JP2016003129A - 用紙排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出される用紙が、用紙排出方向に直交する幅方向の両端部が上方に湾曲している場合であっても、用紙先端部の両端部を確実に押さえ込むことで湾曲状態を解消し、排紙トレイ上に所定枚数まで積載可能とする。
【解決手段】画像形成された用紙を排出する用紙排出部36と、用紙排出部36から排出された用紙が積載される排紙トレイ7と、排紙トレイ7の上方に設けられ排紙トレイ7を覆う本体庇部とを備えた用紙排出装置であって、排出された用紙の先端部を排紙トレイ7側に押さえ込む押さえ込みシート部材8を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に適用できる用紙排出装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
図19A及び図19Bは、画像形成装置に搭載されている従来の用紙排出装置部分の概略構成を示しており、図19Aは概略正面図、図19Bは図19Aの矢符B方向から見た概略側面図である。
この用紙排出装置は、画像形成された用紙Pを排出する用紙排出部である排紙ローラ136と、排紙ローラ136から排出された用紙Pが積載される排紙トレイ107と、排紙トレイ107の上方に設けられて排紙トレイ107を覆う本体庇部である画像読取装置の底面121とで構成されており、排紙ローラ136の近傍には、排紙トレイ107に排出された用紙Pを排紙トレイ107側に押さえる用紙押さえアーム171、及び排紙トレイ107に排出された用紙Pが排紙トレイ107上で満杯になったことを検出する満杯検出センサ172が設けられている。用紙押さえアーム171及び満杯検出センサ172は、用紙排出方向Xに直交する幅方向Yの中央部に配置されており、排紙ローラ136近傍の画像読取装置の底面121に回動自在に軸支されている。
従って、画像形成された用紙Pが排紙ローラ136から排紙トレイ107に排出されると、排出された用紙Pは用紙押さえアーム171によって押さえられ、排紙トレイ107のトレイ面に沿って積載されていく。そして、積載された用紙Pがある一定量を越えると、満杯検出センサ172が積載された用紙Pによって持ち上げられ、満杯検出センサ172がオンとなって満杯を検知するようになっている。
なお、このような用紙押さえアーム171の機能を備えた従来装置として、例えば特許文献1に記載の用紙押さえ装置が開示されている。
この用紙押さえ装置は、用紙を上方から押さえる平行リンク機構を構成する4節の連結部材からなる押さえ部材を備え、4節の連結部材が上部支持板と、上部支持板の下側に一端が連結され、用紙搬送方向上流側に位置する前揺動板及び下流側に位置する後揺動板と、前後の揺動板のそれぞれの他端に、両端部がそれぞれ連結された下揺動板とからなり、下揺動板が用紙を上方から押さえる構成とされている。この押さえ部材も、用紙排出方向に直交する幅方向の中央部において、用紙排出方向に沿って設けられている。
特開2011−241046号公報
ところで、A3/Wレター等の長サイズ紙においては、定着時の熱によって、用紙排出方向Xに直交する幅方向Yの両端部が上方に湾曲する逆かまぼこ形のカール(いわゆるU字カール)が発生する場合がある。この場合、従来の用紙押さえアーム171や特許文献1記載の押さえ部材では、用紙の両端部を押さえることができないため、排出された用紙はU字カールのままで排紙トレイ107上に積載されることになる。その結果、図20Aに示すように、排出された用紙Pの後端部P1は、排紙ローラ136側に向かって下方に傾斜して設けられている排紙トレイ107のトレイ面107aから浮き上がった状態となり、また図20Bに示すように、排出された用紙P,P間も隙間が空いた状態となって積載される。
そのため、実際には少ない枚数であるにも関わらず、満杯検出センサ172がオンして、排紙トレイ107上の排出用紙が満杯であると誤検知してしまうため、所定の積載枚数が得られないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、排出される用紙が、用紙排出方向に直交する幅方向の両端部が上方に湾曲している場合であっても、用紙先端部の両端部を確実に押さえ込むことで湾曲状態を解消し、排紙トレイ上に所定枚数まで積載可能とした用紙排出装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の用紙排出装置は、画像形成された用紙を排出する用紙排出部と、前記用紙排出部から排出された用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイの上方に設けられ前記排紙トレイを覆う本体庇部とを備えた用紙排出装置であって、排出された用紙の先端部を前記排紙トレイ側に押さえ込む押さえ込みシート部材を備え、前記押さえ込みシート部材は、用紙先端部において用紙排出方向に直交する幅方向の両端部を押さえる構成とされている。
この構成によると、排出される用紙が、排出方向に直交する幅方向の両端部が上方に湾曲している場合であっても、用紙先端部を確実に押さえ込んで排紙トレイ上に積載することができる。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材は、前記本体庇部に回動自在に吊り下げ支持された構成としている。
