JP2016004756A - プレス装置 - Google Patents

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信清 伊藤
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Abstract

【課題】プレスを好適に行うことができるプレス装置を提供すること。【解決手段】プレス装置40は、電極材料17の下面側に第1のプレスロール44と、第3のプレスロール46を有し、電極材料17の上面側に第2のプレスロール45と、第4のプレスロール47を有する。電極材料17の積層方向に沿ったプレス装置40の平面視では、第2のプレスロール45の径方向に沿った両端部が、電極材料17を挟んだ反対側の第1のプレスロール44と第3のプレスロール46に重なり、第3のプレスロール46の径方向に沿った両端部が、電極材料17を挟んだ反対側の第2のプレスロール45と第4のプレスロール47に重なっている。【選択図】図4

Description

本発明は、電極材料を塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置に関する。
蓄電装置の一種である二次電池としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などが知られている。例えば、リチウムイオン二次電池は、ケースを備えるとともに、このケース内に、金属箔に活物質層を備える正極の電極及び負極の電極を積層、又は捲回した電極組立体を備える。各極の電極の製造は、まず、活物質、導電剤、溶媒及びバインダを混合した活物質合剤を、長尺状の金属箔(集電体)の表面に塗布して塗工部を形成するとともに、金属箔と、塗工部とを有する電極材料を形成する。
次に、活物質層の密度を高め、かつ規定の厚みとするために、塗工部をプレスする。その後、電極材料を電極の外形に沿う形状に切断すると、高密度化された塗工部から活物質層が形成されるとともに、金属箔からタブ等が形成されて電極が製造される。
上記のプレス工程は、塗工部を、その面に交差する方向からプレスロールでプレスして行われる(例えば、特許文献1参照)。図5に示すように、特許文献1の製造方法では、金属箔80の両面に設けられた塗工部81に対しプレスロール82によるプレスを二段階に分けて行い、塗工部81を均一に高密度化するようにしている。
特開2003−288897号公報
ところで、特許文献1においては、二回のプレスで塗工部81を規定の厚みにまで圧縮する必要があるため、一回毎のプレス時には塗工部81に荷重が集中して加わり、塗工部81に割れや皺が生じやすい。また、一回目のプレスの後、間隔を空けて二回目のプレスが行われるため、一回目のプレス直後には、プレスされた塗工部81の厚みが若干戻ってしまう。よって、二回目のプレスでは、戻った厚み分を考慮して塗工部18に十分な荷重を加えてプレスしなければならず、塗工部81に割れや皺が生じやすい。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレスを好適に行うことができるプレス装置を提供することにある。
上記問題点を解決するためのプレス装置は、長尺状の集電体と、該集電体の少なくとも一面に設けられた活物質合剤の塗工部とを有する電極材料をプレスするプレス装置であり、直線状に支持された状態で搬送される前記電極材料の前記塗工部を、該塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置であって、前記電極材料の一面側と他面側それぞれに複数のプレスロールを有し、前記複数のプレスロールは前記電極材料の一面側と他面側で同数であり、前記集電体に前記塗工部が重なる方向を前記電極材料の積層方向とすると、前記積層方向に沿った平面視で、各プレスロールの径方向に沿った先端部が、前記電極材料を挟んだ反対側の前記プレスロールに重なっていることを要旨とする。
これによれば、複数のプレスロールが、電極材料の搬送方向に沿って一面側と他面側に交互に配置されつつ、それらプレスロールは、電極材料を挟んで径方向の一部で重なり合っている。このため、電極材料の一面側の一つのプレスロールと共に塗工部をプレスするプレスロールが、他面側に二つ存在し、電極材料の他面側の一つのプレスロールと共に塗工部をプレスするプレスロールが、一面側にも二つ存在することになる。このため、電極材料の搬送方向には、塗工部をプレスする箇所が複数設けられ、プレス時にはプレスロール同士による塗工部のプレスが搬送方向に沿って連続的に行われる。
