JP2016000555A - ワイパモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパモータから放射されるノイズを低減する。
【解決手段】ワイパモータ10は、モータ本体14と、ハウジング22と、減速部11と、回路基板54と、を備えている。また、回路基板54は、ワイパ装置12を駆動させるワイパ駆動回路部56と、ウォッシャポンプ18を駆動させるポンプ駆動回路部57と、ワイパ駆動回路部56及びポンプ駆動回路部57を制御するワイパウォッシャ制御回路部58と、外部コネクタが接続されて電源及び電気信号の少なくともいずれかが入出力されるとともに配線を介して各回路部56,57,58と電気的に接続される外部接続端子50と、を有している。さらに、ポンプ駆動回路部57及び外部接続端子50は、回路基板54においてホイール配置部46に対応して配置されており、ワイパ駆動回路部56は、回路基板54においてポンプ駆動回路部57に対してウォーム配置部44側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイパモータに関する。
下記特許文献1には、ワイパ装置の一部を構成するワイパモータ(減速機構付き電動モータ)が開示されている。この文献に記載されたワイパモータは、アーマチャを含んで構成されたモータ本体と、アーマチャの回転を所定の減速比で減速して出力軸に伝達する減速機構部と、自身のモータ本体を駆動制御する制御回路部と、を備えている。また、制御回路部は、回路基板(制御基板)上に複数の駆動用素子を実装している。この駆動用素子は、ノイズ発生源となるため、ウォームギヤ配設部に対して一方側のウォームホイール配設部側に設けたコネクタから離れて、ウォームギヤ配設部に対して他方側に集中配設して構成している。
特開2010−288383号公報
ところで、ウォッシャを作動させる場合には、通常はワイパも作動させる。そこで、ワイパを駆動するモータ本体を駆動制御するためのワイパ制御回路部とウォッシャポンプを駆動制御するポンプ制御回路部とをワイパモータに搭載させることが効果的である。しかしながら、ワイパを駆動するモータ本体の駆動用素子だけでなくワイパモータとは別に設けられるウォッシャポンプを駆動する駆動用素子もワイパモータに設けられ、しかもそれら両駆動素子に電気的に接続する配線がアンテナとなってノイズを放射してしまうことから、コネクタと駆動用素子とを離して配置するとその間の配線が長くなり当該ワイパモータから放射されるノイズを抑制することが肝要である。
本発明は上記事実を考慮し、ワイパモータにワイパとウォッシャを駆動及び制御する回路部を有しながらもノイズの放射を低減することができるワイパモータを得ることが目的である。
請求項1記載のワイパモータは、軸線回りに回転すると共にウォームを有する回転軸を含んで構成されたモータ本体と、前記ウォームが配置されるウォーム配置部と、前記ウォームと噛み合うウォームホイールが配置されるホイール配置部とを有し、前記モータ本体と連結されるハウジングと、前記回転軸の回転が出力軸から減速出力される減速部と、該減速部の前記ハウジングと該ハウジングの開口を閉塞するカバーとの間に収容された回路基板と、を備えるワイパモータにおいて、前記回路基板は、前記モータ本体を駆動して前記出力軸に取付けられたワイパ装置を駆動させるワイパ駆動回路部と、ウォッシャポンプを駆動させるポンプ駆動回路部と、前記ワイパ駆動回路部及び前記ポンプ駆動回路部を制御するワイパウォッシャ制御回路部と、外部コネクタが接続されて電源及び電気信号の少なくとも一方が入出力されるとともに配線を介して前記各回路部と電気的に接続される外部接続端子と、を有しており、前記ポンプ駆動回路部及び前記外部接続端子は、前記回路基板において前記ホイール配置部に対応する位置に配置されており、前記ワイパ駆動回路部は、前記回路基板において前記ポンプ駆動回路部に対して前記ウォーム配置部側に配置されている。
上記構成のワイパモータによれば、ワイパウォッシャ制御回路部からの指令によりワイパ駆動回路部が作動すると、モータ本体が駆動されて、回転軸がウォームと共に回転する。また、回転軸の回転はウォーム及びウォームホイールによって減速されて出力軸に伝達され出力される。これにより、出力軸に取付けられたワイパ装置が駆動する。また、ワイパウォッシャ制御回路部からの指令によりポンプ駆動回路部が作動すると、ウォッシャポンプが駆動される。
