JPH04111705A - 内周切削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、筒体の内周を切削加工する内周切削工具に関
する。本発明の内周切削工具は、筒状のブロー成形体の
内周切削加工などに用いることができる。

［従来の技術］ 例えば自動車のエアクリーナーホースなとは、内周形状
の精密さかほとんど不要なことから、従来よりブロー成
形により製造されている。しかしながら、エアクリーナ
ーホースの一端部には別部品か挿入・結合される構成の
ため、一端部の内周面では内径の精密さが必要である。

そこで従来は、ブロー成形により得られたワークの一端
部を後加工して正確な形状としている。この後加工は、
ドリルなどの回転軸先端に設けられた切削刃を一端部よ
り挿入し、回転駆動することにより内周面を切削加工し
て行なっている。この場合、切削屑が成形体内部に残留
すると切削加工に支障をきたすことから、従来、第４図
に示すようにワーク１００の加工される一端部と反対側
の他端部よりエアーガン１０１を挿入し、圧縮空気を供
給しながら一端部をドリル１０２にて加工している。こ
れにより切削加工時に生じる切削屑を外部へ排出するこ
ととしている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記したように切削加工する一端部と反対側の他端部よ
りエアーを吹込む方法においては、一端部から他端部ま
Ｃの距離か短い場合には細動であったか、エアクリ−太
−ホースなと屈曲部を有しかつ一端部から他端部までの
距離か長いワークにおいては、ｈロエ時の切削屑か十分
排出されず初期の目的か達せられていない。また作業者
かワークにエアーカンをセットしな（プればならず、工
数か多大となっている。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
切削工具を改良することにより切削屑を円滑に排出する
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段１ 上記したように切削屑か円滑に排出されない原因は、切
削刃とエアー噴射部との距離が大きいため（こ生ずるも
のである。そこで本発明者等は、切削刃とエアー噴射部
とを一体化することを想起し本発明を完成したものであ
る。すなわち本発明の内径切削工具は、軸を中心に回転
駆動される回転軸と、回転軸の外周面に固定され回転軸
の回転とともに回転する切削刃と、回転軸の内部を通じ
で外周面に開口し流体か流れる流体通路と、よりなり、 回転軸外周面に開口する流体通路の聞Ｌｌは中心軸方向
か切削８１を分に向かって設けられていることを特徴と
する。

本発明の最大の特徴は、回転軸自体に、切削刃に対向す
る開口をもつ流体通路を設けたところにある。流体通路
は、回転軸の他端部から軸中心を通って切削刃をもつ一
端部に向かうように設けることかできる。また切削刃を
もつ一端部の軸中心より他端部へ向かう途中まで軸と並
行に伸び、外周部から軸中心に向かって径方向に延びる
入口通路と連通させた構成とすることもてきる。この場
合は入口通路と連通ずる通路をもつハウジングを、回転
軸に対して気液密に摺動じて回転自在に保持する必要が
ある。

そして流体通路の開口は、切削刃の近傍で中心軸方向が
切削部分に向かって設りられている。したがって流体通
路を流れる流体は、開口より切削部分に向かって噴出さ
れる。

なお流体通路を流れる流体としては、プロー成形体の切
削屑を除去する鳴合には通諧エアーか用いられるが、金
属を加工する場合には切削油を供給することもできる。

［発明の作用および効果］ 本発明の内周切削工具では、流体通路の開口か切削刃近
傍で中心軸方向が切削部分に向かって設けられている。

したがって１２−クの大きさにかかわらず切削部分に向
かって強力な力で流体を噴出することができる。これに
より切削屑の排出か確実になり、加工面への切削屑の付
着をなくすことができる。また工具自体に流体を噴出す
る開口を設けたため、作業者による１アーカンのセット
作業などが不要となり作業性か向上する。

［実施例］ 以下実施例により具体的に説明する。

第１図に本発明の一実施例のドリルの断面図を、第２図
にその側面図を示す。このドリルはプロ成形体の内周面
を加工するものである。

このドリルは、図示しない基体に固定されたハウジング
１と、ハウシング１に回転自在に保持された回転軸２と
より構成される。回転軸２は、ハウシング１内に設けら
れたボールベアリング１０とＯリング１１を介してハウ
ジング１に回転自在（こ保持されている。またハウジン
グ１内には回転軸２を一周するリング状の溝部１２が形
成され、その溝部１２に連通ずるようにエアーノズル］
３か固定されている。

回転軸２は、先端部よりやや後方に切削刃２０が固定さ
れている。この切削刃２０は、第２図に示すように１２
０°の角度を隔てて点対称に３個設けられている。

さらに回転軸２には、切削刃２０をもつ一端部端面より
軸中心に軸方向に伸びる流体通路２１が形成されている
。この流体通路２１は、ハウジング１に保持された部分
まで伸び、ハウジング１中央部で径方向に延び回転軸２
外表面に開口する人口通路２２と連通している。流体通
路２１は回転軸の先端でメクラボルト２５により封止さ
れている。また回転軸２先端部では、流体通路２］は斜
め後方に延びて外周面に開口する３つの出口通路２３と
連通している。この出口通路２３０開口２４は、３枚の
切削刃２０に対向し−Ｃそれぞれ設りられ、開口２４の
軸中心は切削刃２０の先端にそれぞれ対向している。そ
して人口通路２２はハウシング１のリング状の溝部１２
と連通し、エアーノズル１３から供給される圧縮空気か
溝部１２から入口通路２２を介して流体通路２１に通じ
、出口通路２３の開口２４より切削部分に向かって噴出
される構成である。

本実施例のトリルによれば、第３図に示すように回転軸
２を１５０Ｏｒｐｍの速度で回転させてブロー成形体の
ワーク３の内径を切削加工し、それと同時にエアーノズ
ル１３より４ｋｑ／ｃｍ２の圧縮空気を供給する。圧縮
空気は先端の３つの開口２４から切削部分に向かって噴
出され、切削屑はワーク３の開口端より円滑に排出され
る。

したかって本実施例のドリルによれば、エアカンを配置
したりする作業か不要であり、工数が低減される。また
ワークの大きさにかかわらず常に開口２４から切削刃２
０までは一定の距離となるのて、切削刃のすぐ近くでＴ
７−噴射をすることかでき、加工面に直接強力なエアー
を噴出することかできるので、切削屑を円滑に排出する
ことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例の内周切削工具に関
し、第１図はその断面図、第２図はその側面図、第３図
はこの工具を用いてブロー成形体を加工している状態を
示す説明図である。第４図は従来の内周切削工具を用い
てブロー成形体の内径を切削加工している状態を示す説
明図である。 １・・・ハウジング　　　２・・・回転軸１０・・・ポ
ールベアリング　　１１・・・Ｏリング１２・・・溝部
　　　　　１３・・・エアーノズル２０・・・切削刃　
　　　２１・・・流体通路２４・・・開口 特許出願人　　豊田合成株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）軸を中心に回転駆動される回転軸と、該回転軸の
   外周面に固定され該回転軸の回転とともに回転する切削
   刃と、 該回転軸の内部を通じて外周面に開口し流体が流れる流
   体通路と、よりなり、 該回転軸外周面に開口する該流体通路の開口は中心軸方
   向が切削部分に向かって設けられていることを特徴とす
   る内周切削工具。