JP2015230825A - プレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス後の塗工部の厚みのばらつきを抑えることができるプレス装置を提供すること。【解決手段】プレス装置40は、電極材料17を一定の隙間を空けて挟み、塗工部18をプレスする第1のプレスロール44a及び第2のプレスロール44bと、一対のプレスロール44a,44b間の隙間を維持するシム47とを有する。また、プレス装置40は、電極材料17の搬送方向X2における一対のプレスロール44a,44bより上流側に配置された厚み検出部48と、プレスロール44a,44bがプレスする塗工部18に加わるプレス荷重を調節する油圧シリンダ50と、厚み検出部48の検出結果に基づいて、油圧シリンダ50を制御する制御部60とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電極材料を、塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置に関する。
蓄電装置の一種である二次電池としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などが知られている。例えば、リチウムイオン二次電池は、ケースを備えるとともに、このケース内に、金属箔に活物質層を備える正極の電極及び負極の電極を積層、又は捲回した電極組立体を備える。各極の電極の製造は、まず、活物質、導電剤、溶媒及びバインダを混合した活物質合剤を、長尺状の金属箔(集電体)の表面に塗布して塗工部を形成するとともに、金属箔と、塗工部とを有する電極材料を形成する。
次に、活物質層の密度を高めるために、塗工部をプレスする(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の製造方法では、プレスロール間の隙間を一定として塗工部をプレスしている。その後、電極材料を電極の外形に沿う形状に切断すると、高密度化された塗工部から活物質層が形成されるとともに、金属箔からタブ等が形成されて電極が製造される。
特開平11−213988号公報
ところで、特許文献1のように、一対のプレスロール間の隙間を一定に維持してプレスした場合、プレス前の塗工部において、相対的に厚みの厚い部位と薄い部位が併存していると、プレス後の塗工部であっても、相対的に厚みの厚い部位と薄い部位が併存し、塗工部の厚みがばらついてしまう。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレス後の塗工部の厚みのばらつきを抑えることができるプレス装置を提供することにある。
上記問題点を解決するためのプレス装置は、長尺状の集電体の少なくとも一面に活物質合剤の塗工部を有し、かつ長手方向に搬送される電極材料を、前記塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置であって、前記電極材料を一定の隙間を空けて挟み、前記塗工部をプレスする一対のプレスロールと、一対のプレスロール間の隙間を維持する隙間維持部材と、前記電極材料の搬送方向における前記一対のプレスロールより上流側に配置された厚み検出部と、前記プレスロールがプレスする塗工部に加わるプレス荷重を調節する荷重調節部と、前記厚み検出部の検出結果に基づいて、前記荷重調節部を制御する制御部とを有することを要旨とする。
このプレス装置では、プレスする前の塗工部の厚みを厚み検出部で検出し、その厚みを制御部にフィードフォワードする。そして、隙間維持部材によってプレスロール間の隙間を一定に維持した状態で、制御部によって荷重調節部を制御し、プレスロールから塗工部に加えるプレス荷重を調節する。すなわち、プレス前の塗工部において、相対的に厚みの厚い部位に対しては、プレスロール間の隙間を隙間維持部材で一定に維持したままの状態で、加えるプレス荷重を増やし、相対的に厚みの薄い部分に対しては、プレスロール間の隙間を隙間維持部材で一定に維持したままの状態で、加えるプレス荷重を減らす。その結果、塗工部の厚みに応じたプレス荷重が塗工部に加わり、プレス後の塗工部の厚みのばらつきを抑えることができる。
このプレス装置は、プレスロール間の隙間を隙間維持部材で一定に維持したまま、荷重調節部によって塗工部に加えるプレス荷重を調節する。このため、プレスロール間の隙間調節ができないプレス装置であっても、プレスロール間を塗工部が通過する際に、厚みに応じてプレス荷重を調節することで、塗工部の厚みがばらつかないように塗工部をプレスすることができる。
