JP6720173B2 - 切削工具及びこれを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削工具及びこれを用いた切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、転削加工又は旋削加工のような切削加工に用いられる切削工具及びこれを用いた切削加工物の製造方法に関する。
金属などの被削材の切削加工に用いられる切削工具として、特許文献1に記載された切削工具が知られている。特許文献1に記載された切削工具は、工具本体(ホルダ)及び切削インサートを備えており、外径加工のような旋削加工に用いられる。特許文献1に記載の切削工具における工具本体は、切削インサートの上方にそれぞれ位置する第1のノズル及び第2のノズルを有している。第1のノズルから切削インサートの上側面に向かって冷却流体(クーラント)が吹きつけられる。また、第2のノズルから切削インサートよりも高レベルの位置に向かって冷却流体が吹きつけられる。
特許文献1に記載された切削工具においては、第1のノズル及び第2のノズルから冷却流体が吹きつけられる領域が局所的に冷却される。そのため、この領域以外の部分での冷却が不十分となる可能性がある。
特開2001−087906号公報
本開示の切削工具は、第1端から第2端にかけて延びる形状であるとともに、流入口及び流出口を有する流路と前記第1端側に位置するポケットとを有するホルダと、前記ポケットに位置するとともに、第1面と第2面とが交わる稜部の少なくとも一部に切刃を有するインサートと、を備える。前記流路は、第1流路と第2流路とを有している。前記第1流路は、前記流出口として前記第1端側に位置するとともに前記インサートよりも上方に位置する第1開口部を有している。前記第2流路は、前記流出口として前記第1端側に位置するとともに前記第1開口部よりも上方に位置する第2開口部を有している。前記第1流路の前記第1開口部側の第1中心軸を前記ホルダの外方に延ばした線を第1仮想線とし、前記第2流路の前記第2開口部側の第2中心軸を前記ホルダの外方に延ばした線を第2仮想線としたとき、前記第1仮想線と前記第2仮想線とが前記インサートの上方において交差している。
本開示の切削加工物の製造方法は、被削材を回転させる工程と、回転している前記被削材に上述した本開示に係る切削工具を接触させる工程と、前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備える。
図1は、本開示の第1実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 図2は、図1に示す領域A1における拡大図である。 図3は、図1に示す切削工具を別の方向から見た斜視図である。 図4は、図3に示す領域A2における拡大図である。 図5は、図1に示す切削工具におけるホルダの第1端側からの正面図である。 図6は、図5に示す切削工具をB1方向から見た上面図である。 図7は、図6に示す領域A3における拡大図である。 図8は、図7に示す切削工具と同じ領域における上面透視図である。 図9は、図8におけるC1−C1断面図である。 図10は、図8におけるC2−C2断面図である。 図11は、図8におけるC3−C3断面図である。 図12は、図8におけるC4−C4断面図である。 図13は、図8におけるC5−C5断面図である。 図14は、図5に示す切削工具をB2方向から見た側面図である。 図15は、図14に示す領域A4における拡大図である。 図16は、図15に示す切削工具におけるクーラントの流れを示す概略図である。 図17は、本開示の第2実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 図18は、図17に示す領域A5における拡大図である。 図19は、図17に示す切削工具をB3方向から見た上面図である。 図20は、図19に示す領域A6における拡大図である。 図21は、図20におけるC6−C6断面図である。 図22は、図20におけるC7−C7断面図である。 図23は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図24は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図25は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図26は、本開示の一実施形態に係る切削工具を示す概略図であり、第1実施形態の図16に相当する図である。 図27は、本開示の一実施形態に係る切削工具を示す概略図であり、第1実施形態の図16に相当する図である。
<切削工具>
以下、本開示の実施形態に係る切削工具について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本開示の切削工具は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率などを忠実に表したものではない。
