JP2016000552A - 車両の車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種材料で構成された鋳造製の部材と他の部材との接合部に曲げ変形が生じることを抑制する。【解決手段】車体の後側部10には、非鉄金属材料を用いて形成され、外力が伝達されるコイルオーバ固定部20と、コイルオーバ固定部20から延出された被接合部24と、を有し、鋳造成形により一体に形成されたサスペンションタワー14が設けられている。また、車体の後側部10には、鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、被接合部24にSPRリベットS1で接合された第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58が設けられている。さらに、車体の後側部10には、鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58に溶接で接合されたクロスメンバ16が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車体構造に関する。
下記特許文献1には、ショックアブソーバ等が取付けられるリヤサスタワーアッパを含んで構成された鋳造部材を備えた車両(自動車)の車体構造が開示されている。この鋳造部材は、左右のリヤピラーインナ、左右のリヤサスタワーアッパ、左右のリヤホイールハウス及び左右のリヤホイールハウスを車幅方向に繋ぐクロスメンバがアルミニウム合金等による鋳造により一体に形成されている。また、下記特許文献2には、車両後部において車幅方向に間隔を空けて配置された一対のサイドメンバと、一対のサイドメンバ間に配置されたクロスメンバと、アルミニウム合金等による鋳造により形成されていると共にサイドメンバとクロスメンバとを接続する継手としての機能を有する一対のサスペンション支持部材と、を備えた車両の車体構造が開示されている。
以上説明した構成は、ショックアブソーバ等の足回りの部品が取付けられる部位を鋳造により形成することにより、当該部位の軽量化と高剛性化が図られている。
特開平6−286652号公報 特許第4138074号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された構成のように、外力が入力される鋳造製の部材に他の部材(クロスメンバ)を接合する構成においては、鋳造製の部材と他の部材との接合部に曲げ変形が生じることを抑制することが肝要である。
本発明は上記事実を考慮し、異種材料で構成された鋳造製の部材と他の部材との接合部に曲げ変形が生じることを抑制することができる車両の車体構造を得ることが目的である。
請求項1記載の車両の車体構造は、非鉄金属材料を用いて形成され、外力が伝達される被伝達部と、前記被伝達部から延出された被接合部と、を有し、鋳造成形により一体に形成された鋳造部と、鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、前記被接合部にリベットで接合された継手部と、鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、前記継手部に溶接で接合されたメンバ部と、を備えている。
請求項1記載の車両の車体構造によれば、メンバ部が継手部を介して鋳造部に固定されている。ここで、本発明では、継手部が接合される被接合部が、外力が伝達される被伝達部から延出された構成とされている。すなわち、被伝達部に伝達された外力が被接合部に伝達され難くなっている。これにより、外力が被伝達部に伝達された際に、被接合部と継手部との接合部が曲げ変形し難くなり、ひいては、被接合部と継手部との接合部に生じる応力を緩和することができる。また、本発明では、被接合部と継手部とをリベットで接合すると共に、継手部とメンバ部とを溶接で接合することにより、異種材料同士を容易に接合することができる。
請求項2記載の車両の車体構造は、請求項1記載の車両の車体構造において、前記鋳造部は、車幅方向の左右それぞれに配置された一対のサスペンションタワーとされており、前記メンバ部は、前記一対のサスペンションタワーを前記継手部を介して接続するクロスメンバとされている。
請求項2記載の車両の車体構造によれば、クロスメンバが継手部を介して一対のサスペンションタワー間に架け渡されている。ここで、本発明では、継手部が接合される被接合部が、路面入力が伝達される被伝達部から延出された構成とされている。これにより、路面入力がサスペンションタワーの被伝達部に伝達された際に、サスペンションタワーの被接合部と継手部との接合部が曲げ変形し難くなり、ひいては、被接合部と継手部との接合部に生じる応力を緩和することができる。
