以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、本発明の要旨を曖昧にするおそれのある公知技術及び構成に対する詳細な説明は省略する。
一方、本明細書及び図に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を促すために特定の例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。ここで、開示された実施形態の他にも、本発明の技術的な思想を基とする別の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1によると、システムはサーバ装置200と複数のユーザ端末装置100−1〜100−nを含む。サーバ装置200と複数のユーザ端末装置100−1〜100−nはネットワーク10を通じて通信を行うことができる。
ネットワーク10は、多様な類型で実現されてよい。例えば、3Gや4G(Generation)移動通信網、Wi−Fi、Zigbee(登録商標)、IEEE無線通信網、クラウドネットワーク等のような多様な通信ネットワークが利用されてよい。ユーザ端末装置100−1〜100−nは、携帯電話や有線電話、タブレットパソコン、PDA、パソコン、MP3プレーヤ、テレビ等のような多様な電子装置で実現されてよい。サーバ装置200は、ウェブサーバ、クラウドサーバ等で実現されてよい。図1においては、説明の便宜上、サーバ装置200が1つの装置として示しているが、サーバ装置200の種類及び数は実施形態に応じて多様に変更されてよい。
サーバ装置200は、複数のユーザ端末装置100−1〜100−nのそれぞれと連動して多様なサービスを提供することができる。具体的には、各種広告情報を提供する広告サービス、連絡先提供サービス、物品購入のためのショッピングサービス及びこのようなサービスが組み合わせられた類型のサービス等を提供することができる。図1のシステムは、当該システムから提供されるサービスの種類に応じて、広告システム、ショッピングシステム、連絡先提供システム等のような多様な名前に呼ばれてよいが、以下では説明の便宜上、ネットワークシステムとして説明を進める。
サーバ装置200は、各ユーザ端末装置100−1〜100−nと通信を行い、各ユーザ端末装置100−1〜100−nに個別に保存する情報を受信することができる。サーバ装置200は、受信された情報を用いて、データベースをアップデートさせる。データベースには、各ユーザ端末装置100−1〜100−nにおいて保存する電話番号や、名称、住所情報、メールアドレス、ホームページ情報、広告フレーズ等のような多様な情報が記録されてよい。
ユーザ端末装置100−1〜100−nは、携帯電話、タブレットパソコン、ラップトップパソコン、PDA、電子手帳、電子書籍、MP3プレーヤ等のように携帯可能な装置や、PC(Personal Computer)、TV(Television)、キヨスク端末、デジタルフォトフレーム等のように固定された位置で使用する装置等のように多様に実現されてよい。本明細書では、ユーザ端末装置という名前に統一して記載する。
ユーザ端末装置100−1〜100−nは、その性格に応じて多様に区分してよい。例えば、一般ユーザが使用する常用デバイス、各種売場でビジネス目的で使用する業務用デバイス、広告コンテンツ等を提供する広告事業者が使用する専用デバイス等に区分してよい。
実施形態によって、ネットワークシステムには常用デバイス、業務用デバイス、専用デバイスのうち少なくとも1つ以上のユーザ端末装置が含まれてよい。よって、ネットワークシステムは各種広告サービス、検索サービス、支払いサービス、ショッピングサービス等のような多様なサービスを提供することができる。特に、サーバ装置200は、各ユーザ端末装置100−1〜100−nにインストールされたアプリケーションと連動し、上述のサービスを提供することができる。以下では、本発明の多様な実施形態について具体的に説明する。
<プッシュ方式で広告サービスを提供する実施形態>
本発明の第1実施形態によると、サーバ装置200は各ユーザ端末装置100−1〜100−nにインストールされたアプリケーションと連動し、各種情報を提供することができる。
本実施形態によると、各ユーザ端末装置100−1〜100−nが受信する情報には、広告メッセージ、お知らせメッセージ、クーポン、招待状、ニュース、スタンプカード等のような多様な情報が含まれてよい。このうち、お知らせメッセージとは、広告受信事実またはアップデート有無等を報知するためのメッセージを意味し、広告メッセージとは、モバイルネットワークを通じて伝送されるメッセージのうち、広告する意図で作成されたイメージ、テキスト等を含むメッセージを意味する。本実施形態においては、説明の便宜上、このような多様な情報を通称して広告情報と記載する。
ユーザ端末装置100は、各種アプリケーションをサーバ装置200と同期化させて広告サービスを提供することができる。具体的には、フォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリープログラム等で使用するデータがサーバ装置200等と同期化されてよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。図2のユーザ端末装置100は、図1のネットワークシステムを構成するユーザ端末装置100−1〜100−nのいずれか1つであってよい。図2によると、ユーザ端末装置100は、通信部110と、制御部120と、保存部130及びディスプレイ部140を含む。
通信部110は、サーバ装置200をはじめとする多様な外部装置と通信を行うための構成要素である。通信部110は、3G、4G、Wi−Fi、Zigbee(登録商標)、IEEE等のような多様な通信方式によって通信を行うことができる。
保存部130は、ユーザ端末装置100を駆動させるためのO/S(Operating system)、ファームウェア、アプリケーション等のような多様なプログラム、プログラム実行に必要なデータ及びコンテンツを保存することができる。一例として、保存部130はフォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のようなプログラムを保存することができる。フォンブックアプリケーションとは、ユーザが入力したり外部装置から受信した名前、電話番号、写真、住所、E−mail、メッセンジャアドレス、SNSアドレス等のような多様な固有情報を管理し、このような固有情報が選択されると、選択された固有情報に対応する機能を連動させるアプリケーションを意味する。カレンダーアプリケーションとは、日付及び曜日に区分されたカレンダーを提供し、カレンダー内にユーザの記入する各種日程を管理するアプリケーションを意味する。ギャラリーアプリケーションとは、ユーザが撮影したりダウンロードした動画または静止映像をユーザの操作によって閲覧できるように提供するアプリケーションを意味する。
制御部120は、ユーザの選択によって、保存部130に保存されたプログラム及びデータを用いて多様な画面を構成する。具体的には、各種アプリケーション実行画面やホーム画面、アイコン画面、コンテンツ再生画面等のような多様な画面を構成することができる。
ディスプレイ部140は、制御部120において構成した画面をディスプレイする。
上述のように、制御部120はフォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等で使用するデータをサーバ装置200のような外部装置に伝送し、同期化させることができる。
フォンブックアプリケーションの場合を例えると、制御部120は定められた時間周期が到来したり、フォンブック情報が変更(削除、追加、修正)される度に、サーバ装置200とフォンブック情報を同期化することができる。
例えば、少なくとも1つの広告主(すなわち、各種売場)の名前、電話番号、住所、ホームページアドレス、E−mailアドレス、ID等のような各種固有情報がフォンブックに登録されると、制御部120は通信部110を介してフォンブックに登録された情報をサーバ装置200に伝送することができる。
これらの固有情報は、ユーザ端末装置100のフォンブックメニューを通じて、手動で登録されたり、通話またはメッセージ送受信ログ記録で特定の広告主のログ記録選択の後に連絡先追加メニュー入力を通じて登録されたり、以前に受信されたモバイル広告メッセージに含まれた連絡先追加メニュー入力を通じて登録されてよい。
実施形態によって、制御部120はフォンブックに登録された広告主に対する情報のみをサーバ装置200に伝送することができ、フォンブック全体をサーバ装置200に伝送することもできる。または、フォンブック内で各種情報を区分するためのカテゴリを基準に、特定カテゴリに含まれた情報のみをサーバ装置200に伝送することもできる。その後、ユーザ端末装置100はフォンブックに登録された広告主の発信する広告情報を受信してユーザに提供することができる。
一方、ユーザ端末装置100は、フォンブック以外に他のアプリケーションによって入力される情報をサーバ装置200に提供することもできる。この場合、サーバ装置200は、各ユーザ端末装置から提供される情報をパーシング(Parsing)し、マッチする広告主、すなわち売場を決定することができる。
カレンダープログラムを利用する場合を例えると、ユーザはカレンダープログラムを実行させ、自分のスケジュールを入力することができる。スケジュールには、日付及び時間以外に場所も含まれてよい。例えば、“1月25日の午後2時にABCDカフェ−業務会議”というスケジュールが入力されているとしたら、制御部120は当該スケジュール情報をサーバ装置200に伝送する。サーバ装置200には、インテリジェントサーバが含まれてよい。インテリジェントサーバは、各ユーザ端末装置200から伝送されたスケジュール情報を分析し、ABCDカフェのようなキーワードを抽出する。インテリジェントサーバは、予め保存された広告主情報のうち、ABCDカフェに対応する広告主を選択する。そして、当該広告主(すなわち、ABCDカフェ)で発行したクーポンや招待状、イベント等のような広告情報が存在するかを判断する。判断結果、クーポンが存在する場合、インテリジェントサーバは当該スケジュール情報を伝送したユーザ端末装置100にクーポンの存在事実を報知するお知らせメッセージを伝送する。お知らせメッセージは、多様な方式で表示されてよい。一例として、お知らせメッセージはカレンダープログラムの実行画面内に表示されてよい。よって、ユーザがお知らせメッセージを選択すると、ユーザ端末装置100はそのクーポンをサーバ装置200からダウンロードすることができる。
または、ユーザ端末装置100は、ギャラリープログラムを用いて、サーバ装置200と連動することもできる。すなわち、ユーザ端末装置100では、写真が撮影されると、撮影された写真及びそのメタデータを保存部130に保存する。ギャラリープログラムは、このような写真及びメタデータを管理するためのプログラムである。メタデータには、写真撮影場所、撮影時間、写真撮影時に通信接続されていたAPアドレス等が含まれてよい。制御部120は、写真撮影が行われると、そのメタデータをサーバ装置200に伝送することができる。サーバ装置200のインテリジェントサーバは、予め保存された広告主情報のうち、当該メタデータに含まれた場所、APアドレス等に対応する位置の広告主に関する情報を選択することができる。この場合、1つに選択することが困難な場合、一定半径内に位置する複数の売場を選択することもできる。サーバ装置200は、選択された売場に対するお知らせメッセージをユーザ端末装置100に伝送する。制御部120は、受信されたお知らせメッセージをギャラリープログラムの実行画面内に表示することができる。ユーザがお知らせメッセージを選択すると、制御部120は選択されたお知らせメッセージに対応する売場の広告情報をギャラリープログラムの実行画面に提供することができる。
その他にも、ユーザ端末装置100は多様なアプリケーションの実行過程で入力されるデータをサーバ装置200に提供し、サーバ装置200から選別的な広告情報を提供されてよい。
一方、広告情報は、多様な方式で提供されてよい。
一例として、制御部120は、フォンブックに登録された広告主から発信された少なくとも1つの広告情報が通信部110を介してサーバ装置200から受信されると、広告情報の受信事実をユーザに報知することができる。このとき、制御部120は、フォンブックに基づいて広告情報の受信事実を報知することができる。
具体的には、制御部120は、広告情報の受信事実を報知するためのポップアップウィンドウをディスプレイしたり、ディスプレイ部140の一側で内側にスライドされつつ表示されるスライドダイアログウィンドウをディスプレイすることができる。または、フォンブックアプリケーションに対応するアイコンに受信事実を報知するたための添付記号を追加表示したり、お知らせ音を出力する方式で報知することもできる。
制御部120は、広告情報に対する確認要請信号が入力されると、受信された広告情報をディスプレイ部140にディスプレイする。確認要請信号は、ポップアップウィンドウ、スライドダイアログウィンドウ、アイコン等を選択したり、別途の確認ボタンを選択する方式で入力されてよい。広告情報の受信事実を通知する方法及びそれに対して確認要請信号を入力する方法等については、具体的に後述する。
図3は、ユーザ端末装置で広告サービスを提供する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図3によると、ユーザ端末装置は広告主の固有情報がフォンブックに登録されると、登録された広告主の固有情報をサーバ装置200に伝送する(S310)。サーバ装置200は、伝送された広告主の固有情報をデータベースに記録して管理する。サーバ装置200は、管理中の広告主に対応する情報が新規登録されると、新規情報の登録事実を、その広告主に関する情報を有するユーザ端末装置100に伝送する。
ユーザ端末装置100は、その通知事実を簡単な方式でユーザに報知することができる(S330)。報知方式については、後述の図を参照して具体的に説明する。
ユーザは、通知された広告情報を確認するために、確認要請を入力することができる(S340)。ユーザ端末装置100は、確認要請に応じて広告情報をダウンロードする(S350)。そして、ダウンロードされた広告情報を画面上に表示する(S360)。
ユーザ端末装置100は、定められた時間の間にユーザの確認要請が入力されない場合、新規情報に対するお知らせを削除する。以下では、新規情報に対する報知方式について具体的に説明する。
図4は、アイコンに添付記号を表示して新規広告情報の発生有無を通知する方法を説明するための図である。以下の明細書及び図に記載された各種業者名や連絡先情報等は、説明の便宜上のため、任意に作られた用語に過ぎず、特別な意味を有するものではない。
図4によると、ユーザ端末装置100は、ホーム画面400をディスプレイすることができる。ホーム画面400とは、ユーザ端末装置100の初期画面またはメイン画面を意味する。
図4の(a)は、ホーム画面400の一例を示す。ホーム画面400には、各種アプリケーションやフォルダに対するアイコン410と、ウィジェット画面420と、固定メニュー430〜460等が表示されてよい。固定メニュー430〜460には、電話アイコン430、フォンブックアイコン440、メッセージアイコン450、アプリケーション確認アイコン460等が表示されてよいが、必ずしもそれに限定されるものではない。アプリケーション確認アイコン460が選択されると、ホーム画面400は各種アプリケーション及びフォルダに対するアイコンの整列されるアイコン整列画面に変更されてよい。アイコン整列画面でも、固定メニュー430〜460はその位置に固定的に表示されてよいが、アプリケーション確認アイコン460はホーム画面変更アイコンに変更されて表示されてよい。
制御部120は、サーバ装置200から新規広告情報の登録された事実が通知されると、図4の(b)に示すように、フォンブックアプリケーションに対応するアイコン440の一側に添付記号を表示する。図4の(b)では、新規情報の数を示す数字が添付記号として使用された場合を示す。このような添付記号は数字に限定されたものではなく、簡単なテキストやイメージで実現されてよい。ユーザは添付記号を見て、当該アイコン440を選択することができる。アイコン440が選択されると、制御部120はアイコン440に対応するプログラムを実行させ、その実行画面をディスプレイ部140に表示する。図4に示すように、フォンブックアプリケーションのアイコン440が選択された場合には、制御部120はフォンブック画面をディスプレイする。フォンブック画面内には、新規情報に対するお知らせメッセージが表示されてよい。フォンブック画面でお知らせメッセージが選択されると、制御部120は選択されたお知らせメッセージに対応する新規情報をサーバ装置200からダウンロードして表示する。
図5は、新規情報の報知方式の別の例を示す。図5の(a)に示すように、ホーム画面400が表示された状態で新規情報の登録事実が通知されると、図5の(b)に示すように、制御部120は新規情報の登録事実を報知するためのお知らせメッセージをスライドダイアログ画面470の形態で表示する。スライドダイアログ画面470とは、画面の一側で内側にスライドされるように漸進的に拡張される形の画面を意味する。スライドダイアログ画面470には、簡単なテキストと新規情報の数とを報知するための数字、イメージ等が表示されてよい。このような状態でユーザがスライドダイアログ画面470が選択されると、制御部120は、図5の(c)に示すように、その新規情報を受信したアプリケーションの実行画面をディスプレイする。図5の(c)では、フォンブック画面500が表示された状態を示す。図5の(c)によると、フォンブック画面500には検索ワード入力領域510と、連絡先情報520とともに、新規情報に対するお知らせメッセージ530が表示される。お知らせメッセージ530のうちの1つが選択されると、制御部120は選択されたお知らせメッセージに対応する新規情報をサーバ装置200からダウンロードして、ディスプレイする。
図6は、お知らせメッセージを選択して新規情報を表示する方法の一例を説明するための図である。図6の(a)のように、お知らせメッセージ530を含むフォンブック画面500が表示された状態で、1つのお知らせメッセージが選択されると、制御部120は選択されたお知らせメッセージに対応する情報をサーバ装置200から受信してディスプレイする。図6の(b)では、広告フレーズ610及びクーポン620等を含む広告情報画面600がディスプレイされた状態を示す。ユーザがクーポン620を選択すると、制御部120は選択されたクーポン620に対応する有効情報を保存部130に保存し、ウォレットアプリケーションのような支払いプログラムで利用するように処理することができる。それについては、後述の別の実施形態で具体的に説明する。
図7は、お知らせメニューを用いてお知らせメッセージを確認する方法を説明するための図である。図7の(a)は、お知らせメニュー700を含むフォンブック画面500が表示された状態を示す。
お知らせメニュー700とは、モバイル広告メッセージを確認するために、ユーザが選択することができるメニューを意味する。図7の(a)に示すように、お知らせメニュー700は、バー(Bar)状に表示されてよく、その形及び位置はこれに限定されるものではない。お知らせメニュー700には、未確認の新規情報の数が同時表示されてよい。図7の(a)では、2つの新規情報があることを報知するための数2が表示された状態を示す。未確認のメッセージが存在しない場合、お知らせメニュー700そのものが表示されなくてよく、他にはメッセージ数が0と表示されてよい。
お知らせメニュー700は、フォンブックプログラムそのものでフォンブックリスト内に生成するメニューで実現されてよく、フォンブックプログラムとは別途に生成されるグラフィック客体(graphic object)で実現されてよい。すなわち、制御部120は、フォンブックプログラムの実行によって生成されるフォンブック画面とお知らせメニュー700を互いに異なるグラフィックレイヤでレンダリングすることができる。よって、フォンブック500のレイアウトを変更せずにお知らせメニュー700を重畳表示することができる。
制御部120は、お知らせメニュー700が選択されると、図7の(b)に示すように、受信されたお知らせメッセージ全体710をフォンブック画面500に追加表示することができる。図6の例と比較すると、図7では、フォンブック画面500内にはお知らせメッセージが即座に表示されずに、お知らせメニュー700が先に提供され、お知らせメッセージはそのお知らせメニューが選択された際に表示されるように段階的に実現されてよい。
図8は、お知らせメッセージを選択して新規情報を表示する方法の別の例を説明するための図である。図8の(a)によると、フォンブック画面500内には、新規情報に対するお知らせメッセージが、他情報とともにフォンブックリスト520に表示されてよい。すなわち、新規情報は、フォンブック画面に予め登録された連絡先情報(仮に、広告主連絡先)に対応するため、当該連絡先情報をフォンブックリスト520内で識別力をもって表示する方式で、ユーザに通知することができる。図8では、新規情報の受信事実を報知するために、感嘆符(!)のような添付記号541、542が使用された場合を示しているが、フォンブック画面は必ずしもこのような形態に限定されるものではない。例えば、新規情報に対応する連絡先情報枠を他の枠に比べて大きく表示したり、ハイライト表示して新規情報の受信事実を通知することもできる。
制御部120は、新規情報に対応する連絡先情報が選択されると、当該新規情報をサーバ装置200から受信し、図8の(b)に示すように、ディスプレイすることができる。図8の(b)では、各種広告フレーズを含む広告情報画面800が表示された状態を示す。
以上のように、フォンブックに登録された広告主から受信される各種情報はフォンブックアプリケーションによって多様な形態で提供されてよい。上述のように、このような情報は、フォンブックアプリケーション以外のカレンダープログラムや、ギャラリープログラムによって提供されてよい。
図9は、カレンダープログラムを用いて、新規情報を提供する方法を説明するための図である。図9の(a)はカレンダープログラムの実行画面、すなわち、カレンダー画面を示す。図9の(a)によると、カレンダー画面900内には年、月、日、曜日等が表示される。フォンブックに登録された広告主が特定期限内に使用可能な招待状のような情報をサーバ装置200に登録した場合、サーバ装置200は当該広告主に対する連絡先情報を有するユーザ端末装置100にお知らせメッセージを伝送することができる。カレンダープログラムはお知らせメッセージ内の日付情報を用いて、カレンダー画面900内の特定日付を識別力をもって表示することができる。図9の(a)では、特定期限に対して別の日付と区別できるようにボックス910、920及び添付記号911、921を表示した状態を示す。このような状態で、ユーザが1つのボックス910または添付記号911を選択した場合、制御部120は当該日付に対応する情報をサーバ装置200からダウンロードし、その情報に基づいてお知らせ画面930を表示する。図9の(b)では、お知らせ画面930の一例を示す。お知らせ画面930内には、広告のための各種フレーズ931、932が表示されてよい。
図10は、ギャラリープログラムを用いて新規情報を提供する方法を説明するための図である。図10の(a)は、ギャラリープログラムに対応するアイコンが選択された際、表示されるギャラリー画面1000を示す。ギャラリー画面1000内には、各種動画コンテンツ及び静止映像コンテンツを含むフォルダ1010、1020、1030、1040が表示されてよい。図10の(a)では、各フォルダ1010、1020、1030、1040が複数のサムネールイメージが重なった形で表示されているが、各フォルダ1010、1020、1030、1040はフィルだイメージで表示されてよい。フォルダ1010、1020、1030、1040のうち、新規情報を含むフォルダ1040には添付記号1041が追加で表示されてよい。制御部120は、添付記号1041の追加されたフォルダ1040が選択されると、選択されたフォルダ1040内のイメージに対するサムネールイメージをディスプレイ部140にディスプレイする。
図10の(b)では、複数のサムネールイメージ1051〜1056が表示された状態を示す。図10の(b)によると、複数のサムネールイメージ1051〜1056のうち、新規情報に対応するイメージ1051、1052、1053が同時に表示される。具体的には、売場の写真、広告イメージ、クーポンイメージ等が表示されてよい。新規情報を示すためのイメージはハイライト表示され、他イメージ1054、1055、1056と区別されてよい。サーバ装置200は、広告主から写真が登録されると、当該広告主の連絡先情報を有しているユーザ端末装置に対して写真登録事実を通知する。通知されるユーザ端末装置100は、図10の(a)のようにギャラリープログラムを用いて写真登録事実を報知し、ユーザがギャラリープログラムを実行させたり、新規の写真を確認するための確認要請を入力すると、当該写真をダウンロードして図10の(b)のように表示することができる。
以上では、サーバ装置が広告主に関連する固有情報を有しているユーザ確認装置に対して広告主の情報発信事実を先に通知した後、ユーザ確認要請が受信されると、発信された情報を伝送する実施形態について説明したが、通知の前に先に情報を受信することもできる。
図11は、ユーザ端末装置の広告サービス提供方法の更に別の例を説明するためのフローチャートである。
図11を参照すると、ユーザ端末装置100の制御部120は、広告主の連絡先や、氏名、住所、ID、ホームページアドレス、E−mailアドレス、ニックネーム、事業者名等のような多様な固有情報がフォンブックに登録されると(S1110)、その固有情報またはフォンブック自体をサーバ装置200に伝送する。固有情報をフォンブックに登録する方法は多様に実現されてよい。例えば、ユーザは、ユーザ端末装置100の画面上に表示されたフォンブックメニューを選択した後、広告主に関連する各種固有情報を手動で記入することができる。制御部120は、記入された固有情報をフォンブックに登録する。または、ユーザは通話またはメッセージ送受信ログ記録から特定の広告主のログ記録を選択した後、連絡先追加メニューを選択することができる。この場合、制御部120は、選択された広告主の固有情報をフォンブックに登録することができる。または、制御部120は、サーバ装置100で配信したメッセージをパーシングし、当該メッセージ内に含まれた連絡先や業者名、ホームページアドレス、E−mailアドレス等のような固有情報をフォンブックに自動的に登録させることもできる。
サーバ装置200は、伝送された固有情報に対応する広告主から新規の広告情報が発信されると、その広告情報をユーザ端末装置100に伝送する。
ユーザ端末装置は、サーバ装置200から伝送される広告情報を受信する(S1120)。広告情報が連絡先を含む場合にはフォンブックアプリケーションが受信することができ、日程情報を含む場合にはカレンダーアプリケーションが受信することができ、写真や動画コンテンツを含む場合にはギャラリーアプリケーションが受信することができる。
制御部120は、広告情報の受信事実を報知することができる(S1130)。受信事実は図4ないし図10で説明した方式またはこれらを組み合わせた方式等のように多様な方式で報知することができる。その他にも、制御部120は、スピーカ(SPK)を用いて効果音を出力したり、振動発生部(図示せず)を通じて振動信号を出力し、広告情報の受信事実を報知することもできる。
制御部120は、ユーザが受信された広告情報に対する確認要請を入力すると、受信された広告情報を画面上にディスプレイすることができる(S1140)。制御部120は、広告情報を受信したプログラムの実行画面上に広告情報を表示することができる。例えば、フォンブックアプリケーションが実行された場合には、フォンブック画面上に広告情報を表示することができる。
よって、ユーザはフォンブックに登録された広告主によって発信された各種広告情報を受信することができる。以下では、第1及び第2実施形態に係る各種情報ディスプレイ方法について具体的に説明する。
図12は、フォンブックアプリケーションを用いて各種広告情報を提供する方法を説明するための図である。ユーザがフォンブックアイコンを選択すると、制御部120は、図12の(a)に示すようなフォンブック画面1210をディスプレイする。フォンブック画面1210内には複数のフォンブック項目が表示される。1つのフォンブック項目には、代表イメージ1211、アイコン1212、お知らせフレーズ1213、名称1214等が表示されてよい。アイコン1212は、当該フォンブック項目に表示された情報の種類を意味する記号や文字で表現されてよい。具体的には、当該フォンブック項目がクーポンを含んでいることを報知するクーポンアイコン1212a、1212b、招待状を含んでいることを報知する招待状アイコン1212c等のように、多様な形態で表現されてよい。クーポンアイコン1212a、1212bの形状はダウンロードが完了しているアイコン1212aか、ダウンロードが完了していないアイコン1212a、1212bかに応じて、異なるように表現されてよい。図12の(a)では、クーポンアイコン1212a、1212b、招待状アイコン1212cのみを示しているが、その他にも、スタンプカードを含んでいることを報知するアイコンや、写真を含んでいることを報知するアイコン等のように多様なアイコンが更に使用されてよい。各アイコン1212は、フォンブック項目のタイプによって、時間的に区分されるように色相や大きさ等が異なるように表示されてよい。なお、フォンブックリストの各項目は図12の(b)に示すように、複数のアイコンを含むこともできる。
お知らせフレーズ1213は、各フォンブック項目内で名称1214の下側に表示されてよい。お知らせフレーズ1213は、ユーザ端末装置100のユーザがフォンブック登録時に入力された各種フレーズや、広告主が登録させた各種広告フレーズ等で表示されてよい。
なお、代表イメージ1211も、ユーザがフォンブック登録時に入力した写真や、広告主から受信した広告イメージ、売場の写真等で表示されてよい。
