JP2015529774A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、それぞれ1次側(3)及び2次側(4)を少なくとも1つの高電圧発生器(2)と、1次側(3)に接続可能な電気エネルギ源(5)と、高電圧発生器(2)を介して2次側(4)へ伝送される電流が供給されるように構成されたスパークギャップ(6)とを含み、高電圧発生器(2)は、2次側(4)へ電気エネルギを伝送するバイパス(7)を含む、点火装置に関する。本発明では、バイパス(7)は、高電圧発生器(2)の2次コイル(9)において予め定められた時点から又は電流の予め定められた電流強度から減衰する電気信号を支えるように構成されている。

Description

本発明は、内燃機関用点火装置に関する。本発明は特に、燃焼させにくい、ターボチャージされた希薄混合気(λ>>1、リーン成層コンセプト、高AGRレート)を用いた、大きな要求が課される内燃機関用の点火装置に関する。
従来技術
GB717676には、点火装置用の昇圧トランスが示されている。ここでは、昇圧トランスによって形成されるスパークに電気エネルギを供給するために、昇圧型コンバータのタイプに応じて、振動スイッチを介して制御される回路部が使用されている。
WO2009/106100A1には、高電圧キャパシタ点火装置に対応するように構成された回路装置が示されている。ここでは、キャパシタに蓄積されたエネルギが、一方ではトランスの1次側へ供給され、他方ではダイオードを含むバイパスを介してスパークギャップへ供給される。
US2004/000878A1には、複数のキャパシタを含む2次側の蓄積器を充電し、トランスによって形成されるスパークに電気エネルギを供給する形式の点火装置が示されている。
WO9304279A1には、2つのエネルギ源を含む点火装置が示されている。第1のエネルギ源は、トランスを介して電気エネルギをスパークギャップへ伝送する。一方、第2のエネルギ源は、トランスの2次側端子と電気的アースとの間に配置されている。
公知のように、内燃機関用点火装置は、高電圧発生器、例えば昇圧トランスを基礎としており、この高電圧発生器によって車両バッテリ又はジェネレータからのエネルギが高電圧へ変換され、この高電圧が内燃機関内の可燃性混合気への点火のためにスパークギャップへ供給される。このためには、昇圧トランスを通って流れる電流を急遮断し、昇圧トランスの磁界に蓄積されていたエネルギをスパークの形態で放電させる。可燃性混合気への確実な点火を保証するために、従来技術では、所定のスパークイベントの位置に点火可能な混合気が存在している確率を高めるべく、複数のスパークイベントを時間的に連続して有する点火装置が公知である。
ただし、従来技術からは、フラッシュオーバ過程に利用される全電気エネルギを高電圧発生器に蓄積しておかなければならず、このため、高電圧発生器が嵩高となり、大きなコストと構造スペースとが必要となるという問題が知られている。
高電圧発生器の放電特性のために、特にフラッシュオーバの開始時には、スパークギャップの電極を腐食させるほど高い電流が流れることがある。この場合、スパークの確実化にとって、そこまで高い電流は物理的には必要ない。つまり、フラッシュオーバに必要な持続時間においてのみ、上述した欠点の解決が保証されればよいのである。
したがって、本発明の課題は、上述した従来技術の欠点を解消することである。
発明の開示
こうした課題は、本発明の点火装置、及び、本発明の点火スパークを形成及び維持する方法によって解決される。
従来技術から公知のように、点火装置は、それぞれ1次側及び2次側を有する高電圧発生器、例えば昇圧トランスと、高電圧発生器の1次側に接続された電気エネルギ源と、高電圧発生器の2次側に接続されたスパークギャップとを含む。高電圧発生器の基本的な動作方式は従来技術から公知であるので、ここで詳細には説明しない。また、従来技術から公知のごとく、スパークギャップは、高電圧発生器を介して2次側へ伝送される電流が供給されるように構成されている。この場合、スパークギャップは例えば点火プラグ内に配置可能である。
形成されたアークを維持するには、初期的な形成に必要な電圧よりも小さい電圧がスパークギャップにかかればよいので、本発明では、電気エネルギ源からの電気エネルギを、高電圧発生器を迂回して2次側へ伝送するバイパスが設けられる。本発明のバイパスとは、種々の回路群であってよく、その詳細については後述する。従来技術から知られる欠点を解消するために、バイパスは、高電圧発生器がスパークギャップに形成したアークを、高電圧発生器に蓄積されている磁気エネルギによって可能となるよりも長い時間にわたって確実に維持するように構成されている。つまり、本発明によれば、バイパスは、高電圧発生器の2次コイルにおいて予め定められた時点から又は電流の予め定められた電流強度から減衰する電気信号を支えるように構成されている。