この構成によると、押さえ込みシート部材は、排紙トレイ上に排出された用紙によって排出方向下流側に押し上げられるが、その後は自重によって元に戻ろうとするため、用紙の先端部が湾曲等していても、これを矯正した状態で排紙トレイ上に用紙を積載していくことができる。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材は、回動自在に支持されている上辺側が用紙排出方向に直交する幅方向においてV字状に形成された構成としてもよい。
この構成によると、排出された用紙によって押さえ込みシート部材が上方に持ち上げられた状態において、その幅方向の中央部が下方側(排紙トレイ側)に撓んだとしても、排出用紙の先端部と対峙する押さえ込みシート部材の上辺側がV字状に形成されているため、排出用紙の先端部が押さえ込みシート部材の上辺に当たって引っかかることがない。また、V字状に形成することで、押さえ込みシート部材の上辺側の垂れ下がりも防止することができる。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材は、前記排紙トレイから用紙を取り出す装置手前側に位置する側辺が上端部から下端部に向かって装置奥側に傾斜して設けられた構成としてもよい。
この構成によると、排紙トレイから一旦取り出した用紙束を、再び装置手前側から排紙トレイ上に戻す場合に、押さえ込みシート部材の装置手前側の側辺が邪魔になることはない。つまり、排紙トレイに戻すときに、用紙束の装置奥側の辺が押さえ込みシート部材の装置手前側の側辺に当接するが、側辺が傾斜辺に形成されているため、用紙束の装置奥側の辺によって押さえ込みシート部材が上方に持ち上げられ、引っかかることがない。これにより、用紙束を排紙トレイ上にスムーズに出し入れすることができる。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に収容する収容手段を備えた構成としてもよい。
この構成によると、例えば用紙サイズが小サイズ等でカール等も発生しないような用紙では、押さえ込みシート部材を本体庇部に収容しておくことで、装置手前側からの用紙束の出し入れ等の作業性がアップする。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に対して用紙排出方向に移動自在とする移動手段を備えた構成としてもよい。
この構成によると、排出される用紙サイズに応じて、押さえ込みシート部材を最適な位置に移動させることができる。
また、本発明の用紙排出装置によれば、前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に対して着脱自在とする着脱手段を備えた構成としてもよい。
この構成によると、例えば用紙サイズが小サイズ等でカール等も発生しないような用紙では、押さえ込みシート部材を取り外しておくことで、装置手前側からの用紙束の出し入れ等の作業性がアップする。
また、本発明の画像形成装置は、上記各構成の用紙排出装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、排出される用紙が、排出方向に直交する幅方向の両端部が上方に湾曲している場合であっても、用紙先端部を確実に押さえ込んで排紙トレイ上に積載することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 実施の形態1に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 図2中矢符B方向(すなわち、用紙排出方向側)から見た概略側面図である。 U字カールの生じた用紙が用紙押さえ込みシート部材によって押さえ込まれる様子を模式的に示した説明図である。 U字カールの生じた用紙が用紙押さえ込みシート部材によって押さえ込まれる様子を模式的に示した説明図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例1を示す正面図である。 用紙押さえ込みシート部材が垂れ下がった状態を示し、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例2を示す概略正面図である。 排紙トレイの開口部を用紙排出方向側から見た概略側面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す正面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す側面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す正面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す側面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す正面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す側面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す正面図である。 