JP2015531466A - 遊星歯車装置 - Google Patents

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Abstract

予め決められた個数のプラネットギヤ(3)と、前記プラネットギヤ(3)がその上に取り付けられた、2つの壁部(8,9)を有するプラネットギヤキャリア(5)とを備えた遊星歯車装置であり、前記プラネットギヤ(3)が、それぞれの軸(X)を画成している支持ピン(6)により支持され、前記支持ピン(6)の端部(10,11)は前記プラネットギヤキャリアのそれぞれの壁部に固定されている。各支持ピンには、その端部(11)に、端部(11)の厚み部に得られた環状溝(12)が設けられており、前記溝が、前記軸(X)に沿った延在部を有し、前記溝の延在部は、前記プラネットギヤの噛合いバンド(13)の、前記軸(X)に沿った延在部よりも小さい。リング(14)が、前記溝内に部分的に挿入されて設けられ、前記リングは、前記リングが挿入される溝の一部の外形に相当する外形を有する。このようなリングが、予め決められた荷重下で前記リングと接触するまで降伏する前記ピンの降伏部分のための機械的止め部として機能する。

Description

本発明は、サンギヤ、プラネットギヤ及びプラネットギヤキャリアを備えた、減速機として用いられる遊星歯車装置に関する。
遊星歯車装置は、機械的なギヤシステムである。一般に運動入力部であるサンギヤ(サンホイール)と称される中央ホイール、すなわちピニオンが、加えられる荷重を、サンギヤを取り囲み且つ内歯と噛み合っているプラネットギヤに分配する。プラネットギヤは、それら自身の軸を中心とした回転運動を有することに加えて、プラネットギヤキャリア部材(トレインキャリア又はディファレンシャルベベルとも称される)の構造との一体的な回転もする。プラネットギヤは、このプラネットギヤキャリア部材に組み付けられ、特定のピン及び回転ベアリングにより支持されている。プラネットギヤキャリアの回転軸とサンギヤの回転軸とは一致している。
遊星歯車システムにおいて、プラネットギヤキャリアの構造は、2つの壁部又は突出ピンを有し得る。プラネットギヤの支持ピンが、プラネットギヤキャリアのそれぞれの壁部の両端に支持されているため、2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアは、より幅広の噛み合いバンドの使用を可能にし、より大きい荷重に耐えることを可能にする。従って、突出ピンを有するプラネットギヤキャリアの性能を高める。
プラネットギヤキャリアは、一般に、ピンを通じてプラネットギヤキャリアの壁部へと伝達される荷重の集中部を有し、この荷重集中部は、運動出力側、すなわち、遊星歯車システムの、プラネットギヤの支持ピンの突出部がより長い側に局在している。一方、遊星歯車システムの運動出力側とは反対の他方側においては、伝達される荷重は低減する。システムのこのような不均衡は、伝達されるトルクが増大すると、プラネットギヤのピンのミスアライメント(不整合)を増大させる。これは、互いに噛み合うギア歯(サン−プラネット、及び、プラネット−ギヤ)の側部に沿った線状の荷重の不均一な分配を生じ、また、システムにおける全てのプラネットギヤ間の接線方向荷重の不均一な分割も生じることになる。
例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、プラネットギヤキャリアのための、その可撓性を高めるように適合された突出ピンを有するシステムが開発されている。これらの特許文献に示されている方法は、突出したプラネットギヤキャリア、すなわち、プラネットギヤの支持ピンが単一の壁部に固定されたプラネットギヤキャリアについて言及している。また、長尺の内側ベアリングリング、すなわち、外側リングよりも非常に幅広の、ピンに固定された内側ベアリングリングを有することを特徴とする特別なベアリングを用いることを提供し、これにより、システムの可撓性を高めている。従って、これらのシステムが機能し得るのは、この特別なベアリングを用いた場合だけであり、市場において、標準的なベアリングよりもコスト高である。