ここで、本ワイパモータでは、ポンプ駆動回路部と外部接続端子が、回路基板においてハウジングのホイール配置部に対応して配置されていることに加えて、ワイパ駆動回路部が、回路基板においてポンプ駆動回路部に対してウォーム配置部側に配置されている。当該配置とすることにより、外部コネクタが接続される外部接続端子とウォッシャポンプを駆動するポンプ駆動回路部との距離を短くして、それらを電気的に接続する配線を短くすることができる。すなわち、ホイール配置部に対応させた回路基板上に、ポンプ駆動回路部を外部コネクタが接続される外部接続端子とともに集約配置させることで、ワイパ装置を駆動するためのモータ本体自身の駆動や制御には関係のないポンプ駆動回路部と外部接続端子との間の配線を短くして、ワイパモータからのノイズの放射を低減することができる。一方、ワイパ駆動回路部は、ポンプ駆動回路部に対してウォーム配置部側に配置することで、ポンプ駆動回路部の配置エリアよりもより一層モータ本体に近接して配置されるので、モータ本体への比較的大きな駆動電流をスイッチングするワイパ駆動回路部とモータ本体との間の配線を短くでき、ワイパモータからのノイズの放射を低減することができる。
また、本発明のワイパモータは、上記構成に加えて、前記外部接続端子は、前記出力軸に対して前記ウォーム配置部とは反対側に配置されている。
上記構成のワイパモータによれば、外部接続端子の配置を上記のように設定することにより、ワイパ駆動回路部のノイズがポンプ駆動回路部又は外部接続端子側に入力されてしまうことを抑制することができる。
また、本発明のワイパモータは、上記構成に加えて、前記ワイパ駆動回路部、前記ポンプ駆動回路部及び前記ワイパウォッシャ制御回路部が単一の前記回路基板に設けられている。
上記構成のワイパモータによれば、各回路部を構成する回路素子を単一の回路基板上に取付けた構成とすることにより、ワイパウォッシャ制御回路部がワイパ駆動回路部とポンプ駆動回路部の両方を制御するため、それらを相互に接続する配線の取り廻しを簡単に形成でき、即ち、回路基板上の配線を単純化して長さをより短くすることできる。これにより、回路基板上の配線から放射されるノイズをより一層低減することができる。
また、本発明のワイパモータは、上記構成に加えて、前記ワイパ駆動回路部は、前記モータ本体をPWM制御によるスイッチングを行うスイッチング素子を有しており、前記スイッチング素子が、前記出力軸に対して前記ウォーム配置部側に配置されている。
上記構成のワイパモータによれば、スイッチング素子の配置を上記のように設定することにより、当該スイッチング素子の熱がポンプ駆動回路部に伝達されてしまうことを抑制することができる。
また、本発明のワイパモータは、上記構成に加えて、前記ポンプ駆動回路部は、前記ワイパ駆動回路部と独立して構成されており、前記ポンプ駆動回路部及び前記ワイパ駆動回路部は、単一の前記ワイパウォッシャ制御回路部からの指令に基づいて制御されている。
上記構成のワイパモータによれば、単一のワイパウォッシャ制御回路部からの指令に基づいてポンプ駆動回路部及びワイパ駆動回路部を制御する構成とすることにより、回路基板上にポンプ駆動回路部を制御する制御回路部及びワイパ駆動回路部を制御する制御回路部をそれぞれ設けた場合に比して、例えば、センサ信号などの電気信号の配線を簡単にでき、回路基板の小型化を図ることができる。
本実施形態におけるワイパモータを制御装置側から見た斜視図である。 上記ワイパモータを出力軸側から見た斜視図である。 上記ワイパモータのハウジング、制御装置、及びカバー等を示す分解斜視図である。 上記制御装置を出力軸の軸方向一方側から見た平面図である。 上記制御装置の回路を模式的に示した回路図である。
図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係るワイパモータについて説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のワイパモータ10は、車両(自動車)のワイパ装置12の駆動源として用いられている。このワイパモータ10は、正逆転可能なモータ本体14と、このモータ本体14と連結されてモータ本体14の回転を減速するための減速部11と、モータ本体14及びウォッシャポンプ18を駆動及び制御するための制御装置20と、を含んで構成されている。なお、減速部11は、減速機構16と、減速機構16を収容するハウジング22と、ハウジング22に取付けられたカバー24とを有している。
