JP2015022666A - 電子チケットシステム及びそれを利用した電子商取引方法 - Google Patents

電子チケットシステム及びそれを利用した電子商取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新しい商取引の仕組みを創出する。
【解決手段】管理サーバ1が,ユーザ端末2に電子チケットを配信する。ユーザ端末2に,電子チケットに記録された店舗情報の中から,電子チケットを使用する一の店舗情報を選択する店舗選択情報が入力される。ユーザ端末2に,電子チケットを使用済みにするための情報が入力される。ユーザ端末2が,使用ステップの後に,管理サーバ1に対し,使用済みとされた電子チケットのID情報と店舗選択情報を通知する。管理サーバ1が,電子チケットが使用された店舗のストア端末3に対して,少なくとも電子チケットのID情報を報知する。管理サーバ1が,使用済みとされた電子チケットの生成を依頼したメーカ端末4に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報と,店舗選択情報により特定される店舗に関する店舗情報とを報知する。
【選択図】図2

Description

本発明は,電子チケットシステム及び電子チケットシステムを利用した電子商取引方法等に関する。具体的に説明すると,本発明は,電子チケットを管理する管理サーバと,電子チケットが配信されるユーザ端末と,電子チケットを利用可能な店舗などに設置されたストア端末と,電子チケットの発行元であるメーカ端末とを,備えた電子チケットシステム等に関するものである。
本発明は,商品の生産元であるメーカが電子チケットを発行できるシステムを提供する。すなわち,消費者は,メーカから電子チケットを購入して,電子チケットの料金をそのメーカに対して支払うようになる。消費者は,小売店などの店舗を訪れたときに,メーカから購入した電子チケットを利用して,そのメーカの商品を店舗から引き取る。そして,電子チケットを発行したメーカが,商品を消費者に引き渡した店舗に対して,商品の代価を支払うようにする。本発明は,このような新しい商取引の流れを作り出すことを,主たる目的として開発されたものである。
メーカ(工場,農家,魚師等)によって生産された商品は,様々な経路で流通し,消費者の手元に届けられる。商品の流通経路には多種多様な態様が存在しているが,一般的には,メーカによって生産された商品が,卸業者を経て,小売業者の店舗へと運送される。そして,消費者は,小売業者の店舗に足を運び,商品を選択し購入することができる。
また,商品の流通経路に応じて,その商品の対価・貨幣の流通経路も様々な態様が存在する。例えば,商品と貨幣の取引形態の一例が,図1に示されている。図1を参照して一般的な取引形態を例に挙げて説明すると,まず,商品の生産元であるメーカ(Maker)から,卸売業者などを介して,複数の小売業者の店舗(Store)へと商品が納品される。消費者(Consumer)は,店舗において商品を選択し,気に入った物があれば小売業者に対して商品の対価を支払って,商品を購入する。商品の対価を受け取った小売業者は,その対価から販売手数料などを差し引いた額の費用を,生産元であるメーカに対して支払う。
また,従来から,上述したような商取引の流れの中に,電子チケット(E-ticket)を取り入れる仕組みが知られている。例えば,インターネット等の情報通信回線を通じて,小売店のシステムサーバから,消費者が保有する携帯電話機等の携帯情報端末(PDA)に,電子チケットを配信するシステムが知られている(特許文献1,特許文献2等)。このようなビジネスモデルにおいて,消費者は,例えばインターネット上のウェブサイトを通じて,電子チケットを購入することができる。このとき,消費者により支払われた対価は,直接又は間接的に,電子チケットシステムを運営する小売業者に振り込まれる。消費者は,自己の携帯情報端末で受信した電子チケットを,小売店等の店舗に持参し,その店舗のスタッフに提示することにより,その電子チケットの内容に応じた商品を引き取ることができたり,特定のサービスを享受することができたりする。また,例えば,電子チケットとしては,サービスや商品の引換券や,割引券,優待券のようなものや,映画館や劇場の入場券のようなチケットを電子化したものなどもよく知られている。
特開2003− 6499号公報 特開2010−237917号公報
ところで,現在の商取引の慣行では,図1に示されるように,商品の販売店などを運営する小売業者が,電子チケットの発行元となり,その電子チケットを消費者に対して販売することはよく行われている。この場合,消費者により支払われる対価を直接的に受け取ることができる者は,小売業者となる。そうすると,図1に示されるように,商品の生産元であるメーカは,小売業者から,商品の生産にかかった費用を受け取ることが必要となる。すなわち,メーカは,消費者から商品の対価を直接受け取ることはできない。
しかしながら,このような小売業者からメーカへと費用が支払われる商取引の形態では,取引交渉の際に,商品を生産するメーカよりも,商品を消費者に直接販売する小売業者の方に,イニシアチブが存在することとなっていた。例えば,小売業者にイニシアチブが存在する商取引では,小売業者から,メーカに対して商品の値下げ要求がなされたり,商品の販売数量を制限するような要求がなされる場合がある。また,図1に示されるように,消費者が商品を購入した後に,小売業者からメーカに対して費用が振り込まれるような形態では,メーカが商品の生産費用を回収できる時期に遅れが生じるという問題もあった。
このため,現在では,商品の生産元であるメーカが消費者から直接的に商品の対価を回収することのできる,新しい商取引の仕組みが求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,一又は複数の店舗において商品と引き換えることができるような電子チケットを,メーカ側で発行することが可能なシステムを構築することで,メーカが消費者から直接的に商品の対価を回収することができるようになるという知見を得た。また,消費者が電子チケットを使用した際には,電子チケットの発行元であるメーカと,電子チケットが使用された店舗にその旨を報知するシステムを構築することで,電子チケットが使用されたことを契機として,メーカから小売業者などの店舗に対して商品の販売に関する手数料などを支払うことができるようになり,メーカ側にイニシアチブが存在する新しい商取引の仕組みを提供できるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
すなわち,図2には,本発明に係る電子チケットシステムを利用した場合の商取引の流れが簡易的に示されている。図2に示されるように,本発明により提供される商取引方法では,商品の生産元であるメーカ(Maker)から,卸売業者などを介して,複数の小売業者の店舗(Store)へと商品が納品される。ここで,メーカは,例えば,自らが生産した商品を引き換え可能な電子チケット(E-ticket)を発行できる。そして,消費者は,インターネット上のウェブサイトを通じて,メーカが発行元となる電子チケットを購入し,自己の携帯情報端末にダウンロードする。このとき,消費者により支払われた対価は,直接的に電子チケットを発行したメーカに振り込まれる。消費者は,携帯情報端末で受信した電子チケットを持って,その電子チケットと引き換え可能な商品を扱っている小売店等の店舗を訪れ,その店舗のスタッフに電子チケットを提示することにより,所望の商品を引き取ることができる。電子チケットが使用されると,その電子チケットが使用された店舗に関する情報が,メーカに対して報知される。これにより,メーカは,電子チケットが使用された店舗を運営する小売業者に対し,商品の販売手数料などの費用を支払うことができる。
このように,本発明は,商品に対する対価が消費者からメーカに対して直接支払われ,対価を受け取ったメーカが,商品を販売した店舗に対して費用を支払うといったような,新しい商取引の仕組みを提供することができる。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有している。
本発明の第1の側面は,電子チケットシステムを利用した電子商取引方法に関する。
電子チケットシステムは,管理サーバ1と,ユーザ端末2と,ストア端末3と,メーカ端末4とが,情報通信回線を通じて相互に通信可能に接続されて構築されている。
管理サーバ1は,電子チケットを記憶するためのデータベースを備える。この電子チケットには,少なくとも,ID情報と,当該電子チケットを使用可能な一又は複数の店舗に関する店舗情報と,当該電子チケットの生成を依頼したメーカ端末4に関する情報が記録されている。
ユーザ端末2は,電子チケットが配信される携帯情報端末である。
ストア端末3は,電子チケットを使用できる店舗の管理者が利用する端末である。ストア端末3は,電子チケットを使用できる店舗に設置されているものであってもよいし,その店舗とは別の場所(店舗管理者の本社など)に設置されているものであってもよい。
メーカ端末4は,電子チケットの生成を管理サーバ1に依頼可能な端末である。