図12の(a)のフォンブック画面1210には、フォンブック項目以外にも、検索ワード入力領域1216、お知らせメニュー1215等が更に含まれる。ユーザが、お知らせメニュー1215を選択すると、制御部120は図12の(b)に示すように、各種広告情報を含む画面1220を表示する。このような画面1220は、お知らせメニュー1215の性格に応じて、多様な方式で表示されてよい。例えば、お知らせメニュー1215がフォンブックプログラムによって生成されるフォンブック画面そのものに含まれたメニューなら、制御部120は、ユーザがお知らせメニュー1215を選択した際、広告情報の整列された画面1220を即座にディスプレイすることができる。一方、お知らせメニュー1215がフォンブックプログラムと別に生成され、フォンブック画面1210上に重畳表示されたGUI(Graphic User Interface)なら、制御部120は画面下段に表示されたお知らせメニュー1215をユーザの操作によって上方にスクロールさせつつ、各種広告情報を含む画面1220が漸進的に表示されるように処理することができる。
切り替わった画面1220内では、既存のフォンブック画面に表示されていた情報と、未確認の新規広告情報が同時に表示されてよく、未確認の広告情報が優先的に表示されてよい。既存のフォンブック画面に表示されていた情報と、未確認の新規広告情報が同時に表示される場合、制御部120は、未確認の広告情報と既存の固有情報とが視覚的に区分されるように、各項目の背景色や、大きさ、文字の大きさ、文字の色、フォントタイプ等を変更したり、ハイライト効果を与えることができる。ユーザは、図12の(b)のような画面で特定項目を選択し、詳細な情報を確認することができる。
例えば、図12の(b)のように、項目EFGバーガーが選択されたなら、図12の(c)のように、制御部120は、当該項目に対する詳細情報画面1230を出力する。詳細情報画面とは、選択された項目に関連する多様な細部情報を表示する画面を意味する。
図12の(c)によると、詳細情報画面1230は、選択された項目を示すインディケータ領域1231、選択された項目に対応する連絡先情報を表示する連絡先表示領域1232、映像通話メニュー1233、広告主から受信された広告情報を表示するお知らせメッセージ表示領域1234等が含まれてよい。お知らせメッセージ表示領域1234には、クーポンや、招待状、スタンプカード等に対するお知らせメッセージが表示されてよい。
図12の(c)では、お知らせメッセージがクーポンイメージ1235で表示された場合を示す。クーポンイメージは実際のクーポンではなく、クーポンのダウンロードが可能な状態であることを報知するための用途で提供されるイメージを意味する。説明の便宜のため、本明細書では、クーポンや招待状、スタンプカード等が実際ダウンロードされる前に受信されるメッセージはお知らせメッセージと定義し、実際ダウンロードされて利用可能なクーポンや招待状、スタンプカード等は有効情報と定義する。図12の(c)に示すように、お知らせメッセージに含まれるクーポンイメージ1235では、当該クーポンがまだダウンロードされる前であることを報知するためのフレーズ(Tap to unlock)が表示されてよい。
制御部120は、ダウンロード前のクーポンイメージ(以下、第1クーポンイメージ1235)がタッチ(例えば、タップ)されると、当該クーポンのダウンロード要請信号を通信部110を介してサーバ装置200に伝送する。
それにより、制御部120は、サーバ装置200から当該クーポンをダウンロードする。ダウンロードが完了すると、図12の(d)に示すように、制御部120は、第1クーポンイメージ1235を第2クーポンイメージ1241に変更する。第2クーポンイメージ1241は有効情報に該当する。第2クーポンイメージ1241では、ダウンロードする前であることを報知するフレーズ等は削除され、実際のクーポン使用のためのバーコードや各種割引内訳情報等が表示されてよい。
図12では、フォンブックプログラムによって受信された広告情報がクーポンを含む場合について説明してきた。しかし、上述のように、広告情報はクーポンの他にも、招待状や写真等のような多様な情報を含んでよい。
図13ないし図15では、招待状を含む広告情報を受信する場合の画面表示方法の多様な例について説明する。
図13は、招待状を含む広告情報が受信された状態を示す。サーバ装置200は、特定ユーザ端末装置のフォンブックに登録された広告主、カレンダープログラムに入力されたスケジュールに対応する広告主、ギャラリープログラムに保存された写真に対応する広告主等から招待状を含む広告情報が受信されると、当該広告情報に対応するお知らせメッセージを当該ユーザ端末装置に伝送する。
制御部120は、図12で説明したように、フォンブック画面上のお知らせメニュー1215を用いて新規情報の発信事実を報知することができる。このような状態で、当該情報に対する確認要請が入力されると、制御部120は、図13に示すように、フォンブック画面1300内に招待状イメージ(以下、第1招待状イメージ1310という)を表示することができる。第1招待状イメージ1310は、招待状のダウンロードが可能なことを報知するためのお知らせメッセージに該当する。第1招待状イメージ1310は、招待内容、日程、場所等を報知するための各種フレーズとともに、出席1311、保留1312及び欠席1313等のようなメニューを含んでよい。
このようなメニュー1311、1312、1313のうちいずれかが選択されると、制御部120は選択されたメニューによって第1招待状イメージを変更する。
図14は、メニュー選択による招待状変更方法を説明するための図である。制御部120は、第1招待状イメージ1310内のメニュー1311、1312、1313のいずれかが選択されると、選択されたメニューによって有効情報をサーバ装置200から受信し、第1招待状イメージ1310を第2招待状イメージに変更する。第2招待状イメージは、選択されたメニューの種類に応じて異なるように表現されてよい。
図14の(a)は、第1招待状イメージ1310内で出席メニュー1311が選択された場合を示す。この場合、制御部120は、第1招待状イメージ1310を出席事実を報知するフレーズ(例えば、I‘m going to attend)を含む第2招待状イメージ1320−1に変更して表示する。
図14の(b)は、第1招待状イメージ1310内で保留メニュー1312が選択された場合を示す。この場合、制御部120は、第1招待状イメージ1310を決定保留を示すフレーズ(例えば、Maybe I‘m not sure)を含む第2招待状イメージ1320−2に変更して表示する。
図14の(c)は、第1招待状イメージ1310内で欠席メニュー1313が選択された場合を示す。この場合、制御部120は、第1招待状イメージ1310を欠席事実を示すフレーズ(例えば、No Thanks)を含む第2招待状イメージ1320−3に変更して表示する。
これらのメニューのうち、出席1311または保留1312メニューが選択される場合、制御部120は招待状に含まれた日程情報を日程管理プログラム、すなわちカレンダープログラムに登録することができる。詳細には、制御部120は、出席または保留された招待状のメタデータから日程情報を抽出し、抽出された日程情報に基づいてカレンダープログラムに日程を登録することができる。
図15は、カレンダープログラムの実行画面の一例を示す。図15によると、カレンダープログラムの実行画面1500はカレンダー1510及び日程情報表示領域1520等を含む。制御部120は、カレンダー1510内で当該日付(9月30日)をハイライトして予定があることを表示することができる。そして、制御部120は、日カレンダー1510から当該日付(例えば、9月30日)が選択(タップ)されると、当該日付をハイライト表示し、ハイライトされた当該日付に登録された日程の概略情報を日程情報表示領域1520に表示する。
カレンダー1510から当該日付(9月30日)が選択(例えば、ロングタッチ)されたり、日程情報表示領域1520が選択(例えば、タップ)されると、制御部120は選択された日程に対する詳細情報画面1530をディスプレイする。この場合、当該広告主がクーポン等を発行している場合、制御部120はそのクーポンをダウンロードして詳細情報画面1530内に同時に表示させることもできる。
図16は、フォンブック画面を用いてスタンプカードを発行する方法を説明するための図である。図16によると、制御部120は、スタンプカードに対するお知らせメッセージ1610を含むフォンブック画面1600をディスプレイすることができる。お知らせメッセージ1610は、スタンプカード名、スタンプカード情報、ダウンロードメニュー1611及び無料通話メニュー1612等を含むスタンプカードイメージで表現されてよい。
メニューのうち、ダウンロードメニュー1611が選択されると、制御部120は第1スタンプカードイメージ1610を第2スタンプカードイメージ1620に変更して表示する。第2スタンプカードイメージ1620は利用回数及び残りの回数を表示するためのスタンプ領域1621、無料通話メニュー1622、使用方法及び有効期限等を含んでよい。
無料通話メニュー1612、1622は、ユーザが選択した際、当該売場に直接電話をつなげ、その電話代は売場に課することを申請するためのメニューである。無料通話メニュー1612、1622は、広告主が提供しない場合には非活性化状態で表示されたり、表示されなくてよい。
スタンプ領域1621は、予め設定された数(例えば、10)で構成され、スタンプカードを発行した支店または加盟店を利用する度に、または累積使用金額に応じて、1つずつ色が変更される。制御部120は、ユーザ端末装置100を用いてオフライン売場で近距離無線通信(RFID、NFC等)方式で支払いが行われるか、テキストメッセージ等を通じて支払い情報を受信する場合、当該スタンプカードイメージのスタンプ領域1621にスタンプを1つずつ追加して表示することができる。具体的には、制御部120は支払い情報が受信されると、その支払い情報から事業者(または、広告主)の連絡先情報を抽出し、抽出された事業者(または、広告主)の連絡先情報に連動したスタンプカードイメージのスタンプを追加することができる。このとき、事業者(または、広告主)は、支払い承認の際にスタンプ数に関する情報を支払い情報に含めることができる。すなわち、事業者は顧客が複数個を注文した場合、複数のスタンプを追加するようにする情報を支払い情報に含めることができる。
以上のように、広告サービスを提供するための別途の応用プログラムがなくても、フォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のような基本プログラムを用いて各種広告サービスを提供することができる。
以上では、サーバ装置200が、ユーザ端末装置100におけるプッシュ方式で広告サービスを提供する実施形態について説明してきたが、広告サービスは検索方式で提供されてよい。
<検索方式で広告サービスを提供する実施形態>
図17は、本発明の更に別の実施形態による広告サービスを提供するサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。説明の便宜上、図17では、3つのユーザ端末装置とサーバ装置とからなるネットワークシステムにおける動作について示している。
図17によると、サーバ装置200は各ユーザ端末装置100−1〜100−nから提供される情報を登録する。上述の実施形態でのように、各ユーザ端末装置はフォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のような多様なアプリケーションを通じて入力されるデータをサーバ装置200に提供することができる。図17では、フォンブックプログラムを通じて入力される連絡先情報をサーバ装置200に提供する場合を例えて説明する。
具体的には、ユーザ端末装置1(100−1)で連絡先情報を保存する場合(S1710)、ユーザ端末装置1(100−1)は保存された連絡先情報をサーバ装置200に伝送する(S1715)。サーバ装置200は、伝送された連絡先情報を用いてデータベース(Database:DB)をアップデートさせる(S1720)。サーバ装置200は、ユーザ端末装置2(100−2)で連絡先情報が保存され(S1725)、その情報が伝送される場合にも(S1730)、伝送された情報を用いてデータベースをアップデートさせる(S1735)。すなわち、サーバ装置200は、予め登録された複数のユーザ端末装置100−1〜100−nでフォンブック機能によって保存される情報を集約して、統合管理することができる。
このような状態で、ユーザ端末装置3(100−3)でフォンブック機能が実行されると(S1740)、ユーザ端末装置3(100−3)はフォンブック画面をディスプレイする(S1745)。ユーザは、連絡先検索のための検索ワードをフォンブック画面上に入力することができる(S1750)。ユーザ端末装置3(100−3)は、入力された検索ワードをサーバ装置200に伝送する(S1755)。サーバ装置200は、伝送された検索ワードを含む情報をデータベースから検索する(S1760)。それによって、情報が検索されると、サーバ装置200は検索結果をユーザ端末装置3(100−3)に伝送する(S1765)。ユーザ端末装置3(100−3)は、検索された検索結果をフォンブック画面に表示する(S1770)。検索結果は、広告フレーズや、イメージ、業者名、連絡先、クーポン、招待状、スタンプカード、知人の名前、知人の連絡先情報等のような多様な情報であってよい。
サーバ装置200は、検索結果を伝送するうえで、検索結果をユーザ端末装置3(100−3)のフォンブック画面の構成に合致するフォーマットで構成して伝送することができる。仮に、ユーザ端末装置3(100−3)のフォンブックプログラムが連絡先及び商号名のみをフォンブック画面に表示する程度の低いバージョンのアプリケーションなら、サーバ装置3300は連絡先及び商号名のみを伝送することができる。アプリケーションバージョン情報は、検索ワード伝送時に、または、以前の登録過程で予め受信し、保存することができる。よって、伝送データ量を軽減することができる。
図18は、サーバ装置200で各ユーザ端末装置の情報を収集してデータベースをアップデートする方法を説明するための図である。図18によると、サーバ装置200は、各ユーザ端末装置の間の関係を考慮し、データベースを複数のグループに区分して管理することができる。例えば、ソーシャルネットワークサービスでは、各ユーザ端末装置の間で情報を共有することができる関係設定をすることができる。サーバ装置200は、情報共有関係を締結したユーザ端末装置の情報同士に分類し、データベース部1800を生成することができる。
図18によると、第1グループには、ユーザ端末装置1及び2の情報が統合記録される。情報のうち、B1、C5はそれぞれ重複登録された状態である。第2グループには、ユーザ端末装置3、4、5の情報が統合記録される。情報のうち、A1、D1はそれぞれ3回重複登録され、A3、C1、E1はそれぞれ2回重複登録される。その他に、ユーザ端末装置の多様な関係設定によって組み合わせられ、その情報が多様なグループに分類されて記録されてよい。
このような状態で、ユーザ端末装置3(100−3)でE1に対して友達おすすめ検索要請をすると、サーバ装置200は第2グループ及びその他のユーザ端末装置3(100−3)の属するグループのうち、E1に対する情報を検索し、ユーザ端末装置3(100−3)に提供する。または、人気おすすめ検索要請をすると、サーバ装置200は全グループの中から情報を検索して提供することができる。
図18のデータベース構成は一例に過ぎないため、その他に多様な形態のデータベースが生成及びアップデートされてよい。データベース部1800は、サーバ装置200に内蔵されてよいが、サーバ装置200と別途に独立した装置で実現されてよい。
図17で説明したユーザ端末装置1、2、3は、図2で説明した構成を有してyおい。制御部120は、図2を参照して説明したように、多様なデータをサーバ装置200に伝送することができる。なお、サーバ装置200から提供される情報を各プログラムの実行画面に表示することができる。
一例として、フォンブックプログラムが実行されると、制御部120は、フォンブック画面をディスプレイ部140にディスプレイする。フォンブック画面とは、ユーザ端末装置に保存しておいた各種連絡先情報を提供し、当該画面で直接電話をかけたり、メッセージを送信する等のことができるようにつなげるため画面を意味する。フォンブック画面には、連絡先検索領域が含まれてよい。
制御部120は、連絡先検索領域に検索ワードが入力されると、入力された検索ワードに対応する情報をフォンブック画面上に表示する。制御部120は、検索ワードに対応する情報を保存部130だけでなく、サーバ装置200から検索することもできる。
すなわち、通信部110は、連絡先検索領域に検索ワードが入力されると、検索ワードをサーバ装置200に伝送し、サーバ装置200のデータベースに登録された広告情報のうち、検索ワードに対応するお知らせメッセージを受信する。受信されるお知らせメッセージには、広告情報、クーポン情報、イベント情報、招待状、知人情報等が含まれてよい。
制御部120は、保存部130に保存された連絡先情報のうち、検索ワードに対応する連絡先情報、通信部110を介して受信された情報等をフォンブック画面上に表示する。このような情報の表示順、検索順、表示方法等は、実施形態に応じて多様であってよい。
一方、制御部120は、名称、各種電話番号、住所、E−mailアドレス、ホームページアドレス、SNSアカウント等のような多様な固有情報が入力された後、情報登録命令が入力されると、保存部130に新規情報を保存することもできる。新規情報が保存されると、制御部120は新規情報をサーバ装置200に伝送するように通信部110を制御する。サーバ装置200は、新規情報を用いてデータベースをアップデートさせることができる。
図19は、固有情報を登録する方法を説明するためのフローチャートである。図19によると、ユーザ端末装置100で情報保存のためのメニューが選択されると(S1910)、制御部120は、名称、各種電話番号、住所、E−mailアドレス、ホームページアドレス、SNSアカウントのような多様な固有情報を入力することができる入力画面をディスプレイ部140上にディスプレイする。情報保存メニューは、フォンブック画面内に表示されてよいが、必ずしもそれに限定されるものではなく、ホーム画面内に別途に表示されてよい。
入力画面は、名称、電話番号、住所情報、メールアドレス、グループ等を選択することができる多様な入力領域を含むことができる。ユーザは、各入力領域を選択して固有情報を入力することができる(S1920)。
固有情報は、友達、家族、ビジネス、その他のような多様なグループ別に区分保存されてよい。固有情報は、グループ指定状態に応じて異なるように処理されてよい。例えば、ユーザが新規固有情報をビジネスグループに保存すると(S1930、S1940)、ユーザ端末装置100は当該連絡先情報をサーバ装置200に伝送して登録させる(S1950)。すなわち、ビジネス関係で得た連絡先情報は、ユーザ端末装置100とサーバ装置200のいずれにも保存されて管理されてよい。
一方、他グループに保存される場合(S1960)には、サーバ装置200に別途で提供されない。
図20は、ユーザ端末装置100で固有情報を登録するために表示する入力画面構成の一例を示す。
図20によると、ユーザ端末装置100は名称を入力するための第1入力領域2010、電話番号入力のための第2入力領域2020、住所情報入力のための第3入力領域2030、グループ選択のための第4入力領域、連絡先保存メニュー2051、取り消しメニュー2052を含む入力画面2000をディスプレイする。
ユーザが第1ないし第4入力領域に対してそれぞれ情報を記入した後、連絡先保存メニュー2051を選択すると、制御部120は第1ないし第4入力領域に記入された情報を保存部130に保存する一方で、通信部110を介してサーバ装置200に伝送して登録させる。
サーバ装置200は、複数のユーザ端末装置から上述の方式で伝送される情報をデータベースに記録する。それによって、予め登録されたユーザ端末装置のフォンブック情報を共有することができる。
ユーザ端末装置に保存されるフォンブック情報には、各種広告情報が含まれ得るため、サーバ装置200は広告提供者から別途の広告を受けなくても、各ユーザ端末装置の望む業者の連絡先情報を提供することができる。このような広告情報は、保存部130に保存された連絡先情報検索結果とともに提供されてよく、連絡先情報が検索されない場合に提供されてよい。
図21は、本発明の一実施形態に係る広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。図21によると、ユーザ端末装置100は、フォンブック機能が実行されると(S2110)、フォンブック画面をディスプレイする(S2120)。
フォンブック画面上で検索語が入力されると(S2130)、ユーザ端末装置は検索ワードをサーバ装置に伝送し(S2140)、検索ワードに対応する情報を受信する(S2150)。それと別に、ユーザ端末装置は予め保存された固有情報のうち、検索ワードに対応する情報を検索する(S2160)。検索が完了すると、ユーザ端末装置は保存された情報から検索された連絡先情報と、サーバ装置から受信された情報をフォンブック画面に表示する(S2170)。
図22は、図21の方法に係るフォンブック画面の構成の一例を示す図である。図22によると、ユーザ端末装置100は、連絡先検索領域2210及び連絡先表示領域2220を含むフォンブック画面2200をディスプレイする。図22の(a)に示すように、キーボードやキーパッド等のような別途の入力手段が具備されていないユーザ端末装置の場合、ユーザが連絡先検索領域2210をタッチすると、フォンブック画面2200内には、ソフトキーボードが表示されてよい。ユーザは、ソフトキーボードを用いて検索ワードを入力することができる。検索ワードは、文字、数字、記号等のような多様なテキストで構成されてよい。
図22の(b)では、“AAAチキン”という検索ワードが入力された場合を示す。制御部120は、保存部130に保存された連絡先情報のうち、“AAAチキン”という検索ワードを含む連絡先情報を全て検索する。それとは別に、制御部120は、“AAAチキン”という検索ワードをサーバ装置200に伝送する。サーバ装置200は、保存されたデータベースから“AAAチキン”という検索ワードを含む情報を全て検索した後、ユーザ端末装置100に伝送する。サーバ装置200は、サーバ装置200内に設けられたデータベース以外に各種ソーシャルネットワークサーバに登録された情報も全て検索することができる。
制御部120は、検索された連絡先情報及び受信された情報をフォンブック画面2200内に表示する。具体的には、フォンブック画面2200内で連絡先検索領域2210の下側に、保存部130から検索された連絡先情報2220を先に表示し、各種サーバから検索された情報2230、2240をその下側に順次に表示することができる。フォンブック画面2200に表示される各情報は広告イメージ、連絡先、住所情報等のような多様な情報で構成されてよい。
図22の(b)に示すように、サーバから検索された情報2230、2240を表示する際は、その検索ソースを同時に表示することができる。図22の(b)では、保存部130から3つの連絡先情報が検索されて表示され、Aサーバから1つの情報が検索され、Bサーバから2つの情報が検索されて表示されている状態を示す。Aサーバがソーシャルネットワークサービスを提供するサーバである場合、ユーザ端末装置に知人として登録された他ユーザの中から検索ワードに対応するユーザ情報が検索されてよく、他ユーザの装置に保存された情報の中から検索ワードに対応する情報が検索されてよい。
図21及び図22では、自ら検索された連絡先情報とサーバ装置から検索された情報とを同時に表示するものとして説明したが、サーバ装置に対しては、必要な時にのみ要請して情報を受信することもできる。
図23は、必要な時にサーバ装置から情報を受信する実施形態に係る広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。図23によると、検索ワードが入力されると(S2310)、制御部120は入力された検索ワードに対応する連絡先情報を保存部130から先に検索する(S2320)。
制御部120は、検索結果が存在すると、検索された連絡先情報をフォンブック画面に表示する(S2330)。一方、検索結果が存在しない場合、検索ワードをサーバ装置200に伝送し(S2340)、その検索結果を受信し(S2350)。フォンブック画面に表示する(S2360)。
図24は、図23の実施形態に係るフォンブック画面の構成例を示す。図24の(a)に示すように、フォンブック画面は検索ワード入力領域2210及び連絡先表示領域2220に区分される。このような状態で、検索ワード入力領域2210に“BBB”のような検索ワードを入力すると、制御部120は保存部130から検索ワードを含む連絡先情報を先に検索する。連絡先情報が検索されない場合、制御部120は、図24の(b)のように連絡先情報がないことを報知するメッセージを表示する。それとともに、制御部120は、サーバ検索のためのメニュー2230を表示する。ユーザが当該メニュー2230を選択すると、通信部110は検索ワードの“BBB”をサーバ装置200に伝送する。それにより、サーバ装置200から検索結果が伝送されると、図24の(c)のように制御部120は検索結果2400をフォンブック画面に表示する。図24の(c)のように、検索結果2400は“BBB”のような検索ワードを含む多様なお知らせメッセージであってよい。お知らせメッセージには、各種業者で登録した広告情報や、クーポン情報、イベント情報、招待状情報等だけでなく、知人の電話番号、住所情報、E−mailアドレス、SNS新規登録コンテンツ等のような多様な情報が含まれてよい。
一方、サーバ装置から伝送されるお知らせメッセージは多様な基準に沿って整列されてよい。具体的には、ユーザ端末装置の位置からの距離、登録回数、通話回数、おすすめ回数のうち、少なくとも1つの基準に沿って整列されて表示されてよい。
図25は、このような基準のうち、最新登録順の基準にお知らせメッセージが整列される例を示す。具体的には、お知らせメッセージのうち、連絡先情報が受信された場合を示す。図25によると、フォンブック画面2500上には、整列基準を示す領域2510、その整列基準に沿って整列された連絡先情報を表示する領域2520、2530が表示される。第1領域2520は、検索当日付けで登録された連絡先情報を表示し、第2領域2530は、検索当日を基準に1週間以内に登録された連絡先情報を示す。
図25では、1つの基準に沿って整列された状態を示しているが、本発明の更に別の実施形態によると、ユーザの選択によって多様な基準を選択的に適用して連絡先情報を整列させることもできる。
図26は、このような実施形態に係るユーザ端末装置におけるフォンブック画面の構成を示す。図26の(a)によると、ユーザ端末装置100はユーザ端末装置100の位置からの距離を基準に整列するための第1タップ2610、人気おすすめ数順に整列するための第2タップ2620、友達おすすめ数順に整列するための第3タップ2630等をフォンブック画面2600に表示する。
図26の(a)では、第1タップ2610が選択された場合の検索結果を示す。例えば、“コーヒー”のような検索ワードが入力された場合なら、サーバ装置200は連絡先名や広告フレーズ等に“コーヒー”という単語が含まれる情報を全て検索し、その検索結果に対応する場所とユーザ端末装置100の位置間の距離が近い順に最上位から表示する。それにより、多様な検索結果2611が画面上に表示される。サーバ装置200が距離基盤整列を行うためには、ユーザ端末装置100はその位置情報をサーバ装置200に伝送することもでき、サーバ装置200がユーザ端末装置100との通信を中継するセルの基地局位置を基盤としてユーザ端末装置200の位置を推定することもできる。または、サーバ装置200は、検索ワードを含む全検索結果をユーザ端末装置100に提供し、ユーザ端末装置100が自分の位置を基準に近い順に整列して表示することもできる。
図26の(b)は、第2タップ2620が選択された場合のフォンブック画面2600を示す図である。図26の(b)でのように、ユーザが人気順のおすすめのための第2タップ2620を選択するようになると、検索ワードを含む情報2621は、サーバ装置200に最も多く登録されたり、最も多く通話された情報が最上位に表示されるように順次に整列されてフォンブック画面に表示される。
図26の(c)は、第3タップ2630が選択された場合のフォンブック画面2600を示す図である。図26の(c)によると、検索ワードを含む情報2631は、ユーザ端末装置100の知人で登録された他装置で最も多く登録されたり、最も多く通話された情報順に順次に整列されてフォンブック画面に表示される。
図26の(a)、(b)、(c)に示すように、検索ワードに対応する多様な広告情報がユーザの選択によって多様な基準に整列されて表示されてよい。
図17ないし図26では、フォンブック検索ワードによって検索される広告情報を提供する多様な実施形態について説明しているが、その他にもカレンダープログラム、ギャラリープログラム等によっても検索及び広告サービスが行われてよい。
例えば、カレンダープログラムが実行され、各種スケジュール情報が入力されると、制御部120はそのスケジュール情報をサーバ装置200に伝送することができる。サーバ装置200は、スケジュール情報に含まれたキーワードのうち、予め保存された広告主情報(すなわち、売場情報)にマッチするキーワードが存在するかを判断することができる。判断結果、マッチする広告主情報が検索されると、サーバ装置200は検索された広告主情報に対応する広告情報をユーザ端末装置100に伝送する。広告情報には単なる広告メッセージの他に、クーポンや招待状、スタンプカード等も含まれてよい。
または、ユーザ端末装置100で新たな写真が撮影されると、制御部120はその写真やメタデータをサーバ装置200に伝送することができる。サーバ装置200は、写真またはメタデータを分析し、予め保存された広告主情報(すなわち、売場情報)とマッチするか否かを判断する。判断結果、マッチする広告主がある場合、サーバ装置200はその広告主の発信した広告情報を伝送する。
