JP6723201B2 - 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置に係り、特に電子制御装置を内蔵した電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
一般的な産業機械分野においては、電動モータによって機械系制御要素を駆動することが行われているが、最近では電動モータの回転速度や回転トルクを制御する半導体素子等からなる電子制御部を電動モータに一体的に組み込む、いわゆる機電一体型の電動駆動装置が採用され始めている。
機電一体型の電動駆動装置の例として、例えば自動車の電動パワーステアリング装置においては、運転者がステアリングホィールを操作することにより回動するステアリングシャフトの回動方向と回動トルクとを検出し、この検出値に基づいてステアリングシャフトの回動方向と同じ方向へ回動するように電動モータを駆動し、操舵アシストトルクを発生させるように構成されている。この電動モータを制御するため、電子制御部(ECU:Electronic Control Unit)がパワーステアリング装置に設けられている。
従来の電動パワーステアリング装置としては、例えば、特開2016−362246号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。特許文献1には、電動モータ部と電子制御部とにより構成された電動パワーステアリング装置が記載されている。そして、電動モータ部の電動モータは、アルミ合金等から作られた筒部を有するモータハウジングに収納され、電子制御部の電子部品が実装された基板は、モータハウジングの軸方向の出力軸とは反対側に配置されたECUハウジングの閉塞蓋として機能するヒートシンクに取り付けられている。
ヒートシンクに取り付けられる基板には、電源回路部、電動モータを駆動制御するMOSFET、或いはIGBT等のようなパワースイッチング素子を有する電力変換回路部(パワーモジュール)、及びパワースイッチング素子を制御する制御回路部が載置され、パワースイッチング素子の出力端子と電動モータの入力端子とはバスバーを介して電気的に接続されている。
そして、ヒートシンクに取り付けられた電子制御部には、合成樹脂から作られたコネクタケースを介して電源から電力が供給され、また検出センサ類から運転状態等の検出信号が供給されている。コネクタケースは蓋体として機能しており、ヒートシンクを密閉して塞ぐように固定され、また固定ねじによってヒートシンクの外周表面に固定されている。
尚、この他に電子制御装置を一体化した電動駆動装置としては、電動ブレーキや各種油圧制御用の電動油圧制御器等が知られているが、以下の説明では代表して電動パワーステアリング装置について説明する。
特開2016−36246号公報
ところで、この種の電動パワーステアリング装置においては、自動車のエンジンルーム内の狭小空間への搭載が必要であり小型化が強く求められている。このため、電力変換回路部をモータハウジングの端面壁に配置し、パワースイッチング素子の出力端子と電動モータの入力端子をバスバーによって電気的に接続している。尚、電動モータの入力端子は端面壁に形成した引出孔からパワースイッチング素子の出力端子付近に引き出されている。
そして、この出力端子側のバスバーと入力端子側のバスバーは、先端面が互いに向き合うようにして接触され、その先端部でTIG(タングステン・イナート・ガス)溶接されている。ここで、このTIG溶接を行なうにあたり、重要な溶接条件の1つは互いに溶接されるバスバーの位置精度を高めることである。溶接されるバスバーの位置精度を高めるには、一般的に、合成樹脂によってパッケージ化された電力変換回路部の位置決め機構を新たに構築する、或いは特別な治具機構によって電力変換回路部を別に設けた位置決め壁に押し付けて位置決めするといった方法が考えられる。
しかしながら、上述した通り、電動パワーステアリング装置においては、小型化が求められているので、上述した位置決め機構を新たに構築する、或いは特別な治具機構によって電力変換回路部を位置決め壁に押し付けて位置決めするといった方法を採用すると、新たな位置決め機構や位置決め壁に押し付けるための空間が必要となり、小型化を阻害する恐れが大きくなる。
本発明の主たる目的は、特別な位置決め機構を新たに設けることなく、既存の構成部品を利用して電力変換回路部の位置決めができ、しかも外観形状を小さくできる新規な電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の特徴は、電力変換回路部を被覆する合成樹脂の一部に、モータハウジングの端面壁に形成された基板固定部によって位置決めされる位置決め部を形成した、ところにある。
本発明によれば、既存の基板固定部を利用して電力変換回路部に形成した位置決め部の位置決めを行なうため、特別な位置決め機構を新たに設けること必要がないので外観形状を小さくでき、しかもバスバーの位置決め精度を向上できる。