モータ本体14は、所謂ブラシ付直流モータとして構成されている。モータ本体14は、略有底円筒状のモータヨーク26を備えている。このモータヨーク26の内周面には、4つの永久磁石(図示省略)が固定されており、永久磁石はモータヨーク26の周方向に沿って交互に磁極が異なるように配置された4極のモータを構成している。図2に示されるように、モータヨーク26内には、永久磁石の内側において、アーマチャ28が回転自在に収容されている。このアーマチャ28は回転軸30を含んで構成されており、回転軸30は、略丸棒状に形成されて、モータヨーク26と同軸上に配置されている。そして、回転軸30の軸方向一端部が、軸受(図示省略)を介してモータヨーク26の底部に回転自在に支持されている。一方、回転軸30の軸方向他端部は、後述するハウジング22内に配置されると共に、ハウジング22に回転自在に支持されている。また、回転軸30の軸方向他端側の部分には、減速機構16の一部を構成するウォーム32が一体に形成されている。また、図1に示されるように、モータ本体14はブラシホルダ装置34を備えている。ブラシホルダ装置34は、アーマチャ28に設けられた整流子36(図2参照)の径方向外側に配置された略環状に形成されている。さらに、ブラシホルダ装置34は複数のブラシ(図示省略)を備えており、ブラシはアーマチャ28の整流子36に摺接可能に当接されている。
図2に示されるように、減速機構16は、ハウジング22内に収容されており、この減速機構16は、前述のウォーム32と、ウォームホイール38と、を含んで構成されている。ウォームホイール38は、略円板状に形成されており、このウォームホイール38は出力軸40の軸方向一方側の端部に固定されている。また、ウォームホイール38の外周部には、前述のウォーム32が噛合しており、これにより、回転軸30の回転が所定の減速比で減速されて出力軸40に伝達されて減速出力されるようになっている。なお、出力軸40の回転(絶対角度位置)は、回路基板54に出力軸40の軸端に対向して取付けられた磁気抵抗素子63(図4参照)によって検出されるようになっている。
図3に示されるように、ハウジング22は、略箱形状に形成されると共に、モータヨーク26(図2参照)に対して回転軸30の軸方向他方側(モータヨーク26の開口部側)に配置されてモータ本14体とネジ等により連結されている。具体的には、ハウジング22は、アルミニウム(又はアルミニウム合金)によるダイカスト成形等で製作されると共に、出力軸40の突出する方向の反対側が開放された略箱形状に形成されている。このハウジング22には、前述したモータ本体14のブラシホルダ装置34を収容支持するためのホルダ収容部42が一体に形成されている。また、ハウジング22には、ウォーム32を収容するための「ウォーム配置部」としてのウォーム収容部44が形成されており、さらに、ハウジング22には、ウォームホイール38が収容される「ホイール配置部」としてのウォームホイール収容部46が形成されている。また、ウォームホイール収容部46の中心部には、出力軸40が挿通されると共に当該出力軸40を軸支する支持孔48が形成されている。
カバー24は、絶縁性の樹脂材料による射出成形等で製作されると共に、ハウジング22側が開放された略箱形状に形成されている。また、カバー24には、外部接続端子50がインサート成形されており、この外部接続端子50は、後述する回路基板上のワイパ駆動回路部56、ポンプ駆動回路部57及びワイパウォッシャ制御回路部58(図4参照)と電気的に接続されている。より詳しくは、カバー24のハウジング22への取付け状態でウォームホイール収容部46に対応する部位には、車速センサや雨滴センサなどの電気信号の入出力や電源を供給するための外部コネクタが接続される外部接続端子50がインサート成形されている。また、カバー24には、ワイパ駆動回路部56とブラシホルダ装置34のブラシ(図示省略)とを接続するモータ給電端子52がインサート成形されている。すなわち、外部接続端子50及びモータ給電端子52がカバー24と一体化されている。カバー24にインサート成形された外部接続端子50及びモータ給電端子52が、後に詳述する回路基板54にハンダ付けにて接合されて、また回路基板54の挿通孔54Aに挿通された図示しない螺子がカバー24に螺入されることによって、回路基板54がカバー24の内面側に固定されるようになっている。そして、回路基板54が固定されたカバー24が、ハウジング22に取付けられることによって、カバー24とハウジング22との間に形成された密閉空間Mに、ウォーム収容部44とウォームホイール収容部46とに亘って回路基板54が配置されるようになっている。なお、この密閉空間M内には、前述した減速機構16(ウォーム32及びウォームホイール38)も配置されている。また、カバー24には、図示しない外部コネクタが接続されるコネクタ部24Aが形成されている。
