JP2015537095A - 熱処理後に改善された熱的および機械的特性を有する溶融加工可能なパーフルオロポリマー - Google Patents

熱処理後に改善された熱的および機械的特性を有する溶融加工可能なパーフルオロポリマー Download PDF

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Abstract

本発明は、テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、少なくとも260℃の温度および溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレンの非存在下において前記組成物(C)を熱処理する工程を少なくとも含む方法に関する。本発明は、テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]であって、コモノマー(F)含量とポリマー(F1)の第1融点との間の特定関係が満たされる溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]にさらに関する。【選択図】 なし

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2012年12月5日出願の欧州特許出願第12195595.9号に対する優先権を主張するものであり、この出願の全体内容は参照により本明細書に組み込まれる。参照により本明細書に組み込まれる特許、特許出願および刊行物の開示はいずれも、用語を不明瞭にし得る程度まで本出願の記載と矛盾する場合には、本発明の記載が優先するものとする。
本発明は、主として溶融加工可能な過フッ素化テトラフルオロエチレンポリマーをその熱的および機械的特性を改善するために熱処理するための方法および前記熱処理後に得られるポリマー生成物に関する。
商業的にはPFAとして公知であるテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)コポリマーは、高い融点、高い熱安定性、化学的不活性および低い誘電率ならびに室温および高温での優れた機械的特性を特徴とする溶融加工可能なポリマーである。一般に、商業的PFAポリマーはおよそ305℃の融点および260℃の連続使用温度を有するが、このとき連続使用温度のパラメータは、そのポリマーが連続的に耐えられる最高作動温度を示している。このため、PFAポリマーは、高い作動温度および場合により化学的浸食環境を必要とする工業用途、例えば化学プロセス工業における輸送管および熱交換器、一部の極限環境用の通信ケーブルならびに高温で作動するフレキシブルライザーに広く使用されている。
それでも、油田やガス田における数多くの現実世界の工業用途においては、建設工事などで遭遇する極度に高い作動温度に耐えるために、260℃を超える連続使用温度を有する溶融加工可能なポリマー材料を有する必要性が感じられてきた。例えば、深掘を行う場合、データ通信ケーブルは、ダウンホール坑井内で280℃以上の温度に曝露させられる可能性がある。
近年、この限界に対応するために、関連特許出願である2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0034406A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)、2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0035326A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)および2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0031607A号明細書(E.I.DU PONTNEMOURS AND COMPANY)は、現行のPFAポリマーを修飾するための方法であって、溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を最初のPFAポリマーに組み込み、その後に生じた組成物を少なくとも280℃の温度で熱処理する工程による方法を提案したが、このとき溶融流動可能なPTFEは、低分子量ポリマー(LMW PTFE)である。上記の特許出願によると、最初のPFAポリマー内へのLMW PTFEの組み込みは、熱処理曝露中の最初のPFAポリマーの完全性を改善するために必要であり、生じた組成物が改善された物理特性、例えば屈曲破損寿命値および引張強さ、望ましくは低いMFI(メルトフローインデックス)および相当に高い連続使用温度(すなわち、260℃超)を示すことを可能にする。
それでも、上述の特許出願のアプローチは:所望の結果を生じるために、1)選択されたLMW PTFEを最初のコポリマーに添加すること、および2)PFAとLMW PTFEの比率を微調整すること必要とするが、これはポリマー改質工程を複雑にした。
