JP6322876B2 - 遊星ローラ式摩擦伝動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊星ローラ式摩擦伝動装置の太陽ローラ軸の支持構造に関する。
従来、例えば、特許文献1に示すように、太陽ローラ軸の外周面と環状の外輪の内周面との間に複数の遊星ローラを圧接状態で介在させ、遊星ローラを等分割して支持するキャリア軸を有する遊星ローラ式摩擦伝動(増速または減速)装置が知られている。キャリア軸を入力軸とし、太陽ローラ軸を出力軸とした場合は、増速機となる。また、太陽ローラ軸を入力軸としキャリア軸を出力軸とした場合は減速機となる。この遊星ローラ式摩擦伝動装置は、部品点数が少なく、騒音も小さく、高い減速や増速比を得られる。
一方、増速または減速比を増加するために、遊星ローラ式摩擦減速機と平歯車減速機を組み合わせたものとして、特許文献2においては、遊星ローラ式摩擦減速機のキャリア軸の軸端に平歯車を設け、その平歯車に噛み合う多段の平歯車による変速機を組み合わせたものが開示されている。
特開2005−024078号公報 特開2001−108038号公報
しかし、特許文献2の遊星ローラはニードルベアリングを用いているので、部品点数が大きく、小型化ができない。また、特許文献1,2のものは太陽ローラ軸が片持ち支持構造であり、不安定で、増速機として使用した場合にさらなる高速化が困難であるという問題があった。
本発明の課題は、かかる問題点に鑑みて、簡単な構造で高速化が容易で、太陽ローラ軸を安定して支持できる遊星ローラ式摩擦伝動を提供することである。
本発明においては、太陽ローラ軸の外周面と環状の外輪の内周面との間に複数の遊星ローラを圧接状態で介在させ、前記遊星ローラを等分割して支持するキャリア軸と、を有し、前記キャリア軸の駆動力を前記遊星ローラの公転自転によって前記太陽ローラ軸に伝達したり、前記太陽ローラ軸の駆動力を前記遊星ローラの公転自転によって前記キャリア軸に伝達し、遊星ローラ式摩擦伝動装置であって、前記キャリア軸の反遊星ローラ側外周にはキャリア外歯歯車が設けられ、前記キャリア外歯歯車に噛み合う入力または出力歯車軸が設けられ、前記キャリア軸を貫通して前記太陽ローラ軸が両持ち状態で軸支されている遊星ローラ式摩擦伝動装置を提供することにより前述した課題を解決した。
即ち、外歯歯車を有するキャリア軸に貫通穴を設け、太陽ローラ軸を貫通させて、キャリア軸の外側位置で軸支するようにした。
また、前記遊星ローラは円筒状であり、前記キャリア軸のポケットに軸方向に移動可能に、かつ回転方向に位置決め保持され、前記環状の外輪の内周面両側に鍔部が設けられ、前記遊星ローラが鍔部間に嵌合して回転するようにした。これにより、軸方向の位置決めをおこなう。また、ローラを含む各部品が軽量化される。
本発明においては、キャリアにキャリア外歯歯車を設け、軸心をずらせて入出力軸を配置し、キャリア軸を貫通して太陽ローラ軸を両持支持としたので、太陽ローラ軸が安定し、さらなる高速化が可能である。また、構造も簡単である。