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態に係る切削工具1を示す外観斜視図である。図2は、図1に示す領域A1における拡大図である。図2では、切削工具1におけるホルダ3の第1端3a側を拡大して示している。図3は、図1に示す切削工具1を別の方向から見た斜視図である。図4は、図3に示す領域A2における拡大図である。図4では、図2と同様に切削工具1におけるホルダ3の第1端3a側を拡大して示している。
図5は、図1に示す切削工具1をホルダ3の第1端3a側から見た側面図である。図6は、図5に示す切削工具1をB1方向から見た図であり、上面図である。図7は、図6に示す領域A3における拡大図である。図7では、図2及び図4と同様に切削工具1におけるホルダ3の第1端3a側を拡大して示している。
図8は、図7に示す切削工具1と同じ領域における上面透視図である。そのため、図8においては、透視した流路19が図示されている。図9〜図13は、それぞれ図8におけるC1〜C5の断面を示した断面図である。
図14は、図5に示す切削工具1をB2方向から見た側面図である。図15は、図14に示す領域A4における拡大図である。図16は、図15に示す切削工具1におけるホルダ3の第1端3a側を拡大した図面であり、クーラントの流れが示されている。
本実施形態の切削工具1は、図1〜図4に示すように、ホルダ3及びインサート5を備えている。ホルダ3は、図1及び図3に示すように、第1端3aから第2端3bにかけて延びる形状である。また、ホルダ3は、本体部7と、ポケット9とを有している。インサート5は、図2に示すように、切刃11を有している。本実施形態における切削工具1は、いわゆる旋削加工に用いられる工具である。なお、切削工具1は、いわゆる転削加工に用いられる工具としてもよい。
本体部7は、インサート5が位置しているホルダ3の第1端3a側から第2端3b側に向かって延びた棒状の部材である。具体的には、本体部7は、図1及び図3に示すように、中心軸O1に沿って延びた四角柱状の部材である。なお、中心軸O1は、図1〜図4において二点鎖線にて示している。中心軸O1とは、本体部7の第1端3a側に位置しているヘッド7bを除く基体7aの中心軸である。基体7aは、ホルダ3を工作機械に固定するシャンクとして機能する部位である。ヘッド7bは、インサート5を装着する部位であり、上顎7c及び下顎7dを有している。
本体部7の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄、アルミニウム合金などを用いることができる。本実施形態における本体部7は、これらの材質の中で靱性の高い鋼を用いている。本体部7の大きさは、被削材の大きさに応じて適宜設定される。例えば、中心軸O1に沿った方向の長さは、60〜200mm程度に設定される。また、中心軸O1に直交する方向の幅は、6〜50mm程度に設定される。
ホルダ3の第1端3a側にはポケット9が位置している。図1〜図16に示す切削工具1においては、ホルダ3が1つのポケット9を有している例を示している。ポケット9は、インサート5が位置する領域であり、インサート5の装着前においては、ホルダ3の第1端3a側において窪んでいる領域である。なお、インサート5は、切刃11がホルダ3の第1端3a側において突出するように装着される。切削工具1は、切刃11によって切削加工が行われる。
本実施形態におけるインサート5は、図15に示すように、上面5a、下面5b、一端面5c、他端面5d、側面5e及び切刃11を有している。また、インサート5は、図11に示すように、貫通孔5fを更に有している。上面5a及び下面5bは、それぞれ多角形状であり、本実施形態においては四角形である。一端面5c、他端面5d及び側面5eは、上面5a及び下面5bの間に位置して、上面5a及び下面5bに接続される面である。一端面5cは、上面5a及び下面5bの間に位置する面のうち第1端3a側に位置する面である。他端面5dは、上面5a及び下面5bの間に位置する面のうち第2端3b側に位置する面であり、一端面5cとは反対側に位置している。側面5eは、上面5a及び下面5bの間、かつ、一端面5c及び他端面5dの間に位置する面である。本実施形態における側面5eは、平行四辺形である。
切刃11は、図2及び図15に示すように、インサート5における2つの面が交わる稜部12の少なくとも一部に位置している。言い換えれば、インサート5は、第1面と第2面とが交わる稜部12の少なくとも一部に切刃11を有している。本実施形態においては第1面である上面5aと第2面である一端面5cとが交わる稜部12の少なくとも一部に切刃11が位置している。切刃11は、稜部12の一部であってもよいし、全体であってもよい。本実施形態の切刃11は、稜部12の全体で構成されている。
