JP2015230911A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子装置のケース内に防湿用充填材を充填した場合に、回路基板を保護するシールド部材に妨げられて、防湿用充填材内部に気泡が留まって除去できなくなるのを防ぐ。
【解決手段】シールド部材40には、防湿用充填材50の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する傾斜面としての面41Aと、面41Aに連続し、シールド部材40を挟む両側の空間を連通させる連通部としての貫通孔および切り欠きと、が設けられている。防湿用充填材50をケース10の内部に充填した場合に、防湿用充填材50内部の気泡が、面41Aによって上方に誘導された後に、貫通孔および切り欠きからシールド部材40の上側の空間に放出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子回路を構成する回路基板を中空状のケースに収容した構成を有する電子装置に関する。
この種の電子装置の一例として、超音波を送波し、障害物に当たって反射された反射波を受波して障害物の検知や距離の計測を行う超音波センサが知られている。
超音波センサは、超音波振動子と、超音波振動子を駆動するための電子回路を構成する回路基板と、超音波振動子および回路基板を収容するケースと、を備えている。超音波振動子については、シリコンゴム等の振動吸収用の弾性樹脂を介してケース内で固定されている(例えば、特許文献1〜3参照)。また、回路基板については、当該回路基板の周囲に配置されて回路基板を保護するシールド部材とともに、ケース内に充填された防湿用充填材を介してケース内で固定された構成を有している。
特開2003−179996号公報 特開2005−37218号公報 特開2001−336967号公報
ところで、上述のようにケース内に防湿用充填材を充填した場合に、防湿用充填材内に気泡が留まってしまうと滲水を十分に防げないため、防湿用充填材内から気泡を除去する必要がある。
しかしながら、上述のような超音波センサにおいては、当該回路基板の周囲に配置されて回路基板を保護するシールド部材を備えるため、防湿用充填材内部を移動する気泡がシールド部材に引っ掛かり、硬化した防湿用充填材内部に溜まって除去できなくなるという問題があった。
なお、このような問題は、電子回路を構成する回路基板を中空状のケースに収容し、回路基板の周囲に配置されて回路基板を保護するシールド部材とともに、ケース内に充填された防湿用充填材を介してケース内で固定された構成を有する電子装置においても同様に生じ得る。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、電子装置のケース内に防湿用充填材を充填した場合に、回路基板を保護するシールド部材に妨げられて、防湿用充填材内部に気泡が留まって除去できなくなるのを防ぐ技術を提供することにある。
本発明の電子装置(1)によれば、シールド部材(40)には、防湿用充填材(50)の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する傾斜面(41A)と、傾斜面に連続し、シールド部材を挟む両側の空間を連通させる連通部(41B〜41E)と、が設けられている。このことにより、防湿用充填材をケース(10)の内部に充填した場合に、防湿用充填材内部の気泡が、傾斜面によって上方に誘導された後に、連通部からシールド部材の上側の空間に放出される。このため、当該電子装置のケース内に防湿用充填材を充填した場合に、防湿用充填材内部を移動する気泡がシールド部材に引っ掛からない。また、硬化した防湿用充填材内部に気泡が溜まりにくい。したがって、当該電子装置のケース内に防湿用充填材を充填した場合に、防湿用充填材内部の気泡が、回路基板(30)を保護するシールド部材に妨げられて、防湿用充填材内部に留まって除去できなくなるのを防ぐことができる。
また、本発明の電子装置は、前記シールド部材には、前記傾斜面に対して複数の前記連通部(41B〜41E)が設けられていてもよい。このことにより、防湿用充填材内部の気泡を、複数の連通部からシールド部材の上側の空間に効率よく放出することができる。
また、本発明の電子装置は、前記シールド部材には、前記傾斜面(141AA,141AB,242A)が複数設けられていてもよい。このことにより、防湿用充填材内部の気泡を、複数の傾斜面によって効率よく上方に誘導することができる。
