JP2016007649A - 切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切屑を安定して排出できる切削工具が求められていた。
【解決手段】一態様の切削工具は、中心軸O1に沿って先端側から後端側に向かって延びる棒形状のホルダ部材5と、ホルダ部材5の内部に設けられ、冷却液が流れる第1流路9と、ホルダ部材5の外周面における先端側に形成されるインサートポケット11と、前切刃19aがホルダ部材5の外周から突出するようにインサートポケット11に装着された切削インサート3と、ホルダ部材5の先端側に位置するノズル部材7と、ノズル部材7の内部に設けられ、一方の端部23aが第1流路9に繋がっているとともに他方の端部23bが前切刃19aに向かって開口しており、冷却液が流れる第2流路23とを備え、前切刃19aが、第2流路23の他方の端部23bよりもホルダ部材5の後端側に位置していることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法に関する。
金属などの被削材の旋削加工に用いられる切削工具として、たとえば特許文献1〜3に記載の切削工具が知られている。旋削加工においては、切刃の冷却および切屑の排出を目的として冷却液(coolant)が用いられる。特許文献1〜3に記載の切削工具は、いずれ
もホルダ本体の内部に設けられた流路を有している。この流路を流れる冷却液をホルダ本体の先端側に設けられた開口部から噴射させることによって上記の目的を果たしている。
特開2010−105108号公報 特表平7−508936号公報 特開平8−025111号公報
しかしながら、被削材の旋削加工のうち特許文献1に記載されているような被削材における加工孔の内周面を加工する内径加工においては次のような課題が生じる。被削材の加工孔が一方の端部から他方の端部にかけて貫通する貫通孔であって、切削工具を一方の端部側から挿入する場合には、切屑を被削材の他方の端部の側に位置する貫通孔の開口部分から排出できる。
しかしながら、被削材の加工孔が被削材の一方の端部の側においてのみ開口している場合には、この一方の端部の側の開口部分から切削工具を挿入するとともに切屑が排出されることになる。このとき、特許文献1〜3に記載の切削工具のいずれにおいても流路の開口部が切削インサートの切刃よりも被削材における一方の端部の側であって、ホルダにおける後端側に位置している。そのため、切屑が冷却液によって加工孔の底部へ向かって流される。これにより、切屑の排出性が低下するという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、切屑を安定して排出できる切削工具を提供するものである。
本発明の一態様に基づく切削工具は、中心軸に沿って先端側から後端側に向かって延びる棒形状のホルダ部材と、該ホルダ部材の内部に設けられ、冷却液が流れる第1流路と、前記ホルダ部材の外周面における先端側に形成されるインサートポケットと、該インサートポケットに装着され、上面、前記ホルダ部材の外周側において前記上面に隣接する前側面、および前記上面と前記前側面とが交差する稜線に設けられた前切刃を有し、該前切刃が前記ホルダ部材の外周から突出する切削インサートと、前記ホルダ部材の先端側に位置するノズル部材と、該ノズル部材の内部に設けられ、一方の端部が前記第1流路に繋がっているとともに他方の端部が前記前切刃に向かって開口しており、前記冷却液が流れる第2流路とを備え、前記前切刃が、前記第2流路の前記他方の端部よりも前記ホルダ部材の後端側に位置していることを特徴としている。
上記態様の切削工具においては、切削インサートの前切刃が、第2流路の他方の端部よりもホルダ部材の後端側に位置している。そのため、前切刃に向かって第2流路から噴射される冷却液は、ホルダ部材の先端側に向かってではなく後端側に向かって流れる。これにより、切屑をホルダ部材の後端側から排出し易くなる。
本発明の一実施形態の切削工具を示す斜視図である。 図1に示す切削工具における領域A1を拡大した斜視図である。 図1に示す切削工具の上面図である。 図3に示す切削工具のB1方向からの側面図である。 図3に示す切削工具のB2方向からの側面図である。 図5に示す切削工具のC1−C1断面の断面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
以下、一実施形態の切削工具1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明の切削工具は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1は、一実施形態の切削工具1を示す外観斜視図である。図2は、図1に示す切削工具1における一点鎖線で囲まれた領域A1を拡大した斜視図である。図2では、切削工具1の先端部分を拡大して示している。図3は、図1に示す切削工具1の上面図である。ここで上面図とは、切削工具1が備える切削インサート3における上面を正視する方向からの図であることを意味している。
図4は、図3に示す切削工具1の側面図の1つであって、図3に示す切削工具1のB1方向からの側面図である。B1方向は、切削工具1が備えるホルダ部材5の中心軸O1に沿った方向である。そのため、図4は切削工具1を先端視した図面となっている。図5は、図3に示す切削工具1の側面図の1つであって、図3に示す切削工具1のB2方向からの側面図である。図6は、図5に示す切削工具1のC1−C1断面の断面図である。図6には、ホルダ部材5の内部に設けられ、冷却液が流れる流路が示されている。