言い換えれば、本発明の点火装置には、時間測定及び/又は電流強度検出を行い、これらが予め定められた基準値に到達したことに応じて、バイパスに対して2次側の電気信号の出力をトリガする論理回路が設けられる。このようにすれば、有利には、30mAから100mAの範囲で変化する極性(電圧供給の極性)を有するスパーク電流で、0.5msから5msのスパーク持続時間が得られる。これにより、高電圧発生器を介して伝送されるエネルギひいては初期スパーク電流を著しく低減できる。よって、スパークギャップの電極での腐食が低減され、高電圧発生器を従来技術の場合よりも小さく構成できる。
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
有利には、高電圧発生器は、昇圧トランスとして構成され、1次側に1次コイル、2次側に2次コイルを有する。2つのコイルはトランスコア(例えば鉄板)を介して磁気的に相互に結合可能である。ここで、バイパスは、昇圧トランスの2次コイルにかかる変換電圧に加えられる所定の電圧を、付加的に昇圧トランスへ伝送するように構成される。このように、バイパスは付加的な電気エネルギをスパークギャップへ入力することによって、スパーク電流を「支える」ことができる。
これに代えて、高電圧発生器は、高電圧キャパシタ点火装置(HKZ装置)として構成されてもよい。こうした装置乃至他の高電圧発生装置及びその動作方式は従来技術から公知であるので、ここで詳細には立ち入らない。
また有利には、バイパスは、1つもしくは複数のエネルギ蓄積器(複数の場合、有利には、発生する複数の高電圧を共通に取り扱うことのできる構成を有する)、特に1つもしくは複数のキャパシタ(複数の場合、直列及び/又は並列に接続される)を含む。エネルギ蓄積器の第1の端子は高電圧発生器の2次側端子に接続され、さらに、エネルギ蓄積器の第2の端子が電気的アースに接続される。この場合、特に、電気エネルギ源とキャパシタとの間にインダクタンスが切り替え可能に設けられる。このようにすれば、バイパスに2次側のエネルギ蓄積器が形成され、これにより、高電圧発生器の2次コイルにおいて予め設定された時点から又は電流の予め定められた電流強度から減衰する電気信号を支えることができる。なお、添付図に則して後に詳細に説明するが、キャパシタの充電のために、電気エネルギ源とキャパシタとの間にインダクタンスを切り替え可能に設けることができる。キャパシタ及びインダクタンスは、スイッチが閉成されている場合には、キャパシタの第1の端子での電気的ポテンシャルの一時的増大を可能にする振動回路を形成する。特に、電流が最初インダクタンスを通って導通され、切り換え過程により、インダクタンスに蓄えられたエネルギがキャパシタへ強制的に放電されるケースでは、必要なエネルギを高電圧発生器内にバッファリングする必要なく、適切に選定された切り換え時間においてきわめて高い電圧を形成することができる。
さらに、有利には、インダクタンスとキャパシタとの間に、第1の非線形2極素子が、例えばキャパシタへ向かう順方向を有する第1のダイオードの形態で設けられる。こうした手段により、スイッチが閉成された際にエネルギがキャパシタからインダクタンスの方向へ「放出」してしまうことが防止される。なお、本発明において「ダイオード」に言及する場合、わかりやすくするために、非線形2極素子を表しているものと理解されたい。また、時には非線形2極素子としてのダイオードに電圧がかかることがあるが、この電圧が複数のモジュール、例えば複数のダイオードの直列接続によって確実かつ共通に克服されることは、当業者には明らかなはずである。
ここで、各ダイオードはツェナーダイオードとして構成することができる。状況により装置内に設けられるスイッチは、有利には非線形分岐において予め定められた第1の電流方向が予測される場合、所定の信号に応答して閉成され、非線形分岐において予め定められた第2の(反対向きの)電流方向が予測される場合、開放される。以下で説明するように、高電圧を印加するために有利には複数のダイオードが使用される場合にも、上述したことが当てはまる。なお、特には、インダクタンス及びダイオードの共通の端子と電気的アースとの間に、切り替え可能な接続部を設けることができる。このようにすれば、スイッチが閉成された際にインダクタンスを通る電流が誘導され、スイッチが開放された際にダイオードを介して電流がキャパシタへ伝送される。ここで、パルスオンオフ比及び/又は駆動周波数を適切に選定することにより、きわめて良好な効率で高電圧を形成することができる。
また有利には、例えば高電圧発生器の出力端子とキャパシタとの間に、シャント抵抗として構成される電流測定手段が設けられる。当該電流測定手段を例えばキャパシタと電気的アースとの間又はダイオード路内に配置して、2次側ループにおける臨界的な電流強度にバイパスが応動できるよう、バイパス内のスイッチに対して所定の信号を供給することができる。これに代えて又はこれに加えて、過電圧保護素子、例えばキャパシタに対して並列にダイオードを接続し、キャパシタの過電圧を防止してもよい。例えば、ツェナーダイオードを、過度に高い電圧の印加時にキャパシタを介して放電が行われるよう、阻止方向で使用することができる。
