JP2016007627A - 溶接システム、および、溶接システムの通信方法 - Google Patents

溶接システム、および、溶接システムの通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接電源装置とワイヤ送給装置との間で制御線を設けることなく、できるだけ正確に通信を行うことができる溶接システムを提供する。
【解決手段】溶接電源装置1と、ワイヤ送給装置2と、溶接トーチ3と、溶接電源装置1から溶接トーチ3に、溶接用の電力を供給するためのパワーケーブル41,42とを備えている溶接システムA1において、ワイヤ送給装置2が有する送給モータ24を駆動するための電力を、溶接電源装置1からワイヤ送給装置2に供給するための電力伝送線51,52を設け、溶接電源装置1と前記ワイヤ送給装置2とが、電力伝送線51,52を介して通信を行うようにした。電力伝送線51,52は、パワーケーブル41,42と比べて、重畳されているノイズが少ない。したがって、パワーケーブル41,42を介して通信を行う場合よりも正確に通信を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接システム、および、溶接システムの通信方法に関する。
消耗電極式の溶接システムは、通常、重量があるために移動させない溶接電源装置と、溶接個所の変更に伴って溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分離されている。溶接電源装置が溶接作業を行っている位置から離れた場所に設置されている場合、溶接電圧などの溶接条件を設定するために、作業者が溶接電源装置の設置場所まで行くのは作業効率が悪い。これを解消するために、溶接電源装置とワイヤ送給装置とを制御線の多心ケーブルで接続して、制御信号を送受信する方法がある。しかし、溶接個所の変更によりワイヤ送給装置を移動させる際に、多心ケーブルの可搬性が悪いので、無理に引っ張ることにより、現場の作業環境によっては金属のエッジ部、凹凸部に引っかけて制御線を断線することがあった。
この問題を解消するために、溶接電源装置が溶接トーチに溶接用の電力を供給するためのパワーケーブルに、制御信号を重畳させて通信を行う方法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4739621号公報
しかしながら、パワーケーブルに制御信号を重畳させて通信を行う方法の場合、パワーケーブルに重畳されているノイズの影響などにより、制御信号を正確に通信できない場合がある。
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、溶接電源装置とワイヤ送給装置との間で制御線を設けることなく、できるだけ正確に通信を行うことができる溶接システムを提供することをその目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される溶接システムは、溶接電源装置と、周辺装置と、溶接トーチと、前記溶接電源装置から前記溶接トーチに、溶接用の電力を供給するためのパワーケーブルと、前記周辺装置を駆動するための電力を、前記溶接電源装置から前記周辺装置に供給するための電力伝送線とを備えており、前記溶接電源装置と前記周辺装置とが、前記電力伝送線を介して通信を行うことを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記周辺装置は、ワイヤ送給装置である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記溶接システムは、前記ワイヤ送給装置にケーブルで接続され、前記ワイヤ送給装置に対して着脱可能な遠隔操作装置をさらに備え、前記遠隔操作装置の操作手段の操作によって入力された情報は、前記ワイヤ送給装置および前記電力伝送線を介して、前記溶接電源装置に送信される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ワイヤ送給装置と遠隔操作装置とは、デジタル信号で通信を行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記溶接システムは、前記溶接トーチの先端付近と被加工物との間の電圧である溶接電圧を電圧信号として前記溶接電源装置に送信するための電圧信号線をさらに備え、前記溶接電源装置は、前記電圧信号線で送信された電圧信号に基づいて前記溶接電圧を検出する電圧検出手段を備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記溶接システムは、前記溶接電源装置および前記ワイヤ送給装置を介して、前記溶接トーチにシールドガスを供給するガス配管をさらに備え、前記電力伝送線は、前記ガス配管の内側に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記溶接電源装置が電力伝送線を介して前記周辺装置に供給する電力は、直流電力である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電力伝送線は、平行2線のケーブルである。