そこで、室温および高温での現行のPFAポリマーをその総合性能、特に屈曲破損寿命、MFI、引張クリープ、遮断性および連続使用温度のような特性を改善する目的で修飾するための新規の単純なアプローチを継続的に探求する必要がある。
本発明は、溶融加工可能な過フッ素化テトラフルオロエチレンコポリマー、より特別にはテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと1つ以上の過フッ素化コモノマーとから形成されたポリマーの総合性能(例えば、熱的および機械的特性)を改善するための新規な解決策を提供する。本発明のためには、「溶融加工可能な」ポリマーという用語は、従来の溶融押出、射出またはコーティング手段によって加工できる(すなわち、造形品、例えばフィルム、繊維、チューブ、取り付け具、電線被覆などに仕上げることができる)ポリマーを意味する。このため一般に、加工温度でのポリマーの溶融粘度が10Pa×秒、好ましくは10〜10Pa×秒以下であることが必要である。
具体的には、第1態様において、本発明は、テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと少なくとも1つのエチレン型の不飽和を0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、少なくとも溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の非存在下において少なくとも260℃の温度で組成物(C)を熱処理する工程を含む方法に関する。
驚くべきことに、溶融流動可能なPTFEを添加することを必要とせずに、上記の熱処理工程を受けたポリマー組成物は、熱処理工程前の最初の組成物(C)と比較して、MFIの低下が付随する著しく増加した屈曲破損寿命、高い第1溶融エンタルピー、改善された引張特性およびクリープ挙動によって証明される結晶性の増加、260℃を超えるより高い連続使用温度ならびに強化された透過抵抗を含む優れた総合性能を示した。注目すべきことに、熱処理ポリマー組成物は、最初の組成物(C)の連続使用温度より高い温度に曝露された場合に満足できる機械的強度を示す。
その結果として、前記熱処理工程は、有利には高い作動温度(例えば、260℃超)および極限作業環境で使用するために好適なポリマー組成物を生成する。特に、前記熱処理工程は、固体ポリマー組成物、例えば溶融ポリマー混合物から製造された固体造形品に容易に適用することができ、その固体組成物の機械的特性および遮断性を増加させる。例えば、前記熱処理工程は、便宜的にもポリマー膜製品に、その気体透過性を低下させ、その他の熱機械的特性を改善するために適用することができる。
第2態様において、本発明は、テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと少なくとも1つのエチレン型の不飽和を0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]であって、下記の不等式:
Tm(I)>329.15−6×[M]
(式中、
− Tm(I)は、ポリマー(F1)の第1融点であり、摂氏温度の単位を有する;
− [M]は、ポリマー(F1)内の前記コモノマー(F)由来の繰り返し単位の重量%である)
が満たされるポリマー(F1)に関する。
好ましくは、本発明のポリマー(F)は、半結晶性である。本発明のためには、用語「半結晶性」は、ASTM D 3418にしたがって、示差走査熱量測定法(DSC)によって10℃/分の加熱速度で測定したときに1J/g超の融解熱を有するポリマーを意味することが意図されている。好ましくは、本発明の半結晶性ポリマー(F)は、少なくとも15J/g、より好ましくは少なくとも25J/g、最も好ましくは少なくとも35J/gの融解熱を有する。
ポリマー(F)は、有利には0.5重量%超、好ましくは2.0重量%超およびより好ましくは少なくとも2.5重量%のコモノマー(F)を含んでいる。
上述したポリマー(F)は、有利には多くとも20重量%、好ましくは多くとも15重量%およびより好ましくは10重量%のコモノマー(F)を含んでいる。
優れた結果は、少なくとも0.7重量%および多くとも10重量%のコモノマー(F)を含むポリマー(F)を用いて得られている。
コモノマー(F)のために特に好適なコモノマーとしては:
− C〜Cパーフルオロオレフィン、例えば、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、ヘキサフルオロイソブテン;
− CF=CFORパーフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)(式中、Rは、C〜Cパーフルオロアルキル、例えば、−CF、−Cもしくは−C7−である);
− CF=CFOXパーフルオロオキシアルキルビニルエーテル(式中、Xは、1つ以上のエーテル基を有するC〜C12パーフルオロオキシアルキルである);および
− パーフルオロジオキソール