インサート5は、側面5eを2つ有している。そして、貫通孔5fは、一方の側面5eから反対側に位置する他方の側面5eまでの間を貫くように位置している。貫通孔5fは、インサート5をホルダ3に固定する固定部材が挿入される部位である。図1〜図16においては、固定部材としてネジ13を示している。なお、インサート5の固定にあたっては、ネジ13に限らず、クランプ部材を用いることができる。
図1〜図16に示す例において、インサート5はネジ13を用いてホルダ3に固定されている。ホルダ3のポケット9は、貫通孔5fに対応する位置にネジ孔9aを有している(図11及び図12参照)。貫通孔5fにネジ13を挿通するとともに、ネジ13をネジ孔9aに挿入して締め付けることによって、インサート5がホルダ3に固定される。
インサート5の材質としては、例えば、超硬合金又はサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co又はWC−TiC−TaC−Coなどが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)、又は窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが挙げられる。
インサート5の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al23)などが挙げられる。
ホルダ3は、図8に示すように、流路19を有している。流路19は、ホルダ3の内部に位置している。また、流路19は、図3及び図4に示すように、流入口17及び流出口21を有している。流入口17及び流出口21はいずれも、ホルダ3の表面に開口している部位である。本実施形態の流路19は、流出口21として第1開口部23及び第2開口部25を有している。具体的には、流路19は、後述する第1流路29及び第2流路31を有している。そして、第1流路29が第1開口部23を有しており、第2流路31が第2開口部25を有している。第1開口部23及び第2開口部25はいずれも、ホルダ3の第1端3a側に位置している。流入口17、流路19及び流出口21はいずれも、切削工具1の使用時においてインサート5を冷却するクーラントが流れる部分として機能する。
本実施形態における流路19は、図4などに示すように、主流路27、第1流路29及び第2流路31を有している。主流路27は、流入口17から続いており、ホルダ3の第2端3b側から第1端3a側に向かって延びている。第1流路29は、主流路27から分岐して第1開口部23に続いている。本実施形態においては、第1流路29は、主流路27からの分岐口(以下、第1分岐口291と記載する。)から上方に立ち上がっている。そして、第1開口部23が切刃11よりも上方に位置している。また、第1開口部23がインサート5よりも上方に位置している。
第2流路31は、主流路27に接続されており、主流路27から分岐して第2開口部25に続いている。本実施形態においては、第2流路31は、主流路27からの分岐口(以下、第2分岐口311と記載する。)から上方に立ち上がっている。そして、第2開口部25が第1開口部23よりも上方に位置している。第2分岐口311は、第1分岐口291よりも第1端3a側に位置している。
流出口21は、インサート5の上面5aに向かってクーラントを流出させる領域である。クーラントの流れる方向を安定させるため、第1流路29における第1開口部23側(第1開口部23近傍)の流路は、真っ直ぐに(直線状に)延びているのがよい。また、同様の理由から、第2流路31における第2開口部25側(第2開口部25近傍)の流路は、真っ直ぐに(直線状に)延びているのがよい。本実施形態では、後述する第1部分流路29cが、第1流路29における第1開口部23側の流路に相当する。また、後述する第2部分流路31cが、第2流路31における第2開口部25側の流路に相当する。そして、第1部分流路29c及び第2部分流路31cがいずれも、直線状に延びている(図8参照)。
クーラントは、流入口17から主流路27に供給され、第1流路29及び第2流路31を通って第1開口部23及び第2開口部25から切刃11の近傍に向かって噴射される。図3において、流入口17は、ホルダ3の側面3cのうち一側面3c1に位置している。なお、流入口17は、例えば、ホルダ3の他の側面3c又は第2端3b側の端面などに位置していてもよい。また、流入口17の数は、少なくとも1つであればよい。流入口17の数が2つであるときは、例えば、2つの流入口17のうち1つが一側面3c1に位置し、残りの1つが第2端3b側の端面に位置していてもよい。このような構成によれば、工作機械に応じて使用する流入口17を選択することができる。