本発明の第2の側面によって提供される通信方法は、溶接電源装置と、周辺装置と、溶接トーチと、前記溶接電源装置から前記溶接トーチに、溶接用の電力を供給するためのパワーケーブルと、前記周辺装置を駆動するための電力を、前記溶接電源装置から前記周辺装置に供給するための電力伝送線と、を備えている溶接システムの通信方法であって、前記電力伝送線に前記周辺装置が通信信号を重畳させる第1の工程と、前記電力伝送線に重畳された通信信号を、前記溶接電源装置が検出する第2の工程とを備えているか、または、前記電力伝送線に前記溶接電源装置が通信信号を重畳させる第3の工程と、前記電力伝送線に重畳された通信信号を、前記周辺装置が検出する第4の工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によると、溶接電源装置と周辺装置とが、電力伝送線を介して通信を行う。電力伝送線は、パワーケーブルと比べて、重畳されているノイズが少ない。したがって、パワーケーブルを介して通信を行う場合よりも、正確に通信を行うことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る溶接システムの全体構成を説明するための図である。 溶接用電源部および送給装置用電源部の内部構成の一例である。 溶接用電源部および送給装置用電源部の他の実施例である。 第2実施形態に係る溶接システムを説明するための図である。 第2実施形態に係る溶接システムの他の実施例を説明するための図である。 第3実施形態に係る溶接システムの全体構成を説明するための図である。 第4実施形態に係る溶接システムの全体構成を説明するための図である。 第5実施形態に係る溶接システムの全体構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る溶接システムA1の全体構成を説明するための図であり、図2は、溶接用電源部11および送給装置用電源部12の内部構成の一例を示すものである。
溶接システムA1は、溶接電源装置1、ワイヤ送給装置2、溶接トーチ3、パワーケーブル41,42、および、電力伝送線51,52を備えている。溶接電源装置1の溶接電力用の一方の出力端子aは、パワーケーブル41を介して、ワイヤ送給装置2に接続されている。ワイヤ送給装置2は、ワイヤ電極を溶接トーチ3に送り出して、ワイヤ電極の先端を溶接トーチ3の先端から突出させる。溶接トーチ3の先端に配置されているコンタクトチップにおいて、パワーケーブル41とワイヤ電極とは電気的に接続されている。溶接電源装置1の溶接電力用の他方の出力端子bは、パワーケーブル42を介して、被加工物Wに接続される。溶接電源装置1は、溶接トーチ3の先端から突出するワイヤ電極の先端と、被加工物Wとの間にアークを発生させ、アークに電力を供給する。溶接システムA1は、当該アークの熱で被加工物Wの溶接を行う。
ワイヤ電極を送り出すための送給モータ24(後述)などを駆動するための電力は、電力伝送線51,52を介して、溶接電源装置1からワイヤ送給装置2に供給される。電力伝送線51,52は、平行2線で被覆が厚い丈夫なケーブル(例えば、2心のキャブタイヤケーブルなど)が用いられている。なお、耐ノイズ性を高めるために、シールドケーブルとしてもよい。また、電力伝送線51,52は、同軸ケーブル等であってもよい。溶接システムA1は、実際には、ワイヤ電極が巻回されたワイヤリールや、溶接トーチ3から放出するためのシールドガスのガスボンベなどを備えているが、図への記載や説明を省略している。
溶接電源装置1は、アーク溶接のための直流電力を溶接トーチ3に供給するものである。溶接電源装置1は、溶接用電源部11、送給装置用電源部12、制御部13、および、通信部14を備えている。
溶接用電源部11は、電力系統から入力される三相交流電力をアーク溶接に適した直流電力に変換して出力するものである。図2に示すように、溶接用電源部11に入力される三相交流電力は、整流回路111によって直流電力に変換され、インバータ回路112によって交流電力に変換される。そして、トランス113によって降圧(または昇圧)され、整流回路114によって直流電力に変換されて出力される。なお、溶接用電源部11の構成は、上記したものに限定されない。
