JP5925924B1 - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性を向上させることができる防水コネクタを提供する。【解決手段】ハウジング本体14の背面14Aに、それぞれ嵌合方向に突出すると共に複数の第1コンタクト12と平行に配列された複数の板形状の第1の突起25が形成され、それぞれの第1コンタクト12および第2コンタクト13の付け根部分と複数の第1の突起25を覆うようにシール材を充填することで防水シール部19が形成される。【選択図】図6

Description

この発明は、防水コネクタに係り、特に、複数のコンタクトがハウジングに固定された防水コネクタに関する。
近年、各種の電子機器等において、防水機能に対する要求が高く、これに伴い、防水コネクタの開発が進められている。
防水コネクタとしては、コンタクトがハウジングを貫通するように装着され、ハウジングの外部に露出したコンタクトの接点部を相手側コネクタのコンタクトに接触させるものがあり、このタイプのコネクタでは、防水機能を持たせるために、コンタクトの貫通部に対する封止が不可欠となる。
例えば、特許文献1には、図10に示されるように、筒状のハウジング1の内部に形成された仕切り壁2に複数のコンタクト3を貫通させて固定した防水型のコネクタが開示されている。
ハウジング1の一部が電子機器4に埋没するように、ハウジング1は電子機器4に取り付けられる。ハウジング1の仕切り壁2には、複数のコンタクト3を囲み且つ図示しない相手側コネクタに向かって嵌合軸の方向に突出する筒状のリブ5が形成されている。
リブ5と仕切り壁2が形成する空間に弾性シール部材6を充填することにより、仕切り壁2を貫通する複数のコンタクト3の根本部分および複数のコンタクト3の間に位置する仕切り壁2の表面に弾性シール部材6を接着して、水が電子機器4の外部から内部に浸入することを防止している。
特開2014−157678号公報
しかしながら、コネクタに相手側コネクタを嵌合する際に、相手側コネクタが強く押し込まれた場合、ハウジング1の仕切り壁2が撓むことで弾性シール部材6が仕切り壁2の表面から剥離しやすくなるという問題がある。弾性シール部材6は、リブ5の表面にも接着されているため、リブ5に近接する位置では、リブ5における接着力により補強されることも考えられるが、リブ5から離れた位置では、リブ5による補強を期待することは難しく、弾性シール部材6がハウジング1の仕切り壁2から剥離することを効果的に防止することはできない。
一旦、剥離が生じると、仕切り壁2の表面と弾性シール部材6との間に隙間が形成され、この隙間を通して電子機器4の内部に水が浸入して、コネクタの防水性が損なわれるおそれがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、防水性を向上させることができる防水コネクタを提供することを目的とする。
この発明に係る防水コネクタは、絶縁性樹脂からなるハウジングと、それぞれ相手側コネクタとの嵌合方向に延びると共に前端部がハウジングの前部において露出し且つ後端部がハウジングの背面から突出するように中央部がハウジングに固定され、嵌合方向に対して交差する方向に配列された複数のコンタクトと、ハウジングの背面上に配置された防水シール部とを備え、ハウジングは、それぞれ背面から嵌合方向に突出し且つ複数のコンタクトの配列方向に並んだ複数の第1の突起、および、複数のコンタクトの配列方向の両端において背面から嵌合方向に張り出す張り出し部を有し、それぞれの張り出し部は、複数のコンタクトに向かって突出する少なくとも1つの第2の突起を有し、防水シール部は、ハウジングの背面から突出する複数のコンタクトの後端部の付け根部分複数の第1の突起および少なくとも1つの第2の突起を覆うように充填されたシール材から形成されているものである。
第1の突起は、嵌合方向に延びる板形状または棒形状を有するものでもよい。
ハウジングは、複数のコンタクトの配列方向の両端に配置され且つ基板に固定するための一対の基板固定部を有するものでもよい
第2の突起は、複数のコンタクトの配列方向に延びる板形状または棒形状を有するものでもよい。
ハウジングは、複数の第1の突起を囲むシール材用型枠部を有し、防水シール部は、シール材用型枠部内に充填されたシール材から形成されるように構成してもよい。
この発明によれば、ハウジングが、それぞれ背面から嵌合方向に突出し且つ複数のコンタクトの配列方向に並んだ複数の第1の突起を有し、ハウジングの背面上に配置された防水シール部は、ハウジングの背面から突出する複数のコンタクトの後端部の付け根部分および複数の第1の突起を覆うように充填されたシール材から形成されるので、防水性を向上させることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るコネクタを背面側の斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタの正面図である。 防水シール部を除いた実施の形態1に係るコネクタを背面側の斜め上方から見た示す斜視図である。 防水シール部を除いた実施の形態1に係るコネクタを背面側の斜め下方から見た示す斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタの背面断面図である。 実施の形態1に係るコネクタを第1の突起を通るXY面で切断した平面断面図である。 実施の形態1に係るコネクタを第1のコンタクトを通るXY面で切断した平面断面図である。 実施の形態2に係るコネクタの平面図である。 実施の形態3に係るコネクタに使用される第1の突起の斜視図である。 従来のコネクタを示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、実施の形態1に係るコネクタ11を斜め後方から見た斜視図を示す。このコネクタ11は、携帯機器および情報機器等の電子機器内における基板に固定され、嵌合軸Cに沿って挿入される図示しない相手側コネクタに接続されるレセプタクルコネクタである。
コネクタ11は、ハウジングH1と、それぞれ嵌合軸Cの方向に延び且つ嵌合軸Cに対して直交する方向に配列される複数の第1コンタクト12と、それぞれ嵌合軸C方向に延び且つ複数の第1コンタクト12と平行に配列されて複数の第2コンタクト13を有している。
