JP2015098040A - 溶接装置、および、送給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送給装置を被加工物に接続する必要があり、接続線の先端に設けた接触端子で被加工物に取り付けていたが、取り付け及び取り外し作業に手間がかかっていた。
【解決手段】 溶接電源と送給装置との間を電力線で接続する溶接装置であって、
送給装置は、設定値及び指令信号を電力線に重畳する信号に生成する電力線搬送通信回路と、電力線搬送通信回路からの信号を電力線に重畳させて溶接電源に送信する結合回路と、電力線を介して前記溶接電源から供給される電力を前記各回路に供給する制御電圧に変換する電源回路と、を備えており、
送給装置の筐体底面の所定位置に金属板を配設し、金属板を前記電源回路のマイナス側にグランド線で接続する、ことを特徴とする溶接装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】 溶接電源と送給装置との間を電力線で接続する溶接装置であって、
送給装置は、設定値及び指令信号を電力線に重畳する信号に生成する電力線搬送通信回路と、電力線搬送通信回路からの信号を電力線に重畳させて溶接電源に送信する結合回路と、電力線を介して前記溶接電源から供給される電力を前記各回路に供給する制御電圧に変換する電源回路と、を備えており、
送給装置の筐体底面の所定位置に金属板を配設し、金属板を前記電源回路のマイナス側にグランド線で接続する、ことを特徴とする溶接装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送給装置と被加工物との接続方法に関するものである。
送給装置からパワーケーブルを介して電力線搬送方式で制御信号を溶接電源に送信するとき、送給装置を被加工物に接続線を介して接続する必要があり、接続線の先端に設けたワ二口クリップや丸端子で被加工物に取り付けていた。
図3は、従来の溶接装置の概略ブロック図である。図3を参照して、溶接装置は、溶接電源10と、送給装置600と、リモートコントローラ620と、溶接トーチ640とで構成される。
溶接電源10は、外部電源から開閉器20を介して電力の供給を受ける。溶接電源10と送給装置600とは、パワーケーブル160によって接続される。溶接対象である被加工物1と溶接電源10とは、溶接接地ケーブル162によって接続されている。
炭酸ガスなどのシールドガスが、ガスボンベ30からガスホース164を介して送給装置600に送られる。送給装置600は、溶接ワイヤをワイヤリール610から溶接トーチ640に送給する。
送給装置600と溶接トーチ640とを接続しているパワーケーブル160は、図示省略のケーブル内部に溶接ワイヤを送給し、シールドガスを送給し、溶接電源10から電力を溶接トーチ640に供給すると共にパワーケーブル160を介して電力線搬送で制御信号を送給装置600に送信する。
リモートコントローラ620は、送給装置600に制御ケーブル630によって接続されている。リモートコントローラ620は、電圧設定値や電流設定値等の溶接条件を制御ケーブル630を介して送給装置600に送信する。そして、送給装置600は、図示省略の制御回路で受信した溶接条件パラメータを、パワーケーブル160を介して電力線搬送で溶接電源10送信される。
また、送給装置600で設定した溶接条件パラメータを、パワーケーブル160を介して電力線搬送で溶接電源10の送信する技術が特許文献1に開示されている。
図3に示す従来の送給装置は、内蔵されている図示省略の電源回路で制御回路、送給機構及びガス電磁弁等に供給する制御電圧を、パワーケーブル160を介して供給される電力を用いて生成している。そして、電源回路のGNDを確定するために送給装置からマイナスケーブル650を被加工物1に接続している。
このとき、マイナスケーブル650の先端に接触端子(例えば、ワニ口クリップ、丸端子等)で被加工物1に取り付けていた。しかし、被加工物1にワニ口クリップ又は丸端子を接続する準備を必要とし、被加工物の形状によっては取り付け及び取り外し作業に非常な手間がかかっていた。
このとき、マイナスケーブル650の先端に接触端子(例えば、ワニ口クリップ、丸端子等)で被加工物1に取り付けていた。しかし、被加工物1にワニ口クリップ又は丸端子を接続する準備を必要とし、被加工物の形状によっては取り付け及び取り外し作業に非常な手間がかかっていた。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、溶接電源と送給装置との間を電力線で接続する溶接装置であって、
前記送給装置は、設定値及び指令信号を前記電力線に重畳する信号に生成する電力線搬送通信回路と、前記電力線搬送通信回路からの信号を前記電力線に重畳させて前記溶接電源に送信する結合回路と、前記電力線を介して前記溶接電源から供給される電力を前記各回路に供給する制御電圧に変換する電源回路と、を備えており、
前記送給装置の筐体底面の所定位置に金属板を配設し、前記金属板を前記電源回路のマイナス側にグランド線で接続する、ことを特徴とする溶接装置である。
前記送給装置は、設定値及び指令信号を前記電力線に重畳する信号に生成する電力線搬送通信回路と、前記電力線搬送通信回路からの信号を前記電力線に重畳させて前記溶接電源に送信する結合回路と、前記電力線を介して前記溶接電源から供給される電力を前記各回路に供給する制御電圧に変換する電源回路と、を備えており、
前記送給装置の筐体底面の所定位置に金属板を配設し、前記金属板を前記電源回路のマイナス側にグランド線で接続する、ことを特徴とする溶接装置である。