また、軸方向移動が小さく、ローラを含む各部品が軽量化されるので、より高速化ができ、構造も簡単なものとなった。
本発明の実施の形態を示す遊星ローラ式摩擦伝動装置の縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の遊星ローラ式摩擦伝動装置の断面図、図2は図1のA−A線断面図であり、摩擦ローラ伝動機構を示している。また、図3は図1のB−B線断面図であり、平歯車伝動機構を示している。図に示すように、遊星ローラ式摩擦伝動装置1は、入力または出力軸となる太陽ローラ軸2が本体3に設けられた軸受4a,4bに両持ちで軸支されている。この太陽ローラ軸2の外周面2aの周りに3個の円筒状の遊星ローラ5が等分に配置されている。さらに、遊星ローラ5の外周5aを囲む環状の内周面6aを有する外輪6が本体3にボルト等により固定されている。太陽ローラ軸の外周面2a、遊星ローラの外周5a、外輪の内周面6aは圧接状態で互いにころがり回転するようにされている。
3個の遊星ローラ5を等分割支持するキャリア軸7が設けられている。キャリア軸7には、軸方向に貫通する切り欠き凹面7aからなる3か所のポケット7bが設けられている。ポケット7bの切り欠き凹面7aは遊星ローラの外周5aとはほぼ同径とされ、微小隙間を有するようにされている。ポケット7b内を遊星ローラ5がすべり回転(自転)する。キャリア軸7は本体3に設けられた軸受4c,4cに回転自在に軸支されている。また、軸受4cの両側に設けられたスナップリング8a,8b等により軸方向に移動できないようにされている。
外輪6の内周面6aの両サイドには軸方向に延びる鍔部6b,6cが設けられている。また、鍔部6b,6c間に遊星ローラ5の軸方向両端が微小隙間をもって嵌合するようにされ、遊星ローラの軸方向移動を規制している。キャリア軸7の駆動力を遊星ローラ5の公転自転によって太陽ローラ軸2に伝達したり、太陽ローラ軸の駆動力を遊星ローラの公転自転によってキャリア軸に伝達することができる。かかる作動については従来と同様であり詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態のキャリア軸7の前段には歯車伝動(増速)部が設けられている。キャリア軸7の反遊星ローラ(図3で見て左)側外周にキャリア外歯歯車13が設けられている。さらに、キャリア外歯歯車13に噛み合い歯数の多い平歯車14aを有する入力または出力歯車軸14が設けられ、入力または出力歯車軸の回転がさらに増速または減速できるようにされている。入力または出力軸14は本体3に軸受17,17により回転自在に軸支されている。入力または出力軸14には、図示しない駆動部あるいは多段伝動装置から回転力が伝達される。
キャリア軸7には貫通穴15が設けられている。太陽ローラ軸2の反出力(図1で見て左)側がこの貫通穴15を貫通して延出し、軸受4a,4bを介して本体3に軸支されている。太陽ローラ軸2は軸受4aと軸受4bとにより、両持支持される。これにより、太陽ローラ軸2を安定化させながら増速段数を増し高速化または減速化を可能とした。なお、前段の増速または減速比を一段としたが、2段以上でもよいことはいうまでもない。
1 遊星ローラ式差動摩擦伝動装置
2 太陽ローラ軸
2a 太陽ローラ軸の外周
4a、4b 軸受
5 遊星ローラ
5a 遊星ローラの外周
6 外輪
6a 外輪の内周面
6b、6c 鍔部
7 キャリア軸
7b キャリア軸のポケット
13 キャリア外歯歯車
14 入力または出力歯車軸



Claims (1)

  1. 太陽ローラ軸の外周面と環状の外輪の内周面との間に複数の遊星ローラを圧接状態で介在させ、前記遊星ローラを等分割して支持するキャリア軸と、を有し、前記キャリア軸の駆動力を前記遊星ローラの公転自転によって前記太陽ローラ軸に伝達したり、前記太陽ローラ軸の駆動力を前記遊星ローラの公転自転によって前記キャリア軸に伝達し、遊星ローラ式摩擦伝動装置であって、
    前記キャリア軸の反遊星ローラ側外周にはキャリア外歯歯車が設けられ、前記キャリア外歯歯車に噛み合う入力または出力歯車軸が設けられ、前記キャリア軸を貫通して前記太陽ローラ軸が両持ち状態で軸支されていて、 前記遊星ローラは円筒状であり、前記キャリア軸のポケットに軸方向に移動可能に、かつ回転方向に位置決め保持され、前記環状の外輪の内周面両側に鍔部が設けられ、前記遊星ローラが鍔部間に嵌合して回転するようにされていることを特徴とする遊星ローラ式摩擦伝動装置
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