を挙げることができる。
好ましくは、前記コモノマー(F)は、下記:
− 式CF=CFORf1(式中、Rf1は、−CF、−Cおよび−C7−から選択される)のPAVE、つまり、パーフルオロメチルビニルエーテル(式CF=CFOCFのPMVE)、パーフルオロエチルビニルエーテル(式CF=CFOCのPEVE)、パーフルオロプロピルビニルエーテル(式CF=CFOCのPPVE)およびそれらの混合物;
− 一般式CF=CFOC−FORf2(式中、Rf2は、直鎖もしくは分岐鎖C〜Cパーフルオロアルキル基、環状C〜Cパーフルオロアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖C〜Cパーフルオロオキシアルキル基であり、好ましくは、Rf2は、−CFCF(MOVE1)、−CFCFOCF(MOVE2)または−CF(MOVE3)である)のパーフルオロメトキシビニルエーテル(MOVE);および
− 下記の式を有するパーフルオロジオキソール
Figure 2015537095
(式中、XおよびXは、互いに等しいかもしくは異なり、FおよびCFから選択され、好ましくはFである)
から選択される。
特に、良好な結果は、PMVE、PEVE、PPVE、MOVEおよびそれらの組み合わせから選択されるコモノマー(F)を含有するポリマー(F)を用いて達成されている。
注目すべきことに、ポリマー(F)は、TFEおよびコモノマー(F)としての数種のPAVEモノマー、例えば時には製造業者によってMFAと呼ばれる、しかし本発明のためにはPFAとして含まれるTFE/PMVE/PPVEコポリマーを用いて作成できる。
1つの実施形態によると、ポリマー(F)は、有利には本質的に:
(a)0.5〜8重量%、好ましくは0.7〜6重量%のPPVE由来の繰り返し単位;
(b)TFE由来の繰り返し単位であって、繰り返し単位(a)および(b)のパーセンテージの合計が100重量%に等しい量にある繰り返し単位
からなるTFEコポリマーである。
「から本質的になる」という表現は、本発明との関連において、ポリマーの基本的特性を変えることなく、前記ポリマーに少量含まれていることがある末端鎖、欠陥、不規則部分(irregularities)およびモノマー再配列を考慮に入れてポリマーの構成成分を定義するために使用される。
任意選択的に、本発明のポリマー(F)は、少なくとも1つのC〜Cパーフルオロオレフィン由来の繰り返し単位をさらに含む。
本発明のまた別の実施形態によると、ポリマー(F)は、有利には本質的に:
(a)0〜6重量%のPMVE由来の繰り返し単位;
(b)0.4〜5重量%の、PMVEとは異なる1つもしくは2つ以上のフッ素化PAVEコモノマー由来、好ましくはPEVEおよび/またはPPVE由来の繰り返し単位;
(c)0〜6重量%の、少なくとも1つのC〜Cパーフルオロオレフィン由来、好ましくはヘキサフルオロプロピレン(HFP)由来の繰り返し単位;および
(d)TFE由来の繰り返し単位であって、繰り返し単位(a)、(b)、(c)および(d)のパーセンテージの合計が100重量%に等しい量にある繰り返し単位
からなるTFEコポリマーである。
本発明のために好適なポリマー(F)は、商標名HYFLON(登録商標)PFA PおよびMシリーズならびにHYFLON(登録商標)MFAの下でSolvay Specialty Polymers Italy S.p.A.から市販されている。
1つの実施形態では、本発明の組成物(C)は、単独成分としてポリマー(F)を含有している。
組成物(C)は、組成物(C)の溶融加工可能なポリマー成分から溶融仕上げされる製品の形態にあってよい。例えば、製品は、次の製品の例:フィルム、シート、ロッド、パイプ、シリンダ、容器、コンテナ、ワイヤーおよびケーブルならびに熱交換器チューブから選択することができる。この製品は、さらに例えば押出チューブから作成された屈曲チューブなどの改質溶融仕上げ製品の形態にあってもよい。特に興味深いのは、半導体製造においてシリコンウエハを運送するためなどの化学処理において使用されるであろう、組成物(C)から射出成形されるバスケットやキャリヤおよびその他の製品である。
組成物(C)は、さらにまた次に所望の製品の最終形態に溶融仕上げできる押出ペレットの形態にあってもよい。
本発明の方法は、少なくとも260℃の温度および溶融流動可能なPTFEの非存在下で組成物(C)を少なくとも熱処理する工程を含んでいる。本発明の方法のためには、組成物(C)のための熱処理時間は、熱処理の温度に左右されるが、その逆もまた当てはまる。さらに、当業者には明白であるように、組成物(C)のための熱処理時間は、最終生成物における実際的要件、または熱処理される物体のサイズもしくはバルクにしたがって変動する可能性がある。
一般に、本方法の発明における組成物(C)のための熱処理温度は、好ましくは少なくとも270℃、より好ましくは少なくとも300℃および最も好ましくは少なくとも310〜315℃である。これに関連して、熱処理の最高温度は、組成物(C)が熱処理中に固体状態にあるような温度であり、これは組成物(C)が流動せず、この組成物の最初の形状が熱処理の実施中および後にも依然として識別可能であることを意味する。