以上のように、本実施形態では、サーバ装置200がユーザ端末装置100で入力される情報にマッチする情報を検索することができる。このように、プッシュ方式以外の検索方式で広告サービスを提供することができる。
一方、上述の実施形態では、フォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のように、ユーザ端末装置100に固有にインストールされたアプリケーションを用いて広告サービスを提供する実施形態について説明したが、広告サービスはこのような固有アプリケーション以外に広告サービスを提供するために設けられた広告アプリケーションによって提供されてよい。
<広告アプリケーションを利用する実施形態>
図27は、本発明の更に別の実施形態に係るネットワークシステムの構成について示す。上述のように、ネットワークシステムは図1に示す構成に限定されることなく、多様に変形されてよい。仮に、サーバ装置200は必ずしも1つの装置で実現されるものではなく、多様な数及び種類に区分されてよい。図27の構成は以下で説明する実施形態の他に、上述の多様な実施形態に係る広告サービスを提供するネットワークシステムで実現されてよい。
図27によると、ネットワークシステムは、移動通信網11と、インターネット網12等のような多様なネットワークを通じて接続されたユーザ端末装置100と、サーバ装置200と、広告提供サーバ2700と、広告主端末装置2800等を含むことができる。ユーザ端末装置100は、携帯電話A、タブレットパソコンB、ラップトップコンピュータC等のような多様な形態で実現されてよい。ユーザ端末装置100は、図2に示す構成を有することができる。保存部130には、上述の固有アプリケーション以外にも、多様なアプリケーションがインストールされてよい。そのうちの1つでモバイル広告アプリケーションが使用されてよい。
モバイル広告アプリケーションは、上述のように、フォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のようなプログラムを通じて入力される情報を用いて、広告サービスを提供することができる。ユーザ端末装置100の制御部120は、サーバ装置200に上述の情報を伝送した後、その情報に対応する広告情報を受信し、予め設定された規則に沿って整列して表示することができる。
例えば、ユーザ端末装置100は、広告メッセージ、イベント案内カード、クーポン、招待状及びスタンプカードのような各種広告情報を距離順、おすすめ順、人気順等のような多様な基準に沿って表示することができる。
サーバ装置200は、ユーザ端末装置100と、広告提供サーバ2700と、広告主端末装置2800等と通信を行い、広告サービスを提供する。
サーバ装置200は、広告管理サーバ210と、データサーバ220と、プッシュサーバ230等で構成されてよい。広告管理サーバ210と、データサーバ220と、プッシュサーバ230等は、それぞれ独立した装置で実現されてよく、図1のネットワークシステムのように1つの装置で実現されてよい。1つのサーバ装置200で構成される場合、広告管理サーバ210と、データサーバ220と、プッシュサーバ230等が管理する情報は、サーバ装置200内の保存部(図示せず)に保存されてよい。
データサーバ220は、ユーザ端末装置100と、広告提供サーバ2700と、広告主端末装置2800等から伝送される各種データを保存する。具体的には、データサーバ220はユーザ端末装置100から伝送されるフォンブック情報、カレンダー情報、写真、メタデータ等のような固有情報と、広告主(すなわち、売場)から伝送される各種広告情報等を保存する。データサーバ220の名称は、保存される情報に応じてフォンブックサーバ、カレンダーサーバ、写真サーバ等のように多様に呼ばれてよいが、以下ではデータサーバと統一して説明する。
広告管理サーバ210は、データサーバ220に保存された情報に基づいて、上述の多様な実施形態に係る広告サービスを管理する。なお、広告管理サーバ210は、各ユーザ端末装置100から提供される情報を用いてデータサーバ220に記録されたデータをアップデートすることができる。
広告管理サーバ210は、広告提供サーバ2700、広告主端末装置2800から各種広告情報を受信し、その受信された広告情報をデータサーバ220に一定期間の間に保存することができる。定められた期間が経過すると、広告管理サーバ210はデータサーバ220に保存されたデータを削除する。
データサーバ220は、ユーザ端末装置100から伝送される情報、広告提供サーバ2700等から伝送される情報、広告主端末装置2800から伝送される情報等を保存し、随時アップデートして記録する。特に、データサーバ220は、ユーザ端末装置100のフォンブック情報、カレンダー情報、ギャラリー情報等を受信して保存し、同期化サービスを通じて最新の状態を保持することができる。
なお、データサーバ220は、広告主の顧客情報を管理することができる。詳細には、データサーバ220は、広告主の電話番号をフォンブックに含んでいるユーザ端末装置の情報を集約して広告主のための顧客情報データベースを自動的に生成することができる。
プッシュ(Push)サーバ230は、プッシュサービス(push service)をサポートするサーバである。すなわち、プッシュサーバ230は、データサーバ220に保存された広告情報を当該ユーザ端末装置100にプッシュ方式で伝送することができる。または、プッシュサーバ230は、予め設定されたプッシュ条件が満たされると、ユーザ端末装置100に伝送する広告情報が存在するという事実を報知するお知らせメッセージをユーザ端末装置100に先に伝送した後、ユーザ端末装置からそのお知らせメッセージを選択すると、その広告情報を伝送することもできる。上述の検索方式を基盤として広告サービスを提供する実施形態では、広告管理サーバ210がユーザ端末装置100から伝送される検索ワードに対応する広告情報をデータサーバ220から検索し、ユーザ端末装置100に提供することができる。
広告提供サーバ2700は、広告主端末装置2800を介して広告主(または、事業者)がモバイル広告メッセージを生成及び管理することができるようにするウェブサービスを提供するサーバである。すなわち、広告提供サーバ2700は、広告主の要請に応じて、クーポン、スタンプカード、招待状や広告メッセージ等のような多様な広告情報を生成し、サーバ装置200に伝送することができる。広告主は、自分の端末装置、すなわち、広告主端末装置2800を用いて広告提供サーバ2700にアクセスし、そのウェブページを確認することができる。広告主は、広告提供サーバ2700で提供するウェブページ上で自分の望む内容や形態で広告情報を生成することができる。広告提供サーバ2700は、生成された広告情報に対して正当な方式で支払いが行われると、生成された広告情報をサーバ装置200に伝送し、データサーバ220に登録させる。
図27では、広告提供サーバ2700が広告管理サーバ210と、データサーバ220と、プッシュサーバ230等と異なる独立したサーバ装置として示しているが、これらのサーバのうち少なくとも1つと一体として実現されてよい。
広告主端末装置2800は、広告主(または、事業者、管理者等)が使用する端末装置を意味する。広告主端末装置2800は、ユーザ端末装置100と類似する構成を有してよいため、広告主端末装置2800の構成については、図示及び説明は省略する。広告主端末装置2800は、ノートパソコン(Personnel Computer)、デスクトップパソコン、ネットブック(Netbook)、携帯電話、PDA、電子手帳等のような多様な装置で実現されてよいが、本明細書では広告主端末装置という名称に統一して記載する。
広告主端末装置2800は、広告提供サーバ2700に接続し、ニュースやクーポン、招待状、スタンプカード、QRコード(登録商標)等を含む広告情報を生成し、インターネット網12及び移動通信網11を通じて顧客のユーザ端末装置に伝送することができる。
そのために、広告主端末装置2800はログインが完了すると、モバイル広告サービスを提供するための初期画面を表示し、初期画面で入力される入力信号に対応し、ニュース、クーポン、招待状、スタンプカードまたはQRコード(登録商標)生成要請、統計情報閲覧要請、プロフィール情報閲覧要請等を広告提供サーバ2700に伝送することができる。広告主端末装置2800は、広告提供サーバ2700から、要請に対応するウェブページを受信して画面に出力することができる。それについては、図を参照しつつ詳細に後述する。
広告提供サーバ2700は、広告主端末装置2800を介して広告主(または、事業者)がモバイル広告メッセージを生成及び管理できるようにするウェブサービスを提供するサーバである。すなわち、広告提供サーバ2700は、広告主の要請に応じて、クーポン、スタンプカード、招待状や広告メッセージ等のような多様な広告情報を生成し、サーバ装置200に伝送することができる。広告主は、自分の端末装置、すなわち広告主端末装置2800を用いて広告提供サーバ2700にアクセスし、そのウェブページを確認することができる。広告主は、広告提供サーバ2700で提供するウェブページ上で自分の望む内容や形態で広告情報を生成することができる。広告提供サーバ2700は、生成された広告情報をサーバ装置200に伝送し、データサーバ220に登録させる。
図27では、広告提供サーバ2700が広告管理サーバ210と、データサーバ220と、プッシュサーバ230等と異なる独立したサーバ装置であるとして示しているが、これらのサーバのうち少なくとも1つと一体として実現されてよい。
ユーザ端末装置100は、予めインストールされた広告アプリケーションを用いて広告提供サーバ2700にアクセス、広告提供サーバ2700はユーザ端末装置100の広告アプリケーションと連動して多様なウェブページ画面をユーザ端末装置100に提供し、ユーザ及び広告主が広告サービスを享受できるようにする。
図28は、広告アプリケーションを用いて広告サービスを提供する方法を説明するためのフローチャートである。図28によると、ユーザ端末装置100で広告アプリケーションが実行されると(S2810)、制御部120は広告提供サーバ2700に接続する(S2820)。
このとき、制御部120はユーザ認証手続きを進めることができる。例えば、制御部120は、ID及びパスワード入力のためのログインウィンドウを出力し、入力されたID及びパスワードを広告提供サーバ2700に伝送し、ユーザ認証手続きを進めることができる。自動ログイン機能が設定された場合には、制御部120はログインウィンドウを出力せずに、予め保存されたID及びパスワードを広告提供サーバ2700に伝送し、ユーザ認証手続きを進めることができる。
広告提供サーバ2700に接続が完了すると、制御部120はユーザ端末装置100の現在の位置情報を確認し(S2830)、確認された位置情報を広告提供サーバ2700に伝送することができる(S2840)。広告提供サーバ2700は位置情報が伝送されると、その位置情報に基づいて適切な広告情報を選択し、選択された広告情報をユーザ端末装置100に伝送する。具体的には、広告提供サーバ2700は、ユーザ端末装置100の現在の位置を基盤に一定距離内に位置する広告主の発信した広告情報を伝送することができる。距離は、各ユーザ端末装置のユーザが直接設定することができる。なお、広告提供サーバ2700は、ユーザ端末装置100から提供される各種固有情報に対応する広告主が発信した広告情報を選別して伝送することもできる。制御部120は、伝送された広告情報を受信し(S2850)、予め設定された規則に沿って整列して表示することができる(S2860)。
例えば、制御部120は、クーポン、招待状、スタンプカードのうち少なくとも1つをダウンロードしたことのある広告主が発信した広告情報、フォンブックに登録された広告主によって発信された広告情報、その他の広告情報順に沿って各広告情報に優先順位を与え、その優先順位に沿って各広告情報を整列して表示することができる。同一の優先順位を有する広告情報に対しては、距離順、人気順、友達おすすめ順等のような多様な基準に沿って整列することもできる。
その後、特定広告情報が選択されると、制御部120は選択された広告情報に対する詳細情報、有効情報等を表示することができる。
図28では、広告提供サーバが直接広告情報を提供するかのように説明しているが、上述のように広告提供サーバ2700は単に広告情報を生成する業者のサーバとしてのみ使用され、サーバ装置200で図28を参照して説明した広告提供サーバの機能を行うように実現されてよい。以下では、広告提供サーバまたはサーバ装置が広告サービスを提供する場合を区分せずに、具体的に説明する。
図29ないし図37は、広告アプリケーションを用いて広告サービスを提供する方法を説明するための図である。
図29の(a)によると、制御部120は、広告アプリケーションが実行されると、初期画面2910をディスプレイする。初期画面2910には、広告提供サーバ2700または広告管理サーバ210等に接続するためのログインメニュー等が表示されてよい。ユーザは、ログインメニューを選択してログインを行うことができる。
ログインが行われると、制御部120は図29の(b)及び(c)のような、多様なレイアウトを有する広告情報画面2920、2930を表示することができる。図29の(b)の画面2920と、図29の(c)の画面2930は、マップ表示メニュー2901の位置が異なるという相違点を除いては同一である。すなわち、図29の(b)の画面2920では、マップ表示メニュー2901が検索領域2923に含まれており、図29の(c)の画面2930では、マップ表示メニュー2901が名称領域2921に含まれている。その他にも、広告情報画面のレイアウトは多様に変形されてよい。以下では、図29の(b)に示す広告情報画面を基準に、具体的に説明する。広告情報画面2920は、名称領域2921、検索方式選択領域2922、検索領域2923、広告リスト領域2924及びメニュー領域2925を含むことができる。名称領域2921は、広告アプリケーションの名称が表示される領域である。図29では、広告アプリケーションの名称である“KLM”であるとして示しているが、このような名称は説明の便宜上、任意に作成されたものであり、既存の特定プログラムやサービスを指す名称ではない。
検索方式選択領域2922は、受信された広告情報に対する検索方式を選択するための領域である。検索方式は、距離順(Nearby)、セレンディピティ順(Serendipity)、人気順(Popular)、業種順(Business Category)、広告種類順(Advertisement type)、友達おすすめ順等のように多様な方式の中から選択されてよい。ユーザは、検索方式選択領域2922を左右にドラッグ(Drag)またはフリック(Flick)して検索方式を変更することができる。特別なユーザ選択がない場合には、デフォルトに設定された検索方式が採択されてよい。図29の(b)及び(c)では、距離順に整列する検索方式がデフォルト値に設定された場合を示す。この場合、制御部120は、広告アプリケーションが実行され、広告提供サーバ2700から広告情報が受信されると、受信された広告情報を距離順に整列して画面上に表示する。
検索領域2923は、広告情報のカテゴリを選択することができるカテゴリ選択メニュー2902、広告情報を検索する検索ワードを入力する検索ワード入力フィールド2903を含むことができる。図29の(b)によると、検索領域2923内にはマップ表示メニュー2901が同時に表示されてよい。広告リスト領域2924は受信された広告情報が予め設定された規則に沿って整列されて表示される領域である。
広告リスト領域2924の下側には、メニュー領域2925が表示されてよい。メニュー領域2925には、広告アプリケーションを制御するためのメニュー2904〜2907が表示されてよい。具体的には、検索メニュー2904、QRスキャン(QR Scan)メニュー2905、保存箱メニュー2906及び設定メニュー2907を含むことができる。検索メニュー2904は、広告情報を選択された検索方式で検索するモードを活性化するためのメニューである。検索メニュー2904は、広告アプリケーションの実行の際、初期に自動的に実行されるデフォルトメニューである。
QRスキャンメニュー2905は、広告主の発信した広告情報に含まれたQRコード(登録商標)をスキャンするためのスキャンモードを活性化するためのメニューである。保存箱メニュー2906は、ダウンロードされたクーポン、招待状、スタンプカード等を保存する保存箱に移動するためのメニューである。設定メニュー2907は、ユーザ情報(ログインID及びパスワード等)及びソーシャルネットワークサービス(SNS)連動情報を設定する設定モードを活性化するためのメニューである。
図29の(b)及び(c)の広告情報画面2920、2930でマップ表示メニュー2901が選択されると、制御部120は図29の(d)のように、現在使用可能なクーポン、招待状、スタンプカード等を含んでいる広告情報を発信した広告主の位置をマップ上に表示することができる。このとき、制御部120は、保存箱にクーポンまたは招待状等が保存された広告主(または、事業者)とクーポンまたは招待状等が保存されていない広告主(または、事業者)が視覚的に区分できるように表示することができる。例えば、図29の(d)の画面2940のように、クーポン、招待状等が保存箱に保存された広告主(または、事業者)を示すマーカー(Marker)2909aの色と、クーポンや招待状等が保存箱に保存されていない広告主(または、事業者)を示すマーカー2909bの色を異なるように表示することができる。色の他にも、形や大きさを異なるように表示したり、保存箱に保存されていない広告主に対してはマーカー表示を省略することもできる。
マップ上に表示されたマーカーのうちの特定マーカーが選択されると、制御部120は当該広告主の登録した広告情報に対する概略情報をポップアップウィンドウ2909の形態で表示することができる。このとき、複数の広告情報が存在する場合、制御部120は割引率の高いクーポン(または、スタンプ)を含むモバイル広告から一定時間おきにポップアップウィンドウ2909に表示されるように制御することができる。ポップアップウィンドウ2909が選択されると、制御部120は当該広告情報に対する詳細画面を出力することができる。
一方、制御部120は、検索方式選択領域2922でドラッグまたはフリックイベントの発生によって検索方式を変更することができる。例えば、検索方式選択領域2922でドラッグまたはフリックイベントを通じて業種別に検索方式が選択されると、制御部120は図30のような画面を表示することができる。
図30は、業種別の検索方式が選択された場合に、ディスプレイ部140で表示される画面の一例を示す。図30によると、業種カテゴリ画面3010には業種別に区分されたカテゴリが表示される。これらのカテゴリから特定の業種のカテゴリが選択されると、制御部120は選択されたカテゴリに属する業種の広告主(または、事業者)の発信した広告情報のリスト画面3020を出力する。図30では、「全てを見る」が選択され、全業種に属する広告主の広告情報がリスト状に表示された画面3020を示す。
図31は、セレンディピティ検索方式が選択された場合に、ディスプレイ部140で表示される画面の一例を示す。図31によると、検索方式選択領域2922におけるドラッグまたはフリックイベントを通じてセレンディピティ検索方式が選択されると、制御部120はセレンディピティ検索方式によって広告情報を分類して表示する。図31では、セレンディピティ検索方式に応じて分類された広告情報画面3100を示す。
図31を参照すると、セレンディピティ検索方式による広告情報画面3100は名称領域3101、検索方式選択領域3102、整列方式選択領域3103、リスト領域3104及びメニュー領域3105を含むことができる。整列方式選択領域3103は、セレンディピティ検索方式によって分類された広告情報の整列方式を選択するための領域である。整列方式選択領域3103は、保存箱(My Collection)、ニュース、クーポン、スタンプ及び招待状等のような多様なメニューを含むことができる。図31では、保存箱メニューが選択された場合を示す。保存箱メニューが選択されると、制御部120は保存箱に保存されたクーポン、招待状、スタンプを、位置情報に基づいて現在の位置で使用可能な順に表示することができる。
図32は、セレンディピティ検索方式による広告情報画面の更に別の例を示す。図32の(a)によると、セレンディピティ検索方式による広告情報画面3200には名称領域3211、検索方式選択領域3212、リスト領域3213及びメニュー領域3214が表示されてよい。図32の(a)によると、名称領域3211内には整列方式選択メニュー(Sorting)3210が表示されてよい。
図32の(a)に示す整列方式選択メニュー3210はドロップダウン(Drop down)方式で各種メニューを表示する。すなわち、ユーザが整列方式選択メニュー3210を選択すると、制御部120は図32の(b)のように、複数の整列方式のうちいずれか1つを選択することができるメニューリスト3220を表示する。
なお、図32の(a)に示すように、制御部120は各広告項目にクーポンイメージを同時に表示したり、概略情報のみを表示することもできる。例えば、制御部120は、広告情報画面3200内で第1の広告項目3213−1には広告フレーズとともにクーポンイメージ3230を同時に表示することができる。
または、制御部120は、第2ないし第4の広告項目3213−2〜3213−4では、概略情報のみを表示することができる。
クーポンイメージが同時に表示された第1の広告項目3213−1で予め設定された入力信号が発生する場合、制御部120はクーポンイメージ3230を除去し、第2ないし第4の広告項目3213−2〜3213−4のように概略情報のみを表示することもできる。その反対に、概略情報のみを表示している第2ないし第4の広告項目3213−2〜3213−4で予め設定された入力信号が発生する場合、制御部120は当該広告項目に対応するクーポンイメージ(または、招待状イメージ、スタンプカードイメージ等)を当該項目内に表示することができる。
図33は、人気順の検索方式による広告情報画面の一例を示す。図33によると、人気順の検索メニューが選択されると、制御部120は人気順に沿って広告情報を分類した広告情報画面3300を表示する。人気順による広告情報出力画面3300は名称領域3301、検索方式選択領域3302、広告リスト領域3303及びメニュー領域3304を含むことができる。
広告リスト領域3303は、人気順に沿って各種広告情報を表示する領域である。このとき、各広告情報には人気順位を示す数字アイコン3311が同時に表示されてよい。各広告情報の大きさは人気順に応じて異なるように決定されてよい。例えば、図33に示すように、制御部120は人気の高い広告情報は大きく表示し、相対的に人気の低い広告情報は小さく表示してよい。制御部120は、ユーザのスクロール操作によって、広告リスト領域3303をスクロールさせることができる。広告リスト領域3303の下側にはメニュー領域3304が表示されてよい。メニュー領域3304の種類及び機能については、既に上述しているため、繰り返し説明は省略する。図34は、広告種類検索方式による広告情報画面の一例を示す。図34によると、検索方式選択領域から広告種類検索方式が選択されると、制御部120は広告種類別に広告情報を分類して広告情報画面3400をディスプレイすることができる。
広告種類による広告情報画面3400は、名称領域3401、検索方式選択領域3402、広告リスト領域3403及びメニュー領域3404を含むことができる。広告リスト領域3403ではクーポンを含む広告情報、スタンプを含む広告情報等のように、多様な種類で区分された広告情報が表示される。
広告リスト領域3403は、アコーディオンメニュー方式で表示されてよい。すなわち、ユーザは広告リスト領域3403内に表示されたボタン3403a、3403bを通じてリストを開いたり閉じたりすることができる。なお、広告リスト領域3403は、スクロール可能である。
以上のように、ユーザは検索メニュー2904を用いて各種広告情報を確認することができる。その他にも、広告情報画面にはQRスキャンメニューも表示されてよい。ユーザは、QRスキャンメニューを選択し、QRコード(登録商標)を認識して広告情報を確認することもできる。
図35は、QRスキャンメニューを利用する方法について説明するための図である。ユーザがQRスキャンメニューを選択すると、制御部120はユーザ端末装置100に設けられたカメラ(図示せず)を活性化させる。ユーザは、カメラを用いてQRコード(登録商標)を読み取ることができる。QRコード(登録商標)が読み取られると、制御部120は図35の(a)に示すように、読み取られたQRコード(登録商標)を画面3510上にディスプレイする。そして、読み取られたQRコード(登録商標)をロードして分析し、当該広告主の広告情報をサーバ装置200または広告提供サーバ2700から受信することができる。図35の(b)は、QRコード(登録商標)ロード中の画面3520を示す。
QRコード(登録商標)の分析は、ユーザ端末装置100で行われてよいが、サーバ装置200や広告提供サーバ2700で行われてよい。この場合、ユーザ端末装置100は、読み取られたQRコード(登録商標)イメージをサーバ装置200や広告提供サーバ2700に伝送し、サーバ装置200や広告提供サーバ2700は受信されたQRコード(登録商標)イメージを分析し、それに対応する広告情報をユーザ端末装置100に提供することができる。広告情報の受信が完了すると、制御部120は広告情報画面3530を表示する。広告情報画面3530には、名称領域3501、広告主情報表示領域3502、チェックインメニュー表示領域3503及びクーポン表示領域3504等を含んでよい。広告主情報表示領域3502は、代表イメージ、広告主名、住所、チェックイン数、コメント数、連絡先追加メニュー3502a、無料通話メニュー3502b、詳細情報表示メニュー3502cを含んでよい。クーポン表示領域3504は、スペシャルオファークーポン表示領域3504aと通常クーポン表示領域3504bを含んでよい。
図35の(c)では、スペシャルオファークーポン及び通常クーポンのダウンロード前の状態を示している。制御部120は、図35の(c)に示す広告情報画面内でクーポンイメージ3504が選択されると、当該クーポンに対する有効情報をサーバ装置200または広告提供サーバ2700からダウンロードしてよい。
図35の(d)では、スペシャルオファークーポン3504aが選択されてダウンロードされた後のクーポンイメージ状態を示す。図35の(d)によると、スペシャルオファークーポン3504aでTap Tp unlockのようなフレーズが削除されていることが分かる。この他にも、広告情報画面には、招待状表示領域、ニュース表示領域等が更に表示されてよい。
一方、図35の(c)のような広告情報画面3530でチェックインメニュー3503aが活性化されると、制御部120はチェックイン画面をディスプレイすることができる。図36はチェックイン画面の一例を示す。
図36によると、チェックイン画面3600は名称領域3601、広告主情報表示領域3602、当該広告主に対して評価することができる評価領域3603及び完了メニュー3604を含むことができる。評価領域3603は、星点数を与えることができる星点数評価領域3603a及び意見を書き込めるコメント作成領域3603bを含むことができる。図36では、5つの星イメージを通じて星点数を与えることができる画面構成の一例を示す。図36に示すような画面が表示されると、ユーザは5つの星アイコンのうち1つをタッチすることで、星点数を与えることができる。例えば、左から4番目の星アイコンをタッチする場合、ユーザは計5点のうち4点の星点数を与えたことになる。このような画面構成及び動作は一例に過ぎないため、本発明の内容は必ずしもそれに限定されるものではない。
星点数や書き込みが完了した後、完了メニュー3604が入力されると、制御部120は入力された星点数及びコメント等を保存部130に保存する。そして、当該広告主のチェックイン数を1だけ増加させ、ディスプレイ部140に以前の画面をディスプレイする。
以上では、QRコード(登録商標)スキャン時にチェックインメニュー及びスペシャルオファークーポンを含む詳細な広告情報画面を出力するものとして説明したが、本発明が必ずしもそれに限定されるものではない。例えば、本発明の別の例では、近距離無線通信(RFIDまたはNFC)を通じて広告情報や、支払い情報、電子レシート等を受信する場合にも、チェックインメニュー及びスペシャルオファークーポンを含む詳細情報画面を出力することもできる。
一方、図35の(c)または(d)に示す広告情報画面3530で詳細情報表示メニュー3502cが選択されると、制御部120は図37のような詳細情報画面3700をディスプレイすることができる。
図37によると、詳細情報画面3700には名称領域3701、広告主情報表示領域3702、マップ表示領域3703、ユーザのコメントが登録されるレビュー領域3704、広告主によって登録される追加情報を表示する追加情報領域3705を含むことができる。追加情報は、運営時間、メニュー及び値段、店内写真等であってよい。図37のような画面構成は一例に過ぎないため、多様に変形されてよい。
最後に、保存箱メニュー2906が活性化される場合、制御部120は図38のような画面をディスプレイする。
図38によると、制御部120は保存箱メニュー2906が選択されると、保存箱に保存された広告情報を示す保存箱画面3800をディスプレイする。図38によると、保存箱画面3800は、保存された広告情報をリスト3810状で表示する。制御部120は、保存箱に保存された広告情報を有効期限順に整列して表示することができる。各広告情報には、アコーディオンメニューボタンが表示されてよい。アコーディオンメニューボタンは、選択有無によって、2つの形態3820a、3820bのいずれか一方で表示されてよい。制御部120は、アコーディオンメニューボタンが選択されると、第1形態3820aで表示し、当該広告情報内にクーポンイメージ、招待状イメージ及びスタンプカードイメージのうち少なくとも1つを表示する。一方、アコーディオンメニューボタンが選択されない場合、第2形態3820bで表示し、当該広告情報内に概要情報(例えば、名称、有効期限等)のみを表示する。