本実施形態の切削工具1は、ホルダ部材5と、切削インサート3(以下、単にインサート3ともいう)と、ノズル部材7とを備えている。
ホルダ部材5は、中心軸O1に沿って先端側から後端側に向かって延びる棒形状である。なお、図1などにおいて、中心軸O1を二点鎖線にて示している。本実施形態におけるホルダ部材5は、棒形状の具体的な構成として、概ね円柱形状となっている。ホルダ部材5の材質としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの材質の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
ホルダ部材5は、第1流路9と、インサートポケット11(以下、単にポケット11ともいう)とを備えている。第1流路9は、ホルダ部材5の内部に設けられており、切削工具1の使用時において冷却液が流れる流路として機能する。本実施形態における第1流路9は、ホルダ部材5の後端面から先端面にかけてホルダ部材5の中心軸O1に対して平行
に直線形状に設けられている。冷却液を良好に流れさせることが可能であれば、第1流路9の形状としては特に限定されるものではない。本実施形態においては、冷却液の流れる方向に直交した第1流路9の横断面は円形状であり、直径が1〜4mm程度に設定されている。
冷却液としては、例えば、油性形、不活性極圧形または活性極圧形などの不水溶性油剤、あるいは、エマルジョン、ソリューブルまたはソリューションなどの水溶性油剤からなり、被削材の材質に応じて適宜選択して用いられる。
ポケット11は、ホルダ部材5の先端側に形成されている。ポケット11は、ホルダ部材5の外周面および先端面に対して開口している。ポケット11には、インサート3が取り付けられる。
インサート3は、本体部3aおよび切削部3bを有している。本体部3aは、ホルダ部材5の中心軸O1に対して直交する方向に延びる棒形状である。そのため、インサート3の本体部3aは中心軸O1に相対的に近い位置にあり、インサート3の切削部3bは中心軸O1から相対的に離れて、インサート3の外周側に位置している。本実施形態におけるインサート3は、棒形状の具体的な構成として、概ね四角柱形状となっている。
インサート3の本体部3aがホルダ部材5に固定されることによって、インサート3はホルダ部材5に保持される。本体部3aおよび切削部3bは、別々に形成されていてもよいが、一体的に形成されていてもよい。本実施形態のインサート3においては、本体部3aおよび切削部3bは一体的に形成されている。
インサート3を構成する部材の材質としては、例えば、超硬合金あるいはサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、あるいはWC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、または窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分とした焼結複合材料が挙げられる。
インサート3を構成する上記の部材の表面は、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)またはアルミナ(Al)などが挙げられる。
本体部3aと比較してホルダ部材5の外周側に位置する切削部3bは、上面13、下面15、側面17および切刃19を具備している。側面17として、前側面17aおよび横側面17bを備えている。また切刃19として、前切刃19aおよび横切刃19bを備えている。上面視における上面13の形状は概ね長方形である。上面13は、被削材を切削加工する際においてすくい面として機能する。特に図示しないが、下面視した場合における下面15の形状は、上面13と同様に概ね長方形である。
前側面17aは、上面13および下面15の間に位置する側面17のうちホルダ部材5の外周側に位置する部分であり、上面13に隣接している。側面17における前側面17aと隣り合う部分には横側面17bが位置している。横側面17bは、ホルダ部材5の先端側に位置する面であり、ホルダ部材5の中心軸に対して直交する方向に延びている。前側面17aと横側面17bとは互いに略直交している。
前側面17aおよび横側面17bは、それぞれ被削材を切削加工する際において逃げ面として機能する。そのため、側面視した場合に、前側面17aおよび横側面17bは、それぞれ上面13の側から下面15の側に向かうにつれて切削部3bの内側に向かうように形成されている。また、側面17が上記のように構成されていることから、下面15は上面13と比較して一回り小さい大きさとなっている。切削部3bの大きさとしては特に限定されるものではないが、例えば、ホルダ部材5が延びている方向である中心軸O1に対して直交する方向での長さは3〜20mm程度に設定できる。
上面13と前側面17aとが交差する稜線には、前切刃19aが設けられている。上面13と横側面17bとが交差する稜線には、横切刃19bが設けられている。本実施形態のインサート3を用いて切削加工を行なう際には、主に前切刃19aが用いられ、必要に応じて横切刃19bも用いられる。これらの切刃19によって被削材が切削される。
インサート3は、前切刃19aがホルダ部材5の外周から突出するようにインサート3ポケットに装着される。ここで、ホルダ部材5の外周から突出するように装着されるとは、中心軸O1からの距離がホルダ部材5の外周よりも長くなる位置に装着されることを意味する。
なお、このとき前側面17aおよび横側面17bと上面13とが交差する稜線は、2つの面が交わることによる厳密な線形状ではない。これらの側面17と上面13とが交差する稜線が鋭角に尖っていると、切刃19の耐久性が低下する。そのため、上面13と上記の側面17とが交差する部分には、いわゆるホーニング加工が施されており、この部分がわずかに曲面形状となっている。