クーラントとしては、例えば、不水溶性油剤又は水溶性油剤などが挙げられ、被削材の材質に応じて適宜選択して用いられる。不水溶性油剤としては、例えば、油性形、不活性極圧形又は活性極圧形などの切削油が挙げられる。水溶性油剤としては、例えば、エマルジョン、ソリューブル又はソリューションなどの切削油が挙げられる。
図4に示すように、第1流路29は、第1部分流路29a,29b,29cを有している。第1部分流路29aは主流路27に接続されており、クーラントが、第1部分流路29a,29b,29cを通って第1開口部23へと供給される。
第1部分流路29aは、第1分岐口291から上方に向かって延びている。第1部分流路29bは、第1部分流路29aに接続されており、インサート5に近付く方向に延びている。第1部分流路29cは、第1部分流路29bに接続されており、第1開口部23に向かって延びている。そして、第1部分流路29cは、第1開口部23に接続している。
第2流路31は、第2部分流路31a,31b,31cを有している。第2部分流路31aは主流路27に接続されており、クーラントが、第2部分流路31a,31b,31cを通って第2開口部25へと供給される。
第2部分流路31aは、第2分岐口311から上方に向かって延びている。第2部分流路31bは、第2部分流路31aに接続されており、インサート5に近付く方向に延びている。第2部分流路31cは、第2部分流路31bに接続されており、第2開口部25に向かって延びている。そして、第2部分流路31cは、第2開口部25に接続している。
図16に示すように、側面視において、本実施形態における第1開口部23及び第2開口部25はいずれも、インサート5の上方に位置している。より具体的には、側面視において、第1開口部23及び第2開口部25はいずれも、インサート5の上面5aの上方に位置している。このような構成によれば、第1開口部23及び第2開口部25から流出したクーラントがインサート5に吹きつけられるまでの距離を短くすることができる。これにより、冷却が不要な領域にまでクーラントが多量に散乱することが避けられる。側面視とは、切削工具1をホルダ3の側面3c側に向かって見た状態を意味するものとする。なお、側面視に代えて、切削工具1をホルダ3の長手方向aに垂直な方向から見た状態を基準に、第1開口部23及び第2開口部25のインサート5に対する位置が規定されてもよい。
ここで、図16に示すように、第1開口部23からの流体の流出方向が第1仮想線L1、第2開口部25からの流体の流出方向が第2仮想線L2とそれぞれ設定される。本実施形態の切削工具1においては、図16に示すように、側面視において、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが、インサート5の上方において交点Pで交差している。このような構成によれば、第1開口部23から流出するクーラントと第2開口部25から流出するクーラントとが、インサート5の上方、具体的には第1仮想線L1と第2仮想線L2とが交差する交点Pにおいてぶつかる。そのため、第1開口部23から流出するクーラントと第2開口部25から流出するクーラントとが交点Pを起点として拡散(散乱)することになる。これにより、インサート5を広範囲にわたって効率よく冷却することが可能となる。
第1仮想線L1は、第1流路29の第1開口部23側の第1中心軸O29をホルダ3の外方に延ばした線である。第1中心軸O29は、第1流路29の第1開口部23側に位置する直線状の部位における内径の中心を連続することで得られる。本実施形態の第1中心軸O29は、第1部分流路29cの内径の中心を連続することで得られる。
上述した第1仮想線L1と同様に、第2仮想線L2は、第2流路31の第2開口部25側の第2中心軸O31をホルダ3の外方に延ばした線である。第2中心軸O31は、第2流路31の第2開口部25側に位置する直線状の部位における内径の中心を連続することで得られる。本実施形態の第2中心軸O31は、第2部分流路31cの内径の中心を連続することで得られる。
本実施形態における第2仮想線L2は、側面視において、インサート5と交差している。すなわち、本実施形態における第2仮想線L2は、ホルダ3の第1端3a側に向かって下方に傾斜している。より具体的には、本実施形態における第2仮想線L2は、インサート5と交差するようにホルダ3の第1端3a側に向かって下方に傾斜している。第2仮想線L2がインサート5と交差していることによって、第1開口部23及び第2開口部25から流出したクーラントの少なくとも一部がインサート5に向かって吹きつけられ易くなる。これにより、インサート5が安定して冷却される。
また、第1仮想線L1はインサート5と交差していない。具体的には、第1仮想線L1は、インサート5よりも上方において第2端3b側から第1端3a側に向かって延びている。切削加工時において、第1仮想線L1は、インサート5の切刃11で生じた切屑に向かって延びる。そのため、第1開口部23及び第2開口部25から流出したクーラントの少なくとも一部が切屑に向かって吹きつけられ易くなる。これにより、クーラントによって切屑が排出され易くなる。本実施形態の第1仮想線L1は、インサート5の第1面である上面5aに平行である。