また、プレス装置について、前記塗工部は、プレスロールによって基準範囲の厚みにプレスされ、プレス前の塗工部の厚みが基準範囲の上限に近付く程、塗工部に加わるプレス荷重が大きくなるように前記荷重調節部が制御され、プレス前の塗工部の厚みが基準範囲の下限に近付く程、塗工部に加わるプレス荷重が小さくなるように前記荷重調節部が制御される。
これによれば、塗工部の厚みが、基準範囲内でばらつくことを抑制することができる。
また、プレス装置について、前記荷重調節部は、油圧シリンダであるのが好ましい。
これによれば、油圧シリンダにより、プレス荷重を簡単に調節することができる。
本発明によれば、プレス後の塗工部の厚みのばらつきを抑えることができる。
実施形態の電極を示す斜視図。 電極製造用の生産設備を示す模式図。 プレス装置を模式的に示す側面図。 プレス装置を示す模式図。 油圧と塗工部の厚みとの関係を示すグラフ。
以下、プレス装置を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
蓄電装置としての二次電池は、図示しないが、外観が角型をなす角型電池であり、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間を絶縁した状態で交互に積層された積層タイプである。
図1に示すように、二次電池用の電極10は、矩形状の金属箔11と、金属箔11の両面に設けられた矩形状の活物質層12とを備えている。電極10は、その一辺に沿って、活物質層12が設けられず、金属箔11が露出した未塗工部12aを有する。そして、電極10において、未塗工部12aの一部には、集電タブ14が突出する状態に設けられている。
図2又は図3に示すように、上記構成の電極10の製造方法は、長尺状の集電体としての長尺金属箔16の片面に活物質合剤を塗布する塗工工程を有する。この塗工工程では、長尺金属箔16の片面に活物質合剤の塗工部18が形成され、長尺金属箔16と塗工部18とを有する電極材料17が形成される。また、電極10の製造方法は、電極材料17の塗工部18を乾燥する乾燥工程と、塗工部18をプレスするプレス工程と、電極材料17を電極10の形状に切断する成形工程とを有する。
図2に示すように、電極10を製造するための生産設備20は、上述の塗工工程と、乾燥工程を行うための設備であり、活物質合剤を長尺金属箔16に塗布して塗工工程を行う塗工装置23と、塗工部18を乾燥して乾燥工程を行う乾燥装置30とを有する。なお、活物質合剤には、活物質、導電剤、バインダ、及び溶媒を混練したものが用いられる。
生産設備20は、供給ロール21を有し、この供給ロール21には、長尺金属箔16が巻装されている。供給ロール21は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。また、生産設備20は、巻取ロール22を有し、この巻取ロール22は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されるとともに、一定の回転速度で回転する。さらに、生産設備20は、長尺金属箔16を支持する複数の搬送ローラ29を有する。そして、供給ロール21から供給された長尺金属箔16が、巻取ロール22に巻き取られることにより、長尺金属箔16は、搬送ローラ29によって支持されながら搬送方向X1に沿って搬送される。
塗工装置23はスリットダイ23aを備え、このスリットダイ23aの吐出口(図示せず)は、長尺金属箔16の片面に対向配置されている。なお、塗工装置23において、活物質合剤の塗工方式は、スリットダイ方式以外でもよい。そして、塗工工程では、スリットダイ23aの吐出口から長尺金属箔16の片面に活物質合剤が連続的に塗布され、長尺金属箔16の一面には、長尺金属箔16の長手方向に延びる長尺状の塗工部18が形成される。その結果、長尺金属箔16と塗工部18を有する電極材料17が形成される。
乾燥装置30は乾燥機30aを備え、乾燥機30aは熱源からの熱により空気を加熱し、熱風を供給する。そして、乾燥工程では、乾燥機30aの内部に供給された熱風により、乾燥機30aを通過する長尺金属箔16上の塗工部18の乾燥を行う。これにより、活物質合剤に含まれる溶媒が蒸発するとともに、熱によりバインダの硬化が始まり、活物質や導電助剤が相互に固定される。なお、図示しないが、この後、長尺金属箔16の他面にも上記と同様の方法で塗工部18を形成し、乾燥する。すると、長尺金属箔16の両面に塗工部18を有する電極材料17が形成される。なお、両面に塗工部18を有する電極材料17は、電極供給リールに巻き取られる。