以上のように、ユーザ端末装置100のユーザは、フォンブック、カレンダー、ギャラリー等のように、ユーザ端末装置100の基本プログラムの他に、広告アプリケーションを用いて多様な広告サービスを提供されてよい。広告アプリケーションは、広告提供の他に支払いサービス、購入履歴管理サービス等のような多様な付加サービスを更に提供することができる形態で実現されてよい。具体的には、ショッピングに関連するトータルサービスを提供するウォレットプログラム形態で作成され、ユーザ端末装置に提供されてもよい。それについては、後述の別の実施形態で具体的に説明する。
以下では、上述の多様な実施形態で、ユーザ端末装置100と連動して各種広告サービスを提供するサーバ装置の構成及びその動作について具体的に説明する。
<サーバ装置の構成及び動作に対する多様な実施形態>
図39は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。図39のサーバ装置3900は、上述の多様な実施形態で説明したサーバ装置200または広告提供サーバ2700として動作することができる。
図39によると、サーバ装置3900は、通信インターフェース部3910、サーバ制御部3920、データベース部3930を含む。
通信インターフェース部3910は、ユーザ端末装置100をはじめとする多様な外部装置と通信を行い、情報を受信する。
データベース部3930は、受信された情報を記録するための構成要素である。
サーバ制御部3920は、通信インターフェース部3910を介して受信される情報を用いてデータベース部3930を随時アップデートさせることができる。なお、サーバ制御部3920は、通信インターフェース部3910を介して受け付けられる各種コマンドに応答し、データベース部3930の情報を各ユーザ端末装置に伝送することもできる。
例えば、プッシュ方式基盤の広告サービスを提供する実施形態によると、通信インターフェース部3910は、接続されたユーザ端末装置で広告主に関連する固有情報が保存されると、その固有情報を受信することができる。サーバ制御部3920は、受信された固有情報をデータベース部3930に保存することができる。なお、サーバ制御部3920は、各種広告主の端末装置2800や広告提供サーバ2700等から提供される広告情報が受信されると、その広告情報もデータベース部3930に保存することができる。サーバ制御部3920は、予め設定されたプッシュ条件が満たされると、データベース部3930に保存された広告情報を当該ユーザ端末装置100に伝送する。
または、検索方式基盤の広告サービスを提供する実施形態によると、フォンブック機能が実行され、フォンブック画面がディスプレイされた状態で、検索ワードが入力されると、当該ユーザ端末装置は検索ワードを伝送する。通信インターフェース部3910は、伝送された検索ワードを受信する。サーバ制御部3920は、検索ワードに対応する広告情報をデータベース部3930から検索する。そして、その検索結果をユーザ端末装置に伝送する。この場合、サーバ制御部3920は、検索結果をユーザ端末装置の位置からの距離、登録回数、通話回数、おすすめ回数のうち、少なくとも1つの基準に沿って整列し、ユーザ端末装置のフォンブック画面に合致するフォーマットで構成して伝送することもできる。
または、広告アプリケーションを用いて広告サービスを提供する実施形態によると、サーバ制御部3920は、ユーザ端末装置100から広告アプリケーションが実行されると、データベース部3930に記録された各種情報を当該ユーザ端末装置100に伝送して広告情報画面を構成するようにする。よって、上述の実施形態で説明したように、多様な広告情報を提供することができる。
以上のように、サーバ装置3800は実施形態に応じて多様な動作を行うことができる。以下では、サーバ装置3800で提供する多様なサービスについて具体的に説明する。
図40は、プッシュ方式基盤の広告サービスを提供する実施形態に係るサーバ装置で顧客情報を記録したデータベースを管理する方法を説明するための図である。図40によると、サーバ装置3800は、広告主に関連する各種固有情報を受信して(S4010)保存することができる。詳細には、事業者(または、広告主等)は、モバイル広告サービスに加入し、自分の連絡先情報及び自分の有している顧客情報(電話番号、E−mailアドレス等)等をサーバ装置3800に登録することができる。具体的には、売場名、売場イメージ、売場位置、電話番号、ホームページアドレス、売場で販売する商品情報、商品イメージ、割引率、割引期間、イベント情報、クーポン(クーポンID、シリアル番号、クーポンイメージ、クーポン名、クーポンの種類等)、招待状、広告フレーズ等のように売場で提供される多様な情報が含まれてよい。説明の便宜上、以下では、広告主または事業者の提供する各種広告情報を売場情報と称する。
なお、サーバ装置3800は、ユーザ端末装置から各種固有情報を受信することができる(S4020)。この場合、ユーザ端末装置は、サーバ装置3800の事業者と広告サービス契約を締結したユーザの使用するユーザ端末装置であってよい。ユーザ端末装置から受信される固有情報には、ユーザ端末装置を所有するユーザ自分の名前や電話番号、メールアドレス、メッセンジャアドレス、ニックネーム、生年月日、住所、ユーザID等だけでなく、ユーザ端末装置のフォンブックリストに登録された知人の名前や電話番号、メールアドレス、メッセンジャアドレス、ニックネーム、生年月日、住所、ID等のような情報、カレンダーに保存された日程情報、ギャラリーに保存された写真や、そのメタデータまでも含まれてよい。説明の便宜上、以下ではユーザの提供する各種情報をユーザ情報と称する。
サーバ装置3800は、売場情報及びユーザ情報がそれぞれ受信されると、受信された情報をデータベース部3930に保存する。この場合、売場情報及びユーザ情報は区分保存されてよく、売場情報は売場別に、ユーザ情報はユーザ別に更に区分されて保存されてよい。
サーバ制御部3920は、周期的にユーザ端末装置や広告主端末装置2800、広告提供サーバ2700等と通信してデータを同期化させることができる。
このような状態で、サーバ制御部3920は、広告主に関連する固有情報を登録したユーザ端末装置を検索することができる(S4030)。上述のように、サーバ制御部3920は、フォンブックアプリケーション、カレンダーアプリケーション、ギャラリーアプリケーション等のような多様なアプリケーションで入力される情報と、売場情報を比較して検索を行うことができる。加入者が検索されると、サーバ制御部3920は広告主に関連する固有情報を保存している加入者情報を当該広告主の顧客情報データベースに登録することができる。一例として、特定加入者のフォンブックに広告主の連絡先情報が含まれた場合、サーバ制御部3920はその加入者の電話番号を広告主の顧客情報データベースに追加することができる。それにより、広告主は顧客情報を手動で収集及び管理することができる。このように収集された顧客情報は、サーバ装置3900で持続的に管理されてよい。例えば、サーバ装置3900は、顧客の顧客情報管理(Customer Relation Management:CRM)情報に基づいて、顧客の等級を自動的に分類することができる。顧客関係管理情報は、チェックイン点数、クーポン、招待状及びスタンプ使用内訳、新規加入、支払い内訳、コメント作成回数等を含むことができる。
一方、以上では広告主の顧客情報データベースにユーザの電話番号を自動的に追加する場合を例えて説明したが、サーバ装置3900はその他に多様な動作を行うことができる。例えば、ユーザのフォンブックから広告主の連絡先情報が削除される場合、サーバ装置3900は当該事業者の顧客情報データベースからユーザ情報を削除することもできる。
その他にも、検索方式基盤の広告サービスを提供する実施形態によると、サーバ制御部3920は、各ユーザ端末装置のフォンブック画面を通じて入力される検索ワードを通信インターフェース部3910を介して受信する。そして、その検索ワードにマッチする売場情報をデータベース部3930から探索し、ユーザ端末装置に提供する。フォンブック画面を通じて入力される検索ワードの他にも、カレンダー画面を通じて入力される日程情報や、撮影された写真、メタデータ等を受信し、それにマッチする売場情報を探索して提供することもできる。
このような実施形態に係るサーバ装置の動作については、図17を参照して既に説明しているため、繰り返し説明は省略する。
一方、上述のように、サーバ装置3900は図27のネットワークシステムに含まれるサーバ装置200や広告提供サーバ2700で実現されてよい。広告提供サーバ2700で実現される場合、サーバ装置3900は広告主端末装置2800と連動して広告情報生成サービス、QRコード(登録商標)生成サービス、評価サービス等のような多様なサービスを提供することができる。以下では、サーバ装置で提供するこのような多様なサービスを利用する方法について具体的に説明する。
図41は、本発明の一実施形態に係る広告情報発信方法を説明するためのフローチャートである。すなわち、従来は、広告を制作するためには、広告制作業者に依頼して広告情報を作成しなければならなかった。この場合、多くの費用及び時間がかかり、広告主(または、事業者)は自分の望む方向に広告情報が正確に作られたか随時確認することが困難であるという問題点があった。よって、本実施形態では、広告主(または、事業者)が自分の端末装置、すなわち、広告主端末装置2800を用いて各種広告情報を直接生成できるように、サーバ装置3900が広告生成画面を提供する。以下では、サーバ装置3900が広告提供サーバ2700で実現された場合を基準に広告情報発信方法を説明する。
図41によると、広告提供サーバ2700は広告主端末装置2800がアクセスすると、メインページデータを伝送する。広告主端末装置2800ではメインページデータを用いて、画面を構成してディスプレイすることができる。広告主端末装置2800のユーザ、すなわち、広告主は当該画面を通じて広告情報生成要請を入力することができる(S4110)。ユーザ端末装置100は、広告情報生成要請が入力されると、広告提供サーバ2700に伝送する。
広告提供サーバ2700は、広告情報生成要請に応じて、広告生成画面データを広告主端末装置2800に伝送してディスプレイするようにする(S4120)。
広告主端末装置2800で広告生成画面がディスプレイされると、事業者は広告生成画面を通じて各種ユーザインタラクションを行い、自分が望む形態で広告情報を生成することができる(S4130)。具体的には、広告主は広告生成画面を通じて広告情報を生成し、その広告情報を伝送する顧客情報を入力することができる。広告主端末装置2800は、入力された情報を広告提供サーバ2700に伝送する。広告提供サーバ2700は広告情報及び伝送する顧客等級が受信され、広告情報生成完了命令が入力されると(S4130、S4140)、広告情報生成作業を終了する。そして、生成された広告情報を発信する(S4150)。広告情報は、データサーバ220に保存されて後日発送されてよいが、ユーザ端末装置100に直接伝送されてよい。
一方、広告情報生成要請が入力されない場合、広告主端末装置2800は広告主(または、事業者)のインタラクションに対応する機能を行うことができる(S4160)。例えば、広告主端末装置2800は、ユーザの要請に応じて、QRコード(登録商標)生成手続きを行ったり、事業者詳細情報画面を出力したり、広告情報の利用現状に対する統計情報画面を出力したり、待機状態を保持することができる。
このように、事業者(または、広告主)は、図40で説明した顧客情報管理方法によって分類された顧客等級を用いてモバイル広告を効率的に発信することができる。言い換えると、事業者(または、広告主)は自分の電話番号を保存していたり、頻繁に使用する、すなわち、自分たちを贔屓にしてくれる加入者に広告情報を発信することにより、広告効果を最大化することができる。
一方、以上では広告主端末装置2800を用いてモバイル広告を発信する場合を例えて説明してきた。広告主端末装置2800は、特殊な構成を備える端末装置ではなく、ユーザ端末装置のうちの一つが使用され得ることは上述したとおりである。すなわち、広告主はパソコンだけでなく、ラップトップパソコン、携帯電話、タブレットパソコン等のようなインターネット接続機能を備える多様な端末機を用いてモバイル広告を発信することができる。
単なる広告情報の他に、広告主は広告提供サーバ2700が提供する画面を通じてQRコード(登録商標)やバーコードのような特殊な広告情報も生成することができる。
図42は、本発明の実施形態に係るモバイル広告のためのQRコード(登録商標)生成方法を説明するためのフローチャートである。以下では、広告主が自分の端末装置を用いてモバイル広告のためのQRコード(登録商標)を生成する場合を例えて説明する。図42を参照すると、広告主端末装置2800は、QRコード(登録商標)生成要請が入力されると(S4210)、QRコード(登録商標)生成画面を表示する(S4220)。QRコード(登録商標)生成要請は、広告提供サーバ2700が提供するウェブページ上で入力されてよい。
広告主は、QRコード(登録商標)生成画面内でQRコード(登録商標)生成のための各種情報を入力することができる(S4230)。詳細には、広告主端末装置2800は、QRコード(登録商標)発行のための予め定義されたテンプレート(Template)のうち、特定類型のテンプレートの選択情報及び選択されたテンプレート上に挿入されるメッセージ情報を受信してよい。テンプレートは、広告提供サーバ2700から提供してよい。
広告主端末装置2800はテンプレートが選択され、挿入されるメッセージ情報が入力されると、それに基づいて生成されるQRコード(登録商標)のプレビュー画面を出力することができる(S4240)。
このような状態で、QRコード(登録商標)の発行要請が受信されると(S4250)、広告提供サーバ2700はQRコード(登録商標)を生成する(S4260)。広告主は、プリントメニュー、登録メニュー、保存メニュー等のように多様なメニューを選択してQRコード(登録商標)を使用することができる。プリントメニューが選択されると、広告主端末装置2800はプレビュー画面に対応するQRコード(登録商標)イメージを生成する。一方、登録メニューが選択されると、広告提供サーバ2700は生成されたQRコード(登録商標)をデータサーバ220に保存したり、ユーザ端末装置に直接伝送して発行することができる(S4260)。保存メニューを選択すると、広告主端末装置2800はプレビュー画面に対応するQRコード(登録商標)イメージを広告提供サーバ2700からダウンロードして、自体の保存部に保存する。
一方、QRコード(登録商標)発行要請が入力されない場合、広告主端末装置2800はステップS4220に復帰することができる。すなわち、広告主端末装置2800は広告主がテンプレートまたはメッセージ情報等を変更すると、変更された情報によってプレビュー画面を変更して出力し、変更されない場合は以前の画面をそのまま表示することができる。
一方、QRコード(登録商標)生成要請が受信されない場合には、広告主端末装置2800は広告主(または、事業者)のインタラクションによる機能を行うことができる(SステップS4270)。例えば、広告主端末装置2800は、広告主(または、事業者)の要請に応じて、広告情報発信手続きを行ったり、事業者詳細情報画面を出力したり、広告情報の利用現状に対する統計情報画面を出力したり、待機状態を保持することができる。
以上のように、広告主は広告提供サーバ2700を用いてQRコード(登録商標)も直接獲得することができる。獲得されたQRコード(登録商標)は印刷して自分の売場に貼り付けて顧客の呼び込みに活用することができる。広告提供サーバ2700を使用して即座にQRコード(登録商標)を生成できるようになるため、広告主は自分の販売政策に応じてQRコード(登録商標)に各種クーポンやスタンプカード、イベント、招待状等のような有効情報またはそれに対するお知らせメッセージをコードさせ、顧客呼び込み効果を向上させることができる。以上では、広告主端末装置2800を用いてQRコード(登録商標)を発行する場合を例えて説明してきた。しかし、本発明はそれに限定されない。例えば、広告主は、パソコン、ラップトップパソコン、携帯電話、タブレットパソコン等のようなインターネット接続機能を有する多様な端末機を用いてQRコード(登録商標)を発行することもできる。
その他にも、広告提供サーバ2700は、多様な広告情報を発信することができる。図43ないし図54は、本発明の多様な実施形態に係る広告情報発信方法を説明するための画面の例示図である。
図43ないし図54によると、広告主は広告情報発信及び管理のためのウェブサービスを提供するウェブページに接続することができる。そのために、広告主は、予めウェブサイトに会員加入を完了し、会員加入時に登録した際の登録したログイン情報を入力することができる。
ウェブサーバに対する接続が完了すると、広告主端末装置2800は図43に示すようなウェブページの初期画面をディスプレイすることができる。初期画面は、ウェブサービスロゴ表示領域4210、広告主のプロフィールイメージ表示領域4220、第1メニュー領域4230、一定基準(全体/今週/新規会員)別にチェックイン数を表示するチェックイン情報表示領域4240、第2メニュー領域4250、実施中のイベントを表示する第1イベント表示領域4260、一定期間(例えば、1週間)内にイベントが予定された顧客情報を表示する第2イベント表示領域4270、等級別の顧客情報を表示する等級表示領域4280、ユーザが登録したレビュー情報を表示するレビュー表示領域4290、広告主の情報を表示する広告主情報表示領域4300、モバイル広告生成メニューが表示される広告情報生成領域4310及びモバイル広告の発信ヒストリを表示するヒストリ表示領域4320を含んでよい。
ウェブサービスロゴ表示領域4210は、初期画面を出力するように命令するホームメニュー4210a、広告主が登録したプロフィール情報画面を出力するように命令するプロフィール情報表示メニュー4210b、ウェブサービスのログアウトを命令するログアウトメニュー4210c及びウェブサービスのロゴ4210dを含んでよい。第1メニュー領域4230は、発信リスト表示メニュー4230a及び統計情報表示メニュー4230bを含んでよい。第2メニュー領域4250は、QRコード(登録商標)生成画面を出力するように命令するQRコード(登録商標)生成メニュー4250a及びスタンプ生成画面を出力するように命令するスタンプ生成メニュー4250bを含んでよい。
図43の画面で、ヒストリ表示領域4320は、広告主が以前に発信した広告情報を表示する領域として、全部表示、ニュース表示、招待状表示、クーポン表示のような整列基準を含む整列メニュー4320a、整列メニュー4320aから選択された整列基準に該当する広告情報を最新発行順に表示するモバイル広告表示領域4320b及び画面に出力されないモバイル広告を更に出力するように命令する「もっと見る」メニュー4320c等を含むことができる。広告情報生成領域4310は、広告情報のうち、ニュース生成画面を出力するように命令するニュース生成メニュー4310a、招待状生成画面を出力するように命令する招待状生成メニュー4310b、クーポン生成画面を出力するように命令するクーポン生成メニュー4310cを含んでよい。ニュース生成メニュー4310aが入力される場合、広告主端末装置2800は図43に示すように、広告情報生成領域4310にニュース内容を入力するための吹き出し4310dを出力することができる。吹き出し4310dは、ニュースを伝送する顧客等級を選択することができるスライドメニュー4310e及びニュースの発信を要請するアップデートメニュー4310fを含む。なお、吹き出し内には、ニュースが入力される前に、“What’s going on?”のような案内メッセージが表示される。ニュースが入力されると、案内メッセージは除去される。なお、アップデートメニュー4310fは、ニュース内容が入力される前には、非活性化状態(選択不可状態)であり、ニュース内容が入力される時点で活性化されてよい。
一方、招待状生成メニュー4310bが入力される場合、広告主端末装置2800は招待状生成画面4305を出力することができる。
図44は、招待状生成画面の一例を示す。図44によると、招待状生成画面4215は、ポップアップウィンドウの形態で出力されてよい。しかし、本発明はそれに限定されない。例えば、招待状生成画面4215は、全画面で出力されてよい。
招待状生成画面4215は、ウィンドウ名称表示領域4301、招待状情報入力領域4302、プレビュー表示領域4303及び招待状伝送メニュー領域4304を含むことができる。ウィンドウ名称表示領域4301は、招待状を生成するためのポップアップウィンドウであることを報知するフレーズ(例えば、create an invitation)と終了ボタン4301aを含むことができる。招待状情報入力領域4302は、招待状題名入力のための招待状題名入力フィールド4302a、招待状の種類を選択する招待状種類選択フィールド4302b、招待日付を入力するための日時選択フィールド4302c、場所情報を入力するための場所入力フィールド4302d、招待状を発送した顧客を選択するための等級選択フィールド4302e及び招待状に返信機能の追加有無を選択するための返信機能選択フィールド4302fを含んでよい。プレビュー表示領域4303は、招待状情報入力領域4302に入力された情報に基づいて招待状のプレビューイメージを表示することができる。招待状伝送メニュー領域4304は、等級選択フィールド4302fから選択された等級の顧客のユーザ端末装置に招待状を伝送するように命令する伝送メニューを含んでよい。
一方、クーポン生成メニュー4310cが入力される場合、広告主端末装置2800はクーポン生成画面を出力することができる。
図45は、クーポン生成画面の一例を示す。図45によると、クーポン生成画面4505は、ポップアップウィンドウの形態で出力されてよい。しかし、本発明はそれに限定されない。例えば、クーポン生成画面4505は全画面で出力されてよい。
クーポン生成画面4505は、招待状生成画面4215と類似する形態を有する。すなわち、クーポン生成画面4505は、ウィンドウの名称表示領域4501、クーポン情報入力領域4502、プレビュー表示領域4503及びクーポン伝送メニュー領域4504を含んでよい。クーポン情報入力領域4502は、クーポン題名入力のためのクーポン題名入力フィールド4502a、クーポン種類を選択するクーポン種類選択フィールド4502b、割引情報を入力するための割引情報入力フィールド4502c、クーポン使用方法を入力するための使用方法入力フィールド4502d、クーポンの有効期限を設定する有効期限設定フィールド4502e、クーポンを発行する顧客を選択するための等級選択フィールド4502f及びクーポン発行数を設定するためのクーポン数量フィールド4502gを含んでよい。
図46は、スタンプ生成画面の一例を示す。図46によると、スタンプ生成メニュー4250bが入力されると、広告主端末装置2800はスタンプ生成画面をディスプレイすることができる。スタンプ生成画面は、図46に示すように、ウェブページの一部領域に表示されてよい。しかし、本発明はそれに限定されない。例えば、スタンプ生成画面は、ポップアップウィンドウの形態で表示されてよい。
スタンプ生成画面は、名称表示領域4601、スタンプ情報入力領域4602、プレビュー表示領域4603及びスタンプ生成メニュー領域4604を含んでよい。スタンプ情報入力領域4602は、スタンプのデザインテンプレートを選択するためのテンプレート選択フィールド4602a、スタンプ題名入力のためのスタンプ題名入力フィールド4602b、スタンプ完了回数を設定するスタンプ数設定フィールド4602c、スタンプ使用方法を入力するための使用方法入力フィールド4602d及びスタンプ有効期限を設定する有効期限設定フィールド4602eを含んでよい。プレビュー表示領域4603は、スタンプ情報入力領域4602で設定された情報に基づいて生成されるスタンプイメージをリアルタイムで表示することができる。スタンプ生成メニュー領域4604は、スタンプ生成を命令するスタンプ生成メニューを含む。スタンプ生成メニューは、スタンプ情報入力領域に内容が入力される前には非活性化状態であり、内容が入力されると活性化される。
図47は、QRコード(登録商標)生成画面の一例を示す。図47によると、QRコード(登録商標)生成メニュー4250aが入力されると、広告主端末装置2800はQRコード(登録商標)生成画面を出力することができる。QRコード(登録商標)生成画面は、図47に示すように、ウェブページの一部領域に表示されてよい。しかし、本発明はそれに限定されない。例えば、QRコード(登録商標)生成画面はポップアップウィンドウの形態で表示されてよい。
QRコード(登録商標)生成画面は、名称表示領域4701、QRコード(登録商標)情報入力領域4702、プレビュー表示領域4703及びQRコード(登録商標)生成メニュー領域4704を含んでよい。QRコード(登録商標)情報入力領域4702は、QRコード(登録商標)のデザインテンプレートを選択するためのテンプレート選択フィールド4702a及び広告フレーズを入力するためのメッセージ入力フィールド4702bを含んでよい。プレビュー表示領域4703は、QRコード(登録商標)情報入力領域4702で入力された情報に基づいて生成されるQRコード(登録商標)イメージをリアルタイムで表示することができる。QRコード(登録商標)生成メニュー領域4704は、広告主端末装置2800と接続されたプリンタ(図示せず)を通じてQRコード(登録商標)をプリントするように命令する第1プリントメニュー4704a及びイメージで保存するように命令する第2プリントイメージ4704bを含む。
以上のように、広告主は広告提供サーバ2700の提供するウェブページ上で、招待状、クーポン、スタンプカード、QRコード(登録商標)等のような多様な広告情報を直接生成することができる。それにより、広告主は多様なプロモーション戦略を立てて、行うことができる。一方、広告主は、広告提供サーバ2700やサーバ装置200等から広告情報の利用現状を確認することもできる。
図48ないし図51は、本発明の実施形態に係る広告情報の利用現状に対する統計情報を表示する画面の例示図である。
図48ないし図51を参照すると、統計情報表示メニュー4230bが入力されると、広告主端末装置2800は統計情報画面を出力することができる。統計情報画面は発信されたモバイル広告(ニュース、招待状、クーポン、スタンプ)に対する一定期間中の利用現状に対する分析結果をグラフ状に表示する画面である。ここで、図48は、ニュースに対する統計情報を示す画面の例示図であり、図49は、招待状に対する統計情報を示す画面の例示図であり、図50は、クーポンに対する統計情報を示す画面の例示図であり、図51は、スタンプに対する統計情報を示す画面の例示図である。
統計情報表示画面は、統計情報を閲覧しようとするモバイル広告を選択するモバイル広告選択領域4801、4901、5001、5101、選択されたモバイル広告に対する概略情報を表示するオーバービュー(Overview)領域4802、4902、5002、5102、分析情報を表示する分析情報表示領域4803、4903、5003、5103を含んでよい。
モバイル広告選択領域4801、4901、5001、5101は、ドロップダウンメニューで形成され、登録順を基準にモバイル広告のリストを出力することができる
分析情報表示領域4803、4903、5003、5103は、モバイル広告選択領域4801、4901、5001、5101から選択されたモバイル広告に対する多様な分析情報をグラフを用いて表示する。分析情報は、モバイル広告を受信した全顧客数、モバイル広告の受信経路(フォンブック、広告アプリケーション、QRコード(登録商標)等)による分布グラフ、モバイル広告を受信した顧客の年齢層、性別分布グラフ等を含んでよい。なお、招待状に対する分析情報は、出席/保留/欠席に対する分布グラフを含み、クーポンに対する分析情報は、ダウンロード比率、使用比率、残りの期間等を示すグラフを含み、スタンプに対する分析情報は、ダウンロード比率、完了比率、使用比率、残りの期間等を示すグラフを含んでよい。分析情報は、縦棒グラフ、横棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ等を用いて多様な形態で表示されてよい。
図52は、チェックイン情報に対する詳細情報を表示する画面を示す。図52を参照すると、チェックイン情報の詳細情報表示メニュー4240aが入力されると、広告主端末装置28900はチェックイン情報に対する詳細情報画面を出力することができる。詳細情報画面は、チェックイン情報に対する統計を収集するための期間を設定する期間設定領域5201、全期間のチェックイン数、選択された期間の間のチェックイン数及び新規顧客のチェックイン数に関する情報を表示するチェックイン情報表示領域5202及びチェックイン数を基準とする地域別、業種別順位を表示する順位情報提供領域5203を含んでよい。チェックイン情報表示領域5202は、チェックイン情報を数字及びグラフで表示することができる。図52では、折れ線グラフを用いて選択された期間の間のチェックイン数を日付別に表示する場合を一例として示している。一方、折れ線グラフの折れた地点にマウスが位置したりタッチされると、当該日付とチェックイン数を表示するポップアップウィンドウ(図示せず)が出力されてよい。なお、折れ線グラフの横軸で特定の日付が選択(マウスクリックまたはタッチ)される場合、時間別にチェックイン数を示す棒グラフ(図示せず)がポップアップウィンドウの形態で出力されてよい。
図53及び図54は、広告主のプロフィール情報を管理するための画面の例示図である。
図53及び図54を参照すると、プロフィール情報表示メニュー4210bが入力(マウスクリックまたはタッチ)されると、広告主のプロフィール情報画面が出力されてよい。プロフィール情報画面は、図53の画面の例示図に示すように、事業者名、事業者登録番号を含んでよい。なお、プロフィール情報画面は、E−mailアドレス、電話番号、業種カテゴリ、細部業種、住所等のような基本情報と、運営時間、メニュー及び値段、店内の写真等のような追加情報を含んでよい。
