JP2016008505A - 燃料噴射弁及び燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射初期の燃料噴射圧が低い状態において、燃料噴射弁内の針弁の挙動を安定化させることが可能な燃料噴射弁及び燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【解決手段】燃料噴射弁2は、内部に燃料流路7が形成され、先端部6aに燃料噴射孔8が形成されるハウジング6と、ハウジング6の内部に配置され、燃料供給圧に応じて燃料流路7を開閉する針弁11と、針弁11の第1のリフト量を規定する第1支持部17と、第1支持部17に対して針弁11を付勢する第1コイルばね15と、針弁11の第2のリフト量を規定する第2支持部18と、第2支持部18に対して針弁11及び第1支持部17を付勢する第2コイルばね16とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関に適用される燃料噴射弁及び燃料噴射装置に関するものである。
燃料噴射装置は、ディーゼル機関等の内燃機関に適用され、燃料を加圧し、シリンダ内に燃料を噴射させる。燃料噴射装置は、シリンダヘッドに設けられる燃料噴射弁と、燃料噴射管を介して燃料噴射弁へ燃料を圧送する燃料噴射ポンプを備える。燃料は、燃料タンク及び燃料供給ポンプから燃料供給管を介して燃料噴射ポンプへ供給され、燃料噴射ポンプのプランジャバレル内に溜まった所定量の燃料が、燃料噴射ポンプのプランジャによって加圧され、燃料噴射弁へ圧送される。
特許文献1には、舶用エンジンの燃料噴射制御装置の発明であって、燃料噴射の精度を向上させるため、燃料噴射用サーボ弁とバルブ制御部が一体に形成され、バルブ制御部が他の機器に影響されることなく、噴射タイミングのずれを生じさせず、所望の噴射パターンを形成する技術が開示されている。
特開2012−52428号公報 特開2002−61550号公報
図4に示すように、一般に、単位時間当たりに噴射される燃料の量である燃料噴射率が高いほど、燃料消費率(燃費)を低減できるが、NOx排出濃度が高くなる。一方、燃料噴射率が低いほど、NOx排出濃度を低減できるが、燃料消費率が高くなる。そこで、図5の上段のグラフの実線で示すように、燃料噴射初期の燃料噴射圧を低くし(1段目)、その後、燃料噴射圧を高くする(2段目)という2段噴射制御を実施する場合がある。これにより、図4の破線や一点鎖線で示すように、実線で示された従来の噴射制御よりも、燃料噴射初期に燃料消費率を低減しつつNOx排出濃度を下げることができる。
しかし、2段噴射の噴射初期など、燃料噴射ポンプから燃料噴射弁へ供給される燃料の供給量が少なく、燃料供給圧が燃料噴射弁内の針弁の開弁圧に比べて十分に高くないと、図5の下段のグラフの破線で示すように、針弁の挙動が不安定になる。その結果、燃料噴射制御のロバスト性を確保できないという問題がある。
図6は、従来の燃料噴射装置の燃料噴射弁32を示す縦断面図である。なお、後述する本発明の一実施形態に係る燃料噴射弁2と構成及び作用が重複する構成要素は、同一の符号で示している。燃料噴射弁32は、ハウジング6において、針弁11の上方にはばね収容部34が形成されている。ばね収容部34には、コイルばね35と支持部37が収容される。ばね収容部34は、例えば円筒形状の内面を有する。コイルばね35は、下端が針弁11の上面に接触し、上端がばね収容部34の上面に接触している。これにより、コイルばね35は、ばね収容部34の上面に対し、針弁11を付勢している。
コイルばね35によって、針弁11は下方に押し下げられ、針弁11が燃料噴射孔8を閉鎖している。針弁11が完全に下方に押し下げられているとき、針弁11の上面と支持部37の下面の間には、フルリフト量分のギャップL3がある。針弁11が上方に移動可能な距離は、フルリフト量分であり、ギャップL3である。このような従来の燃料噴射弁32において、2段噴射制御を実施すると、2段噴射の噴射初期など、燃料噴射ポンプから燃料噴射弁へ供給される燃料の供給量が少なく、燃料供給圧が燃料噴射弁内の針弁11の開弁圧に比べて十分に高くないと、針弁11が着座したままになる等、図5の下段のグラフの破線で示すように、針弁11の挙動が不安定になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、燃料噴射初期の燃料噴射圧が低い状態において、燃料噴射弁内の針弁の挙動を安定化させることが可能な燃料噴射弁及び燃料噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料噴射弁及び燃料噴射装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る燃料噴射弁は、内部に燃料流路が形成され、先端部に燃料噴射孔が形成されるハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、燃料供給圧に応じて前記燃料流路を開閉する針弁と、前記針弁の第1のリフト量を規定する第1支持部と、前記第1支持部に対して前記針弁を付勢する第1弾性部と、前記針弁の第2のリフト量を規定する第2支持部と、前記第2支持部に対して前記針弁及び前記第1支持部を付勢する第2弾性部とを備える。