請求項3記載の車両の車体構造は、請求項1又は請求項2記載の車両の車体構造において、前記被接合部を車両前後方向及び車両上下方向に沿って切断した断面の車両前後方向軸に関する断面2次モーメントが、車幅方向内側に向かうにつれて次第に小さくなっている。
請求項3記載の車両の車体構造によれば、被接合部の断面2次モーメントが上記のように設定されていることにより、被接合部と継手部との接合部の応力分布が車幅方向に沿って急激に変化することが抑制される。すなわち、被接合部と継手部との接合部において応力集中部位が生じることを抑制することができる。
請求項4記載の車両の車体構造は、請求項1記載の車両の車体構造において、前記鋳造部は、車幅方向の左右それぞれに配置された一対のフロントピラーの一部を構成しており、前記メンバ部は、前記一対のフロントピラーの一部を前記継手部を介して接続するクロスメンバとされている。
請求項4記載の車両の車体構造によれば、クロスメンバが継手部を介して一対のフロントピラー間に架け渡されている。ここで、本発明では、継手部が接合される被接合部が、路面入力が伝達される被伝達部から延出された構成とされている。これにより、路面入力がフロントピラーの一部を構成する被伝達部に伝達された際に、フロントピラーの一部に形成された被接合部と継手部との接合部が曲げ変形し難くなり、ひいては、被接合部と継手部との接合部に生じる応力を緩和することができる。
請求項1〜請求項4記載の本発明に係る車両の車体構造は、鋳造製の部材と他の部材との接合部に曲げ変形が生じることを抑制することができる、という優れた効果を有する。
車両の後側部を示す斜視図である。 サスペンションタワーを示す斜視図である。 サスペンションタワーを車両上方側から見た平面図である。 サスペンションタワーを車両前方側から見た正面図である。 図1に示された5−5線に沿って切断した車両の後側部の断面を示す断面図である。 フロントピラーインナ、カウルエクステンション及びカウルサブアセンブリを示す斜視図である。 図6に示された7−7線に沿って切断したフロントピラーインナ、カウルエクステンション及びカウルサブアセンブリの断面を示す断面図である。
(第1実施形態に係る車両の車体構造)
図1〜図5を用いて本発明の第1実施形態に係る車両の車体構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、単に前後、上下の方向を示す場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車両の車体構造が適用された車体の後側部10には、サスペンションの一部を構成するコイルオーバ12(図5参照)が取付けられるサスペンションタワー14が設けられている。また、車体の後側部10には、車幅方向右側の配置されたサスペンションタワー(図示省略)と車幅方向左側に配置されたサスペンションタワー14との間に架け渡されたメンバ部としてのクロスメンバ16が設けられている。さらに、車体の後側部10には、キャビンと荷室とを隔成するパーティションパネル18が設けられている。以下、先ずサスペンションタワー14について説明し、次いでパーティションパネル18及びクロスメンバ16について説明する。
図2に示されるように、鋳造部としてのサスペンションタワー14は、非鉄金属材料であるアルミニウム合金を用いた鋳造成形により形成されており、このサスペンションタワー14は、コイルオーバ12が固定されると共に当該コイルオーバ12から入力される荷重を支持する被伝達部としてのコイルオーバ固定部20と、コイルオーバ固定部20の車幅方向外側から延出されたフランジ部22と、コイルオーバ固定部20の車幅方向内側から延出されていると共に後に詳述するパーティションパネル18及びクロスメンバエクステンション58が接合される被接合部24と、を備えている。
図2〜図4に示されるように、コイルオーバ固定部20は、車両下方側が開放された矩形箱状に形成されており、コイルオーバ固定部20は、車両上下方向を厚み方向として車両前後方向及び幅方向に延びる頂壁部26と、頂壁部26の前端及び後端からそれぞれ車両下方側に向けて屈曲して延びる前壁部28及び後壁部30と、頂壁部26、前壁部28及び後壁部30の車幅方向内側の端を接続する内壁部32と、を備えている。
図5に示されるように、頂壁部26には、コイルオーバ12の一部を構成するショックアブソーバ34のマウント36が係合する係合孔38が形成されている。また、図2及び図3に示されるように、頂壁部26には、車両上方側に向けて凸状とされていると共に係合孔38と同軸上に配置された筒状部40と、筒状部40の外周部から当該筒状部40の径方向外側に向けて放射状に延びる複数のリブ42と、を備えている。また、複数のリブ42の一部は、フランジ部22まで延びている。