これに代えて又はこれに加えて、点火電流及び/又は点火エネルギに関する情報を得るために、例えばキャパシタを介した電圧測定及び/又はエネルギ測定を行ってもよい。
さらに有利には、インダクタンスを、1次側及び2次側を有する変換器乃至トランスとして構成できる。ここで、トランスの1次側の第1の端子は電気エネルギ源に接続され、1次側の第2の端子はスイッチを介して電気的アースに接続され、2次側の第1の端子は電気エネルギ源に接続され、2次側の第2の端子は上述したようにダイオードに接続される。このようにしたうえで変換比を適切に選定すれば、1次側に設けられるスイッチを2次側に流れる電流の切り換えのために利用できる。変換比に基づいて、スイッチの寸法設計のための有利な条件が得られ、ひいては、本発明の点火装置の確実な動作と点火装置の低コストの実現とが達成される。
また、本発明は、さらなる特徴として、内燃機関に対する点火スパークの形成方法も対象としている。本発明の方法では、まず、電気エネルギ源から取り出され、1次側及び2次側を有する高電圧発生器を介してスパークギャップへ供給される電気エネルギを用いて、点火スパークが形成される。本発明によれば、電気エネルギ源からバイパスを介して2次側へ伝送される電気エネルギにより、点火スパークが維持される。点火スパークを維持するための電気エネルギは、例えばキロヘルツ領域、有利には10kHzから100kHzまでの領域の、制御されたパルスシーケンスとして、電気エネルギ源から供給される。
上述したようにオンオフ比がキロヘルツ領域にあれば、高電圧発生器に蓄積されているエネルギがアークの確実な維持に充分でない場合にも、点火スパークの維持に利用される数千ボルトまでの領域の電圧を良好な効率で形成できる。ここから、本発明の適用により、電気点火装置の効率に関する利点、及び、新たな動作正常性の診断手段に関する利点が提供される。本発明の特徴的方法では、基本的利用についても、後述する有利な実施形態の利用についても、本発明の点火装置に関連して説明した構成が当てはまる。
有利には、点火スパークを維持するための電気エネルギは、高電圧発生器の2次側に対して直列又は並列の電圧として結合される。言い換えれば、高電圧発生器の2次コイルに接続されているバイパス内のカップリング部がループを形成しており、その電圧がスパークギャップに対して並列に生じる。
従来技術の点火電流と本発明の点火電流とを比較した時間特性図である。 本発明の点火装置の第1の実施例を示す回路図である。 図2の回路の電流時間特性と切り換えシーケンスとを示す図である。 本発明の点火装置の第2の実施例を示す回路図である。 本発明の点火装置の第3の実施例を示す回路図である。 図4,図5の回路の電流時間特性と切り換えシーケンスとを示す図である。
本発明の実施例
図1には、点火電流i、すなわち、スパークギャップにフラッシュオーバが発生したときに高電圧発生器としての昇圧トランスの2次コイル内を流れる電流の時間特性図が示されている。図1では、点火プラグの電極が腐食の増大によって損傷を起こしうるほど電流強度が高い領域103と、点火可能な混合気への点火のためのアークに必要な安定性が保証されないほど電流強度が低い領域104とが示されている。上述したように、従来技術の点火装置で形成される電流100は、急峻に上昇して、電極にとって危険な領域103にまで達しており、その後、(放電指数関数に対して近似的に)ほぼ線形に低下する。対して、本発明によれば、スパークギャップに供給されるエネルギが2つのエネルギ成分に分割されており、その1つは昇圧トランスを通って流れる点火スパーク形成のための電流であり、もう1つはバイパスを通って流れる点火スパーク維持のための電流である。
本発明では、バイパスが形成されない場合の電流は、従来技術に比べて寸法の小さい昇圧トランスがアークを形成した後、従来の2次側インダクタンスに比べて小さい2次側インダクタンスの放電に相応に急峻に低下し、発生直後に領域104へと「消滅」する(図1の101を参照)。対して、バイパスが形成される場合の電流の2次側の電流強度(厳密にはスパークギャップでの電流強度)は、格段に長い時間にわたって、臨界的な領域103,104の間に保持される(図1の102を参照)。当該バイパスが遮断されると、2次コイルに蓄積されていたエネルギが従来技術と同様に放電されるので、スパーク電流は急峻に低下する。このように、本発明では、全体電流が不安定領域104へ落ち込む時点が、公知の点火装置の電流強度特性100を有する電流に比べて、著しく遅延される。