図4に示されるように、制御装置20は、モータ本体14を駆動することによって出力軸40に取付けられたワイパ装置12(図2参照)を駆動させるワイパ駆動回路部56と、ウォッシャポンプ18(図2参照)を駆動させるポンプ駆動回路部57と、ワイパ駆動回路部56及びポンプ駆動回路部57を制御するワイパウォッシャ制御回路部58と、を構成する複数の回路素子60,61,62が回路基板54に取付けられることによって構成されている。
回路基板54は、上述のように、内面側に回路基板54が固定されたカバー24によってハウジング22の開口を閉塞されることによって、ハウジング22のウォーム収容部44とウォームホイール収容部46とに亘って配置される。このとき、回路基板54は、出力軸40の軸方向一方側の軸端から離間して配置されていると共に、出力軸40の軸方向を厚み方向として延在する矩形板状に形成されている。
また、カバー24がハウジング22に組付けられた状態の回路基板54を出力軸40の軸方向(言い換えれば、ハウジング22の開口側)から見て、当該回路基板54におけるウォームホイール収容部46に対応する部位には、カバー24にインサート成形された複数の外部接続端子50の一端(他端には外部コネクタが接続される)が電気的に接続されている。
さらに、カバー24がハウジング22に組付けられた状態の回路基板54を出力軸40の軸方向から見て、当該回路基板54におけるウォームホイール収容部46に対応する部位には、上記複数の外部接続端子50(コネクタ部24A)の近傍に集約されて(近接して)複数の回路素子61が実装されている。この回路素子61と回路基板54に形成された図示しない導電パターン部とによってポンプ駆動回路部57の回路が構成されている。なお、回路素子61は、電界効果トランジスタ(以下、FETと称す)61A、リレーボックス61B、電解コンデンサ61C、及びチョークコイル61D等である。また、本実施形態では、リレーボックス内に2つのリレーが設けられることによって、ウォッシャポンプ18のモータ70を正逆回転させることが可能となっている(図5参照)。
また、カバー24がハウジング22に組付けられた状態の回路基板54を出力軸40の軸方向から見て、当該回路基板54のポンプ駆動回路部57に対してウォーム収容部44側の部位、より具体的には、回路基板54のポンプ駆動回路部57に対してウォーム収容部44側であってウォーム32の両側には、複数の回路素子60が実装されている。この回路素子60と回路基板54に形成された図示しない導電パターン部とによってワイパ駆動回路部56の回路が構成されている。なお、回路素子60は、Hブリッジ接続された「スイッチング素子」としての複数のFET60A及びプリドライバ60B等である。
さらに、回路基板54を出力軸40の軸方向から見て、回路素子60,61が取付けられた面とは反対側の面には、ワイパ駆動回路部56とポンプ駆動回路部57との境界部位に位置して(図4においてはウォーム32と出力軸40との間に位置して)ワイパウォッシャ制御回路部58を構成する回路素子62が取付けられており、この回路素子62は、マイクロコンピュータ62(以下単に「マイコン62」という)である。
また、複数の外部接続端子50は、ワイパ駆動回路部56、ポンプ駆動回路部57及びワイパウォッシャ制御回路部58と電気的に接続されており、出力軸40の軸方向視で、ウォームホイール収容部46に対応する部位であって、出力軸40よりもウォーム収容部44と反対側で、かつ、回転軸30の軸線方向にモータ本体14側に配置された状態で回路基板54に接合されている。
さらに、ワイパ駆動回路部56の一部を構成し、モータ本体14をPWM制御によるスイッチングを行う複数のFET60Aは、出力軸40の軸方向視で当該出力軸40に対してウォーム収容部44側であって、モータ給電端子52の近傍に配置されている。
図5には、制御装置20の回路を模式的に示した回路図が示されている。この図に示されるように、ポンプ駆動回路部57は、ワイパ駆動回路部56とは独立して構成されている。そして、ポンプ駆動回路部57及びワイパ駆動回路部56は、単一のワイパウォッシャ制御回路部58からの指令に基づいて制御される、即ち、単一のマイコン62からの指令に基づいて制御されるようになっている。なお、マイコン62には、磁気抵抗素子63で検出された出力軸40の回転位置(絶対角度位置)信号、外部接続端子50から入力される車速信号及び雨滴センサの検出信号などが入力される。