図1に示されるように、前壁部28、後壁部30(図3参照)及び内壁部32の下端部には、鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されたサスペンションタワーロア44が接合されている。また、前壁部28、後壁部30及び内壁部32とサスペンションタワーロア44とは、SPRリベットS1が圧入されることによって接合されている。さらに、サスペンションタワーロア44の下端部は、ホイールハウスパネル46に溶接S2(スポット溶接部を符号S2で示している)にて接合されている。また、フランジ部22はホイールハウスパネル46の上方側に配置された車体パネル48にSPRリベットS1によって接合されている。
図5に示されるように、内壁部32の上下方向の中間部には、窪み部50が形成されており、この窪み部50の底50Aは研削加工が施されることによって平面状とされている。そして、後述するクロスメンバエクステンション58が、窪み部50の底50AにSPRリベットS1によって接合されている。
図2に示されるように、パーティションパネル18及びクロスメンバエクステンション58が接合される被接合部24は、頂壁部26及び前壁部28の車幅方向内側の端から車幅方向内側に向けて延出されていると共に、車両側面視で略L字状断面に形成されている。なお、車両上下方向を厚み方向として延在している部分を第1被接合部24Aとし、車両前後方向を厚み方向として延在している部分を第2被接合部24Bとする。
図3に示されるように、第1被接合部24Aは、車両平面視で前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されており、この第1被接合部24Aの車両前方側の部位は車両後方側の部位に比して車幅方向内側に突出している。
図4に示されるように、第2被接合部24Bは、車両正面視で略矩形状に形成されており、この第2被接合部24Bの車幅方向内側かつ車両下方側の端Cは、車幅方向内側に向かうにつれて上方側に傾斜している、これにより、第2被接合部24Bを車両前後方向及び上下方向に沿って切断した断面の断面積が車幅方向内側に向かうにつれて次第に狭くなっている。また、第2被接合部24Bの断面が上記のように設定されることによって、被接合部24(第1被接合部24A及び第2被接合部24B)を車両前後方向及び車両上下方向に沿って切断した断面の車両前後方向軸に関する断面2次モーメントが、車幅方向内側に向かうにつれて次第に小さくなっている。
図1に示されるように、パーティションパネル18は、車幅方向の中間部に配置された第1パーティションパネル52と、第1パーティションパネル52の車幅方向外側の端部に接合された継手部としての第2パーティションパネル54と、を有する分割構造とされている。
第1パーティションパネル52は、鋼板材にプレス加工が施されることによって形成されており、この第1パーティションパネル52の車両上方側の部位は、クロスメンバ16の一部を構成するクロスメンバ構成部52Aとされている。クロスメンバ構成部52Aの車両前方側に配置されたインナパネル56が当該クロスメンバ構成部52Aに溶接S2にて接合されて、クロスメンバ構成部52Aとインナパネル56との間に矩形状の閉断面が形成されることによって、第1パーティションパネル52の上端部にクロスメンバ16が形成されている。また、第1パーティションパネル52には、車幅方向内側に向かうにつれて車両下方側に傾斜していると共に車両上方側に向けて凸状とされたVビード52Bが形成されている。
第2パーティションパネル54は、第1パーティションパネル52と同様に鋼板材にプレス加工が施されることによって形成されており、この第2パーティションパネル54には、第1パーティションパネル52に形成されたVビード52Bに対応するVビード54Aが形成されている。第1パーティションパネル52に形成されたVビード52B及び第2パーティションパネル54に形成されたVビード54Aが、サスペンションタワー14とフロアパネルとの間に架け渡されることによって、車体の後部の高剛性化が図られている。さらに、第2パーティションパネル54は、サスペンションタワー14の第2被接合部24Bの前方側の面の沿って延びる前側延在部54Bと第1被接合部24Aの上方側の面に沿って延びる上側延在部54Cとを備えている。そして、前側延在部54B及び上側延在部54Cの車幅方向外側の端部は、第2被接合部24B及び第1被接合部24AにSPRリベットS1によって接合されている。また、前側延在部54B及び上側延在部54Cの車幅方向内側の端部は、第1パーティションパネル52の車幅方向外側の端部(クロスメンバ構成部52Aの車幅方向外側の端部)に溶接S2にて接合されている。なお、第2パーティションパネル54においてVビード54Aに対応する部位の一部は、サスペンションタワー14の前壁部28にSPRリベットS1によって接合されている。