また、プレス装置について、前記平面視で積層方向に重なる前記プレスロール同士間の隙間は、前記電極材料の搬送方向の上流から下流に向かうに従い徐々に狭くなっているのが好ましい。
これによれば、塗工部に加わる荷重を、搬送方向の下流側に向けて徐々に大きくしていき、塗工部の厚みを徐々に薄くしていくことができる。よって、塗工部に対し、荷重を一度に集中させて加える場合と異なり、塗工部に割れや皺が生じにくい。
また、プレス装置について、前記集電体の一面側と他面側それぞれに2つの前記プレスロールを有する。
これによれば、プレスロールの数を必要最小限として塗工部を連続的にプレスすることができる。
また、プレス装置について、前記プレスロールは全て同じロール径である。
これによれば、プレスロールの配置を調節するだけで、平面視で重なり合うプレスロール同士の隙間を調節することができる。
本発明によれば、プレスを好適に行うことができる。
実施形態の電極を示す斜視図。 電極製造用の生産設備を示す模式図。 プレス装置を模式的に示す側面図。 (a)は第1〜第4のプレスロールによるプレスを示す拡大図、(b)はプレス装置の平面図。 背景技術を示す図。
以下、プレス装置を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
蓄電装置としての二次電池は、図示しないが、外観が角型をなす角型電池であり、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間を絶縁した状態で交互に積層された積層タイプである。
図1に示すように、二次電池用の電極10は、矩形状の金属箔11と、金属箔11の両面に設けられた矩形状の活物質層12とを備えている。電極10は、その一辺に沿って、活物質層12が設けられず、金属箔11が露出した未塗工部12aを有する。そして、電極10において、未塗工部12aの一部には、集電タブ14が突出する状態に設けられている。
図2又は図3に示すように、上記構成の電極10の製造方法は、長尺金属箔16の片面に活物質合剤を塗布する塗工工程を有する。この塗工工程では、長尺金属箔16の片面に活物質合剤の塗工部18が形成され、長尺金属箔16と塗工部18とを有する電極材料17が形成される。また、電極10の製造方法は、電極材料17の塗工部18を乾燥する乾燥工程と、塗工部18をプレスするプレス工程と、電極材料17を電極10の形状に切断する成形工程とを有する。
図2に示すように、電極10を製造するための生産設備20は、活物質合剤を長尺金属箔16に塗布する塗工装置23と、塗工部18を乾燥する乾燥装置30とを有する。なお、活物質合剤には、活物質、導電助剤、バインダ、及び溶媒を混練したものが用いられる。
生産設備20は、供給ロール21を有し、この供給ロール21には、長尺金属箔16が巻装されている。供給ロール21は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。また、生産設備20は、巻取ロール22を有し、この巻取ロール22は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されるとともに、一定の回転速度で回転する。さらに、生産設備20は、長尺金属箔16を支持する複数の搬送ローラ29を有する。そして、供給ロール21から供給された長尺金属箔16が、巻取ロール22に巻き取られることにより、長尺金属箔16は、搬送ローラ29によって支持されながら搬送方向X1に沿って搬送される。
塗工装置23はスリットダイ23aを備え、このスリットダイ23aの吐出口(図示せず)は、長尺金属箔16の片面に対向配置されている。なお、塗工装置23において、活物質合剤の塗工方式は、スリットダイ方式以外でもよい。そして、塗工工程では、スリットダイ23aの吐出口から長尺金属箔16の片面に活物質合剤が連続的に塗布され、長尺金属箔16の片面には、長尺金属箔16の長手方向に延びる長尺状の塗工部18が形成されるとともに、電極材料17が形成される。
乾燥装置30は乾燥機30aを備え、乾燥機30aは熱源からの熱により空気を加熱し、熱風を供給する。そして、乾燥工程では、乾燥機30aの内部に供給された熱風により、乾燥機30aを通過する長尺金属箔16上の塗工部18の乾燥を行う。これにより、活物質合剤に含まれる溶媒が蒸発するとともに、熱によりバインダの硬化が始まり、活物質や導電助剤が相互に固定される。なお、図示しないが、この後、長尺金属箔16のもう片面にも上記と同様の方法で塗工部18を形成し、乾燥する。すると、長尺金属箔16の両面に塗工部18を有する電極材料17が形成される。なお、両面に塗工部18を有する電極材料17は、電極供給リールに巻き取られる。