2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアを有する遊星歯車装置において、ギヤにかかる荷重の分配は、2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアと、2つの対向壁部間の連結スポークと、プラネットギヤの支持ベアリングの座部を画成している支持ピンとから成る可撓性のシステムとが相互に関連している。
しかし、プラネットピンを通じてプラネットギヤキャリアの2つの対向壁部に伝達される全トルクの一部が、プラネットギヤキャリアの2つの壁部の異なる挙動を決定付け、これが、支持ピンの重大なミスアライメントを生じさせる。なぜなら、荷重が2つの端部の一方(運動出力端部)に向かって集中するからである。こうして、遊星歯車システムの伝達性能が著しく低減される。さらに、ミスアライメントの問題は、実際のプラネットギヤの個数が増大するとより重大になり、孔食現象、すなわち、ギヤ上の空洞の形成、及び、クラックの連続形成を生じる場合がある。ミスアライメントを補正するために、ギヤの歯にクラウンを施す場合も多いが、この解決方法は、十分でなく、又は、全ての荷重レベルに対して逆効果になる場合もある。
従って、上記の欠点の克服を可能にする遊星歯車装置を作成する必要がある。
米国特許第2010/0077881号明細書 米国特許第8075443号明細書
本発明の目的は、荷重の不均衡に最適な方法で対処するために、2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアが必要な可撓性を有し、また、プラネットギヤの支持ベアリング及び歯の噛み合いバンドに作用するトルクによるミスアライメントを再分配(redistribute)し、これにより、遊星歯車システムの伝達性能を向上させる遊星歯車装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアが、最大安全限度による制御された可撓性を有する遊星歯車装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、2つの壁部を有するプラネットギヤキャリアを有する遊星歯車装置であって、プラネットギヤの支持ピンのミスアライメントに対処でき、標準的な回転ベアリングを用いることができ、すなわち、専用のベアリングを必要とせず、また、これらの標準的なベアリングが、現在のシステムにて得られる耐久性よりも高められた耐久性を有することを保証する遊星歯車装置を提供することにある。
本発明は、上記の目的を、請求項1に記載された遊星歯車装置を提供することにより達成する。この遊星歯車装置は、
噛み合いバンドが設けられ、予め決められた個数のプラネットギヤと、前記プラネットギヤがその上に取り付けられ、2つの壁部が設けられたプラネットギヤキャリアと、前記プラネットギヤを支持し、且つ、それぞれの長手方向軸を画成している支持ピンとを備え、各支持ピンが、
‐ 前記2つの壁部の第1の壁部に固定された第1の端部セグメントと、
‐ 前記2つの壁部の第2の壁部に固定された第2の端部セグメントと、
‐ 前記第2の端部セグメントよりも大きい直径を有する第3の中央セグメントとを含み、それにより、環状のショルダが、前記第3の中央セグメントと前記第2の端部セグメントとの間に画成され、前記環状ショルダ上に、前記長手方向軸に沿った所定の深さを有する環状溝が、前記プラネットギヤの、同一の長手方向軸に沿った前記噛み合いバンドの延在部よりも小さく設けられ、これにより、前記環状溝を取り囲む前記中央セグメントの環状端部が前記支持ピンの降伏領域を画成し、
前記環状端部の剛性よりも大きいか又はそれに等しい剛性を有するリングが、少なくとも部分的に前記環状溝内に挿入され、これにより、荷重下で前記リングと接触するまで降伏し得る前記降伏領域のための噛合い止め部として機能する。
本発明は、プラネットギヤキャリアに、プラネットギヤキャリアの全体的変形可能性、所定位置での荷重、及び、用途範囲に基づいて定量化された荷重下で降伏する領域を導入し、これにより、荷重下でのピンのミスアライメントによる、又は、システムにおける最小の構造誤差による作用を最小化又は無効にする。
本発明は、異なる直径を有する長手方向の支持ピンの使用であって、運動出力側、すなわち、荷重が最も集中する側に、好ましくは材料を除去することによりつくられる、前記ピンの降伏領域を決定する円筒状又は円錐台形状の溝を有する支持ピンを用いることを提供する。
