JP2016003454A - 遮水装置 - Google Patents

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Shigeaki Iwasaki
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Abstract

【課題】点検および修理が容易であるとともに広告面を広く確保できる遮水装置を提供する。【解決手段】遮水装置10は、開口部の互いに対向する2つの側部の間に架け渡すように設けられた遮水板30と、側部の下部から開口部の中央側に突出するように設けられ、遮水板30を内側から支持する支持部32と、遮水板30と支持部32との間に配置された止水部材60と、遮水板30に作用する重力を用いて遮水板30を内側に移動させるための移動機構66とを備える。移動機構66は、支持部32から外側に突出して設けられた第1結合部68と、遮水板30から内側に突出して設けられ、第1結合部68に対して上方から引っ掛けられて結合される第2結合部70とを有しており、第2結合部70が第1結合部68に引っ掛けられたとき、遮水板30が内側に移動される。【選択図】図6

Description

本発明は、開口部から浸入しようとする水の流れを遮断するための遮水装置に関する。
特許文献1には、開口部用の防水装置が開示されている。この防水装置は、開口部に配置された側部溝部と、開口部からの水の浸入を防止する防水板とを有しており、防水板の幅方向端部は、側部溝部に挿入されている。また、防水装置は、側部溝部の内壁面と防水板の表面との間に配置された遮水部材と、防水板を案内する案内機構とを有している。防水板が下方に移動されるとき、案内機構で防水板が押圧され、防水板および側部溝部の両方が遮水部材に密着される。
特開2013−159911号公報
特許文献1に記載された遮水装置では、防水板の幅方向端部が側部溝部に挿入されており、側部溝部に遮水部材や案内機構が設けられているので、遮水部材および案内機構の点検および修理が困難であるという問題があった。また、側部溝部の壁部で防水板の幅方向端部が隠れるので、防水板の表面に広告等を表示する際には、広告面が小さくなるという問題があった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、点検および修理が容易であるとともに、広告面を広く確保できる、遮水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、建造物に設けられた開口部を外側から内側に流れようとする水の流れを遮断するための遮水装置であって、前記開口部の互いに対向する2つの側部の間に架け渡すように設けられた遮水板と、前記側部の下部から前記開口部の中央側に突出するように設けられ、前記遮水板を内側から支持する支持部と、前記遮水板と前記支持部との間に配置された止水部材と、前記遮水板に作用する重力を用いて前記遮水板を内側に移動させるための移動機構とを備え、前記移動機構は、前記支持部から外側に突出して設けられた第1結合部と、前記遮水板から内側に突出して設けられ、前記第1結合部に対して上方から引っ掛けられて結合される第2結合部とを有しており、前記第2結合部が前記第1結合部に引っ掛けられたとき、前記遮水板が内側に移動されることにある。
この構成では、支持部、止水部材、第1結合部および第2結合部が遮水板の内側に配置されているので、開口部の互いに対向する2つの側部の間の全範囲において、遮水板を外側に向けて露出させることができ、広告等を表示するための表示面を広く確保できる。また、第2結合部が第1結合部に対して上方から引っ掛けられて結合されるので、遮水板と共に第2結合部を持ち上げることによって、遮水板を支持部から離脱させることができ、遮水板と支持部との間に配置された各部品の点検および修理を容易に行うことができる。
本発明の他の特徴は、前記遮水装置において、前記第2結合部は、回動アームと、前記回動アームの一方端部を前記遮水板に回動可能に取り付けるための取付部と、前記回動アームの他方端部に設けられ、前記第1結合部に上方から引っ掛けられる引っ掛け部とを有しており、前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられた状態で前記遮水板が下方に移動されたとき、前記回動アームが上方に回動されて、前記回動アームの水平方向長さが短くなることにある。
この構成では、回動アームを上方に回動させるときの負荷によって、遮水板の降下速度を緩和でき、第2結合部が第1結合部に引っ掛けられるときに発生する衝撃を緩和できる。
本発明の他の特徴は、前記遮水装置において、前記移動機構は、前記回動アームを下方に回動させるための回動力を生じさせる付勢部材を有しており、前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられた状態で前記遮水板が下方に移動されたとき、前記回動アームが前記付勢部材の付勢に抗して上方に回動されることにある。