側面視において、第2仮想線L2がインサート5と交差するとともに、第1仮想線L1がインサート5と交差していない場合には、第1開口部23及び第2開口部25から流出したクーラントの少なくとも一部が切刃11に向かって流出する。そのため、切屑がインサート5に溶着する可能性を抑えることができる。
本実施形態においては、第2開口部25は、第1開口部23よりも第1端3a側に位置している。このような構成によれば、第2開口部25から流出するクーラントが、本体部7(ホルダ3)における第1開口部23の周りに位置する領域に当たって拡散する可能性が小さくなる。そのため、第1開口部23から流出するクーラントと第2開口部25から流出するクーラントとを安定してぶつけさせることができる。
第1仮想線L1と第2仮想線L2とがなす角度θ1は、鋭角である。このような構成によれば、第1開口部23及び第2開口部25から流出するクーラントがぶつかった際に、過度に広範囲にクーラントが散乱することが避けられる。角度θ1は、例えば、5〜40°である。
第1仮想線L1と第2仮想線L2とが、第2開口部25よりも下方において交差している。このような構成によれば、交点Pがインサート5の近傍に位置することから、第1開口部23及び第2開口部25から流出したクーラントがインサート5に向かって吹きつけられ易くなる。
図4に示すように、本実施形態のホルダ3は、流出口21として第1開口部23及び第2開口部25に加えて第3開口部35を更に有している。また、本実施形態の流路19は、主流路27、第1流路29及び第2流路31に加えて第3流路33を更に有している。第3流路33は、第3部分流路33a,33bを有している。第3流路33は、主流路27から分岐して第3開口部35に続いている。本実施形態においては、第3流路33は、インサート5の下方に位置し、第3開口部35が切刃11よりも下方に位置している。第3流路33を第3開口部35から外方に延ばした第3仮想線L3を図16に示す。
クーラントを良好に流れさせることが可能であれば、主流路27、第1流路29、第2流路31及び第3流路33の形状は特に限定されるものではない。本実施形態においては、主流路27、第1流路29、第2流路31及び第3流路33のクーラントの流れる方向に直交した横断面はそれぞれ円形状である。主流路27は、内径が3〜15mm程度に設定されている。第1流路29、第2流路31及び第3流路33は、それぞれ内径が1〜5mm程度に設定されている。
流路19は、ドリルなどを用いて本体部7に孔加工を行うことによって形成することができる。なお、孔加工を行うことによって形成された孔部のうち流路19として機能しない部分については、クーラントが漏れないようにシール部材(不図示)によって塞げばよい。シール部材としては、例えば、半田、樹脂部材又はネジ部材などが挙げられる。
一方、図16に示すように、本実施形態におけるインサート5の第1面である上面5aは、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが交差する交点Pに面している。また、上面5aは、切刃11に沿って位置する凹曲面15を有している。凹曲面15は、図15に示すように、下面5bに向かって窪んでおり、切刃11を含む稜部12を構成する1つの面(本実施形態においては上面5a)において、稜部12よりも第2端3b側に位置している。
凹曲面15は、切削加工時に切刃11によって生じた切屑が通過する、いわゆるすくい面として機能する。凹曲面15を切屑が流れることによって、切屑が湾曲する。また、切刃11の下方に位置する一端面5cがいわゆる逃げ面として機能する。一端面5cは上方から下方(上面5aから下面5b)に向かうに従って第2端3b側に近付くように傾斜している。
本実施形態の切削工具1においては、図16に示すように、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが、凹曲面15よりも第2端3b側において交差している。このような構成によれば、第1開口部23及び第2開口部25から流出して互いにぶつかったクーラントが、凹曲面15に向かっても安定して流れる。そのため、切屑が凹曲面15を滑らかに進み易くなり、切屑が凹曲面15に溶着する可能性が小さくなる。
側面視において、第2仮想線L2とインサート5との交点は、凹曲面15に位置している。言い換えれば、第2仮想線L2は、凹曲面15においてインサート5と交差している。このような構成によれば、第2開口部25から流出したクーラントが、凹曲面15に向かっても安定して流れる。それゆえ、上述した第1仮想線L1と第2仮想線L2とが凹曲面15よりも第2端3b側において交差していることによる効果と相まって、切屑が凹曲面15を滑らかに進み易くなり、切屑が凹曲面15に溶着する可能性が小さくなる。なお、第2仮想線L2は、凹曲面15よりも第2端3b側においてインサート5と交差していてもよい。