まず,本発明の電子商取引方法では,管理サーバ1が,ユーザ端末2に対し,電子チケットを配信する(配信ステップ)。
次に,ユーザ端末2に,電子チケットに記録された店舗情報の中から,当該電子チケットを使用する一の店舗情報を選択する店舗選択情報が入力される(店舗選択ステップ)。
次に,ユーザ端末2に,電子チケットを使用済みにするための情報が入力される(使用ステップ)。
また,ユーザ端末2が,上記使用ステップの後に,管理サーバ1に対し,使用済みとされた電子チケットのID情報と店舗選択情報を通知する(使用通知ステップ)。
その後,管理サーバ1が,上記使用通知ステップにおいてユーザ端末2から受信した情報に基づいて,電子チケットが使用された店舗のストア端末3に対して,少なくとも当該電子チケットのID情報を報知する(第1報知ステップ)。
また,管理サーバ1が,使用通知ステップにおいてユーザ端末2から受信した情報に基づいて,使用済みとされた電子チケットの生成を依頼したメーカ端末4に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報と,店舗選択情報により特定される店舗に関する店舗情報とを報知する(第2報知ステップ)。
図2を参照して説明した通り,本発明によれば,商品に対する対価が消費者からメーカに対して直接支払われ,対価を受け取ったメーカが,商品を販売した店舗に対し費用を支払うといったような,新しい商取引の仕組みを提供することができる。
本発明の電子商取引方法は,さらに,以下のステップを含むことが好ましい。
すなわち,第2報知ステップにおいて報知がなされたメーカ端末4が,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行う(判定ステップ)
その後,第2報知ステップにおいて報知がなされたメーカ端末4が,店舗選択情報により特定される店舗のストア端末3に対して,直接的に又は前記管理サーバ1を介して間接的に,判定ステップにおける判定結果を通知する(判定結果通知ステップ)。
上記工程のように,本発明の電子商取引方法では,メーカ端末4を管理するメーカが,消費者による電子チケットの使用を承認するか否かの決定を行うことができる。例えば,メーカが電子チケットの使用を承認する場合には,そのメーカは,商品を扱っている小売業者(店舗)に対して,費用を振り込むようにすればよい。他方,メーカが電子チケットの使用を拒否する場合には,そのメーカは,商品を扱っている小売業者(店舗)に対して,費用を振り込まなければよい。このように,本発明により提供される新しい取引形態では,メーカ端末4を管理するメーカ側に,イニシアチブが存在するといえる。
本発明の電子商取引方法は,さらに,以下のステップを含むことが好ましい。
すなわち,使用ステップにおいて,ユーザ端末2は,電子チケットを使用済みにするための情報が入力された時の位置情報を取得する。
また,使用通知ステップにおいて,ユーザ端末2は,位置情報を管理サーバ1に通知する。
また,第2報知ステップにおいて,管理サーバ2は,位置情報をメーカ端末4に報知する。
そして,判定ステップにおいて,管理サーバ2は,位置情報と店舗選択情報により特定される店舗の所在地に関する情報とを照合することにより,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行う。
上記工程のように,電子チケットが使用された時のユーザ端末2の位置情報と,店舗選択情報により特定される店舗の所在地に関する情報を照合することで,メーカ端末4において,より正確に電子チケット使用の承認の可否を判定できる。すなわち,電子チケットが使用された時の位置情報と店舗の所在地が一致してれば,メーカ端末4は,その電子チケットの使用を承認する。他方,電子チケットが使用された時の位置情報と店舗の所在地が所定距離以上ずれているときには,メーカ端末4は,その電子チケットの使用を拒否する。
本発明の第2の側面は,電子チケットシステムに関する。
第2の側面に係る電子チケットシステムは,基本的に,第1の側面に係る電子商取引方法で利用される電子チケットシステムと同様である。
すなわち,電子チケットシステムは,
電子チケットを記憶するためのデータベースを備えた管理サーバ1と,
電子チケットが配信されるユーザ端末2と,
電子チケットを使用できる店舗の管理者が利用するストア端末3と,
電子チケットの生成を管理サーバ1に依頼可能なメーカ端末4とが,
情報通信回線を通じて相互に通信可能に接続されている。
電子チケットには,少なくとも,ID情報と,当該電子チケットを使用可能な一又は複数の店舗に関する店舗情報と,当該電子チケットの生成を依頼したメーカ端末4に関する情報が記録されている。
ここで,管理サーバ1は,ユーザ端末2に対し,電子チケットを配信する手段を有する。
また,ユーザ端末2は,
電子チケットに記録された店舗情報の中から,当該電子チケットを使用する一の店舗情報を選択する店舗選択情報を入力するための手段と,
電子チケットを使用済みにするための情報を入力するための手段と,
管理サーバ1に対し,使用済みとされた電子チケットのID情報と店舗選択情報を通知するための手段と,を有する。
また,管理サーバ1は,さらに,
ユーザ端末2から受信した情報に基づいて,店舗選択情報により特定される店舗のストア端末3に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報を報知するための手段と,
ユーザ端末2から受信した情報に基づいて,使用済みとされた電子チケットの生成を依頼したメーカ端末4に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報と,店舗選択情報により特定される店舗の管理者が利用するストア端末3に関する情報とを報知するための手段と,を有する。
本発明の第3の側面は,携帯情報端末を,上記電子チケットシステムにおけるユーザ端末2として機能させるためのプログラムである。
本発明は,商品の生産元であるメーカが消費者から直接的に商品の対価を回収することのできる,新しい商取引の仕組みを提供することができる。
図1は,従来の商取引形態の例を示す模式図である。 図2は,本発明により提供される商取引形態の例を示す模式図である。 図3は,本発明の電子チケットシステムの構成例を示す全体図である。 図4は,本発明の電子チケットシステムの構成例を示すブロック図である。 図5は,電子チケットのデータ構造の一例を示している。 図6は,本発明の電子商取引方法の例を示すフロー図である。 図7は,電子チケットの使用ステップの例を示すフロー図である。 図8は,電子チケットが使用される状態を模式的に示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
図3は,本発明に係る電子チケットシステム100の全体図を示している。
図3に示されるように,電子チケットシステム100は,管理サーバ1と,ユーザ端末2と,ストア端末3と,メーカ端末4とを含む。管理サーバ1は,一又は複数台のサーバ装置によって構築されたものであってもよい。また,本システムには,通常,ユーザ端末2,ストア端末3,及びメーカ端末4がそれぞれ複数含まれる。各管理サーバ1,ユーザ端末2,ストア端末3,及びメーカ端末4は,インターネット等の情報通信回線を通じて,相互に情報の授受が可能なように接続されている。
管理サーバ1は,電子チケットシステム100の運営者によって管理・保守されるサーバ装置である。管理サーバ1は,電子チケットの生成,管理,及び配信を行うと共に,ユーザ端末2と,ストア端末3と,メーカ端末4を統制する機能を持つ。
ユーザ端末2は,電子チケットを使用して商品の購入を行う消費者が所有する携帯情報端末である。ユーザ端末1の例は,スマートフォン,携帯電話,タブレット型コンピュータ,及びラップトップ型コンピュータである。ユーザ端末1は,管理サーバ1から電子チケットをダウンロードし,ダウンロードした電子チケットを使用するための機能を持つ。
ストア端末3は,電子チケットを使用可能な店舗の管理者が利用するコンピュータである。例えば,ストア端末3は,電子チケットを利用して交換可能な商品を扱う小売業者によって利用される。ストア端末3は,商品を販売する店舗に設置されるものであってもよいし,当該店舗とは離れた場所にあるオフィスに設置されるものであってもよい。
メーカ端末4は,商品の生産元であるメーカが利用するコンピュータである。メーカは,メーカ端末4を利用して,電子チケットの生成を管理サーバ1に依頼することができる。すなわち,メーカは,例えば,自社で生産した商品と交換可能な電子チケットを発行することができる。
