JP2015134598A - 電動パワーステアリング用のモータ駆動装置 - Google Patents

電動パワーステアリング用のモータ駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電動パワーステアリング用のモータ駆動装置であって、小型でギアボックスに取り付け易い電子制御ユニットを提供する。【解決手段】 このモータ駆動装置は、モータを格納するモータケースと、このモータを制御する制御ユニットを格納する制御ユニットケースとが、モータの回転軸方向で、一体的に結合されている。加えて制御ユニットに含まれる外部接続部の接続口も、モータの回転軸方向に設けられている。これらの構造により、回転軸方向において接続できる、小型でコンパクトな構造を実現している。【選択図】 図4

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置用のモータ駆動装置に関する。なおこのモータ駆動装置は、モータとこれを制御する電子制御ユニット(Electronical Control Unit:略してECU )とにより構成される。
自動車等の車両は、電動パワーステアリング装置を備えることができ、電動パワーステアリング装置は、ステアリングハンドルへの運転者による操作によって生じるステアリング系での操舵トルクを補助する補助トルクを発生させる。補助トルクの発生により、電動パワーステアリング装置は、運転者の負担を軽減することができる。補助トルクを与える補助トルク機構は、ステアリング系の操舵トルクをトルクセンサで検出し、この検出信号に基づき電子制御ユニットで駆動信号を発生し、この駆動信号に基づき操舵トルクに応じた補助トルクをモータで発生し、補助トルクを、減速機構を介してステアリング系に伝達する。
例えば日本国公開公報特開2002−345211号公報に開示される特許文献1は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットの構造を開示する。ここで、特許文献1の図1の制御基板43、金属基板41等(電子制御ユニット)は、電動機(モータ)4と一体に形成されている。言い換えれば、制御基板43、金属基板41等及び電動機4は、特許文献1の図1又は図7の単一の制御装置40を形成している。また、特許文献1の図1又は図3の内容によれば、電源コネクタ44及びトルクセンサコネクタ45は、回路ケース42から径方向外側に突出するよう設けられている。さらに、特許文献1の段落[0020]の記載によれば、金属基板41は、金属基板41と電動機4との間に配置されるヒートシンク25と密着されている。これにより、金属基板41の発熱部品で発生する熱は、ヒートシンク25に移る。
同様に、例えば日本国公開公報特開2012−143036号公報に開示される特許文献2は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットの構造を開示する。ここで、特許文献2の図2の制御基板71、パワー基板61等(電子制御ユニット)は、モータ40と一体に形成されている。言い換えれば、制御基板71、パワー基板61等及びモータ40は、特許文献2の図2又は図6の単一のコントローラ50を形成している。また、特許文献2の図5又は図7の内容によれば、電源コネクタ51及びトルク信号コネクタ53は、モータケース41から径方向外側に突出するよう設けられている。これにより、モータ40の軸方向の高さは、小型化される。さらに、特許文献2の段落[0024]の記載によれば、制御基板71は、制御基板71とパワー基板61との間に配置される放熱ブロック81又はヒートシンク80に取り付けられている。
一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、小型であることが望ましい。しかしながら、例えば電子制御ユニットがパワーステアリンゴ装置のギアボックスと並行に配置される時に、電子制御ユニットをギアボックスに取り付け難くなってしまうことを本発明者は認識した。また、一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、高い放熱効率を有することが望ましい。しかしながら、高い放熱効率を有する電動パワーステアリング用の電子制御ユニットを設計することは、当業者にとって困難である。
また例えば日本国公開公報特開2013−63689号公報に開示される特許文献3は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットの構造を開示する。ここで、特許文献3の図2の第1プリント基板(制御基板)14、金属基板(パワー基板)16等(電子制御ユニット)は、図3のモータ8と一体に形成されている。また、特許文献3の図1の内容によれば、熱伝達部材26の一端が金属基板16に配置される一方、熱伝達部材26の他端は、第1プリント基板14のマイコン(マイクロコンピュータ)24に配置される(特許文献3の図1の一点鎖線参照)。これにより、マイコン24で発生する熱は、金属基板16に移る。
一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、小型であることが望ましい。しかしながら、例えば特許文献3の第1プリント基板14では、熱伝達部材26と対応する位置にマイコン24を配置する必要があり、従って、第1プリント基板14を設計する時の自由度が低くなってしまう。また、一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、高い放熱効率を有することが望ましい。しかしながら、高い放熱効率を有する電動パワーステアリング用の電子制御ユニットを設計することは、当業者にとって困難である。
更に例えば日本国公開公報特開2011−228379号公報に開示される特許文献4は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットの構造を開示する。ここで、特許文献4の図7の制御基板30、パワーモジュール40等(電子制御ユニット)は、電動機(モータ)又はモータケース(モータカバー)11と一体に形成されている。また、特許文献4の要約書の記載によれば、パワーモジュール40の放熱面59は、絶縁放熱シート69を介してヒートシンク80と密着されている。これにより、パワーモジュール40の発熱部品で発生する熱は、ヒートシンク80に移る。
一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、高い放熱効率を有することが望ましい。しかしながら、高い放熱効率を有する電動パワーステアリング用の電子制御ユニットを設計することは、当業者にとって困難である。特に、特許文献4のパワーモジュール40では、放熱面59がパワートランジスタ(インバータ回路1,2)51〜58,61〜68及びシャント抵抗76に限定されているので、大きい電流が流れるパワーモジュール40の出力端子(例えば特許文献4のインバータ回路1,2と電動機との間の通電経路)側で発生する熱は、放熱されず、従って、その熱は、パワートランジスタ51〜58,61〜68の温度を上げてしまう。また、一般に、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットは、小型であることが望ましい。しかしながら、例えば電子制御ユニットがギアボックスと並行に配置される時に、電子制御ユニットをギアボックスに取り付け難くなってしまうことを本発明者は認識した。
特開2002−345211号公報 特開2012−143036号公報 特開2013−063689号公報 特開2011−228379号公報
本発明の1つの目的は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットであって、小型で、ギアボックスに取り付け易い電子制御ユニットを提供することである。本発明のもう1つの目的は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニットであって、高い放熱効率を有する電子制御ユニットを提供することである。また本発明のもう1つの目的は、高い設計自由度を有する電子制御ユニットを提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