図3に示すように、プレス工程は、プレス装置40によって行われ、電極材料17の両面に形成された塗工部18が所定の密度になるまで圧縮される。その後、電極材料17は、成形工程によって、所定形状に切断され、塗工部18から活物質層12が形成されるとともに、塗工部18以外の部分から未塗工部12a及び集電タブ14が形成され、電極10が製造される。
次に、プレス装置40について説明する。
図3に示すように、プレス装置40は、電極供給リール41を有し、この電極供給リール41は、両面に塗工部18の形成された電極材料17を巻き取ったものである。また、プレス装置40は、電極巻取リール42を有し、この電極巻取リール42は、電極供給リール41から供給された電極材料17を巻き取る。そして、電極巻取リール42に電極材料17が巻き取られることで、電極材料17は搬送方向X2に搬送される。
また、プレス装置40は、二つのテンションローラ43を有する。二つのテンションローラ43のうち、搬送方向X2上流側のテンションローラ43によって、電極供給リール41から供給された電極材料17は、横方向に搬送されるように向きが変更される。さらに、電極材料17は、搬送方向X2下流側のテンションローラ43によって、下方に向かうように向きが変更され、電極巻取リール42に巻き取られる。そして、2つのテンションローラ43の間では、電極材料17は長手方向が横方向に沿ってほぼ直線状に延び、かつテンションローラ43によって張りが与えられた状態で搬送される。
図3又は図4に示すように、プレス装置40は、電極材料17を上下方向から挟む第1のプレスロール44a及び第2のプレスロール44bと、第1のプレスロール44aと第2のプレスロール44bとの間の隙間を一定に維持するシム47と、搬送方向X2におけるプレスロール44a,44bの上流側に配置された厚み検出部48とを有する。また、プレス装置40は、塗工部18に加わる荷重を調節する荷重調節部としての油圧シリンダ50と、油圧シリンダ50を含めて作動油を制御する制御部60と、を有する。なお、第1のプレスロール44aは、電極材料17の上方に配置され、第2のプレスロール44bは、電極材料17の下方に配置されている。
一対のプレスロール44a,44bは、同一のロール径(直径)を有するとともに、同一の軸長を有し、同じものである。プレスロール44a,44bは、円筒状のロール部45aと、ロール部45aと一体回転する回転軸45bと、を有する。各回転軸45bの軸方向の両端部は、ベアリングボックス46に回転可能に支持されている。そして、第1のプレスロール44aのベアリングボックス46と、第2のプレスロール44bのベアリングボックス46との間にはシム47が介装され、このシム47によって両プレスロール44a,44b間の隙間が一定に維持されている。よって、本実施形態では、シム47が、第1のプレスロール44aと第2のプレスロール44bとの隙間を一定に維持する隙間維持部材となる。
荷重調節部として油圧シリンダ50は、シリンダチューブ51に内蔵されたピストン52と、ピストン52に連結されたロッド53とを有する。ロッド53は、シリンダチューブ51内でのピストン52の移動に応じてシリンダチューブ51から出没可能である。ロッド53におけるシリンダチューブ51からの突出端は、第2のプレスロール44bのベアリングボックス46に連結されている。
プレス装置40は、作動油の給排を制御し、油圧シリンダ50が加えるプレス荷重を調節する制御部60を有する。制御部60は、コントロール弁57を有し、コントロール弁57は、油圧シリンダ50への作動油の給排量を制御する。制御部60は、厚み検出部48の検出した厚みに応じてコントロール弁57の開度を調節する。
制御部60には、コントロール弁57の開度を調節するためのプログラムが予め記憶されている。このプログラムでは、厚み検出部48が塗工部18の厚みを検出すると、その厚みに基づき、塗工部18に加えるプレス荷重を演算し、さらに、演算されたプレス荷重を塗工部18に加えるためにコントロール弁57の開度を演算する。なお、プレス荷重は、油圧シリンダ50によって第2のプレスロール44bを塗工部18に向けて押圧することによって塗工部18に加えられる。よって、塗工部18に加わるプレス荷重は、油圧シリンダ50に対する作動油の供給量、すなわち、油圧シリンダ50の油圧によって決定され、コントロール弁57の開度が大きいほど、プレス荷重が大きくなる。
