い得るよう、該入
隅部3に遠い側の縁部分9に受枠部材10を嵌着し該受
枠部材10側で、係合解除用隙間40を形成しているの
である。
【0023】〔その他の実施の形態〕 前記弾性挾持片49は、図7に示すように、蓋本体
30と一体に形成することもある。又、図8は弾性挾持
片49の他の構成を示すものであり、該弾性挾持片49
は、蓋本体30の他方の側部分27との間で縁部分7を
弾性的に挾持している。本発明はこのような挾持態様も
含むものである。
【0024】 第1の係合部19と第2の係合部41
は、両者が固定状態で係合できるものであれば、それは
前記実施の形態で示したものに限られず、各種の公知手
段を採用できる。特に、突条と条溝によって第1の係合
部19と第2の係合部41を形成する場合、突片として
の第1の係合部19を受枠部材10に設けると共に、溝
部としての第2の係合部41を蓋部材11に設けること
としてもよい。
【0025】 本発明に係る閉蓋装置は、天井部や床
部に設けた配管や配線等の内蔵設備用開口の閉蓋装置と
して応用することもでき、前記壁部における場合と同様
に構成することができる。
【0026】 受枠部材16は、前記縁部分の全長に
亘って嵌着される必要はなく、その一部分に嵌着される
ものであってもよい。又弾性挾持片49も、蓋本体30
の長さ方向全長に亘って設けられることの他、蓋本体の
長さ方向に途切れ状態で設けられることもある。その場
合、弾性挾持片49を蓋本体30と別体として、所定長
さの弾性挾持片49を蓋本体30に係合状態で固定させ
るのがよい。
【0027】 受枠部材10及び蓋部材11の素材は
プラスチックに限らない。
【0028】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明に係る閉蓋装置によるときは、エアコンの配
管、水道管、ガス管その他の配管や配線等の設備を建物
の壁部や天井部、床部に内蔵させた場合において、その
内蔵設備用開口を、壁面や天井面、床面に大きな張り出
し部を形成することなく見栄え良く閉蓋できる。しかも
その閉蓋は、弾性挟持片を利用した弾性的な挟持と、第
1、第2の係合部相互の係合とによる簡易な操作によっ
て能率的に行なうことができる。
【0029】 本発明に係る閉蓋装置は、開口の一方
の縁部分にのみ受枠部材を嵌着することとし、該受枠部
材側で、係合による確実な保持を得る一方、他方の縁部
分側では簡易な弾性挟持の手段を採用するため、確実且
つ容易な閉蓋が得られる閉蓋装置を、部材点数を少なく
して簡素に構成できる。
【0030】 特に、開口を閉蓋した蓋部材が前記受
枠部材を覆い隠した状態において、蓋本体の側部分と開
口の縁部分の表面との間に、前記第1、第2の係合部の
係合状態を解除するための係合解除用隙間が形成される
ように構成したときは、解除具(ドライバー等)の先端
部分を該係合解除用隙間に挿入してこじることにより、
第1、第2の係合部相互の係合状態を無理なく解除して
蓋部材を取り外すことができる。その際、解除具の先端
部を前記受枠部材の表面覆部の傾斜面に乗せることによ
り、解除具で解除する時にその先端部が壁面を損傷する
恐れを回避できて好ましい。この場合、コーナー部に遠
い側の縁部分に受枠部材を嵌着することにより、コーナ
ー部の壁面に阻害されることなく、前記ドライバー等を
利用しての蓋部材の取り外しを容易に行うことができ
る。
【0031】 受枠部材や弾性挾持片を部分的に取り
付る場合は、縁部分の全長に亘って受枠部材を取り付け
たり、蓋本体の全長に亘って弾性挾持片を設ける場合に
比し、使用材料をそれだけ節減できてコスト低減を期し
得ることとなる。
【0032】 又、弾性挾持片を蓋本体と別体とし、
該弾性挾持片を蓋本体に係合状態で固定する構成を採用
する場合は、壁部や天井部或いは床部の開口縁部分の厚
さが異なる場合であっても、それに合わせた所定の弾性
挾持片を採用することにより、蓋本体をそのまま利用し
つつ所要の閉蓋装置を構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を説明する斜視図である。
【図2】開口を蓋部材で閉蓋する要領を説明する断面図
である。
【図3】蓋部材が開口を閉蓋した状態を示す断面図であ
る。
【図4】その閉蓋状態における第1、第2の係合部相互
の係合状態を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明に係る閉蓋装置を示す分解斜視図であ
る。
【図6】閉蓋状態の蓋部材を取り外す要領を説明する断
面図である。
【図7】弾性挾持片の他の態様を説明する断面図であ
る。
【図8】弾性挾持片のその他の態様を説明する断面図で
ある。
【図9】従来におけるエアコンの配管上の問題点を説明
する斜視図である。
【符号の説明】
1 閉蓋装置 2 壁部 4 開口 6 配管 7 開口の縁部分 9 開口の縁部分 10 受枠部材 11 蓋部材 19 第1の係合部 19a 溝部 20 覆部 26a 傾斜面 27 蓋部材の側部分 29 蓋部材の側部分 30 蓋本体 39 解除具 40 係合解除用隙間 41 第2の係合部 41a 突片 47 嵌合溝 49 弾性挾持片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁部や天井部或いは床部に設けた
    内蔵設備用の開口を閉蓋する閉蓋装置であって、前記開
    口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着される受
    枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材とを具
    え、 前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面を覆うよ
    うに前記縁部分に嵌着される受枠本体に第1の係合部を
    設けてなり、 又前記蓋部材は、前記開口を覆い且つ前記受枠部材を覆
    い隠す蓋本体の左右側部分のいずれか一方の側部分の裏
    面に、前記第1の係合部と固定状態に係合し得る第2の
    係合部を設けると共に、該蓋本体の他方の側部分の裏面
    には、該側部分との間で前記開口の他方の縁部分を弾性
    的に挾持する弾性挾持片を突設してなり、該弾性挾持片
    は、前記他方の側部分との間の溝幅を大きくするように
    弾性的に変形可能とし、 前記第1の係合部と第2の係合部との係合、及び前記弾
    性挾持片と前記側部分とによる縁部分の弾性的な挟持に
    よって、前記蓋部材を閉蓋状態で保持させるように構成
    したことを特徴とする建物の壁部や天井部或いは床部に