第一実施形態の超音波センサの側断面図である。 第一実施形態の超音波センサのシールド部材の平面図および側面図である。 第二実施形態の超音波センサの側断面図である。 第二実施形態の超音波センサのシールド部材の平面図および側面図である。 第三実施形態の超音波センサの側断面図である。 第三実施形態の超音波センサのシールド部材の平面図および側面図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。なお、本発明は下記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
[第一実施形態]
図1及び図2に示す本実施形態の超音波センサ1は、超音波を対象物に向けて発信し、その反射波を受信することにより、対象物の有無や対象物までの距離を検出する機器である。なお、超音波センサ1は、本発明の電子装置の一例である。
なお、以下の説明においては、超音波センサ1を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。すなわち、第2ケース12に対して第1ケース11が位置する側を上側と規定し、上側の反対側を下側と規定する。また、第3ケース13に対して第1ケース11が位置する側を前側と規定し、前側の反対側を後側と規定する。また、前側から第1ケース11に対向した場合に左手に来る側を左側と規定し、左側の反対側を右側と規定する。
超音波センサ1は、ケース10と、マイクロフォン20と、回路基板30と、シールド部材40と、防湿用充填材50と、を備える。以下、順に説明する。
ケース10は、例えば射出成形法などの成形加工法を用いて、第1ケース11、第2ケース12および第3ケース13が一体に形成される。
第1ケース11の内部は中空に形成される。第1ケース11の上端部には開口11Aが形成される。第1ケース11の内部には、回路基板30およびシールド部材40が収納される。回路基板30およびシールド部材40については後述する。第1ケース11の内部には、防湿用充填材50が充填される。防湿用充填材50については後述する。
第2ケース12は、第1ケース11の下側前端部に接続する。第2ケース12の内部は中空に形成される。第2ケース12の内部は第1ケース11の内部に連通する。第2ケース12の下端部には開口12Aが形成される。第2ケース12の内部には、マイクロフォン20が収納される。マイクロフォン20については後述する。
第3ケース13は、第1ケース11の後端部に接続する。第3ケース13の内側は中空に構成される。第3ケース13の内部は第1ケース11の内部に連通する。第3ケース13の後端部には開口13Aが形成される。第3ケース13の内部には、外部接続用端子14が収納される。外部接続用端子14は、図示しない電線を介して回路基板30と接続される。外部接続用端子14は、回路基板30と図示しない外部機器とを接続するのに用いられる。
マイクロフォン20は、開口12Aから第2ケース12の内部に挿入される。マイクロフォン20は、第2ケース12内部の下端部に配置される。マイクロフォン20は、図示しない電線を介して回路基板30に接続される。マイクロフォン20は、後述する回路基板30の制御部に駆動されて、開口12Aからケース10の外部に向かって超音波を送信するとともに、障害物に当たって戻ってきた反射波を受信する。
回路基板30は、電子部品が実装されて所定の電子回路を構成する。電子回路は、マイクロフォン20を制御する制御部として機能する。回路基板30は板状である。回路基板30は、開口11Aから第1ケース11の内部に挿入される。回路基板30は、第1ケース11の内部に組み付けられる。回路基板30は水平に配置される。
また、回路基板30の下面には、電子部品31が実装される。電子部品31の下端は、第2ケース12の内部に配置される。
シールド部材40は、薄板状の板材を適宜折り曲げて形成される。シールド部材40の材質はりん青銅である。シールド部材40の表面には、Snメッキ加工が施される。シールド部材40は、開口11Aから第1ケース11の内部に挿入される。シールド部材40は、第1ケース11の内部に組み付けられる。
シールド部材40には、本体部41が形成される。本体部41は板状である。本体部41は、回路基板30の上方に配置される。本体部41は、回路基板30を上方から保護する。本体部41は、後側から前側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。すなわち、本体部41の回路基板30に対向する面41Aは、後側から前側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。面41Aは、防湿用充填材50の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する。前後方向および左右方向を含む面が水平面の一例である。面41Aは、本発明の傾斜面の一例である。