本実施形態における前切刃19aは中心軸O1に平行に延びている。前切刃19aは直線形状となっている。横切刃19bは中心軸O1に対して直交する方向に延びている。横切刃19bは直線形状となっている。
ノズル部材7は、ホルダ部材5の先端側に位置しておりホルダ部材5に取り付けられている。ノズル部材7の材質としては、ホルダ部材5と同様に、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの材質の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
ノズル部材7は、第2流路23を備えている。第2流路23は、ノズル部材7の内部に設けられており、切削工具1の使用時において冷却液が流れる流路として機能する。このとき、ノズル部材7の第2流路23は、ホルダ部材5の第1流路9に繋がっている。具体的には、第2流路23における後端側に位置する一方の端部23aが第1流路9に繋がっている。そのため、第1流路9の内部を流れる冷却液が第2流路23へと流れ、第2流路23における他方の端部23bから外部に放出される。
冷却液を良好に流れさせることが可能であれば、第2流路23の形状としては第1流路9と同様に特に限定されるものではない。本実施形態においては、冷却液の流れる方向に直交した第2流路23の横断面は円形状であり、直径が1〜3mm程度に設定されている。
第1流路9が直線形状で形成されている一方で、第2流路23は、曲部25と、第1直線部27と、第2直線部29とを有している。曲部25は、第1直線部27と第2直線部29との間に位置している。すなわち、第1直線部27および第2直線部29は、曲部25を介して隣り合っている。曲部25は、ホルダ部材5の後端側から先端側に向かって第1流路9の内を流れて来た冷却液の進行方向を変えて、インサート3の前切刃19aに向かって冷却液を放出するために設けられている。
第2流路23が曲がっている部分を有していることによって、冷却液の流れる方向を変えることが出来る。また、第2流路23が、曲部25を介して隣り合う第1直線部27および第2直線部29を有している。そのため、第2直線部29を有していることによって前切刃19aに向かって冷却液を真っ直ぐに放出し易い。
冷却液が流れる際の抵抗を小さくするため、直線形状の第1流路9と、第2流路23における直線形状の第2直線部29とが、同一軸上に位置している。これにより、第1流路9から第2流路23に冷却液が流れる際に、これらの流路の境界で冷却液が滞る可能性が小さくなる。
本実施形態の切削工具1においては、前切刃19aが、第2流路23の他方の端部23bよりもホルダ部材5の後端側に位置している。すなわち、第2流路23の他方の端部23bが前切刃19aよりもホルダ部材5の後端から離れるように位置している。第2流路23における他方の端部23bが前切刃19aに向かって開口していることから、第2流路23における他方の端部23bは、ホルダ部材5の後端から離れる方向ではなく、ホルダ部材5の後端に向かうように開口している。
第2流路23の他方の端部23bと前切刃19aとの位置関係が上記の関係であることによって、前切刃19aに向かって第2流路23から噴射される冷却液は、ホルダ部材5の先端側に向かってではなく後端側に向かって流れる。これにより、切屑をホルダ部材5の後端側から排出し易くなる。被削材の加工孔がホルダ部材5の後端側においてのみ開口している場合においては、切屑が冷却液によって加工孔の底部へ向かって流される可能性が小さくなる。そのため、切屑の排出性が良くなる。
本実施形態では、ノズル部材7における第1直線部27と第2直線部29とが交差する角度θ1が鋭角となるように第2流路23が設けられている。そのため、第2流路23における他方の端部23bをホルダ部材5の後端側に向かって開口させることができる。なお、本実施形態における第2流路23は、1つの曲部および2つの直線部によって構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、第2流路23が、曲部のみによって構成される場合や、2つ以上の曲部および3つ以上の直線部によって構成される場合であっても、切屑の排出性を向上させることができる。
本実施形態の切削工具1においては、第2流路23の他方の端部23bは、前切刃19aよりも上方に位置している。これにより、第2流路23の他方の端部23bから噴射される冷却液を、インサート3の上面13に向かって噴射することができる。逃げ面として機能する側面17よりもすくい面として機能する上面13において切削加工時に多くの熱が発生する。この多くの熱が発生する上面13に向かって冷却液が噴射されることによってインサート3を効率良く冷却できる。
このように第2流路23の他方の端部23bが位置している場合には、第2流路23の他方の端部23bが開口する方向が下記のように設定されていることが好ましい。まず、第2流路23の他方の端部23bが開口する方向に沿った仮想直線Lを設定する。このとき、上面視における仮想直線Lと中心軸O1とのなす角度θ2が、側面視における仮想直線Lと中心軸O1とのなす角度θ3よりも大きいことが好ましい。これにより、ホルダ部材5の後端側に向かって切屑を良好に排出しつつも、冷却液で上面13の広い範囲を冷却することが可能になる。
本実施形態の切削工具1においては、ノズル部材7がホルダ部材5に対して取り外し可能に取り付けられている。ノズル部材7とホルダ部材5とが一体的に形成されていても良