本発明が適用される一例としての操舵装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態になる電動パワーステアリング装置の全体斜視図である。 図2に示す電動パワーステアリング装置の分解斜視図である。 図3に示すモータハウジングの斜視図である。 図4に示すモータハウジングを軸方向に断面した断面図である。 図4に示すモータハウジングに電力変換回路部を載置した状態を示す斜視図である。 図4に示すモータハウジングに電源回路部を載置した状態を示す斜視図である。 図4に示すモータハウジングに制御回路部を載置した状態を示す斜視図である。 図4に示すモータハウジングに金属カバーを固定する状態を示す斜視図である。 図6に示す電力変換回路部だけを抜き出した電力変換回路部の上面図である。 図6に示す電力変換回路部を載置した状態で、モータハウジングとは反対側から見た正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の実施形態を説明する前に本発明が適用される一例としての操舵装置の構成について図1を用いて簡単に説明する。
まず、自動車の前輪を操舵するための操舵装置について説明する。操舵装置1は図1に示すように構成されている。図示しないステアリングホイールに連結されたステアリングシャフト2の下端には図示しないピニオンが設けられ、このピニオンは車体左右方向へ長い図示しないラックと噛み合っている。このラックの両端には前輪を左右方向へ操舵するためのタイロッド3が連結されており、ラックはラックハウジング4に覆われている。そして、ラックハウジング4とタイロッド3との間にはゴムブーツ5が設けられている。
ステアリングホイールを回動操作する際のトルクを補助するため、電動パワーステアリング装置6が設けられている。即ち、ステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとを検出するトルクセンサ7が設けられ、トルクセンサ7の検出値に基づいてラックにギヤ10を介して操舵補助力を付与する電動モータ部8と、電動モータ部8に配置された電動モータを制御する電子制御装置(ECU)部9とが設けられている。電動パワーステアリング装置6の電動モータ部8は、出力軸側の外周部の3箇所が図示しないボルトを介してギヤ10に接続され、電動モータ8部の出力軸とは反対側に電子制御部9が設けられている。
電動パワーステアリング装置6においては、ステアリングホイールが操作されることによりステアリングシャフト2がいずれかの方向へ回動操作されると、このステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとをトルクセンサ7が検出し、この検出値に基づいて制御回路部が電動モータの駆動操作量を演算する。この演算された駆動操作量に基づいて電力変換回路部のパワースイッチング素子により電動モータが駆動され、電動モータの出力軸はステアリングシャフト1を操作方向と同じ方向へ駆動するように回動される。出力軸の回動は、図示しないピニオンからギヤ10を介して図示しないラックへ伝達され、自動車が操舵されるものである。これらの構成、作用は既によく知られているので、これ以上の説明は省略する。
上述したように、電力変換回路部の出力端子側のバスバーと電動モータの入力端子側のバスバーは、先端面が互いに向き合うようにして接触され、その先端部でTIG溶接されている。そして、このTIG溶接を行なうにあたり、重要な溶接条件の1つは互いに溶接されるバスバーの位置精度を高めることである。溶接されるバスバーの位置精度を高めるには、電力変換回路の位置決め機構を新たに構築する、或いは特別な治具機構によって電力変換回路部を別に設けた位置決め壁に押し付けて位置決めするといった方法がある。
しかしながら、電動パワーステアリング装置においては、小型化が求められているので、上述した位置決め機構を新たに構築する、或いは特別な治具機構によって電力変換回路部を位置決め壁に押し付けて位置決めするといった方法を採用すると、新たな位置決め機構や位置決め壁のための空間が必要となり、小型化を阻害する恐れが大きくなる。
このような背景から、本実施形態では次のような構成の電動パワーステアリング装置を提案するものである。つまり、本実施形態においては、電動モータの回転軸の出力部とは反対側のモータハウジングの端面壁に、少なくとも電力変換回路部で発生した熱をモータハウジングに伝熱させる放熱部を形成すると共に、電力変換回路部を被覆する合成樹脂の一部に、モータハウジングの端面壁に形成された基板固定部によって位置決めされる位置決め部を形成する、構成としたものである。
このような構成によれば、既存の基板固定部を利用して電源回路部に形成した位置決め部の位置決めを行なうので、特別な位置決め機構を新たに設けることなく外観形状を小さくできる。
以下、本発明の一実施形態になる電動パワーステアリング装置の具体的な構成について、図2乃至図11を用いて詳細に説明する。尚、図2は本実施形態になる電動パワーステアリング装置の全体的な構成を示した図面であり、図3は図2に示す電動パワーステアリング装置の構成部品を分解して斜め方向から見た図面であり、図4から図9は各構成部品の組み立て順序にしたがって各構成部品を組み付けていった状態を示す図面であり、図10及び図11は、電力変換回路部の位置決めの方法を説明する図面である。したがって、以下の説明では、各図面を適宜引用しながら説明を行うものとする。