請求項2記載の発明は、前記金属板は、前記筐体底面の所定位置に複数配設した、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置である。
請求項3記載の発明は、前記金属板の近辺に磁石を配設した、ことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の溶接装置である。
請求項4記載の発明は、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶接装置を構成すること、を特徴とする送給装置である。
本発明では、送給装置を被加工物に載置するだけで、電源回路のGNDが確定し、送給装置に内蔵されている制御回路、送給機構及びガス電磁弁等に供給する制御電圧をパワーケーブルを介して供給される電力を用いて生成が可能となるので、被加工物と接続するたに接続線の先端に具備されたワニ口クリップ又は丸端子を用いて、被加工物と接続するという煩わしい作業がなくなるので作業の効率化が図れる。
図1及び図2を参照して本発明の実施形態1の動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態1の溶接装置のブロック図である。同図において、図3に示す従来技術の溶接装置のブロック図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1は、本発明の実施形態1の溶接装置のブロック図である。同図において、図3に示す従来技術の溶接装置のブロック図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1に示す溶接装置は、溶接電源10と、送給装置100と、リモートコントローラ120と、溶接トーチ140とで形成されている。
図1に示す溶接電源10は、図示省略の電源回路と、制御回路と、電力線搬送通信回路(Power Line Communication)と、結合回路とで形成される。そして、外部電源20から電力の供給を受ける。
溶接電源10と送給装置100とは、パワーケーブル160によって接続され、溶接対象である被加工物1と電源回路10とは、溶接接地ケーブル162によって接続されている。そして、送給装置100と溶接電源10との間の通信は、パワーケーブル160を介して電力線搬送通信を行っている。
図2は、送給装置100の詳細図であり、送給機構102、制御回路104、結合回路106、電源回路107と、電力線搬送通信回路108と、ガス電磁弁110とを有する。そして、送給機構102は、溶接ワイヤ111をワイヤリール110から溶接トーチ140に送給する。
溶接トーチ140とを接続しているケーブル160は、ケーブル内部に溶接ワイヤ111とシールドガスを送給する通路が設けられると、共にパワーケーブル160を介して溶接電源10から溶接トーチ140に電力を供給する。また、溶接トーチには、スイッチが設けられており、スイッチのオン・オフ信号を伝達する信号線141もケーブルに含まれている。
図2にしめす電源回路107は図示省略のダイオード、コンデンサで形成され、ダイオードは、コンデンサからケーブル160に電流が逆流するのを防ぐためのものであり、電源回路107は電源線101をパワーケーブル160に接続し、送給装置100の底面の所定位置に配設した金属板105(例えば、銅板、アルミ板)に、電源回路107のマイナス側をグランド線103で接続する。
そして、図1に示すように送給装置100を被加工物1の上に載置すると、電源回路107は、金属板10及びグランド線103を介して被加工物1と接続してGNDを確立する。
そして、図1に示すように送給装置100を被加工物1の上に載置すると、電源回路107は、金属板10及びグランド線103を介して被加工物1と接続してGNDを確立する。
電源回路107は、GNDが確立するとパワーケーブル160から電源線101を介して電力供給を受けて、送給機構102、制御回路104、結合回路106、電力線搬送通信回路108等に供給する各制御電圧を生成する。
図2に示す金属板105を送給装置100の筐体の底面の所定位置に配設しているが、送給装置100の筐体の底面の所定位置に磁石を配置し、被加工物との接触を強固にしてもよい。また、金属板105を送給装置100の筐体の底面の所定位置に金属板105を複数配置してもよい。
つぎに、動作について説明する。
作業者が溶接作業を行うとき、図1に示す被加工物の上に送給装置100を載置すると、電源回路107は、金属板10及びグランド線103を介してGNDが確立すると、各制御電圧を生成する。このとき、表示器を設けて各制御電圧が生成されたか否かを表示してもよい。そして、溶接トーチのオンに応じて制御回路104は、溶接トーチのオン信号、溶接電圧設定信号及び溶接電流設定信号等を電力線搬送通信回路108におくる。
作業者が溶接作業を行うとき、図1に示す被加工物の上に送給装置100を載置すると、電源回路107は、金属板10及びグランド線103を介してGNDが確立すると、各制御電圧を生成する。このとき、表示器を設けて各制御電圧が生成されたか否かを表示してもよい。そして、溶接トーチのオンに応じて制御回路104は、溶接トーチのオン信号、溶接電圧設定信号及び溶接電流設定信号等を電力線搬送通信回路108におくる。