この構成では、回動アームを上方に回動させるときの負荷を付勢部材で生じさせることができるので、この負荷の大きさを容易に調整できる。
本発明の他の特徴は、前記遮水装置において、前記止水部材は、前記遮水板および前記支持部の一方に取り付けられており、前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられる前には、前記回動アームまたは前記引っ掛け部が前記支持部に当接されることによって、前記止水部材が前記遮水板および前記支持部の他方から離間されることにある。
この構成では、遮水板を設置する際に、止水部材を支持部または遮水板から離間させることができるので、止水部材の損傷を防止できる。
本発明の他の特徴は、前記遮水装置において、前記2つの側部のそれぞれは、上下方向に延びるガイド溝を有しており、水平方向における前記遮水板の両端部は前記ガイド溝に配置されていることにある。
この構成では、遮水板をガイド溝に沿って降下させることができるので、第1結合部に対して第2結合部を容易に位置決めできる。
本発明の他の特徴は、前記遮水装置において、前記ガイド溝に案内されて昇降するシャッターカーテンをさらに備え、前記シャッターカーテンの下端部に前記遮水板が取り付けられていることにある。
この構成では、既存のシャッターを利用して遮水板を昇降させることができる。
本発明の一実施形態に係る遮水装置の遮水状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮水装置の遮水解除状態を示す斜視図である。 遮水装置の主要部の構成を外側から示す部分斜視図である。 遮水板および止水部材の構成を内側から示す部分斜視図である。 移動機構の第2結合部の構成を示す分解斜視図である。 遮水板を降下させる状態を示す左側面図である。 第2結合部が第1結合部に引っ掛けられた状態を示す左側面図である。 遮水板が止水部材に押し付けられた状態を示す左側面図である。 他の実施形態に係る遮水装置の主要部の構成を示す左側面図である。
以下、本発明に係る遮水装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る遮水装置10の遮水状態を示す斜視図である。図2は、遮水装置10の遮水解除状態を示す斜視図である。図1および図2に示す遮水装置10は、大雨、洪水および津波等が発生した際に、住宅等の建造物12に設けられた開口部14から浸入しようとする水の流れを遮断するものである。地表面16に溢れ出た水(図示省略)は、開口部14を外側から内側に流れようとする。
以下の説明で用いる方向の概念は、図1および図2に示す矢印の方向を基準とする。つまり、開口部14の外側を「外」、開口部14の内側を「内」、外側から見て左側を「左」、外側から見て右側を「右」とする。遮水装置10は、左右対称に構成されているため、以下では、遮水装置10の左側の部分に着目して説明する。
図1に示すように、開口部14には、シャッター18が設けられている。遮水装置10は、このシャッター18を利用して構成されている。シャッター18は、開口部14の互いに対向する2つの側部20,20に上下方向に延びて設けられたガイド溝24,24と、開口部14を開閉するためのシャッターカーテン26と、ケース28とを有している。ガイド溝24,24は側部20,20の一部を構成している。つまり、側部20,20がガイド溝24,24を有している。
図1に示すように、シャッターカーテン26の下端部には、側面視で逆T字状の座板26aが形成されている。シャッターカーテン26の幅方向両端部は、ガイド溝24,24に配置されている。ケース28には、シャッターカーテン26を巻き取るための巻き取り機構(図示省略)が収容されている。なお、シャッターカーテン26の種類は、スラット式、格子式およびパネル式のいずれであってもよい。また、巻き取り機構の種類は、電動式および手動式のいずれであってもよい。
図2に示すように、遮水装置10は、開口部14の互いに対向する2つの側部20,20の間に架け渡すように設けられた遮水板30と、側部20,20の下部から開口部14の中央側に突出するように設けられた支持部32とを備えている。
図3は、遮水装置10の主要部の構成を外側から示す部分斜視図である。図3に示すように、遮水板30は、水平方向に延びて設けられた板状の本体部40と、本体部40の端部に設けられた板状の延長部42とを有している。水平方向における延長部42の一方端部42aは、本体部40の端部40aに外側から重ね合わされている。この重ね合わされた部分には、複数(本実施形態では7個)の貫通孔(図示省略)が上下方向に間隔を隔てて形成されている。これらの貫通孔には、ボルト44が挿通されており、ボルト44にナット46(図6)が螺合されることによって、本体部40と延長部42とが接続されている。水平方向における延長部42の他方端部42bは、ガイド溝24に配置されている。