有利には、上述のように、本発明の熱処理工程は、固体造形品へ容易に適用することができる。溶融製品に適用される従来型熱処理工程とは対照的に、本発明の方法は、便宜的にも予期された使用のために設計された明確な形状に製品を処理することができる。
言い換えると、所定の実施形態によると、本発明の方法は、上述したように、組成物(C)をそれの固体造形品を提供するために溶融状態で加工処理する工程、および結果として、上述したように、前記固体造形品の形態にある前記組成物(C)を熱処理する工程を含んでいる。
したがって、本発明の方法を実施する際に、熱処理の最高温度は、通常は組成物(C)の初期融点未満および/またはポリマー(F)の第1融点未満に設定される。
典型的には、本発明の方法は、少なくとも260℃の温度で組成物(C)を熱処理する工程を含んでいる。少なくとも24時間またはいっそうより長時間にわたり組成物(C)を加熱する工程は、例えば結果として生じる組成物の屈曲破損寿命(耐折強さ)などの高温での所定の所望の熱的/機械的特性のさらなる改善を生じることができる。好ましくは、組成物(C)のための熱処理の加熱期間は、少なくとも1日間、より好ましくは少なくとも2日間であるが、4日間または数週間までさえ実施することができよう。特定の実施形態では、本発明の方法は、少なくとも300℃の温度で少なくとも2日間にわたり組成物(C)を熱処理する工程を含んでいる。また別の好ましい実施形態では、本発明の方法は、少なくとも310℃の温度で少なくとも2日間にわたり組成物(C)を熱処理する工程を含んでいる。
一般に、本方法の発明の熱処理工程は、製品を取り囲む媒質を構成する空気を含有していてよいオーブン内で実施される。
本発明の方法によると、組成物(C)を熱処理する工程は、溶融流動可能なPTFEの非存在下で実施される。「溶融流動可能な」は、そのPTFEがASTM D 1238−94aにより測定可能なゼロではないメルトフローレートを有することを意味する。この溶融流動可能なPTFEは、極めて長いポリマー鎖の形成を防止する条件下での直接重合によって、または非溶融流動性PTFEの照射分解によって得ることができる。この溶融流動可能なPTFEは、少なくとも1つの官能基を有する少量のコモノマーを含むTFEのホモポリマーもしくはそのコポリマーであってよい。例えば2010年2月11日出願の米国特許出願第2010/0036074A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)を参照すると、この溶融流動可能なPTFEは、炭素−炭素二重結合ならびにアミン、アミド、カルボキシル、ヒドロキシル、ホスホネート、スルホネート、ニトリル、ボロネートおよびエポキシドからなる群から選択される少なくとも1つの官能基を有する炭化水素モノマーを含むTFEのコポリマーであってよい、およびより特に約0.001〜約1重量%の、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール、パーフルオロ−2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン、パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)およびパーフルオロ(ブチルビニルエーテル)からなる群から選択される少なくとも1つのコモノマーを有するTFEコポリマーであってよい。
そのような溶融流動可能なPTFEは、一般にPTFE微粉末と呼ばれる。PTFE微粉末は、溶融物から成形される製品が極度の脆性のために実用にならないために、溶融仕上げ可能であるとは見なされない。PTFE微粉末の押出フィラメントは、極めて脆性であるので屈曲すると破損する。
溶融流動可能なPTFEの溶融流動性は一般に低分子量の結果であると考えられるので、溶融流動可能なPTFEは、上記の2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0034406A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)、2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0035326A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)および2012年2月9日出願の米国特許出願第2012/0031607A号明細書(E.I.DU PONT NEMOURS AND COMPANY)の米国特許出願では、LMW PTFEと呼ばれている。これとは対照的に、本発明のためには、非溶融流動性PTFEは、溶融流動可能なPTFEと比較して高分子量であるために、ASTM D 1238−94aにより測定してメルトフローレートがゼロであるPTFEを意味する。