前記ピンにおける前記溝は、前記ピンに、前記溝の軸方向深さ及び高さに基づいた所定の程度の可撓性を与える。降伏領域が、前記ピンの一端、すなわち、前記遊星歯車システムからの運動の出力側に存在することが、通常はこの点に集中する荷重の一部が前記ピンの最大剛性領域に伝達されることを可能にし、これにより、前記壁部のミスアライメント作用を低減し、伝達された荷重分布を前記噛み合いバンドの中央に向かって移動させる。
従って、前記溝は、ベアリング及びギヤにかかる荷重分布を修正できる可撓性要素を構成する。この溝による要素の、軸方向処理による深さ、テーパー度、及び、予め決められた厚さが、ピンの変形可能性が前記プラネットギヤキャリアの全体的剛性、及び加えられる外的荷重に関連付けられることを可能にする。従って、溝及び降伏領域の様々な設計により、干渉トルク範囲の調整が可能になり、様々なピンが様々な用途に適合される。
本発明の第1の変型例は、各プラネットギヤの支持ピンが、単一の部品からつくられた一体構造(monolithic)であり、且つ、材料の一部の除去によりつくられた環状溝を有することを提供する。
本発明の第2の変型例は、第1の実施形態とは異なり、各プラネットギヤの支持ピンが2つの異なる部品により形成されることを提供する。これらの2つの部品は、第1の滑らかな部品と、前記第1の部品と同軸状に、前記第1の部品と共に上記の溝を画成するように形成されて配置されたスリーブ形状の第2の部品とである。この第2の変型例は、ギヤ装置寸法がより大きい場合に、より容易に作成される。
前記可撓性要素をより有効にし、また、この要素を過荷重の場合に保護するために、上記の2つの変型例は、共に、好ましくは、所与のトルク値を超えた溝の変形を制限するように、外的過荷重に抗する安全要素の挿入を提供する。前記溝に挿入される機械的変形止め部の形態であるこの安全要素により、前記ピンの降伏領域の降伏が、最大でも予め決められた量までとなり、これにより、過荷重がピンを損傷することを防止する。具体的には、永久的なピン変形が防止され、又は、降伏部分の破損も防止される。
前記ピンの前記降伏部分の変形止め部は、金属製の安全リングを前記ピン溝に少なくとも部分的に導入することによりつくられる。前記安全リングは、前記溝の外形とほぼ同一の円錐台形状又は円筒状の外形を有する。
好ましくは、前記安全リングが前記溝に挿入されたならば、前記リングの外面と前記溝の対応する内面(すなわち、前記支持ピンの前記中央セグメントの前記環状端部の内面)との間に間隙が存在する。この間隙は、過荷重の場合に前記支持ピンの最大可撓性が調整されることを可能にする。
前記間隙の寸法は、前記ピンの降伏端部領域の変形を予め決められた値に制限するように設計される。実際、前記溝と前記機械的止め部との間の間隙が前記ピンに所望の可撓性範囲を提供し、このような間隙が、前記ピンの降伏量を定め、また、前記ピンの動作範囲を決定する。前記降伏領域を前記機械的止め部に接触させる荷重が生じた場合も前記ピンの動作範囲は維持され、ピンは、さらなる可撓性の形態を有さず、ピンの全長に沿って一定の剛性を有する古典的なピンとして挙動する。
前記安全リングの前記外面の外形形状は、前記ピンの前記中央セグメントの前記環状端部の前記対応する内面の外形形状に対応している。
好ましくは、各支持ピンとそれぞれのプラネットギヤとの間に配置された少なくとも1つのベアリングの内側リングが、前記支持ピンとは別個の部品である。
好ましくは、本発明による歯車装置におけるプラネットギヤの可撓性支持ピンは、標準的なピン、又は、異なる特徴を有するその他の可撓性のピンとの互換性を有する。
本発明の主題である遊星歯車装置は、例えば、圧延製品のためのフラットナ(flatteners)のための制御歯車装置として、コイラスピンドル(coiler spindle)のための制御歯車装置として、及び、風力エネルギー発生のための増幅器において有利に用いられ得る。
従属請求項は、本発明の好ましい実施形態を記載する。
本発明のさらなる特徴及び利点は、遊星歯車装置の、好ましいが限定的でない実施形態の詳細な説明に鑑みて、より明らかになろう。これらの実施形態を、添付図面を補助として、非限定的な例として開示する。