図2には、図1の電流特性101,102を実現する回路が示されている。点火装置1は高電圧発生器としての昇圧トランス2を備えており、その1次側3には電気エネルギ源5から第1のスイッチ30を介して電気エネルギが供給される。昇圧トランス2の2次側4には、1次コイル8及び2次コイル9の誘導結合部を介して電気エネルギが供給される。2次側4には従来技術から公知のダイオード23がスイッチオンスパークを抑圧するために設けられており、このダイオード23は選択的な実施例ではダイオード21によって置換可能である。2次コイル9及びダイオード23を含むループには、電気的アース14に対してスパークギャップ6が設けられており、このスパークギャップ6に可燃性混合気を燃焼させるための点火電流iが供給される。
本発明によれば、電気エネルギ源5と昇圧トランス2の2次側4との間に、(一点鎖線の囲みで示された)バイパス7が設けられている。ここでは、インダクタンス15がスイッチ22及びダイオード16を介してキャパシタ10に接続されており、キャパシタ10の一方の端が2次コイル9に、他方の端が電気的アース14に接続されている。ここでのインダクタンス15は、電流を持続させるためのエネルギ蓄積器である。ダイオード16はキャパシタ10へ向かって導通するように配向されている。したがって、バイパス7の構成は昇圧型コンバータとほぼ同等である。キャパシタ10と2次コイル9との間には電流測定手段又は電圧測定手段としてのシャント抵抗19が設けられており、その測定信号はスイッチ22,27へ供給される。ここで、スイッチ22,27は、2次コイル9を通る電流iの電流強度が定められた範囲に入るようにする応動のために設けられている。一方のスイッチ22のダイオード16側の端子は、他方のスイッチ27を介して電気的アース14へ接続可能である。キャパシタ10を保護するために、ツェナーダイオード21がキャパシタ10に対して並列に阻止方向で接続されている。
また、スイッチング信号28,29は、スイッチ22,27が駆動されることを表す信号である。スイッチング信号28はオン状態すなわち点火サイクル全体にわたる「閉成状態の持続」を表し、スイッチング信号29はスイッチング信号28と同時の交流信号であり、「閉成」と「開放」との間の交番を表す。スイッチ22が閉鎖されると、電気エネルギ源5からインダクタンス15へ電流が供給される。この電流は、スイッチ22,27の閉鎖時には直接に電気的アース14へ流れるが、スイッチ27の開放時にはダイオード16及び端子35を介してキャパシタ10へ供給される。キャパシタ10へ流れる電流に応じて発生する電圧が、昇圧トランス2の2次コイル9を介して降下する電圧に加えられるので、スパークギャップ6でのアークが維持される。その際にキャパシタ10は放電し、これにより、スイッチ27が閉鎖されて、エネルギがインダクタンス15の磁界へ変換され、スイッチ27があらためて開放される際に当該エネルギが再びキャパシタ10へ充電される。
図2から見て取れるように、1次側3に設けられているスイッチ30の駆動時間31は、スイッチ22,27の駆動時間よりも格段に短い。当該過程については図3に則して詳細に説明する。なお、スイッチ22は本発明の過程に対して決定的な機能を担当してはおらず、回路をオンオフしているだけなので、付加的な要素であり、場合によっては省略も可能である。
図3のグラフaには、1次コイル電流iZSがスイッチ30(グラフcのスイッチング信号31を参照)の導通状態(「オン状態」)の期間において短時間で急激に上昇する様子が示されている。スイッチ30が遮断されると、1次コイル電流iZSは0Aへ低下する。グラフbには、図2の装置1でバイパスが形成される場合の2次コイル電流iの特性301とバイパスが形成されない場合の2次コイル電流iの特性300とが示されている。1次コイル電流iZSがスイッチ30の開放によって0となり、昇圧トランス内に蓄積されていた磁気エネルギがスパークギャップ6のアークとして放電されると、2次コイル電流iが発生するが、これはバイパスが形成されない場合(300)には急速に0へ低下する。対して、スイッチ22が閉鎖され(グラフdのスイッチング信号28を参照)、かつ、スイッチ27がパルス駆動される(グラフeのスイッチング信号29を参照)と、バイパスが形成され(301)、スパークギャップ6でほぼ一定の2次コイル電流iが得られる。2次コイル電流iはスパークギャップ6の燃焼電圧に依存して変化するが、ここではわかりやすくするために一定の燃焼電圧が出力されるものとする。スイッチ22,27双方が開放されることによりバイパス7が遮断されてはじめて、2次コイル電流iは0へ低下する。グラフbから、立ち下がりエッジが所定時間tHSS_aだけ遅延されることが見てとれる。ここでは、バイパスが用いられる全時間がtHSSで示されており、1次側のエネルギが昇圧トランス2へ供給される時間がtで示されている。時間tに対する時間tHSSの開始時点は可変に選定できる。