用紙押さえ込みシート部材の他の実施例を示す側面図である。 実施の形態2に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態3に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態3に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態4に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、機構部分を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、機構部分を拡大して示す概略正面図である。 実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、機構部分を拡大して示す概略平面図である。 実施の形態6に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を装置正面側から透視的に見た概略図である。 排紙トレイの周辺を用紙排出方向から見た概略断面図である。 実施の形態7に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を装置正面側から透視的に見た概略図である。 実施の形態7に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を用紙排出方向から見た概略断面図である。 従来の用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 図19Aの矢符B方向(すなわち、用紙排出方向側)から見た概略側面図である。 従来の用紙排出装置を示しており、排紙トレイの周辺を拡大して示す概略正面図である。 図20Aの矢符B方向(すなわち、用紙排出方向側)から見た概略側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
画像形成装置1は、原稿を読み取って用紙に画像形成する複写機能を有しており、画像読取装置2、画像読取装置2の上側に設けられた原稿搬送装置(ADF)3、画像読取装置2の下側に設けられた画像形成部4、給紙カセット5、および排紙トレイ7を備えている。
原稿搬送装置3は、装置奥側(図1では紙面奥側)に配置された図示しないヒンジによって画像読取装置2に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。原稿搬送装置3が開かれると、画像読取装置2の上方が開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送装置3は、載置された原稿を画像読取装置2の上に自動で搬送する。
画像読取装置2は、載置された原稿または原稿搬送装置3から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部4には、4種類のトナー像を形成するための現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置14は、感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器15は、感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム13の上側には、中間転写ベルト21が配置されている。中間転写ベルト21は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置26の転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路R11を通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写されて定着装置17に搬送される。
定着装置17は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着装置17は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された記録用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を記録用紙に定着させる。
給紙カセット5は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、光走査装置11の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ33によって給紙カセット5から引き出されて、用紙搬送経路R11を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ7に排出される。