LMW PTFEはさらに、好ましくは少なくとも50J/gの結晶化熱を示す、高い結晶性によって特徴付けることができる。
LMW PTFEは、例えば溶融ポリマー上の5kgの重量を使用して、ASTM D 1238にしたがって372℃で測定して、少なくとも0.01g/10分、好ましくは少なくとも0.1g/10分、より好ましくは少なくとも5g/10分、およびいっそうより好ましくは少なくとも10g/10分のメルトフローレート(MFR)によって特徴付けることができる溶融流動性を有する。
LMW PTFEは低分子量を有するが、それでも例えば少なくとも300℃、より好ましくは少なくとも310℃、いっそうより好ましくは少なくとも320℃の高温まで固体であるために十分な分子量を有する。1つの実施形態によると、この十分な分子量の1つの指標は、LMW PTFEが、このポリマーが5kgの重量を使用してASTM D 1238にしたがって372℃でMFR測定にかけられたときにこのポリマーのMFRが好ましくは100g/10分以下、好ましくは75g/10分以下、いっそうより好ましくは50g/10分以下であるように粘性溶融物を形成する。これらの最高MFR量の各々は、MFR範囲、例えば0.01〜50g/10分、0.01〜75g/10分、10〜50g/10分などを生成するために上述した最低MFRのいずれかと結合することができる。
LMW PTFEは、Polymist(登録商標)およびAlgoflon(登録商標)Lの商標名の下でSolvay Specialty Polymers Italy S.p.A.から、またはZONYL(登録商標)フルオロ添加物の商標名の下でDuPont CompanyからのPTFE微粉末の形態で入手できる。
本方法の発明の1つの実施形態によると、組成物(C)を熱処理する工程は、PTFEポリマーの非存在下で実施されるが、このときPTFEポリマーは、少なくとも1つの他のフッ素含有モノマーを少量で、例えば約2重量%以下で含むTFEのホモポリマーまたはTFEのコポリマーであってよい。これらのPTFEポリマーは、Algoflon(登録商標)PTFEの商標名の下でSolvay Specialty Polymers Italy S.p.A.から、およびTeflon(登録商標)の商標名の下でDuPont Companyから市販されている。
上記のように、本発明のまた別の態様は、テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]であって、下記の不等式:
Tm(I)>329.15−6×[M]
(式中、
− Tm(I)は、ポリマー(F1)の第1融点であり、摂氏温度の単位を有する;
− [M]は、ポリマー(F1)内の前記コモノマー(F)由来の繰り返し単位の重量%である)
が満たされるポリマー(F1)に関する。
ポリマー(F1)は、上述した熱処理工程を使用して製造できる。
そこでポリマー(F)を参照しながら本明細書で上述した全ての特徴は、ポリマー(F1)の好ましい実施形態を特徴付ける。
本発明のさらにまた別の態様は、造形品を製造するための方法であって、上述した本発明のTFEコポリマーを使用する工程を含む方法に関する。
上述した方法においては、従来型の溶融押出、射出成形およびコーティングを含むがそれらに限定されない当技術分野において公知の標準的なポリマー加工技術を使用できる。
所望の熱処理後の本発明の独創的なTFEコポリマー(白四角)および受領したままの比較TFEコポリマー(黒四角)についての、コモノマー(F)の重量%の関数としての、ASTM D4591標準試験方法によって決定された第1融点のプロット図を示す図である。
以下では本発明について下記の実施例に関連してより詳細に説明するが、その目的は単に例証的なものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
メルトフローインデックス(MFI)の測定
MFIの決定は、5Kgの負荷下で372℃においてASTM D1238標準試験方法にしたがって実施した。
第1融点Tm(I)および第2融点Tm(II)の測定
試験試料の第1および第2融点は、ASTM D4591標準試験プロトコールに基づいて、10℃/分の加熱速度を用いて決定した。具体的には、熱処理を受けていない試料の第1融点[Tm(I)]は水冷した圧縮成形試験片上で評価したが、熱処理試料についてのTm(I)は空冷した試料上で評価した。全試料について、第2融点[Tm(II)]は、10℃/分の冷却速度を用いて350℃から冷却した後に評価した。
機械的特性の測定
厚さ1.5mmの標準ASTM試験片は、試験ポリマーの圧縮成形フィルムから入手した。引張特性は、ASTM D−3307にしたがって測定した。弾性率(Mol.EI)は、内部標準法にしたがって、1mm/分のクロスヘッド速度で、ASTM D−3307に記載されたように微小引張試験片を引っ張ることによって得られる曲線の最高勾配の評価に基づいて測定した。ポリマーのMIT屈曲破損寿命は、ASTM D−2176−82Tに記載された標準装置を使用して、およそ0.3mmの厚さを有する成形フィルム上で測定した。