    設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  2. 【請求項2】 建物の壁部や天井部或いは床部に設けた
    内蔵設備用の開口を閉蓋する閉蓋装置であって、前記開
    口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着される受
    枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材とを具
    え、 前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面を覆うよ
    うに前記縁部分に嵌着される受枠本体の前記端面を覆う
    覆部に、前記開口の表側に向けて開放する溝部としての
    第1の係合部を設けてなり、 又前記蓋部材は、前記開口を覆い且つ前記受枠部材を覆
    い隠す蓋本体の左右側部分のいずれか一方の側部分の裏
    面に、前記溝部と固定状態に係合し得る突片としての第
    2の係合部を設けると共に、該蓋本体の他方の側部分の
    裏面には、該側部分との間で前記開口の他方の縁部分を
    弾性的に挾持する弾性挾持片を突設してなり、該弾性挾
    持片は、前記他方の側部分との間の溝幅を大きくするよ
    うに弾性的に変形可能とし、 前記第1の係合部と第2の係合部との係合、及び前記弾
    性挾持片と前記側部分とによる縁部分の弾性的な挟持に
    よって、前記蓋部材を閉蓋状態で保持させるように構成
    したことを特徴とする建物の壁部や天井部或いは床部に
    設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  3. 【請求項3】 建物の壁部や天井部或いは床部に設けた
    内蔵設備用の開口を閉蓋する閉蓋装置であって、前記開
    口の左右対向する縁部分のいずれか一方に嵌着される受
    枠部材と、前記開口を表側から閉蓋する蓋部材とを具
    え、 前記受枠部材は、前記縁部分の端面及び表裏面を覆うよ
    うに前記縁部分に嵌着される受枠本体の前記端面を覆う
    覆部に、前記開口の表側に向けて突出する突片としての
    第1の係合部を設けてなり、 又前記蓋部材は、前記開口を覆い且つ前記受枠部材を覆
    い隠す蓋本体の左右側部分のいずれか一方の側部分の裏
    面に、前記第1の係合部と固定状態に係合し得る溝部と
    しての第2の係合部を設けると共に、該蓋本体の他方の
    側部分の裏面には、該側部分との間で前記開口の他方の
    縁部分を弾性的に挾持する弾性挾持片を突設してなり、
    該弾性挾持片は、前記他方の側部分との間の溝幅を大き
    くするように弾性的に変形可能とし、 前記第1の係合部と第2の係合部との係合、及び前記弾
    性挾持片と前記側部分とによる縁部分の弾性的な挟持に
    よって、前記蓋部材を閉蓋状態で保持させるように構成
    したことを特徴とする建物の壁部や天井部或いは床部に
    設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  4. 【請求項4】 弾性挾持片を蓋本体と別体に構成し、そ
    の基端部分を前記蓋本体に係合状態で固定したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建物の壁部や
    天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  5. 【請求項5】 前記開口を表側から閉蓋した蓋部材が前
    記受枠部材を覆い隠した状態において、前記蓋本体の、
    前記受枠部材と対向する側部分と、前記一方の縁部分の
    表面との間に、前記第1の係合部と第2の係合部との係
    合状態を解除するために解除具の先端部分を挿入させ得
    る係合解除用隙間が形成されるように構成したことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建物の壁部や
    天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  6. 【請求項6】 前記受枠部材の、前記縁部分の表面を覆
    う表面覆部の先側部分の表面を、その先端側ほど前記縁
    部分の表面に近づく傾斜面に形成し、前記第1の係合部
    と第2の係合部との係合状態を解除する際、前記解除具
    の先端部が前記傾斜面に乗るようにしたことを特徴とす
    る請求項5記載の建物の壁部や天井部或いは床部に設け
    た内蔵設備用開口の閉蓋装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の閉蓋装置を用いた
    閉蓋構造であって、 前記開口を、建物の壁部や天井部或いは床部のコーナー
    部に近接させて設ける場合、前記弾性挾持片と前記蓋本
    体の他方の側部分との間で、前記コーナー部に近い側の
    縁部分を挟持させる一方、前記コーナー部に遠い側の縁
    部分に前記受枠部材を嵌着させ、該受枠部材の存する側
    に前記係合解除用隙間を形成したことを特徴とする建物
    の壁部や天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉
    蓋構造。
JP31592197A 1997-10-31 1997-10-31 建物の壁部や天井部或いは床部に設けた内蔵設備用開口の閉蓋装置及び該閉蓋装置を用いる閉蓋構造 Withdrawn JPH11131783A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001123652A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 点検口用の枠材及びそれを用いた点検口枠体
KR101045266B1 (ko) 2010-11-19 2011-06-29 주식회사 중앙기업사 슬라이드 체결방식의 천정 점검구
JP2015181585A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社Lixil 点検口蓋
JP2018084370A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社サタケ 穀物乾燥機の点検口
KR20230040452A (ko) * 2021-09-16 2023-03-23 권오수 우물천장용 경량 플레이트 및 이를 이용한 우물천장 구조체

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