図3に示すように、本体部40の上端部には、シャッターカーテン26の座板26aを挟持する複数(本実施形態では7個)の挟持部48が水平方向に間隔を隔てて設けられている。延長部42の外側の面には、2つの凹部50,52が、上下方向に間隔を隔てて、かつ、水平方向にずれて形成されており、これらの凹部50,52には、貫通孔50a,52aが形成されている。本体部40、延長部42および挟持部48は、ステンレス等のような水に浮かない高強度の材料で形成されている。遮水板30の外側の面は、広告や装飾を表示するための表示面30aとなっている。この表示面30aには、広告や装飾が表示されたシートやパネル(図示省略)が取り付けられる。
図3に示すように、支持部32は、遮水板30を支持する平面視でL字状の遮水板支持部54と、第1止水部材60を支持する止水部材支持部58とを有している。遮水板支持部54は、遮水板30の内側の面に対して平行となるように上下方向に延びて板状に形成された第1部分54aと、側部20の表面に対して平行となるように上下方向に延びて板状に形成された第2部分54bとを有している。止水部材支持部58は、遮水板30の内側の面に対して平行となるように上下方向に延びて板状に形成されている。止水部材支持部58の上端部58aは、第1止水部材60を上方から受け入れ易いように、内側に傾斜して形成されている。止水部材支持部58は、遮水板支持部54における開口部14の中央側の端縁に溶接等によって接続されている。そして、遮水板支持部54の第2部分54bがボルト等(図示省略)を用いて側部20に取り付けられており、側部20と第2部分54bとの隙間は、止水部材(図示省略)で封止されている。
図4は、遮水板30および止水部材60,64の構成を内側から示す部分斜視図である。図4に示すように、遮水装置10は、さらに遮水板30と支持部32(図3)との間に配置された第1止水部材60と、遮水板30と開口部14の底部62(図3)との間に配置された第2止水部材64と、遮水板30に作用する重力を用いて遮水板30を内側に移動させるための移動機構66とを備えている。
図4に示すように、第1止水部材60および第2止水部材64は、ゴムおよびエラストマー等のような弾性材料によって線状に形成されている。第1止水部材60は、遮水板30(本実施形態では本体部40)の内側の面における両端部に、上下方向に延びて取り付けられている。第2止水部材64は、遮水板30(本実施形態では本体部40)の下端面30bに、左右方向(水平方向)に延びて取り付けられている。第1止水部材60と第2止水部材64とは、漏水防止のために隙間なく接触されている。
図3に示すように、移動機構66は、第1結合部68と第2結合部70とを有している。第1結合部68は、支持部32から外側に突出して設けられている。第1結合部68は、先端部68aが基端部68bよりも上方に位置するようにフック状に形成されており、基端部68bが溶接等によって遮水板支持部54の外側の面に接続されている。本実施形態では、遮水板支持部54に対して2つの第1結合部68が上下方向に間隔を隔てて、かつ、水平方向にずれて設けられている。
図4に示すように、第2結合部70は、遮水板30から内側に突出して設けられている。本実施形態では、遮水板30に対して2つの第2結合部70が上下方向に間隔を隔てて、かつ、水平方向にずれて設けられている。図5は、第2結合部70の構成を示す分解斜視図である。図5に示すように、第2結合部70は、回動アーム72と、取付部74と、引っ掛け部76と、付勢部材78とを有している。
図5に示すように、回動アーム72は、棒状または板状に形成されており、回動アーム72の一方端部72aには、回動軸80が挿通される貫通孔(図示省略)が形成されている。本実施形態の回動軸80はボルトであり、回動軸80にはナット82が螺合されている。回動アーム72の他方端部72bには、回動軸84が挿通される貫通孔(図示省略)が形成されている。また、回動アーム72の他方端部72bには、図6に示すように、取付部74に設けられたストッパー85aに当接される当接部85bが形成されている。図5に示すように、回動アーム72の中央部には、付勢部材78が接続される突起状の接続部86が形成されている。
図5に示すように、取付部74は、回動アーム72の一方端部72aを遮水板30に対して回動可能に取り付けるものであり、板状の基部88と、基部88の中央部から内側に突出して形成された軸受け部90とを有している。基部88には、複数(本実施形態では3個)の貫通孔92a〜92cが形成されており、軸受け部90には、貫通孔94が形成されている。そして、軸受け部90には、貫通孔94に挿通された回動軸80を介して回動アーム72の一方端部72aが取り付けられている。回動軸80(ボルト)に螺合されたナット82によって回動アーム72の離脱が防止されている。
図5に示すように、第2結合部70を遮水板30に取り付ける際には、取付部74が遮水板30の凹部50,52(図3)に配置される。このとき、軸受け部90および回動アーム72が、貫通孔50a,52a(図3)を通して遮水板30から内側に突出される。そして、取付部74の貫通孔92a〜92cおよび遮水板30の貫通孔50a,52a(図3)にボルト96a〜96cが挿通され、これらのボルト96a〜96cにナット98a〜98cが螺合されることによって、取付部74が遮水板30に固定される。貫通孔50a,52a(図3)の内周部には、凹部100a〜100cが形成されており、これらの凹部100a〜100cにボルト96a〜96cが配置されることで、取付部74が遮水板30に対して正確に位置決めされる。
