JP2016007965A - 車両の空調装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このリヤ側の空調装置には、ルーフ部にルーフダクトを配設し、車両のリヤ側に空調ユニットを搭載して、空調ユニットで生成した空調空気をルーフダクトを通じ、前後方向に並んだ第2席、第3席へ吹き出す構造が用いられる。
ところが、リヤ側の空調装置は、第2席、第3席の双方に乗員が着座したときを想定して、常に双方へ同等の風量(流量)で吹き出す設定としてあり、リヤ側の座席の利用頻度を考慮した吹き出しとはなっていない。
好ましくは、第1変更部は、導入ダクト部に形成され、渡りダクト部へ導入される空調空気の流線を遠心力により偏倚させる円弧形の曲成部を有するものとした(請求項4)。
好ましくは、第3変更部は、渡りダクト部を、導入ダクト部と連通する部分を境に、当該渡りダクト部の一方側よりも他方の開口面積を大きくするものとした(請求項6)。
それ故、車両のリヤ側は、利用頻度の高いリヤ側の前側の座席(第2席)を重視した配風で空調空気を吹き出すことができ、車両のリヤ側を、座席の利用頻度にしたがい効率良く空調できる。
図1(a)は、本発明を適用した車両、例えばワゴン車に組み込まれたリヤ側の空調装置、図1(b)は同空調装置のルーフダクトの一部、図2は同空調装置の全体、図3は図2中の矢視A方向から見たルーフダクト(一部)をそれぞれ示している。
ワゴン車の主な構造について説明すると、図1(a)中1はワゴン車(車両)の車体、3は同車体1の後部開口(図示しない)を開閉するテールゲート、5は車体1の車幅方向両側に設けられたフロントドア、7は同じくリヤドアである。
このワゴン車のリヤ側には、リヤ側の前後2列席を空調する専用の空調装置23が設けられている。ちなみに、ワゴン車のフロント側には、図示はしないがフロント席専用の空調装置が設けられている。このうちリヤ側の空調装置23の全体が図2に示されている。
このうち空調ユニット51は、例えばブロアおよびヒータコア(いずれも図示しない)を有するヒータユニット53と、エアポレータおよびエアミックス部(いずれも図示しない)を有するクーラユニット55とを有している。そして、ヒータユニット53に形成された導入口部53aが車室内に開口している。つまり、導入口部53aから導入した車室内の空気が、ブロア、ヒータコア、エアポレータ、エアミックス部を通過する段階で、所定に空調される。
導入ダクト部29は、車体1の右側のリヤピラー1bと同リヤピラー1b内側のピラートリム(図示しない)との間に沿って挿通される。この導入ダクト部29の上端部は、右側(運転席側)のサイドレール部1cに沿って前方へ延び、渡りダクト部27の右側部と連通している。導入ダクト部29の下端部は、空調空気の出口となる、空調ユニット51の導出口部56と連通している。これにより、空調ユニット51からの空調空気は、渡りダクト部27の車幅方向右側(一方)から、渡りダクト部27へ導入される。つまり、空調空気は、渡りダクト部27の両端側へ配風される。
しかも、前後吹出部X1および前後吹出部X2の位置関係がもたらす通風抵抗の差は、第3変更部39cがもたらす開口面積S3,S4の設定により、調整されるので、前後吹出部X1(導入ダクト部29から近い側)と前後吹出部X2(導入ダクト部29から遠い側)との双方共、同等の風量で空調空気が吹き出される。
しかも、第1変更部39a、第2変更部39bを用いて、渡りダクト部27の車幅方向両端から分岐した前側ダクト部31a,後側ダクト部35aの吹出風量の比率を個々に変える構造としたことにより、容易に吹出風量の比率の設定ができる。特に第3変更部39cを用いて、渡りダクト部27の車幅方向両端側でも風量の比率を変えたことにより、車幅方向両側の各前側ダクト部31a,後側ダクト部35a共、最適な吹出風量比に保つことができる。むろん、サイドルーフ部から吹き出す前側ダクト部31a,後側ダクト部35aにより、サンルーフを搭載する仕様、非搭載の仕様に、容易に対応できるうえ、圧迫感を与えず(乗員の眼前に吹出口が無いため)、乗員へ空調空気が吹き出せる。
なお、上述した一実施形態における各構成およびそれの組合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、一実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。例えば上述した一実施形態では、遠心力の利用やダクトの開口面積を変化させることで、導入ダクト部から第2席、第3席へ向かう空調空気の流量の比率を変えたが、他の構造で流量比率を変えるようにしても構わない。
11,13 第1リヤ席、第2リヤ席(リヤ側の前・後側の座席)
23 空調装置
25 ルーフダクト
27 渡りダクト部
29 導入ダクト部
31a 前側ダクト部(前側吹出部)
35a 後側ダクト部(後側吹出部)
39a,39b,39c 第1変更部,第2変更部,第3変更部(配風率変更部)
Claims (6)
- 車両のルーフ部にルーフダクトが配設され、空調された空調空気を前記ルーフダクトを通じ、車両のリヤ側に車両前後方向に並んで据付けた前側の座席と後側の座席へ吹き出す車両の空調装置であって、
前記ルーフダクトは、
前記車両のルーフ部のうち、前記前側の座席と前記後側の座席との間に位置して、車幅方向に渡り配置された、渡りダクト部と、
前記渡りダクト部の車幅方向一方の端側から前記空調空気を導入する導入ダクト部と、
前記渡りダクト部に導入された空調空気を当該渡りダクト部から前記前側の座席と前記後側の座席とに分けて吹き出す前側吹出部および後側吹出部と、
前記前側吹出部、前記後側吹出部へ向かう空調空気の流量を、前記前側吹出部から吹き出される空調空気が前記後側吹出部から吹き出される空調空気よりも多くなる比率に配風する配風率変更部と
を具備したことを特徴とする車両の空調装置。 - 前記前側吹出部は、前記渡りダクト部の車幅方向両端からそれぞれ分岐しルーフサイド部に沿って前記車両の前側に配置され、前記前側の座席へ空調空気を吹き出す前側ダクト部を有し、
前記後側吹出部は、前記渡りダクト部の車幅方向両端からそれぞれ分岐し前記ルーフサイド部に沿って前記車両の後側に配置され、前記後側の座席へ空調空気を吹き出す後側ダクト部を有し、
前記配風率変更部は、前記導入ダクト部と近い側に配置された一方側の前側ダクト部と後側ダクト部における流量比率を変える第1変更部と、前記導入ダクト部と遠い側に配置された他方側の前側ダクト部と後側ダクト部における流量比率を変える第2変更部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両の空調装置。 - 前記配風率変更部は、更に、前記一方側の前側ダクト部および後側ダクト部へ向かう流量よりも、前記他方側の前側ダクト部および後側ダクト部へ向かう流量を多くする比率に配風する第3変更部を有することを特徴とする請求項2に記載の車両の空調装置。
- 前記第1変更部は、前記導入ダクト部に形成され、前記渡りダクト部へ導入される空調空気の流線を遠心力により偏倚させる円弧形の曲成部を有する請求項2に記載の車両の空調装置。
- 前記第2変更部は、前記前側ダクト部へ通じる分岐口の開口面積よりも、前記後側ダクト部へ通じる分岐口の開口面積を小さくしたことを特徴とする請求項2に記載の車両の空調装置。
- 前記第3変更部は、前記渡りダクト部を、前記導入ダクト部と連通する渡り連通部分を境に、当該渡りダクト部の一方側よりも、他方側の開口面積を大きくしたことを特徴とする請求項3に記載の車両の空調装置。
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