制御部60は、第1油路58a及び第2油路58bを介して油タンク59と接続されている。また、第1油路58aには油圧ポンプ58cが接続されている。なお、油圧ポンプ58cは図示しない駆動源によって駆動される。また、制御部60は、第3油路58dを介して各油圧シリンダ50と接続されている。そして、作動油は、油圧ポンプ58cに接続されている第1油路58aを通ってコントロール弁57に流れ、コントロール弁57から第3油路58dを介して油圧シリンダ50の油室に供給される。なお、油圧シリンダ50の油室から排出された作動油は、コントロール弁57から第2油路58bを介して油タンク59に排出される。
そして、上記構成のプレス装置40によって、塗工部18には、その面に交差する方向(直交方向)からプレス荷重が加えられ、塗工部18はプレスされる。プレス後の塗工部18の厚みは、予め規定された厚みの基準範囲に収められるとともに、長手方向に沿ってほぼ一定の厚みである。なお、基準範囲の厚みとは、塗工部18によって形成された活物質層12が所定の密度にまで圧縮され、かつ所定の電池容量を確保できるために規定された厚みのことである。
塗工部18の厚みは、活物質合剤が長尺金属箔16に塗工された時の目付量によって決まってくる。なお、目付量とは、塗工部18における単位面積当たりの重さのことである。塗工装置23によって塗工された塗工部18は、基準範囲の厚みとなるように塗工されるが、目付量が変動する。そして、目付量が多いほど、プレス前の塗工部18の厚みは厚く、目付量が小さいほど、プレス前の塗工部18の厚みは薄くなり、プレス前の塗工部18には、相対的に厚みの厚い部分と薄い部分とが併存している。
そして、図5に示すように、プレス前の塗工部18に対し、上述基準範囲の厚みを前提として予め設定されたプレス荷重が加えられてプレスされる。この基準範囲の中央値の厚みを前提として予め設定されたプレス荷重を基準プレス荷重とする。しかし、プレス前の塗工部18は、目付量が変動し、厚みが、基準範囲内で変動する。このため、プレス装置40によるプレス時には、プレス前の塗工部18の厚みに応じて、塗工部18に加えるプレス荷重が調節される。すなわち、プレス前の塗工部18の厚みに応じて、加えるプレス荷重を基準プレス荷重から変動させる。そして、プレスされる前の塗工部18の厚みが、基準範囲の上限での厚みに近付くほど、加えられるプレス荷重は基準プレス荷重より大きくなり、油圧シリンダ50の油圧は大きくなる。一方、プレスされる前の塗工部18の厚みが、基準範囲の下限での厚みに近付くほど、加えられるプレス荷重は基準プレス荷重より小さくなり、油圧シリンダ50の油圧は小さくなる。
次に、プレス装置40の作用をプレス工程とともに説明する。
図3に示すように、搬送方向X2に搬送される電極材料17において、厚み検出部48によって、プレス前の塗工部18の厚みを検出する。厚み検出部48が検出した厚みに関する信号は、制御部60に出力される。厚みに関する信号を入力した制御部60は、厚みに応じてコントロール弁57の開度を演算する。そして、制御部60は、演算した開度となるようにコントロール弁57の開度を調節する。作動油は、油圧ポンプ58cに接続されている第1油路58aを通ってコントロール弁57に流れ、コントロール弁57から第3油路58dを介して油圧シリンダ50の油室に供給される。なお、油圧シリンダ50の油室から排出された作動油は、コントロール弁57から第2油路58bを介して油タンク59に排出される。そして、油圧シリンダ50の油室に供給された作動油の量、すなわち油圧に応じたプレス荷重が、塗工部18に加わり、塗工部18はプレスされる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)プレス装置40では、厚み検出部48によって、プレス前の塗工部18の厚みを検出し、検出した厚みに応じて、油圧シリンダ50によって塗工部18に加えるプレス荷重を調節する。このプレス装置40は、第1のプレスロール44aと第2のプレスロール44bの隙間をシム47で一定に維持した状態で、塗工部18に加えるプレス荷重を調節して塗工部18のプレスを行う。よって、塗工部18の厚み毎にプレス荷重を調節して塗工部18をプレスすることができ、塗工部18の厚みのばらつきを抑えることができる。
(2)プレス装置40は、プレスロール44a,44b間の隙間をシム47で一定に維持しており、隙間調節はできないが、プレス荷重の調節を行うことで塗工部18の厚みのばらつきを抑制している。よって、隙間調節のできないプレス装置40であっても塗工部18の厚みに応じたプレスを行うことができ、使用できるプレス装置40が限られない。