図5に示すように、引っ掛け部76は、第1結合部68(図3)に上方から引っ掛けられる部分である。本実施形態の引っ掛け部76は、回動アーム72に対して直交する方向に延びる円柱状に形成されており、引っ掛け部76の中心部には、回動軸84が挿入される孔76aが形成されている。この引っ掛け部76は、回動アーム72の他方端部72bに回動軸84を介して回動可能に取り付けられている。
図5に示すように、付勢部材78は、回動アーム72を下方に回動させるための回動力を生じさせるものである。本実施形態の付勢部材78は、両端部に環状部分78a,78bが形成されたコイルスプリングであり、一方の環状部分78aが回動アーム72に設けられた接続部86に引っ掛けられ、他方の環状部分78bがボルト96aに引っ掛けられる。ボルト96aには、環状部分78bの離脱を防止するためのナット98dが螺合される。
回動アーム72には、付勢部材78から下向きの力が付勢されるが、図6に示すように、回動アーム72の当接部85bが取付部74のストッパー85aに当接されることによって、回動アーム72の下方への回動が阻止される。当接部85bがストッパー85aに当接されたとき、回動アーム72は、その水平方向長さが最長になる位置またはその近傍位置に配置される。この位置(以下、「基準位置」という。)から回動アーム72が上方に回動されると、回動アーム72の水平方向長さは短くなる。
以下には、遮水板30を開口部14の底部62に設置する方法を説明する。図6は、遮水板30を降下させる状態を示す左側面図である。図2に示す開口部14の底部62に遮水板30を設置する際には、図1に示すシャッターカーテン26を閉じる操作を行うことで、シャッターカーテン26の下端部に接続された遮水板30を降下させる。このとき、図6に示すように、回動アーム72および引っ掛け部76の少なくとも一方が支持部32の上端部に接触する場合がある。しかし、この場合には、回動アーム72が基準位置から上方に回動されることによって、回動アーム72および引っ掛け部76が支持部32の外側に逃がされるので、遮水板30の降下は妨げられない。遮水板30が図6に示す位置からさらに降下すると、回動アーム72は、付勢部材78から受ける下向きの力で下方に回動され、基準位置に戻される。
図6に示す回動アーム72が基準位置にある状態で、回動アーム72または引っ掛け部76が支持部32に当接されたとき、第1止水部材60と支持部32との間には、隙間が確保される。つまり、第1止水部材60は、支持部32から離間して配置される。
図7は、第2結合部70が第1結合部68に引っ掛けられた状態を示す左側面図である。第2結合部70が第1結合部68に引っ掛けられる前には、回動アーム72が基準位置にあり、回動アーム72の水平方向長さは、最長の長さまたは最長に近い長さになっている。これにより、引っ掛け部76は、第1結合部68の先端部68aよりも内側に配置される。したがって、図7に示すように、遮水板30が降下すると、第2結合部70の引っ掛け部76が第1結合部68に上方から引っ掛けられる。
図8は、遮水板30が止水部材60,64に押し付けられた状態を示す左側面図である。遮水板30が図7に示す位置からさらに降下すると、回動アーム72は、付勢部材78の付勢に抗して上方に回動され、回動アーム72の水平方向長さが短くなる。これにより、遮水板30が内側に移動され、遮水板30と支持部32との間に配置された第1止水部材60が圧縮される。回動アーム72が最上位置(図8の位置)まで回動されたときには、遮水板30は最下位置に到達し、遮水板30の下端面30bと開口部14の底部62との間に配置された第2止水部材64が圧縮される。
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図3に示すように、支持部32、第1止水部材60、第1結合部68および第2結合部70が遮水板30の内側に配置されているので、開口部14の互いに対向する2つの側部20,20(図1)の間の全範囲において、遮水板30を外側に向けて露出させることができる。これにより、広告や装飾が表示される表示面30aを広く確保できる。
図3に示すように、第2結合部70が第1結合部68に対して上方から引っ掛けられて結合されるので、遮水板30と共に第2結合部70を持ち上げることによって、遮水板30を支持部32から離脱させることができ、遮水板30と支持部32との間に配置された各部品の点検および修理を容易に行うことができる。
図7に示す回動アーム72を上方に回動させるときの負荷によって、遮水板30の降下速度を緩和でき、第2結合部70が第1結合部68に引っ掛けられるときに発生する衝撃を緩和できる。また、回動アーム72を上方に回動させるときの負荷を付勢部材78で生じさせることができるので、この負荷の大きさを容易に調整できる。