図2には,本発明に係る電子チケットシステムを利用した場合の商取引の流れが簡易的に示されている。図2に示されるように,本発明により提供される商取引では,商品の生産元であるメーカ(Maker)から,卸売業者などを介して,複数の小売業者の店舗(Store)へと商品が納品される。ここで,メーカは,例えば,ストア端末3を利用して管理サーバ1にアクセスし,自らが生産した商品を引き換え可能な電子チケット(E-ticket)を発行できる。そして,消費者は,ユーザ端末2を介して管理サーバ1にアクセスし,インターネット上のサイトを通じて,メーカが発行元となる電子チケットを購入し,自己のユーザ端末2にダウンロードする。このとき,消費者により支払われた対価は,管理サーバ1の運営業者を介して,直接的に電子チケットを発行したメーカに振り込まれる。消費者は,ユーザ端末2で受信した電子チケットを持って,その電子チケットと引き換え可能な商品を扱っている小売店等の店舗を訪れ,その店舗のスタッフに電子チケットを提示することにより,所望の商品を引き取ることができる。このとき,ユーザ端末2には,電子チケットを使用済みにするための情報が入力される。そして,電子チケットが使用されると,その電子チケットが使用された店舗に関する情報が,管理サーバ1から,メーカのメーカ端末4対して報知される。また,電子チケットが使用された旨の情報が,管理サーバ1から,小売業者等のストア端末3に対して報知される。これにより,メーカは,電子チケットが使用された店舗を運営する小売業者に対し,商品の販売手数料などの費用を支払うことができる。
図4は,電子チケットシステム100に含まれる管理サーバ1,ユーザ端末2,ストア端末3,及びメーカ端末4の機能ブロック図である。
まず,管理サーバ1の各部構成について説明する。
管理サーバ1の電子チケットデータベース11には,複数の電子チケットが記憶されて管理されている。本願明細書において「電子チケット」とは,電子チケットに関する画像をユーザ端末2の画面上に表示させ,その電子チケットを店舗において使用するために必要な情報の集合体を意味する。例えば,図5(a)には,電子チケットに含まれる情報の例が概念的に示されている。また,図5(b)には,ユーザ端末2の画面上に表示される電子チケットに関する画像の例が示されている。例えば,図5(a)(b)に示されるように,電子チケットには,例えば,各電子チケットに割り振られたID情報や,電子チケットの発行元であるメーカに関する情報,電子チケットを画面上に表示される本体画像Aと切離画像Bのデータ,電子チケットの有効期間に関する情報,電子チケットの販売価格に関する情報,ウェブ上における電子チケットのURL,電子チケットの発行枚数及び残り枚数に関する情報,電子チケットを利用可能な店舗に関する店舗情報が含まれる。店舗情報には,例えば,店舗名や,店舗の場所(住所や座標),営業時間,業種,その他備考が含まれる。また,店舗情報には,消費者がその店舗で電子チケットを使用して商品を引き取った場合に,その電子チケットを発行したメーカからその店舗に対して支払われる販売手数料が含まれていてもよい。また,電子チケットには,その電子チケットを利用できる地域(領域)に関する利用可能位置のデータが含まれていてもよい。電子チケットは,上記のような各種データが,電子チケットデータベース11に関連付けて記憶されることにより構築される。電子チケットを構築する各種データは,中央制御部14によって読み出され,サーバ用通信部12を介して,各ユーザ端末2へと配信される。
電子チケットの例としては,図5(a)及び図5(b)に示されるものが挙げられる。図5(a)に示された電子チケットの形態は,一の本体画像データについて,一の切離画像データが関連付けられたものである。このような電子チケットを,ユーザ端末2のタッチパネルディスプレイ23上に表示すると,例えば図5(b)のように表示される。すなわち,図5(b)に示されるように,電子チケットは本体画像Aと切離画像Bを含み,ユーザ端末2の制御部24によって表示制御され,タッチパネルディスプレイ23上に本体画像Aと切離画像Bが連結した状態で表示される。
上記した電子チケットを構築する各種データは,商品の生産元であるメーカの要求に応じて,適宜修正変更可能である。例えば,メーカは,メーカ端末4を利用して,管理サーバ1にアクセスし,管理サーバ1に対して,上記電子チケットに含まれる種々のデータを修正依頼や再発行依頼などを行うことができる。これにより,各電子チケットは,商品の生産元であるメーカの要求に応じた内容となる。
管理サーバ1のサーバ用通信部12は,インターネットなどの情報通信回線を通じて,ユーザ端末2と相互通信を行うための手段である。例えば,サーバ用通信部12は,LANケーブルや無線LANのような公知の通信手段によって実現できる。具体的に説明すると,サーバ用通信部12は,管理サーバ1の中央制御部14が,電子チケットデータベース11から読み出した電子チケットをユーザ端末2に配信する際に,この中央制御部14の制御に従って機能する。また,サーバ用通信部12は,後述する使用済データをユーザ端末から受信する際に,中央制御部14の制御に従って機能する。
管理サーバ1の利用履歴データベース13は,本電子チケットシステムを利用可能なユーザに関するユーザ情報や,各電子チケットの利用履歴などを関連付けて記憶することにより,電子チケットの利用状況を管理する。ユーザ情報には,例えば,本電子チケットシステムに利用登録をしているユーザのID情報や,氏名,ニックネーム,性別,年齢,住所,職業,パスワード,クレジットカード情報,銀行口座の情報,ユーザ端末2の個体識別情報,電話番号,メールアドレス等の個人情報,及びこのユーザ端末2にダウンロードされた電子チケットに関する情報が含まれる。つまり,管理サーバ1の中央制御システムは,利用履歴データベース13を参照すれば,どのユーザ(ユーザ端末)が,どの電子チケットを保有しているかを把握することができる。また,電子チケットの利用履歴に関する情報としては,各電子チケットの情報と関連して,電子チケットが利用済であるか否かに関する情報,電子チケットの利用日時,利用場所,及び利用回数等が含まれる。このため,管理サーバ1の中央制御システムは,利用履歴データベース13を参照すれば,ユーザ(ユーザ端末)によって各電子チケットが利用されたか否かを把握することができる。
また,利用履歴データベース13にはユーザ情報と利用履歴が蓄積して記憶されている。このため,利用履歴データベース13に蓄積された情報を解析すれば,例えばどのようなタイプ(年齢,性別,職種等)のユーザが,どのような商品・役務のチケット券に興味を持ち,チケットを利用したのかを把握できる。このため,各ユーザの興味を類推できる。従って,利用履歴データベース13に蓄積された情報は,市場動向を調査するためのマーケティングツールとしても有効に活用できる。
管理サーバ1の中央制御部14は,上記電子チケットデータベース11,サーバ用通信部12,及び利用履歴データベース13に接続されており,各要素を制御する。例えば,中央制御部14は,サーバ用通信部12を介して,ユーザ端末2からチケット発行依頼を受信し,受信した依頼情報に基づいて,電子チケットデータベース11から電子チケットを読み出す。中央制御部14は,読み出した電子チケットを,サーバ用通信部12を介して,ユーザ端末2に送信する。他方,中央制御部14は,ユーザ端末2から送信された情報(例えば使用済データ)を受信し,この情報に基づいて利用履歴データベース13の更新を行うこともできる。
管理サーバ1のアカウントデータベース15は,本発明に係る電子チケットシステム100を利用するユーザ端末2のアカウント情報,ストア端末3のアカウント情報,及びメーカ端末4のアカウント情報を記憶したデータベースである。ユーザ端末2のアカウント情報には,例えば,氏名,ニックネーム,性別,年齢,住所,職業,パスワード,クレジットカード情報,ユーザ端末2の個体識別情報,電話番号,メールアドレス等の個人情報,及びこのユーザ端末2にダウンロードされた電子チケットに関する情報が含まれる。また,ストア端末3のアカウント情報には,ストア端末3の管理者の氏名・名称,当該管理者によって運営されている店舗名,ID情報,店舗の場所(住所や座標),店舗代表者の氏名,営業時間,電話番号,メールアドレス,ストア端末3のIPアドレス等が含まれる。また,メーカ端末4のアカウント情報には,メーカ端末4を管理しているメーカの氏名・名称,ID情報,メーカの場所(住所や座標),電話番号,メールアドレス,メーカ端末4のIPアドレス等が含まれる。
続いて,ユーザ端末2の各部構成について説明する。
ユーザ端末2の通信部21は,インターネットなどの情報通信回線を通じて,管理サーバ1と相互通信を行うための手段である。例えば汎用的な携帯電話機をユーザ端末2として利用する場合,端末用通信部21は,無線基地局と通信するCDMA方式の無線通信回路やベースバンド回路により実現できる。端末用通信部21は,無線通信を行うための搬送波を送受信するアンテナを有しており,例えば,各種データの送受信処理,GPS測位に係る時間情報や地理情報の送受信処理,及びIPアドレスの送受信処理を行うことができる。ユーザ端末2は,端末用通信部21を介して,管理サーバ1から電子チケットを受信する。また,ユーザ端末2は,端末用通信部21を介して,管理サーバ1に対し,後述する使用済データを送信する。
ユーザ端末2の記憶部22は,各種データを記憶する。特に,記憶部22には,通信部21を介して取得された一又は複数の電子チケットが記憶される。また,記憶部22には,管理サーバ1から電子チケットを取得しそれを利用するためのプログラムである電子チケットアプリケーション22aが記憶されている。この電子チケットアプリケーション22aは,ユーザ端末2に初めから格納されているものであってもよいし,管理サーバ1からユーザ端末2にダウンロードされたものであってもよい。電子チケットアプリケーション22aは,電子チケットに含まれる本体画像Aと切離画像Bをタッチパネルディスプレイ23に表示する機能や,本体画像Aから切離画像Bを切り離すアニメーションを再生する機能,電子チケットの利用時におけるユーザ端末2の位置を位置情報取得部25によって取得する機能などを有し,ユーザ端末2が本発明の電子チケットシステムを利用するための処理を実行する。