本願の例示的な一実施形態(第一の実施形態)では、外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ駆動装置であって、回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、前記制御ユニットは、前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品により構成されたパワー部と、前記パワー部および前記モータを制御する制御基板と、金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、を少なくとも有し、前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介して間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、前記制御ユニットケースの前記外壁部の一部または全部、および前記平板部の一部または全部が、前記ヒートシンクにより構成されている。
このモータ駆動装置は、モータを格納するモータケースと、このモータを制御する制御ユニットを格納する制御ユニットケースとが、モータの回転軸方向で、一体的に結合されている。加えて制御ユニットに含まれる外部接続部の接続口も、モータの回転軸方向に設けられている。これらの構造により、回転軸方向において接続できる、小型でコンパクトな構造を実現している。特に径方向に細いモータ駆動装置を実現するのに有利である。
加えて制御ユニットケースが、パワー部等で生じた熱を伝達し、外気にて冷却するヒートシンクを兼ねていることで、効率的な冷却構造を実現している。この制御ユニットケースは、回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と周方向に円筒形状を有する外壁部とを有し、外壁部の外周側は外気と接している。本制御ユニットケースの平板部および外壁部の一部または全部が、金属のダイキャストにより製造された構造を有する。この平板部がパワー部に、後述する間接的に接触する接触構造を含む構造を有することで、パワー部等で生じた熱を効果的に吸収し、平板部と連結一帯に形成された外壁部にこの熱が伝わり、外壁部の外周面から外部に放出される。この外壁部全体が、ヒートシンクであることが望ましい。しかし外壁部の一部がヒートシンクであってもよい。また平板部は、発熱部であるパワー部等と接触する構造を有する部分はヒートシンクであることが望ましい。従って平板部の他の部分は、ヒートシンクでなくともよい。そしてこれらの構造により、制御ユニットケースとは別個にヒートシンクを有する場合に比較して、よりコンパクトで小型のモータ駆動装置を実現できる。
本願の例示的な他の一実施形態(第二の実施形態)では、外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ装置であって、回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、前記制御ユニットは、前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品により構成されたパワー部と、前記パワー部を制御する制御基板と、金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、を少なくとも有し、前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介する間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、前記パワー部は、前記インバータ回路を含む集積回路を、樹脂またはセラミックを含む素材でモールドされたパワーモジュールにより構成されている。
前記第一の実施形態と同様に、この実施形態では、モータケースと制御ユニットケースとが、モータの回転軸方向で、一体的に結合されている。これにより小型でコンパクトな構造を実現している。特に径方向に細いモータ駆動装置を実現するのに有利である。
これに加えて本実施形態のパワー部は、インバータ回路を含む集積回路を、樹脂またはセラミックを含む素材等でモールドされたパワーモジュールにより構成されている。このパワーモジュールは、一つのパワー系LSI部品として、小型でコンパクトな構造を有する。このパワーモジュールは、インバータ回路の一部を構成するベアチップを、LSIベース上に複数配置した構造を含んでもよい。その結果、複雑なインバータ回路を構成することが可能になり、設計自由度が向上する。加えて、従来のディスクリートなインバータ構成部品により形成された基板構造と比較すると、著しく小型化される。これにより従来に比較して著しく小型化されたモータ駆動装置を実現できる。
本願の例示的な更に他の一実施形態(第三の実施形態)では、外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ装置であって、回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、前記制御ユニットは、前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品より構成されたパワー部と、前記パワー部を制御する制御基板と、金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、金属製の放熱板と、を少なくとも有し、前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介する間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、前記放熱板と前記パワー部との間、前記パワー部と前記ヒートシンクとの間、の少なくとも何れかに、熱伝導部材が配置されている。
前記第一の実施形態と同様に、この実施形態では、モータケースと制御ユニットケースとが、モータの回転軸方向で、一体的に結合されている。これにより小型でコンパクトな構造を実現している。特に径方向に細いモータ駆動装置を実現するのに有利である。
これに加えて本実施形態では、金属製の放熱板と熱伝導部材とをさらに有する。これにより冷却性能の高いモータ駆動装置を実現できる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を例示する図である。 本発明に係る電動パワーステアリング用の電子制御ユニットの外観を例示する図である。 図1の電子制御ユニットの構成を例示する図である。 図2の電子制御ユニットの分解斜視図の第一の例を示す図である。 図2の電子制御ユニットの分解斜視図の第二の例を示す図である。 図2の電子制御ユニットの分解斜視図の第三の例を示す図である。 図2の電子制御ユニットの分解斜視図の第四の例を示す図である。 図8Aは、図2の電子制御ユニットの平面図であり、図8Bは、図2の電子制御ユニット(コネクタケースを除く)の平面図である。 図9Aは、図2のヒートシンク(パワーモジュールを含む)の平面図(裏面)であり、図9Bは、図2のヒートシンク(パワーモジュールを除く)の平面図(裏面)である。 図10Aは、図2のコネクタケース(電解コンデンサ及びコモンモードコイルを含む)の裏面を表す外観を例示する図であり、図10Bは、図2のコネクタケース(電解コンデンサ及びコモンモードコイルを除く)の裏面を表す外観を例示する図である。 図11A、図11B、図11C及び図11Dの各々は、図10Aに示されるコネクタケースの変形例におけるバスバーの配置説明図である。 図12は、図2の電子制御ユニットの分解斜視図を示す図である。 図13A及び図13Bの各々は、図12の放熱板、熱伝達部材及び制御基板の配置説明図であり、図13C及び図13Dは、それぞれ、図13A及び図13Bの放熱板の変形例を示す図であり、図13E及び図13Fは、それぞれ、図13A及び図13Bの放熱板のもう1つの変形例を示す図である。 図2の電子制御ユニットの分解斜視図を示す図である。 図15Aは、図14のヒートシンク、熱伝達部材及び制御基板の配置説明図であり、図15Bは、図15Aのヒートシンク及び熱伝達部材の変形例を示す図であり、図15Cは、図15Aの熱伝達部材のもう1つの変形例を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、モータの回転軸に沿う方向を回転軸方向と言い、回転軸に垂直な方向を径方向という。