図2に示すように、電動パワーステアリング装置を構成する電動モータ部8は、アルミ合金等から作られた筒部を有するモータハウジング11及びこれに収納された図示しない電動モータとから構成され、電子制御部9は、モータハウジング11の軸方向の出力軸とは反対側に配置された、アルミ合金等で作られた金属カバー12及びこれに収納された図示しない電子制御部から構成されている。
モータハウジング11と金属カバー12はその対向端面で、接着剤、或いは溶着、或いは固定ボルトによって一体的に固定されている。金属カバー12の内部の収納空間に収納された電子制御部は、必要な電源を生成する電源回路部や、電動モータ部8の電動モータを駆動制御するMOSFET或いはIGBT等からなるパワースイッチング素子を有する電力変換回路部や、このパワースイッチング素子を制御する制御回路部からなり、パワースイッチング素子の出力端子と電動モータのコイル入力端子とはバスバーを介して電気的に接続されている。
金属カバー12の端面にはコネクタ端子組立体13が固定ボルトによって固定されている。コネクタ端子組立体13には電力供給用のコネクタ端子形成部13A、検出センサ用のコネクタ端子形成部13B、制御状態を外部機器に送出する制御状態送出用のコネクタ端子形成部13Cを備えている。そして、金属カバー12に収納された電子制御部は、合成樹脂から作られた電力供給用のコネクタ端子形成部13Aを介して電源から電力が供給され、また検出センサ類から運転状態等の検出信号が検出センサ用のコネクタ形成端子部13Bを介して供給され、現在の電動パワーステアリング装置の制御状態信号が制御状態送出用のコネクタ端子形成部13Cを介して送出されている。
図3に電動パワーステアリング装置6の分解斜視図を示している。モータハウジング11には内部に円環状の鉄製のサイドヨーク(図示せず)が嵌合されており、このサイドヨーク内に電動モータ(図示せず)が収納されているものである。電動モータの出力部14はギヤを介してラックに操舵補助力を付与している。尚、電動モータの具体的な構造は良く知られているので、ここでは説明を省略する。
モータハウジング11はアルミ合金から作られており、電動モータで発生した熱や、後述する電源回路部や電力変換回路部で発生した熱を外部大気に放出するヒートシンク部材として機能している。電動モータとモータハウジング11で電動モータ部を構成している。
電動モータ部の出力部14の反対側のモータハウジング11の端面壁15には電子制御部ECが取り付けられている。電子制御部ECは、電力変換回路部16、電源回路部17、制御回路部18から構成されている。モータハウジング11の端面壁15は、モータハウジング11と一体的に形成されているが、この他に端面壁15だけを別体に形成し、ボルトや溶接によってモータハウジング11と一体化しても良いものである。
ここで、電力変換回路部16、電力変換回路部17、制御回路部18は冗長系を構成するものであり、主電子制御部と副電子制御部の二重系を構成している。そして、通常は主電子制御部によって電動モータが制御、駆動されているが、主電子制御部に異常や故障が生じると、副電子制御部に切り換えられて電動モータが制御、駆動されるようになるものである。
したがって、後述するが、通常は主電子制御部からの熱がモータハウジング11に伝えられ、主電子制御部に異常や故障が生じると、主電子制御部が停止して副電子制御部が作動し、モータハウジング11には副電子制御部からの熱が伝えられるものである。
ただ、本実施形態では採用していないが、主電子制御部と副電子制御部を合せて正規の電子制御部として機能させ、一方の電子制御部に異常、故障が生じると、他方の電子制御部で半分の能力によって電動モータを制御、駆動することも可能である。この場合、電動モータの能力は半分となるが、いわゆる「リンプホーム機能」は確保されるようになっている。したがって、通常の場合は、主電子制御部と副電子制御部の熱がモータハウジング11に伝えられるものである。
電子制御部ECは制御回路部18、電源回路部17、電力変換回路部16、コネクタ端子組立体13から構成されており、端面壁15側から離れる方向に向かって、電力変換回路部16、電源回路部17、制御回路部18、コネクタ端子組立体13の順序で配置されている。制御回路部18は電力変換回路部16のスイッチング素子を駆動する制御信号を生成するもので、マイクロコンピュータ、周辺回路等から構成されている。電源回路部17は、制御回路部18を駆動する電源及び電力変換回路部16の電源を生成するもので、コンデンサ、コイル、スイッチング素子等から構成されている。電力変換回路部16は、電動モータのコイルに流れる電力を調整するもので、3相の上下アームを構成するスイッチング素子等から構成されている。
電子制御部ECで発熱量が多いのは、主に電力変換回路部16、電源回路部17であり、電力変換回路部16、電源回路部17の熱は、アルミ合金からなるモータハウジング11から放熱されるものである。尚、本実施形態では、電動モータの回転軸の端部側のモータハウジング11の端面壁に、弾発機能部材を有する電力変換回路部固定部材が取り付けられる構成となっている。この電力変換回路部固定部材に形成した弾発機能部材によって電力変換回路部16をモータハウジング11の端面に形成した放熱部側に向けて押圧して、電力変換回路部16を放熱部に押圧、保持している。