第1端3a側から切削工具1を正面視した場合において、第1開口部23及び第2開口部25はいずれも、インサート5の切刃11の上方に位置している。図面を参酌して説明すれば、図5において上下方向bに延びる第4仮想線L4を設定した場合に、切刃11、第1開口部23及び第2開口部25が、第4仮想線L4上に位置している。このように切刃11、第1開口部23及び第2開口部25が位置している場合には、第1開口部23及び第2開口部25から流出するクーラントが、インサート5の側方(図5における左右方向c)に不必要に散乱してしまうことが避けられる。そのため、クーラントによって効率良く切刃11を冷却することができる。なお、本実施形態では、第3開口部35も第4仮想線L4上に位置している。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係る切削工具1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、第2実施形態の切削工具1において第1実施形態の切削工具1と同様の構成を有する部分については、説明を省略し、第1実施形態の切削工具1と相違する部分について主に説明する。
図18及び図20に示すように、第2実施形態の切削工具1は、第1実施形態の切削工具1と同様に、主流路27、第1流路29及び第2流路31を有するホルダ3を備えている。図18に示すように、第1流路29は、主流路27に接続されており、主流路27から分岐して第1開口部23に続いている。そして、第2流路31は、主流路27に接続された第1流路29から分岐して第2開口部25に続いている。
具体的には、第1流路29が、第1部分流路29a,29b,29cを有している。第2流路31が、第2部分流路31a,31b,31cを有している。そして、第2流路31における第2部分流路31aは第1流路29における第1部分流路29aに接続されている。第2開口部25は、第1実施形態と同様に、インサート5及び第1開口部23よりも上方に位置している。このように、第2流路31が主流路27ではなく第1流路29に接続されていてもよい。なお、第2流路31が、主流路27に接続されており、第1流路29が第2流路31から分岐していてもよい。
本実施形態の切削工具1は、第1実施形態と同様に、インサート5をホルダ3に固定するためのネジ13を備えている(図1参照)。また、図21及び図22に示すように、ホルダ3のポケット9がネジ孔9aを有している。第2流路31が、主流路27ではなく第1流路29から分岐している場合には、第1流路29をネジ孔9aから離れて位置させ易い。そのため、ネジ孔9aの強度を高めることができる。
インサート5の上方に第1開口部23、第1開口部23の上方に第2開口部25が位置する構成において、第2流路31は、ネジ孔9aよりも上方に位置しているのがよい。第2流路31がネジ孔9aよりも上方に位置しているときには、ネジ孔9aから第2流路31が離れて位置することとなるため、ネジ孔9aの強度を高めることができる。第2流路31をネジ孔9aよりも上方に位置させるには、図18に示すように、主流路27から立ち上がった第1部分流路29aから第2流路31が分岐すればよい。第1部分流路29aに続く第1部分流路29bから第2流路31が分岐してもよい。
また、図18及び図20に示すように、第1部分流路29bが、上り傾斜かつ、分岐口292からインサート5側に傾斜している。そのため、第1部分流路29bは、第1部分流路29aに対して鈍角となるように接続されている。また、第1部分流路29cは、第1部分流路29bに対して鈍角となるように接続されている。言い換えれば、第1流路29は複数の第1部分流路29a,29b,29cを有しており、複数の第1部分流路29a,29b,29cのうち互いに隣り合う第1部分流路29a,29b,29c同士は鈍角となるように接続している。これにより、第1部分流路29aから第1部分流路29bにクーラントを円滑に流れさせることができる。また、第1部分流路29bから第1部分流路29cにクーラントを円滑に流れさせることができる。第1部分流路29aと第1部分流路29bとがなす角度θ2は、例えば、90°を超え150°以下である。第1部分流路29bと第1部分流路29cとがなす角度θ3は、例えば、90°を超え150°以下である。