図1は、電動パワーステアリング装置の概略構成例を示す。図1の例において、電動パワーステアリング装置は、電動パワーステアリング用の電子制御ユニット(制御部とも言う。)7を備える。具体的には、電動パワーステアリング装置は、車両のステアリングハンドル(例えばステアリングホイール)1から車両の操舵車輪(例えば前輪)に至るステアリング系に補助トルク(付加トルクとも言う。)を与える補助トルク機構を備えている。
図1の例において、ステアリング系は、ステアリングハンドル1にステアリングシャフト(ステアリングコラムとも言う。)及び自在軸継手を介して回転軸(ピニオン軸、入力軸とも言う。)を連結し、回転軸に例えばラックアンドピニオン機構であるギアボックス3を介してラック軸を連結し、ラック軸の両端に左右の操舵車輪を連結したものである。ラックアンドピニオン機構は、回転軸に有したピニオンと、ラック軸に有したラックとを備える。
ステアリング系によれば、運転者がステアリングハンドル1を操舵することで、その操舵トルクによりラックアンドピニオン機構を介して、操舵車輪を操舵することができる。
図1の例において、補助トルク機構は、ステアリングハンドル1に加えたステアリング系の操舵トルクをトルクセンサ2で検出し、この検出信号(トルク信号とも言う。)に基づき電子制御ユニット7で駆動信号を発生し、この駆動信号に基づき操舵トルクに応じた補助トルク(付加トルク)をモータ6で発生し、補助トルクを減速機構を介してラック軸に伝達するようにした機構である。
補助トルクがステアリング系に与えられる箇所によって、電動パワーステアリング装置は、ピニオンアシスト型、ラックアシスト型、コラムアシスト型等に分類することができる。図1の電動パワーステアリング装置は、ラックアシスト型を示しているが、電動パワーステアリング装置は、ピニオンアシスト型、コラムアシスト型等に適用してもよい。
モータ6は、例えばブラシレスモータであり、ブラシレスモータにおけるロータの回転角又はモータ6の回転角(回転信号とも言う。)は、電子制御ユニット7(例えば図3のマイクロコンピュータ25)によって検出される。ブラシレスモータのロータは、例えば永久磁石で構成され、図1の電子制御ユニット7は、その永久磁石(N極及びS極)の動きを例えば図3の磁気検出素子30で検出することができる。
図1の電子制御ユニット7は、例えば図3に示されるように、レギュレータ(電源回路)24、モータ電流(実電流)を検出する電流センサであるシャント抵抗RS1,RS2,RS3、マイクロコンピュータ25、モータ6(ブラシレスモータ)に駆動電流(3相交流電流)を通電するインバータ回路(FETブリッジ回路)Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6、磁気検出素子30等によって構成される。電子制御ユニット7は、トルク信号だけでなく、例えば車速信号も入力することができる。ここで、車速信号は、例えば車速センサによって検出されるが、例えばCAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して電子制御ユニット7に接続される他の電子制御ユニットによって検出又は算出されてもよい。図1の電子制御ユニット7又は図3のマイクロコンピュータ25は、トルク信号、車速信号等に基づいて、モータ6をベクトル制御することができる。
このような電子制御ユニット7は、少なくとも操舵トルク(トルク信号)に基づいて目標電流を設定し、好ましくは、例えば車速センサによって検出された車速(車速信号)及び磁気検出素子30によって検出されたロータの回転角(回転信号)も考慮して、目標電流を設定する。電子制御ユニット7は、電流センサによって検出されたモータ電流(実電流)が目標電流に一致するように、モータ6の駆動電流(駆動信号)を制御することができる。
電動パワーステアリング装置によれば、運転者の操舵トルクに応じてモータ6を正回転又は逆回転させて、モータ6の補助トルク(付加トルク)を加えた複合トルクにより、ラック軸で操舵車輪を操舵することができる。
図2は、本発明に従う電動パワーステアリング用の電子制御ユニット(図1の電子制御ユニット7)の外観例を示す。図2の例において、コネクタケース9は、外部コネクタを含み、ここで、外部コネクタは、トルク信号を入力することができる。また、コネクタケース9は、図1の電子制御ユニット7のカバーであり、図2のモータカバー61は、図1のモータ6のカバーである。図2のコネクタケース9とモータカバー61との間にヒートシンク13が配置され、ここで、ヒートシンク13は、パワーモジュール16及び制御基板19を固定し、好ましくは、例えば図4のパワーモジュール16及び制御基板19を格納する放熱用のハウジングである。
加えて、図2の方向DR1にヒートシンク13とコネクタケース9が配置されるように、電子制御ユニット7は、モータ6又はモータカバー61と一体に形成される。図2の例において、方向DR1がモータ6の例えば上側を指す場合、コネクタケース9は、ヒートシンク13(並びに、パワーモジュール16及び制御基板19)に対して例えば上方に配置されるので、コネクタケース9の外部コネクタの出っ張りを抑制し、小型の電動パワーステアリング用の電子制御ユニットを提供することができる。従って、例えば図1の電子制御ユニット7(及びモータ6)がギアボックス3と並行に配置される時に、電子制御ユニット7(及びモータ6)をギアボックス3に取り付け易い。なお、方向DR1は、図4のシャフト(回転軸)22の方向を表し、図2のコネクタケース9の外部コネクタは、図1のトルクセンサ2等と電子制御ユニット7とを接続する少なくとも1つの端子を有している。
図3は、図1の電子制御ユニット7の構成例を示す。図3の例において、図1の電子制御ユニット7は、パワーモジュール16を備え、パワーモジュール16は、モータ6に供給する駆動信号を生成するインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6を有している。ここで、パワーモジュール16は、図4で示されるように、モールド型のパワーモジュールで構成することができる。即ち、図3のインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6は、例えば図示せぬパワー基板に配置され、パワーモジュール16は、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6とパワー基板を例えば樹脂でモールドして形成されている。
次に、図3の例において、図1の電子制御ユニット7は、制御基板19を更に備えることができ、制御基板19は、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6を制御する制御回路を有している。ここで、制御回路は、図3で示されるように、マイクロコンピュータ25及びプリドライバ28で構成することができる。具体的には、マイクロコンピュータ25は、トルクセンサ2によって検出されるトルク信号に応じて、プリドライバ28を介して例えば6個のスイッチング素子で構成されるインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6を駆動させ、モータ6に電流を流すことができる。
好ましくは、電子制御ユニット7又はパワーモジュール16は、モータ6とインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6との接続を遮断可能なモータリレーを更に有することができる。ここで、モータリレーは、図3で示されるように、半導体リレーQ7,Q8,Q9で構成することができる。インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6に異常が生じる時に、パワーモジュール16又は半導体リレーQ7,Q8,Q9は、モータ6の制御を停止することができる。また、モータリレーが半導体リレーQ7,Q8,Q9で構成されるので、これにより、小型の電子制御ユニット7又はパワーモジュール16を提供することができる。
次に、好ましくは、電子制御ユニット7又はパワーモジュール16は、バッテリ4からの電力を遮断可能な電源リレーを更に有することができる。ここで、電源リレーは、図3で示されるように、半導体リレーQ10,Q11で構成することができる。バッテリ4又は電源電圧に異常が生じる時に、パワーモジュール16又は半導体リレーQ10,Q11は、バッテリ4からの電力を遮断することができる。また、電源リレーが半導体リレーQ10,Q11で構成されるので、これにより、小型の電子制御ユニット7又はパワーモジュール16を提供することができる。