制御回路部18と金属カバー12の間には、合成樹脂からなるコネクタ端子組立体13が設けられており、車両バッテリ(電源)や、外部の図示しない他の制御装置と接続されている。もちろん、このコネクタ端子組立体13は、電力変換回路部16、電源回路部17、制御回路部18と接続されていることはいうまでもない。
金属カバー12は、電力変換回路部16、電源回路部17、制御回路部18を収納してこれらを水密的に封止する機能を備えているものであり、本実施形態では溶着によってモータハウジング11に固定されている。この金属カバー12は金属で作られているので、電力変換回路部16、電源回路部17等によって発生した熱を外部に放熱する機能も併せ備えている。
次に、図4から図8に基づき各構成部品の構成と組み立て方法について説明する。先ず、図4はモータハウジング11の外観を示しており、図5はその軸方向断面を示している。
図4、図5において、モータハウジング11は、筒状の形態に形成されて側周面部11Aと、側周面部11Aの一端を閉塞する端面壁15と、側周面部11Aの他端を閉塞する端面壁19とから構成されている。本実施形態では、モータハウジング11は有底円筒状であり、側周面部11Aと端面壁15は一体的に形成されている。また、端面壁19は、蓋の機能を備えており、側周面部11Aに電動モータを収納した後に側周面部11Aの他端を閉塞するものである。
図5にあるように、側周面部11Aの内部には、鉄心にコイル20が巻回されたステータ21が嵌合されており、このステータ21の内部に、永久磁石を埋設したロータ22が回転可能に収納されている。ロータ22には回転軸23が固定されており、一端は出力部14となり、他端は回転軸23の回転位相や回転数を検出するための回転検出部24となっている。回転検出部24には永久磁石が設けてあり、端面壁15に設けた貫通孔25を貫通して外部に突き出している。そして、図示しないGMR素子等からなる感磁部によって回転軸23の回転位相や回転数を検出するようになっている。
図4に戻って、回転軸23の出力部14とは反対側に位置する端面壁15の面には本実施形態の特徴である電力変換回路部16、電源回路部17の放熱領域15A、15Bが形成されている。端面壁15の四隅には、基板固定部26A、26Bが一体的に植立されており、内部にねじ穴26Sが形成されている。基板固定部26A、26Bは後述する制御回路部18の基板を固定するために設けられている。
また、後述する電力変換用放熱領域(=電力変換回路設置部として機能する)15Aから植立した基板固定部26Aには、これも後述する電源用放熱領域(=電源回路設置部として機能する)15Bと軸方向で同じ高さの基板受け部27が形成されている。この基板受け部27は後述する電源回路部17のガラスエポキシ基板31を載置するためのものであり、この基板受け部27にはガラスエポキシ基板31と固定するねじ穴27Sが形成されている。同様に、電源回路部17の電源用放熱領域15Bには、ガラスエポキシ基板31を固定するねじ穴27Sが形成されている。
また、電源用放熱領域15Bに形成された基板固定部26Bは、電源用放熱領域15Bを含めて基板固定部26Bとされている。これは後述するように、電源用放熱領域15Bの一部を利用して電力変換回路部16の位置決めに利用するからである。
図からわかるように、端面壁15を形成する、回転軸23と直交する径方向の平面領域は2分割されている。1つは電力変換回路部16が取り付けられる電力変換用放熱領域15Aを形成し、もう1つは電源回路部17が取り付けられる電源用放熱領域15Bを形成している。本実施形態では、電力変換用放熱領域15Aの方が電源用放熱領域15Bより面積が大きく形成されている。これは、上述したように二重系を採用しているため、電力変換回路部16の設置面積を確保するためである。
そして、電力変換用放熱領域15Aと電源用放熱領域15Bは、軸方向(回転軸23が延びる方向)に向けて高さが異なる段差を有している。つまり、電源用放熱領域15Bは、電動モータの回転軸23の方向で見て、電力変換用放熱領域15Aに対して離れる方向に段差を有して形成されている。この段差は、電力変換回路部16を設置した後に電源回路部17を設置した場合に、電力変換回路部16と電源回路部17が夫々干渉しない長さに設定されている。
電力変換用放熱領域15Aには、3個の細長い矩形の突状放熱部28が形成されている。この突状放熱部28は後述する二重系の電力変換回路部16が設置されるものである。また、突状放熱部28は、電動モータの回転軸23の方向で見て電動モータから離れる方向に突出して延びているものである。
また、電源用放熱領域15Bは平面状であって、後述する電源回路部17が設置されるものである。したがって、突状放熱部28は電力変換回路部16で発生した熱を端面壁15に伝熱する放熱部として機能し、電源用放熱領域15Bは電源回路部17で発生した熱を端面壁15に伝熱する放熱部として機能するものである。尚、突状放熱部28は省略することができ、この場合は電力変換用放熱領域15Aが電力変換回路部16で発生した熱を端面壁15に伝熱する放熱部として機能する。