図18及び図20に示すように、第2部分流路31bが、上り傾斜かつ、分岐口312からインサート5側に傾斜している。そのため、第2部分流路31bは、第2部分流路31aに対して鈍角となるように接続されている。また、第2部分流路31cは、第2部分流路31bに対して鈍角となるように接続されている。言い換えれば、第2流路31は複数の第2部分流路31a,31b,31cを有しており、複数の第2部分流路31a,31b,31cのうち互いに隣り合う第2部分流路31a,31b,31c同士は鈍角となるように接続している。これにより、第2部分流路31aから第2部分流路31bにクーラントを円滑に流れさせることができる。また、第2部分流路31bから第2部分流路31cにクーラントを円滑に流れさせることができる。第2部分流路31aと第2部分流路31bとがなす角度θ4は、例えば、90°を超え150°以下である。第2部分流路31bと第2部分流路31cとがなす角度θ5は、例えば、90°を超え150°以下である。
<切削加工物の製造方法>
次に、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材101を切削加工することによって作製される。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材101を回転させる工程と、
(2)回転している被削材101に上記実施形態に代表される切削工具1を接触させる工程と、
(3)切削工具1を被削材101から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図23に示すように、被削材101を軸O2の周りで回転させるとともに、被削材101に切削工具1を相対的に近付ける。次に、図24に示すように、切削工具1における切刃11を回転している被削材101に接触させて、被削材101を切削する。このとき、第1開口部23及び第2開口部25のそれぞれからクーラントを流出させつつ被削材101を切削するのがよい。そして、図25に示すように、切削工具1を被削材101から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、軸O2を固定するとともに被削材101を回転させた状態で切削工具1をX1方向に移動させることによって切削工具1を被削材101に近付けている。また、図24においては、回転している被削材101にインサート5における切刃11を接触させることによって被削材101を切削している。また、図25においては、被削材101を回転させた状態で切削工具1をX2方向に移動させることによって切削工具1を被削材101から遠ざけている。
なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具1を動かすことによって、切削工具1を被削材101に接触させる、又は、切削工具1を被削材101から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材101を切削工具1に近付けてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材101を切削工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材101を回転させた状態を維持して、被削材101の異なる箇所にインサート5における切刃11を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材101の材質としては、例えば、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
以上、本開示に係る実施形態について例示したが、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、第1仮想線L1が、インサート5の第1面である上面5aに平行であるが、これに代えて、第1仮想線L1が、図26に示すように、ホルダ3の第1端3a側に向かって下方に傾斜している実施形態であってもよい。第2仮想線L2に加えて第1仮想線L1が傾斜している場合には、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが交差する角度θ1を小さくすることができる。そのため、第1開口部23及び第2開口部25から流出するクーラントがぶつかった際に、過度に広範囲にクーラントが散乱することが避けられる。
また、上述の実施形態では、図16に示すように、切刃11が下顎7dの先端7eから突出していない状態で、インサート5がポケット9に位置している。これに代えて、図27に示すように、切刃11が下顎7dの先端7eの真上に位置する状態で、インサート5がポケット9に位置している実施形態であってもよい。なお、切刃11が下顎7dの先端7eから突出している状態で、インサート5がポケット9に位置していてもよい。
また、例えば、第1実施形態の切削工具1の構成を、第2実施形態の切削工具1の構成に適用してもよい。すなわち、上述した各実施形態における切削工具1に関する構成は、本開示の技術思想を逸脱しない範囲で他の実施形態の切削工具1に適用することができる。
1・・・切削工具
3・・・ホルダ
3a・・・第1端
3b・・・第2端
3c・・・側面
3c1・・・一側面