プロフィール情報画面で編集メニュー5310が入力される場合、プロフィール情報画面は、プロフィール情報の編集画面に切り替わってよい。プロフィール情報編集画面は、図54の画面の例示図に示すように、事業者名及び事業者登録番号表示領域5401を含む。このとき、事業者名及び事業者登録番号は修正が不可能である。なお、プロフィール情報編集画面は、プロフィールイメージ変更領域5402、基本情報修正領域5403及び追加情報修正領域5404を含んでよい。一方、図54の画面の例示図で薄く表示された部分は、現在画面上に表示されないが、スクロール時に画面に表示されることを意味する。
以上のように、本発明の多様な実施形態によると、ユーザはサーバ装置200、広告提供サーバ2700等から多様な方式で広告情報を受信することができ、事業者(または、広告主)もこのようなサーバ装置を用いて多様な広告効果を得ることができる。
この場合、ユーザ端末装置に保存された各種アプリケーションがサーバ装置200と連動できる。代表的に、フォンブックアプリケーションが活用されてよい。仮に、ユーザは自分の除く商店やその他の業者の連絡先情報を予めフォンブックに保存させることができる。ユーザは、特定業者に電話をかけようとする場合、フォンブック機能を実行させた後、所望の連絡先情報を検索する。しかし、うっかり連絡先情報を保存できなかった場合もあり得る。このような場合には、ユーザは連絡先情報を提供するサービスを利用したり、知人に連絡して所望の業者の情報を探さなければならない。このような手間を解消するために、サーバ装置は接続された各ユーザ端末装置の連絡先情報を予め登録させておき、各ユーザ端末装置で必要になるたびに連絡先情報を提供することもできる。
なお、ユーザは自分が広告情報を受けてみたい特定の事業者に対する固有情報のみをフォンブックに記入することができる。よって、無分別に発送される広告情報を全て受信せずに、興味のある事業者の発信する広告情報のみを選別して確認することもできる。
一方、図1及び図27のネットワークシステムの他にも、ネットワークシステムは図55のような形態で構成されてよい。図55によると、広告システムは、DBサーバ5510、広告提供者装置5520、サーバ装置5530、ユーザ端末装置100を含む。
DBサーバ5510は、ユーザ端末装置100から伝送される各種情報を保存する。
広告提供者装置5520は、各種広告情報を保存する。広告提供者装置5520は、広告制作者や広告主から広告情報を受信することができる。広告提供者装置5520は、HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Security)等のようなプロトコルを用いて各種情報を伝送することができる。
サーバ装置5530は、ユーザ端末装置100から連絡先をはじめとする各種固有情報が登録されると、登録された連絡先をDBサーバ5510に保存することができる。そして、ユーザ端末装置100から検索ワードを伝送すると、サーバ装置5530は、検索ワードに対応する連絡先リスト及び広告リストをDBサーバ5510及び広告提供者装置5520に要請してリストを受信することができる。サーバ装置5530は、受信されたリストをユーザ端末装置100に伝送する。
以上のように、サーバ装置は多様な形態で実現され、ユーザ端末装置に広告サービスを提供することができる。
一方、以上では、広告サービス及びその他の付加サービスを提供するネットワークシステムと、そのシステムに含まれる装置について説明してきた。その他にも、ネットワークシステムでは、ユーザ端末装置を用いた代金支払いサービスや購入履歴を管理するサービスを提供することもできる。このようなサービスは、ウォレットのようなプログラムを用いて行うことができる。ウォレット(wallet)プログラムとは、モバイル支払いを行うためのアプリケーションを意味する。ウォレットプログラムは、スマートウォレット、電子ウォレット、支払いアプリケーション、ショッピング管理アプリケーション等のような多様なネーミングで呼ばれてよいが、本明細書ではウォレットプログラムに統一して説明する。以下では、ウォレットプログラムを利用する実施形態について具体的に説明する。
<ウォレットプログラムを利用する実施形態>
図56は、本発明の更に別の実施形態に係るネットワークシステムの構成及び動作を説明するための図である。図56によると、ネットワークシステム5600は、ユーザ端末装置5610、売場管理システム5620、サーバ装置5630を含む。
ユーザ端末装置5610は、サーバ装置5630から各種情報を受信することもできる、その逆に情報を登録することもできる。具体的には、上述の多様な実施形態で説明したように、各種お知らせメッセージや、クーポン、招待状、連絡先情報、ソーシャルグラフ等のような広告情報を送受信することができる。
売場管理システム5620とは、各種商品やサービスを提供する売場で注文、支払い、広告、顧客管理等を総括的に管理するためのシステムを意味する。売場管理システム5620は、カードリーダーやバーコードリーダー、QRコード(登録商標)読み取り機等のような多様な支払い装置と、データベース等を備えることができる。
サーバ装置5630は、ユーザ端末装置5610や売場管理システム5620だけでなく、多様な外部装置から情報を収集して管理するための装置である。例えば、広告主や広告業者のサーバ装置から広告を受けて登録することができる。サーバ装置5630は、ユーザ端末装置間の関係に基づいて、ユーザ端末装置5610に各種お知らせメッセージを伝送することができる。例えば、第1ユーザが広告情報を登録させた場合、第1ユーザに関する情報が保存されているか、第1ユーザに対する検索ワードを入力したユーザ端末装置に対して、お知らせメッセージを伝送することができる。お知らせメッセージとは、各種広告や、クーポン、招待状等を発信事実または使用事実を報知するために提供されるメッセージを意味する。
ユーザ端末装置5610は、サーバ装置5630の伝送した各種のお知らせメッセージや有効情報等のような広告情報をディスプレイすることができる。図56のネットワークシステムは、上述の多様な実施形態で説明したような方式で、広告サービスを提供することができる。ユーザ端末装置5610は、それによって受信される広告情報を用いて、フォンブック画面やカレンダー画面、ギャラリー画面または別途のアプリケーション実行画面等にお知らせメッセージを表示することができる。表示画面については上述の多様な実施形態で具体的に示しているため、繰り返し説明は省略する。ユーザは、画面上で自らが興味のあるお知らせメッセージを選択することがきる。選択が行われると、ユーザ端末装置5610はサーバ装置5630やその他の外部装置から、選択されたお知らせメッセージに対応する有効情報を受信することができる。
有効情報とは、お知らせメッセージで案内したサービスを利用するために直接必要とする情報を意味する。例えば、割引クーポン発行に対する案内メッセージが選択された場合には、その割引クーポンのイメージと、割引クーポン番号、バーコード等のように実際の割引クーポンサービスを利用するための情報を直接ダウンロードすることができる。ユーザ端末装置5610は、ダウンロードされた有効情報をウォレットプログラムに登録させる。当該クーポンが売場管理システム5620から発行された場合、ユーザ端末装置5610が当該売場を来店したり、当該売場で支払いを試みる場合、ウォレットプログラムは売場管理システム5620から発行したクーポンを活性化させ、支払いに反映する。例えば、クーポン番号を売場管理システム5620に伝送し、割引された値段で支払いを行うことができる。売場管理システム5620では、自分の発行したクーポンが自分の売場で使用されたことを判断し、広告効果を確認することができ、ユーザ管理も効果的に行うことができるようになる。
その他にも、ユーザ端末装置5610は売場管理システム5620の発行するデジタルスタンプや、電子レシート、商店情報等を受信することもできる。
一方、売場管理システム5620とサーバ装置5630との間にも、各種情報が送受信されてよい。すなわち、サーバ装置5630は、お得意や周辺の顧客情報等を売場管理システム5620に伝送することができ、売場管理システム5620は売上額や商品の値段等のような金銭情報と主な商品販売情報、顧客の好み情報、売場位置情報、宣伝内容等をサーバ装置5630に伝送することができる。
なお、売場管理システム5620は、クーポン等を生成するためのツール(tool)を使用し、各種クーポン情報や、イベント情報等を生成してサーバ装置5630に登録させることができる。または、上述の実施形態で説明したように、外部サーバの提供するウェブサイトを用いてクーポン等を生成することもできる。この場合、外部サーバからサーバ装置5630にクーポン、スタンプカード、招待状、イベントカード等をはじめとする各種広告情報が直接伝達されてよい。サーバ装置5630に登録される情報は、上述のように、サーバ装置5630の管理するユーザ端末装置にお知らせメッセージの形態で伝送されてよい。
以上のように、ユーザ端末装置5610は売場管理システム5620やサーバ装置5630を介して提供される情報をウォレットプログラム等のような別途のアプリケーションで使用するように提供することができる。すなわち、ウォレットプログラムは、フォンブックプログラムや、カレンダープログラム、ギャラリープログラム等のような他アプリケーションで使用する情報を共有し、支払いや購入履歴管理等に利用することができる。それにより、売場管理システム5620やサーバ装置5630を介して提供される広告から品物購入及び支払いまでつなげることができる。
以上のように、ユーザ端末装置5610は、フォンブック画面やカレンダー画面のような各種アプリケーションの実行画面上に表示されたお知らせメッセージを用いて実際に使用可能なクーポン、イベントカード等のような有効情報を発信されることができる。よって、支払いに活用することができる。
図57は、このような実施形態に係る支払い方法を説明するためのタイミング図である。図57によると、サーバ装置5630は多様な外部装置から提供される情報に登録することができる(S5710)。登録される情報には、お知らせメッセージだけでなく、クーポン情報、ポイントカード情報、スタンプカード情報、イベント情報、招待状、連絡先情報等のように多様な広告情報が含まれてよい。
なお、ユーザ端末装置5610は、フォンブックまたはカレンダーのようなプログラムを実行させることができる(S5715)。フォンブックプログラムやカレンダープログラムは、ユーザ端末装置5610に保存された情報だけでなく、サーバ装置5630から伝送されるお知らせメッセージも同時に表示することができる。
すなわち、上述の多様な実施形態で説明したように、サーバ装置5630は定められた広告主から提供される広告情報が登録されたり、フォンブック画面上で検索ワードが入力され、その検索ワードに対応する情報が検索される場合、それによるお知らせメッセージをユーザ端末装置5610に伝送することができる(S5720)。それにより、フォンブック画面、カレンダー画面、ギャラリー画面等のような各種プログラム実行画面にはユーザ端末装置5610上に入力された連絡先情報や日程情報の他にも、多様な広告情報や、クーポン、イベント情報、招待状情報等に対するお知らせメッセージが表示されてよい。
ユーザは、フォンブック画面やカレンダー画面、ギャラリー画面等でお知らせメッセージを選択することができる(S5725)。ユーザが1つのお知らせメッセージを選択すると、ユーザ端末装置5610は選択されたお知らせメッセージを提供したサーバ装置5630にアクセスし、当該お知らせメッセージに対応する有効情報を受信する。受信された有効情報は、ウォレットプログラムやその他に定められたプログラムで提供されて登録されてよい(S5730)。具体的には、クーポンやスタンプカード、割引イベントや無料贈呈イベント等のような各種サービスを実際の売場から受けるために必要な有効情報がウォレットプログラムに登録されてよい。
ユーザは、その後に当該商品を販売する売場に直接訪れることができる。このような状態で、売場管理システムに備えられた支払い装置にタグ付けするようになると(S5735)、ウォレットプログラムが実行される(S5740)。ウォレットプログラムは自動的に実行されてよく、ユーザがアイコンをタッチして手動で実行させることもできる。
ウォレットプログラムが実行されると、ウォレットプログラムは登録されている有効情報を適用して支払いを行う(S5745)。例えば、割引クーポンが登録されている場合には、その割引クーポン情報を売場管理システム5620に伝送する。それにより、売場管理システム5620は割引された金額に対する支払いを要請し、ウォレットプログラムはユーザの選択した支払い手段を用いて要請された金額に対する支払いを行う。または、特定期限内に割引サービスを提供するというイベントに対する有効情報が登録されている場合、ウォレットプログラムはその有効情報を売場管理システム5620に提示する。よって、売場管理システム5620はその支払い時点が有効情報に記録された期限内なら、割引された金額で支払いプロセスを進める。
このように、ユーザ端末装置5610は支払い情報を売場管理システム5620に伝送して支払いを完了することができる(S5750)。支払い情報は、NFCタグ付け方式で伝送されてよく、その他の無線通信方式で伝送されてよい。支払い情報には、クレジットカード名や、カード番号、有効期限、ユーザ認証番号、割引クーポン番号、割引クーポン内容、予め登録されたイベントの内容、支払い金額、ユーザ情報等が含まれてよい。
売場管理システム5620は、支払いが行われると、電子レシートを発行することができる(S5755)。発行された電子レシートはウォレットプログラムが登録して管理することができる。電子レシート発行まで完了すると、ウォレットプログラムは自動的に終了したり、ユーザの選択によって終了してよい(S5760)。
本実施形態によると、フォンブックやカレンダープログラムを通じて提供された広告情報によって支払いまで連続して行われることができるようになる。それにより、ショッピングの便宜性が大きく増大する。
図58は、お知らせメッセージ伝送及び有効情報発信に関連するネットワークシステムの動作を具体的に説明するための図である。
図58の(a)はユーザ端末装置5610の動作を示し、図58の(b)はサーバ装置5630の動作を示し、図58の(c)は売場管理システム5620の動作を示す。上述のように、有効情報はクーポン以外にも、多様な類型で存在することができるが、図58ではクーポン発行の場合を例えて説明する。
売場管理システム5620では、クーポン生成ツール(Authoring tool)を用いてクーポンを生成する(1)。生成されたクーポンはサーバ装置5630に登録される。
サーバ装置5630は、特定イベントが発生すると、クーポン発行事実をユーザ端末装置5610に通知する(2)。具体的には、フォンブックやカレンダーアプリケーションが実行された際、ユーザが設定しておいた条件に応じて、クーポン事実を報知するお知らせメッセージを自動的にプッシュすることもでき、ユーザが検索を行った際、その検索ワードに該当するクーポンを報知するための案内メッセージを伝送する方式で通知することができる。図58では、フォンブックプログラムで当該クーポンの発行事実を通知された場合を示す。しかし、それに限定されずに、クーポン発行事実は多様なプログラムの実行画面を通じて報知することができることは、既に説明している。
ユーザ端末装置5610は、受信されたお知らせメッセージをフォンブック画面5611に表示する。それにより、フォンブックと連携し、ユーザが利用可能なクーポンに関する情報を表示することができる(3)。
その後、ユーザ端末装置5610は表示されたお知らせメッセージが選択される等のイベントが発生すると、ウォレットプログラムとフォンブックプログラムとを連動させる(4)。すなわち、お知らせメッセージを伝送したサーバ装置5630にアクセスして実際使用可能なクーポン、すなわち、有効情報をダウンロードすることができる(5)。ダウンロードされたクーポンはウォレットプログラムに登録される。それにより、ユーザ端末装置5610のウォレット実行画面5612内にダウンロードされたクーポンに関する情報が表示される。
ユーザは、ユーザ端末装置5610のウォレットプログラムを用いて売場管理システム5620に対して支払いを行うことができる(6)。ウォレットプログラムは自動または手動で実行されてよい。手動実行オプションが設定された場合には、ユーザがウォレットプログラムに対するアイコンを選択した際、ウォレットプログラムが実行される。ユーザは、ウォレットプログラムの実行画面内で使用可能な有効情報を検索した後、支払いに利用することができる。一方、自動実行オプションが設定された場合、ユーザがユーザ端末装置5610を売場管理システム5620に対してタグ付けするようになると、ウォレットプログラムが自動実行される。それにより、当該売場管理システム5620に関する情報を用いて、その売場で使用可能な有効情報を確認する。そして、確認された有効情報を用いて支払いを行う。更に別の実施形態によると、有効情報内に売場位置情報等が含まれる場合には、ユーザ端末装置5610はGPS受信部(図示せず)によって算出された現在位置情報と売場位置情報とを比較し、ウォレットプログラムを自動実行するか否かを決定することもできる。その他にも、自動実行条件は実施形態に応じて多様に設定されてよい。
図59は、フォンブック画面やカレンダー画面、ギャラリー画面等に表示されるお知らせメッセージを選択して有効情報をダウンロードする過程について説明するための図である。
図59の(a)は、ユーザ端末装置5610で各種お知らせメッセージ5910−1〜5910−3を含むフォンブック画面をディスプレイしている状態を示す。このような状態で、1つのお知らせメッセージ5920−2を選択すると、ユーザ端末装置5610では、そのお知らせメッセージ5920−2に対応する各種有効情報をダウンロードするための画面5950をディスプレイする。図59の(b)は、このような画面の構成例を示す。図59の(b)によると、ユーザ端末装置5610の画面上には、クーポンやイベントに関する情報5951、5952等が表示されてよい。このような状態で、ユーザが1つの情報5951を選択すると、ユーザ端末装置5610はサーバ装置5630から選択された情報に関する有効情報を受信する。受信された有効情報はウォレットプログラムに登録される。それにより、図59の(c)に示すように、ウォレットプログラムの実行画面5960内には予め登録されたクレジットカード5961やIDカード5962以外に新たに発行された有効情報、すなわちクーポン5963が表示されてよい。
以上のように、フォンブックプログラム、カレンダープログラム、ギャラリープログラム等のようなアプリケーションは、外部装置から受信された情報をウォレットプログラムに提供し、ショッピングサービスを利用できるように処理することができる。このようなフォンブックプログラム、カレンダープログラム、ギャラリープログラム、ウォレットプログラム等は、ユーザ端末装置に搭載された非一時的な読み取り可能な媒体にインストールされ、上述の動作を行うことができる。
一例として、非一時的な読み取り可能な媒体にインストールされたフォンブックプログラムは、サーバ装置から受信されるお知らせメッセージを含むアプリケーションの実行画面、すなわちフォンブック画面をディスプレイするステップと、お知らせメッセージが選択されると、お知らせメッセージに対応する有効情報をサーバ装置からダウンロードするステップと、ダウンロードされた有効情報を支払いプログラムに登録させるステップとを順次に行うことができる。よって、支払いプログラムでデータを共有することができるようになる。
一方、図58では、お知らせメッセージを先に発送した後にユーザが選択すると、それによってクーポンや招待状等のような有効情報を伝送する実施形態について説明してきたが、必ずしもそれに限定されるものではない。すなわと、クーポンや招待状のような有効情報そのものをお知らせメッセージに伝送することもできる。
図60は、このような実施形態に係るネットワークシステムの構成及び動作を説明するための図である。説明の便宜上、図60のネットワークシステムも、図58と同様にユーザ端末装置5610、サーバ装置5630、売場管理システム5620を含む形態で示しているが、ネットワークシステムを構成する装置の種類及び数はそれに限定されない。
図60によると、売場管理システム5620で生成されたクーポン(1)はサーバ装置5630に登録される。サーバ装置5630は、特定イベントが発生すると、クーポンそのものをユーザ端末装置5610に発行する(2)。すなわち、図58の実施形態のように、クーポン発行事実を通知(notification)するのではなく、直接クーポンを伝送する。図60では、説明の便宜上、クーポンのみを示しているが、クーポンの他に招待状やその他の有効情報も同様に発行されてよい。このような有効情報は、上述の多様な例のように、自動的にプッシュされてよく、ユーザの検索によって発行されてよい。
発行されたクーポン等のような有効情報は、ユーザ端末装置5610内のROMやフラッシュメモリ等に保存されてよい。フォンブックプログラムは保存された有効情報を、ウォレットのような支払いプログラムが管理する保存領域にコピーすることができる。よって、ウォレットプログラムが有効情報を利用することができる。または、フォンブックプログラムは有効情報が保存されたメモリアドレスをウォレットプログラムで通知し、ウォレットプログラムが利用するようにすることもできる。
一方、フォンブックプログラム、カレンダープログラム、ギャラリープログラム等のように、ユーザ端末装置にインストールされているプログラムと、ウォレットプログラムの標準化されたAPI(Application Program Interface)を使用したり、同一製造メーカまたはプログラマによって生成され、同一のAPIを使用する場合なら、アプリケーションをAPIを通じて相互インターフェーシングすることができる。それにより、上述のように、有効情報を直接共有することができる。一方、その他の場合には、アプリケーション間のインターフェーシングのためにAPI共有作業が必要になる。例えば、フォンブックプログラムとウォレットプログラムとを連動させるための場合には、ウォレットプログラムの製作者は、フォンブックプログラムまたはフォンブックプログラムがインストールされたユーザ端末装置の制作者に対してAPIをオープンさせることを要請し、フォンブックプログラムのAPIをアップデートさせなければならない。それにより、フォンブックプログラムをはじめとする多様なアプリケーションとウォレットプログラムとは連動することができる。
ユーザ端末装置5610は、受信された有効情報をフォンブック画面5611に表示することができる。具体的には、フォンブック画面5611内には、フォンブックリストとともにお知らせメニュー5613が表示されてよい。上述のように、お知らせメニュー5613は、フォンブックプログラムによってフォンブック画面のレイアウトそのものに設けられたメニューであってよいが、フォンブックプログラムと別に別のグラフィックレイヤに生成され、フォンブック画面5610に重畳表示されるメニューで実現されてよい。この場合、ユーザがお知らせメニュー5613を選択するようになると、ユーザ端末装置5610は、ユーザが利用可能なクーポンに関する情報を表示することができる(3)。
その後、ユーザ端末装置5610は、特定イベントが発生すると、ウォレットプログラムを実行させ(4)、その画面5612をディスプレイする。ここで、イベントとは、ユーザがウォレットプログラムに対応するアイコンを直接選択するイベントの他にも、売場内に来店するイベント、または売場管理システムから売場情報を配信されるイベント、売場管理システムにタグ付け(tagging)されるイベント等であってよい。ユーザは、ユーザ端末装置5610のウォレットプログラムを用いて売場管理システム5620に対して支払いを行うことができる(5)。具体的には、ウォレットプログラムが実行された状態で、売場管理システム5620内の支払い装置にタグ付けをするようになると、制御部120は発行されたクーポンを適用して支払いを行う。
図60では、フォンブック画面5610を用いてお知らせメッセージを表示するものと説明したが、フォンブックプログラムの他にカレンダープログラム、ギャラリープログラム等が利用されてよく、別途の広告のために設けられた広告アプリケーションが活用されてよい。
図60で説明したような広告サービス方法も非一時的な読み取り可能な媒体にインストールされたプログラムによって提供されてよい。すなわち、非一時的な読み取り可能な媒体にインストールされたプログラムは、サーバ装置からクーポンのような有効情報をダウンロードするステップと、ダウンロードされた有効情報を支払いプログラムで提供するステップとを順次に行うことができる。よって、支払いプログラムでユーザ端末装置に記録された各種固有情報を活用することができるようになる。
以上のように、商品に対する広告、選択、支払い等のようなショッピングサービスのぜんぱんがネットワークシステムで実現されてよい。
図58及び図60で説明したネットワークシステムで、売場管理システム5620はユーザの購入履歴やクーポン発行履歴、クーポン使用状態等を考慮し、持続的な顧客管理を行うことができる。すなわり、売場管理システム5620は、自分の発行したクーポンをダウンロードしたユーザ端末装置5610が支払いまで行うと、当該ユーザ端末装置5610のユーザをターゲットに選定し、それによる各種付加サービスを提供することができる。例えば、一般客に比べて高い割引率を適用したり、無料ギフト贈呈、ポイント積立率アップ、割引期間延長等のような付加サービスを提供することができる。それについては、後述で再び説明する、
図61は、ネットワークシステムの細部構成例を示す。図61によると、ネットワークシステムは、商店に備えられた売場管理システム6110、MAC(Mobile Advertising&Commerce)システム6120、ユーザ端末装置6130、他ユーザ装置6140を含む。
売場管理システム6110には、PoSシステム6111、PGモジュール(Payment gateway module)6112、VAN(Value−added network)モジュール6113、電子メニュー6114、各種アクセサリーユニット6115、6116等が含まれる。
PoSシステム6111とは、販売に関連する各種情報を収集し、管理する装置を意味する。PGモジュール6112とは、クレジットカード、携帯電話、口座振替、現金払い等のような多様な方式で電子支払いサービスを提供するためのモジュールである。VANモジュール6113とは、クレジットカード等を用いて支払いが行われる場合、クレジットカード使用情報をカード会社と仲介して承認するためのモジュールである。電子メニュー6114は、当該売場で販売している商品を表示し、選択するためのディスプレイユニットであってよい。
なお、アクセサリーユニットは、クレジットカードリーダー6115、NFCモジュール6116だけでなく、バーコードやQRコード(登録商標)読み取り機等があってよい。売場管理システム6110のPoSシステム6111は電子メニュー6114を通じて入力される情報に基づいて販売内訳を整理し、各種アクセサリーユニットを通じて支払い情報が受信されると、PGモジュール6112、VANモジュール6113等を用いて支払いを行い、その支払い情報を管理することができる。
MAC(Mobile Advertising&Commerce)システム6120は、他ユーザ装置6140や売場管理システム6110等から受信される各種情報を用いて、ユーザ端末装置6130に関する各種情報を提供することができる。
ユーザ端末装置6130は、ウォレットプログラム6131、フォンブックプログラム6132、カレンダープログラム6133等のように、多様なプログラムを用いてショッピングサービスをサポートする。図示していないが、ギャラリープログラムやその他のプログラムがショッピングサービスに使用されてよい。
MACシステム6120は、ユーザ端末装置6130のウォレットプログラムと連動して、クーポンやその他の広告情報等提供することができる。または、MACシステム6120は、ユーザ端末装置6130のフォンブックプログラム6132と連動し、クーポンやイベント情報、その他の多様な広告情報をプッシュ(push)することができる。すなわち、上述のプッシュ方式基盤の広告サービス実施形態で説明したように、ユーザ端末装置6130は広告主の発行した各種広告情報を受け取ることができる。
または、上述の検索方式基盤の広告サービス実施形態でのように、ユーザ端末装置6130は検索を通じて各種広告情報を提供されることもできる。
一方、フォンブックプログラム6132やカレンダープログラム6133、その他のプログラム等に表示されたお知らせメッセージに対応する有効情報はウォレットプログラム6131に提供されてよい。
すなわち、図58及び図59を参照して説明したように、クーポンやイベント等に対するお知らせメッセージが選択されると、その選択されたメッセージに対応する有効情報がユーザ端末装置にダウンロードされる。ダウンロードされた有効情報は、ウォレットプログラム6131によって管理される。または、図60を参照して説明したように、別途のお知らせなく、有効情報が直接ダウンロードされる場合には、ダウンロードされた有効情報は直接ウォレットプログラム6131によって管理される。
ウォレットプログラム6131は、売場管理システム6110のアクセサリーユニット6116とタグ付けされる際、管理中の有効情報、すなわちクーポンやイベントカード等を適用して支払いを行うことができる。
その他に、ユーザはウォレットプログラムではなく、クレジットカード6150を用いて直接支払いを行うこともできる。この場合、従来と同等に、紙のレシートが発行されることもできるが、ウォレットプログラム6131で電子レシートが発行されることもできる。ウォレットプログラム6131は以上のように多様な情報を管理することができる。
一方、売場が大きい場合には、PoSシステムは複数の装置で実現されてよい。
図62は、複数のPoS端末を含むネットワークシステムの構成の一例を示す。図62の(a)は、ユーザ端末装置6130でフォンブック画面を通じて広告情報を提供する過程を示す。すなわち、フォンブック画面6130には各種連絡先情報6210とともにお知らせメッセージを表示するためのメニュー6210が表示されてよい。ユーザがメニュー6210を選択すると、各種お知らせメッセージを表示する画面6220が表示される。画面6220内には、売場の電話番号や、広告イメージだけでなく、各種クーポンやイベント情報のような多様な広告情報が表示されてよい。