このように、本実施形態になるモータハウジング11の端面壁15においては、ヒートシンク部材を省略して軸方向の長さを短くできるようになるものである。また、モータハウジング11は十分な熱容量を有しているので、電源回路部17や電力変換回路部16の熱を効率よく外部に放熱することができるようになるものである。
次に、図6は電力変換回路部16を突条放熱部28に設置した状態を示している。図6にある通り、電力変換用放熱領域15Aに形成された突状放熱部28の上部には二重系よりなる電力変換回路部16が設置されている。電力変換回路部16を構成するスイッチング素子は金属基板(ここではアルミ系の金属を使用している)に載置され、放熱されやすく構成されている。そして、スイッチング素子及びスイッチン素子側の金属基板を含めて合成樹脂によって被覆されてパッケージ化されている。尚、樹脂基板を用いることも可能である。
したがって、電力変換回路部16の金属基板は突状放熱部28に熱的に接続される構成となっている。このため、スイッチング素子で発生した熱を効率良く突状放熱部28に伝熱させることができる。電力変換回路部16の金属基板と突状放熱部28の間には、伝熱性グリースが塗布され、電力変換回路部16の熱を突状放熱部28に伝え易くしている。また、図3にもあるように、電力変換回路部16は、回転軸23の端部に取り付けられた電力変換回路部固定部材の弾発機能部材によって突状放熱部28側に向けて押圧、保持されている。
突状放熱部28に伝えられた熱は電力変換用放熱領域15Aに拡散され、更にモータハウジング11の側周面部11Aに伝熱されて外部に放熱されるものである。ここで、上述した通り、電力変換回路部16の軸方向の高さは、電源用放熱領域15Bの高さより低くなっているので、後述する電源回路部17と干渉することはないものである。
次に、図7は電力変換回路部16の上から電源回路部17を設置した状態を示している。図7にある通り、電源用放熱領域15Bの上部には電源回路部17が設置されている。電源回路部17を構成するコンデンサ29やコイル30等はガラスエポキシ基板31に載置されている。電源回路部17も二重系が採用されており、図からわかるように、夫々対称にコンデンサ29やコイル30等からなる電源回路が形成されている。
このガラスエポキシ基板31の電源用放熱領域15B側の面は、電源用放熱領域15Bと接触するようにして端面壁15に固定されている。固定方法は、図7にあるように、基板固定部26Aの基板受け部27に設けられたねじ穴27Sに図示しない固定ボルトによって固定されている。また、電源用放熱領域15B(=基板固定部26B)に設けられたねじ穴27Sにも図示しない固定ボルトによって固定されている。
尚、電源回路部17がガラスエポキシ基板31で形成されているため、両面実装が可能となっている。そして、ガラスエポキシ基板31の電源用放熱領域15B側の面には、図示しないGMR素子やこれの検出回路等からなる回転位相、回転数検出部が実装され、回転軸23に設けた回転検出部24と協働して、回転軸23の回転位相や回転数を検出するようになっている。
このように、ガラスエポキシ基板31は電源用放熱領域15Bに接触するようにして固定されているので、電源回路部17で発生した熱を効率良く電源用放熱領域15Bに伝熱させることができる。電源用放熱領域15Bに伝えられた熱は、モータハウジング11の側周面部11Aに拡散して伝熱されて外部に放熱されるものである。ここで、ガラスエポキシ基板31と電源用放熱領域15Bの間は、熱伝達性の良い接着剤、放熱グリース、放熱シートのいずれか1つを介在させることで、更に熱伝達性能を向上させることができる。
次に、図8は電源回路部17の上から制御回路18を設置した状態を示している。図8にある通り、電源回路部17の上部には制御回路部18が設置されている。制御回路部18を構成するマイクロコンピュータ32や周辺回路33はガラスエポキシ基板34に載置されている。制御回路部18も二重系が採用されており、図からわかるように、夫々対象にマイクロコンピュータ32や周辺回路33からなる制御回路が形成されている。尚、マイクロコンピュータ32や周辺回路33は、ガラスエポキシ基板34の電源回路17側の面に設けられていても良いものである。
このガラスエポキシ基板34は、図8にあるように、基板固定部26A、26Bの頂部に設けられたボルト穴26Sに図示しない固定ボルトによって固定されており、電源回路部17のガラスエポキシ基板31と制御回路部18のガラスエポキシ基板34の間は、図7に示す電源回路部17のコンデンサ29やコイル30等が配置される空間となっている。
次に、図9は制御回路部18の上からコネクタ端子組立体13を設置した状態を示している。図9にある通り、制御源回路部18の上部にはコネクタ端子組立体13が設置されている。そして、コネクタ端子組立体13は基板固定部26A、26Bの頂部に設けられたねじ穴26Sに制御回路部18を挟み込むようにして固定ねじ36によって固定されている。この状態で、図3に示すようにコネクタ端子組立体13が電力変換回路部16、電源回路部17、制御回路部18と接続されている。更に、この後に金属カバー12の開口端37が、モータハウジング11の段部35に係合され、溶着によって相互に固定されている。