また,記憶部22には,利用履歴テーブル22bが格納されていることが好ましい。利用履歴テーブル22bは,ユーザにより利用された電子チケットのID情報や,電子チケットに含まれる本体画像データへのリンク情報,電子チケットが利用済であるか否かに関する情報,電子チケットの利用日時,利用場所,及び利用回数等が関連付けて登録される。このため,利用履歴テーブル22bに登録された情報は,タッチパネルディスプレイ23に表示することとしてもよい。これにより,ユーザは,自らが利用した電子チケットに関する情報を簡単に閲覧できるようになる。また,利用履歴テーブル22bに,利用済となった電子チケットに含まれる本体画像データへのリンク情報を登録しておくことにより,その利用済電子チケットのける本体画像Aの一覧を,タッチパネルディスプレイ23に表示できる。これにより,ユーザに対し,本体画像Aをコレクションするような楽しみを提供できる。
ユーザ端末2のタッチパネルディスプレイ23は,制御部24による制御に従って,各種画像データをユーザが視認できる画像として表示し,かつユーザによって表示画面がタッチされた座標を検出可能な構成を有している。具体的に説明すると,タッチパネルディスプレイ23は,画像を表示できるディスプレイ部23aの前面に,透明材料で形成されたタッチスクリーン部23bを配設して形成されている。ディスプレイ部23aは,例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)やOELD(Organic Electro Luminescence
Display;有機ELディスプレイ)のような表示装置である。ディスプレイ部23aは,制御部24からの入力信号に応じて,ユーザがユーザ端末2を使用するにあたって必要とされる各種情報を画像や動画として出力表示する。また,タッチスクリーン部23bは,公知の静電容量方式や,電磁誘導方式,赤外線方式,抵抗膜方式などにより,ユーザの手指が接触したことを検知し,その座標情報を得ることができる。ディスプレイ部23aとタッチスクリーン部23bの位置関係は互いにリンクしており,タッチスクリーン部23bは,ディスプレイ部23aに表示された画像上におけるタッチ位置の座標情報を取得できる。これにより,タッチスクリーン部23bは,ユーザの指が接触したことを検知し,ユーザの指が接触したディスプレイ部23aの画面上の座標情報を得ることができる。
ユーザ端末2の位置情報取得部25は,GPS測位を行う機能を持つ。具体的に説明すると,位置情報取得部25は,複数のGPS衛星から送られた電波に含まれる電波送信時間の情報に基づき,それぞれの電波を受信するのに要した時間を測定し,その時間を示す時間情報を制御部24に送出する。制御部24は,取得した時間情報に基づいて,ユーザ端末2の所在位置の緯度経度に関する情報を算出することができる。
ユーザ端末2の制御部24は,記憶部22に記憶されている電子チケットアプリケーション22aに従って,上記端末用通信部21,記憶部22,タッチパネルディスプレイ23,位置情報取得部25との間で各種データの授受を行うとともに,これらの要素の機能を制御する。特に,本発明において,制御部24は,電子チケットに含まれる本体画像Aと切離画像Bを連結して表示するようにタッチパネルディスプレイ23を制御する。また,制御部24は,本体画像Aと切離画像Bが連結して表示された状態で,タッチパネルディスプレイ23が,切離画像Bを表示する領域における座標の入力が継続したまま所定方向にスライドするスライド入力を検出した場合に,本体画像Aから切離画像Bを切り離す表示をするようにタッチパネルディスプレイ23を制御する。そして,制御部24は,タッチパネルディスプレイ23によって切離画像Bを切り離す表示が行われた後に,切離画像Bについてのチケットが使用された旨の使用済データを生成し,端末用通信部21を介して,使用済データを管理サーバ1に対して送信する処理を行う。この処理についての詳細は後述する。
続いて,ストア端末3の各部構成について説明する。
図4に示されるように,ストア端末3は,通信部31と,制御部32と,表示装置33と,入力装置34とが,バスなどの要素によって接続されている。ストア端末3には,汎用的なコンピュータ装置を用いることができる。通信部31は,管理サーバ1との間で情報の送受信を行う機能を持つ。制御部32は,通信部31,表示装置32,及び入力装置33の制御を行う。例えば,制御部32は,通信部31を介して受信した情報を解析し,表示装置22の表示画面に画像として出力させる制御を行う。また,制御部32は,入力装置33を介して入力された情報を通信部31を通じて,管理サーバ1などに送信する。
続いて,メーカ端末4の各部構成について説明する。
メーカ端末4は,管理サーバ1に対して,電子チケットの生成を依頼するのに必要な情報を送信する機能を持つ。図4に示されるように,メーカ端末4は,通信部41と,制御部42と,表示装置43と,入力装置44とが,バスなどの要素によって接続されている。メーカ端末4には,汎用的なコンピュータ装置を用いることができる。通信部41は,管理サーバ1との間で情報の送受信を行う機能を持つ。制御部42は,通信部41,表示装置42,及び入力装置43の制御を行う。例えば,制御部42は,通信部41を介して管理サーバ1から受信した情報を解析し,表示装置42の表示画面に画像として出力させる制御を行う。また,制御部42は,入力装置43を介して入力された情報を,通信部41を通じて管理サーバ1などに送信する。例えば,メーカ端末4の表示装置には,管理サーバ1によって提供されるウェブサイトの操作画面が表示される。メーカ端末4の管理者は,ウェブサイトの操作画面に従い,入力装置43を介して,電子チケットの生成を依頼するのに必要な情報を入力する。電子チケットの生成に必要な情報としては,例えば,電子チケットのデザイン(本体画像のデータ及び切離画像のデータ),電子チケットの有効期間,販売価格,発行枚数,及び電子チケットを利用可能な複数の関する複数の店舗情報が挙げられる。店舗情報には,例えば,店舗名や,店舗の場所(住所や座標),営業時間,業種,その他備考が含まれる。また,店舗情報には,消費者がその店舗で電子チケットを使用して商品を引き取った場合に,その電子チケットを発行したメーカからその店舗に対して支払われる販売手数料が含まれていてもよい。電子チケットの生成に必要な情報がメーカ端末4に入力されると,メーカ端末4は,通信部41を介して,その情報を管理サーバ1へと送信する。管理サーバ1は,メーカ端末4から受信した電子チケットの発行依頼に基づいて,電子チケットを生成し,電子チケットデータベース11に登録する。
続いて,上記構成を有する電子チケットシステム100により実行される電子商取引方法について説明を行う。図6は,電子商取引方法の一例を示すフロー図である。
図6に示されたステップS1〜ステップS3は,電子チケットの生成フェーズである。
ステップS1では,メーカ端末4が,管理サーバ1に対して,電子チケットの生成依頼を送信する。電子チケットの生成依頼には,電子チケットのデザイン,有効期間,販売価格,発行枚数,及び電子チケットを利用可能な複数の関する複数の店舗情報を特定する情報が含まれる。電子チケットの生成依頼は,例えば,ウェブサイトを介して,メーカ端末4から管理サーバ1へ送信できるようにすればよい。
ステップS2では,管理サーバ1が,メーカ端末4から受信した電子チケットの生成依頼に基づいて,電子チケットを生成する。すなわち,電子チケットを生成する処理は,管理サーバ1が,メーカ端末4から受信した電子チケットのデザイン,有効期間,及び販売価格等の情報を関連付けると共に,電子チケットのID情報を割り振るなど,各種情報を電子チケットとして扱うために必要な処理を意味する。例えば,管理サーバ1は,電子チケットの生成にあたり,各電子チケットにURLを割り当てることとしてもよい。また,管理サーバ1は,電子チケットを上記URL以外でも購入できるサイトに貼り付けるためのタグを発行することとしてもよい。
ステップS3では,管理サーバ1が,ステップS2生成した電子チケットを,電子チケットデータベース11に登録する。
続いて,図6に示されたステップS4〜ステップS8は,電子チケットの購入フェーズである。
ステップS4では,消費者が,ユーザ端末2を介して管理サーバ1にアクセスし,管理サーバ1により提供されるウェブサイトにログインする。ログインを行う際には,消費者は,ユーザ端末2に自己のアカウントのIDやパスワードを入力する。管理サーバ1では,ユーザ端末2から受信したアカウントIDやパスワードを,アカウントデータベース15に記憶されているものと照合し,ログインの可否を決定する。