次に、好ましくは、電子制御ユニット7又はパワーモジュール16は、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6が駆動する際にモータ6の例えばU,V,W巻線を流れるU,V,W相電流を検出するシャント抵抗RS1,RS2,RS3を更に有することができる。ここで、シャント抵抗RS1,RS2,RS3は、図3で示されるように、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6の低電位側に配置することができる。
なお、パワーモジュール16は、少なくともインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6を有する1つの部品であるが、パワーモジュール16は、複数の部品で構成されてもよい。また、パワーモジュール16は、前述の通り、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6だけでなく、モータリレー、電源リレー及び電流センサの少なくとも1つを有することができる。
次に、好ましくは、電子制御ユニット7又は制御基板19は、例えばシャント抵抗RS1に電流が流れる際に発生する電圧降下(例えばシャント抵抗RS1の両端電圧)を増幅してマイクロコンピュータ25に出力する検出電流増幅部27を更に有することができる。これにより、マイクロコンピュータ25は、シャント抵抗RS1,RS2,RS3を介してモータ6のモータ電流をより正確に検出することができ、より適切なモータ電流をモータ6に流すことができる。
また好ましくは、電子制御ユニット7又は制御基板19は、磁気検出素子30によって検出されたモータ6の回転信号を増幅してマイクロコンピュータ25に出力する信号増幅部26を更に有することができる。これにより、マイクロコンピュータ25は、モータ6の目標電流をより正確に設定することができる。具体的には、例えば永久磁石が電子制御ユニット7側又は制御基板19側のシャフト22(図4参照)上に設けられ、その永久磁石の近傍に磁気検出素子30が配置されるように、図4の制御基板19は、図3の磁気検出素子30を有している。シャフト22上の永久磁石が回転する際に図3の磁気検出素子30は、永久磁石の回転に伴う磁界の変化を検出することができる。マイクロコンピュータ25は、このような磁気検出素子30の出力(回転信号)を入力して、モータ6の回転角を演算することができる。磁気検出素子30は、例えば磁気抵抗センサ又はホールセンサであり、これにより、小型の電子制御ユニット7又は制御基板19を提供することができる。
なお、図3の電子制御ユニット7又はマイクロコンピュータ25は、イグニッションスイッチ5からのON/OFF信号を入力することができ、イグニッション5がOFFされる時に、磁気検出素子30及び信号増幅部26が作動し続けて、マイクロコンピュータ25は、モータ6の回転角を演算し続けてもよい。言い換えれば、図1のステアリングハンドル1に舵角センサが取り付けられていない時に、マイクロコンピュータ25は、常時、モータ6の回転信号から操舵角を演算することができる。但し、電子制御ユニット7又は制御基板19は、イグニッション5がOFFされる時にだけ作動する他のマイクロコンピュータ、他の磁気検出素子及び他の信号増幅部を有してもよい。もちろん、イグニッション5がOFFされる時に、電子制御ユニット7又は制御基板19は、モータ6の回転角を演算しなくてもよい。
図4は、図2の電子制御ユニット7の分解斜視図の1例を示す。図4の例において、電動パワーステアリング用の電子制御ユニット7は、コネクタケース9、ヒートシンク13、パワーモジュール16及び制御基板19を備える。電子制御ユニット7は、駆動信号の元となる電源電圧を平滑する例えば3つの電解コンデンサ10を更に備えることができ、ここで、電解コンデンサ10の数は、1つでもよく、複数でもよい。また、電子制御ユニット7は、ノイズフィルタを更に備えることができ、ここで、ノイズフィルタは、例えば2つのコイルで構成されるコモンモードコイル11である(図3参照)。図4のコネクタケース9は、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11を格納するユニットカバー部9−4を含むことができ、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11は、後述するように、コネクタケース9の電源端子又は通電経路と例えば溶接、半田、接着剤等で電気的に接続されている。
なお、ノイズフィルタ(第1のノイズフィルタ)は、コモンモードコイル11及び例えば2つのコンデンサで構成されてもよく(図3参照)、或いは、ノイズフィルタ(第1のノイズフィルタ)は、例えば2つのコンデンサだけで構成されてもよく、従って、図4のコネクタケース9又はユニットカバー部9−4は、電解コンデンサ10だけでなく、ノイズフィルタ(第1のノイズフィルタ)としての例えばコモンモードコイル11及び2つのコンデンサを格納してもよい。加えて、ノイズフィルタは、例えばコモンモードコイル11及び2つのコンデンサ(第1のノイズフィルタ)だけでなく、例えば制御基板19に配置される例えば1つのコンデンサ(第2のノイズフィルタ)を有してもよい(図3参照)。
電子制御ユニット7及びモータカバー61を示す図4を参照すれば、コネクタケース9、ヒートシンク13、パワーモジュール16及び制御基板19は、モータ6のシャフト22の方向(方向DR1)に、制御基板19、パワーモジュール16、ヒートシンク13、コネクタケース9の順で配置される。これにより、電子制御ユニット7は、モータ6の例えば上側に、モータ6と一体に形成することができる。
電子制御ユニット7及びモータカバー61を示す図5を参照すれば、コネクタケース9、ヒートシンク13、パワーモジュール16及び制御基板19は、モータ6のシャフト22の方向(方向DR1)に、制御基板19、ヒートシンク13、パワーモジュール16、コネクタケース9の順で配置される。これにより、電子制御ユニット7は、モータ6の例えば上側に、モータ6と一体に形成することができる。
特に、パワーモジュール16、制御基板19及びヒートシンク13は、パワーモジュール16、ヒートシンク13及び制御基板19の順で配置される。これにより、制御基板19をパワーモジュール16又はインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6から遠ざけることができ、ヒートシンク13の例えば上側又はパワーモジュール16で発生する熱を減少させることができる。従って、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6で発生する熱は、ヒートシンク13の例えば上面に移り易く、電子制御ユニット7は、高い放熱効率を有することができる。加えて、制御基板19で発生する熱は、ヒートシンク13の例えば下面に移り易く、電子制御ユニット7は、より一層高い放熱効率を有することができる。
なお図12の制御基板19で発生する熱は、後述するように、熱伝達部材32に移る(図13B参照)。次に、その熱は、放熱板17を介してヒートシンク13に移る(図13D参照)。ここで、制御基板19は、熱伝達部材32を有しないので、言い換えれば、制御基板19の本体(基板そのもの)には、図13Aの発熱部品19−1,19−2が配置されているに過ぎないので、制御基板19を設計する時の自由度が向上する。従って、高い設計自由度を有する電子制御ユニット7が提供される。
図6の構成では、特に、パワーモジュール16、制御基板19及びヒートシンク13は、パワーモジュール16、ヒートシンク13及び制御基板19の順で配置される。これにより、制御基板19をパワーモジュール16又はインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6から遠ざけることができ、ヒートシンク13の例えば上側又はパワーモジュール16で発生する熱を減少させることができる。従って、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6で発生する熱は、ヒートシンク13の例えば上面に移り易く、電子制御ユニット7は、高い放熱効率を有することができる。加えて、制御基板19で発生する熱は、ヒートシンク13の例えば下面に移り易く、電子制御ユニット7は、より一層高い放熱効率を有することができる。