継手部としてのクロスメンバエクステンション58は、鋼板材にプレス加工が施されることによって形成されている。このクロスメンバエクステンション58は、サスペンションタワー14の第2被接合部24Bの後方側の面に沿って延びる前側フランジ部58Aと、図5に示されるように、サスペンションタワー14の内壁部32に形成された窪み部50の底50A(図5参照)に沿って延びる外側フランジ部58Bと、を備えている。そして、図1及び図5に示されるように、前側フランジ部58A及び外側フランジ部58Bは、第2被接合部24B及び窪み部50の底50A(図5参照)にそれぞれSPRリベットS1によって接合されている。また、図5に示されるように、クロスメンバエクステンション58の車幅方向内側の端部は、インナパネル56の車幅方向外側の端部に溶接S2にて接合されている。さらに、本実施形態では、クロスメンバエクステンション58とインナパネル56との接合部62が、第1パーティションパネル52(クロスメンバ構成部52A)と第2パーティションパネル54(上側延在部54C)との接合部60よりも車幅方向内側に位置している。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の車両の車体構造では、クロスメンバ16が第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58を介してサスペンションタワー14に固定されている。
ここで、本実施形態では、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58が接合される被接合部24が、路面入力を支持するコイルオーバ固定部20から延出された構成とされている。これにより、路面入力がコイルオーバ固定部20に伝達された際に、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58と被接合部24との接合部が曲げ変形し難くなり、ひいては、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58と被接合部24との接合部に生じる応力を緩和することができる。
また、本実施形態では、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58と被接合部24とをSPRリベットS1で接合すると共に、第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58とクロスメンバ16(クロスメンバ構成部52A及びインナパネル56)とを溶接S2で接合することにより、異種材料同士を容易に接合することができる。
さらに、図4に示されるように、本実施形態では、第2被接合部24Bの車幅方向内側かつ車両下方側の端Cが、車幅方向内側に向かうにつれて上方側に傾斜されることにより、被接合部24(第1被接合部24A及び第2被接合部24B)を車両前後方向及び車両上下方向に沿って切断した断面の車両前後方向軸に関する断面2次モーメントが、車幅方向内側に向かうにつれて次第に小さくなっている。これにより、被接合部24と第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58との接合部の応力分布が、車幅方向に沿って急激に変化することが抑制される。すなわち、被接合部24と第2パーティションパネル54及びクロスメンバエクステンション58との接合部において応力集中部位が生じることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、SPRリベットS1によって異種金属同士(アルミニウム合金と鉄鋼)を接合した例について説明したが、本発明はこれに限定されず他のリベットを用いて異種金属同士を接合することもできる。
(第2実施形態に係る車両の車体構造)
次に、図6及び図7を用いて本発明の第2実施形態に係る車両の車体構造について説明する。
図6に示されるように、本実施形態の車両の車体構造が適用された車体の前部70には、車幅方向の左右それぞれに配置された一対のフロントピラー等の一部を構成する鋳造部としてのダイキャストインナ72と、一対のフロントピラー間に架け渡されたメンバ部としてのクロスメンバ74と、が設けられている。