図4には、本発明の点火装置1の図2の回路の代替的実施例が示されている。回路の入力側、言い換えれば、電気エネルギ源5への端子には、保護部26が設けられている。また、入力電圧の安定化のために、キャパシタ17が、回路の入力側に対して並列に、又は、電気エネルギ源5に対して並列に、配置されている。さらに、インダクタンス15は、1次側15_1及び2次側15_2を有するトランスによって置換されている。ここで、1次側15_1は1次コイルを含み、2次側15_2は2次コイルを含む。トランスの第1の端子は、電気エネルギ源5と保護部26とに接続されている。この場合、1次側15_1の第2の端子はスイッチ27を介して電気的アース14に接続されており、2次側15_2の第2の端子はスイッチを介さずに直接にダイオード16に接続されている。
スイッチ27による1次側15_1の分岐での切り換え過程は、変換比に基づいて、2次側15_2にも作用する。また、トランス15の一方側の電流及び電圧は、変換比により、他方側の電流及び電圧に比べて増大乃至低減されるので、切り換え過程にとって有利なようにスイッチ27の寸法を設計することができる。例えば、小さな切り換え電圧を実現することにより、スイッチ27の構成を簡単かつ低コストにすることができる。なお、スイッチ27は、ドライバ25を介してスイッチ27に接続された駆動部24によって制御される。さらに、図2に示されているように、2次側電流i乃至キャパシタ10にかかる電圧を測定し、これらの電流乃至電圧をスイッチ27の駆動部24へ供給するためのシャント抵抗19も設けられている。駆動部24は制御信号SHSSを受け取り、この制御信号SHSSによって、バイパスを介した2次側へのエネルギ供給をオンオフする。ここで、バイパスを介して又は直接にスパークギャップへ導入される電気エネルギ量は、特にその周波数及び/又はパルスオンオフ比に関して、適切な制御信号によって制御される。
付加的に、以下では高電圧ダイオード33で表す非線形2極素子を、昇圧型コンバータに並列に接続してもよい。高電圧ダイオード33が高電圧発生器2を2次側で橋絡することにより、昇圧型コンバータの形態の(一点鎖線の囲みで示された)バイパス7を介して送出されるエネルギを、高電圧発生器2の2次コイル9を通すことなく、直接にスパークギャップ6へ供給できる。したがって、2次コイル9を介した損失は生じず、効率が向上する。図4の残りの要素は図2の要素に対応するので、繰り返しては説明しない。
図5には、図4の回路の別の代替的な実施例が示されている。ここでは、高電圧ダイオード33が、スパークギャップ6へ向かう順方向で、昇圧型コンバータの形態の(一点鎖線の囲みで示された)バイパス7のエネルギ蓄積器10とスパークギャップ6との間に配置されている。これにより、高電圧ダイオード33が高電圧発生器2を2次側で橋絡するので、バイパス7を通って送出されるエネルギを、高電圧発生器2の2次コイル9を通すことなく、直接にスパークギャップ6へ供給できる。したがって、2次コイル9を介した損失が生じず、効率が向上する。
図6には、a)点火コイル電流iZS、b)バイパス電流iHSS、c)スパークギャップ6にかかる出力側の電圧、d)図4の点火装置でバイパスが形成されない場合の2次コイル電流iの特性501及びバイパスが形成される場合の2次コイル電流iの特性502、e)スイッチ30のスイッチング信号31、f)バイパス7のパルス信号に対するスイッチ27のスイッチング信号32、が示されている。図3のグラフに関連して説明したことは、わかりやすくするために繰り返さない。
また、グラフb)には、本発明のバイパス7においてスイッチ27をパルス駆動した場合に生じる電流消費量も示されている。実際には、相応の電圧を形成し、許容可能な効率を実現するために、スイッチング周波数として数十kHzの領域のクロックレートが用いられる。例えば、可能領域の限界値として、10kHzから100kHzまでの領域における10000Hzの整数倍の値が挙げられる。スパークギャップへ出力されるエネルギを制御するには、相応の出力信号を形成するための信号29,32のオンオフ比を特に無段階式で制御することが推奨される。さらに、付加的なDC/DC変換器によって、本発明のバイパスにおける処理の前に、電気エネルギ源から送出される電圧を高めてもよい。なお、具体的な構成は、回路内部及び回路外の種々の境界条件に依存することを理解されたい。個々の目的に合わせて考慮すべき境界条件に適した設計を当業者が自ら行えることは、容易に理解されるはずである。
本発明は特に以下の各発明を対象としている。
[第1発明]
点火装置(1)であって、
それぞれ1次側(3)及び2次側(4)を有する少なくとも1つの高電圧発生器(2)と、
前記1次側(3)に接続可能な電気エネルギ源(5)と、
前記高電圧発生器(2)を介して前記2次側(4)へ伝送される電流が供給されるように構成されたスパークギャップ(6)と
を含む、
点火装置において、
前記高電圧発生器(2)は、前記2次側(4)へ電気エネルギを伝送するバイパス(7)を含む、
ことを特徴とする点火装置。
[第2発明]
前記高電圧発生器(2)は、昇圧トランスとして構成されており、かつ、1次側に1次コイル(8)及び2次側に2次コイル(9)を有しており、