送給装置用電源部12は、ワイヤ送給装置2の送給モータ24などを駆動するための電力を出力するものである。送給装置用電源部12は、電力系統から入力される単相交流電力をワイヤ送給装置2での使用に適した直流電力に変換して出力する。送給装置用電源部12はいわゆるスイッチングレギュレータであって、図2に示すように、送給装置用電源部12に入力される交流電力は、整流回路121によって直流電力に変換され、DC/DCコンバータ回路122によって降圧(または昇圧)されて出力される。送給装置用電源部12は、電圧が例えば48Vに制御された直流電力を、電力伝送線51,52を介して、ワイヤ送給装置2に供給する。なお、送給装置用電源部12の構成は、上記したものに限定されない。例えば、溶接用電源部11と同様の構成であってもよいし、電力系統から入力される交流電力をトランスで降圧(または昇圧)してから、整流回路121で直流電力に変換して出力するようにしてもよい。
制御部13は、溶接電源装置1の制御を行うものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御部13は、溶接電源装置1から出力される溶接電圧および溶接電流が設定電圧および設定電流になるように、溶接用電源部11のインバータ回路112を制御する。また、送給装置用電源部12から出力される電圧が所定電圧になるように、送給装置用電源部12のDC/DCコンバータ回路122を制御する。制御部13は、図示しない設定ボタンの操作に応じて溶接条件の変更を行ったり、図示しない起動ボタンの操作に応じて溶接用電源部11を起動させたりなどの制御を行う。また、制御部13は、図示しないセンサによって検出された溶接電圧や溶接電流の検出値を図示しない表示部に表示させたり、異常が発生した場合に図示しない報知部に報知させたりする。
また、制御部13は、通信部14から入力される信号に基づいても、溶接条件の変更や溶接用電源部11の起動を行い、検出された溶接電圧または溶接電流の検出値や、異常発生を示す信号、ワイヤ送給装置2に対するワイヤ送給指令やガス供給指令などのための信号を通信部14に出力する。
通信部14は、電力伝送線51,52を介して、ワイヤ送給装置2との間で通信を行うためのものである。通信部14は、ワイヤ送給装置2から受信した信号を復調して、制御部13に出力する。ワイヤ送給装置2から受信する信号には、例えば、溶接条件を設定するための信号や、溶接用電源部11の起動を指示する起動信号などがある。また、通信部14は、制御部13から入力される信号を変調して、通信信号としてワイヤ送給装置2に送信する。ワイヤ送給装置2に送信する通信信号には、例えば、検出された溶接電圧または溶接電流の検出値や、異常発生を示す信号、ワイヤ送給指令やガス供給指令などのための信号などがある。なお、ワイヤ送給装置2との間で送受信される通信信号は、上記したものに限定されない。
通信部14は、直接スペクトル拡散(Direct Sequence Spread Spectrum:DSSS)通信方式を用いて通信を行う。直接スペクトル拡散通信方式では、送信側は、送信する信号に対して拡散符号による演算を行い、元の信号のスペクトルをより広い帯域に拡散して送信する。受信側は、受信した信号を共通する拡散符号を用いて逆拡散することで、元の信号に戻す。通信信号にノイズが重畳された場合でも、逆拡散によってノイズのスペクトルが拡散されるので、フィルタリングによって元の通信信号を抽出することができる。また、溶接システムA1毎に異なる拡散符号を用いていれば、別の溶接システムA1で送受信される通信信号を誤って受信したとしても、当該通信信号は異なる拡散符号で逆拡散されて、ノイズとして除去される。したがって、高い通信品質で通信を行うことができる。
通信部14は、結合回路を備えている。当該結合回路は、通信部14の入出力端に接続されたコイルと、電力伝送線51,52に並列接続されたコイルとを磁気結合させた高周波トランスを備えており、通信部14が出力する通信信号を電力伝送線51,52に重畳し、また、電力伝送線51,52に重畳された通信信号を検出する。通信部14は、制御部13より入力される信号に応じてキャリア信号をBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調し、変調信号にスペクトル拡散を行い、アナログ信号に変換して送信する。なお、変調方法はBPSK変調に限られず、ASK変調やFSK変調を行うようにしてもよい。また、スペクトル拡散は直接拡散方式に限られず、周波数ホッピング方式を用いてもよい。なお、本実施形態では、スペクトル拡散を行っているが、これに限定されず、スペクトル拡散を行わないようにしてもよい。また、通信部14は、電力伝送線51,52に重畳された通信信号を検出し、デジタル信号に変換して、逆拡散およびフィルタリングを行い、復調を行って、制御部13に出力する。溶接電源装置1からワイヤ送給装置2に送信する信号と、ワイヤ送給装置2から溶接電源装置1に送信する信号とでは、時間をずらして送受信を行う。なお、異なる周波数帯域を利用するようにしてもよい。