図4に戻り、トルク信号を入力するコネクタ部9−3及び電源電圧を入力するコネクタ部9−1を有する外部コネクタを含むコネクタケース9がヒートシンク13、パワーモジュール16及び制御基板19に対して、例えば上方に配置される。これにより、コネクタ部9−1,9−3の出っ張りを抑制し、小型の電子制御ユニット7を提供することができる。加えて、コネクタケース9は、好ましくは、図1のイグニッションスイッチ5からのON/OFF信号を入力するコネクタ部9−2を更に有し、コネクタ部9−2の出っ張りも抑制される。従って、このような電子制御ユニット7が図1のギアボックス3と並行に配置される時に、電子制御ユニット7をギアボックス3に取り付け易い。
図4の電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11がコネクタケース9に挿入される状態で、コネクタケース9をヒートシンク13に組み付けることができる。ここで、好ましくは、コネクタケース9とヒートシンク13の間に例えばOリング12が挿入される。これにより、防水仕様の電子制御ユニット7を構成することができる。もちろん、Oリング12の代わりに、例えば接着剤が使用されてもよい。次に、コネクタケース9は、例えば4つの雄ネジ14,14,14,14を介してヒートシンク13に固定することができる。ここで、雄ネジ14,14,14,14の数は、1つでもよく、複数でもよく、また、少なくとも1つの雄ネジ14は、他の固定部材であってもよい。
次に、ヒートシンク13にパワーモジュール16を取り付ける。ここで、好ましくは、ヒートシンク13とパワーモジュール16との間に熱伝導部材15が挿入される。加えて、好ましくは、パワーモジュール16の表面は、放熱板17を介してヒートシンク13と密着されている。これらにより、パワーモジュール16の発熱部品(インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6)で発生する熱は、ヒートシンク13に移り易く、電子制御ユニット7は、より一層高い放熱効率を有することができる。図4の例において、パワーモジュール16は、例えば2つの雄ネジ18,18を介してヒートシンク13に固定することができる。ここで、雄ネジ18,18の数は、1つでもよく、3つ以上でもよく、また、少なくとも1つの雄ネジ18は、他の固定部材であってもよい。
図4の例において、2つの雄ネジ18,18は、放熱板17と一緒に、パワーモジュール16及び熱伝導部材15をヒートシンク13に固定し、従って、放熱板17は、パワーモジュール16の裏面と密着されている。パワーモジュール16の表裏又は上下にヒートシンク13及び放熱板17が配置される。これにより、パワーモジュール16で発生する熱は、ヒートシンク13及び放熱板17に移り易く、電子制御ユニット7は、より一層高い放熱効率を有することができる。ここで、放熱板17は、例えば金属板であるが、もちろん、放熱板17の代わりに放熱機能を有しない固定部材が使用されてもよく、代替的に、放熱板17の代わりにパワーモジュール16がネジ穴(貫通孔)を有してもよい。しかしながら、パワーモジュール16の小型化に伴い、パワーモジュール16で発生する熱は、多くなるので、パワーモジュール16の表面(パワー基板)側だけでなく、パワーモジュール16の裏面(樹脂及び/又はインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6)側にも、放熱部材が配置されることが好ましい。
一方図12において、熱伝達部材32が放熱板17と制御基板19との間に配置されるように、パワーモジュール16側に制御基板19を固定する。ここで、制御基板19は、例えば雄ネジ(図示せず)を介してヒートシンク13に固定することができる。代替的に、制御基板19は、コネクタケース9の例えば爪(図示せず)に固定することができる。また、熱伝達部材32は、例えば予め放熱板17に接着剤等で固定してもよく、代替的に、熱伝達部材32は、予め放熱板17の上に置いて放熱板17と制御基板19との間の嵌め込み等で固定されてもよい。
加えて、パワーモジュール16の端子(脚)及びコネクタケース9の端子(電源端子、信号端子(例えばプレスフィット端子))は、制御基板19の例えばスルーホールを介して、半田等で制御基板19の例えば配線等の通電経路に電気的に接続されている。なお、パワーモジュール16側に制御基板19が固定された後に、電源電圧(バッテリ4の正極の電位と負極の電位(GND)との差)を規定する高電位側電源ライン及び/又は低電位側電源ライン(コネクタケース9の電源端子)と、高電位側電源ライン及び/又は低電位側電源ラインに接続される制御基板19の通電経路の一部(例えばバスバー)とは、例えば溶接で電気的に接続されている。同様に、パワーモジュール16を介してモータ6に繋がる通電経路である出力端子と、出力端子に接続されるパワーモジュール16の端子(脚)の一部とは、例えば溶接で電気的に接続されている。
一方図6において、好ましくは、パワーモジュール16と放熱板17との間に熱伝導部材32が挿入される。熱伝導部材32は、パワー部であるパワーモジュール16にて発生する熱を放熱板17に移り易くさせる。特に、モールド型のパワーモジュール16の場合は、その表裏は平坦であるので、パワーモジュール16は、ヒートシンク13及び放熱板17に密着され易い。熱伝導部材15,32は、例えばグリス、放熱シート等であり、パワーモジュール16は、熱伝導部材15,32を介して、ヒートシンク13及び放熱板17により一層密着され易い。もちろん、パワー部は、パワーモジュール16の代わりに、金属基板で構成されるパワー基板(非モールド型)で形成されてもよい。次に、コネクタケース9は、例えば4つの雄ネジ14,14,14,14を介してヒートシンク13(及びパワーモジュール16)に固定することができる。ここで、雄ネジ14,14,14,14の数は、1つでもよく、複数でもよく、また、少なくとも1つの雄ネジ14は、他の固定部材であってもよい。
図7は、図2の電子制御ユニット7の分解斜視図のもう1つの例を示す。ここで制御基板、パワー部、ヒートシンクは、DR1の方向でモータ側から、制御基板、パワー部、ヒートシンクの順で配置されている。図7に示されるように、パワーモジュール16、放熱板17及び熱伝導部材15,32は、ヒートシンク13と制御基板19との間に配置されてもよい。
図4に戻り、電子制御ユニット7をモータ6に組み付けることができる。ここで、好ましくは、電子制御ユニット7(ヒートシンク13)とモータ6又はモータカバー61の間に例えばOリング20が挿入される。これにより、防水仕様の電子制御ユニット7を構成することができる。もちろん、Oリング20の代わりに、例えば接着剤が使用されてもよい。電子制御ユニット7がモータ6に組み付けられる状態で、出力端子L7,L8,L9(図10参照)とモータ6の三相線21とは、例えば嵌め込みで電気的に接続されている。最後に、コネクタケース9の外縁に設けられた穴及びヒートシンク13の外縁に設けられた穴は、例えば2つの雄ネジ(図2参照)を介してモータカバー61の外縁に設けられた穴に固定することができる。ここで、電子制御ユニットは、他の固定部材を介して、モータ6又はモータカバー61と一体に形成されてもよい。
図8Aは、図2の電子制御ユニット7の平面図を示し、図8Bは、図2の電子制御ユニット7(コネクタケース9を除く)の平面図を示す。図8A及び図8Bに示されるように、平面視において、コネクタケース9の外形は、ヒートシンク13の外形と等しい。なお、コネクタケース9の外形は、ヒートシンク13の外形よりも小さくてもよい。図8Aにおいて、コネクタケース9の外形は、外縁に設けられた穴又は凸部を除き、直径R1で規定される円形を示し、図8Bにおいて、ヒートシンク13の外形は、外縁に設けられた穴又は凸部を除き、直径R1と等しい直径R2で規定される円形を示している。
図8Aの例において、電源電圧を入力するコネクタ部9−1は、高電位側電源ライン及び低電位側電源ラインを形成する電源端子L1,L2(図3参照)を有している。また、トルク信号を入力するコネクタ部9−3及びON/OFF信号を入力するコネクタ部9−2は、信号端子を有している。