前記バイパス(7)は、前記2次コイル(9)にかかる電圧に加えられる所定の電圧、又は、前記2次コイル(9)に対して並列に供給される所定の電圧を形成するように構成されており、
特に、前記電気エネルギ源(5)に対して並列に入力側キャパシタ(17)が設けられている、
第1発明記載の点火装置。
[第3発明]
前記バイパス(7)は、エネルギ蓄積器(10)、例えばキャパシタを含んでおり、
特に、前記エネルギ蓄積器の第1の端子が前記高電圧発生器(2)の2次側端子に接続されており、かつ、前記エネルギ蓄積器の第2の端子が電気的アース(14)に接続されており、
特に、前記電気エネルギ源(5)と前記エネルギ蓄積器(10)との間に、有利には切り替え可能に、インダクタンス(15)が設けられている、
第1発明又は第2発明記載の点火装置。
[第4発明]
前記インダクタンス(15)と前記エネルギ蓄積器(10)との間に、第1の非線形2極素子(16)が、例えば第1のダイオードの形態で、設けられており、前記第1の非線形2極素子(16)は前記キャパシタ(10)へ向かう順方向を有しており、
特に、前記インダクタンス(15)及び前記第1の非線形2極素子(16)の共通の端子(35)と電気的アース(14)との間に、切り替え可能な接続部が設けられている、
第1発明から第3発明までのいずれか1つの発明記載の点火装置。
[第5発明]
電流測定手段(19)及び/又は電圧測定手段及び/又は電力測定手段として、特に、点火電流又はエネルギ蓄積器(10)を介した電圧を測定するシャント抵抗が設けられており、該シャント抵抗は、前記バイパス(7)内の少なくとも1つのスイッチ(22,27)を駆動する信号を供給するように構成されており、及び/又は、
第2の非線形2極素子(21)が、特には第2のダイオードの形態で、前記エネルギ蓄積器(10)の過電圧保護のために、前記エネルギ蓄積器(10)に対して並列に接続されている、
第1発明から第4発明までのいずれか1つの発明記載の点火装置。
[第6発明]
前記インダクタンス(15)は、1次側(15_1)及び2次側(15_2)を有する変換器として構成されており、
前記1次側(15_1)の第1の端子は前記電気エネルギ源(5)に接続されており、前記1次側(15_1)の第2の端子はスイッチ(27)を介して電気的アース(14)に接続されており、
前記2次側(15_2)の第1の端子は前記電気エネルギ源(5)に接続されており、前記2次側(15_2)の第2の端子は前記第1の非線形2極素子(16)に接続されている、
第3発明から第5発明までのいずれか1つの発明記載の点火装置。
[第7発明]
前記バイパス(7)は昇圧型コンバータを含み、及び/又は、
前記高電圧発生器(2)の2次側に、第3の非線形2極素子(33)による橋絡部が設けられており、特に前記第3の非線形2極素子(33)は第3のダイオードの形態で構成されている、
第1発明から第6発明までのいずれか1つの発明記載の点火装置。
[第8発明]
内燃機関に対する点火スパークの形成方法であって、
電気エネルギ源(5)から取り出され、1次側(3)及び2次側(4)を有する高電圧発生器(2)を介してスパークギャップ(6)へ供給される電気エネルギを用いて、点火スパークを形成するステップを含み、
特に、前記高電圧発生器(2)は昇圧トランスである、
方法において、
前記電気エネルギ源(5)からバイパス(7)を介して前記2次側(4)へ伝送される電気エネルギにより、前記点火スパークを維持するステップを含む
ことを特徴とする方法。
[第9発明]
前記点火スパークを維持するための前記電気エネルギは、前記高電圧発生器(2)の2次側(4)に対して直列又は並列の電圧として結合され、
前記点火スパークを維持するための前記電気エネルギは、特にキロヘルツ領域、有利には10kHzから100kHzまでの領域にある、制御されたパルスシーケンスとして、電気エネルギ源(5)から供給される、
第8発明記載の方法。
[第10発明]
前記点火スパークを維持するための前記電気エネルギは、前記バイパス(7)内の昇圧型コンバータを介して前記スパークギャップ(6)へ到達する、
第8発明又は第9発明記載の方法。
本発明の中心的なアイデアは、公知の点火装置の昇圧トランスにまとめられていた2つの機能を、高電圧発生器の適切な設計と電気エネルギの効率的利用とを目的として、有利に分割するということである。このために、従来技術と同様に点火スパークを形成する高電圧発生器と、スパークギャップで形成されるアークを維持するバイパスとが設けられる。この場合、バイパスは、例えば高電圧発生器の1次側などの電気エネルギ源からのエネルギを取り入れて、トランス電圧の立ち下がりエッジを支え、燃焼電圧を下回る電圧への低下を遅延させる。なお、当業者は、本発明のバイパスの有利な実施例を昇圧型コンバータのタイプに応じて動作する回路構造として認識できるはずである。ここで、昇圧型コンバータの入力側は、電気エネルギ源に対して並列に接続され、昇圧型コンバータの出力側は高電圧発生器の2次側に対して直列又は並列に配置される。本発明における「電気エネルギ源」とは、種々の形態で構成可能であり、例えば別のエネルギ変換装置(DC/DC変換器)を含むものであってよい。本発明のアイデアが物体としてのエネルギ源に限定されないことは、当業者には明らかであろう。