また、本体部41には、貫通孔41B〜41D、切り欠き41Eおよび舌片41Fが形成される。貫通孔41Bは、本体部41の前端部に形成される。貫通孔41Bは、本体部41に2箇所形成される。貫通孔41Cは、本体部41の貫通孔41Bよりも後側に形成される。貫通孔41Dは、本体部41の貫通孔41Cよりも後側に形成される。貫通孔41Dは、本体部41に16箇所形成される。切り欠き41Eは、本体部41の貫通孔41Dよりも後側に形成される。貫通孔41B〜41Dおよび切り欠き41Eは、本体部41を挟む両側の空間を連通させる。貫通孔41B〜41Dおよび切り欠き41Eは面41Aに連続する。貫通孔41B〜41Dおよび切り欠き41Eは、本発明の連通部の一例である。舌片41Fは、本体部41の右後端部に形成される。舌片41Fは、本体部41の前端部から下方に向けて延出した後に前方に向けて延出する。舌片41Fの先端には、貫通孔41Gが形成される。貫通孔41Gは、図示しないビスを用いて、シールド部材40をケース10に固定するのに利用される。
また、シールド部材40には、壁部42A〜42Fが形成される。なお、図1では、壁部42A〜42Fの図示を省略する。壁部42Aは、本体部41の左前端部から下方に延出する。壁部42Aは、回路基板30の左前方に配置される。壁部42Bは、本体部41の右前端部から下方に延出する。壁部42Bは、回路基板30の右前方に配置される。壁部42Cは、本体部41の左側部から下方に延出する。壁部42Cは、回路基板30の左側方に配置される。壁部42Dは、本体部41の右側部から下方に延出する。壁部42Dは、回路基板30の右側方に配置される。壁部42Eは、本体部41の左後端部から下方に延出する。壁部42Eは、回路基板30の左後方に配置される。壁部42Fは、本体部41の右後端部から下方に延出する。壁部42Fは、回路基板30の右後方に配置される。壁部42A〜42Fは、回路基板30を側方から保護する。
防湿用充填材50は、開口11Aから第1ケース11の内部に充填される。防湿用充填材50は、第1ケース11の内部に充填された後に硬化する。防湿用充填材50は、第1ケース11の内部で硬化すると、回路基板30およびシールド部材40を封入する。
本実施形態の超音波センサ1によれば、防湿用充填材50をケース10の内部に充填した場合に、防湿用充填材50内部の気泡が、面41Aによって上方に誘導された後に、貫通孔41C〜41Dおよび切り欠き41Eからシールド部材40の上側の空間に放出される。このため、防湿用充填材50内部を移動する気泡がシールド部材40に引っ掛からない。また、硬化した防湿用充填材50内部に気泡が溜まりにくい。したがって、防湿用充填材50内部の気泡が、回路基板30を保護するシールド部材40に妨げられて、防湿用充填材50内部に留まって除去できなくなるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の超音波センサ1によれば、防湿用充填材50内部の気泡を、複数の連通部としての貫通孔41C〜41Dおよび切り欠き41Eからシールド部材40の上側の空間に効率よく放出することができる。
[第二実施形態]
本実施形態の超音波センサ2は、第一実施形態の超音波センサ1とは、主として、シールド部材の構成が異なる。このため、本実施形態においては、第一実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略し、第一実施形態とは異なるシールド部材140を中心に説明する。
図3および図4に示すように、シールド部材140は、薄板状の板材を適宜折り曲げて形成される。シールド部材140の材質はりん青銅である。シールド部材140の表面には、Snメッキ加工が施される。シールド部材140は、開口11Aから第1ケース11の内部に挿入される。シールド部材140は、第1ケース11の内部に組み付けられる。
また、シールド部材140には、本体部141が形成される。本体部141は板状である。本体部141は、回路基板30の上方に配置される。本体部141は、回路基板30を上方から保護する。本体部141の前半部分は、前側から後側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。本体部141の前半部分の回路基板30に対向する面141AAは、前側から後側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。面141AAは、防湿用充填材50の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する。前後方向および左右方向を含む面が水平面の一例である。面141AAは、本発明の傾斜面の一例である。本体部141の後半部分は、後側から前側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。本体部141の後半部分の回路基板30に対向する面141ABは、後側から前側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。面141ABは、防湿用充填材50の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する。前後方向および左右方向を含む面が水平面の一例である。面141ABは、本発明の傾斜面の一例である。