排紙ローラ36の近傍には、排紙トレイ7に排出された用紙を排紙トレイ7側に押さえる用紙押さえアーム71、及び排紙トレイ7に排出された用紙が排紙トレイ7上で満杯になったことを検出する満杯検出センサ72が設けられている。さらに、本実施形態では、用紙押さえアーム71とは別に、排出された用紙の先端部を排紙トレイ7側に押さえ込む押さえ込みシート部材8が設けられている。この用紙押さえ込みシート部材8については後ほど詳述する。
用紙搬送経路R11には、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始するレジストローラ34、用紙の搬送を促す搬送ローラ35、および排紙ローラ36が配置されている。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ7へと搬出する。
上記構成において、本実施形態では、画像形成された用紙を排出する用紙排出部である排紙ローラ36と、排紙ローラ36から排出された用紙が積載される排紙トレイ7と、排紙トレイ7の上方に設けられて排紙トレイ7を覆う本体庇部である画像読取装置2の底面2aとで本発明の用紙排出装置を構成している。
ここで、用紙押さえアーム71及び満杯検出センサ72は従来の画像形成装置においても設けられている。本発明では、用紙排出装置として、この用紙押さえアーム71とは別に用紙押さえ込みシート部材8を設けた点に特徴を有している。
以下、本発明に係る用紙排出装置の実施の形態について説明する。
(1)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態1の説明
図2及び図3は、実施の形態1に係る用紙排出装置を示しており、図2は、排紙トレイ7の周辺を拡大して示す概略正面図、図3は、図2中矢符B方向(すなわち、用紙排出方向側)から見た概略側面図である。
実施の形態1に係る用紙排出装置では、用紙押さえ込みシート部材8Aは、排出された用紙Pの先端部P2において用紙排出方向Xに直交する幅方向Yの両端部P2a,P2aを押さえる構成とされている。
具体的には、この用紙押さえ込みシート部材8Aは、排紙トレイ7の用紙排出方向Xの前方側の開口部(図1では、左側の開口部)の近傍に設けられている。すなわち、A3/Wレター等の長サイズ用紙が排紙トレイ7に排出されたとき、その用紙先端部を押さえ込むことができる位置に設けられている。
図2及び図3に示すように、用紙押さえ込みシート部材8Aは、排出される最大用紙の幅サイズW1より若干広めの幅W2を有する略長方形状のシート体であり、例えば透明な樹脂材料により形成されている。ただし、必ずしも透明である必要はない。樹脂材料としては、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレート(PET)等を好適に用いることができる。なお、用紙押さえ込みシート部材8Aは、用紙Pを自重で押さえてカール等を矯正するものであるため、ある程度の重量が必要である。この重量は、用紙押さえ込みシート部材8Aの例えば厚み等を調整することで、事前に重量調整しておけばよい。
この用紙押さえ込みシート部材8Aは、上辺81aの両端部から幅方向に延設された回動軸となる一対の突起片82,82を備えており、これら突起片82,82が、画像読取装置2の底面(以下、本体庇部ともいう。)2aにおいて幅方向Yに対向して設けられた一対の軸受け部(貫通穴)22,22にそれぞれ挿入されることで、本体庇部2aに吊り下げ支持された構成となっている。
また、用紙押さえ込みシート部材8Aの高さ方向の長さL1は、排紙トレイ7の前方側の開口部(図2では、左側の開口部)の高さ方向の幅L2より長くなるように形成(L1>L2)されている。そのため、用紙Pが排紙トレイ7に排出されていない状態では、用紙押さえ込みシート部材8Aは、斜め前方側に傾斜した状態でその下辺81bが排紙トレイ7上に当接している。
この構成によると、図4A,図4Bに示すように、排出される用紙Pの幅方向Yの両端部P2a,P2aが上方に湾曲している場合(図4A参照)であっても、用紙押さえ込みシート部材8Aによって用紙Pの先端部P2側の両端部P2a,P2aを確実に押さえ込むことで湾曲状態が解消され(図4B参照)、その結果、用紙Pは排紙トレイ7のトレイ面7aに沿って所定枚数まで積載可能となる。
すなわち、用紙押さえ込みシート部材8Aは、本体庇部2aに回動自在に吊り下げ支持されていることから、押さえ込みシート部材8Aは、排紙トレイ7上に排出された用紙Pの先端部P2によって排出方向下流側に押し上げられるが、その後は自重によって元に戻ろうとする。これにより、用紙Pの先端部P2の両端部P2a,P2aが湾曲等していても、これを自重によって矯正しながら排紙トレイ7に用紙Pを積載していくことができる。すなわち、排紙トレイ7のトレイ面7aに沿って用紙Pを順次積載していくことができる。
(用紙押さえ込みシート部材8の他の実施例の説明)
図5Aは、用紙押さえ込みシート部材8の他の実施例1を示す正面図である。
本実施例1の用紙押さえ込みシート部材8Bは、上記の用紙押さえ込みシート部材8Aにおいて、回動自在に支持されている上辺81a側が用紙排出方向Xに直交する幅方向YにおいてV字状に形成されたものである。