本発明の特徴及び態様を図示の有利な実施例に則して詳細に説明したが、特許請求の範囲に規定されている本発明の権利範囲から離れることなく、実施例の特徴の任意の修正乃至組み合わせが可能であることは、当業者には容易に理解されるはずである。
図3のグラフaには、1次コイル電流iZSがスイッチ30(グラフcのスイッチング信号31を参照)の導通状態(「オン状態」)の期間において短時間で急激に上昇する様子が示されている。スイッチ30が遮断されると、1次コイル電流iZSは0Aへ低下する。グラフbには、図2の装置1でバイパスが形成される場合の2次コイル電流iの特性301とバイパスが形成されない場合の2次コイル電流iの特性300とが示されている。1次コイル電流iZSがスイッチ30の開放によって0となり、昇圧トランス内に蓄積されていた磁気エネルギがスパークギャップ6のアークとして放電されると、2次コイル電流iが発生するが、これはバイパスが形成されない場合(300)には急速に0へ低下する。対して、スイッチ22が閉鎖され(グラフdのスイッチング信号28を参照)、かつ、スイッチ27がパルス駆動される(グラフeのスイッチング信号29を参照)と、バイパスが形成され(301)、スパークギャップ6でほぼ一定の2次コイル電流iが得られる。2次コイル電流iはスパークギャップ6の燃焼電圧に依存して変化するが、ここではわかりやすくするために一定の燃焼電圧が出力されるものとする。スイッチ22,27双方が開放されることによりバイパス7が遮断されてはじめて、2次コイル電流iは0へ低下する。グラフbから、立ち下がりエッジが所定時間tHSS_aだけ遅延されることが見てとれる。ここでは、バイパスが用いられる全時間がtHSSで示されており、1次側のエネルギが昇圧トランス2へ供給される時間がtで示されている。時間tに対する時間 HSS_a の開始時点は可変に選定できる。
付加的に、以下では高電圧ダイオード33で表す非線形2極素子を、高電圧発生器2の2次コイルに並列に接続してもよい。高電圧ダイオード33が高電圧発生器2を2次側で橋絡することにより、昇圧型コンバータの形態の(一点鎖線の囲みで示された)バイパス7を介して送出されるエネルギを、高電圧発生器2の2次コイル9を通すことなく、直接にスパークギャップ6へ供給できる。したがって、2次コイル9を介した損失は生じず、効率が向上する。図4の残りの要素は図2の要素に対応するので、繰り返しては説明しない。

Claims (13)

  1. 点火装置(1)であって、
    それぞれ1次側(3)及び2次側(4)を有する少なくとも1つの高電圧発生器(2)と、
    前記1次側(3)に接続可能な電気エネルギ源(5)と、
    前記高電圧発生器(2)を介して前記2次側(4)へ伝送される電流が供給されるように構成されたスパークギャップ(6)と
    を含み、
    前記高電圧発生器(2)は、前記2次側(4)へ電気エネルギを伝送するバイパス(7)を含む、
    点火装置において、
    前記バイパス(7)は、前記高電圧発生器(2)の2次コイル(9)において予め定められた時点から又は前記電流の予め定められた電流強度から減衰する電気信号を支えるように構成されている
    ことを特徴とする点火装置。
  2. 2次側のループの臨界的な電流強度に前記バイパス(7)を応動させるための信号を前記バイパス(7)内のスイッチ(27)へ供給するように構成された、電流測定手段(19)及び/又は電圧測定手段及び/又は電力測定手段が設けられている、
    請求項1記載の点火装置。
  3. 前記高電圧発生器(2)は、昇圧トランスとして構成されており、かつ、1次側に1次コイル(8)を有しており、
    前記バイパス(7)は、前記2次コイル(9)にかかる電圧に加えられる所定の電圧、又は、前記2次コイル(9)に対して並列に供給される所定の電圧を形成するように構成されており、
    特に、前記電気エネルギ源(5)に対して並列に入力側キャパシタ(17)が設けられている、
    請求項1又は2記載の点火装置。
  4. 前記バイパス(7)は、エネルギ蓄積器(10)、例えばキャパシタを含んでおり、
    特に、前記エネルギ蓄積器の第1の端子が前記高電圧発生器(2)の2次側端子に接続されており、かつ、前記エネルギ蓄積器の第2の端子が電気的アース(14)に接続されており、
    特に、前記電気エネルギ源(5)と前記エネルギ蓄積器(10)との間に、有利には切り替え可能に、インダクタンス(15)が設けられている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の点火装置。