ワイヤ送給装置2は、ワイヤ電極を溶接トーチ3に送り出すものである。また、ワイヤ送給装置2は、ガスボンベのシールドガスを溶接トーチ3の先端に供給する。ワイヤ送給装置2は、電源部21、制御部22、通信部23、送給モータ24、および、ガス電磁弁25を備えている。
電源部21は、制御部22、送給モータ24およびガス電磁弁25に電力を供給するものである。電源部21は、電力伝送線51,52を介して溶接電源装置1から電力を供給され、制御部22、送給モータ24およびガス電磁弁25のそれぞれに適した電圧に変換を行って出力する。電源部21は、溶接電源装置1から供給される電力を蓄積するコンデンサ、コンデンサから電力伝送線51,52に電流が逆流するのを防ぐためのダイオード、制御部22、送給モータ24およびガス電磁弁25に出力する電圧を調整するためのDC/DCコンバータを備えている。なお、電源部21の構成は、上記したものに限定されない。
制御部22は、ワイヤ送給装置2の制御を行うものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御部22は、溶接トーチ3に設けられている図示しないトーチスイッチより入力される起動のための操作信号に応じて、溶接電源装置1の溶接用電源部11を起動するための起動信号を通信部23に出力する。また、図示しない操作部より入力される溶接条件を変更するための操作信号に応じて、図示しない記憶部に記憶されている溶接条件を変更する。制御部22は、あらかじめ設定された送信周期ごと(または、溶接条件が変更された時)に、記憶部に記憶されている溶接条件を読み出して、通信部23に出力する。また、制御部22は、通信部23より入力される溶接電圧または溶接電流の検出値を、図示しない表示部に出力して表示させたり、通信部23より入力される異常発生を示す信号に基づいて、図示しない報知部に異常の報知(例えば、スピーカによる警告音や振動による報知)をさせたりする。また、制御部22は、通信部23からワイヤ送給指令を入力されている間、送給モータ24にワイヤ電極の送給を行わせて、溶接トーチ3にワイヤ電極を送り出す。また、通信部23からガス供給指令を入力されている間、ガス電磁弁25を開放して、ガスボンベのシールドガスを溶接トーチ3の先端から放出させる。
通信部23は、電力伝送線51,52を介して、溶接電源装置1との間で通信を行うためのものである。通信部23は、溶接電源装置1から受信した通信信号を復調して、制御部22に出力する。溶接電源装置1から受信する通信信号には、例えば、溶接電源装置1においてセンサで検出された溶接電圧または溶接電流の検出値や、異常発生を示す信号、ワイヤ送給指令やガス供給指令などのための信号などがある。また、通信部23は、制御部22から入力される信号を変調して、通信信号として溶接電源装置1に送信する。溶接電源装置1に送信する通信信号には、例えば、溶接条件を設定するための信号や、溶接用電源部11の起動を指示する起動信号などがある。なお、溶接電源装置1との間で送受信される通信信号は、上記したものに限定されない。通信部23も、通信部14と同様に、直接スペクトル拡散通信方式を用いて通信を行う。
通信部23は、結合回路を備えている。当該結合回路は、電力伝送線51,52に並列接続されたコイルと通信部23の入出力端に接続されたコイルとを磁気結合させた高周波トランスを備えており、通信部23が出力する通信信号を電力伝送線51,52に重畳し、また、電力伝送線51,52に重畳された通信信号を検出する。
送給モータ24は、溶接トーチ3にワイヤ電極の送給を行うものである。送給モータ24は、制御部22からのワイヤ送給指令に基づいて回転し、送給ローラを回転させて、ワイヤ電極を溶接トーチ3に送り出す。
ガス電磁弁25は、ガスボンベと溶接トーチ3とを接続するガス配管に設けられており、制御部22からのガス供給指令に基づいて開閉される。制御部22からガス供給指令が入力されている間、ガス電磁弁25は開放され、溶接トーチ3へシールドガスの供給が行われる。一方、制御部22からガス供給指令が入力されていないときは、ガス電磁弁25は閉鎖され、溶接トーチ3へのシールドガスの供給が停止される。