この構成によれば、燃料供給圧が低いとき、第1弾性部のみが針弁を付勢しており、燃料供給圧の上昇に伴って、針弁が第1のリフト量分を上昇すると、針弁が第1支持部に当たる。そして、さらに燃料供給圧が上昇すると、第2弾性部が針弁及び第1支持部を受けて、針弁及び第1支持部が第2のリフト量分を上昇する。第1支持部が第2支持部にあたると、針弁は、第1のリフト量分と第2のリフト量分を上昇し終える。
よって、燃料供給圧が低い場合であっても、第1弾性部のばね力によって決まる開弁圧を超えれば針弁は第1のリフト量分リフトするため、針弁の挙動を安定化させることができる。
また、本発明に係る燃料噴射装置は、上記の燃料噴射弁と、前記燃料供給圧を調整しながら前記燃料噴射弁へ燃料を供給する燃料噴射ポンプとを備える。
この構成によれば、燃料噴射弁へ供給される燃料は、燃料噴射ポンプによって、燃料供給圧が調整される。
上記発明において、前記燃料供給圧は、前記燃料供給圧が低く設定された1段目と、前記1段目の後、前記燃料供給圧が高く設定された2段目とを有する。
この構成によれば、燃料供給圧が低い場合であっても、第1弾性部のばね力によって決まる開弁圧を超えれば針弁は第1のリフト量分リフトするため、針弁の挙動を安定化させることができる。
本発明によれば、燃料噴射初期の燃料噴射圧が低い状態において、燃料噴射弁内の針弁の挙動を安定化させることができ、燃料噴射制御のロバスト性を確保することができる。また、燃料噴射初期の燃料噴射圧を確実に低くできることから、燃料消費率を低減しつつNOx排出濃度を下げることができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関及び燃料噴射装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る燃料噴射装置の燃料噴射弁を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料噴射装置の燃料噴射ポンプを示す構成図である。 NOx排出濃度と燃料消費率の関係を示すグラフである。 燃料噴射圧とクランク角度の関係を示すグラフ(上段)、及び、針弁リフト量とクランク角度の関係を示すグラフ(下段)である。 従来の燃料噴射装置の燃料噴射弁を示す縦断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る燃料噴射装置1について説明する。燃料噴射装置1は、図1に示すように、例えば2サイクル型の船舶用大型ディーゼル機関等の内燃機関10に適用される。
燃料噴射装置1は、図1に示すように、燃料噴射弁2と、燃料噴射ポンプ3と、燃料噴射管4とを備える。燃料噴射弁2は、円筒形状を有するハウジング6が内燃機関10のシリンダヘッドに設置される。
燃料供給ポンプ(図示せず。)は、燃料供給管5を介して、燃料噴射ポンプ3のプランジャバレル(図示せず。)に接続される。プランジャバレルは、燃料噴射管4の一端と接続され、燃料噴射管4の他端は、燃料噴射弁2のハウジング6に形成された燃料流路7(図2参照)と接続される。プランジャバレルの内部には、作動油の油圧制御によって往復動するプランジャ(図示せず。)が設けられる。燃料供給ポンプからプランジャバレルに燃料が供給され、プランジャバレル内の燃料は、プランジャの上昇によって燃料流路7に供給される。
ハウジング6は、先端部6aに複数の燃料噴射孔8が設けられる。先端部6aは、内燃機関10において、シリンダヘッドの下面から燃焼室内に突出している。ハウジング6は、軸線上に沿って円筒状の中心穴9が内部に形成され、中心穴9内には針弁11が収納されている。なお、例として、ハウジング6内部の中心穴9は円筒状としたが、これに限られず、例えば角筒状であってもよい。
ハウジング6の上部から下部に向けて燃料流路7が形成され、燃料流路7は、チャンバー12に連通している。また、ハウジング6には、リーク油流路13が形成され、リーク油流路13は、ばね収容部14と外部のリーク油回収管(図示せず。)とに接続される。