  5. 前記インダクタンス(15)と前記エネルギ蓄積器(10)との間に、第1の非線形2極素子(16)が、例えば第1のダイオードの形態で、設けられており、前記第1の非線形2極素子(16)は前記キャパシタ(10)へ向かう順方向を有しており、
    特に、前記インダクタンス(15)及び前記第1の非線形2極素子(16)の共通の端子(35)と電気的アース(14)との間に、切り替え可能な接続部(27)が設けられている、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の点火装置。
  6. 前記切り替え可能な接続部は、スイッチ(22,27)を、特にはトランジスタの形態で、含む、
    請求項5記載の点火装置。
  7. 前記バイパス(7)は、インダクタンス(15)とキャパシタ(10)とダイオード(16)とスイッチ(27)とを含み、
    前記インダクタンス(15)の第1の端子は前記電気エネルギ源(5)に接続されており、前記インダクタンス(15)の第2の端子は前記ダイオード(16)の第1の端子に接続されており、
    前記スイッチ(27)は、前記インダクタンス(15)の前記第2の端子又は第3の端子を電気的アース(14)に接続するように構成されており、
    前記ダイオード(16)の第2の端子は、前記キャパシタ(10)の第1の端子に接続されており、
    前記キャパシタ(10)の第2の端子は、電気的アース(14)に接続されており、特にツェナーダイオード(21)が前記キャパシタ(10)に並列に接続されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の点火装置。
  8. 電流測定手段(19)及び/又は電圧測定手段及び/又は電力測定手段として、点火電流又はエネルギ蓄積器(10)を介した電圧を測定するシャント抵抗が設けられており、該シャント抵抗は、前記バイパス(7)内の少なくとも1つのスイッチ(22,27)を駆動する信号を供給するように構成されており、及び/又は、
    第2の非線形2極素子(21)が、特には第2のダイオードの形態で、前記エネルギ蓄積器(10)の過電圧保護のために、前記エネルギ蓄積器(10)に対して並列に接続されている、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の点火装置。
  9. 前記インダクタンス(15)は、1次側(15_1)及び2次側(15_2)を有するトランスとして構成されており、
    前記1次側(15_1)の第1の端子は前記電気エネルギ源(5)に接続されており、前記1次側(15_1)の第2の端子はスイッチ(27)を介して電気的アース(14)に接続されており、
    前記2次側(15_2)の第1の端子は前記電気エネルギ源(5)に接続されており、前記2次側(15_2)の第2の端子は前記第1の非線形2極素子(16)に接続されている、
    請求項4から8までのいずれか1項記載の点火装置。
  10. 前記バイパス(7)は昇圧型コンバータを含み、及び/又は、
    前記高電圧発生器(2)は、2次側で、第3の非線形2極素子(33)によって橋絡されており、特に前記第3の非線形2極素子(33)は第3のダイオードの形態で構成されている、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の点火装置。
  11. 内燃機関に対する点火スパークの形成方法であって、
    電気エネルギ源(5)から取り出され、1次側(3)及び2次側(4)を有する高電圧発生器(2)を介してスパークギャップ(6)へ供給される電気エネルギを用いて、点火スパークを形成するステップを含み、
    特に、前記高電圧発生器(2)は昇圧トランスである、
    方法において、
    前記電気エネルギ源(5)からバイパス(7)を介して前記2次側(4)へ伝送される電気エネルギにより、前記点火スパークを維持するステップを含み、
    前記点火スパークを維持するための前記電気エネルギは、制御されたパルスシーケンスとして前記電気エネルギ源(5)から供給され、
    特に、前記パルスシーケンスはキロヘルツ領域にあり、有利には10kHzから100kHzまでの範囲にある、
    ことを特徴とする方法。
  12. 前記点火スパークを維持するための前記電気エネルギは、前記高電圧発生器(2)の2次側(4)に対して直列又は並列の電圧として結合される、
    請求項11記載の方法。
  13. 所定の信号をバイパス内のスイッチへ出力するステップと、
    前記所定の信号に基づいて、2次側のループにおける臨界的な電流強度への応動を行うステップと
    を含む、
    請求項11又は12記載の方法。
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