次に、図10及び図11に基づいて電力変換回路部16の位置決め構造について説明する。尚、本実施形態では上述したようにパワースイッチング素子は合成樹脂によってパッケージ化されており、このパッケージ化を行なう時に、以下に説明する位置決め突起部が同時に形成されるものである。尚、パッケージ化された電力変換回路部16は、略長方形の形状に形成されている。
図10においては、電力変換回路部16の上面から見た図を示している。上述したように本実施形態の電動パワーステアリング装置においては、二重系を採用しているので電力変換回路部16もこれに合せて二重系とされている。更に、故障や異常が生じた時に電力変換回路部16の動作を停止するための異常対応回路も備えられている。図10では、主電力変換回路部16Mと、副電力変換回路部16Sと、異常対応回路部16Eとから電力変換回路部16が構成されている。
これらの主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、及び異常対応回路部16Eは、図11からわかるように回転軸23を囲むように3方向に配置されている。つまり、主電力変換回路部16Mと副電力変換回路部16Sは、回転軸23を挟むようして互いに向き合う(対向する)位置に配置され、異常対応回路部16Eは主電力変換回路部16Mと副電力変換回路部16Sの間に挟まれて配置されている。ただ、本実施形態においては、主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、及び異常対応回路部16Eが全て設けられている必要はなく、少なくとも、1個の電力変換回路部16が設けられていれば良いものである。
そして、主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eには、合成樹脂によって位置決め突起部16Pが形成されている。この位置決め突起部16Pは、モータハウジング11の端面壁15に形成された4個の基板固定部26A、26Bの形成位置に対応して形成されている。したがって、位置決め突起部16は、基板固定部26A、26Bの配置位置に応じて形成位置が異なるものである。
また、主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eの外側の辺には、パワースイッチング素子の出力端子と接続されるバスバー16Bが引き出されており、残余の3辺には上述した位置決め突起部16Pが形成されている。バスバー16Bは、図示しない電動モータの入力端子に接続されたバスバーとTIG溶接されるものである。
尚、主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eの位置決め突起部16Pの1つ以上に、パッケージ用の合成樹脂とバスバー16Bとの位置関係を維持するため、バスバー16Bと基板(金属基板、或いは樹脂基板)を介して一体化された位置決め端子が形成されている。この位置決め端子は、パッケージ化された合成樹脂の位置決め突起部16Pにモールドされ、位置決め突起部16Pとバスバー16Bとの位置関係を維持するものである。これによって、位置決め精度を向上することができる効果がある。
このような位置決め突起部16Pを備えた主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eは図11に示すように、モータハウジング11の端面壁15に配置される。
図11は、モータハウジング11の端面壁15に配置された主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eを示している。
モータハウジング11の端面壁15には、上述したように、電力変換用放熱領域15Aが形成され、この電力変換用放熱領域15Aに軸方向に基板固定部26Aが植立して形成されている。同様にモータハウジング11の端面壁15には、電力変換用放熱領域15Aに隣接して段差を有して電源用放熱領域15Bが形成されている。電源用放熱領域15Bは基板固定部26Bを形成するものであり、電源用放熱領域15Bの一部を利用して電力変換回路部16の位置決めに利用するようにしている。
図11からわかるように、異常対応回路部16Eは、電力変換用放熱領域15Aに設けられた2個の基板固定部26Aの間に配置されている。そして、異常対応回路部16Eの長手方向に直交する2つの辺に形成した位置決め突起部16P1は、2個の基板固定部26Aの壁面で位置決めされており、この状態で異常対応回路部16Eは突状放熱部28に固定されるものである。尚、この状態では位置決め突起部16P2は位置決めに寄与していないものである。また、回転軸23とは反対側の片にはバスバー16Bが配置されており、この状態でTIG溶接によって電動モータのバスバーと電気的に接続されるものである。