ステップS5では,消費者が,電子チケットを販売するウェブサイトを閲覧し,所望のチケットを選択する。すなわち,ステップS4においてログインが完了すると,ユーザ端末2の表示画面には,管理サーバ1により提供されうるウェブサイトの画面が表示される。そして,消費者は,ユーザ端末2のタッチスクリーン等を介して,所望の電子チケットを選択するための情報を入力する。ユーザ端末2は,電子チケットの選択情報を,管理サーバ1へと送信する。また,電子チケットの選択の際に,管理サーバ1は,ユーザ端末2に対し,電子チケットに対する対価を支払うためのクレジットカード情報や,銀行口座情報を問い合わせることとしてもよい。
ステップS6では,管理サーバ1が,ユーザ端末2から受信した電子チケットの選択情報に基づいて,電子チケットデータベース11から電子チケットを読み出し,読み出した電子チケットを,ユーザ端末2に配信する。
ステップS7において,ユーザ端末2は,管理サーバ1から電子チケットを受信する。
その後,ステップS8において,ユーザ端末2は,管理サーバ1から受信した電子チケットを,記憶部22に記憶する。なお,ユーザ端末2には,管理サーバ1から受信した電子チケットが複数種類記憶されるものであってもよい。
また,図6に示されるように,例えば,ステップS4〜ステップS8の購入フェーズが完了した段階で,電子チケットを購入した消費者は,電子チケットの対価の支払いを行う。電子チケットに関する費用は,まず,管理サーバ1の運営者に対して支払われることとしてもよい。例えば,管理サーバ1の運営者に支払われる費用には,本システムの利用料金が含まれることとしてもよい。その後,管理サーバ1の運営者は,電子チケットの発行元であるメーカ(メーカ端末4の管理者)に対して,電子チケットの対価の支払いを行う。これにより,商品の生産元であるメーカは,その商品の生産にかかる費用を,消費者から回収することができる。なお,電子チケットの対価は,管理サーバ1の運営者を介さずに,消費者から直接メーカに対して支払われることとしてもよい。この場合,管理サーバ1の運営者は,電子チケットの発行手数料を,メーカから回収することもできる。
続いて,図6に示されたステップS9〜ステップS20は,電子チケットの使用フェーズである。消費者は,電子チケットを購入した後,その電子チケットに対応する商品を取り扱っている店舗に行き,その店舗において電子チケットを使用する。
ステップS9では,消費者が,ユーザ端末2に記憶されている電子チケットの中から,所望の電子チケットを選択する。すなわち,ユーザ端末2に,電子チケットの選択情報が入力される。ユーザ端末2は,電子チケットの選択情報に基づいて,記憶部に記憶している電子チケットを読み出す。
ステップS10では,消費者が,電子チケットを使用する一つの店舗を選択する。すなわち,ユーザ端末2に,電子チケットを使用する一つの店舗の情報(店舗選択情報)が入力される。本発明において,電子チケットは,複数の店舗において使用可能である。このため,ユーザ端末2は,記憶部から読み出した電子チケットに記録されている複数の店舗情報を画面上に表示し,消費者に対して,電子チケットを使用する一つの店舗の選択を促す。このとき,ユーザ端末2は,GPSによって自己の現在位置情報を取得し,電子チケットに記録されている複数の店舗情報を,自己の現在位置から近い順に画面上に表示することとしてもよい。また,ユーザ端末2は,管理サーバ1の利用履歴データベース13にアクセスして,この消費者の過去の利用店舗に関する利用履歴を取得し,過去の利用頻度が高い順に画面上に表示することも可能である。さらに,ユーザ端末2は,現在の時間を参照して,営業時間内である店舗の店舗情報のみを画面上に表示することとしてもよい。これにより,消費者は,電子チケットを使用可能な複数の店舗の中から,適切な店舗を選択しやすくなる。
ステップS11では,消費者が,ユーザ端末2の画面上に表示されている電子チケットを使用する。すなわち,ユーザ端末2に,電子チケットを使用済みにするための情報が入力される。例えば,電子チケットは,ユーザ端末2のタッチパネルディスプレイに,電子チケットを「もぎる」操作が入力されたときに,使用済みとされることが好ましい。電子チケットを使用済みとするための操作については,詳しくは後述する。
また,電子チケットを使用するにあたり,ユーザ端末2は,電子チケットの使用操作が行われた場所の位置情報と,使用操作が行われた日時の情報を取得することが好ましい。ユーザ端末2の位置情報は,位置情報取得部25(GPS)によって取得すればよい。また,使用操作が行われた日時の情報は,ユーザ端末2に内蔵されている時計によって取得すればよい。
ユーザ端末2は,電子チケットを使用する情報が入力された後,電子チケットが使用済みにされた旨を,管理サーバ1に通知する。例えば,ユーザ端末2は,電子チケットのID情報などを通知することで,管理サーバ1に電子チケットが使用されたことを知らせることができる。また,ユーザ端末2は,ステップS10において消費者が電子チケットを使用することを選択した一の店舗に関する情報(店舗選択情報)を,併せて管理サーバ1に通知する。ユーザ端末2から管理サーバ1に通知される店舗情報には,例えば店舗の識別IDや店舗名などが含まれていればよい。これにより,管理サーバ1は,消費者が,どの店舗において,どの電子チケットを使用したのかを把握することができる。また,ユーザ端末2は,電子チケットの使用情報と併せて,電子チケットの使用操作が行われた場所の位置情報と,使用操作が行われた日時の情報を,管理サーバ1に送信することが好ましい。
ステップS12において,管理サーバ1は,ユーザ端末2から,電子チケットの使用情報と,電子チケットを使用する店舗に関する情報(店舗選択情報)と,電子チケットを使用操作が行われた位置情報と,使用操作が行われた日時の情報を受信する。このとき,管理サーバ1は,ユーザ端末2から受信した各種の情報に基づいて,電子チケットデータベース11や,利用履歴データベース13に記憶されている情報を更新することもできる。
ステップS13において,管理サーバ1は,電子チケットが使用された旨を,ストア端末3と,メーカ端末4に報知する。
すなわち,まず,管理サーバ1は,ユーザ端末2から受信した店舗選択情報に基づいて,電子チケットが使用された旨を報知するストア端末3を特定する。例えば,管理サーバ1は,店舗選択情報に含まれる店舗のID情報をキー情報として,アカウントデータベース15を検索し,そのID情報に紐付けられているストア端末3のアカウント情報を参照して,電子チケットが使用された旨を報知するストア端末3を特定すればよい。管理サーバ1からストア端末3に報知される情報としては,例えば,使用済みとされた電子チケットのID情報や,その他その電子チケットに関連して電子チケットデータベース11に記憶されている情報,電子チケットを利用した消費者の識別情報(ユーザID),ユーザ端末2のアカウント情報,電子チケットが使用された日時,電子チケットが使用された位置情報,電子チケットの金額,電子チケットの発行元であるメーカ端末4のアカウント情報などが挙げられる。その他にも,管理サーバ1は,各種データベースに記憶されている情報を適宜読み出して,ストア端末3に送信することができる。
また,管理サーバ1は,ユーザ端末2から受信した電子チケットのID情報に基づいて,使用済みとされた電子チケットの発行元であるメーカ端末4を特定する。すなわち,管理サーバ1の電子チケットデータベース11には,各電子チケットについて,ID情報と関連付けて,その発行元であるメーカに関する情報(メーカ端末4に関する情報)が記憶されている。また,管理サーバ1のアカウントデータベース15には,メーカ端末4のアカウント情報が記憶されている。このため,管理サーバ1は,電子チケットデータベース11及び/又はアカウントデータベース15を参照すれば,電子チケットのID情報に基づいて,使用済みとされた電子チケットの発行元であるメーカ端末4を特定することが可能である。そして,管理サーバ1は,電子チケットの発行元であるメーカ端末4に対して,その電子チケットが使用された旨を報知する。管理サーバ1からメーカ端末4に報知される情報としては,使用済みとされた電子チケットのID情報や,その他その電子チケットに関連して電子チケットデータベース11に記憶されている情報,電子チケットを利用した消費者の識別情報(ユーザID)や,ユーザ端末2のアカウント情報,ユーザ端末2から受信した店舗選択情報によって特定されるストア端末3のアカウント情報,電子チケットが使用された日時,電子チケットが使用された位置情報,電子チケットの金額などが挙げられる。その他にも,管理サーバ1は,各種データベースに記憶されている情報を適宜読み出して,メーカ端末4に送信することができる。
図1において,ステップS14〜ステップS16は,管理サーバ1から報知を受けたストア端末3における処理を示している。
ステップS14において,ストア端末3は,管理サーバ1から報知された各種の情報を受信する。管理サーバ1から受信した情報は,ストア端末3の表示装置33によって表示される。