いが、ノズル部材7とホルダ部材5とが取り外し可能に別体で形成されていることによって以下の利点が得られる。
ホルダ部材5の先端側にノズル部材7が位置することによって、被削材の加工孔における底部に近い内周面を切削加工する場合には、ノズル部材7が加工孔の底部に接触してしまい加工が困難となる場合がある。しかしながら、このような場合にはノズル部材7を取り外して切削加工を行なえばよい。上記の加工においては、被削材の加工孔における底部と切削工具1との間の隙間が小さいので、そもそも切屑が底部の近くに溜まる可能性が小さい。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材101を切削加工することによって作製される。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材101を回転させる工程と、
(2)回転している被削材101に上記実施形態に代表される切削工具1における前切刃19aを接触させる工程と、
(3)切削工具1を被削材101から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図7に示すように、被削材101を軸O2の周りで回転させるとともに、被削材101に切削工具1を相対的に近付ける。次に、図8に示すように、切削工具1における前切刃19aを回転している被削材101に接触させて、被削材101を切削する。そして、図9に示すように、切削工具1を被削材101から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、軸O2を固定するとともに被削材101を回転させた状態で切削工具1をX1方向に移動させることによって被削材101に近づけている。また、図8においては、回転している被削材101に切削インサート3における前切刃19aを接触させることによって被削材101を切削している。また、図9においては、被削材101を回転させた状態で切削工具1をX2方向に移動させることによって遠ざけている。
なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具1を動かすことによって、切削工具1を被削材101に接触させる、あるいは、切削工具1を被削材101から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材101を切削工具1に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材101を切削工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材101を回転させた状態を維持して、被削材101の異なる箇所に切削インサート3における前切刃19aを接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材101の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削工具
3・・・切削インサート(インサート)
3a・・・本体部
3b・・・切削部
5・・・ホルダ部材
7・・・ノズル部材
9・・・第1流路
11・・・インサートポケット(ポケット)
13・・・上面
15・・・下面
17・・・側面
17a・・・前側面
17b・・・横側面
19・・・切刃
19a・・・前切刃
19b・・・横切刃
23・・・第2流路
23a・・・一方の端部
23b・・・他方の端部
25・・・曲部
27・・・第1直線部
29・・・第2直線部
101・・・被削材

Claims (5)

  1. 中心軸に沿って先端側から後端側に向かって延びる棒形状のホルダ部材と、
    該ホルダ部材の内部に設けられ、冷却液が流れる第1流路と、
    前記ホルダ部材の外周面における先端側に形成されるインサートポケットと、
    該インサートポケットに装着され、上面、前記ホルダ部材の外周側において前記上面に隣接する前側面、および前記上面と前記前側面とが交差する稜線に設けられた前切刃を有し、該前切刃が前記ホルダ部材の外周から突出する切削インサートと、
    前記ホルダ部材の先端側に位置するノズル部材と、
    該ノズル部材の内部に設けられ、一方の端部が前記第1流路に繋がっているとともに他方の端部が前記前切刃に向かって開口しており、前記冷却液が流れる第2流路とを備え、
    前記前切刃が、前記第2流路の前記他方の端部よりも前記ホルダ部材の後端側に位置していることを特徴とする切削工具。
  2. 前記第2流路の前記他方の端部は、前記前切刃よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記第2流路の前記他方の端部が開口する方向に沿った仮想直線を設定した場合において、
    上面視における前記仮想直線と前記中心軸とのなす角度が、側面視における前記仮想直線と前記中心軸とのなす角度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記ノズル部材は、前記ホルダ部材に対して取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の切削工具。
  5. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項1〜4のいずれか1つに記載の切削工具における前記前切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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