本実施形態によると、溶接電源装置1とワイヤ送給装置2とが電力伝送線51,52を介して通信を行う。電力伝送線51,52は、パワーケーブル41,42と比べて、重畳されているノイズが少ない。したがって、パワーケーブル41,42を介して通信を行う場合よりも正確に通信を行うことができる。また、パワーケーブル41,42の場合、長さや引き回し方(伸ばした状態や巻いた状態)によってインピーダンスが大きく変化するが、電力伝送線51,52は平行2線なので、インピーダンスの変化が小さい。したがって、パワーケーブル41,42を介して通信を行う場合よりも、信号の減衰を抑制することができる。
また、本実施形態によると、溶接用の電力と送給モータ24などの駆動用の電力とを、別々の経路で供給している。したがって、パワーケーブル41,42で供給された溶接用の電力の一部を送給モータ24などの駆動用の電力として用いる場合と比べて、溶接用の電力の制御に影響が出にくい。
また、電力伝送線51,52は、被覆を厚くして丈夫にすることができるので、制御線の多心ケーブルを用いる場合と比べて、断線の恐れが少なく、断線しても修理が容易である。また、電力伝送線51,52は、多心ケーブルより入手しやすく安価であり、接続のためのコネクタも安価である。
なお、本実施形態においては、コイルによる磁気結合を利用して、通信部14,23が通信信号を電力伝送線51,52に重畳し、電力伝送線51,52に重畳された通信信号を検出する場合について説明したが、これに限られない。例えば、コンデンサによる電界結合を利用するようにしてもよい。また、電力伝送線51,52に並列に通信信号を入力するのではなく、電力伝送線51または52に直列に通信信号を入力するようにしてもよい。
本実施形態においては、送給装置用電源部12が電源部21に直流電力を供給する場合、について説明したが、交流電力を供給するようにしてもよい。この場合、送給装置用電源部12は、整流回路121およびDC/DCコンバータ回路122に代えてトランスを備えるようにし、電力系統から入力される交流電力をトランスで降圧して出力するようにすればよい。一方、電源部21には、交流電力を直流電力に変換するための整流回路を設ける必要がある。また、溶接電源装置1に送給装置用電源部12を設けずに、電力系統からの交流電力を直接、電力伝送線51,52を介して電源部21に供給するようにしてもよい。
本実施形態においては、溶接用電源部11および送給装置用電源部12が、電力系統から入力される交流電力を、それぞれ直流電力に変換して出力する場合について説明したが、これに限られない。溶接用電源部11と送給装置用電源部12とで、構成の一部を共有するようにしてもよい。例えば、図3に示すように、送給装置用電源部12に整流回路121を設けずに、溶接用電源部11の整流回路111の出力をDC/DCコンバータ回路122に入力するようにしてもよい。また、溶接用電源部11のトランス113の二次側に巻線を追加して電力を取り出し、整流して出力するようにしてもよいし、送給装置用電源部12を設けずに、溶接用電源部11の出力の一部を、電力伝送線51,52を介してワイヤ送給装置2に供給するようにしてもよい。
本実施形態においては、溶接電源装置1がアークに直流電力を供給する直流電源である場合について説明したが、これに限られない。例えばアルミなどの溶接を行うために、溶接電源装置1を、交流電力を供給する交流電源としてもよい。この場合、溶接用電源部11にさらにインバータ回路を追加し、整流回路114から出力される直流電力を交流電力に変換して出力するようにすればよい。
本実施形態においては、溶接システムA1が消耗電極式の溶接システムである場合について説明した。非消耗電極式の溶接システムの場合、ワイヤ電極を送給するためのワイヤ送給装置は必要ないが、溶加ワイヤを自動送給するためのワイヤ送給装置を用いる場合がある。この場合は、溶接システムA1と同様の構成になり、本発明を適用することができる。
図1においては記載していないが、溶接システムA1には、シールドガスをガスボンベから溶接トーチ3に供給するためのガス配管が備えられている。電力伝送線51,52を、このガス配管の内側に配置するようにしてもよいし、このガス配管と束ねるようにしてもよい。電力伝送線51,52をガス配管の内側に配置した場合を、第2実施形態として、以下に説明する。
図4は、第2実施形態に係る溶接システムA2を説明するための図である。図4(a)は、第2実施形態に係る溶接システムの全体構成を示している。同図において、第1実施形態に係る溶接システムA1(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。なお、図4(a)においては、溶接電源装置1およびワイヤ送給装置2の内部構成の一部の記載を省略している。図4(b)は、ガス配管9の断面図を示している。
図4に示す溶接システムA2は、電力伝送線51,52がガス配管9の内側に配置されている点で、第1実施形態に係る溶接システムA1と異なる。