また、本体部141の前半部分には、貫通孔141B〜141Dが形成される。貫通孔141Bは、本体部141の前端部に形成される。貫通孔141Bは、本体部141に2箇所形成される。貫通孔141Cは、本体部141の貫通孔141Bよりも後側に形成される。貫通孔141Dは、本体部141の貫通孔141Cよりも後側に形成される。貫通孔141Dは、本体部141に5箇所形成される。貫通孔141B〜141Dは、本体部141の前半部分を挟む両側の空間を連通させる。貫通孔141B〜141Dは、面143Aに連続する。貫通孔141B〜141Dは、本発明の連通部の一例である。
また、本体部141の後半部分には、貫通孔141E〜141F、切り欠き141Gおよび舌片141Hが形成される。貫通孔141Eは、本体部141の貫通孔141Dよりも左後側に形成される。貫通孔141Fは、本体部141の貫通孔141Cよりも後側に形成される。貫通孔141Fは、本体部141に16箇所形成される。切り欠き141Gは、本体部141の貫通孔141Fよりも後側に形成される。貫通孔141E〜141Fおよび切り欠き141Gは、本体部141の後半部分を挟む両側の空間を連通させる。貫通孔141E〜141Fおよび切り欠き141Gは面143Aに連続する。貫通孔141E〜141Fおよび切り欠き141Gは、本発明の連通部の一例である。舌片141Hは、本体部141の左後端部に形成される。舌片141Hは、本体部141の前端部から下方に向けて延出した後に前方に向けて延出する。舌片141Hの先端には、貫通孔141Iが形成される。貫通孔141Iは、図示しないビスを用いて、シールド部材140をケース10に固定するのに利用される。
また、シールド部材140には、壁部142A〜142Gが形成される。なお、図3では、壁部142A〜142Gの図示を省略する。壁部142Aは、本体部141の中央前端部から下方に延出する。壁部142Aは、回路基板30の中央前方に配置される。壁部142Bは、本体部141の左前端部から下方に延出する。壁部142Bは、回路基板30の左前方に配置される。壁部142Cは、本体部141の右前端部から下方に延出する。壁部142Cは、回路基板30の右前方に配置される。壁部142Dは、本体部141の左側部から下方に延出する。壁部142Dは、回路基板30の左側方に配置される。壁部142Eは、本体部141の右側部から下方に延出する。壁部142Eは、回路基板30の右側方に配置される。壁部142Fは、本体部141の左後端部から下方に延出する。壁部142Fは、回路基板30の左後方に配置される。壁部142Gは、本体部141の右後端部から下方に延出する。壁部142Gは、回路基板30の右後方に配置される。壁部142A〜142Gは、回路基板30の周囲を保護する。
本実施形態の超音波センサ2によれば、防湿用充填材50をケース10の内部に充填した場合に、防湿用充填材50内部の気泡を、複数の傾斜面としての面142A,143Aによって効率よく上方に誘導することができる。
[第三実施形態]
本実施形態の超音波センサ3は、第一実施形態の超音波センサ1とは、主として、シールド部材の構成が異なる。このため、本実施形態においては、第一実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略し、第一実施形態とは異なるシールド部材240を中心に説明する。
図5および図6に示すように、シールド部材240は、薄板状の板材を適宜折り曲げて形成される。シールド部材240の材質はりん青銅である。シールド部材240の表面には、Snメッキ加工が施される。シールド部材240は、開口11Aから第1ケース11の内部に挿入される。シールド部材240は、第1ケース11の内部に組み付けられる。
シールド部材240には、本体部241が形成される。本体部241は板状である。本体部241は、回路基板30の上方に配置される。本体部241は、回路基板30を上方から保護する。