ユーザが表示されたお知らせメッセージ項目のうちいずれかを選択すると、選択された項目に対応する有効情報がユーザ端末装置6130にダウンロードされ、図62の(b)のように表示される。図62の(b)では、クーポンが発行された状態を示す。ユーザはクーポンを選択し、Payボタン6230を選択して支払いを行うことができる。支払いは、メインPoS端末6110だけでなく、サブPoS端末6110−1を通じても可能である。サブPoS端末6110−1は売場内の店員が個別に所持する装置であってよい。サブPoS端末6110−1は注文書や支払い内訳等をメインPoS端末6110に伝送する。
図62の(d)は、メインPoS端末6110を示す。メインPoS端末6110は、管理者が使用する装置であってよい。メインPoS端末6110は売場開店準備段階、開店後営業段階、閉店後レジ締め段階等のように多様な段階に応じて異なる管理画面をディスプレイすることができる。このような画面は、PoSが管理する情報に基づいて生成されてよい。このような情報の例については、具体的に後述する。
以上のような多様なネットワークシステムによると、フォンブック基盤広告、ウォレット、モバイルPoS連携のコマースサービスの提供が可能になる。
図63は、ウォレットプログラムが管理する情報の構成の一例を示す図である。
ウォレットプログラム6300は、金額支払いを担当するペイメント(payment)6310パートと、ショッピング管理(shopping management)6320パートとに区分されてよい。ペイメント6310パートでは、カードリスト6311、支払いモード6312、請求書6313のような情報が管理され、ショッピング管理6320パートではウィッシュ(wishes)6321、経路(shop path)6322等のような情報が管理される。
カードリスト6311には、クレジットカード情報6311−1、IDカード情報6311−2、ポイントカード/スタンプ6311−3、インスタントカード6311−4等のような多様なカード情報が含まれる。このうち、ポイントカード/スタンプ6311−3、インスタントカード6311−4等には、上述の実施形態で説明したように、外部装置から発行された各種有効情報が含まれてよい。すなわち、売場内で割引や無料贈呈、試飲、無料来店、無料ギフト贈呈等のような各種サービスを提供するためのクーポンやスタンプカード、イベントカード等のような有効情報が発信されたなら、ウォレットプログラム6300内のポイントカード/スタンプ6311−3の部分に保存されてよい。または、1回無料サービスチケットや、招待券等のような有効情報が発信されたなら、インスタントカード6311−4に含まれて管理されてよい。
ユーザ端末装置は、ウォレットアプリケーション6300を用いて支払いを行う際、クレジットカード情報6311−1で選択されたクレジットカードとともに、ポイントカード/スタンプ6311−3、インスタントカード6311−4等に保存された有効情報を利用することができる。
一方、支払いモード6312には、自動モード6312−1、手動モード6312−2等のようなモード情報が含まれる。その他に、請求書6313には、請求書、振り分け額、割賦金額6313−1〜6313−3等のような情報が含まれ、ウィッシュ6321情報には購入しようとするアイテムや購入場所、クーポン6321−1〜6321−3等のような情報が含まれ、経路情報6322にはマップやアイテムリスト6322−1、6322−2のような情報が含まれる。
ユーザ端末装置5030は、ウォレットプログラム6300を実行させ、図63に示すような多様な情報を管理及び利用することができる。
図64は、売場管理システム内のPoSシステムが管理する情報の構造の一例を示す。図64によると、PoSシステムが管理するPOS情報6400にはビズチップ(Biz Tip)6410、ショップマネージャ(Shop manager)6420、注文及び支払い(Order & Pay)6430、セッティング6440のような多様な情報が含まれる。
ビズチップ(Biz Tip)6410には、販売管理6411、プロモーション6412、統計情報6413等が含まれてよい。プロモーションモジュール6412は、クーポン生成ツール等を用いて各種クーポンやイベントカード、招待券、スタンプカード等のような有効情報を生成することができる。プロモーションモジュール6412は、有効情報を生成するために統計情報6413を参考にすることができる。例えば、PoSシステム内には、統計情報6413に基づいた各商品別の販売情報が表示されてよい。売場管理者は特定商品に対する販売率が低迷している場合、PoSシステムの画面上で当該商品に対する特別割引クーポンを生成するためのメニューを選択することができる。プロモーションモジュール6412は、メニュー選択が行われると、当該商品に対して売場管理者が入力する各種サービス情報を用いて、割引クーポンを生成することができる。または、売場管理システムは統計情報6413や顧客管理情報6422を用いて、優秀顧客やしばらくの間購入のない顧客に対する割引クーポンやイベントカード等を生成することもできる。このように、生成された有効情報はサーバ装置に伝送され、登録されたユーザ端末装置に伝送されてよい。
その他に、ショップマネージャ(Shop manager)6420には、アイテム管理情報6421、顧客管理情報6422、従業員管理情報6423等が含まれる。そのうち、顧客管理情報6422には以前に取引した履歴のある顧客の氏名、住所、電話番号、購入内訳及びその他の特記事項に関する情報が含まれてよい。なお、有効情報が発行された顧客に対しては、その発行された有効情報に対する内容、例えば、クーポン番号や特典内容等が記録され、管理されてよい。
注文及び支払い6430は、注文(order)6431、注文書(order slips)6432、支払い6437等に区分される。注文情報6431には、配送6433、ラッピング6434、予約6435、テーブル注文6436等のような多様な注文事項が含まれてよい。支払い6437には、割引6438、計算6439等に関する情報が保存されてよい。
図64に示すように、注文及び支払い6430は従業員のアカウントを通じてもアクセスすることができるが、その他の情報に対しては管理者のアカウントを通じてのみアクセスすることができるように、アクセス権限が制限されてよい。
管理者は、新規の顧客との取引が行われた場合には、売場管理システムに設けられたディスプレイとキーボード(図示せず)等を用いて、顧客に対する最新情報や取引内訳等を入力することができる。そして、当該業者からクーポンを発行したり、イベントを実行しようとする場合には、それに関する情報も売場管理システムに登録させることができる。
図65は、図63を参照して説明したウォレットプログラムがインストールされたユーザ端末装置と、図64を参照して説明した情報を管理するPoSシステムとを含むネットワークシステムにおける支払い過程を具体的に説明するための図である。
図65によると、支払いモードは自動モード及び手動モードに区分される。自動モードが設定された状態で、ウォレットプログラムが実行されていない場合(a)、ユーザは端末装置を売場管理システムのアクセサリー装置に接触させる。接触により近距離無線通信方式で各種信号が送受信されてよい(S6510)。
ユーザ端末装置は信号が受信されると、ウォレットプログラムを自動実行させる(S6515)。ウォレットプログラムには各種外部装置から伝送されたお知らせメッセージを用いて発信された多様な有効情報が登録されていてよい。
ウォレットプログラムが実行されると、ユーザ端末装置は取引金額が少額かを判断する(S6520)。
一方、自動モードが設定された状態で、ウォレットプログラムが既に実行中の場合(b)には、ユーザが端末装置をPoSに接触させるようになると(S6530)、ウォレットプログラム自動実行過程を経ることなく、即座に取引金額が少額かを判断する過程が進められてよい(S6520)。この場合、登録された有効情報があれば、ウォレットプログラムはその有効情報に応じて支払い金額を割引したり、無料で処理して支払いを進めることもできる。
なお、少額か否かを判断する基準金額は任意に設定されてよい。例えば、30万ウォンに設定されている場合、ユーザ端末装置は30万ウォン以下の金額に対しては即座に支払いを行い、支払い完了状態を表示する(S6525)。
一方、取引金額が30万ウォンを超過する金額の場合には、PIN入力画面を表示する(S6535)。ユーザはPIN入力画面上で暗証番号入力を完了すると(S6540)、暗証番号情報が一致するかを判断する(S6545)。判断の結果、暗証番号が不一致の場合、暗証番号入力画面を再び表示する(S6580)。この場合、失敗回数を表示することができる。一方、暗証番号が一致する場合、PoSに接触することを案内するメッセージを表示する(S6550)。このような状態で、ユーザが端末装置を売場管理システムに接触させると(S6555)、支払いに必要な各種情報を送受信して支払いを行い、支払い完了状態を表示する(S6525)。この過程でも、有効情報が使用できることは勿論である。支払い完了時には支払い完了した金額のみが表示されてよい。
一方、手動モードが設定された状態の場合(c)、ユーザは支払いアプリアイコンを直接選択して実行させなければならない。ユーザが支払いアプリを実行させると(S6560)、ユーザ端末装置は設定されたカード情報を表示する(S6565)。このような状態で、ユーザが支払い実行ボタンを押すと(S6570)、暗証番号入力画面を表示するステップに進められる(S6575)。その後のステップは、既に説明しているため、繰り返し説明は省略する。
PIN入力画面を用いてユーザを認証するステップはセキュリティ処理されてよい。例えば、ユーザ端末装置はユーザの入力した暗証番号を任意の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化した後、PoSに提供することができる。
以上のように、フォンブックやカレンダー、ギャラリープログラム等のような多様なアプリケーションを通じてクーポンやイベント、連絡先情報等のような多様な広告情報を提供し、このような広告情報をウォレットプログラムのような支払いプログラムでも利用して支払いに反映することができる。結果的に、広告で支払い、購入履歴管理等の動作が連続的に行われるようになる。よって、ショッピングサービスの便宜性が大きく増大する。
なお、売場管理システムでは、多様な方式でユーザ端末装置に広告やその他の情報を提供し、商品に対する興味やアクセスの容易さを向上させることができる。なお、実際の購入まで行われる場合には、その購入者に対して更なる特典を提供し、お得意さんを増やしていくこともできる。以下では、ネットワークシステムを活用したショッピング方法及び顧客管理方法について説明する。
図66は、ネットワークシステムを活用したショッピング方法及び顧客管理方法を説明するための図である。図66によると、ネットワークシステム6600は、ユーザ端末装置5610、売場管理システム5620、サーバ装置5630を含む。説明の便宜上、図56を参照して説明したネットワークシステムと同一の構成を有するものとして示しているが、ネットワークシステムに含まれる構成要素の種類及び数はそれに限定されない。
図66によると、ユーザ端末装置5610は保存されたユーザ情報をサーバ装置5630に提供し(1)、売場管理システム5620は売場情報を生成してサーバ装置5630に提供する(2)。
ユーザ情報には、ユーザ端末装置5610を所有するユーザ自身の名前や電話番号、メールアドレス、メッセンジャアドレスやニックネーム、生年月日、住所、ユーザIDだけでなく、ユーザ端末装置5610のフォンブックリストに登録された知人の氏名、電話番号、メールアドレス、メッセンジャアドレスやニックネーム、生年月日、住所、ID等のような情報までも含まれてよい。なお、売場情報には、売場名、売場イメージ、売場の位置、電話番号、ホームページアドレス、売場で販売している商品情報、商品イメージ、割引率、割引期間、イベント情報、クーポン(クーポンID、シリアル番号、クーポンイメージ、クーポン名、クーポンの種類等)、招待状、広告フレーズ等のように売場で提供される多様な情報が含まれてよい。
サーバ装置5630は、売場管理システム5620から受信される売場情報を売場データベースに記録し、ユーザ端末装置5610から受信されるユーザ情報はユーザデータベースに記録する。複数の売場管理システム5620が存在する場合には、サーバ装置5630は売場データベースを売場別に区分して売場情報を記録する。なお、複数のユーザを管理する場合には、ユーザ別に区分してユーザ情報を記録する。サーバ装置5630は、売場管理システム5620やユーザ端末装置5610から新たな情報が受信されると、受信された情報に基づいて売場データベースやユーザデータベースをアップデートすることができる。
一方、サーバ装置5630は、特定イベントが発生すると、売場データベースの情報とユーザデータベースの情報とを比較し、ユーザ端末装置5610に対応するお知らせメッセージや有効情報等を伝送する(3)。例えば、サーバ装置5630はユーザ端末装置5610から受信されたユーザ情報にマッチする売場情報が新たにアップデートされる場合、その売場情報のうち、ユーザ端末装置5610に発行可能な情報(例えば、広告やクーポン、招待状等)を伝送することができる。または、予め保存された売場情報に対応するユーザ情報が新たにアップデートされる場合にも、そのユーザ情報にマッチする売場情報のうち、少なくとも一部の情報を当該ユーザ端末装置5610に伝送することもできる。その他に、上述の多様な実施形態で説明したように、プッシュ方式または検索方式によってユーザ端末装置5610に各種情報を伝送することができる。
ユーザ端末装置5610では、フォンブック、カレンダー、ギャラリープログラム等のようなアプリケーションや、別途に設けられた広告アプリケーション等がサーバ装置5630から伝送される情報を受信し、ウォレットプログラム、すなわち、支払いプログラムに提供することができる。
その後には、ユーザがユーザ端末装置5610を所持した状態で、売場管理システム5620が管理する売場に来店して実際商品を購入することができる。すなわち、ユーザは、ユーザ端末装置5610のクーポンブック画面やカレンダー画面、またはウォレット画面に表示される各種情報によって来店欲求や商品の購入欲求を感じられる。このように、売場管理システム5620はネットワークシステム5800を用いて広告効果を得ることができる。
支払いは、多様な手段で行われてよい。一例として、ユーザは近距離無線通信方式で支払いを行うことができる(4)。この場合、ユーザ端末装置5610は売場管理システム5620内の支払い装置にタグ付けされると、ウォレットプログラムが管理しているクーポンやその他の有効情報を用いて支払いを行うことができる。支払い方法については、図65をはじめとする上述の説明で具体的に触れているため、繰り返し説明は省略する。
支払いは行われると、売場管理システム5620はユーザ端末装置5610のユーザに対する購入履歴を管理することができる。売場管理システム5620はユーザ端末装置5610の購入過程及び事業者政策に応じて、当該ユーザ端末装置5610のユーザにサポートされる各種サービスをアップデートすることができる。例えば、売場管理システム5620から予め発行したクーポンが支払い過程で使われた場合、売場管理システム5620を運営する事業者(または、広告主、管理者等)の販売戦略に成功した場合と見なしてよい。よって、その購入者に対してその場で割引率を増加させたり、一般客より高い割引を適用する特典付きクーポンを発行したり、無料ギフト贈呈、割引期間延長、イベント参加機会付与等のような多様な特典を与える政策を立てることができる。一例として、追加割引クーポンを発行するようにする制作が樹立している場合を仮定すると、売場管理システム5620はこのような政策によってクーポンをアップデートし(5)、サーバ装置5630に伝送することができる(6)。それにより、サーバ装置5630が管理する売場データベースに記録された情報がアップデートされてよい。
サーバ装置5630は、アップデートされた情報を再びユーザ端末装置5610に伝送することができる(7)。すなわち、ユーザは一般客より高い割引率が適用されるクーポンを再発行されるようになる。このような一連の過程を通じて、ユーザは割引や無料ギフト受け取り等のような各種付加特典を受けることができるようになり、事業者は広告効果及び販売促進効果等を奏することができるようになる。それにより、ショッピングサービスが活性化できる。
図67は、このようなネットワークシステムを構成するための売場管理システム5620の構成の一例を示す。図67によると、売場管理システム5620は、通信部5621、制御部5622、保存部5623、支払い部5624を含む。
通信部5621は、サーバ装置5630をはじめとする各種外部装置と通信を行うための構成要素である。通信部5621は、各種有線または無線通信方式によって通信を行うことができる。具体的に、通信部5621は、売場管理システムに関連する売場情報をサーバ装置5630に伝送する。売場情報には、上述のように、売場名、売場イメージ、売場の位置、電話番号、ホームページアドレス、売場で販売する商品情報、商品イメージ、割引率、割引期間、イベント情報、クーポン(クーポンID、イメージ、クーポン名、クーポンの種類等)、招待状、広告フレーズ等のように売場で提供できる多様な情報が含まれてよい。売場情報のうち、クーポンや招待状等のように実際に使用可能な有効情報は、制御部5622が生成ツール(Authoring tool)を用いて直接生成することもできるが、必ずしもそれに限定されるものではない。すなわち、外部装置で有効情報を受けて、それを通信部5621を介してサーバ装置5630に伝達することもできる。
保存部5623には、各種プログラム及び情報が保存されてよい。具体的には、上述のように、クーポンをはじめとする多様な売場情報が保存部5623に保存されてよい。その他にも、ユーザの購入履歴情報等のような情報も保存されてよい。一例として、保存部5623には図63のような多様な情報及びプログラムが保存されてよい。
制御部5622は、保存部5623に保存された各種情報を通信部5621を介してサーバ装置5630に伝送することができる。一例として、制御部5622で生成したクーポンもサーバ装置5630に伝送され、マッチするユーザ端末装置5610に発行されてよい。
支払い部5624は、ユーザ端末装置との間で支払いを行うための構成要素である。支払い部5624は、支払い方式に応じて多様な形態で実現されてよい。具体的には、支払い部5624は、クレジットカードリーダー、バーコードリーダー、QRコード(登録商標)読み取り機、NFCモジュール等のような多様な支払い装置を含むことができる。NFCモジュールを含む場合、支払い部5624は、ユーザ端末装置5610がタグ付けされると、近距離無線通信方式で通信して支払いを行う。支払い方式については、図65をはじめとする上述の多様な説明で具体的に触れているため、繰り返し説明は省略する。
ユーザ端末装置5610では、支払い過程でクーポンを使用することができる。一例として、割引クーポンが使用された場合には、支払い金額が割引された状態で支払いが行われてよい。
制御部5623は、支払い過程でクーポンが使用された否かを判断することができる。具体的には、支払い部5624を介して入力されるクーポンIDやシリアル番号等を確認し、保存部5623に保存されたクーポンと一致するか否かを判断する。判断の結果が一致する場合には、売場管理システムで発行されたクーポンと判断し、制御部5623はクーポンに対応する特典を適用して支払いを行うように支払い部5624を制御する。
制御部5623は、売場管理システムで発行されたクーポンが使用された場合、当該クーポンを使用したユーザ端末装置5610のユーザのためのアップデートされたクーポンを生成することができる。例えば、割引率をアップしたり、割引期間を延ばしたクーポン、割引が適用される商品範囲を拡張させるクーポン、無料ギフト贈呈クーポン等のようなアップグレードクーポンを生成した後、保存部5623に保存することができる。そして、制御部5623は、アップグレードされたクーポンを通信部5621を介してサーバ装置5630に伝送することができる。それにより、当該ユーザは自分が所有するユーザ端末装置5610でアップグレードされたクーポンを再発行することができる。この場合、再発行されたクーポンによって再購入を誘導することができる。それにより、売場管理システムで発行したクーポンを使用するユーザと、そうでない一般客との間で、異なるサービスを提供することにより、当該売場に対する関心度や、クーポン使用要求、再購入欲求等を増大させることができる。
または、クーポン再発行以外に現場で更なる特典を提供することもできる。すなわり、制御部5623は、クーポンに提示された特典に加え、追加特典を適用して支払いを進めることができる。例えば、10%割引クーポンが使用されるとしても、20%の割引を提供することができる。それにより、異なる経路でクーポンを発行された他ユーザと異なるサービスを提供することができるため、売場管理システムで提供する各種お知らせメッセージや有効情報に対する関心度を向上させることができるようになる。
一方、制御部5622は商品購入が完了すると、その商品を購入したユーザに対する購入履歴情報を保存部5623に保存して管理することもできる。
なお、図67に示していないが、売場管理システムでは売場内で各種情報を配信するためのブロードキャスティング手段(broadcasting means)を更に含んでよい。それにより、売場管理システムを有するSSID(Service Set Identifier)、IPアドレス、Wi−Fiアドレス等を配信することができる。この場合、来店したユーザのユーザ端末装置は配信された情報を受信し、売場管理システム5620を認識することができる。ユーザ端末装置5610はウォレットプログラムを実行させ、ウォレットプログラムが管理する有効情報のうち、認識された売場管理システム5620に対応する有効情報を検索することができる。検索結果、使用可能なクーポンが発見されると、ユーザ端末装置5610は画面上に発見されたクーポンを表示する。このような状態で、ユーザがクーポンを選択し、ユーザ端末装置5610を支払い部5624にタグ付けさせると、支払い部5624は上述のように支払いを行う。上述のように、制御部5622は支払いに使用されたクーポンに基づいて、その場で追加特典を提供したり、後日使用可能なアップグレードクーポンを生成することができる。
図68は、図66に示すネットワークシステムを構成するためのサーバ装置5630の構成の一例を示す。図68によると、サーバ装置5630は、通信インターフェース部5631、制御部5632、売場データベース5633、ユーザデータベース5634を含む。
通信インターフェース部5631は、売場管理システム及びユーザ端末装置等をはじめとする各種外部装置と通信を行うためのインターフェースである。
売場データベース5633は、サーバ装置5630と通信を行う各種売場管理システムから受信される売場情報を記録するためのデータベースである。複数の売場管理システムを管理する場合、各システムから受信される売場情報は売場別に記録されてよい。例えば、AAA売場から受信される売場情報は第1区域に保存し、BBB売場から受信される売場情報は2区域に保存されてよい。
ユーザデータベース5634は、サーバ装置5630と通信を行うユーザ端末装置5610から受信されるユーザ情報を記録するためのデータベースである。複数のユーザが登録されている場合、ユーザ別にデータベース区域を区分してユーザ情報を記録することができる。
売場データベース5633及びユーザデータベース5634の各区域は、実現例に応じて1つのストレージ(storage)内に物理的にまたは論理的に区分されて保存されてよく、または独立的に分離された複数の個別ストレージの形態で実現されてよい。
制御部5632は、通信インターフェース部5631を介して受信される情報を売場データベース5633やユーザデータベース5634内の定められた区域に記録して管理する。
制御部5632は、売場データベース5633に記録された売場情報及びユーザデータベース5634に記録されたユーザ情報を比較してマッチする情報を探索する。探索結果、相互マッチするユーザ情報及び売場情報が探索されると、探索された売場情報に含まれたクーポンを探索されたユーザ情報に対応するユーザ端末装置に発行する。マッチするか否かは、テキストが一致するか否かに応じて決定されてよい。例えば、ユーザ情報が<CCCC売場>という単語を含む場合、制御部5632は<CCCC>または<CCCC売場>というキーワードを含む売場情報を検索する。それにより、当該キーワードを含む売場情報が検索されると、制御部5632は検索された売場情報のうち、少なくとも一部を用いてお知らせメッセージや有効情報を提供することができる。お知らせメッセージや有効情報の伝送順や伝送方式、伝送条件等は上述のように、実施形態に応じて多様に実現できるため、それに対する図示及び説明は省略する。
複数の売場情報が検索された場合には、制御部5632は複数の売場情報のそれぞれに関する代表情報(例えば、売場名)のみをリスト状にユーザ端末装置5610に伝送することができる。それにより、1つの代表情報が選択されると、制御部5632は選択された代表情報に対応する売場情報のうち、お知らせメッセージや有効情報を伝送することができる。
図68では、図66のネットワークシステムを構成するためのサーバ装置5630の構成の一例を示しているが、サーバ装置5630の構成はそれに限定されるものではない。なお、上述の別の実施形態も、図68のような構成を有するサーバ装置5630で実現できることは勿論である。
なお、図66をはじめとする上述のネットワークシステムを構成するユーザ端末装置は上述の別の実施形態で示した構成と同様に実現されてよく、各図面に示す構成要素が適切に組み合わせられた形態で実現されてよい。ユーザ端末装置の構成要素については、上述の他実施形態で具体的に説明しているため、繰り返し説明は省略する。
一方、上述のように、ユーザ端末装置にインストールされたウォレットプログラムは特定イベントが発生すると自動的に実行され、その機能を行うことができる。イベントのうちの1つとしては、来店して売場管理システムが配信する売場情報を受信するイベントがあってよい。図69は、このような場合にウォレットプログラムによって行われる動作を説明するためのフローチャートである。
図69によると、ユーザ端末装置5610は売場管理システムで配信する情報を受信することができる(S6910)。ユーザ端末装置5610は情報が受信されると、ウォレットプログラムを自動で実行させる。ウォレットプログラムはユーザ端末装置5610が以前に発行されたクーポンを検索する(S6920)。検索結果、受信された情報に対応するクーポンが発見されると(S6930)、ウォレットプログラムは発見されたクーポンを画面上にディスプレイする(S6940)。それにより、ユーザがクーポンを選択して支払いのためのインタラクション(例えば、タグ付け)を行うと、ウォレットプログラムは選択されたクーポンを適用して支払いを行う。
このようなウォレットプログラムは、ユーザ端末装置に搭載された非一時的な読み取り可能な媒体にインストールされてよい。それにより、サーバ装置からダウンロードされる有効情報をフォンブックプログラムやカレンダープログラム等のような他アプリケーションを通じて提供されるステップと、提供された有効情報を保存するステップと、売場管理システムにアクセスされると、保存された有効情報のうち、売場管理システムに対応する有効情報を検索するステップと、検索された有効情報を適用し、売場管理システムの支払い装置と支払いを行うステップとを順次に行い、支払いをすることができる。一方、上述のように、ユーザ端末装置は、携帯電話やタブレットパソコン、テレビ、パソコン、ラップトップコンピュータ、PDA、キヨスク端末等のような多様な装置で実現されてよい。最近普及されるユーザ端末装置は、通信機能の他にも多様な機能を具備している。
図70は、複数の機能を総合的に具備しているユーザ端末装置の構成の一例を示す。上述の多様な実施形態で説明したユーザ端末装置は図70のような形態で実現されてよい。
図70によると、ユーザ端末装置5610は、通信部110と、制御部120と、保存部130と、ディスプレイ部140と、GPS受信部151と、DMB受信部152と、バッファ部153と、タッチ検知部154と、動作検知部155と、オーディオ処理部156と、ビデオ処理部157と、スピーカ161と、ボタン162、撮影部163及びマイク164を含む。
制御部120は、保存部130に保存されたプログラムを用いてユーザ端末装置の動作を全般的に制御することができる。具体的には、フォンブックプログラムを実行させ、フォンブック画面をディスプレイ部140にディスプレイする。
制御部120は、RAM121、ROM122、メインCPU123、GPU(Graphic Processing Unit)124、バス125等を含んでよい。RAM121、ROM122、メインCPU123、GPU(Graphic Processing Unit)124等はバス125を通じて相互接続されてよい。その他に、各種インターフェースが更に含まれてよいが、それに対する図示及び説明は省略する。
メインCPU123は、保存部130にアクセスし、保存部130に保存されたO/Sを用いてブートを行う。ROM122には、システムブートのための命令語セット等が保存される。ターンオン命令が入力されて電源を供給されると、メインCPU123はROM122に保存された命令語に応じて保存部130に保存されたO/SをRAM121にコピーし、O/Sを実行させてシステムをブートさせる。ブートが完了すると、メインCPU123は保存部130に保存された各種プログラムをRAM121にコピーし、RAM121にコピーされたプログラムを実行させて各種動作を行う。メインCPU123はフォンブックプログラムが選択されると、フォンブックプログラムをRAM121にコピーした後に実行させる。