ダイキャストインナ72は、アルミニウム合金を用いた鋳造成形により形成されており、このダイキャストインナ72は、車両側面視で矩形枠状に形成されることによって車体の側部においてドア開口部76を形成している。また、矩形枠状に形成された部位は、路面入力が伝達されると共に車両の骨格の一部を構成する被伝達部としての骨格部78とされている。また、骨格部78の車幅方向内側の面からは、舌片状に形成された被接合部80が延出されている。
クロスメンバ74は、鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されたトップパネル82とロアパネル84とが溶接で接合されて、トップパネル82とロアパネル84との間に矩形状の閉断面が形成されることによって構成されている。
また、クロスメンバ74は、クロスメンバエクステンション86を介してダイキャストインナ72に接合されている。クロスメンバエクステンション86は、前述のクロスメンバ74と同様に、鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成された継手部としてのトップエクステンションパネル88とロアエクステンションパネル90とが溶接で接合されて、トップエクステンションパネル88とロアエクステンションパネル90との間に矩形状の閉断面が形成されることによって構成されている。
図7に示されるように、トップエクステンションパネル88及びロアエクステンションパネル90の車幅方向内側の端部は、トップパネル82及びロアパネル84の車幅方向外側の端部にそれぞれ溶接S2で接合されている。また、本実施形態では、トップエクステンションパネル88とトップパネル82との接合部92が、ロアエクステンションパネル90とロアパネル84との接合部94よりも車幅方向外側に位置している。
また、トップエクステンションパネル88及びロアエクステンションパネル90の車幅方向外側の端部は、それぞれ折り曲げられたフランジ部88A,90Aとされており、このフランジ部88A,90Aは、骨格部78にSPRリベットS1で接合されている。また、トップエクステンションパネル88の車幅方向の中間部88Bは、被接合部80の上方側の面に沿って配置されており、トップエクステンションパネル88の車幅方向の中間部88Bと被接合部80とは、SPRリベットS1で接合されている。
以上説明した本変形例では、トップエクステンションパネル88が接合される被接合部80が、路面入力が伝達される骨格部78から延出された構成とされている。これにより、路面入力が骨格部78に伝達された際に、被接合部80とトップエクステンションパネル88との接合部が曲げ変形し難くなる。その結果、被接合部80とトップエクステンションパネル88との接合部に生じる応力を緩和することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
14 サスペンションタワー(鋳造部)
16 クロスメンバ(メンバ部)
20 コイルオーバ固定部(被伝達部)
54 第2パーティションパネル(継手部)
58 クロスメンバエクステンション(継手部)
72 ダイキャストインナ(鋳造部)
74 クロスメンバ(メンバ部)
78 骨格部(被伝達部)
80 被接合部
88 トップエクステンションパネル(継手部)
S1 SPRリベット(リベット)
S2 溶接

Claims (4)

  1. 非鉄金属材料を用いて形成され、外力が伝達される被伝達部と、前記被伝達部から延出された被接合部と、を有し、鋳造成形により一体に形成された鋳造部と、
    鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、前記被接合部にリベットで接合された継手部と、
    鉄鋼材料を用いて形成されていると共に、前記継手部に溶接で接合されたメンバ部と、
    を備えた車両の車体構造。
  2. 前記鋳造部は、車幅方向の左右それぞれに配置された一対のサスペンションタワーとされており、
    前記メンバ部は、前記一対のサスペンションタワーを前記継手部を介して接続するクロスメンバとされている請求項1記載の車両の車体構造。
  3. 前記被接合部を車両前後方向及び車両上下方向に沿って切断した断面の車両前後方向軸に関する断面2次モーメントが、車幅方向内側に向かうにつれて次第に小さくなっている請求項1又は請求項2記載の車両の車体構造。
  4. 前記鋳造部は、車幅方向の左右それぞれに配置された一対のフロントピラーの一部を構成しており、
    前記メンバ部は、前記一対のフロントピラーの一部を前記継手部を介して接続するクロスメンバとされている請求項1記載の車両の車体構造。
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