本体部241には、傾斜部242が形成される。傾斜部242は、本体部241に4箇所形成される。4つの傾斜部242は前後方向に沿って形成される。各傾斜部242は、前側から後側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。傾斜部242の回路基板30に対向する面242Aは、前側から後側に向かうに従って、回路基板30から離間する方向に傾斜する。面242Aは、防湿用充填材50の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する。前後方向および左右方向を含む面が水平面の一例である。4つの面242Aは、本発明の傾斜面の一例である。
前から1番目の傾斜部242には、貫通孔242Bおよび切り欠き242Cが形成される。貫通孔242Bは、傾斜部242に2箇所形成される。切り欠き242Cは、傾斜部242の貫通孔242Bよりも後側に形成される。貫通孔242Bおよび切り欠き242Cは、傾斜部242を挟む両側の空間を連通させる。貫通孔242Bおよび切り欠き242Cは、傾斜部242の面242Aに連続する。貫通孔242Bおよび切り欠き242Cは、本発明の連通部の一例である。
前から2〜4番目の傾斜部242には、貫通孔242Dおよび切り欠き242Eが形成される。貫通孔242Dは、傾斜部242に12箇所形成される。切り欠き242Eは、傾斜部242の左後端部に形成される。貫通孔242Dおよび切り欠き242Eは、傾斜部242を挟む両側の空間を連通させる。貫通孔242Dおよび切り欠き242Eは、傾斜部242の面242Aに連続する。貫通孔242Dおよび切り欠き242Eは、本発明の連通部の一例である。
また、シールド部材240には、壁部243A〜243Eが形成される。なお、図5では、壁部243A〜243Eの図示を省略する。壁部243Aは、本体部241の中央前端部から下方に延出する。壁部243Aは、回路基板30の中央前方に配置される。壁部243Bは、本体部241の左前端部から下方に延出する。壁部243Bは、回路基板30の左前方に配置される。壁部243Cは、本体部241の右前端部から下方に延出する。壁部243Cは、回路基板30の右前方に配置される。壁部243Dは、本体部241の左側部から下方に延出する。壁部243Dは、本体部241に3箇所形成される。壁部243Dは、回路基板30の左側方に配置される。壁部243Eは、本体部241の右側部から下方に延出する。壁部243Eは、本体部241に3箇所形成される。壁部243Eは、回路基板30の右側方に配置される。壁部243A〜243Eは、回路基板30の周囲を保護する。
本実施形態の超音波センサ3によれば、防湿用充填材50をケース10の内部に充填した場合に、防湿用充填材50内部の気泡を、複数の傾斜面としての4つの面242Aによって効率よく上方に誘導することができる。
1,2,3…超音波センサ、10…ケース、11…第1ケース、11A…開口、12…第2ケース、12A…開口、13…第3ケース、13A…開口、14…外部接続用端子、20…マイクロフォン、30…回路基板、31…電子部品、40…シールド部材、41…本体部、41A…面、41B〜41D,41G…貫通孔、41E…切り欠き、41F…舌片、42A〜42F…壁部、50…防湿用充填材、140…シールド部材、141…本体部、141AA,141AB…面、141B〜141F,141I…貫通孔、141G…切り欠き、141H…舌片、142A〜142G…壁部、240…シールド部材、241…本体部、242…傾斜部、242A…面、242B,242D…貫通孔、242C,242E…切り欠き、243A〜243E…壁部。

Claims (3)

  1. 中空状のケース(10)と、
    前記ケースの内部に組み付けられ、電子部品が実装されて所定の電子回路を構成する回路基板(30)と、
    前記ケースの内部に組み付けられ、前記回路基板を保護するシールド部材(40,140,240)と、
    前記ケースの内部に充填された後に硬化して前記回路基板および前記シールド部材を封入する防湿用充填材(50)と、
    を備え、
    前記シールド部材には、前記防湿用充填材の硬化時に水平となる水平面に対して傾斜する傾斜面(41A)と、前記傾斜面に連続し、前記シールド部材を挟む両側の空間を連通させる連通部(41B〜41E)と、が設けられていること
    を特徴とする電子装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、
    前記シールド部材には、前記傾斜面に対して複数の前記連通部(41B〜41E)が設けられていること
    を特徴とする電子装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子装置において、
    前記シールド部材には、前記傾斜面(141AA,141AB,242A)が複数設けられていること
    を特徴とする電子装置。
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