図3に示すように、プレス工程は、プレス装置40によって行われ、電極材料17の両面に形成された塗工部18が所定の密度になるまで圧縮される。その後、電極材料17は、成形工程によって、所定形状に切断され、塗工部18から活物質層12が形成されるとともに、塗工部18以外の部分から未塗工部12a及び集電タブ14が形成され、電極10が製造される。
次に、プレス装置40について説明する。
図3に示すように、プレス装置40は、電極供給リール41を有し、この電極供給リール41は、両面に塗工部18の形成された電極材料17を巻き取ったものである。また、プレス装置40は、電極巻取リール42を有し、この電極巻取リール42は、電極供給リール41から供給された電極材料17を巻き取る。そして、電極巻取リール42に電極材料17が巻き取られることで、電極材料17は搬送方向X2に搬送される。
また、プレス装置40は、二つのテンションローラ43を有する。二つのテンションローラ43のうち、搬送方向X2上流側のテンションローラ43によって、電極供給リール41から供給された電極材料17は、横方向に搬送されるように向きが変更される。さらに、電極材料17は、搬送方向X2下流側のテンションローラ43によって、下方に向かうように向きが変更され、電極巻取リール42に巻き取られる。
そして、2つのテンションローラ43の間では、電極材料17は長手方向が横方向に沿ってほぼ直線状に延び、かつテンションローラ43によって張りが与えられた状態で搬送される。よって、電極材料17は、後述のプレスロール44,45,46,47の周面に巻き掛けられることなく、テンションローラ43によって張りが与えられた状態のまま搬送方向X2へ搬送される。
図4(a)に示すように、プレス装置40は、長尺金属箔16の搬送方向X2の上流側から下流側に向けて配置された第1のプレスロール44と、第2のプレスロール45と、第3のプレスロール46と、第4のプレスロール47とを有する。第1のプレスロール44と、第2のプレスロール45と、第3のプレスロール46と、第4のプレスロール47は、全て同じロール径(直径)及び軸長であり、全て同じ大きさである。
図4(b)に示すように、第1〜第4のプレスロール44〜47の軸長は、電極材料17の長手方向に直交した短手方向への長さより若干長く、第1〜第4のプレスロール44〜47によって、塗工部18の短手方向全体をプレスできる。
図4(a)及び図4(b)に示すように、電極材料17の一面側、すなわち、電極材料17の下面側には、第1のプレスロール44と第3のプレスロール46が搬送方向X2に並設され、電極材料17の他面側、すなわち、上面側には、第2のプレスロール45と第4のプレスロール47が搬送方向X2に並設されている。よって、プレス装置40は、電極材料17の一面側と他面側にプレスロールを同数(二つ)ずつ有する。
長尺金属箔16に塗工部18が重なる方向を電極材料17の積層方向とする。電極材料17の積層方向に沿ってプレス装置40を見た平面視において、搬送方向X2に沿って延びる第2のプレスロール45の径方向における両端部は、電極材料17を挟んで第1のプレスロール44と第3のプレスロール46に重なっている。
具体的には、第2のプレスロール45において、上流側に位置する径方向の一端部(先端部)が、第1のプレスロール44における下流側に位置する径方向の一端部(先端部)に重なっており、この重なった箇所で塗工部18をプレスする。また、第2のプレスロール45において、下流側に位置する径方向の一端部(先端部)が、第3のプレスロール46における上流側の一端部(先端部)に重なっており、この重なった箇所で塗工部18をプレスする。したがって、電極材料17の他面側の一つの第2のプレスロール45と共に塗工部18をプレスするプレスロールが、一面側に二つ存在している。
また、電極材料17の積層方向に沿ってプレス装置40を見た平面視において、搬送方向X2に沿って延びる第3のプレスロール46の径方向における両端部は、電極材料17を挟んで第2のプレスロール45と第4のプレスロール47に重なっている。