本発明による遊星歯車装置の斜視図である。 本発明による歯車装置の一部分の、一部を断面図で示した第1の斜視図である。 図2aに示した部分の、一部を断面図で示した第2の斜視図である。 本発明による歯車装置の第1の変型例の、一部を断面図で示した図である。 前記第1の変型例の部品の側面図である。 図4aに示した部品の断面図である。 本発明による歯車装置の第2の変型例の、一部を断面図で示した図である。 前記第2の変型例の部品の側面図である。 図6aに示した部品の断面図である。
図面における同一の番号及び同一の参照符号は、同一の要素又は部品を示す。
図1は、本発明の目的である遊星歯車装置(プラネタリギヤ)を示す。遊星歯車装置の全体が番号1により示されており、この遊星歯車装置は、
‐ サンギヤ、又は、単にサンホイールと称される、運動を歯車装置に入力させる中央ホイール、すなわち、ピニオン2と、
‐ サンホイール2を取り囲み、且つサンホイール2と噛み合っている、予め決められた個数(例えば、4個)のプラネットギヤ3(プラネットホイール)と、
‐ プラネットギヤ3を取り囲み、且つプラネットギヤ3と噛み合っている内歯4とを備えている。
プラネットギヤ3は、それら自身の軸を中心とした回転運動を有することに加え、プラネットギヤキャリア又はトレインキャリア5の構造と一体的に回転する。プラネットギヤ3はプラネットギヤキャリア5上に組み付けられ、それぞれの長手方向軸Xを画成している特定の支持ピン6、及び、前記支持ピン6上に配置されたベアリング7(例えば、回転ベアリング)により支持されている。プラネットギヤキャリア5の回転軸とサンホイール2の回転軸とは一致している。
プラネットギヤキャリア5は、2つの壁を有するタイプのキャリアであり、支持ピン6が、プラネットギヤキャリアの壁部8及び壁部9に対して直角に固定されている。
図2a及び図4bは、本発明による遊星歯車装置の第1の実施形態を示す。この実施形態において、各支持ピン6は単一の部品からつくられ、支持ピン6は、
‐ プラネットギヤキャリア5の第1の壁部8に固定された第1の端部セグメント10と、
‐ プラネットギヤキャリア5の第2の壁部9に固定された第2の端部セグメント11と、
‐ 前記第2の端部セグメント11の直径よりも大きい直径を有する第3の中央セグメント20とを備え、これにより、環状のショルダ21が、第3の中央セグメント20と第2の端部セグメント11との間に画成されている。
そして、第1の端部セグメント10は、第3の中央セグメント20の直径よりも大きい直径を有し、これにより、前記第3の中央セグメント20上に収容されたベアリング7の内側リングを支持するためのさらなるショルダ22を画成する。図2及び図3に示されている例において、2つのベアリング7が、ピン6の中央セグメント20に支持されて設けられている。これらのベアリング7は、例えば、2列の円筒状ローラを有してスペーサ23により分離されているベアリングである。或いは、設けられるベアリングの個数は異なっても(1個のみでも)よく、また、その他のタイプの回転ベアリングを設けてもよい。
第1の端部セグメント10の直径と第3の中央セグメント20の直径とを等しくすることも考えられる。
従来技術の方法とは異なり、支持ピン6とそれぞれのプラネットギヤ3との間に配置された少なくとも1つのベアリング7の内側リングが、前記支持ピンとは完全に別の部品である。ベアリングは標準的なベアリングであり、より入手し易い。
好ましくは、材料を除去する処理により得られる環状の溝12が、環状ショルダ21上に設けられる。この環状溝12は、長手方向軸Xに沿った所定の深さを有し、この深さは、プラネットギヤ3の噛み合いバンド13の、同一の長手方向軸Xに沿った延在部よりも小さい。
噛み合いバンド又はバンド幅は、接触しているギヤ歯のフランクの軸Xに沿った長手方向延在部であり、すなわち、互いに噛み合っている歯付きホイールの幅である(図3及び図5を参照)
環状溝12は、好ましくは、歯車装置からの運動の出力側、すなわち、荷重が通常集中する側に対応した端部セグメント11につくられる。溝12の存在が、支持ピン6上に降伏領域を画成する。この降伏領域は、荷重の一部が、ピンの非降伏の、従って、より剛性の領域に戻されること、及び、伝達されたトルクの作用が干渉するときに生じる、2つの壁部8,9間のミスアライメント(不整合)を再分配することを可能にする。前記降伏領域は、ピン6の中央セグメント20の環状端部12’により示されており、前記環状部分12’は環状溝12の外側を取り囲んでいる。