続くステップS15において,ストア端末3は,店舗のスタッフ等に対して,電子チケットが使用されたか否かの確認を促すこととしてもよい。例えば,小売業者の店舗において消費者が電子チケットを使用すると,その小売業者は,消費者に対して,電子チケットの内容に応じた商品を引き渡す必要がある。このとき,電子チケットが使用された旨の報知を受けて,ストア端末3の表示画面には,電子チケットが使用された旨が表示される。また,ストア端末3の表示画面には,その店舗において,電子チケットが実際に使用されたかどうかを確認することを促す情報と,電子チケットに応じた商品を実際に消費者に引き渡したかどうかを確認することを促す情報が表示される。そして,店舗のスタッフは,電子チケットの使用を確認したことと,商品の引き渡しを確認したことの回答を,入力装置34を介して,ストア端末3に入力する。
その後,ステップS15において,ストア端末3に入力された確認結果に関する情報は,メーカ端末4に対して通知される。なお,確認結果の情報は,管理サーバ1を仲介して,ストア端末3からメーカ端末4に通知されることとしてもよい。また,メーカ端末4には,上記確認結果がストア端末3に入力された日時の情報が通知されることが好ましい。
他方,図1において,ステップS17〜ステップS19は,管理サーバ1から報知を受けたメーカ端末4における処理を示している。
ステップS17において,メーカ端末4は,管理サーバ1から報知された各種の情報を受信する。管理サーバ1から受信した情報は,メーカ端末4の表示装置43によって表示される。
その後,ステップS18において,メーカ端末4は,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行う。すなわち,メーカ端末4の管理者であるメーカは,この段階において,電子チケットの使用の承認の可否を決定することで,ストア端末3の管理者である店舗に対して,手数料を支払うか否かを検討することができる。このように,本システムにおいて,店舗に対して費用を支払うか否かの決定権は,メーカ側にある。従って,商取引において,メーカ側がイニシアチブをとることが可能となる。
電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定は,種々の態様にて行うことができる。例えば,メーカ端末4の管理者が,表示装置に表示された情報を確認し,入力装置を介して,メーカ端末4に電子チケットの使用を承認するか拒否するかの情報を入力することとしてもよい。例えば,電子チケットが使用された旨の報知を受けたメーカ端末4には,消費者が使用した電子チケットに関する種々の情報と,消費者が電子チケットを使用した店舗に関する種々の情報が表示される。これら各種情報を照合して,メーカ端末4の管理者が,電子チケットの使用を承認するか拒否するかを検討し,その検討結果をメーカ端末4に入力することとしてもよい。
また,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定は,メーカ端末4が自動で行うこととしてもよい。すなわち,メーカ端末4が,消費者が使用した電子チケットに関する種々の情報と,消費者が電子チケットを使用した店舗に関する種々の情報を解析して,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行うこともできる。
例えば,メーカ端末4には,ユーザ端末2に電子チケットを使用済みとするための情報が入力された時の位置情報と,消費者が電子チケットを使用することを選択した店舗の場所に関する情報が,管理サーバ1から報知されている。このため,メーカ端末4は,電子チケットが使用された位置情報と,店舗の場所に関する情報を照合することで,その店舗において実際に,電子チケットが使用されたことを確認できる。すなわち,チケットが使用された位置情報と,店舗の場所に関する情報が一致したときに,メーカ端末4は,その電子チケットの使用を承認する。他方,チケットが使用された位置情報と,店舗の場所に関する情報が不一致のときには,メーカ端末4は,その電子チケットの使用を拒否する。
また,例えば,メーカ端末4には,ステップS16において,ストア端末3から,電子チケットが実際に使用されたかどうかの確認結果と,電子チケットに応じた商品を実際に消費者に引き渡したかどうかの確認結果が,通知されている。このため,メーカ端末4は,ストア端末3から受信した確認結果に応じて,その店舗において実際に,電子チケットが使用されたか否かを確認できる。すなわち,メーカ端末4は,ストア端末3から,電子チケットが実際に使用を確認し,且つ,電子チケットに応じた商品を実際に消費者に引き渡したことを確認した旨の通知を得たときに,その電子チケットの使用を承認する。他方,メーカ端末4は,上記の確認結果通知を得られなかったときに,その電子チケットの使用を拒否する。
また,例えば,メーカ端末4には,ユーザ端末2に電子チケットを使用済みとするための情報が入力された日時に関する情報と,消費者が電子チケットを使用することを選択した店舗の営業時間に関する情報が,管理サーバ1から報知されている。このため,メーカ端末4は,電子チケットの使用日時と店舗の営業時間を照合して,使用日時と営業時間が一致する場合に,その電子チケットの使用を承認し,不一致の場合に,その電子チケットの使用を拒否することもできる。
また,例えば,メーカ端末4には,ユーザ端末2に電子チケットを使用済みとするための情報が入力された日時に関する情報と,電子チケットが実際に使用されたかどうかの確認結果がストア端末3に入力された日時に関する情報が通知されている。このため,メーカ端末4は,電子チケットの使用日時に関する情報と,ストア端末3に確認結果が入力された日時に関する情報が,所定の範囲(例えば60分位内)で一致する場合に,その電子チケットの使用を承認することができる。他方,メーカ端末4は,これらの日時に関する情報が不一致である場合に,その電子チケットの使用を拒否することができる。
また,例えば,図示は省略しているが,メーカ端末4は,ユーザ端末2から電子チケットに対応する商品を受け取った旨の情報を得ることとしてもよい。すなわち,電子チケットを使用した後,ユーザ端末2には,電子チケットの内容に対応した商品を受け取ったことの確認の入力を促す画面が表示される。消費者が,実際に商品を受け取ったことを確認したときに,ユーザ端末2に対してその旨を入力する。そして,ユーザ端末2は,消費者により入力された商品受取りの確認情報と,その入力日時を,メーカ端末4に対して直接的に,又は管理サーバ1を介して間接的に通知する。メーカ端末4は,このユーザ端末2から受信した確認情報及びその入力日時に基づいて,電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定することもできる。例えば,メーカ端末4は,ユーザ端末2から商品受取りの確認情報の通知を受けたときに,電子チケットの使用を承認することとしてもよい。また,例えば,メーカ端末4は,ユーザ端末2から商品受取りの確認情報の通知を受け,且つ,ストア端末3から商品引渡しの確認情報の通知を受けたときに,電子チケットの使用を承認することとしてもよい。また,メーカ端末4は,ユーザ端末2から商品受取りの確認情報が入力された日時と,ストア端末3に商品引渡しの確認情報が入力された日時が,所定の範囲(例えば60分以内)で一致する場合に,その電子チケットの使用を承認することとしてもよい。
なお,この電子チケットの使用の承認/拒否を判定するステップは,メーカ端末4の管理者であるメーカに対し,商取引におけるイニシアチブを与えるために設けられたものである。このため,電子チケットを承認するか拒否するかの判定は,上記した判定基準に限らず,様々な判定基準にて行うことができる。
続いて,ステップS19において,メーカ端末4は,ステップS18における判定結果を,消費者が電子チケットを使用することを選択した店舗のストア端末3に対して通知する。すなわち,メーカ端末4は,店舗選択情報により特定される店舗のストア端末3に対して,直接的に又は管理サーバ1を介して間接的に,ステップS18における判定結果を通知する。例えば,メーカ端末4は,使用された電子チケットに関する情報(電子チケットのID情報等)と共に,その電子チケットの使用を承認するか,それとも拒否するかの判定結果を通知する。また,例えば,メーカ端末4は,ステップ18において,複数の電子チケットに対する承認/拒否の判定をまとめて行い,複数の電子チケットのうち,承認する枚数と拒否する枚数を,ストア端末3に通知することとしてもよい。
ステップS20において,ストア端末3は,メーカ端末4から通知された電子チケットに対する承認/拒否の判定結果を受信する。ストア端末3の表示画面には,電子チケットに関する情報(電子チケットのID情報等)と,使用の承認/拒否の判定結果と共に,その判定を行ったメーカ端末4に関する情報が表示される。例えば,ストア端末3の表示画面には,メーカ端末4の管理者であるメーカの電話番号やメールアドレスなどが表示される。このため,ストア端末3を管理者は,電子チケットの使用の承認/拒否の判定結果に不服がある場合には,メーカ端末4の管理者であるメーカに対して問い合わせを行うことも可能である。
図6に示されるように,上記ステップS9〜ステップS20における電子チケットの使用フェーズが完了した段階で,電子チケットの使用を承認したメーカは,電子チケットの内容に対応する商品を販売した店舗の小売業者に対して,販売手数料の支払いを行う。例えば,メーカは,既定日に小売業者に対して,費用の振込を行えばよい。このように,本発明によれば,商品に対する対価が消費者からメーカに対して直接支払われ,対価を受け取ったメーカが,商品を販売した店舗に対し費用を支払うといったような,新しい商取引の仕組みを創り出すことができる。