具体的には、第3のプレスロール46において、上流側に位置する径方向の一端部(先端部)が、第2のプレスロール45における下流側に位置する径方向の一端部(先端部)に重なっており、この重なった箇所で塗工部18をプレスする。また、第3のプレスロール46において、下流側に位置する径方向の一端部(先端部)が、第4のプレスロール47における上流側の一端部(先端部)に重なっており、この重なった箇所で塗工部18をプレスする。したがって、電極材料17の一面側の一つの第3のプレスロール46と共に塗工部18をプレスするプレスロールが、他面側に二つ存在している。
図4(a)に示すように、第1のプレスロール44の中心軸L1と、第2のプレスロール45の中心軸L2とを結ぶ方向を、第1のプレスロール44と第2のプレスロール45の対向方向とする。対向方向に沿った第1のプレスロール44と第2のプレスロール45との隙間は、搬送方向X2に沿って第1のプレスロール44から下流に向かうに従い、徐々に狭くなっていき、第1隙間P1で最も狭くなる。そして、第1隙間P1で、第1のプレスロール44と第2のプレスロール45によって最も強く塗工部18をプレスする。
また、第2のプレスロール45の中心軸L2と、第3のプレスロール46の中心軸L3とを結ぶ方向を、第2のプレスロール45と第3のプレスロール46の対向方向とする。対向方向に沿った第2のプレスロール45と第3のプレスロール46との隙間は、搬送方向X2に沿って第1隙間P1から下流に向かうに従い、徐々に狭くなっていき、第2隙間P2で最も狭くなる。そして、第2隙間P2で、第2のプレスロール45と第3のプレスロール46によって最も強く塗工部18をプレスする。なお、第2隙間P2は、第1隙間P1より狭くなっている。
第3のプレスロール46の中心軸L3と、第4のプレスロール47の中心軸L4とを結ぶ方向を、第3のプレスロール46と第4のプレスロール47の対向方向とする。対向方向に沿った第3のプレスロール46と第4のプレスロール47との隙間は、搬送方向X2に沿って第2隙間P2から下流に向かうに従い、徐々に狭くなっていき、第3隙間P3で最も狭くなる。そして、第3隙間P3で、第3のプレスロール46と第4のプレスロール47によって最も強く塗工部18をプレスする。なお、第3隙間P3は、第2隙間P2より狭くなっている。
次に、プレス装置40の作用をプレス工程とともに説明する。
図4(a)に示すように、搬送方向X2に搬送される電極材料17において、上下両方の塗工部18が、第1のプレスロール44と第2のプレスロール45によってプレスされる。そして、塗工部18は、第1隙間P1に向かうに従い徐々に荷重が大きくなる状態でプレスされていき、第1隙間P1で、第1のプレスロール44と第2のプレスロール45によって最も強くプレスされる。
続けて、上下両方の塗工部18が、第2のプレスロール45と第3のプレスロール46によってプレスされる。そして、塗工部18は、第2隙間P2に向かうに従い徐々に荷重が大きくなる状態でプレスされていき、第2隙間P2で、第2のプレスロール45と第3のプレスロール46によって最も強くプレスされる。
続けて、上下両方の塗工部18が、第3のプレスロール46と第4のプレスロール47によってプレスされる。そして、塗工部18は、第3隙間P3に向かうに従い徐々に荷重が大きくなる状態でプレスされていき、第3隙間P3では、第3のプレスロール46と第4のプレスロール47によって最も強くプレスされる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1〜第4のプレスロール44,45,46,47を搬送方向X2に沿って上下に交互に配置した。このため、第1〜第4のプレスロール44,45,46,47が配置された領域では、第1〜第4のプレスロール44,45,46,47によって、塗工部18を連続的にプレスすることができる。すなわち、一対のプレスロールを二組備えたプレス装置のように、塗工部18を断続的にプレスするのとは異なる。このため、塗工部18に荷重が集中的に加わることを回避し、塗工部18に加わる荷重を分散させてプレスすることができ、塗工部18に割れや皺が発生することを抑制し、プレスを好適に行うことができる。
(2)搬送方向X2に沿って、第1のプレスロール44、第2のプレスロール45、第3のプレスロール46、及び第4のプレスロール47の順で設置されている。そして、対向方向に沿うプレスロール間の隙間は、搬送方向X2に沿って第1隙間P1、第2隙間P2、及び第3隙間P3の順で徐々に狭くなっている。このため、搬送方向X2の上流側から下流側に向かうに従い、塗工部18に加わる荷重を徐々に大きくしていき、塗工部18を徐々に圧縮していくことができる。