こうして、長手方向軸Xに沿った環状溝12の延在部を、同一軸Xに沿った噛み合いバンド13の長手方向延在部の50%以下に等しいように設けることにより、良好な結果が得られた。
具体的には、長手方向軸Xに沿った環状溝12の延在部を、前記噛み合いバンド13の延在部の20%〜50%の範囲にあるように設けることにより、非常に良好な結果が得られた。
さらなる利点は、環状溝12内に少なくともその一部が挿入される剛性リング14(好ましくは金属材料からつくられる)を設けることにより、また、剛性リング14が挿入される溝12の一部の外形にほぼ等しい対応する外形を有することにより示されるであろう。このようなリング14は、前記環状端部12’の剛性に等しいか又はそれよりも大きい剛性を有し、ピン6の、予め決められた荷重下で前記リング14と接触するまで降伏する降伏領域のための機械的止め部として、すなわち、前記環状端部12’の機械的止め部として機能する。
リング14は、環状溝12に挿入される第1の部分と、前記環状ショルダ21に当接している、環状溝12の外側の第2の部分とを有する。第2の部分は、少なくとも1つのベアリング7の内側リングを適切な位置にブロックする。実際、この第2の部分は、ベアリング7の内側リングと直接接触するように配置される。リング14の前記第2の外側部分の存在は、環状溝12からリング14をより容易に引き出すこと、及び、ベアリング7を軸方向にブロックする可能性を決定付ける。
図面に示されているように、好ましい変型例において、安全リング14は、その内部に空隙を全く有さない中実のリングである。
好ましくは、リング14の第1の部分は、環状溝12内での、軸Xに沿った延在部を有し、この部分は、前記溝12の、前記軸Xに沿った延在部よりも小さい。好ましくは、前記第1の部分の長手方向延在部は、溝12の、軸Xに沿った延在部の80%以下に等しい。
さらにより好ましくは、前記第1の部分の長手方向延在部は、環状溝12の延在部の20%〜80%の範囲にある。
止めリング14は、好ましくは、荷重下での最大降伏領域、すなわち、溝12の外側領域に配置され、これにより、最小の変形をも制御することが、より容易になっている。
さらに、リング14の第1部分の、長手方向軸Xに対する最外面の外形形状は、環状溝12の近位側の内面の外形に等しい。このような外形は円筒状(図5)であるか、又は、円錐台形状(図3)の側面を有する。
好ましくは、リング14の第1部分の前記最外面と、環状溝12の前記近位側の内面との間に間隙が設けられ、この間隙は、過荷重の場合に支持ピン6の最大可撓性が調整されることを可能にする。この間隙は、特に、ピンの最大可撓性の程度、すなわち、ピンの動作範囲を決定する。溝の内面が、機械的止め部として機能するリング14の第1部分の最外面に密接に接触したならば、ピン6の降伏領域は、さらに降伏する可能性をもはや有さず、従って、降伏領域及び可撓性を有さない標準的なピンとして機能する。
歯車装置が停止されているときの前記間隙の値を、溝の最大高さ値(すなわち、長手方向軸Xに対して垂直の方向に沿った溝の最大幅の値)の約5/1000〜15/1000の可変値にすることにより、非常に良好な結果が達成された。
溝12の外形が円筒状側面の外形である場合、軸Xに沿って一定の溝の高さは、好ましくは、軸Xに沿った噛み合いバンド13の長手方向延在部の20%〜40%の範囲にある。
溝12の外形が円錐台状側面の外形である場合、溝の、ショルダ21に近接した最大高さは、好ましくは、軸Xに沿った噛み合いバンド13の長手方向延在部の20%〜50%の範囲にあり、溝12の傾斜面25は、軸Xに対して、約3度〜7度、例えば5度に等しい傾斜角度を有する。
図5〜図6bは、本発明による遊星歯車装置の第2の実施形態を示す。この実施形態に関しても第1の実施形態の説明が用いられるが、各支持ピン6が単一の部品からつくられておらず、2つの部品からつくられていることが異なる。支持ピン6の第1の部品は、第1の端部セグメント10、第2の端部セグメント11、及び、前記第2の端部セグメント11の直径にほぼ等しい直径を有する中央本体30を含む。従って、このような第1の部品は、第1の端部セグメント10と中央本体30との間で直径が1段階変化し得る滑らかなピンである。