GPU124は、メインCPU123の制御に応じて、壁紙やアイコン表示画面、アンロック画面及びその他の画面を生成することができる。具体的には、GPU124は、フォンブックプログラム、カレンダープログラム、ギャラリープログラム、ウォレットプログラム等のような多様なプログラムの実行に応じて、多様な画面をレンダリングすることができる。
GPU124は、保存部130に保存された画面データに基づいて、検索ワード入力領域、連絡先表示領域に表示される客体の座標値、形態、大きさ、カラー等のような属性値を演算する。GPU124は、演算した属性値に基づいて上述のような多様な画面を生成することができる。生成された画面データは、バッファ部153に保存される。バッファ部153に保存された画面データはディスプレイ部140によってディスプレイされてよい。
通信部110は、多様な通信方式に応じて、多様な類型の外部機器と通信を行う構成である。通信部110は、Wi−Fiチップ111、ブルートゥースチップ112、NFCチップ113、無線通信チップ114を含む。Wi−Fiチップ111、ブルートゥースチップ112、NFCチップ113は、それぞれ、Wi−Fi方式、ブルートゥース方式、NFC方式で通信を行う。無線通信チップ114は、IEEE、Zigbee(登録商標)、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)等のような多様な通信規格に応じて通信を行うチップを意味する。通信部110は、上述の多様なチップのうち、少なくとも1つ以上またはその他の通信規格によるチップを備え、それを用いてサーバ装置等と通信を行うことができる。
制御部120は、フォンブックプリグラム、カレンダープログラム、ギャラリープログラム等のような多様なプログラムの実行画面を通じて入力された検索ワードを通信部110を介して外部のサーバ装置に伝送する。
GPS受信部151は、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信し、ユーザ端末装置5610の現在位置を算出するための構成要素である。実施形態によっては、制御部120は検索ワードを外部のサーバ装置に伝送する際、GPS受信部151で算出されたユーザ端末装置5610の位置情報を同時に伝送することができる。それにより、サーバ装置は、ユーザ端末装置5610の位置を基準に情報をソーティング(Sorting)して伝送することができる。
DMB受信部152は、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)信号を受信して処理する構成要素である。バッファ部153は、ディスプレイ部140でディスプレイされる画面データを保存するための構成である。
タッチ検知部154は、ディスプレイ部140表面に対するタッチを検知するための構成要素である。制御部120は、ディスプレイされたフォンブック画面内に表示された各客体の座標値と、タッチ検知部154のタッチ座標値を比較し、どの客体が選択されたか判断することができる。
動作検知部155は、ジャイロセンサ、地磁気センサ、加速度センサ等を用いてユーザ端末装置5610の回転状態のような動作を検知するための構成要素である。制御部120は、タッチ検知部154によって検知されるタッチ操作の他にも、動作検知部155によって検知される動作によっても、多様な制御動作を行うことができる。
オーディオ処理部156は、コンテンツに含まれたオーディオデータに対する処理を行う構成要素である。オーディオ処理部156では、オーディオデータに対するデコードや増幅、ノイズフィルタリング等のような多様な処理が行われてよい。
ビデオ処理部157は、コンテンツに含まれたビデオデータに対する処理を行う構成要素である。ビデオ処理部157では、ビデオデータに対するデコード、スケーリング、ノイズフィルタリング、フレームレート変換、解像度変換等のような多様なイメージ処理を行うことができる。
オーディオ処理部156及びビデオ処理部157は、外部ソースから受信されたコンテンツまたは保存部130に保存されたコンテンツを再生するためのプログラムが実行される際に駆動されてよい。
ディスプレイ部140は、ビデオ処理部157で生成したイメージフレームをディスプレイすることができる。なお、スピーカ161はオーディオ処理部156で生成したオーディオデータを出力する。
ボタン162は、ホームボタン、プッシュボタン、タッチボタン、ホイールボタン等のような多様な形態でユーザ端末装置5610のボディ(body)に設けられてよい。
撮影部163は、撮影動作を行うための構成要素である。制御部120は、撮影部163で撮影されたイメージをフォンブック画面内に連絡先情報とともに表示することができる。
マイク164は、ユーザ音声やその他の音を受信し、オーディオデータに変換するための構成である。制御部120は、マイク164を介して入力されるユーザ音声を通話(call)過程で利用したり、オーディオデータに変換して保存部130に保存することができる。または、制御部120は、マイク164で入力される音声入力語を検索ワードと認識し、上述の情報検索を行うこともできる。
図70は、ユーザ端末装置5610が、通信機能、DMB機能、GPS受信機能等のような多様な機能を総合的にサポートする場合に、搭載可能な各種構成要素を総合的に示している。よって、実施形態によっては、図70に示す構成要素のうち、一部は省略または変更されてよく、別の構成要素が更に追加されてよい。
図71は、ユーザ端末装置に適用され得るソフトウェアの階層図の一例を示す。図71によると、ユーザ端末装置5610はハードウェア7100だけでなく、OS131、フレームワーク132、通話アプリケーション133、マルチメディアアプリケーション134、カメラアプリケーション135、ブラウザ136、フォンブックプログラム137のような多様なソフトウェアを含んでよい。
ハードウェア7100は、図71に示すディスプレイ部140、スピーカ161、ボタン162、撮影部163、マイク164、GPS受信部151、DMB受信部152、通信部110等のような多様な構成を意味する。
運営体制(Operating System:OS)131は、ハードウェア7100の全般的な動作を制御して管理する機能を行う。すなわち、OS131は、ハードウェア管理やメモリ、セキュリティ等の基本的な機能を担当する階層である。OS131は、ディスプレイ部を駆動させるためのディスプレイドライバ、データ送受信のための通信ドライバ、撮像部を起動させるためのカメラドライバ、オーディオ部を駆動させるためのオーディオドライバ、電源管理者等のモジュールを駆動させてユーザ端末装置の動作を制御することができる。
OS131より上位階層にフレームワーク(frame work)階層132が存在する。フレームワーク132は、アプリケーション階層の各アプリケーションプログラム133〜137と、OS階層131を接続する役割を行う。例えば、フレームワーク階層132はロケーションマネージャ(location manager)、報知マネージャ(notification manager)及びディスプレイ部に映像を表示するためのフレームバッファ(frame buffer)を含む。
フレームワーク階層132の上部階層には、多様な機能を実現するためのアプリケーション階層が存在する。このようなアプリケーション階層内にフォンブックプログラム137が存在する。フォンブックプログアム137が実行されると、上述のように、サーバ装置と連動して広告情報も提供することができる。または、上述の広告サービス方法はフォンブックプログラム以外にも、カレンダープログラム、ギャラリープログラム等によって実現されてよい。
図72は、ユーザ端末装置の更に別の構成例を示すブロック図である。図72によると、ユーザ端末装置7200は、制御部7210、メモリ部7220、ストレージ部7225、表示部7230、入力部7240、通信部7250、オーディオ処理部7260、位置情報受信部7270、近距離無線通信部7280、外部入出力部7290、カメラ部7295を含むことができる。メモリ部7220は、運営体制7221、広告アプリケーション7222、フォンブック7223、ウォレットプログラム等のような多様なプログラムが記録されてよい。
位置情報受信部7270は、衛星航法装置(例えば、GPS(Global Positioning System)、GNSS(Global Navigation Satellite System)、GLONASS等)を通じて位置情報を受信することができる。詳細には、位置情報受信部7270は、少なくとも3つの衛星から信号を受信し、受信された少なくとも3つの信号を分析し、ユーザ端末装置7200の現在の位置情報を算出することができる。ユーザ端末装置7200の位置情報は、位置基盤のモバイル広告受信に利用される。
例えば、位置情報受信部7270は、制御部7210の制御下で広告アプリケーション7222の実行時に活性化され、ユーザ端末装置7200の位置情報を算出することができる。制御部7210は、算出された位置情報を通信部7250を介してサーバ装置等に伝送することができる。
近距離無線通信部7280は、他ユーザ端末装置と近距離無線通信(Short range wireless communication)をサポートする。近距離無線通信部7280は、NFC(Near Field Communication)及びRFID(Radio Frequency IDentification)をサポートすることができる。ここで、NFC及びRFIDは公知の技術として、本発明の技術分野で通常の知識を有する者に自明であるため、詳細な説明を省略する。特に、近距離無線通信部7280は、広告情報を受信することができる。例えば、近距離無線通信部7280は、レストラン、デパート、マート等の入り口に設置された近距離無線通信装置から広告情報を受信することができる。詳細には、ユーザ端末装置7200は、入り口を通過する際、近距離無線通信装置から広告情報を受信したり、入り口に設置された近距離無線通信装置に接触時に広告情報を受信することができる。
外部入出力部7290は、ユーザ端末装置7200と外部端末機(例えば、充電器、イヤホン、パソコン等)を接続するインターフェース役割を行う。このような外部入出力部7290は、USB規格のインターフェース、マイクロUSB規格のインターフェース、4極イヤホン規格のインターフェース等を含むことができる。または、ギア部入出力部7290は、ユーザ端末装置7200の製造メーカによって特定規格のインターフェースを含むこともできる。
カメラ部7295は、被写体を撮影するための装置として、被写体を撮影した映像を電気信号に変換してデジタルデータで保存することができる。カメラ部7295は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサで実現されてよい。カメラ部7295は、写真撮影機能及び動画撮影機能をサポートすることができる。特に、カメラ部7295は、QRコード(登録商標)のスキャンメニュー入力時に駆動され、QRコード(登録商標)を撮影することができる。撮影されたQRコード(登録商標)は制御部7210に伝送される。
オーディオ処理部7260は、オーディオ信号を送受信してエンコード及びデコードを行う音響部品で形成されてよい。このようなオーディオ処理部7260は、コーデック(Codec)及びオーディオアンプ(Amp)等を含むことができる。オーディオ処理部7260は、マイク(MIC)及びスピーカ(SPK)と接続され、マイあく(MIC)から入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、データ化する。そして、オーディオ処理部7260は、制御部7210から入力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してスピーカ(SPK)を通じて出力することができる。なお、オーディオ処理部7260は、ユーザ端末装置7200で発生する多様なオーディオ信号をスピーカ(SPK)を通じて出力することができる。例えば、オーディオ処理部7260は、MP3ファイル、動画ファイル再生等によるオーディオ信号をスピーカ(SPK)を通じて出力することができる。特に、オーディオ処理部7260は、広告情報の受信を報知する効果音を出力することができる。
通信部7250は、通話のための通話チャネル及びデータ伝送のための通信チャネル等を形成することができる。特に、通信部7250は、制御部7210の制御下で外部装置と通信を行うことができる。詳細には、通信部7250は、制御部7210の制御下で同期化(Synchronization)のために、周期的にまたは情報変更がある際に情報を伝送することができる。なお、通信部7250は、サーバ装置200から伝送される各種情報広告を受信することができる。
なお、通信部7250は、広告アプリケーション7222が実行されると、制御部7210の制御下で広告提供サーバ2700に接続要請信号を伝送することができる。接続要請信号は、ID及びパスワードを含むことができる。通信部7250は、広告提供サーバ2700に接続されると、制御部7210の制御下でユーザ端末装置7200の位置情報を伝送することができる。
通信部7250は、広告提供サーバ2700から現在の位置と一定距離範囲内に存在する広告主が発信する広告情報を受信することができる。なお、通信部7250は、広告情報の検索方式が変更される場合、変更された検索方式を広告提供サーバ2700に伝送する。そして、広告提供サーバ2700から変更された検索方式に対応する広告情報を受信することができる。
通信部7250は、広告情報に含まれたクーポンまたはスタンプのダウンロード要請信号を各種サーバ装置200や広告提供サーバ2700に伝送することができる。なお、通信部7250は、ユーザが入力したコメント、星点数情報等を伝送することができる。なお、通信部7250は、モバイル広告の受信及び表示を制御するための多様な制御信号を外部装置に伝送し、それに対する応答信号を受信することができる。
入力部7240は、数字または多様な文字情報を受信し、各種機能の設定及びユーザ端末装置7200の機能制御のための入力キー及び機能キーを含むことができる。例えば、入力部7240は、音声通話要請のための通話キー、テレビ電話要請のためのテレビ電話キー、音声通話またはテレビ電話終了等を要請する終了キー、オーディオ信号の出力音量を調整することができる音量キー及び方向キー等を含むことができる。特に、入力部7240は、広告サービスを制御するための多様な制御信号を制御部7210に伝送することができる。このような入力部7240は、タッチパッド(Touch−pad)、タッチスクリーン(Touch−screen)、ボタン式キーパッド(Key pad)、ジョイスティック(Joystick)、ホイールキー(Wheel Key)等のような入力手段のいずれか1つまたはこれらの組み合わせによって形成されてよい。
表示部7230は、ユーザ端末装置7200の各種メニューをはじめ、ユーザが入力した情報またはユーザに提供するための情報を表示する。例えば、表示部7230は、ユーザ端末装置7200の利用による多様な画面、例えば、待機画面、メッセージ作成画面、通話画面等を提供することができる。特に、表示部7230は、広告情報の受信を報知する画面、受信された広告情報を予め設定された検索方式によって表示する画面、広告アプリケーションの実行による多様な画面等を表示することができる。
表示部7230は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitted Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitted Diode)等で形成されてよい。一方、表示部7230がタッチスクリーンで形成される場合、表示部7230は入力部7240の機能を行うこともできる。
メモリ部7220は、本発明の実施形態に係る機能動作に必要なプログラムをはじめ、ユーザデータ等を保存することができる。例えば、メモリ部7220は、ユーザ端末装置7200の動作全般を制御するプログラム及びユーザ端末装置7200をブートさせる運営体制(OS:Operating System)7221、ユーザ端末装置7200のその他のオプション(Options)機能、例えば、カメラ機能、音再生機能、イメージまたは動画再生機能、近距離無線通信機能等に必要な応用プログラム等を保存することができる。なお、メモリ部7220は、ユーザ端末装置7200の使用によって発生するユーザデータ、例えばテキストメッセージ、ゲーム ファイル、音楽ファイル、映画ファイル等を保存することができる。特に、メモリ部7220は、フォンブック7223を管理するためのフォンブック管理プログラムを保存することができる。フォンブック管理プログラムは、データサーバ220にフォンブック7223やフォンブックに記録された各種固有情報を伝送し、フォンブックを管理することができる。なお、フォンブック管理プログラムは、フォンブック7223と広告情報を連動して管理することができる。例えば、フォンブック管理プログラムは、フォンブックリスト出力時、リストの項目ごとに広告情報の存在有無を表示することができる。広告情報の存在有無は、数字形態のアイコンで表示されてよい。リストから特定項目が選択される場合、前記フォンブック管理プログラムは選択された項目の詳細情報を出力することができる。詳細情報は、上述の多様な実施形態のように多様な画面で表現されてよい。
なお、メモリ部7220は、広告アプリケーション7222を保存することができる。広告アプリケーション7222はユーザ端末装置7200の現在地位を基準に一定範囲内に存在する広告主の発信した広告情報を受信して多様な検索方式によって表示することができる。このような広告アプリケーション7222を用いた広告サービス方法については、既に具体的に説明しているため、繰り返し説明は省略する。
ストレージ部7225は、ユーザデータを保存するための装置である。ストレージ部7225は、メモリ部7220と別途に実装されるか、メモリ部7220の一部の保存領域を分割して割り当てられる内部メモリとSDカード、マイクロSDカード、Tフラッシュカード等のような外部メモリを含むことができる。
制御部7210は、ユーザ端末装置7200の動作全般及びユーザ端末装置7200の内部ブロック間の信号の流れを制御することができる。内部ブロック間の信号の流れはバス(Bus)を通じて行われてよい。例えば、制御部7210は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、アプリケーションプロセッサ(Application Processor)等であってよい。特に、制御部7210は、フォンブック7223または広告アプリケーション7222を基盤として、広告情報の受信及び表示を制御することができる。
一方、図70を参照して説明したように、ユーザ端末装置7200は放送受信のための放送受信モジュール、MP3モジュールのようなデジタル音源再生モジュール及び接近センシングのための接近センサモジュール等の付加機能を提供するための構成要素を選択的に更に含むことができる。このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)傾向に応じて、変形が非常に多様であり、全てを列挙することはできないものの、ユーザ端末装置7200は言及された構成要素と等しい水準の構成要素を更に含んでよい。
以上のように、本発明の多様な実施形態によると、ユーザ端末装置は多様な方式で広告情報を提供することができる。ユーザ端末装置は、広告情報をお知らせメッセージ形態で表示することができる。ユーザ端末装置は、そのお知らせメッセージが選択されると、お知らせメッセージに対応する有効情報をウォレットプログラムに登録させることができる。
それにより、ウォレットプログラムの実行画面内には、ユーザが保持している各種クレジットカードや銀行カード情報、IDカード情報とともに、ユーザに発行された各種有効情報が表示されてよい。有効情報には、ポイントカード、クーポン、スタンプカード、イベントクーポン等のような多様な情報が表示されてよい。ユーザは、これの情報の中から選択して支払いに利用することができる。
具体的には、ウォレットプログラム、すなわち、支払いプログラムはフォンブックやカレンダー、ギャラリー、広告アプリケーション等のような多様な他アプリケーションによってサーバ装置からダウンロードされる有効情報を登録するステップと、支払いが開始されると、登録された有効情報を適用して支払い金額を算定するステップと、支払い金額に対する支払いプロセスを進めるステップとを順次に行い、支払いを行うことができる。
支払いプロセスについて具体的に説明すると、支払いプログラムは支払い手段を選択するための画面を提供することができる。支払い手段が選択されると、PIN(Personal Identification Number)入力画面を生成して画面上にディスプレイする。ユーザは、PIN入力画面上に自分の暗証番号を入力することができる。暗証番号入力が完了すると、ユーザ端末装置が一致するか否かを確認する。確認結果、不一致の場合は再入力を要請し、一致する場合は支払いに進む。支払いは、NFCタグ付け方式または無線認証方式で行われてよい。NFCタグ付けで支払う場合、ユーザ端末装置は、PoS(Point of Sale)端末装置に接触することを案内するメッセージを表示する。ユーザがこのようなメッセージを参考にして、ユーザ端末装置をPoSシステム側に移動させて接触させるようになると、ユーザ端末装置及びPoSシステムは支払い情報を送受信して支払いを行う。無線認証方式で行われる場合、ユーザ端末装置はユーザの選択した支払い手段に関する各種情報を暗号化して支払い装置に伝送して支払いを行うことができる。以上のように、本発明の更に別の実施形態によると、広告と購入が連続的なプロセスで行われることができる。
以上のように、ユーザ端末装置はサーバ装置及びPoS(Point of Sale)端末装置等とともにショッピングサービスを提供することができる。ショッピングサービスは、大きく、商品を検索及び選択するステップ、購入するステップ、購入後に管理するステップ等に区分されてよい。商品を検索及び選択するステップにおいて、上述のフォンブックを用いて提供される広告情報がユーザに有用に作用することができる。しかし、本発明の更に別の実施形態によると、商品を検索及び選択するステップ以外にも、購入するステップと購入後に管理するステップまでもユーザ端末装置、サーバ装置及びPoSシステム等を含むネットワークシステムで自然に行われることができる。
一方、上述のように、本発明の多様な実施形態によると、ユーザ端末装置100は、サーバ装置200と連動して多様なサービスを提供することができる。このようなサーバ装置200は、品物を販売したり広告する事業者自らが運営することもできるが、サーバの運営が可能なだけの時間的、経済的に余裕のない小業者・小企業家(small traders and enterprisers)がある場合もある。よって、本発明の更に別の実施形態では、このような小業者・小企業家に対しても、上述の多様なサービスを提供できるシステムが提供される。
<小業者・小企業家のためのサービス提供システム>
図73は、小業者・小企業家のためのサービスを提供するサービス提供システムの構成の一例を示す。図73によると、サービス提供システムは、複数のユーザ端末装置100−1〜100−n、サーバ装置200及び事業者端末装置7300を含む。
事業者端末装置7300及びユーザ端末装置100−1〜100−nは、パソコンやラップトップパソコン、携帯電話、タブレットパソコン、PDA、キヨスク端末、テレビ等のような多様な電子装置で実現されてよい。事業者端末装置7300及びユーザ端末装置100−1〜100−nという名称は、端末装置を使用する人が特定売場を運営及び管理する事業者か、その売場で品物やサービスを購入するユーザかに応じて異なるように定めたものであり、その端末装置の種類そのものは同様であってよい。
すなわち、サーバを単独で運営できない事情がある事業者は、事業者端末装置7300を用いてサーバ装置200にアクセスすることができる。サーバ装置200は、事業者端末装置7300にサービス画面を提供する。
事業者は、サービス画面を通じてサーバ装置200が提供するサービスに加入することができる。すなわち、サーバ装置200は、サービス画面上で事業者が会員加入メニューを選択すると、事業者個人情報及び売場情報等のような多様な情報と、会員加入条件等を案内する案内画面を提供する。事業者が案内画面を通じて各種必要な情報を入力し、会員加入のための条件(例えば、年齢制限、提供提供及び利用に同意、サービス提供費用納付等)を満たす場合、当該事業者及びその事業者の売場に関する情報をサーバ装置200に登録させる。なお、サーバ装置200は、当該事業者に対して事業者アカウントを与える。事業者は、事業者アカウントに対してID及びパスワードを設定し、利用することができる。
図73では、事業者が事業者アカウントを通じてログインした場合、事業者端末装置7300に提供されるサービス画面7310の一例を示す。
サービス画面7310は、他にSMB(Small Merchant Business)サイトと称することもできる。サービス画面7310には、事業者が利用することができる各種サービスに対するメニュー7311〜7316が表示されてよい。図73では、クーポン生成メニュー7311、イベント登録メニュー7312、顧客管理メニュー7313、売場管理メニュー7314、クーポン履歴7315、イベント履歴7316等が表示された場合を示す。
クーポン生成メニュー7311やイベント登録メニュー7312が選択されると、サーバ装置200はクーポンやイベントカード等のような各種有効情報を生成することができる生成画面を提供する。事業者端末装置7300は、このような生成画面をディスプレイし、事業者はその生成画面で適切なクーポンやイベントカード等のような有効情報を生成することができる。生成画面では、クーポンやイベントカードを便利に生成することができる各種ツール(tool)が提供されてよい。
図74は、クーポン生成画面の一例を示す図である。図74によると、生成画面7400には、クーポンの種類を選択するための選択領域7401、割引クーポンの場合、その割引率を選択するための入力領域7402、無料ギフト贈呈クーポンの場合、贈呈する無料ギフトの名称を入力するための入力領域7403、クーポンを使用可能な有効期限を選択するための選択領域7404、クーポン使用条件を選択するための選択領域7405、クーポンに入る広告フレーズを入力するための広告フレーズ入力領域7406、クーポンの形態を選択するための選択領域7407等のような多様なツールが表示されてよい。このツールのうち、クーポンの種類に応じて選択できないツールがある場合があるため、このようなツールは選択不可能な非活性状態に表示することができる。例えば、無料ギフト贈呈クーポンの場合には、割引率入力領域7402は不要であるため、その領域7402は薄く表示することができる。または、クーポンの種類を選択する選択領域7401以外の残りの領域は、クーポンの種類に応じて選択的に表示することもできる。
一方、図74では、ユーザが選択する設定値に応じてクーポンが生成される場合を示しているが、それは一例に過ぎず、生成画面7400内に表示されるツールとその位置、内容等も図74と異なるように実現されてよい。例えば、図74の他には、ユーザが直接ドローイングしたクーポンイメージをそのまま受信したり、各種リファレンスクーポンイメージを表示してユーザが選択し、そのクーポンイメージに入るテキストのみをユーザが入力して編集する方式で、生成画面を実現することもできる。事業者は図74のような生成画面を用いて、有効情報を生成するための各種データを入力して有効情報を生成することができる。
生成が完了すると、事業者端末装置7300はサーバ装置に有効情報生成要請を伝送する。サーバ装置200は、有効情報生成要請が入力されると、その生成画面で入力された内容に応じて、各種有効情報、すなわち、クーポンやイベントカード等を生成し、データベースに保存する。サーバ装置200は、ユーザ端末装置100−1〜100−nのうち、予め設定された条件を満たす端末装置が発見されると、その端末装置に有効情報を伝送することができる。それにより、ユーザ端末装置のユーザは、有効情報、すなわち、クーポンやイベントカードを電子ショッピングに用いて割引や、無料ギフト贈呈等のような多様なサービスを受けることができるようになる。結果的に、事業者はクーポンやイベントカードを直接作らなくても、サーバ装置200を介してクーポンやイベントカードを提供することができる。それにより、多様なプロモーション活用及び広告活動を行うことができる。
その他に、顧客管理メニュー7313や売場管理メニュー7314等のようなメニューが選択されると、サーバ装置200は当該事業者の売場で品物を購入したり、来店した履歴のある顧客に関する情報や、売場で売っている品物、労働者、売上額等のような情報等を含む管理画面を提供することができる。それにより、事業者は別途の管理システムを具備しなくても、ユーザ端末装置7300を介してサーバ装置200に接続し、自分の事業を適切に管理することができる。
なお、サービス画面7310には、クーポン履歴メニュー7315やイベント履歴メニュー7316等のようなメニューも含まれてよい。事業者はこれらのメニューを選択し、サーバ装置200に対して履歴情報を要請することができる。サーバ装置200は、登録された事業者の発行したクーポンやイベントカード等がユーザ端末装置にダウンロードしたり、ユーザ端末装置で電子ショッピング過程に使用する場合、その履歴情報を保存する。それにより、事業者端末装置7300から履歴情報要請が入力されると、保存された履歴情報を事業者に提供することができる。履歴情報には、各種有効情報のダウンロード回数や使用回数、及びその使用者情報、購入品物情報、購入日付、購入時刻等が含まれてよい。
図75は、サービス提供システムにおける情報提供方法を説明するためのタイミング図である。図75によると、事業者端末装置7300ではサーバ装置200に対して有効情報生成を要請する(S7510)。有効情報生成要請は、事業者端末装置7300に表示された生成画面で事業者が各種データを入力した後、完了ボタンを押すと自動的にサーバ装置200に伝送されてよい。