5・・・インサート
5a・・・上面
5b・・・下面
5c・・・一端面
5d・・・他端面
5e・・・側面
5f・・・貫通孔
7・・・本体部
7a・・・基体
7b・・・ヘッド
7c・・・上顎
7d・・・下顎
7e・・・先端
9・・・ポケット
9a・・・ネジ孔
11・・・切刃
12・・・稜部
13・・・ネジ
15・・・凹曲面
17・・・流入口
19・・・流路
21・・・流出口
23・・・第1開口部
25・・・第2開口部
27・・・主流路
29・・・第1流路
29a,29b,29c・・・第1部分流路
291・・・第1分岐口
292・・・分岐口
31・・・第2流路
31a,31b,31c・・・第2部分流路
311・・・第2分岐口
312・・・分岐口
33・・・第3流路
33a,33b・・・第3部分流路
35・・・第3開口部
101・・・被削材
L1・・・第1仮想線
L2・・・第2仮想線
L3・・・第3仮想線
L4・・・第4仮想線
P・・・交点
O1・・・中心軸
O29・・・第1中心軸
O31・・・第2中心軸
O2・・・軸
a・・・長手方向
b・・・上下方向
c・・・左右方向

Claims (14)

  1. 先端から後端にかけて延びる形状であるとともに、流入口及び流出口を有する流路と前記先端側に位置するポケットとを有するホルダと、
    前記ポケットに位置するとともに、第1面と第2面とが交わる稜部の少なくとも一部に切刃を有するインサートと、を備え、
    前記流路は、第1流路と第2流路とを有しており、
    前記第1流路は、前記流出口として前記先端側に位置するとともに前記インサートよりも上方に位置する第1開口部を有しており、
    前記第2流路は、前記流出口として前記先端側に位置するとともに前記第1開口部よりも上方に位置する第2開口部を有しており、
    前記第1流路の前記第1開口部側の第1中心軸を前記ホルダの外方に延ばした線を第1仮想線とし、前記第2流路の前記第2開口部側の第2中心軸を前記ホルダの外方に延ばした線を第2仮想線としたとき、前記第1仮想線と前記第2仮想線とが、前記切刃よりも前記後端側、且つ、前記インサートよりも上方において交差している、切削工具。
  2. 前記流路は、前記流入口から続く主流路を更に有しており、
    前記第1流路は、前記主流路から分岐しており、
    前記第2流路は、前記主流路又は前記第1流路から分岐している、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記切刃が前記先端に位置するとともに、前記第1面が記切刃から前記後端に向かって延びており、
    前記第1面は、前記第1仮想線と前記第2仮想線とが交差する交点に面しているとともに、前記切刃に沿って位置する凹曲面を有しており、
    前記第1仮想線と前記第2仮想線とが、前記凹曲面よりも前記後端側において交差している、請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. 前記第2仮想線は、前記凹曲面において前記インサートと交差している、請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記第2仮想線は前記インサートと交差しており、かつ、前記第1仮想線は前記インサートと交差していない、請求項1〜4のいずれか1つに記載の切削工具。
  6. 前記第2仮想線は、前記先端側に向かって下方に傾斜している、請求項1〜5のいずれか1つに記載の切削工具。
  7. 前記第1仮想線は、前記先端側に向かって下方に傾斜している、請求項6に記載の切削工具。
  8. 前記第1仮想線は、前記第1面に平行である、請求項6に記載の切削工具。
  9. 前記第2開口部は、前記第1開口部よりも前記先端側に位置する、請求項1〜8のいずれか1つに記載の切削工具。
  10. 前記ポケットは、ネジ孔を有しており、
    前記第2流路は、前記ネジ孔よりも上方に位置する、請求項1〜9のいずれか1つに記載の切削工具。
  11. 前記第1開口部および前記第2開口部はいずれも、前記インサートの上方に位置する、請求項1〜10のいずれか1つに記載の切削工具。
  12. 前記第1仮想線と前記第2仮想線とがなす角度θ1は、鋭角である、請求項1〜11のいずれか1つに記載の切削工具。
  13. 前記第1仮想線と前記第2仮想線とが前記第2開口部よりも下方において交差している、請求項1〜12のいずれか1つに記載の切削工具。
  14. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項1〜13のいずれか1つに記載の切削工具を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備える、切削加工物の製造方法。
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