支持ピン6の第2の部品は、前記中央本体30の外側に配置されたスリーブ31であり、スリーブ31は、その端部の内側が、中央本体30と共に環状ショルダ21上に環状溝12を画成するように形成されている。
これにより、第1の実施形態と同様に、支持ピン6の降伏領域が、滑らかなピンとスリーブとの間の溝12の存在により得られる。
この第2の実施形態においても、好ましくは金属からつくられたリング14が設けられ、リング14は、その一部が環状溝12に挿入され、且つ、溝12の、リング14が挿入される部分の外形に等しい外形を有する。このようなリング14は、ピン6の、予め決められた荷重下で前記リング14と密接に接触するまで降伏する降伏領域のための機械的止め部として機能し、すなわち、支持ピン6の中央セグメント20の環状端部12’のための機械的止め部として機能する。この第2の実施形態においても、リング14は、環状溝12内に挿入される第1の部分と、前記環状ショルダ21に当接し、且つ、少なくとも1つのベアリング7の内側リングを適切な位置にブロックする、環状溝12の外側にある第2の部分とを有し得る。さらに、第1の実施形態に関して先に記載した技術的特徴の全てがこの第2の実施形態に適用可能であり、これらの特徴は、例えば、環状溝12内の、リング14の第1の部分の軸Xに沿った延在部、リング14の前記第1部分の外形、リング14の第1部分の最外面と環状溝12の近位側の近位側内面との間の間隙、及び、前記溝の高さに関する特徴である。
従来技術の方法とは異なり、支持ピン6とそれぞれのプラネットギヤ3との間に配置された少なくとも1つのベアリング7の内側リングは、前記少なくとも1つのベアリング7がその上に配置されているスリーブ31とは完全に別個の部分である。ベアリングは、標準的なベアリングであり、従って、より入手し易い。
1 遊星歯車装置
2 サンギヤ
3 プラネットギヤ
4 内歯
5 プラネットギヤキャリア
6 支持ピン
7 ベアリング
8 キャリアの第1壁
9 キャリアの第2壁
10 第1の端部セグメント
11 第2の端部セグメント
12 環状溝
12’ 環状端部
13 噛み合いバンド
14 リング
20 第3の中央セグメント
21 環状ショルダ
22 ショルダ
23 スペーサ
25 溝12の傾斜面
30 中央本体
31 スリーブ

Claims (19)

  1. 遊星歯車装置であって、
    噛み合いバンド(13)が設けられた、予め決められた個数のプラネットギヤ(3)と、
    前記プラネットギヤ(3)がその上に取り付けられた、2つの壁部(8,9)が設けられたプラネットギヤキャリア(5)と、前記プラネットギヤ(3)を支持し、且つ、それぞれの長手方向軸(X)を画成している支持ピン(6)とを備え、
    各支持ピン(6)が、
    ‐ 前記2つの壁部の第1の壁部(8)に固定された第1の端部セグメント(10)と、
    ‐ 前記2つの壁部の第2の壁部(9)に固定された第2の端部セグメント(11)と、
    ‐ 前記第2の端部セグメント(11)よりも大きい直径を有する第3の中央セグメント(20;30,31)とを含み、それにより、環状のショルダ(21)が、前記第3の中央セグメント(20;30,31)と前記第2の端部セグメント(11)との間に画成され、前記環状ショルダ(21)に、前記長手方向軸(X)に沿った所定の深さを有する環状溝(12)が、前記プラネットギヤ(3)の同一の長手方向軸(X)に沿った前記噛み合いバンド(13)の延在部よりも小さく設けられ、それにより、前記環状溝(12)を取り囲む前記中央セグメントの環状端部(12’)が前記支持ピン(6)の降伏領域を画成し、
    前記環状端部(12’)の剛性よりも大きいか又はそれに等しい剛性を有するリング(14)が、少なくとも部分的に前記環状溝(12)内に挿入され、これにより、荷重下で前記リング(14)と接触するまで降伏し得る前記降伏領域のための噛合い止め部として機能する、遊星歯車装置。
  2. 前記リング(14)の外面と、前記環状端部(12’)の対応する内面との間に間隙が設けられ、これにより、当該間隙が、過荷重の場合に前記支持ピン(6)の最大可撓性を調整することを可能にする、請求項1に記載の遊星歯車装置。
  3. 前記リング(14)の前記外面の外形形状が、前記環状端部(12’)の前記対応する内面の外形形状に対応している、請求項2に記載の遊星歯車装置。