ポリマー内の過フッ素化コモノマーの重量%の測定
過フッ素化コモノマー含量の決定は、FT−IR分析によって実施し、重量%で表示した。過フッ素化コモノマー(F)含量は、以下の条件下で決定した:994cm−1での帯域光学濃度(OD)は、2365cm−1での帯域光学濃度(OD)を用いて下記の式:
コモノマー(F)[重量%]=(994cm−1でのOD)/(2365cm−1でのOD)×0.99
によって正規化した。具体的には、PEVEもしくはHFP含量は、FTIR分光法によって、米国特許第5703185号明細書に記載された方法(第4段9〜16行)にしたがって、その中に記載された増倍係数1、3を用いて決定した。IRスペクトルサブトラクションを実施するために、TFE/MVEコポリマーを使用した。ポリマー中のPMVE含量は、以下の条件下で決定した:889cm−1での帯域光学濃度(OD)は、2365cm−1での帯域光学濃度(OD)を用いて下記の式:
PMVE[重量%]=(889cm−1でのOD)/(2365cm−1でのOD)×11.8
によって正規化した。PPVE含量は、以下の条件下で決定した:994cm−1での帯域光学濃度(OD)は、2365cm−1の帯域光学濃度(OD)を用いて下記の式:
PPVE[重量%]=(994cm−1でのOD)/(2365cm−1でのOD)×0.99
によって正規化した。
透過性/気体透過試験
最初のポリマー組成物および熱処理ポリマー組成物の気体透過性を測定するために、気体透過試験を実施した。詳細には、各ポリマー試料についての気体透過性の測定を密閉容器中で実施し、選択したポリマー組成物をフィルムに成形し、容器内の2つのセルに分離した。この試験は、密閉容器から排気した後に実施し、およそ1atmの圧力にある試験ガスを2つのセルのうちの1つに装填することによって開始した。試験期間中、下流容器セル内の圧力はフィルムを通る透過に起因して徐々に増加し、結果として、その透過係数は、定常状態にある下流セル内の圧力上昇から計算した。以下に記載する本出願人の装置内では、試験ガスとして窒素を使用し、試験温度は120℃に設定した。
引張クリープ試験
引張クリープ試験は、ISO 527−1Aに記載された寸法を備える試験片を使用する以外は、ASTM D2990標準試験方法にしたがって実施した。伸び計は使用せず、精密な歪み評価を保証するために試験片形状補正を使用した。全試験片は、穴あけパンチによって、1.5mmの厚さを有する圧縮成形シートから切断した。小さな引張クリープ歪みは、良好な加熱歪み(クリープ)抵抗を反映している。
材料
「PFA1」〜「PFA6」と名付けたポリマー試料は、Hyflon(登録商標)PFAの商標名の下でSolvay Specialty Polymers Italy SpAから市販されているTFE/PAVEコポリマーである。「Poly−A」および「Poly−B」のポリマー試料は、どちらもHyflon(登録商標)MFA Fの商標名の下でSolvay Specialty Polymers Italy SpAから市販されているTFE/MVE/EVE/HFPコポリマーである。
実施例1
受領したままのポリマー試料(PFA1、PFA2、PFA3、PFA4、Poly−AもしくはPoly−B)を溶融させ、MFIを決定し、表1に「最初の」MFI値として表示した。300℃での7日間の熱処理(「HT1」)、310℃での2日間の熱処理(「HT2」)または285℃での7日間の熱処理(「HT3」)後、表1に示したように、各処理ポリマーについてMFI値を再計測した。
Figure 2015537095
表1に示したように、各試験PFAポリマーのMFIは、熱処理を受けた後には有意に低下した。
実施例2
受領したままの実施例1のポリマー試料(PFA1、PFA2、PFA3、PFA4、Poly−AもしくはPoly−B)は、上述した第1および第2融点(最初の「Tm(I)」および「Tm(II)」)測定を受けさせた。300℃での7日間の熱処理(「HT1」)、310℃での2日間の熱処理(「HT2」)または285℃での7日間の熱処理(「HT3」)後、表2に示したように、各熱処理PFAポリマーについて第1および第2融点を再計測した。
Figure 2015537095
表2に示したように、各試験ポリマー試料の第1融点はある期間にわたる熱処理後に顕著に増加したが、これは各熱処理ポリマー試料の結晶性が増大したことを意味している。
図1は、実施例2における所望の熱処理後のPFA1〜4、Poly−AおよびPoly−B(白四角)について、および受領したままのPFA1〜4、Poly−AおよびPoly−Bから得られた第1融点[最初のTm(I)、℃]の比較データ(黒四角)についてのコモノマー(F)の重量%の関数としての第1融点「Tm(I)、℃」のプロット図を示す図である。
実施例3