ハウジング6において、針弁11の上方にはばね収容部14が形成されている。ばね収容部14には、第1コイルばね15と第2コイルばね16と第1支持部17と第2支持部18が収容される。ばね収容部14は、例えば円筒形状の内面を有する。
第1コイルばね15は、第1弾性部の一例であり、下端が針弁11の上面に接触し、上端が第1支持部17の突出部17aの下面に接触している。
第2コイルばね16は、第2弾性部の一例であり、下端が第1支持部17の突出部17aの上面に接触し、上端がばね収容部14の上面に接触している。これにより、第2コイルばね16は、ばね収容部14の上面に対し、針弁11及び第1支持部17を付勢している。
第1支持部17は、突出部17aと棒状部17bとを有し、突出部17aは棒状部17bの外周面に円板状に形成される。棒状部17bの下端は、針弁11の上面と対向し、棒状部17bの上端は、第2支持部18の下端と対向している。第1支持部17の突出部17aよりも下方部分の棒状部17bに第1コイルばね15が挿入され、第1支持部17の突出部17aよりも下方部分の棒状部17bの周囲には第1コイルばね15が設置される。
第2支持部18は、棒状部材であり、ばね収容部14の上面から下方に延設され、ハウジング6に対して固定されている。第2支持部18に第2コイルばね16が挿入され、第2支持部18の周囲には第2コイルばね16が設置される。
第1支持部17と第2支持部18はほぼ同軸上に設置される。第1支持部17の棒状部17bの外径と、第2支持部18の外径は、略同一であり、ばね収容部14の内径よりも小さい。
燃料の供給圧が低い状態では、第1コイルばね15と第2コイルばね16によって、針弁11と第1支持部17は下方に押し下げられ、針弁11が燃料噴射孔8を閉鎖している。針弁11と第1支持部17が完全に下方に押し下げられているとき、針弁11の上面と第1支持部17の下面の間には、第1リフト量分のギャップL1があり、第1支持部17の上面と第2の支持部の下面の間には、第2リフト量分のギャップL2がある。
燃料流路7に供給される燃料の油圧、すなわち供給圧に応じて、針弁11が上方へ移動し、燃料流路7とチャンバー12と燃料噴射孔8とが連通する。その結果、燃料噴射孔8から燃料が噴射される。針弁11が上方に移動可能な距離は、第1リフト量と第2リフト量の合計値であり、ギャップL1とギャップL2の合計値である。第1支持部17が上方に移動可能な距離は、第2リフト量であり、ギャップL2である。
なお、ギャップL2は、第1リフト量と第2リフト量の合計値に対して略半分、すなわちギャップL1とギャップL2を略同一とすることで、燃料噴射初期に燃料噴射率を抑制して、燃料消費率を低減しつつNOx排出濃度を下げることができる。
第1コイルばね15の弾性力は、針弁11の1段目の開動作を開始させる供給圧との関係で決定され、第1コイルばね15と第2コイルばね16の合計の弾性力は、針弁11の2段目の開動作を開始させる供給圧との関係で決定される。第1コイルばね15の弾性力は、供給圧が低い状態で針弁11を動作させることができればよく、比較的小さい値である。
第2コイルばね16の弾性力は、供給圧が極力高い状態となったときに、針弁11の2段目の開動作を開始させる値とすることで、燃料噴射率が抑制された期間を長くすることができNOx排出濃度を低減できる。ただし、燃料噴射率が抑制された期間が長くなりすぎると噴射期間が延びてしまうため、適切な供給圧を選定する必要がある。
燃料噴射孔8が針弁11によって閉鎖された状態から、燃料供給圧が上昇し始めると、第1コイルばね15の弾性力に逆らって針弁11が中心穴9に沿って上昇する。このとき、第1コイルばね15が針弁11に係る力を吸収するため、第2コイルばね16は、ほとんど収縮せず、第1支持部17の位置はほぼ一定のままである。そして、さらに燃料供給圧が上昇すると、針弁11の上面が第1支持部17の下面に当接する。
当接後、燃料供給圧は、針弁11及び第1支持部17に直接伝達される。そして、燃料供給圧が所定圧以上に上昇すると、第2コイルばね16の弾性力に逆らって針弁11及び第1支持部17が中心穴9に沿って上昇する。したがって、燃料供給圧が所定圧に達するまでは、針弁11は第1リフト量が維持される。針弁11及び第1支持部17が上昇し始めた後、さらに、燃料供給圧が上昇すると、第1支持部17の上面が第2支持部18の下面に当接する。これにより、針弁11及び第1支持部17は第2リフト量分上昇することになり、第2リフト量を超えて上昇することがない。
反対に、燃料供給圧が低下すると、第1コイルばね15と第2コイルばね16が針弁11及び第1支持材を付勢して、最終的に、針弁11が燃料噴射孔8を閉鎖する。その結果、燃料の噴射が終了する。
以上、本実施形態によれば、燃料供給圧が低い場合であっても、第1コイルばね15のばね力によって決まる開弁圧を超えれば針弁11は第1リフト量分リフトするため、針弁11の挙動を安定化させることができる。