ガス配管9は、溶接電源装置1およびワイヤ送給装置2を介して、ガスボンベ8と溶接トーチ3とを接続するものであり、ガスボンベ8のシールドガスを溶接トーチ3の先端に供給する。電力伝送線51,52は、溶接電源装置1とワイヤ送給装置2との間で、ガス配管9の内側に配置されている。電力伝送線51,52は、ガス配管9に設けられた貫通孔からガス配管9の内側に引き込まれる。ガス漏れや水分の浸入を防ぐために、電力伝送線51,52を通した後の貫通孔を、密閉する必要がある。
第2実施形態によると、電力伝送線51,52が、溶接電源装置1とワイヤ送給装置2とを接続しているガス配管9の内側に配置されているので、電力伝送線51,52がガス配管9とは別に配置される場合と比べて、ワイヤ送給装置2を移動させる際の邪魔にならない。また、電力伝送線51,52は、ガス配管9に囲まれているので、外部からの衝撃を受けにくく、電力伝送線51,52が断線することを抑制することができる。
なお、図5に示す溶接システムA2’のように、電力伝送線52をパワーケーブル41に接続して、パワーケーブル41に電力伝送線52を兼用させるようにしてもよい。この場合、ガス配管9の内側に配置されるのは電力伝送線51のみでよくなる。ガス配管9の内側に配置される電力伝送線が1本だけであれば、図5(b)に示すように、溶接電源装置1に設けられたガス配管用の接続金具1a(ワイヤ送給装置2に設けられたガス配管用の接続金具2a)をコネクタとして利用することで、電力伝送線51の配置を容易にすることができる。
次に、ワイヤ送給装置2を操作するための遠隔操作装置を設けた場合を、第3実施形態として、以下に説明する。
図6は、第3実施形態に係る溶接システムA3の全体構成を説明するための図である。同図において、第1実施形態に係る溶接システムA1(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。なお、図6においては、溶接電源装置1の記載を省略している。
図6に示す溶接システムA3は、ワイヤ送給装置2を操作するための遠隔操作装置6を備えている点で、第1実施形態に係る溶接システムA1と異なる。
遠隔操作装置6は、ワイヤ送給装置2を操作するためのものであり、ワイヤ送給装置2とケーブルで接続されている。また、遠隔操作装置6は、ワイヤ送給装置2から溶接電源装置1に通信信号を送信させることで、溶接電源装置1の操作も行うことができる。遠隔操作装置6は、制御部61、操作部62、表示部63および報知部64を備えている。操作部62、表示部63および報知部64は、それぞれ、ワイヤ送給装置2に設けられている操作部、表示部および報知部と同様の機能を備えている。
制御部61は、遠隔操作装置6を制御するものである。制御部61は、操作部62より入力された操作信号をデジタル信号にして、ワイヤ送給装置2の制御部22に出力する。また、制御部22より入力されるデジタル信号に基づいて、表示部63に表示をさせたり、報知部64に異常の報知をさせたりする。
第3実施形態によると、作業者は、遠隔操作装置6の操作部62の操作によって、溶接条件などを変更することができるし、溶接電圧や溶接電流の検出値を表示部63で確認することができる。したがって、遠隔操作装置6を身に着けておけば、ワイヤ送給装置2まで移動する必要がない。
なお、第3実施形態では、遠隔操作装置6とワイヤ送給装置2とがデジタル信号を送受信する場合について説明したが、これに限られない。操作部62での入力をアナログ入力とし、遠隔操作装置6とワイヤ送給装置2とを制御線で接続するようにしてもよい。ただしこの場合、ワイヤ送給装置2に、遠隔操作装置6から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路を設ける必要があり、ワイヤ送給装置2の大きさや重量が増加して可搬性が悪くなる。また、溶接パラメータが増加すると、遠隔操作装置6とワイヤ送給装置2とを接続する制御線が増加する。したがって、デジタル信号で通信する方が望ましい。
次に、溶接電圧をアーク近傍で検出する場合を、第4実施形態として、以下に説明する。
図7は、第4実施形態に係る溶接システムA4の全体構成を説明するための図である。同図において、第1実施形態に係る溶接システムA1(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
図7に示す溶接システムA4は、溶接電源装置1が、アーク近傍の溶接電圧を検出する溶接電圧検出部15を備えている点で、第1実施形態に係る溶接システムA1と異なる。