周囲温度(23℃)での引張試験は一般に連続使用温度を決定するためには信頼されているが、この試験は、高温(例えば、280℃)でのPFAポリマーの機械的特性を知るためにもまた望ましい。このため、実施例1および2で使用したPFA2ポリマーについて上述の機械的特性の測定を実施し、表3に示したように、結果を310℃での2日間の熱処理(「HT2」)の前および後にPFA2と比較した。
Figure 2015537095
表3に示したように、PFA2の熱処理は試験した機械的特性のほぼ全部の態様において、周囲温度および280℃という極めて高温の両方で、有意な改善をもたらした。
実施例4
上記の実施例で使用したPFA2、PFA3、PFA4およびPoly−Aに、300℃での7日間の熱処理(「HT1」)または285℃での7日間の熱処理(「HT3」)の前および後の両方で、上述した屈曲破損寿命測定を受けさせた。結果は下記の表4に示した。
Figure 2015537095
表4に示したように、試験したコポリマーの屈曲破損寿命は、本発明による熱処理後には有意に増加した。
実施例5
個別気体透過試験を受領したままの「最初の」PFA2試料を対象に実施し、「熱処理」PFA2試料には上述したプロトコルにしたがって300℃での7日間の熱処理を受けさせた。120℃で記録したN透過性データは、下記の表5に列挙した。
Figure 2015537095
表5に示したように、本発明による熱処理工程は、選択されたパーフルオロポリマー試料の気体透過性を著明に低下させた。この透過性の低下は、特に高遮断性を必要とする化学処理工業用途のために、本発明による熱処理ポリマーの現実的な工業上の利点を表す。
実施例6
3.3重量%のPVEコポリマーを含有し、2.5g/10分のMFI値を有するPFA5のポリマーサンプルに1,000時間という長期間にわたり、280℃の試験温度および1.0MPaの試験圧力での引張クリープ試験を受けさせた。使用した試験温度は260℃より高かったので、前記引張クリープ試験は本発明の熱処理工程と等価であった。
1,000時間の長いクリープ試験中、試験試料において破裂は観察されず、この試験試料について測定された引張クリープは17.8%と低かった。この結果は、試験PFA材料が、本発明による熱処理を受けた後に、熱負荷に起因する破裂もしくは割れ目を形成することなく260℃を超える高温で連続的に使用できることを証明している。
実施例7
4.2重量%のPVEコモノマーを含有し、15.4g/10分のMFI値を有するPFA6のポリマー試料を固体状態で様々な時間(3時間、6時間、24時間、48時間および168時間)にわたり300℃へ加熱した。表6に示したように、このように処置したPFA6のMFI値を各熱処理後に再計測した。
Figure 2015537095
明らかに、短時間の熱処理と比較して、24時間以上にわたりポリマーを固体形で加熱する工程は、流動学的挙動に反映されるように、物理的および熱的特性の変化をさらにもたらした。

Claims (16)

  1. テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の非存在下において、少なくとも24時間にわたり少なくとも260℃の温度で前記組成物(C)を熱処理する工程を少なくとも含む方法。
  2. テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の非存在下において、少なくとも260℃の温度で前記組成物(C)を熱処理する工程を少なくとも含み、組成物(C)を熱処理する最高温度は、前記組成物(C)が前記熱処理中に固体状態にあるような温度である方法。
  3. テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の非存在下において、少なくとも260℃の温度で前記組成物(C)を熱処理する工程を少なくとも含み、前記組成物(C)を熱処理する最高温度は、前記組成物(C)の初期融点未満に設定される方法。
  4. テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された少なくとも1つの溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F)]を含有する組成物[組成物(C)]を熱処理するための方法であって、溶融流動可能なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の非存在下において、少なくとも260℃の温度で前記組成物(C)を熱処理する工程を少なくとも含み、組成物(C)を熱処理する最高温度は、前記ポリマー(F)の第1融点未満に設定される方法。
  5. 前記コモノマー(F)は:
    − C〜Cパーフルオロオレフィン;
    − CF=CFORパーフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)(式中、Rは、C〜Cパーフルオロアルキルである);
    − CF=CFOXパーフルオロオキシアルキルビニルエーテル(式中、Xは、1つ以上のエーテル基を有するC〜C12パーフルオロオキシアルキルである);および