次に、図3を参照して、燃料噴射ポンプ3の構成及び動作について説明する。
燃料噴射ポンプ3には、作動油が流通する作動油流路21が設けられ、作動油流路21は、メインバルブ22によって開閉される。作動油は、作動油ポンプ(図示せず。)によって加圧されており、メインバルブ22が開状態となると、燃料噴射ポンプ3のプランジャを押し上げる。その結果、燃料噴射ポンプ3から燃料噴射弁2へ燃料が供給される。閉状態となると、プランジャが下がる。その結果、燃料噴射ポンプ3からの燃料の供給が停止される。
メインバルブ22は、パイロットオイルの油圧によって駆動される。以下では、燃料の2段噴射を可能とする燃料噴射ポンプ3のパイロットオイル系統の一例を示す。
パイロットオイル系統には、メインソレノイドバルブ23と、サブソレノイドバルブ24が設けられる。メインソレノイドバルブ23とサブソレノイドバルブ24の間の接続管25には、比較的流量を多く流すことができる第1のオリフィス26が設置される。また、メインソレノイドバルブ23とサブソレノイドバルブ24の間の接続管25には、分岐管27が設けられ、分岐管27には、第1のオリフィス26よりも流量が少なく設定された第2のオリフィス28が設置される。
本実施例のパイロットオイル系統によるメインバルブ22の開閉動作は以下のとおりである。まず、メインソレノイドバルブ23を開くことで、メインバルブ22の背面のパイロットオイルの油圧を下げる。その結果、メインバルブ22が開動作を開始し、プランジャ下部の作動油の油圧が上昇する。これにより、プランジャがゆっくりと押し上げられて、燃料噴射ポンプ3から燃料噴射弁2へ燃料が供給される。このとき、1段目の比較的燃料噴射圧が低い噴射が行われる。
次に、サブソレノイドバルブ24を開くことで、メインバルブ22の背面のパイロットオイルの油圧を更に下げる。その結果、メインバルブ22の開度が大きくなり、プランジャ下部の作動油の油圧がさらに上昇する。これにより、プランジャが速く押し上げられて、高い供給圧で、燃料噴射ポンプ3から燃料噴射弁2へ燃料が供給される。このとき、1段目よりも噴射圧が高い2段目の噴射が行われる。
メインソレノイドバルブ23の開時期に対して、サブソレノイドバルブ24の開時期を遅らせるとともに、分岐管27に設けられた第2のオリフィス28を通過するパイロットオイルの流量を絞ることによって、燃料供給圧を低下させることができ、燃料噴射率も抑制できる。その結果、燃料噴射初期に燃料消費率を低減しつつNOx排出濃度を下げることができる。
以上、説明した2段噴射を可能とする燃料噴射ポンプ3を用いつつ、上述した燃料噴射弁2を適用することによって、燃料噴射率が抑制された燃料噴射初期において、燃料供給圧が低い状態にあったとしても、図5の下段のグラフの実線に示すように、燃料噴射弁2内部の針弁11の挙動を安定化させることができる。
本実施形態によれば、針弁11がフルリフトしないことによる針弁11の不安定挙動をなくし、着座したまま上がらないという不具合をなくしたり低減でき、燃料噴射制御のロバスト性を確保することができる。その結果、燃料噴射初期の燃料噴射圧を確実に低くできることから、燃料消費率を低減しつつNOx排出濃度を下げることができる。
1 燃料噴射装置
2 燃料噴射弁
3 燃料噴射ポンプ
4 燃料噴射管
6 ハウジング
6a 先端部
7 燃料流路
8 燃料噴射孔
10 内燃機関
11 針弁
15 第1コイルばね(第1弾性部)
16 第2コイルばね(第2弾性部)
17 第1支持部
18 第2支持部

Claims (3)

  1. 内部に燃料流路が形成され、先端部に燃料噴射孔が形成されるハウジングと、
    前記ハウジングの内部に配置され、燃料供給圧に応じて前記燃料流路を開閉する針弁と、
    前記針弁の第1のリフト量を規定する第1支持部と、
    前記第1支持部に対して前記針弁を付勢する第1弾性部と、
    前記針弁の第2のリフト量を規定する第2支持部と、
    前記第2支持部に対して前記針弁及び前記第1支持部を付勢する第2弾性部と、
    を備える燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁と、
    前記燃料供給圧を調整しながら前記燃料噴射弁へ燃料を供給する燃料噴射ポンプと、
    を備える燃料噴射装置。
  3. 前記燃料供給圧は、前記燃料供給圧が低く設定された1段目と、前記1段目の後、前記燃料供給圧が高く設定された2段目とを有するように制御される請求項2に記載の燃料噴射装置。
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