排紙トレイ7に用紙Pが多数枚積載された状態では、用紙押さえ込みシート部材8は水平に近い状態まで押し上げられる。この場合、上記したように、用紙押さえ込みシート部材8は樹脂材料によってシート状に形成されているため、略水平状態では自重によって幅方向の中央部が若干垂れ下がる形となる。そのため、上辺81aをV字状にカットしていなかった場合には、図5Bに示すように、用紙押さえ込みシート部材8の垂れ下がった上辺81a部分に、排出されてきた用紙Pの先端部P2が衝突する事態が生じ、最悪の場合にはジャム等の発生原因となる可能性がある。
しかし、本実施例では、用紙押さえ込みシート部材8Bの上辺81aがV字状に形成されている。このように、上辺81aをV字状に形成することで、押さえ込みシート部材8Bの上辺81a側の垂れ下がりを防止することができる。仮に、用紙押さえ込みシート部材8Bの上辺81a側が撓んで垂れ下がったとしても、上辺81aは、排出されてきた用紙Pの先端部P2に対して斜めに接触(すなわち点接触)することになる。これにより、用紙Pの先端部P2が用紙押さえ込みシート部材8Bの上辺81aに衝突することを回避することができる。
(用紙押さえ込みシート部材8のさらに他の実施例の説明)
図6Aは、用紙押さえ込みシート部材8の他の実施例2を示す概略正面図、図6Bは、排紙トレイ7の開口部を用紙排出方向側から見た概略側面図である。
本実施例2の用紙押さえ込みシート部材8Cは、上記実施例1に係る用紙押さえ込みシート部材8Bにおいて、排紙トレイ7から用紙を取り出す装置手前側に位置する側辺81c(図6Aでは右側の側辺)が上端部から下端部に向かって装置奥側(図6Aでは左側)に傾斜して設けられた構成としたものである。
この構成によると、排紙トレイ7から装置手前側(図6Bでは右側)に取り出した用紙Pの束を、再び装置手前側から排紙トレイ上に戻す場合に、押さえ込みシート部材8Cの装置手前側の側辺81cが邪魔になることはない。つまり、排紙トレイ7に戻すときに、用紙束の装置奥側の辺が押さえ込みシート部材8Cの装置手前側の側辺81cに当接するが、側辺81cが傾斜辺に形成されているため、用紙束によって押さえ込みシート部材8Cが上方に持ち上げられ、引っかかることがない。これにより、用紙束を排紙トレイ7上にスムーズに出し入れすることができる。
(用紙押さえ込みシート部材8のさらに他の実施例の説明)
図7〜図10は、用紙押さえ込みシート部材8のさらに他の実施例をそれぞれ示している。
図7Aの正面図及び図7Bの側面図に示す用紙押さえ込みシート部材8Dは、上辺81aの両端部に設けられた突起片82,82を用紙押さえ込みシート部材8Dの本体とは別構成としたものである。すなわち、用紙押さえ込みシート部材8Dの本体部分のみを例えば樹脂シートから打ち抜き加工し、これに円柱状の突起片82,82を回転軸として取り付けたものである。取り付け方法は任意であるが、例えば接着材による接着や、加熱による溶着等の他、圧着や螺子固定による締着等、種々の方法を採用することができる。
図8Aの正面図及び図8Bの側面図に示す用紙押さえ込みシート部材8Eは、突起片82,82が設けられた上辺81aに沿って補強部材83を添設したものである。上記したように、用紙押さえ込みシート部材8Eは、樹脂材料によってシート状に形成されているため、略水平状態では自重によって幅方向の中央部が若干垂れ下がる形となる。従って、上辺81aに沿って補強部材83を設けることで垂れ下がりを防止でき、用紙押さえ込みシート部材8Eの形状を安定化させることができる。
図9Aの正面図及び図9Bの側面図に示す用紙押さえ込みシート部材8Fは、排紙ローラ36と対向する面側に低摩擦部材84を貼り付けたものである。低摩擦部材84としては、シート部材の材料であるポリエチレンテレフタラートの表面に低摩擦部材であるフッ素樹脂(例えば、4フッ化エチレン樹脂等)を貼り付けたものを好適に用いることができる。ただし、これはあくまで一例であって、このような材料に限定されるものではない。
低摩擦部材84を貼り付けることによって、用紙Pの先端部が当たったときの摩擦が軽減されるため、排紙をスムーズに行うことができる。
図10Aの正面図及び図10Bの側面図に示す用紙押さえ込みシート部材8Gは、排紙ローラ36と対向する面と反対側の面に弾性部材85を貼り付けたものである。この例では、弾性部材85を幅方向の両端部にのみ貼り付けているが、幅方向の全体に貼り付けてもよい。弾性部材85の材料としては、例えば、発泡ウレタンフォーム(厚み:1mm程度)やゴム(例えば1mm程度のNBR)等を好適に用いることができる。ただし、これはあくまで一例であって、このような材料に限定されるものではない。
弾性部材85を貼り付けることによって、排紙トレイ7から用紙Pを取り出すときや、一旦取り出した用紙Pを元に戻すときに手が当たっても痛くないので、怪我をすることがない。
(2)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態2の説明
図11は、実施の形態2に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイ7の周辺を拡大して示す概略正面図である。
実施の形態2に係る用紙排出装置は、押さえ込みシート部材8(8A〜8G)を本体庇部2aに収容する収容手段を備えた構成としている。