図9Aは、図2のヒートシンク13(パワーモジュール16を含む)の平面図(裏面)を示し、図9Bは、図2のヒートシンク13(パワーモジュール16を除く)の平面図(裏面)を示す。図9A及び図9Bに示されるように、2つの雄ネジ18,18は、放熱板17と一緒に、パワーモジュール16及び熱伝導部材15をヒートシンク13に固定することができる。ここで、熱伝導部材15は、ヒートシンク13とパワーモジュール16との間に配置され、パワーモジュール16の表面の大部分を覆い、又はパワーモジュール16の表面の大部分と密着されている。
図10Aは、図2のコネクタケース9(電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11を含む)の裏面を表す外観例を示し、図10Bは、図2のコネクタケース9(電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11を除く)の裏面を表す外観例を示す。図10A及び図10Bに示されるように、コネクタケース9のユニットカバー部9−4は、電解コンデンサ10,10,10及びコモンモードコイル11を格納することができる。また、コネクタケース9のユニットカバー部9−4又は凹部には、複数の爪9−5が設けられ、複数の爪9−5は、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11の挿入をガイドすることができる。電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11がユニットカバー部9−4又は凹部に完全に挿入される状態で、コモンモードコイル11及び電解コンデンサ10は、コネクタケース9の電源端子L1,L2及び通電経路L3,L4(L6),L5(図3参照)と例えば溶接、半田、接着剤等で電気的に接続又は固定することができる。
電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11をコネクタケース9に近づけることができ、言い換えれば、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11は、専用基板を介さないで、電源電圧(高電位側電源ライン及び低電位側電源ライン)が供給され、これにより、電子制御ユニット7を構成する部品の数の増加が抑制される。従って、小型の電子制御ユニット7又は製造コストが低減される電子制御ユニット7が提供される。加えて、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11をパワーモジュール16又はインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6から遠ざけることができ、パワーモジュール16で発生する熱を減少させることができる。これにより、インバータ回路パワーモジュール16で発生する熱は、ヒートシンク13に移り易く、電子制御ユニット7は、高い放熱効率を有することができる。
また、図10Aを参照すれば、コネクタケース9は、電源端子L1,L2及び信号端子(例えばプレスフィット端子)だけでなく、電源電圧をインバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6に供給するための通電経路L3,L4(L6),L5及び駆動信号をモータ6に供給するための通電経路(出力端子L7,L8,L9)も含んでいる。電源端子L1,L2を有するコネクタ部9−1及び信号端子(例えばトルク信号)を有するコネクタ部9−3だけでなく、通電経路L3,L4(L6),L5及び出力端子L7,L8,L9も、一体成形され、これにより、コネクタケース9が形成される。通電経路L5,L6がコネクタケース6に固定される時に、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6又はパワーモジュール16を通電経路L1,L2,L3,L4及び電源端子L1,L2又はコネクタ部9−1に接続し易い。また、出力端子L7,L8,L9がコネクタケース9に固定される時に、インバータ回路Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6又はパワーモジュール16を三相線21又はモータ6に接続し易い。
図11A、図11B、図11C及び図11Dの各々は、図10Aに示されるコネクタケース9の変形例におけるバスバーの配置説明図を示す。図10Aの例において、通電経路L4(L6),L5及び電源端子L1,L2等は、一体成形されている。しかしながら、通電経路L4(L6),L5は、コネクタケース9から独立してもよい。具体的には、バスバーである通電経路L4(L6),L5は、図11BとDに示さるように、例えば樹脂100でモールドされている。通電経路L4(L6),L5又はバスバーは、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11と直接に接続される部材である。従って、このような別部材を構成する通電経路L4(L6),L5及び樹脂100は、電解コンデンサ10、コモンモードコイル11等の大型の部品に接続し易い。言い換えれば、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11が別部材(通電経路L4(L6),L5及び樹脂100)に固定される状態で、その別部材をユニットカバー部9−4に挿入することができる。これにより、コネクタケース9の変形例において、ユニットカバー部9−4は、電解コンデンサ10及びコモンモードコイル11だけでなく、通電経路L4(L6),L5及び樹脂100も格納することができる。
図13A及び図13Bの各々は、図12の放熱板17、熱伝達部材32及び制御基板19の配置説明図を示す。図13C及び図13Dは、それぞれ、図13A及び図13Bの放熱板17の変形例を示す。図13E及び図13Fは、それぞれ、図13A及び図13Bの放熱板17のもう1つの変形例を示す。制御基板19は、図3に示されるような複数の部品を有し、複数の部品の全部又は一部は、制御基板19の例えば表面(パワーモジュール16側)に配置することができる。図13Bの例において、制御基板19の例えば表面に発熱部品19−1が配置される一方、制御基板19の例えば裏面に発熱部品19−2が配置されている。制御基板19の発熱部品19−1,19−2には、図3のマイクロコンピュータ25、レギュレータ24、プリドライバ28等が含まれる。言い換えれば、図13Bの例において、2つの発熱部品19−1,19−2が示されているが、熱伝達部材32と密着される発熱部品の数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
図13A及び図13Bに示されるように、放熱板17は、例えば直線状の形状を有することができ、熱伝達部材32は、放熱板17と制御基板19との間に配置されている。ここで、熱伝達部材32が例えば発熱部品19−1又は制御基板19の取り付けをガイドするように、熱伝達部材32は、予め凹部を含んでもよく、或いは、熱伝達部材32は、凹部を含まない弾性部材である例えば直方体状の形状を有してもよい。図13Bを参照すれば、熱伝達部材32は、発熱部品19−1に直接に密着され、発熱部品19−2に間接に密着されている。熱伝達部材32が発熱部品19−2に間接に密着される時に、熱伝達部材32は、制御基板19の本体(基板そのもの)に直接に密着されている。このように、制御基板19の発熱部品発熱部品19−1,19−2の位置に応じて、熱伝達部材32を配置することができる。
図13C及び図13Dに示されるように、放熱板17が制御基板19の発熱部品19−1,19−2に近づくように、放熱板17は、発熱部品19−1,19−2に向く凸部(段差)を有してもよい。パワーモジュール16又はヒートシンク13と制御基板19との距離が長くなる状況であっても、制御基板19で発生する熱は、熱伝達部材32に移り易い。2つの雄ネジは、放熱板17と一緒に、パワーモジュール16(及び熱伝導部材15)をヒートシンク13に固定することができる。ここで、図12の熱伝導部材15は、ヒートシンク13とパワーモジュール16との間に配置され、パワーモジュール16の表面の大部分を覆い、又はパワーモジュール16の表面の大部分と密着されている。