  4. 各支持ピン(6)とそれぞれのプラネットギヤ(3)との間に配置された少なくとも1つのベアリング(7)の内側リングが前記支持ピン(6)とは別個の部品である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  5. 前記環状溝(12)の前記長手方向軸(X)に沿った延在部が、前記噛み合いバンド(13)の延在部の50%以下に等しい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  6. 前記環状溝(12)の前記長手方向軸(X)に沿った延在部が、前記噛み合いバンド(13)の延在部の20%〜50%の範囲にある、請求項5に記載の遊星歯車装置。
  7. 前記リング(14)が、前記環状溝(12)内に挿入にされる第1の部分と、前記環状ショルダ(21)に当接している、環状溝(12)の外側にある第2の部分とを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  8. 各支持ピン(6)とそれぞれの前記プラネットギヤ(3)との間に配置された、少なくとも1つのベアリング(7)の前記内側リングが前記支持ピン(6)とは別個の部品であり、且つ、前記内側リングに好ましくは直接接触している前記リング(14)の前記第2の部分により適切な位置にブロックされている、請求項7に記載の遊星歯車装置。
  9. 前記第1の部分の、前記環状溝(12)内の長手方向延在部が、前記溝(12)の、前記長手方向軸(X)に沿った延在部よりも小さい、請求項7に記載の遊星歯車装置。
  10. 前記リング(14)の前記第1部分の、前記長手方向軸(X)に対する前記最外面の外形形状が、前記環状溝(12)の近位側の内面の外形形状に等しい、請求項7〜9のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  11. 前記外形が、円筒状又は円錐台形状の側面の外形である、請求項10に記載の遊星歯車装置。
  12. 前記リング(14)の前記第1部分の前記最外面と、前記環状溝(12)の前記近位側の内面との間に間隙が設けられ、これにより、当該間隙が、過荷重の場合に前記支持ピン(6)の最大可撓性が調整されることを可能にする、請求項10に記載の遊星歯車装置。
  13. 前記間隙が、前記環状溝(12)の最大高さの5/1000〜15/1000の範囲で可変である、請求項2又は9に記載の遊星歯車装置。
  14. 前記第1部分の前記長手方向延在部が前記環状溝(12)の前記延在部の80%以下に等しい、請求項9〜13のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  15. 前記第1部分の前記長手方向延在部が、前記環状溝(12)の前記延在部の20%〜80%の範囲にある、請求項14に記載の遊星歯車装置。
  16. 各支持ピン(6)が単一の部品からつくられている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  17. 各支持ピン(6)が2つの部品からつくられ、第1の部品が、第1の端部セグメント(10)、第2の端部セグメント(11)、及び、前記第2の端部セグメント(11)の直径にほぼ等しい直径を有する中央本体(30)を含み、第2の部品が、前記中央本体(30)の外側に配置されたスリーブ(31)であり、当該スリーブ(31)の内側が、前記中央本体と共に環状溝(12)を画成するように形成されている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
  18. 少なくとも1つのベアリング(7)の前記内側リングが、前記支持ピン(6)と前記それぞれのプラネットギヤ(3)との間に配置され、且つ、前記単一の部品又は前記スリーブ(31)とは別個の部品である、請求項16又は17に記載の遊星歯車装置。
  19. 前記予め決められた個数のプラネットギヤ(3)により取り囲まれ且つ当該プラネットギヤ(3)と噛み合う中央ギア(2)と、前記プラネットギヤ(3)を取り囲み且つ前記プラネットギヤ(3)と噛み合う内歯(4)とが設けられている、請求項1〜18のいずれか一項に記載の遊星歯車装置。
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