ここで、収容手段とは、手動操作により上方に回動された用紙押さえ込みシート部材8の下辺81bを係止する係止爪24のことであり、本体庇部(画像読取装置の底面)2aに設けられている。この係止爪24は、本体庇部である画像読取装置の底面2aから、用紙排出方向Xの上流側に向かってL字状に突出形成されており、少なくとも本体庇部2aの幅方向Yの中央部の1箇所に設けられている。ただし、1箇所に限らず、所定の間隔を存して2箇所以上に設けられていてもよい。
用紙押さえ込みシート部材8は樹脂シートで形成されており、弾性を有している。従って、用紙押さえ込みシート部材8を上方に回動させ、その状態で用紙押さえ込みシート部材8を用紙排出方向Xの上流側に少し押し込んで弾性変形させることで、用紙押さえ込みシート部材8の下辺81bが係止爪24の先端を乗り越えて係止されるようになっている。また、係止を解除する場合には、用紙押さえ込みシート部材8を用紙排出方向Xの上流側に少し押し込んで弾性変形させて係止爪24と下辺81bとの係合を解除し、その状態で用紙押さえ込みシート部材8を下方に回動させればよい。
この構成によると、例えば用紙サイズが小サイズ等でカール等も発生しないような用紙では、押さえ込みシート部材8を本体庇部2aに収容しておくことで、装置手前側からの用紙束の出し入れ等の作業性が向上する。
(3)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態3の説明
図12A及び図12Bは、実施の形態3に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイ7の周辺を拡大して示す概略正面図である。ただし、図12Aは、図2に示す用紙排出装置に適用した例、図12Bは、図11に示す用紙排出装置に適用した例を示している。
実施の形態3に係る用紙排出装置では、用紙押さえ込みシート部材8(8A〜8G)の用紙排出方向上流側の底面2aに案内部材86を設けた構成としている。
この案内部材86は、正面視が楔形状となっており、排紙ローラ36側から用紙排出方向Xを見た場合に、用紙押さえ込みシート部材8の上辺81aが隠れるように配置されている。すなわち、排紙ローラ36側から用紙排出方向Xを見た場合、案内部材86の案内面(傾斜面)86aだけが見える構成となっている。
この構成によれば、用紙押さえ込みシート部材8が略水平状態となって自重により幅方向の中央部が若干垂れ下がったとしても、垂れ下がり部分は案内部材86の案内面(傾斜面)86aによって隠されているため、排紙ローラ36から排出された用紙Pの先端が用紙押さえ込みシート部材8の上辺81aに当たることなく、案内部材86によって排紙トレイ7上にスムーズに排出されることになる。
(4)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態4の説明
図13は、実施の形態4に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイ7の周辺を拡大して示す概略正面図である。
実施の形態4に係る用紙排出装置では、用紙押さえ込みシート部材8(8A〜8G)を、排紙トレイ7に排出されたA3/Wレター等の大サイズ紙が排紙トレイ7上で満杯になったことを検出する満杯検出センサとして利用するものである。すなわち、排紙ローラ36の近傍に配置された満杯検出センサ72とは別に、大サイズ紙に特化して満杯を検出する満杯検出センサ87を設けたものである。
そのため、満杯検出センサ87は、用紙押さえ込みシート部材8に検出杆87aを突出形成し、この検出杆87aを検出するセンサ本体部87bを、用紙押さえ込みシート部材8の近傍に配置している。すなわち、この満杯検出センサ87は、実質的に検出杆87aの回動角度を検出する構成となっている。そして、ジョブの実行中において、大サイズ紙が排紙トレイ7上に排出、積層され、用紙押さえ込みシート部材8が上に押し上げられて回動し、これに伴って検出杆87aも回動して、検出杆87aがセンサ本体部87bによって検出されると、画像形成装置の制御部(図示省略)は、そのジョブを一旦中段し、操作パネル等(図示省略)に排紙トレイ7が満杯であることを知らせるメッセージを表示する。若しくは、満杯であることをアラームで知らせてもよい。
本実施の形態4によれば、満杯検出センサが2個あることから、小サイズ紙と大サイズ紙とで積載停止枚数の設定を変えることができる。すなわち、大サイズ紙の場合には、積載用紙の取り出し易さを考慮(すなわち、手の入るスペースを確保)して、小サイズ紙より少ない積載枚数を満杯として設定することが可能となる。
(5)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態5の説明
図14A乃至図14C,図15A,図15B、及び図16は、実施の形態5に係る用紙排出装置を示しており、図14A乃至図14Cは、排紙トレイ7の周辺を拡大して示す概略正面図、図15A及び図15Bは、機構部分を拡大して示す概略正面図、図16は機構部分を拡大して示す概略平面図である。
実施の形態2に係る用紙搬出装置では、収容動作を手動操作としているが、実施の形態5に係る用紙排出装置では、用紙押さえ込みシート部材8(8A〜8G)の収容動作を自動化している。