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態では、ワイパウォッシャ制御回路部58からの指令によりワイパ駆動回路部56が作動すると、モータ本体14が駆動されて、回転軸30がウォーム32と共に回転する。また、回転軸30の回転はウォーム32及びウォームホイール38によって減速されて出力軸40に伝達され出力される。出力軸40の回転角度(絶対角度位置)を検出する磁気抵抗素子63からの回転位置信号に基づいて、モータ本体14は正逆回転されて、出力軸40を360度未満の範囲で往復回転させる。これにより、出力軸40に取付けられたワイパ装置12が駆動される。すなわち、出力軸40に取付けられたワイパアーム64が往復回動されて、ワイパアーム64の先端部に取付けられたワイパブレード66が車両のウィンドシールドガラスを払拭する。
また、ワイパウォッシャ制御回路部58からの指令によりポンプ駆動回路部57が作動すると、ウォッシャポンプ18のモータ70(図5参照)が駆動される。これにより、ウォッシャポンプ18に接続されたノズル68からウィンドシールドガラスに向けて洗浄液が噴射される。本実施形態のワイパモータ10を備えた車両では、運転者が不図示のウォッシャスイッチの操作によってウォッシャポンプ18の作動を指令すると、ワイパウォッシャ制御回路部58がポンプ駆動回路部57とワイパ駆動回路部56を駆動指令して、洗浄液がウィンドシールドガラスに向けて噴射され、これに連動してワイパモータ10も作動してワイパブレード66によってウィンドシールドガラスが払拭される。
ここで、図4に示されるように、本実施形態では、ポンプ駆動回路部57と外部接続端子50とが、回路基板54においてハウジング22のウォームホイール収容部46に対応して配置されていることに加えて、ワイパ駆動回路部56が、回路基板54においてポンプ駆動回路57に対してウォーム収容部44側に配置されている。当該配置とすることにより、不図示の外部コネクタが接続される外部接続端子50とウォッシャポンプ18を駆動するポンプ駆動回路部57との距離を短くして、それらを電気的に接続する配線を短くすることができる。すなわち、ウォームホイール収容部46に対応させた回路基板54上に、ポンプ駆動回路部57を外部コネクタが接続される外部接続端子50とともに集約配置させることで、ワイパ装置12を駆動するためのモータ本体14自身の駆動や制御には関係のないポンプ駆動回路部57と部接続端子50との間の配線を短くして、ワイパモータ10からのノイズの放射を低減することができる。一方、ワイパ駆動回路部56は、ポンプ駆動回路部57に対してウォーム収容部44側に配置することで、ポンプ駆動回路部57の配置エリアよりもより一層モータ本体14に近接して配置されるので、モータ本体14への比較的大きな駆動電流をスイッチングするワイパ駆動回路部56とモータ本体14との間の配線を短くでき、ワイパモータ10から放射される電磁ノイズを低減することができる。
また、本実施形態では、ワイパ駆動回路部56、ポンプ駆動回路部57及びワイパウォッシャ制御回路部58と配線を介して電気的に接続された外部接続端子50を、出力軸40に対してウォーム収容部44とは反対側に配置された構成とすることにより、ポンプ駆動回路部57又は外部接続端子50側に入力されてしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、ワイパ駆動回路部56、ポンプ駆動回路部57及びワイパウォッシャ制御回路部58、即ち各回路部を構成している回路素子60,61,62を単一の回路基板54上に取付けた構成とすることにより、ワイパウォッシャ制御回路部58がワイパ駆動回路部56とポンプ駆動回路部57の両方を制御するため、それらを相互に接続する配線の取り回しを簡単に形成でき、即ち、回路基板54上の配線を単純化して長さをより短くすることできる。これにより、回路基板54上の配線から放射されるノイズをより一層低減することができる。
また、本実施形態では、ワイパ駆動回路部56の一部を構成しモータ本体14をPWM制御によるスイッチングを行う「スイッチング素子」としてのFET60Aを、出力軸40に対してウォーム収容部44側に配置することにより、当該FET60Aの熱がポンプ駆動回路部57に伝達されてしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、単一のマイコン62からの指令に基づいてポンプ駆動回路部57及びワイパ駆動回路部56を制御する構成とすることにより、回路基板54上にポンプ駆動回路部57を制御するマイコン及びワイパ駆動回路部56を制御するマイコンをそれぞれ設けた場合に比して、例えば、センサ信号などの電気信号の配線を簡単にでき、回路基板の小型化を図ることができる。また、この単一のマイコン62は、回路基板54において、ポンプ駆動回路部57及びワイパ駆動回路部56が配置されている側の面(カバー24側の面)とは反対側の面(ハウジング22側の面)に配置されている。