続いて,図7及び図8を参酌して,図6に示されたステップS11(電子チケットの使用ステップ)の好ましい形態について説明する。ただし,電子チケットの使用方法は,下記の形態に限定されるものではない。
ユーザ端末2の制御部24は,図6に示されたステップS9において,記憶部22に記憶されている複数の電子チケットの中から,ユーザによる選択に応じて,一の電子チケットを読み出している。このとき,ユーザ端末2の制御部24は,タッチパネルディスプレイ23に,記憶部22に記憶されている複数の電子チケットの一覧画像(例えば本体画像Aと切離画像Bを連結した画像)を表示し,ユーザに対して,所望の電子チケットをタッチ選択することを促すこととしてもよい。ユーザにより一の電子チケットが選択(タッチ)されると,その選択指令に応じて,制御部24は,記憶部22から一の電子チケットを読み出す。
そして,図7に示されるように,電子チケットの使用ステップ(ステップS11)において,まず,ユーザ端末2の制御部24は,位置情報取得部25に対しGPS衛星から電波送信時間情報を取得するよう指令を送出し,取得した時間情報に基づいて,ユーザ端末2の所在位置の緯度経度に関する情報を算出する(ステップS11−1)。なお,ユーザ端末2の位置情報の取得処理は,電子チケットを読み出す処理を行った後に行うこととしてもよいし,電子チケットを読み出す処理の前に行うこととしてもよい。例えば,位置情報の取得処理は,電子チケットアプリケーション22aの起動と同時に行うことも可能である。
ユーザ端末2の制御部24は,記憶部22から一の電子チケットを読み出した後,当該電子チケットに含まれる本体画像データ及び切離画像データを解析し,タッチパネルディスプレイ23のディスプレイ部23aに表示する(ステップS11−2)。このとき,制御部24は,本体画像Aと切離画像Bが連結した状態で表示されるように,タッチパネルディスプレイ23のディスプレイ部23aを制御する。図8(a)には,タッチパネルディスプレイ23のディスプレイ部23aに,本体画像Aと切離画像Bが連結した状態で表示された例が示されている。図8(a)に示されるように,本体画像Aにおける切離画像Bとの境界部分や,切離画像Bにおける本体画像Aとの境界部分には,切り取り線が描画されていることが好ましい。図8(a)に示された例では,本体画像Aの下方に切離画像Bが連結されているが,切離画像Bは,本体画像Aの上方,左方,又は右方等のいずれの方向に連結して表示されるものであってもよい。
続いて,ユーザ端末2の制御部24は,読み出した電子チケットに含まれる有効期間に関する情報と,電子チケットを読み出した日時とを照会し,電子チケットを読み出した時点において,その電子チケットが有効期間内のものであるか否かを判断する(ステップS11−3)。制御部24は,電子チケットが有効期間内のものであると判断した場合には,次のステップS11−4における処理を行う。他方,制御部24は,電子チケットが有効期間内のものでないと判断した場合には,電子チケットの利用が出来ないとして処理を終了する(END)。電子チケットが有効期間内のものでない場合に,制御部24は,タッチパネルディスプレイ23のディスプレイ部23aに,有効期間外である旨を知らせる表示しても良いし,有効期間外となった電子チケットを記憶部22から削除することとしてもよい。
電子チケットが有効期間内である場合,ユーザ端末2の制御部24は,タッチパネルディスプレイ23のタッチスクリーン部23bにより,切離画像Bを表示する領域において,スライド入力が検出されたか否かを判断する(ステップS11−4)。ここにいう,スライド入力とは,ユーザによるタッチ座標の入力が継続したまま所定方向にスライドする動作を意味する。スライド入力には,例えば,ユーザの指がタッチスクリーン部23bの操作面上に接触したまま所定距離移動するいわゆるドラッグ入力や,ユーザの指がタッチスクリーン部23bの操作面上の1点を指示してからそのまま任意の方向に素早く弾かれるいわゆるフリック入力も含まれる。
つまり,制御部24は,まず,タッチパネルディスプレイ23におけるディスプレイ部23aの表示情報と,タッチスクリーン部23bからの検出情報に基づき,ユーザがタッチスクリーン部23bをタッチした初期座標が,切離画像Bが表示されているディスプレイ部23aの領域に含まれるものであるか否かを判断する。タッチの初期座標が切離画像Bの表示されている領域に含まれると判断した場合,制御部24は,タッチ入力が継続したまま,所定方向にスライドする操作が行われたか否かを判断する。ここで,スライド操作の「所定方向」は,本体画像Aから切離画像Bを切り離す方向,すなわち切離画像Bが本体画像Aから離間する方向であることが好ましい。制御部24は,所定方向へのスライド入力を検出した場合,次のステップS11−5における処理を行う。他方,制御部24は,所定方向へのスライド入力を検出されなかった場合,ステップS11−2に戻り,本体画像Aと切離画像Bを連結させた状態の画像表示を継続する。なお,一度,電子チケットが有効期間内であると判断された場合には,ステップS11−3における処理を省略できる。
切離画像Bを表示する領域において上記スライド入力が検出された場合,ユーザ端末2の制御部24は,電子チケットに含まれる利用可能位置の情報と,位置情報取得部25によって取得したユーザ端末2の位置情報を照合し,チケット利用時におけるユーザ端末2の位置が,電子チケットの利用可能位置に含まれるか位置にあるか否かを判断する(ステップS11−5)。制御部24は,ユーザ端末2の位置が電子チケットの利用可能位置に含まれると判断した場合,ステップS11−6における処理を行う。他方,ユーザ端末2の位置が電子チケットの利用可能位置に含まれないと判断した場合,ステップS11−2に戻り,本体画像Aと切離画像Bを連結させた状態の画像表示を継続する。これにより,ユーザが,電子チケットを利用できる地域(例えばサービスが提供される店舗内)以外の場所で,誤って電子チケットに含まれる本体画像Aから切離画像Bを切り離す操作を行った場合であっても,その電子チケットが利用済みであるとして管理サーバ1に認識されてしまう事態を防止できる。
ただし,上記したステップS11−5における処理は,必ずしも行う必要はない。このため,ユーザ端末2には位置情報取得部25が含まれていなくてもよいし,電子チケットには利用可能位置に関する情報が含まれていなくてもよい。あえて,利用可能位置(例えばサービスが提供される店舗)以外の場所においても,本体画像Aから切離画像Bを切り離す操作を行うことができるようにし,電子チケットが無効となるようにすることで,より実際の紙製チケット券に近いリアリティのある電子チケットをユーザに提供できる。この場合,例えば,図8(a)に示されるように,切離画像Bには切り離しを行うと無効になる旨を記載しておくとよい。
ユーザ端末2の制御部24は,切離画像Bを表示する領域においてスライド入力が検出され,かつユーザ端末2の位置が電子チケットの利用可能位置に含まれると判断した場合に,タッチパネルディスプレイ23におけるディスプレイ部23aを制御し,本体画像Aから切離画像Bを切り離す表示を行う(ステップS11−6)。図8(b)及び図8(c)には,図6(a)に示された本体画像Aと切離画像Bが連結した状態から,切離画像Bが切り離される様子が示されている。例えば,制御部24は,記憶部22に記憶されている電子チケットアプリケーション22aに従い,本体画像Aから切離画像Bを切り離すアニメーションを再生することとしてもよい。例えば,記憶部22の一時記憶領域に,本体画像と連結した状態の切離画像(例えば図8(a)に示されるもの),本体画像から切り離され静止した状態の切離画像(例えば図8(c)に示されるもの),及び連結した状態から静止した状態に至るまでの湾曲した複数の切離画像(例えば図8(b)に示されるもの)等を記憶しておき,スライド入力の検出に基づいて,上記複数の画像から構成されるアニメーションを再生し,実際に本体画像Aから切離画像Bを「もぎる」操作が行われたように表示を行う。
また,本体画像Aから切離画像Bを切り離すアニメーションは複数のパターンで記憶部22に記憶されていてもよい。例えば,制御部24は,スライド入力が行われた第1の方向を検出した場合には,その第1の方向に応じた第1のアニメーションを再生し,スライド入力が行われた第2の方向を検出した場合には,その第2の方向に応じた第2のアニメーションを再生する処理を行なっても良い。
続いて,ユーザ端末2の制御部24は,本体画像Aから切離画像Bを切り離す表示が行われた後に,電子チケットの使用済データを生成する(ステップS11−7)この使用済データには,例えば,電子チケットが利用された旨の情報や,利用された電子チケットのID情報(識別No),電子チケットの利用日時,利用場所,電子チケットを利用したユーザのユーザ情報が含まれる。生成された使用済データは,通信部21を介して,管理サーバ1へと送信される(ステップS11−8)。