すなわち、用紙押さえ込みシート部材8の上辺81a部分であって突起片82の近傍に、用紙押さえ込みシート部材8の表面と直交するようにして操作杆88を突出形成している。そして、この操作杆88を駆動伝達アーム91によって回動駆動することで、用紙押さえ込みシート部材8を図14Aに示す状態から、図14Bに示す状態を経て、図14Cに示す状態までR2方向に回動させて、用紙押さえ込みシート部材8を本体庇部(画像読取装置の底面)2aに添接(すなわち収容)する構成としている。
図16に示すように、駆動伝達アーム91は、画像読取装置の内部フレーム99に回動自在に軸支されており、駆動伝達アーム91の回動軸91aの軸芯と用紙押さえ込みシート部材8の突起片82,82の回動軸芯とが平行(図14〜図15参照)となるように配置されている。駆動伝達アーム91の回動軸91aには、摩擦伝達部材(例えば、トルクリミッタ等)93aを介して第1ギヤ93が固定されており、この第1ギヤ93に中間ギヤである第2ギヤ94を介して、駆動モータ96の駆動ギヤ95が噛合された構成となっている。
駆動伝達アーム91の回動方向の上部には、操作杆88から外れた駆動伝達アーム91が、それ以上回動しないように阻止するストッパ97(図15A参照)が配置されている。
また、駆動伝達アーム91の近傍には、用紙押さえ込みシート部材8を図14Cに示す状態まで回動させたとき、これを検知する検知スイッチ98(図15B参照)が設けられている。この検知スイッチ98は、駆動伝達アーム91とは逆方向に突出形成されたスイッチ杆98aが、図14C及び図15Bに示す位置まで回動したときにこれを検知してオンするようになっている。
上記構成によれば、図14A及び図15Aに示す状態から、駆動モータ96をR1方向へ回動させると、駆動伝達アーム91もR1方向に回動して、用紙押さえ込みシート部材8の操作杆88を起こすように作動する。すなわち、用紙押さえ込みシート部材8をR2方向へ跳ね上げるように作動する。そして、用紙押さえ込みシート部材8がR2方向に回動して本体庇部(画像読取装置の底面)2aに添設すると(図14C及び図15B参照)、検知スイッチ98がこれを検知して(スイッチがオンとなって)、駆動モータ96の駆動を停止する。これにより、用紙押さえ込みシート部材8を自動で収容することが可能となる。
一方、図14C及び図15Bに示す状態から、駆動モータ96をR2方向へ回動させると、駆動伝達アーム91もR2方向に回動する。これにより、操作杆88が駆動伝達アーム91に受け止められた状態でR1方向に回動する。そして、用紙押さえ込みシート部材8が図14Aに示す状態(すなわち、用紙押さえ込みシート部材8の下辺81bが排紙トレイ7に当接した状態)に復帰すると、その後、駆動伝達アーム91は、図15Aに示すようにストッパ97に当接し、摩擦伝達部材93aによって滑りが生じて、駆動伝達アーム91はその当接位置で停止する。これと同時に駆動モータ96も停止させる。これにより、用紙押さえ込みシート部材8を自動的に元の状態に復帰させることができる。
このように、用紙押さえ込みシート部材8の収容動作を自動化することで、例えば画像形成装置1がジョブを実行していないときには、用紙押さえ込みシート部材8を収容しておき、ジョブを実行するときのみ用紙押さえ込みシート部材8を下げるように自動で制御できるので、ユーザ自身が用紙押さえ込みシート部材8を上げ下げするといった手間を省くことができる。
なお、このような用紙押さえ込みシート部材8の回動動作中において、ユーザが誤って触れる等して、外部から用紙押さえ込みシート部材8に負荷がかかったとしても、摩擦伝達部材93aを設けているので、機構部分が損傷することはない。
(6)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態6の説明
図17Aは、実施の形態6に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイ7の周辺を装置正面側から透視的に見た概略図、図17Bは、排紙トレイ7の周辺を用紙排出方向から見た概略断面図である。
実施の形態6に係る用紙排出装置は、押さえ込みシート部材8を本体庇部2aに対して用紙排出方向Xに往復移動自在とする移動手段を備えた構成としている。移動手段を設けることで、排出される用紙サイズに応じて、押さえ込みシート部材8を最適な位置に移動させることができる。
この例では、実施の形態5で説明した機構部分を含めて用紙押さえ込みシート部材8をユニット化し、このユニット化したケース本体100を、本体庇部(画像読取装置の底面)2aにおいて用紙排出方向Xに往復移動自在に取り付けている。
取り付け方法としては、例えば図17Bに示すように、ユニット化したケース本体100の前後両側面(図では左右両側面)101,102に、用紙排出方向Xに向かって水平にレール杆103,103を形成し、このケース本体100を内包する凹部27を本体庇部2aに形成し、その凹部27内の前後両側面に一対のレール溝部28,28を水平に形成する。そして、このレール溝部28にレール杆103を挿入することで、ユニット化したケース本体100を用紙排出方向Xに往復移動自在に設けることができる。ただし、これはほんの一例であり、移動手段としては従来周知の種々の手段を適用することができる。また、レール溝部28側及び/またはレール杆103側にストッパ機能(図示省略)を設け、排出される用紙サイズに応じて、押さえ込みシート部材8を最適な位置で固定できるようにしておけばよい。