図13E及び図13Fに示されるように、放熱板17が制御基板19の発熱部品19−1,19−2に近づくように、放熱板17は、パワーモジュール16と密着される第1の密着部(表面)と、熱伝達部材32と密着される第2の密着部(裏面)17−1と、第1の密着部と第2の密着部との間の折り曲げ部を有してもよい。パワーモジュール16又はヒートシンク13と制御基板19との距離が長くなる状況であっても、制御基板19で発生する熱は、熱伝達部材32に移り易い。加えて、図13Fの例において、制御基板19の例えば表面に発熱部品19−1,19−2が配置されている。このように、制御基板19の例えば表面に多くの発熱部品19−1,19−2が配置される時に、熱伝達部材32と密着される第2の密着部(裏面)17−1の面積は、パワーモジュール16と密着される第1の密着部(表面)の面積よりも大きく設計することができる。
図13A〜図13Fに示されるように、制御基板19が複数の発熱部品19−1,19−2を有する時に、熱伝達部材32は、幾つかの発熱部品(少なくとも2つの発熱部品)に一括に密着することができる。代替的に、熱伝達部材32は、複数の熱伝達部材であってもよく、複数の熱伝達部材は、制御基板に個別に密着することができる。即ち、例えば図13Bの熱伝達部材32を例えば2つに分割し、その2つのうちの一方が例えば発熱部品19−1と密着されてもよく、その2つのうちの他方が例えば発熱部品19−2と密着されてもよい。
図15Aは、図14のヒートシンク13、熱伝達部材32及び制御基板19の配置説明図を示す。図15Bは、図15Aのヒートシンク13及び熱伝達部材32の変形例を示す。図15Cは、図15Aの熱伝達部材32のもう1つの変形例を示す。図15Aの例において、制御基板19の例えば表面に発熱部品19−1が配置される一方、制御基板19の例えば裏面に発熱部品19−2が配置されている。制御基板19の発熱部品19−1,19−2には、図3のマイクロコンピュータ25、レギュレータ24、プリドライバ28等が含まれる。言い換えれば、図5(A)の例において、2つの発熱部品19−1,19−2が示されているが、熱伝達部材32と密着される発熱部品の数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
図14及び図15Aに示されるように、熱伝達部材32がヒートシンク13に設置される設置面13−1は、例えば平坦である。ここで、熱伝達部材32が例えば発熱部品19−1又は制御基板19の取り付けをガイドするように、熱伝達部材32は、予め凹部を含んでもよく、或いは、熱伝達部材32は、凹部を含まない弾性部材である例えば直方体状の形状を有してもよい(図14参照)。図15Aを参照すれば、熱伝達部材32は、発熱部品19−1に直接に密着され、発熱部品19−2に間接に密着されている。熱伝達部材32が発熱部品19−2に間接に密着される時に、熱伝達部材32は、制御基板19の本体(基板そのもの)に直接に密着されている。このように、制御基板19の発熱部品発熱部品19−1,19−2の位置に応じて、熱伝達部材32を配置することができる。
図15Bに示されるように、ヒートシンク13又は設置面13−1が制御基板19の例えば発熱部品19−2に近づくように、設置面13−1は、発熱部品19−2に向く凸部(段差)を有してもよい。ヒートシンク13又は設置面13−1と制御基板19との距離が長くなる状況であっても、制御基板19で発生する熱は、熱伝達部材32に移り易い。また、図15Cに示されるように、熱伝達部材32は、制御基板19の部品19−3に密着されなくてもよい。制御基板19の部品19−3には、発熱部品以外の部品が含まれ、特に、コンデンサ等の大きい高さを有する部品は、設置面13−1の凹部に配置することができる。
図15Aに示されるように、制御基板19が複数の発熱部品19−1,19−2を有する時に、熱伝達部材32は、幾つかの発熱部品(少なくとも2つの発熱部品)に一括に密着することができる。代替的に、図15Bに示されるように、熱伝達部材32は、複数の熱伝達部材であってもよく、複数の熱伝達部材は、制御基板19に個別に密着することができ、例えば2つ熱伝達部材32のうちの一方が例えば発熱部品19−1と密着され、2つの熱伝達部材32うちの他方が例えば発熱部品19−2と密着されている。
本発明は、上述の例示的な最良の実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な最良の実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
次に本明細書の発明の概要にて記載した3つの例示的な実施形態について、これらと関連する実施形態について、以下に整理して記述する。なお本明細書の説明では、パワーモジュールは、インバータ回路を含む回路を、樹脂やセラミックにてモールドあるいは成形された集積回路モジュールとして記載している。しかしこれは、同等機能を実現するインバータ回路等を含む回路基板を用いても良い。またその逆の代替も可能である。
第一の関連実施形態は、前記第一〜三の実施形態のモータ駆動装置であって、外部接続部は、少なくとも電源接続コネクタおよび信号接続コネクタを有し、これらが樹脂を含む材料により連結され、一体に成型された構造を有する。
外部接続部が一つの部品として、樹脂等で一体的に成型された構造を有することから、モータ駆動装置の組み立てが容易となる。また外部との接続がコネクタにより行われることから、簡便且つ確実に外部との電気的接続が確保できる。これによりモータ駆動装置の電動パワーステアリング装置への組み込みが容易となり、且つ信頼性が向上する。
また第二の関連実施形態は、前記第一〜三の実施形態のモータ駆動装置であって、前記外部接続部は、少なくとも電源線に接続されたバスバーを有し、外部接続部には回転軸方向に窪んだ凹形状の収容部を有し、この収容部には少なくともコンデンサまたはノイズフィルタを含む収容部品を収容し、この収容部品はバスバーに電気的に接続されている。
外部接続部のスペースを、本装置では、コンデンサやノイズフィルタが必ず必要である。これらの部品は本装置で用いる他の電子部品に比較して大きな外形形状を有している。また外部接続部は、外部から供給される電源線や信号線を、確実に内部回路と接続するために、一定以上のスペースが必要となる。他方本モータ駆動装置は、車両性能の高度化等に対応してコンパクトな外形形状にすることが求められている。そこで本第二の関連実施形態では、コンデンサやノイズフィルタ等の大型部品を、本モータ駆動装置で必須の外部接続部が占めるスペースの隙間等に重ねる形式で配置する。これにより本モータ駆動装置の内部スペースが有効に活用され、小型の装置を実現できる。
更に本第二の関連実施形態では、コンデンサやノイズフィルタ等の大型部品と、電源に接続されたバスバーとが、外部接続部の内部または近傍で、溶接やはんだ付け等の手段にて、直接接続されている。従来これら大型部品は、制御基板やインバータ回路が搭載されたパワー基板上に配置され、且つ電気接続されていた。従ってこれらの大型部品はこれらの基板上のスペースを占有していた。これに対し本第二の関連実施形態では、これらの大型部品を外部接続部内の空間に移し、且つバスバーに電気的に接続すること、大きなスペースの有効活用を実現する。これにより従来に比較して一層小型のモータ鼓動装置を実現できる。
更に第三の関連実施形態は、前記第一〜三の実施形態のモータ駆動装置であって、前記制御ユニットは、放熱板を更に有し、前記パワー部は、前記ヒートシンクと前記放熱板との間に配置される。
パワーステアリング装置用のモータ駆動装置は、大きな駆動力が必要になる。その為には、大電流をインバータ回路等のパワー素子に供給する必要があり、パワー素子を搭載したパワー部の発熱が問題となる。この発熱したパワー部を効果的に冷却するため、本モータ駆動装置では、金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクに加えて、金属製の放熱板を備える。
第三の関連実施形態の他の態様では、更に前記放熱板は、前記パワー部または前記ヒートシンクの少なくとも何れかに接触している。接触させることで、パワー部の熱を、効果的にヒートシンクに伝えることができる。その結果、放熱板に加えてヒートシンクでも効果的な冷却が行われる。
第三の関連実施形態の他の態様では、熱伝導部材は、直接的または別部材を介して間接的に、パワー部、放熱板、ヒートシンクの少なくともいずれかに接触している。パワー部の温度上昇を抑えるために、熱伝導性が高く、且つ他の部品との接触面積を容易に大きくすることができる可塑性材料や流動性ある部材等を含む熱伝導部材を、パワー部に直接または間接的に接触させる。これによりパワー部の熱を直接、または間接的に放熱板またはヒートシンクに伝え、冷却効率を高める。