(3)例えば、プレス後の塗工部18の厚みをフィードバックして、それ以降の塗工部18の厚みを基準範囲に収めるようにした場合、塗工部18において、プレス後から厚み測定までの部分の厚みにばらつきが生じる虞がある。しかし、プレスする前の塗工部18の厚みに基づいてプレス荷重を調節し、塗工部18の厚みを基準範囲に収めるようにする。このため、塗工部18の全体に亘って、厚みのばらつきを抑えることができる。
(4)塗工部18の厚みが基準範囲の上限での厚みに近付くほど、プレス荷重を基準プレス荷重より大きくし、基準範囲の下限での厚みに近付くほど、プレス荷重を基準プレス荷重より小さくする。よって、塗工部18の厚みが基準範囲の厚みに収まるように塗工部18に対して必ずプレス荷重が加えられ、塗工部18を高密度化することができる。
(5)荷重調節部として油圧シリンダ50を採用した。油圧シリンダ50は、作動油の給排量の調節によって、プレス荷重を簡単に調節できる。よって、油圧シリンダ50によって、塗工部18の厚みに応じたプレスを簡単に行うことができる。
(6)塗工部18は、長尺金属箔16の長手方向に連続して形成されている。このため、塗工部18は、長手方向に沿って目付量が変動しやすく、厚みが変動しやすい。このような塗工部18において、厚み毎にプレス荷重を調節してプレスするため、塗工部18の長手方向の全体に亘り、厚みのばらつきを抑えることができる。
(7)プレス装置40を用いたプレス工程により、塗工部18の厚みを基準範囲の厚みにすることができる。このため、電極材料17から得られる電極10において、活物質層12を高密度化した基準範囲での厚みとすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 荷重調節部として油圧シリンダ50を採用したが、これに限らず、荷重調節部は適宜変更してもよい。また、油圧シリンダ50の代わりに、空気圧シリンダを採用してもよい。
○ プレス装置40として、プレスロール44a,44b間の隙間を、隙間維持部材としてのシム47を用いて一定の隙間に維持するようにしたが、プレスロール44a,44b間の隙間を維持する隙間維持部材としては、クサビでもよいし、プレスロール44a,44bに設けられたねじ機構であってもよい。
○ 電極材料17は片面だけに塗工部18が設けられたものであってもよい。
○ 実施形態では、長尺金属箔16の長手方向に連続して塗工部18を設けたが、長尺金属箔16の長手方向に間隔を空けて塗工部18を形成してもよい。
○ 集電体は、塗工部18が形成できるものであれば、長尺金属箔16に限定されるものではない。例えば、織物状や網状のシートを用いてもよい。
○ ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電装置に用いる電極の製造時にプレス装置40を採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記電極材料は、蓄電装置としての二次電池の電極を製造するための材料である。
(ロ)前記塗工部は、前記集電体の長手方向に連続して形成される。
X2…搬送方向、16…集電体としての長尺金属箔、17…電極材料、18…塗工部、40…プレス装置、44a,44b…プレスロール、45…厚み検出部、47…隙間維持部材としてのシム、50…荷重調節部としての油圧シリンダ、60…制御部。

Claims (3)

  1. 長尺状の集電体の少なくとも一面に活物質合剤の塗工部を有し、かつ長手方向に搬送される電極材料を、前記塗工部の面に交差する方向からプレスするプレス装置であって、
    前記電極材料を一定の隙間を空けて挟み、前記塗工部をプレスする一対のプレスロールと、
    一対のプレスロール間の隙間を維持する隙間維持部材と、
    前記電極材料の搬送方向における前記一対のプレスロールより上流側に配置された厚み検出部と、
    前記プレスロールがプレスする塗工部に加わるプレス荷重を調節する荷重調節部と、
    前記厚み検出部の検出結果に基づいて、前記荷重調節部を制御する制御部とを有するプレス装置。
  2. 前記塗工部は、プレスロールによって基準範囲の厚みにプレスされ、プレス前の塗工部の厚みが基準範囲の上限に近付く程、塗工部に加わるプレス荷重が大きくなるように前記荷重調節部が制御され、プレス前の塗工部の厚みが基準範囲の下限に近付く程、塗工部に加わるプレス荷重が小さくなるように前記荷重調節部が制御される請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記荷重調節部は、油圧シリンダである請求項1又は請求項2に記載のプレス装置。
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