電力線搬送通信回路108は、制御回路104より入力される信号に応じてキャリア信号をBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調し、変調信号にスペクトル拡散を行い、アナログ信号に変換して送信する。なお、変調方法はBPSK変調に限られず、ASK変調やFSK変調を行うようにしてもよい。また、スペクトル拡散は直接拡散方式に限られず、周波数ホッピング方式を用いてもよい。なお、本実施形態では、スペクトル拡散を行っているが、これに限定されず、スペクトル拡散を行わないようにしてもよい。
溶接電源10の図示省略の電力線搬送通信回路は、パワーケーブル160で送られる信号をデジタル信号に変換して、逆拡散およびフィルタリングを行い、復調を行って、図示省略の制御回路に出力する。なお、溶接電源10から送給装置100に送信する信号と、送給装置100から溶接電源10に送信する信号とでは、異なる周波数帯域を利用している。
溶接電源10の図示省略の制御回路は、復調された溶接トーチのオン信号、溶接電圧設定信号及び溶接電流設定信号にオンに応じて、電力をパワーケーブル160に出力する。そして、電源回路107は、パワーケーブル160から電力の供給を受けて電源回路107の図示省略のダイオードを介してコンデンサに充電される。
上述より、送給装置を被加工物の所定位置に置くだけで電源回路のGNDが確定するので、送給装置の移動作業が簡単になる。さらに、被加工物と接続する線が不要になり、線の断線という不具合がなくなる。
また、図1に示す被加工物の形状が小さく又は構造が複雑で送給装置100を載置できないときには、金属性の作業台を用意し溶接接地ケーブル162によって溶接電源10に接続し、送給装置を作業台に載置するとよい。
本実施形態の特徴的な効果を記載する。
本発明では、送給装置を被加工物に接続するには、送給装置を被加工物の上に置くだけでよいので、煩わしい作業がなくなるので作業の効率化が図れる。さらに、給装置の筐体底面に配設した金属板の近辺に磁石を設けることで、送給装置と被加工物との接続が確実になる。
本発明では、送給装置を被加工物に接続するには、送給装置を被加工物の上に置くだけでよいので、煩わしい作業がなくなるので作業の効率化が図れる。さらに、給装置の筐体底面に配設した金属板の近辺に磁石を設けることで、送給装置と被加工物との接続が確実になる。
1 被加工物
10 溶接電源
20 外部電源
30 ガスボンベ
100 送給装置(ワイヤ送給装置)
101 電源線
102 送給機構
103 グランド線
104 制御回路
105 金属板
106 結合回路
107 電源回路
108 電力線搬送通信回路
110 ワイヤリール
111 溶接ワイヤ
120 リモコン
121 リモコン制御線
140 溶接トーチ
141 トーチ制御線
160 パワーケーブル
162 溶接接地ケーブル
600 送給装置(ワイヤ送給装置)
610 ワイヤリール
620 リモコン
630 リモコン制御線
640 溶接トーチ
10 溶接電源
20 外部電源
30 ガスボンベ
100 送給装置(ワイヤ送給装置)
101 電源線
102 送給機構
103 グランド線
104 制御回路
105 金属板
106 結合回路
107 電源回路
108 電力線搬送通信回路
110 ワイヤリール
111 溶接ワイヤ
120 リモコン
121 リモコン制御線
140 溶接トーチ
141 トーチ制御線
160 パワーケーブル
162 溶接接地ケーブル
600 送給装置(ワイヤ送給装置)
610 ワイヤリール
620 リモコン
630 リモコン制御線
640 溶接トーチ
Claims (4)
- 溶接電源と送給装置との間を電力線で接続する溶接装置であって、
前記送給装置は、設定値及び指令信号を前記電力線に重畳する信号に生成する電力線搬送通信回路と、前記電力線搬送通信回路からの信号を前記電力線に重畳させて前記溶接電源に送信する結合回路と、前記電力線を介して前記溶接電源から供給される電力を前記各回路に供給する制御電圧に変換する電源回路と、を備えており、
前記送給装置の筐体底面の所定位置に金属板を配設し、前記金属板を前記電源回路のマイナス側にグランド線で接続する、ことを特徴とする溶接装置。 - 前記金属板は、前記筐体底面の所定位置に複数配設した、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置。
- 前記金属板の近辺に磁石を配設した、ことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の溶接装置。
- 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶接装置を構成すること、を特徴とする送給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013238397A JP2015098040A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 溶接装置、および、送給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013238397A Pending JP2015098040A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 溶接装置、および、送給装置 |
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2013
- 2013-11-19 JP JP2013238397A patent/JP2015098040A/ja active Pending
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