また,ユーザ端末2の制御部24は,使用済データの生成後,記憶部22に格納されている利用履歴テーブル22bの更新処理を行う(ステップS11−9)。利用履歴テーブル22bは,ユーザにより利用された電子チケットのID情報(識別No)や,電子チケットに含まれる本体画像データへのリンク情報,電子チケットが利用済であるか否かに関する情報,電子チケットの利用日時,利用場所,及び利用回数等が関連付けて登録されている。そこで,生成した使用済データを用いて,利用した電子チケットに関し,利用履歴テーブル22bに登録されている各種情報を更新する。このとき,記憶部22に記憶されている電子チケットの本体画像データへのリンク情報を,利用した電子チケットに関連付けて登録する。制御部24は,ユーザからの要求に応じ,利用履歴テーブル22bに登録されている情報をタッチパネルディスプレイ23に表示できる。このとき,利用履歴テーブル22bに登録されている本体画像データへのリンク情報に基づいて,その本体画像データを記憶部22から読み出し,電子チケットの利用日時等の情報と併せて,本体画像Aをタッチパネルディスプレイ23に表示することが好ましい。
また,ユーザ端末2の制御部24は,使用済データが生成された電子チケットに関し,記憶部22に記憶されている切離画像データを,その記憶領域から削除する(ステップS11−10)。これにより,ユーザ端末2からは切離画像データがなくなり,ユーザは切離画像Bをタッチパネルディスプレイ23に表示できなくなる。通常の紙製チケット券を想定すると,チケット券から切り離された半券部分は,チケット券を利用した店舗のスタッフによって回収され,ユーザの手元には残らない。そこで,電子チケットの利用完了後においても,電子チケットに含まれる本体画像データのみを記憶部22に残しておき,切離画像データを削除することにより,ユーザは,実際の紙製チケット券を利用した状況に似た感覚を得ることができる。
上記切離画像データを記憶部22から削除する処理が完了した段階で,ユーザ端末2における電子チケットの利用に関する処理は終了する(END)。
他方,管理サーバ1は,ステップS11−8においてユーザ端末2から送信された使用済データを,サーバ用通信部12を介して受信する(ステップS11−11)。管理サーバ1は,受信した使用済データに基づいて,利用履歴データベース13を更新する(ステップS11−12)。すなわち,利用履歴データベース13には,本電子チケットシステムを利用可能なユーザに関するユーザ情報や,各電子チケットの利用履歴などが関連付けて記憶されている。例えば,使用済データを参照し,電子チケットの利用履歴を更新することで,使用済データを生成したユーザ端末2を保有するユーザが,どの電子チケットを利用したのかを管理できる。これにより,例えば,一度電子チケットを利用したユーザは,同じ電子チケットを使用できないようにする等の利用制限を設定することも可能である。また,使用済データに含まれる情報に基づいて利用履歴データベース13を更新しておけば,どのユーザがどの電子チケットを利用したかを把握することができるため,利用履歴データベース13に蓄積された情報を解析して,各ユーザの興味がある事柄を類推できる。
上記利用履歴データベース13を更新する処理が完了した段階で,管理サーバ1における電子チケットの利用に関する処理は終了する(END)。
以上,本発明に係る電子チケットシステム,電子商取引方法,及びプログラムの一例を説明したが,上記の説明は本発明の一実施形態を示すものであり,本発明はこれに限定されるものではない。すなわち,本発明は,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,電子チケットシステム及び電子チケットシステムを利用した電子商取引方法等に関する。従って,本発明は,電子チケットを利用して取引可能な商品の製造産業や,当該商品の流通産業において,好適に利用し得る。
1…管理サーバ
2…ユーザ端末
3…ストア端末
4…メーカ端末

Claims (5)

  1. 電子チケットを記憶するためのデータベースを備えた管理サーバ(1)と,
    前記電子チケットが配信されるユーザ端末(2)と,
    前記電子チケットを使用できる店舗の管理者が利用するストア端末(3)と,
    前記電子チケットの生成を前記管理サーバに依頼可能なメーカ端末(4)とが,
    情報通信回線を通じて相互に通信可能に接続された電子チケットシステムを利用した
    電子商取引方法であって,
    前記電子チケットには,少なくとも,ID情報と,当該電子チケットを使用可能な一又は複数の店舗に関する店舗情報と,当該電子チケットの生成を依頼したメーカ端末(4)に関する情報が記録されており,
    前記管理サーバ(1)が,前記ユーザ端末(2)に対し,前記電子チケットを配信する配信ステップと,
    前記ユーザ端末(2)に,前記電子チケットに記録された前記店舗情報の中から,当該電子チケットを使用する一の店舗情報を選択する店舗選択情報が入力される店舗選択ステップと,
    前記ユーザ端末(2)に,前記電子チケットを使用済みにするための情報が入力される使用ステップと,
    前記ユーザ端末(2)が,前記使用ステップの後に,前記管理サーバ(1)に対し,使用済みとされた電子チケットのID情報と前記店舗選択情報を通知する使用通知ステップと,
    前記管理サーバ(1)が,前記使用通知ステップにおいて前記ユーザ端末(2)から受信した情報に基づいて,前記使用済みとされた電子チケットの生成を依頼したメーカ端末(4)に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報と,前記店舗選択情報により特定される店舗に関する店舗情報とを報知する報知ステップと,を含む
    電子商取引方法。
  2. 前記報知ステップにおいて報知がなされた前記メーカ端末(4)が,前記電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行う判定ステップと,
    前記報知ステップにおいて報知がなされた前記メーカ端末(4)が,前記店舗選択情報により特定される店舗のストア端末(3)に対して,直接的に又は前記管理サーバ(1)を介して間接的に,前記判定ステップにおける判定結果を通知する判定結果通知ステップと,をさらに含む
    請求項1に記載の電子商取引方法。
  3. 前記使用ステップにおいて,前記ユーザ端末(2)は,前記電子チケットを使用済みにするための情報が入力された時の位置情報を取得し,
    前記使用通知ステップにおいて,前記ユーザ端末(2)は,前記位置情報を前記管理サーバ(1)に通知し,
    前記報知ステップにおいて,前記管理サーバ(2)は,前記位置情報を前記メーカ端末(4)に報知し,
    前記判定ステップにおいて,前記管理サーバ(2)は,前記位置情報と前記前記店舗選択情報により特定される店舗の所在地に関する情報とを照合することにより,前記電子チケットの使用を承認するか拒否するかの判定を行う
    請求項2に記載の電子商取引方法。
  4. 電子チケットを記憶するためのデータベースを備えた管理サーバ(1)と,
    前記電子チケットが配信されるユーザ端末(2)と,
    前記電子チケットを使用できる店舗の管理者が利用するストア端末(3)と,
    前記電子チケットの生成を前記管理サーバに依頼可能なメーカ端末(4)とが,
    情報通信回線を通じて相互に通信可能に接続された
    電子チケットシステムであって,
    前記電子チケットには,少なくとも,ID情報と,当該電子チケットを使用可能な一又は複数の店舗に関する店舗情報と,当該電子チケットの生成を依頼したメーカ端末(4)に関する情報が記録されており,
    前記管理サーバ(1)が,
    前記ユーザ端末(2)に対し,前記電子チケットを配信する手段を有し,
    前記ユーザ端末(2)が,
    前記電子チケットに記録された前記店舗情報の中から,当該電子チケットを使用する一の店舗情報を選択する店舗選択情報を入力するための手段と,
    前記電子チケットを使用済みにするための情報を入力するための手段と,
    前記管理サーバ(1)に対し,使用済みとされた電子チケットのID情報と前記店舗選択情報を通知するための手段と,を有し,
    前記管理サーバ(1)が,さらに,
    前記ユーザ端末(2)から受信した情報に基づいて,前記店舗選択情報により特定される店舗のストア端末(3)に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報を報知するための手段と,
    前記ユーザ端末(2)から受信した情報に基づいて,前記使用済みとされた電子チケットの生成を依頼したメーカ端末(4)に対し,少なくとも当該電子チケットのID情報と,前記店舗選択情報により特定される店舗の管理者が利用するストア端末(3)に関する情報とを報知するための手段と,を有する
    電子チケットシステム。
  5. 携帯情報端末を,請求項4に記載の電子チケットシステムにおける前記ユーザ端末(2)として機能させるための
    プログラム。
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