サーバ装置200は、有効情報生成要請に応じて、有効情報を生成し(S7515)、保存する(S7520)。上述のように、サーバ装置200は、サービスを申請した多様な事業者に対してアカウントを与え、そのアカウントを通じて入力されるデータを用いて事業者別に有効情報を生成及び保存することができる。
このような状態で、事業者端末装置7300は予め設定された条件が満たされる場合(S7525)、その条件を満たしたユーザ端末装置100に有効情報を伝送する(S7530)。有効情報を受信したユーザ端末装置100はその有効情報を保存する(S7535)。ここで、条件は、上述の多様な実施形態で説明したように多様に設定されてよい。
一例として、ユーザ端末装置100でフォンブックプログラムが実行され、そのフォンブック画面で検索ワードが入力されると、ユーザ端末装置100はその検索ワードをサーバ装置200に伝送することができる。サーバ装置200は、検索ワードを含む事業者情報を検索し、当該事業者情報が存在すると、条件を満たすと判断することができる。別の例として、ユーザ端末装置100でフォンブックに新たな連絡先情報が追加されたり、カレンダーに新たな日程情報が入力される場合にも、ユーザ端末装置100はその入力された情報をサーバ装置200に伝送することができる。サーバ装置200は、伝送された情報を含む事業者情報が存在すると、その条件を満たすと判断することもできる。
更に別の例として、サーバ装置200はユーザ端末装置100の位置を確認し、その位置に対応する事業者情報が発生すると、伝送条件が満たすと判断することもできる。この場合、サーバ装置200は、ユーザ端末装置100の現在位置を基準に一定半径以内に位置する売場の事業者情報を選択的に伝送することもできる。
その他にも、有効情報の伝送条件は実施形態によって多様に設定されてよい。このような条件が満たない場合(S7525)、サーバ装置200は有効情報を発信しない。
一方、図75では、有効情報を直接伝送するものとして示しているが、上述の別 の実施形態で説明したように、サーバ装置200は有効情報があることを報知するお知らせメッセージを先に伝送し、ユーザ端末装置100でそのお知らせメッセージに応答してダウンロード要請を伝送すると、そのとき、有効情報を伝送することもできる。
サーバ装置200は、有効情報を伝送した場合、その有効情報伝送に関連する履歴情報を保存することができる(S7540)。履歴情報には、伝送された有効情報の種類と、伝送回数、伝送先、伝送時点、伝送日時等のような多様な情報が含まれてよい。
ユーザ端末装置7300は、履歴情報に対する確認命令が入力されると(S7545)、その命令に応じて、履歴情報をサーバ装置200に要請することができる(S7550)。サーバ装置200はその要請に応じて、履歴情報を事業者端末装置7300に伝送する(S7555)。
上述のように、サーバ装置200は登録された事業者に対して、クーポンやイベントカードのような有効情報の発信サービス、広告サービス、情報確認サービス、管理サービス等のような多様なサービスを提供することができる。特に、サーバ装置200は、ユーザ個人別にクーポン使用情報や、ダウンロード情報等をトラッキングすることができるため、個人ユーザの購入パターンや消費パターンに対する分析サービスまたは統計サービスを提供することもできる。
図76は、事業者端末装置7300でディスプレイされる管理画面の一例を示す図である。図76によると、事業者端末装置7300はサーバ装置200にアクセスし、サーバ装置200の提供する管理画面7600をディスプレイすることができる。管理画面7600には予め設定されたレイアウトに応じて多様な情報が表示されてよい。
具体的には、管理画面7600には、特定アイテムに対するクーポン発行のための領域7610、実行中の有効情報のダウンロード及びユーザに関連する履歴情報を示す領域7620、売り上げに関連する各種情報を表示する領域7630、チェックイン領域7640、顧客情報を表示する領域7650、周辺地域情報を示す領域7660等が設けられてよい。
それにより、小規模の店を運営する事業者でも、自分の売場をより効果的に管理しつつ、多様なセールスプロモーション戦略を立てることができる。
以上のように、本発明の更に別の実施形態に係るサービス提供システムは、多様な事業者に活用されることができる。
一方、サービス提供システムに加入した事業者の数が増えると、ユーザに提供される情報の種類及び数も増えるようになる。この場合、多すぎる情報が提供されると、ユーザは逆に情報活用に困ることもあり得る。このような点を考慮し、本発明の更に別の実施形態によると、ユーザ端末装置の状況に合わせて適した情報のみを選択的に提供することができる。以下では、ユーザ端末装置の状況に適応的にサービスを提供する方法について具体的に説明する。
<ユーザ端末装置の状況に適応的なサービスを提供する実施形態>
図77は、本発明の更に別の実施形態に係るユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。図77によると、ユーザ端末装置100は、通信部110と、制御部120と、保存部130と、ディスプレイ部140及び位置検出部170を含む。
位置検出部170は、ユーザ端末装置の位置を検出するための構成要素である。一例として、位置検出部170は、図71に示すGPS受信部151で説明したように、GPSチップを用いて位置を検出することができる。具体的には、3つ以上の衛星から受信される信号の受信時刻と、衛星との距離を測定して現在位置を算出する。別の例として、位置検出部170は、通信部110によって通信接続される基地局情報に基づいて、ユーザ端末装置100の現在位置を検出することもできる。または、位置検出部170は、ユーザ端末装置100と有線または無線で接続された外部装置から提供される位置情報に基づいて、ユーザ端末装置100の現在位置を類推することもできる。以上のように、位置検出部170はユーザ端末装置の現在位置を示す位置情報を制御部120に提供する。
保存部130には、ユーザ端末装置100の動作に必要な各種プログラムと、データ等が保存されてよい。一例として、保存部130には電子ショッピングに使用できるクーポンやイベントカード、スタンプカード等のような有効情報が保存されてよい。このような有効情報は、上述のように外部のサーバ装置からダウンロードされたものであってよい。すなわち、上述の多様な実施形態で説明したように、通信部110は多様な方式でサーバ装置で提供される各種広告情報や有効情報等を受信することができ、保存部130はこのような情報を保存することができる。
制御部120は、位置検出部170から提供される位置情報と、保存部130に保存された有効情報を用いて、電子ショッピングプロセスを進めることができる。電子ショッピングプロセスの進行中に、ディスプレイ部140は制御部120の制御に応じて、多様な画面をディスプレイし、ユーザはこのような画面を通じて電子ショッピングを進めることができる。
以下では、このような情報を用いて多様な方法例について具体的に説明する。
図78によると、制御部120は、通信部110を介してサーバ装置200から有効情報がダウンロードされると、その有効情報を保存部130に保存する(S7810)。このような状態で、ユーザ端末装置の位置が検出されると(S7820)、制御部120は、その位置に対応する有効情報を選択的に検出する(S7830)。そして、検出された有効情報をおすすめするおすすめ画面を構成してディスプレイ部140を介してディスプレイする(S7840)。制御部120は、位置基盤おすすめアプリケーションを実行させ、有効情報をおすすめすることができる。
ユーザは、おすすめ画面上で有効画面を選択することができる。制御部120は有効情報が選択されると(S7850)、選択された有効情報を用いて電子ショッピングを行うことができる(S7860)。電子ショッピングはウォレットプログラムによって行われてよい。電子ショッピングは、有効情報の種類に応じて、異なるプロセスで進められてよい。すなわち、有効情報は、クーポン情報やイベント情報、スタンプカード情報等のような多様に実現されてよい。
例えば、1つの割引クーポンが選択された場合を例えると、制御部120はその割引クーポンをウォレットプログラムに提供する。ウォレットプログラムは、割引クーポンを用いてディスカウントされた支払い金額を演算する。制御部120は、ディスカウントされた金額に対してユーザ承認が行われると支払いを行う。割引クーポンを用いた支払い過程については、上述の別の実施形態で具体的に説明しているため、繰り返し説明は省略する。
図78では、有効情報を基準として説明しているが、クーポンやイベントカード等の有効情報以外にも、広告情報に対しても同様の方式で提供されてよい。
一方、制御部120は、おすすめ画面内に表示される有効情報を多様な基準に応じて順次におすすめすることができる。例えば、制御部120はユーザ端末装置100の位置と、有効情報を発信した売場との間の距離を各有効情報別に算出することができる。それにより、算出された距離が短い順、すなわち近い順から予め設定された数の有効情報のみをおすすめすることができる。
図79は、現在位置からの距離を基準に有効情報をおすすめする方法を説明するための図である。図79のマップ7900のような環境で、ユーザ端末装置100が(a)地点にいる際は、おすすめ画面7910には(a)地点から最も近いAAA売場の有効情報7911から最も遠いDDD売場の有効情報7914まで順序に表示される。このような状態で、ユーザ端末装置100が(b)地点に移動するようになると、おすすめ画面7910が変更され、(b)地点から最も近いCCC売場の有効情報7913が最上位に表示される。
一方、本実施形態では、サーバ装置200は当該地点内に位置する全売場のうち、ユーザ端末装置100のフォンブックに登録された売場で発信された有効情報や広告情報のみを選択的に提供することができるが、必ずしもそれに限定されるものではなく、実施形態によっては変形されてよい。
一方、制御部120は、位置や距離以外にも、多様な基準に応じて有効情報をおすすめすることもできる。例えば、人気度に応じて各有効情報に対して優先順位を与え、その優先順位に応じて順次におすすめすることができる。または、新規でダウンロードすべきクーポンよりは、既にダウンロードしてあってすぐに使えるクーポンを優先的におすすめすることもできる。
図80は、人気度に基づいた有効情報をおすすめした画面構成の一例を示す。人気度は、有効情報使用回数だけでなく、おすすめ数、売場電話受発信回数、お店訪問回数、購入履歴、クーポン数、割引率、割引金額、無料ギフト金額等に基づいて算出することができる。制御部120は、サーバ装置200からこのような情報を受信し、その受信された情報に基づいて有効情報をおすすめすることができる。
なお、図81は、有効期限に基づいて有効情報をおすすめした画面構成の一例を示す。図81によると、制御部120は有効期限が締め切られる順に各種クーポンやイベントカード等をおすすめすることができる。
このように、人気度や有効期限等のような基準に応じて有効情報をおすすめする実施形態でも位置基盤おすすめが適用されてよい。すなわり、制御部120はユーザ端末装置の現在位置を基準に予め設定された距離内の売場から発信された有効情報の中からおすすめすることができる。なお、有効情報以外に広告情報に対しても、上述のようにおすすめすることはできる。
一方、以上のような実施形態では、ユーザ端末装置100が自主的に位置に基づいて情報をおすすめするものとして説明したが、情報おすすめ動作はサーバ装置200によって行われてよい。
図82は、有効情報をおすすめする別の方法を説明するためのフローチャートである。図82によると、ユーザ端末装置100はサーバ装置200にフォンブック情報を伝送する(S8200)。なお、ユーザ端末装置100はサーバ装置200に位置情報を伝送することもできる(S8210)。フォンブック情報及び位置情報は周期的に伝送されてよく、フォンブックがアップデートされるイベント、ユーザ端末装置100が一定距離以上移動するイベント、ユーザ端末装置100がターンオフされた後ターンオンされるイベント、情報更新のためのユーザ命令が入力されるイベント等のように、多様なイベントが発生する際に伝送されてよい。
更に別の実施形態では、サーバ装置200はユーザ端末装置100の位置情報を、ユーザ端末装置100が通信接続されたセル(cell)を取り扱う基地局等のような別途の外部装置から獲得することもできる。
サーバ装置200は、ユーザ端末装置100の位置が確認されると、そのユーザ端末装置100の有するフォンブックに登録された事業者情報のうち、現在地位に対応する事業者の発信した情報をユーザ端末装置100に伝送することができる(S8220)。当該情報には、その事業者の住所情報やイメージ、各種広告情報、各種有効情報等が含まれてよい。
ユーザ端末装置100は、受信された情報をポップアップ形態でディスプレイすることができる(S8230)。サーバ装置200は、ユーザ端末装置の現在位置や、各情報の人気度等のような多様な基準で、おすすめする情報及びそのおすすめ順位等を決定することができる。
以上のように、本実施形態によると、ユーザ端末装置の状況に適応的な情報をおすすめすることができるため、情報活用度が向上する。
一方、ユーザ端末装置は、サーバ装置から提供される事業者情報等をフォンブックと連携して使用することもできる。
図83は、サーバ装置から提供される情報をフォンブックに使用する実施形態について具体的に説明するためのフローチャートである。図83によると、ユーザは、ユーザ端末装置100で提供されるメニューのうち、位置基盤おすすめメニューを選択することができる。ユーザ端末装置100に具備されたディスプレイ部140は、位置基盤おすすめメニューを含む画面をディスプレイする。
画面上で位置基盤おすすめメニューが選択されると(S8310)、通信部110はユーザ端末装置100の現在地位に対応する事業者情報をサーバ装置200から受信することができる(S8320)。
サーバ装置200は、ユーザ端末装置100の位置情報をユーザ端末装置100から直接受信したり、または、他装置から受信し、その位置情報に合致する事業者情報を全て一括で伝送することができる。ユーザ端末装置100で直接位置を検出する場合、ユーザ端末装置100は位置を検出するための位置検出部170を含むことができる。
制御部120は、通信部110を介してサーバ装置200から事業者情報が伝送されると、伝送された事業者情報をフォンブック情報に追加する(S8330)。フォンブック情報とは、ユーザ端末装置100に具備された保存部130に保存された情報を意味する。制御部120で実行されるフォンブックプログラムはフォンブック情報を用いて、フォンブック画面を構成することができる。
このような実施形態によると、ユーザは任意の地域でその地域内の各種売場や小業者・小企業家の電話番号をサーバ装置200から一括してダウンロードして使用することができるようになる。このような実施形態は、地域単位で行われてよいが、特定の建物や売場単位で行われてよい。
例えば、大型売場の場合、内部に多くの小業者・小企業家が密集している場合がある。このような場合、ユーザが当該売場内に入ると、サーバ装置200は当該売場内の全小業者・小企業家の電話番号をユーザに一括して提供することができる。このようなサービスは、売場を運営する事業者とサーバ装置200を運営する事業者間の契約を通じて提供されてよい。
一方、制御部120は、ダウンロードされた事業者情報をフォンブック画面内のグループメニューで新規グループに分類して保存することができる。新規グループには、ダウンロードされた全事業者情報がグルーピングされていてよい。
図84は、図83の実施形態に係るユーザ端末装置100の動作を説明するための図である。図84によると、ユーザ端末装置100のホーム画面またはアイコン整列画面8410には位置基盤サービスアプリケーションに対するアイコン8411が表示されてよい。ユーザが当該アイコン8411を選択すると、制御部120は位置基盤サービスアプリケーションを実行させる。それにより、制御部120は、位置検出部170を用いてユーザ端末装置100の現在地位を把握し、その現在位置に基づいて提供することができる各種メニュー8421を含む画面8420をディスプレイする。
画面8420内で位置基盤サービスメニューが選択されると、制御部120はサーバ装置200に位置情報を伝送し、当該位置の全事業者情報を受信する。
このような状態で、フォンブックプログラムが実行されると、制御部120はフォンブック画面8430をディスプレイする。
フォンブック画面8430のグループメニュー8431には受信された事業者情報をグルーピングした新規グループ8432が更に表示される。ユーザが当該グループ8432を選択すると、制御部120はサーバ装置200から受信された各種事業者情報を含むフォンブック画面8440をディスプレイする。
一方、図83及び図84では、当該地域の全事業者に関する情報を提供するものとして説明したが、サーバ装置200はユーザ端末装置100のフォンブックに保存された事業者に関連する情報や、その他の条件に基づいて一部の事業者情報のみを選択的に提供することもできる。
図85によると、ユーザ端末装置100は現在位置を基準に一定半径内の売場のうり、ユーザ端末装置100のフォンブックに登録された売場に関連する情報8510のみを選択的に示す画面8500をディスプレイする。ここでの情報とは、連絡先情報よりは広告情報や有効情報等であってよい。ユーザは、全売場情報を確認しようとする場合、「売場情報をもっと見る」メニュー8520を選択することができる。制御部120は、当該メニュー8520が選択されると、サーバ装置200に要請して全売場に関する情報を受信してディスプレイすることもできる。
一方、図83及び図84では、受信された情報がフォンブックプログラムに利用される実施形態を説明しているが、サーバ装置200から受信される情報は、フォンブックプログラム以外にカレンダープログラムやギャラリープログラム等のような多様なプログラムに使用されてよい。
すなわち、サーバ装置200からイベントカード情報等が受信される場合、制御部120は、当該情報をカレンダープログラムに提供し、イベントカードに記載された日程に応じてカレンダーを更新することができる。または、クーポンイメージやイベントカードイメージ、スタンプクーポンイメージ、広告イメージ等が受信される場合、制御部120は、そのイメージをギャラリープログラムに提供し、他写真や動画とともにユーザが閲覧することができるように整列させることもできる。
一方、以上のような実施形態では、サーバ装置200から提供される各種情報がフォンブック画面やギャラリー画面等のような各種アプリケーション実行画面を通じてディスプレイされたり、別途のポップアップウィンドウでディスプレイされる場合を説明しているが、受信された情報は、より多様な方式でディスプレイされることもできる。例えば、ユーザがユーザ端末装置100を用いて電話をかけるようになると、相手が電話を受けるまでは通話待機画面がディスプレイされてよい。本発明の更に別の実施形態によると、このような通話待機画面を用いて各種情報を提供することができる。以下では、通話待機画面を用いて情報を提供する更に別の実施形態について具体的に説明する。
<通話待機画面を用いて情報を提供する実施形態>
図86は、本発明の更に別の実施形態に係るユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。図86によると、ユーザ端末装置100は、通信部110と、制御部120と、ディスプレイ部140及びコール処理部180を含む。
コール処理部180は、電話通話を行うための構成である。コール処理部180は、RF処理モジュール、データ処理モジュール、マイク、スピーカ等を含むことができる。RF処理モジュール(図示せず)とは、送信する信号の周波数を上昇変換及び増幅してRF送信信号を出力するRF送信機(図示せず)、受信される信号を低雑音増幅し、その周波数を基底帯域に下降変換するRF受信機(図示せず)等を含む。データ処理モジュール(図示せず)は、RF信号に対する変調及び復調を行うモデム及びコーデック等を含むことができる。コール処理部180は、電話の相手との通信回線が接続されると、マイクから入力される音声信号に基づいてRF送信信号を生成し、通信回線を通じて出力し、電話の相手から受信されるRF受信信号を音声信号に変換してスピーカを通じて出力する。それにより、音声通話が行われることができる。
制御部120は、電話番号が入力され、電話接続ボタンが選択されると、コール処理部180を制御して電話発信を行う。通信部110は、電話発信が行われると、発信情報をサーバ装置200に伝送する。ここで、発信情報とは、電話の相手の電話番号を含むことができる。サーバ装置200は、発信情報が受信されると、予め保存された情報のうち、当該発信情報を有する事業者が発行した情報を検索し、検索された情報をユーザ端末装置100に伝送する。
制御部120は、通信部110を介して情報が受信されると、電話発信の後に電話接続が行われるまで、受信された情報に基づいた通話待機画面を構成してディスプレイ部140を介してディスプレイする。ここで、受信される情報とは、広告フレーズ、イメージ、クーポン、イベント案内カード、最新クーポン発行事実を報知するためのメッセージ等のような多様な情報のうち少なくとも1つを含むことができる。
それにより、ユーザは電話接続を待つ間、相手が発信した各種情報を確認することができる。例えば、通話待機画面を通じてユーザが最近クーポン発行事実を確認すると、ユーザは最新クーポンに対するダウンロード要請を入力することができる。制御部120はダウンロード要請をサーバ装置200に伝送し、当該クーポンをダウンロードすることができる。
図87は、図86の実施形態に係るユーザ端末装置のサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。図87によると、ユーザ端末装置100は電話発信が行われると(S8710)、その発信情報をサーバ装置に伝送する(S8720)。
それにより、サーバ装置200から当該発信情報を有する事業者が発信した各種情報が受信されると(S8730)、ユーザ端末装置100は受信された情報に基づいた通話待機画面をディスプレイする(S8740)。
一方、ユーザ端末装置100は情報が受信されなければ、デフォルト通話待機画面をディスプレイする(S8750)。デフォルト通話待機画面とは、任意のユーザアイコン及び発信情報等を含む形態で構成されてよい。
図88は、図87のフローチャートによってサービスを提供するユーザ端末装置100の動作を説明するための図である。図88によると、電話画面8800を通じて電話番号が入力されたり、フォンブック画面を通じて連絡先情報が選択された後、通話ボタンが選択されると、電話発信が行われる。
電話発信後、サーバ装置200から各種情報が受信されると、制御部120は受信された情報を含む通話待機画面8810をディスプレイする。図88によると、通話待機画面8810には発信情報8811、広告情報8812、クーポン8813等が表示されてよい。
一方、電話発信後にも、何の情報が受信されなければ、制御部120はデフォルト通話待機画面8820をディスプレイする。この場合、制御部120は、電話の相手に対して登録されたイメージがあれば、デフォルト通話待機画面8820内にそのイメージを表示することもできる。
図89は、本実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。図89によると、ユーザ端末装置100は、電話網やVoIP網8910を介して電話の相手、すなわち、売場300と電話通話を行うことができる。通信事業者400は通信会社で運営する通信管理システムを意味する。
なお、ユーザ端末装置100は、インターネット8920のようなネットワークを通じてサーバ装置200と通信を行うこともできる。
サーバ装置200は、ユーザ端末装置100または通信事業者400からユーザ端末装置100の発信情報を受信することができる。サーバ装置200は発信情報が受信されると、その発信情報に対応する有効情報を検出し、ユーザ端末装置100に伝送する。
図90は、ユーザ端末装置の位置を用いて多様なサービスを提供するサーバ装置200の構成を示すブロック図である。図90によると、サーバ装置200は、通信部9010、制御部9020、データベース部9030を含む。
データベース部9030は、事業者から提供される各種情報を保存するための構成要素である。具体的には、各種広告情報、クーポン、イベントカード等のような多様な情報が保存されてよい。
通信部9010は、各種ユーザ端末装置100と通信を行うための構成要素である。
制御部9020は、ユーザ端末装置100から提供される各種情報及びデータベース部9030に保存された情報に基づいて多様な動作を行うことができる。
制御部9020の動作は、実施形態によって多様な方式で行われてよい。
一例として、制御部9020は、ユーザ端末装置100からフォンブック情報を受信することができる。制御部9020は、データベース部9030に保存された情報のうち、受信されたフォンブック情報に登録された事業者が発信した情報が存在するかを判断する。制御部9020は、その情報が存在すると、当該情報をユーザ端末装置100に伝送する。
別の例として、制御部9020はユーザ端末装置で電話発信が行われると、通信部9010を介してその発信情報を獲得する。制御部9020は、その発信情報に対応する事業者の発信した情報をデータベース部9030から検索する。制御部9020は、検索された情報をユーザ端末装置100に伝送する。
このような例において、情報は、広告フレーズ、イメージ、クーポン、イベント案内カード、最近クーポン発行事実を報知するためのメッセージのうち少なくとも1つを含むことができる。
一方、制御部9020は、データベース9030に保存された情報のうち、ユーザ端末装置100に予め提供されていない情報のみを選択的に提供することもできる。仮に、新規クーポンが存在する場合、ユーザ端末装置の位置情報や発信情報に基づいて新規クーポンを自動的に伝送することができる。
なお、制御部9020は、発信情報を伝送したユーザ端末装置に関する情報がデータベース部9030に未保存の状態であれば、ユーザ端末装置のユーザを新規顧客としてデータベース部9030に登録することができる。このような状態で、制御部9020は、発信情報を有する事業者から新規顧客確認命令が入力されると、登録された新規顧客に関する情報を事業者に伝送することができる。
以上のように、サーバ装置200は実施形態によって多様な方式で多様な情報を提供することができる。
上述のような本発明の実施形態に係るサービス方法は多様なコンピュータ手段を通じて行うことができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な非一時的な保存媒体(non−transitory readable media)に記録されてよい。
具体的には、サーバ装置には、複数のユーザ端末装置と通信を行い、ユーザ端末装置のそれぞれに保存される情報を受信するステップと、広告情報が保存されたデータベースを、受信された情報を用いてアップデートさせるステップと、複数のユーザ端末装置のうちの一つのユーザ端末装置のフォンブック画面上で検索ワードが入力されると、検索ワードに対応する広告情報をデータベースから検索するステップと、検索結果をユーザ端末装置に伝送するステップとを順次に行い、広告サービスを提供するプログラムが保存された記録媒体が搭載され、上述の広告サービス方法をサポートすることができる。
なお、上述のユーザ端末装置では、フォンブック画面をディスプレイするステップと、前記フォンブック画面上で検索ワードが入力されると、前記検索ワードをサーバ装置に伝送するステップと、前記サーバ装置に保存された情報のうち、前記検索ワードに対応する情報を受信するステップと、前記受信された情報を前記フォンブック画面上にディスプレイするステップとを含む検索方法が実行されてよい。このような検索方法はプログラムでコーディングされ、非一時的な保存媒体(non−transitory readable media)に保存された後、ユーザ端末装置に搭載されて使用されてよい。
または、ユーザ端末装置では、フォンブック画面をディスプレイするステップと、前記フォンブック画面上で検索ワードが入力されると、前記検索ワードをサーバ装置に伝送するステップと、サーバ装置に登録された情報のうち、検索ワードに対応する情報を受信するステップと、ユーザ端末装置に保存された情報のうち、検索ワードに対応する情報を検索するステップと、検索された情報及び受信された情報をフォンブック画面に表示するステップとを行い、広告サービスを提供するプログラムが保存された記録媒体が搭載され、上述の広告サービス方法をサポートすることができる。
または、アプリケーションの実行画面上に広告情報を表示するステップと、広告情報が選択されると、支払いプログラムを自動実行させて支払い手段を含む支払い画面を表示するステップと、支払い画面上で支払い手段が選択されると、選択された支払い手段を用いて支払いを行うステップとを行うプログラムが保存された記録媒体がユーザ端末装置に搭載され、ショッピングサービスをサポートすることもできる。
非一時的な保存媒体(non−transitory readable media)は、プログラム命令、データファイル、データ構造等を単独でまたは組み合わせて保存することができる。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものか、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってよい。上記コンピュータで読み取り可能な非一時的な保存媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)及びROM、RAM、フラッシュメモリ等のようなプログラム命令を保存して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。なお、プログラム命令語には、コンパイラによって作られたもののような機械語コードだけでなく、インタープリタ等を使用してコンピュータによって実行できる高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために、1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。