溶接電圧は、例えば、出力端子aと出力端子bとの間など、溶接電源装置1の内部で検出するのが一般的である。しかし、実際にアークに印加される電圧とは誤差があり、検出精度を良くするためには、アーク近傍で検出するのが望ましい。例えば、溶接トーチ3の先端に配置されているコンタクトチップと被加工物Wとの間で電圧を検出すれば、アークに印加される電圧に近い電圧を検出することができる。しかし、ワイヤ送給装置2の内部に電圧検出部を設け、検出した電圧値を、電力伝送線51,52を介して溶接電源装置1に送信する場合、電圧の検出から電圧値が溶接電源装置1の制御部13に入力されるまでに時間がかかる。精密な溶接を行う場合などには、この時間の遅れによって制御が遅れ、溶接の仕上がりが悪くなる場合がある。第3実施形態では、アーク近傍の溶接電圧を溶接電源装置1の内部で検出し、検出した電圧値を制御部13に入力することで、電圧値の送信による遅れを解消している。
電圧信号線71は、一方端がコンタクトチップに接続されており、他方端が溶接電圧検出部15に接続されている。電圧信号線72は、一方端が被加工物Wに接続されており、他方端が溶接電圧検出部15に接続されている。電圧信号線71,72は、平行2線で被覆が厚い丈夫なケーブルが用いられている。なお、電圧信号線71,72は、同軸ケーブル等であってもよい。また、電圧信号線71,72と電力伝送線51,52とを一本のケーブルにまとめてもよい。
溶接電圧検出部15は、アーク近傍の溶接電圧を検出するものである。溶接電圧検出部15は、電圧信号線71,72より受信する電圧信号に基づいて溶接電圧を検出する。溶接電圧検出部15は、検出した電圧値を制御部13に出力する。
第4実施形態によると、溶接電源装置1に設けられた溶接電圧検出部15がアーク近傍の溶接電圧を検出するので、電圧の検出から制御部13への入力までにかかる時間が短縮される。これにより、精度の高い溶接電圧を遅延を減らして制御に用いることができるので、精密な溶接を正確に行うことができる。
上記第1ないし第4実施形態においては、溶接電源装置1がワイヤ送給装置2と通信を行う場合について説明したが、これに限られない。溶接電源装置1が他の周辺装置と通信を行う場合にも、本発明を適用することができる。溶接電源装置1がインターフェイス装置と通信を行う場合を、第5実施形態として、以下に説明する。
図8は、第5実施形態に係る溶接システムA5の全体構成を説明するための図である。同図において、第1実施形態に係る溶接システムA1(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。なお、図8においては、ワイヤ送給装置2の内部構成の記載を省略している。
図8に示す溶接システムA5は、マニピュレータ101によって、溶接トーチ3を移動させる点で、第1実施形態に係る溶接システムA1と異なる。マニピュレータ101は、先端に溶接トーチ3が取り付けられており、ロボットコントローラ100からの指令に応じて溶接トーチ3を移動させる。つまり、溶接システムA5は、作業者が溶接トーチを移動させて溶接を行う半自動の溶接システムではなく、ロボットによる全自動の溶接システムである。
ロボットコントローラ100は、溶接システムA5を制御するものであり、マニピュレータ101および溶接電源装置1に各種指令信号を出力する。ロボットコントローラ100は、マニピュレータ101に操作指令信号を出力して、マニピュレータ101の図示しない各軸のモータを制御することで、溶接トーチ3を移動させる。また、ロボットコントローラ100は、インターフェイス装置2’を介して、溶接電源装置1に起動信号や溶接電流などの設定信号を出力して、溶接電源装置1を制御する。
インターフェイス装置2’は、ロボットコントローラ100が出力する各種指令信号を仲介して、溶接電源装置1に伝えるものである。ロボットコントローラ100とインターフェイス装置2’とは、指令信号の種類と同数の制御線を備えた多心ケーブルで接続されている。ロボットコントローラ100は、各種指令信号をアナログ信号として、インターフェイス装置2’に出力する。インターフェイス装置2’は、ロボットコントローラ100より入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、溶接電源装置1に出力する。
インターフェイス装置2’は、電源部21’、制御部22’、および、通信部23’を備えている。電源部21’は、第1実施形態に係る電源部21と同様のものであり、電力伝送線51,52を介して溶接電源装置1の周辺装置用電源部12’(第1実施形態に係る送給装置用電源部12と同様のもの)から電力を供給され、制御部22’および図示しないアナログ回路のそれぞれに適した電圧に変換を行って出力する。制御部22’は、インターフェイス装置2’の制御を行うものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御部22’は、ロボットコントローラ100より入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、通信部23’に出力する。通信部23’は、第1実施形態に係る通信部23と同様のものであり、電力伝送線51,52を介して、溶接電源装置1との間で通信を行う。通信部23’は、制御部22’から入力される信号を変調して、通信信号として溶接電源装置1に送信する。