なお、本実施形態では、ハウジング22とカバー24との間に形成された密閉空間M内に回路基板54を配置した好ましい例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カバー24の一部が開放されていてもよい。このように、回路基板54を密閉空間M内に配置するか否かについては、回路素子60,62の放熱量やワイパモータ10の防水性等を考慮して適宜設定すれば良い。
また、本実施形態では、回路素子60,61,62を単一の回路基板54に取付けた好ましい例について説明してきたが、本発明はこれに限定されない。例えば、回路素子60,61,62を複数の回路基板にそれぞれ取付けると共に、複数の回路基板を互いに配線を介して接続することによって前述の制御装置20に対応する制御装置を構成することもできる。
さらに、本実施形態では、単一のマイコン62からの指令に基づいてポンプ駆動回路部57及びワイパ駆動回路部56を制御した好ましい例について説明してきたが、本発明はこれに限定されない。例えば、回路基板54上にポンプ駆動回路部57を制御するマイコン及ぶワイパ駆動回路部56を制御するマイコンをそれぞれ設けた構成とすることもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10…ワイパモータ,12…ワイパ装置,14…モータ本体,18…ウォッシャポンプ,22…ハウジング,24…カバー,30…回転軸,32…ウォーム,38…ウォームホイール,40…出力軸,50…外部接続端子,54…回路基板,56…ワイパ駆動回路部,57…ポンプ駆動回路部,58…ワイパウォッシャ制御回路部,60…回路素子,60A…FET,61…回路素子,62…回路素子

Claims (5)

  1. 軸線回りに回転すると共にウォームを有する回転軸を含んで構成されたモータ本体と、
    前記ウォームが配置されるウォーム配置部と、前記ウォームと噛み合うウォームホイールが配置されるホイール配置部とを有し、前記モータ本体と連結されるハウジングと、
    前記回転軸の回転が出力軸から減速出力される減速部と、
    該減速部の前記ハウジングと該ハウジングの開口を閉塞するカバーとの間に収容された回路基板と、
    を備えるワイパモータにおいて、
    前記回路基板は、前記モータ本体を駆動して前記出力軸に取付けられたワイパ装置を駆動させるワイパ駆動回路部と、ウォッシャポンプを駆動させるポンプ駆動回路部と、前記ワイパ駆動回路部及び前記ポンプ駆動回路部を制御するワイパウォッシャ制御回路部と、外部コネクタが接続されて電源及び電気信号の少なくとも一方が入出力されるとともに配線を介して前記各回路部と電気的に接続される外部接続端子と、を有しており、
    前記ポンプ駆動回路部及び前記外部接続端子は、前記回路基板において前記ホイール配置部に対応する位置に配置されており、
    前記ワイパ駆動回路部は、前記回路基板において前記ポンプ駆動回路部に対して前記ウォーム配置部側に配置されているワイパモータ。
  2. 前記外部接続端子は、前記出力軸に対して前記ウォーム配置部とは反対側に配置されている請求項1記載のワイパモータ。
  3. 前記ワイパ駆動回路部、前記ポンプ駆動回路部及び前記ワイパウォッシャ制御回路部が単一の前記回路基板に設けられている請求項1又は請求項2記載のワイパモータ。
  4. 前記ワイパ駆動回路部は、前記モータ本体をPWM制御によるスイッチングを行うスイッチング素子を有しており、
    前記スイッチング素子が、前記出力軸に対して前記ウォーム配置部側に配置されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のワイパモータ。
  5. 前記ポンプ駆動回路部は、前記ワイパ駆動回路部と独立して構成されており、
    前記ポンプ駆動回路部及び前記ワイパ駆動回路部は、単一の前記ワイパウォッシャ制御回路部からの指令に基づいて制御されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のワイパモータ。
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