図7に示すように、遮水板30を設置する際には、回動アーム72によって第1止水部材60を支持部32から離間させることができるので、第1止水部材60の損傷を防止できる。
図3に示す遮水板30をガイド溝24に沿って降下させることができるので、第1結合部68に対して第2結合部70を容易に位置決めできる。
図1に示すように、既存のシャッター18を利用することによって、遮水装置10を簡単かつ迅速に構成できる。
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、第1止水部材60が遮水板30に取り付けられているが、第1止水部材60は支持部32に取り付けられてもよい。この場合には、引っ掛け部76が第1結合部68に引っ掛けられる前段階において、回動アーム72または引っ掛け部76が支持部32に当接されることによって、第1止水部材60が遮水板30から離間される。
図9に示すように、上述の実施形態の第2結合部70(図8)に代えて、固定アーム102および引っ掛け部104を有する第2結合部106が用いられてもよい。この場合には、上述の実施形態の第1結合部68(図8)に代えて、傾斜部108を有する第1結合部110が用いられ、第2結合部106の引っ掛け部104が、傾斜部108に沿って内側に移動される。
10…遮水装置、12…建造物、14…開口部、20,22…側部、30…遮水板、
32…支持部、60…止水部材、66…移動機構、68…第1結合部、70…第2結合部

Claims (6)

  1. 建造物に設けられた開口部を外側から内側に流れようとする水の流れを遮断するための遮水装置であって、
    前記開口部の互いに対向する2つの側部の間に架け渡すように設けられた遮水板と、
    前記側部の下部から前記開口部の中央側に突出するように設けられ、前記遮水板を内側から支持する支持部と、
    前記遮水板と前記支持部との間に配置された止水部材と、
    前記遮水板に作用する重力を用いて前記遮水板を内側に移動させるための移動機構とを備え、
    前記移動機構は、
    前記支持部から外側に突出して設けられた第1結合部と、
    前記遮水板から内側に突出して設けられ、前記第1結合部に対して上方から引っ掛けられて結合される第2結合部とを有しており、
    前記第2結合部が前記第1結合部に引っ掛けられたとき、前記遮水板が内側に移動される、遮水装置。
  2. 前記第2結合部は、回動アームと、前記回動アームの一方端部を前記遮水板に回動可能に取り付けるための取付部と、前記回動アームの他方端部に設けられ、前記第1結合部に上方から引っ掛けられる引っ掛け部とを有しており、
    前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられた状態で前記遮水板が下方に移動されたとき、前記回動アームが上方に回動されて、前記回動アームの水平方向長さが短くなる、請求項1に記載の遮水装置。
  3. 前記移動機構は、前記回動アームを下方に回動させるための回動力を生じさせる付勢部材を有しており、
    前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられた状態で前記遮水板が下方に移動されたとき、前記回動アームが前記付勢部材の付勢に抗して上方に回動される、請求項2に記載の遮水装置。
  4. 前記止水部材は、前記遮水板および前記支持部の一方に取り付けられており、
    前記引っ掛け部が前記第1結合部に引っ掛けられる前には、前記回動アームまたは前記引っ掛け部が前記支持部に当接されることによって、前記止水部材が前記遮水板および前記支持部の他方から離間される、請求項3に記載の遮水装置。
  5. 前記2つの側部のそれぞれは、上下方向に延びるガイド溝を有しており、
    水平方向における前記遮水板の両端部は前記ガイド溝に配置されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遮水装置。
  6. 前記ガイド溝に案内されて昇降するシャッターカーテンをさらに備え、
    前記シャッターカーテンの下端部に前記遮水板が取り付けられている、請求項5に記載の遮水装置。
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KR20190040646A (ko) * 2017-10-11 2019-04-19 울산과학기술원 가변형 차수막 장치
JP2021025336A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 文化シヤッター株式会社 止水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102035903B1 (ko) * 2017-10-11 2019-10-23 울산과학기술원 가변형 차수막 장치
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