(7)本発明に係る用紙排出装置の実施の形態7の説明
図18Aは、実施の形態7に係る用紙排出装置を示しており、排紙トレイ7の周辺を装置正面側から透視的に見た概略図、図18Bは、排紙トレイ7の周辺を用紙排出方向から見た概略断面図である。
実施の形態7に係る用紙排出装置は、押さえ込みシート部材8を本体庇部2aに対して着脱自在とする着脱手段を備えた構成としている。
この例では、実施の形態5で説明した機構部分を含めて用紙押さえ込みシート部材8をユニット化し、このユニット化したケース本体100を、本体庇部(画像読取装置の底面)2aに対して着脱自在に設けている。
ここで、着脱手段としては従来周知の種々の機構構造を適用することが可能であるが、図18Bでは、その中でも最も簡単な着脱手段の例を示している。
すなわち、ユニット化したケース本体100の後側面(装置奥側の側面)102に係止爪104を形成し、ケース本体100の前側面(装置手前側の側面)101に螺子穴105を形成する。
一方、このケース本体100を内包する凹部27を本体庇部2aに形成し、この凹部27内の後側面に係止溝111を形成し、前側面に螺子挿通穴112を形成する。
そして、係止溝111にケース本体100の係止爪104を係止した状態で、ケース本体100を凹部27内に装着し、本体庇部2aの前面側(すなわち、凹部27の前側面)から螺子挿通穴112にねじ部材131を挿通し、ケース本体100の螺子穴105にねじ込んで固定することで、ケース本体100を本体庇部2aに装着することができる。また、用紙押さえ込みシート部材8が不要な場合には、上記と逆の手順でケース本体100を取り外せばよい。
この構成によれは、例えば用紙サイズが小サイズ等でカール等も発生しないような用紙では、ケース本体100(すなわち、押さえ込みシート部材8)を取り外しておくことで、装置手前側からの用紙束の出し入れ等の作業性を向上させることができる。
今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
2a 画像読取装置の底面(本体庇部)
3 原稿搬送装置(ADF)
4 画像形成部
5 給紙カセット
7 排紙トレイ
8(8A〜G) 用紙押さえ込みシート部材
24 係止爪(収容手段)
27 凹部
28 レール溝部
36 排紙ローラ(用紙排出部)
71 用紙押さえアーム
72 満杯検出センサ
81a 上辺
81b 下辺
81c 側辺
82 突起片
84 低摩擦部材
85 弾性部材
86 案内部材
87 満杯検出センサ
87a 検出杆
87b センサ本体部
91 駆動伝達アーム
91a 駆動軸
93 第1ギヤ
93a 摩擦伝達部材
94 第2ギヤ
95 駆動ギヤ
96 駆動モータ
97 ストッパ
98 検知スイッチ
98a スイッチ杆
100 ケース本体
101 前側面(装置手前側の側面)
102 後側面(装置奥側の側面)
103 レール杆
104 係止爪
105 螺子穴
111 係止溝
112 螺子挿通穴

Claims (8)

  1. 画像形成された用紙を排出する用紙排出部と、前記用紙排出部から排出された用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイの上方に設けられ前記排紙トレイを覆う本体庇部とを備えた用紙排出装置であって、
    排出された用紙の先端部を前記排紙トレイ側に押さえ込む押さえ込みシート部材を備え、
    前記押さえ込みシート部材は、用紙先端部において用紙排出方向に直交する幅方向の両端部を押さえることを特徴とする用紙排出装置。
  2. 請求項1に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材は、前記本体庇部に回動自在に吊り下げ支持されていることを特徴とする用紙排出装置。
  3. 請求項2に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材は、回動自在に支持されている上辺側が用紙排出方向に直交する幅方向においてV字状に形成されていることを特徴とする用紙排出装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材は、前記排紙トレイから用紙を取り出す装置手前側に位置する側辺が上端部から下端部に向かって装置奥側に傾斜して設けられていることを特徴とする用紙排出装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に収容する収容手段を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に対して用紙排出方向に往復移動自在とする移動手段を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の用紙排出装置であって、
    前記押さえ込みシート部材を前記本体庇部に対して着脱自在とする着脱手段を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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