(3)プレス装置40は第1〜第4のプレスロール44,45,46,47の4つのプレスロールを有する。そして、第1〜第4のプレスロール44,45,46,47は上下両側に2つずつ配置されている。このため、例えば、上側の塗工部18側にプレスロールが1つ配置され、下側の塗工部18側にプレスロールが2つ配置された場合と異なり、塗工部18を上下に偏りなく、しかも必要最小限の数のプレスロールで連続的にプレスできる。
(4)第1〜第4のプレスロール44,45,46,47は全て同じロール径である。このため、プレスロールの位置を調節するだけで、プレスロール間の距離を簡単に調節でき、塗工部18に加わる荷重の調節を簡単に行うことができる。
(5)第1〜第4のプレスロール44,45,46,47によって塗工部18を連続的にプレスしていく。このため、一対のプレスロールを二組備えたプレス装置のように、2箇所のプレス場所で集中的に荷重を加えるのとは異なり、塗工部18に生じるプレス前後のストレスを軽減できる。
(6)プレス装置40は、二次電池の電極10を製造するための電極材料17をプレスする。電極材料17は、屈曲させたり、プレスロールの周面に巻き付けると塗工部18に割れや皺が生じてしまうため、搬送方向X2に沿って直線状に延びるように搬送される。このような電極材料17のプレス装置40において、第1〜第4のプレスロール44,45,46,47の位置を調節することで、塗工部18に割れや皺を生じさせることなく、プレスすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1〜第4のプレスロール44,45,46,47は、ロール径が異なっていてもよい。
○ 第1隙間P1、第2隙間P2、及び第3隙間P3は、搬送方向X2に沿って下流に向かう程、徐々に狭くしたが、各隙間の広さは適宜変更してもよい。
○ プレスロールの数は、長尺金属箔16の一面側と他面側で数が同じであれば、適宜変更してもよい。
○ 電極材料17は一面及び他面のいずれか一方だけに塗工部18が設けられたものであってもよい。
○ 実施形態では、長尺金属箔16の長手方向に連続して塗工部18を設けたが、長尺金属箔16の長手方向に間隔を空けて塗工部18を形成してもよい。
○ 集電体は、塗工部18が形成できるものであれば、長尺金属箔16に限定されるものではない。例えば、織物状や網状の基材シートを用いてもよい。
○ 電極10は、金属箔11の片面だけに活物質層12を有するものであってもよい。
○ ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電装置に用いる電極の製造時にプレス装置40を採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記電極材料は、蓄電装置としての二次電池の電極を製造するための材料である。
X2…搬送方向、10…電極、16…長尺状の集電体としての長尺金属箔、17…電極材料、18…塗工部、40…プレス装置、44,45,46,47…第1〜第4のプレスロール。

Claims (4)

  1. 長尺状の集電体と、該集電体の少なくとも一面に設けられた活物質合剤の塗工部とを有する電極材料をプレスするプレス装置であり、
    直線状に支持された状態で搬送される前記電極材料の前記塗工部を、該塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置であって、
    前記電極材料の一面側と他面側それぞれに複数のプレスロールを有し、
    前記複数のプレスロールは前記電極材料の一面側と他面側で同数であり、
    前記集電体に前記塗工部が重なる方向を前記電極材料の積層方向とすると、
    前記積層方向に沿った平面視で、各プレスロールの径方向に沿った先端部が、前記電極材料を挟んだ反対側の前記プレスロールに重なっていることを特徴とするプレス装置。
  2. 前記平面視で積層方向に重なる前記プレスロール同士間の隙間は、前記電極材料の搬送方向の上流から下流に向かうに従い徐々に狭くなっている請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記集電体の一面側と他面側それぞれに2つの前記プレスロールを有する請求項1又は請求項2に記載のプレス装置。
  4. 前記プレスロールは全て同じロール径である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のプレス装置。
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