第5実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明に係る溶接システム、および、溶接システムの通信方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る溶接システム、および、溶接システムの通信方法の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2,A2’,A3,A4,A5 溶接システム
1 溶接電源装置
11 溶接用電源部
111 整流回路
112 インバータ回路
113 トランス
114 整流回路
12 送給装置用電源部
12’ 周辺装置用電源部
121 整流回路
122 DC/DCコンバータ回路
13 制御部
14 通信部
15 溶接電圧検出部(電圧検出手段)
2 ワイヤ送給装置
2’ インターフェイス装置
21,21’ 電源部
22,22’ 制御部
23,23’ 通信部
24 送給モータ
25 ガス電磁弁
3 溶接トーチ
41,42 パワーケーブル
51,52 電力伝送線
6 遠隔操作装置
61 制御部
62 操作部
63 表示部
64 報知部
71,72 電圧信号線
8 ガスボンベ
9 ガス配管
100 ロボットコントローラ
101 マニピュレータ
W 被加工物

Claims (9)

  1. 溶接電源装置と、
    周辺装置と、
    溶接トーチと、
    前記溶接電源装置から前記溶接トーチに、溶接用の電力を供給するためのパワーケーブルと、
    前記周辺装置を駆動するための電力を、前記溶接電源装置から前記周辺装置に供給するための電力伝送線と、
    を備えており、
    前記溶接電源装置と前記周辺装置とが、前記電力伝送線を介して通信を行う、
    ことを特徴とする溶接システム。
  2. 前記周辺装置は、ワイヤ送給装置である、
    請求項1に記載の溶接システム。
  3. 前記ワイヤ送給装置にケーブルで接続され、前記ワイヤ送給装置に対して着脱可能な遠隔操作装置をさらに備え、
    前記遠隔操作装置の操作手段の操作によって入力された情報は、前記ワイヤ送給装置および前記電力伝送線を介して、前記溶接電源装置に送信される、
    請求項2に記載の溶接システム。
  4. 前記ワイヤ送給装置と遠隔操作装置とは、デジタル信号を送受信する、
    請求項3に記載の溶接システム。
  5. 前記溶接トーチの先端付近と被加工物との間の電圧である溶接電圧を電圧信号として前記溶接電源装置に送信するための電圧信号線をさらに備え、
    前記溶接電源装置は、前記電圧信号線で送信された電圧信号に基づいて前記溶接電圧を検出する電圧検出手段を備えている、
    請求項2ないし4のいずれかに記載の溶接システム。
  6. 前記溶接電源装置および前記ワイヤ送給装置を介して、前記溶接トーチにシールドガスを供給するガス配管をさらに備え、
    前記電力伝送線は、前記ガス配管の内側に配置されている、
    請求項2ないし5のいずれかに記載の溶接システム。
  7. 前記溶接電源装置が電力伝送線を介して前記周辺装置に供給する電力は、直流電力である、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の溶接システム。
  8. 前記電力伝送線は、平行2線のケーブルである、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の溶接システム。
  9. 溶接電源装置と、周辺装置と、溶接トーチと、前記溶接電源装置から前記溶接トーチに、溶接用の電力を供給するためのパワーケーブルと、前記周辺装置を駆動するための電力を、前記溶接電源装置から前記周辺装置に供給するための電力伝送線と、を備えている溶接システムの通信方法であって、
    前記電力伝送線に前記周辺装置が通信信号を重畳させる第1の工程と、
    前記電力伝送線に重畳された通信信号を、前記溶接電源装置が検出する第2の工程と、
    を備えているか、または、
    前記電力伝送線に前記溶接電源装置が通信信号を重畳させる第3の工程と、
    前記電力伝送線に重畳された通信信号を、前記周辺装置が検出する第4の工程と、
    を備えている、
    ことを特徴とする通信方法。
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