同様に、主電力変換回路部16M、及び副電力変換回路部16Sは、電力変換用放熱領域15Aに設けられた2個の基板固定部26Aと、電源用放熱領域15Bでもある2個の基板固定部26Bの間に配置されている。また、電源用放熱領域15Bの中央付近には回転軸23の方向に向かって延びた突出部26Cが形成されており、主電力変換回路部16M、及び副電力変換回路部16Sの位置決めを行なうように構成されている。尚、この突出部26Cは、電源回路部17からの熱をより多く放熱させる働きを併せ備えているものである。
そして、主電力変換回路部16M、及び副電力変換回路部16Sの長手方向に直交する2つの辺の一方に形成した位置決め突起部16P3は、2個の基板固定部26Aの壁面で位置決めされている。また、長手方向の片に形成した位置決め突起部16P4は、電源用放熱領域15Bの中央付近から回転軸23の方向に向かって延びた突出部26Cの壁面で位置決めされている。尚、この状態では位置決め突起部16P5は位置決めに寄与していないものである。また、回転軸23とは反対側の辺にはバスバー16Bが配置されており、この状態でTIG溶接によって電動モータのバスバーと電気的に接続されるものである。
このように、本実施形態によれば、既存の基板固定部26A、26Bを利用しているため、モータハウジング1の端面壁15の大きさは変更する必要がなく、外観形状を小さくすることが可能となる。また、主電力変換回路部16M、副電力変換回路部16S、異常対応回路部16Eの少なくとも2辺に、基板固定部26A、26Bの壁面によって位置決めされる位置決め突起部16Pを形成しているので、溶接される夫々のバスバーの位置精度を高めることができ、良好な溶接が可能となる。
更に既存の基板固定部26A、26Bを利用しているため、新たに別に位置決め部を形成する必要がなく、モータハウジングを鋳造する時の湯流れを向上することができる。更に、バスバー16Bと一体化された位置決め端子がパッケージ化された合成樹脂の位置決め突起部16Pにモールドされているので、位置決め突起部16Pとバスバー16Bの位置決め精度を向上することができる。
以上述べた通り、本発明によれば、電動モータの回転軸の出力部とは反対側のモータハウジングの端面壁に、少なくとも電力変換回路部で発生した熱をモータハウジングに伝熱させる放熱部を形成すると共に、電力変換回路部を被覆する合成樹脂の一部に、モータハウジングの端面壁に形成された基板固定部によって位置決めされる位置決め部を形成する構成としたものである。これによれば、既存の基板固定部を利用して電源回路部に形成した位置決め部の位置決めを行なうので、特別な位置決め機構を新たに設けることなく外観形状を小さくできる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
6…電動パワーステアリング装置、8…電動モータ部、9…電子制御部、11…モータハウジング、12…金属カバー、13…コネクタ端子組立体、14…出力部、15…端面壁、16…電力変換回路部、16B…バスバー、16M…主電力変換回路部、16P…位置決め突起部、16S…副電力変換回路部、16E…異常対応回路部、17…電源回路部、18…制御回路部、19…端面壁、20…コイル、21…ステータ、22…ロータ、23…回転軸、24…回転検出部、25…貫通孔、26A、26B…基板固定部、26C…突出部、26S…ねじ穴、27…基板受け部、27S…ねじ穴、28…突状放熱部、29…コンデンサ、30…コイル、31…ガラスエポキシ基板、32…マイクコンピュータ、33…周辺回路、34…ガラスエポキシ基板

Claims (10)

  1. 機械系制御要素を駆動する電動モータが収納されたモータハウジングと、前記電動モータの回転軸の出力部とは反対側の前記モータハウジングの端面壁の側に配置された、前記電動モータを駆動するための制御回路部、電源回路部、電力変換回路部からなる電子制御部とを備え、
    前記モータハウジングの前記端面壁には合成樹脂で被覆された前記電力変換回路部が設置される電力変換回路設置部、及び基板に載置された前記電源回路部が設置される電源回路設置部が形成され、
    前記電源回路部の前記基板は、前記端面壁に形成された基板固定部に固定され、前記電力変換回路部を被覆する前記合成樹脂の一部に、前記モータハウジングの前記端面壁に形成された前記基板固定部によって位置決めされる位置決め部を形成する
    ことを特徴とする電動駆動装置。
  2. 請求項1に記載の電動駆動装置において、
    前記モータハウジングの前記端面壁に形成された前記電源回路設置部は、前記電動モータの回転軸方向で見て、前記電力変換回路設置部に対して離れる方向に段差を有して前記基板固定部とされ、更に前記電力変換回路設置部に所定距離だけ離れて2個の前記基板固定部が形成され、
    夫々の前記基板固定部の壁面によって前記電力変換回路部の前記位置決め部が位置決めされている
    ことを特徴とする電動駆動装置。
  3. 請求項2に記載の電動駆動装置において、
    前記電力変換回路部は、夫々に前記位置決め部が形成された、主電力変換回路部、副電力変換回路部、異常対応回路部から構成され、前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部は、前記電動モータの前記回転軸を挟むようして互いに向き合う位置に配置され、前記異常対応回路部は前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部の間に挟まれて配置されていると共に、