    − パーフルオロジオキソールから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記コモノマー(F)は、下記:
    − パーフルオロメチルビニルエーテル(式CF=CFOCFのPMVE)、パーフルオロエチルビニルエーテル(式CF=CFOCのPEVE)、パーフルオロプロピルビニルエーテル(式CF=CFOCのPPVE)およびそれらの混合物から選択されるPAVE;
    − 一般式CF=CFOCFORf2(式中、Rf2は、直鎖もしくは分岐鎖C〜Cパーフルオロアルキル基、環状C〜Cパーフルオロアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖C〜Cパーフルオロオキシアルキル基である;好ましくは、Rf2は、−CFCF(MOVE1)、−CFCFOCF(MOVE2)もしくは−CF(MOVE3)である)のパーフルオロメトキシビニルエーテル;および
    − 下記の式
    Figure 2015537095
    (式中、XおよびXは、互いに等しいかもしくは異なり、FおよびCFから選択され、好ましくはFである)
    を有するパーフルオロジオキソールから選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記コモノマー(F)は、PMVE、PEVE、PPVE、MOVEおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項5に記載の方法。
  8. 前記ポリマー(F)は、本質的に:
    (a)0.5〜8重量%、好ましくは0.7〜6重量%のPPVE由来の繰り返し単位;
    (b)TFE由来の繰り返し単位であって、繰り返し単位(a)および(b)のパーセンテージの合計が100重量%に等しい量にある繰り返し単位
    からなるTFEコポリマーである、請求項5に記載の方法。
  9. 前記ポリマー(F)は、少なくとも1つのC〜Cパーフルオロオレフィンに由来する繰り返し単位をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記ポリマー(F)は、本質的に:
    (a)0〜6重量%のPMVE由来の繰り返し単位;
    (b)0.4〜5重量%の、PMVEとは異なる1つもしくは2つ以上のフッ素化PAVEコモノマー由来の、好ましくはPEVEおよび/またはPPVE由来の繰り返し単位;
    (c)0〜6重量%の、少なくとも1つのC〜Cパーフルオロオレフィン由来、好ましくはヘキサフルオロプロピレン(HFP)由来の繰り返し単位;および
    (d)TFE由来の繰り返し単位であって、繰り返し単位(a)、(b)、(c)および(d)のパーセンテージの合計が100重量%に等しい量にある繰り返し単位
    からなるTFEコポリマーである、請求項7に記載の方法。
  11. 前記組成物(C)は、単独成分として前記ポリマー(F)を含有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 組成物(c)の熱処理温度は、少なくとも270℃、好ましくは少なくとも300℃およびより好ましくは少なくとも310℃である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 少なくとも260℃の温度で少なくとも24時間にわたり前記組成物(C)を熱処理する工程を含む、請求項2〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記方法は、固体造形品を提供できるように前記組成物(C)を前記溶融状態で加工処理する工程、および結果として前記固体造形品の形態にある前記組成物(C)を熱処理する工程を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーと0.5重量%〜13重量%、好ましくは0.6重量%〜11重量%およびより好ましくは0.8重量%〜9重量%の量で少なくとも1つのエチレン型の不飽和を含有する1つ以上の過フッ素化コモノマー[コモノマー(F)]とから形成された溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]であって、下記の不等式:
    Tm(I)>329.15−6×[M]
    (式中、
    − Tm(I)は、ポリマー(F1)の第1融点であり、摂氏温度の単位を有する;
    − [M]は、ポリマー(F1)内の前記コモノマー(F)由来の繰り返し単位の重量%である)
    が満たされる溶融加工可能なパーフルオロポリマー[ポリマー(F1)]。
  16. 前記ポリマー(F1)は、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法によって作成される、請求項15に記載のポリマー(F)。
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