第三の関連実施形態の他の態様では、更に前記パワー部は、前記放熱板に設けられた固定機構により、前記制御ユニットケースに固定されている。放熱板に設けられた固定機構で、パワー部をモータ駆動装置の本体に固定できる。これによりパワー部に本体に取り付けるための構造を設ける必要がなく、パワー部の小型化が可能になる。またこの固定機構はネジである。ネジにより簡便に固定できる。
1・・・ステアリングハンドル、2・・・トルクセンサ、3・・・ギアボックス、5・・・イグニッションスイッチ、6・・・モータ、7・・・電子制御ユニット(制御部)、9・・・コネクタケース、9−1,9−2,9−3・・・コネクタ部、9−4・・・ユニットカバー部、13・・・ヒートシンク、13−1・・・設置面、16・・・パワーモジュール、17・・・放熱板、19・・・制御基板、19−1,19−2・・・発熱部品、22・・・シャフト、24・・・レギュレータ、25・・・マイクロコンピュータ、26・・・信号増幅部、27・・・検出電流増幅部、30・・・磁気検出素子、32・・・熱伝達部材、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6・・・インバータ回路。

Claims (12)

  1. 外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ駆動装置であって、
    回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、
    前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、
    前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、
    前記制御ユニットは、
    前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、
    前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品により構成されたパワー部と、
    前記パワー部および前記モータを制御する制御基板と、
    金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、を少なくとも有し、
    前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介して間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、
    前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、
    前記制御ユニットケースの前記外壁部の一部または全部、および前記平板部の一部または全部が、前記ヒートシンクにより構成されている。
  2. 外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ装置であって、
    回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、
    前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、
    前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、
    前記制御ユニットは、
    前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、
    前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品により構成されたパワー部と、
    前記パワー部を制御する制御基板と、
    金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、を少なくとも有し、
    前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介する間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、
    前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、
    前記パワー部は、前記インバータ回路を含む集積回路を、樹脂またはセラミックを含む素材でモールドされたパワーモジュールにより構成されている。
  3. 外部から電源および外部信号を供給される、電動パワーステアリング用のモータ装置であって、
    回転軸を有し、モータケースに収容されたモータと、
    前記モータの前記回転軸方向に隣接して配置され、前記モータを制御する制御ユニットと、
    前記モータおよび前記制御ユニットに、前記電源および前記外部信号を送受する外部接続部と、を有し、
    前記制御ユニットは、
    前記回転軸に対して垂直方向に広がる平板部と、周方向に円筒形状を有する外壁部を含む制御ユニットケースと、
    前記モータに駆動パワーを供給するインバータ回路を含む部品より構成されたパワー部と、
    前記パワー部を制御する制御基板と、
    金属ダイキャストにより製造された構造を有するヒートシンクと、金属製の放熱板と、を少なくとも有し、
    前記モータケースと前記制御ユニットケースとは、一部または全部が、直接的または接続部材を介して間接的に、相互に結合されることで、前記回転軸方向に一体化され、
    前記外部接続部は、前記電源および前記外部信号を、前記回転軸方向から接続される接続口を有し、
    前記放熱板と前記パワー部との間、前記パワー部と前記ヒートシンクとの間、の少なくとも何れかに、熱伝導部材が配置されている。
  4. 前記外部接続部は、少なくとも電源接続コネクタおよび信号接続コネクタを有し、これらが樹脂を含む材料により連結され、一体に成型された構造を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記外部接続部は、少なくとも電源線に接続されたバスバーを有し、
    前記外部接続部には前記回転軸方向に窪んだ凹形状の収容部を有し、該収容部には少なくともコンデンサまたはノイズフィルタを含む収容部品を収容し、
    前記収容部品は前記バスバーに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記制御ユニットは、放熱板を更に有し、
    前記パワー部は、前記ヒートシンクと前記放熱板との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記放熱板は、前記パワー部または前記ヒートシンクの少なくとも何れかに接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  8. 熱伝導部材は、直接的または別部材を介して間接的に、前記パワー部、前記放熱板、前記ヒートシンクの少なくともいずれかに接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  9. 前記パワー部は、前記放熱板に設けられた固定機構により、前記制御ユニットケースに固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  10. 前記固定機構は、ネジであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  11. 前記制御ユニットは、放熱板を更に有し、
    前記放熱板、前記パワー部、前記ヒートシンク、前記制御基板は、前記外部接続部と前記モータとの間で、前記回転軸方向に、前記モータ側から、前記制御基板、前記ヒートシンク、前記パワー部、前記放熱板の順で配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  12. 前記パワー部、前記ヒートシンク、前記制御基板は、前記外部接続部と前記モータとの間で、前記回転軸方向に、前記モータ側から、前記制御基板、前記パワー部、前記ヒートシンクの順で配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載のモータ駆動装置。


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