    前記電力変換回路設置部に形成された2個の前記基板固定部によって、前記異常対応回路部に形成された前記位置決め部が位置決めされ、
    前記電力変換回路設置部に形成された2個の前記基板固定部と前記電源回路設置部の前記段差からなる前記基板固定部によって、前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部に形成された前記位置決め部が位置決めされる
    ことを特徴とする電動駆動装置。
  4. 請求項3に記載の電動駆動装置において、
    前記電源回路設置部の前記段差からなる前記基板固定部は、前記電源回路設置部の前記電動モータの前記回転軸に向かって延びる突出部から形成されている
    ことを特徴とする電動駆動装置。
  5. 請求項1に記載の電動駆動装置において、
    前記電力変換回路部の前記位置決め部には、前記電力変換回路部の出力端子に接続されたバスバーと基板を介して一体化された位置決め端子が前記合成樹脂でモールドされている
    ことを特徴とする電動駆動装置。
  6. ステアリングシャフトの回動方向と回動トルクとを検出するトルクセンサからの出力に基づきステアリングシャフトに操舵補助力を付与する電動モータと、
    前記電動モータが収納されたモータハウジングと、
    前記電動モータの回転軸の出力部とは反対側の前記モータハウジングの端面壁の側に配置された、前記電動モータを駆動するための制御回路部、電源回路部、電力変換回路部からなる電子制御部とを備え、
    前記モータハウジングの前記端面壁には合成樹脂で被覆された前記電力変換回路部が設置される電力変換回路設置部、及び基板に載置された前記電源回路部が設置される電源回路設置部が形成され、
    前記電源回路部の前記基板は、前記端面壁に形成された基板固定部に固定され、前記電力変換回路部を被覆する前記合成樹脂の一部に、前記モータハウジングの前記端面壁に形成された前記基板固定部によって位置決めされる位置決め部を形成する
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  7. 請求項6に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記モータハウジングの前記端面壁に形成された前記電源回路設置部は、前記電動モータの回転軸方向で見て、前記電力変換回路設置部に対して離れる方向に段差を有して前記基板固定部とされ、更に前記電力変換回路設置部に所定距離だけ離れて2個の前記基板固定部が形成され、
    夫々の前記基板固定部の壁面によって前記電力変換回路部の前記位置決め部が位置決めされている
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  8. 請求項7に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記電力変換回路部は、夫々に前記位置決め部が形成された、主電力変換回路部、副電力変換回路部、異常対応回路部から構成され、前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部は、前記電動モータの前記回転軸を挟むようして互いに向き合う位置に配置され、前記異常対応回路部は前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部の間に配置されていると共に、
    前記電力変換回路設置部に形成された2個の前記基板固定部によって、前記異常対応回路部に形成された前記位置決め部が位置決めされ、
    前記電力変換回路設置部に形成された2個の前記基板固定部と前記電源回路設置部の前記段差からなる前記基板固定部によって、前記主電力変換回路部と前記副電力変換回路部に形成された前記位置決め部が位置決めされる
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  9. 請求項8に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記電源回路設置部の前記段差からなる前記基板固定部は、前記電源回路設置部の前記電動モータの前記回転軸に向かって延びる突出部から形成されている
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  10. 請求項6に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記電力変換回路部の前記位置決め部には、前記電力変換回路部の出力端子に接続されたバスバーと基板を介して一体化された位置決め端子が前記合成樹脂でモールドされている
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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