ここで、便宜上、嵌合軸Cに沿ってコネクタ11の前部から後部に向かう方向をY方向、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の配列方向をX方向、XY面に垂直で且つ第2コンタクト13側から第1コンタクト12側へ向かう方向をZ方向と呼ぶこととする。
ハウジングH1は、絶縁性樹脂から形成されており、ハウジング本体14を有している。ハウジング本体14のX方向両端部には、それぞれX方向に突出する1対の平板状の基板固定部15が形成され、1対の基板固定部15には、それぞれZ方向に貫通する基板固定孔16が形成されている。また、ハウジング本体14の−Y方向端部には、嵌合軸に沿って−Y方向に延びる筒状のハウジング前部17が形成されている。
複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13は、ハウジング本体14を貫通しており、ハウジング本体14により保持されている。複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の−Y方向の前端部は、ハウジング本体14の前面部から−Y方向に突出し、筒状のハウジング前部17により覆われている。また、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の+Y方向の後端部は、ハウジング本体14の背面14Aから+Y方向に突出している。
ハウジングH1は、さらに、ハウジング本体14の背面14Aの+X方向端部および−X方向端部において、それぞれ、背面14Aから+Y方向に張り出す張り出し部18を有している。
ハウジング本体14の背面14Aの+X方向端部における張り出し部18とハウジング本体14の+X方向端部に接続された基板固定部15は、互いに連続するように一体に形成されている。同様に、ハウジング本体14の背面部の−X方向端部における張り出し部18とハウジング本体14の−X方向端部に接続された基板固定部15は、互いに連続するように一体に形成されている。
ハウジング本体14の背面14Aの上に、シール材から形成される防水シール部19が配置されている。防水シール部19のX方向の両端部は、それぞれ対応する張り出し部18にまで至っている。
ハウジング本体14の前面部に形成された筒状のハウジング前部17の外周部には、リング状のガスケット20が配置されている。
図2に示すように、筒状のハウジング前部17の内部には、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の−Y方向の前端部を覆うようにY方向に沿って延び且つ金属から形成される筒状のシェル21が配置されている。
シェル21の内部には、絶縁性樹脂から形成されるインシュレータ22が配置され、ハウジング本体14の前面部からハウジング前部17内に突出するそれぞれの第1コンタクト12および第2コンタクト13の−Y方向の前端部がインシュレータ22により保持されている。インシュレータ22には、金属から形成されるミッドプレート23が複数の第1コンタクト12と複数の第2コンタクト13の間に位置するように埋め込まれて配置されている。また、金属から形成される1対のグランドプレート24が、ハウジング前部17内に突出する複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の根本部分をそれぞれ+Z方向側および−Z方向側から覆うようにインシュレータ22の表面上に配置されている。
ミッドプレート23および1対のグランドプレート24は、シェル21に電気的に接続されている。
図3に、防水シール部19を省略したコネクタ11を背面側の斜め上方から見た斜視図を示す。ハウジング本体14の背面14Aには、それぞれ+Y方向に突出し且つZ方向に延びる板形状の複数の第1の突起25が形成されている。複数の第1の突起25は、複数の第1コンタクト12と平行に配列されると共に、複数の第1コンタクト12に対応し、それぞれ対応する第1コンタクト12の+Z方向側に隣接して配置されている。
ハウジング本体14の背面14Aの+X方向端部に接続される張り出し部18には、それぞれ複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13に向かうように−X方向に突出し且つZ方向に延びると共にY方向に配列された板形状の少なくとも1つの第2の突起26が形成されている。
同様に、ハウジング本体14の背面部の−X方向端部に接続される張り出し部18には、それぞれ複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13に向かうように+X方向に突出し且つZ方向に延びると共にY方向に配列された板形状の少なくとも1つの第2の突起26が形成されている。
図4に、防水シール部19を省略したコネクタ11を背面側の斜め下方から見た斜視図を示す。ハウジング本体14の背面14Aには、それぞれ+Y方向に突出し且つZ方向に延びる板形状の複数の第1の突起27が形成されている。複数の第1の突起27は、複数の第2コンタクト13と平行に配列されると共に、複数の第2コンタクト13に対応し、それぞれ対応する第2コンタクト13の−Z方向側に隣接して配置されている。
防水シール部19は、図1に示したように、ハウジング本体14の背面14Aから突出するそれぞれの第1コンタクト12および第2コンタクト13の+Y方向の端部の付け根部分の間、ハウジング本体14の背面14Aに形成されたそれぞれの第1の突起25および第1の突起27の間に隙間無く連続して充填されることで、これら第1コンタクト12および第2コンタクト13の付け根部分と第1の突起25および27を覆うと共に、それぞれの張り出し部18に形成された少なくとも1つの第2の突起26を覆うようにシール材を充填することにより形成される。
図5に、コネクタ11の背面断面図を示す。複数の第1コンタクト12に対応する複数の第1の突起25は、防水シール部19の+Z方向を向いた表面から+Z方向に露出し、複数の第2コンタクト13に対応する複数の第1の突起27は、防水シール部19の−Z方向を向いた表面から−Z方向に露出している。
それぞれの第1の突起25の−Z方向側の面は、対応する第1コンタクト12の付け根部分の+Z方向側の面に接触している。同様に、それぞれの第1の突起27の+Z方向側の面は、対応する第2コンタクト13の付け根部分の−Z方向側の面に接触している。
図6に示されるように、防水シール部19は、ハウジング本体14の背面14Aに密着し、また、ハウジング本体14の背面14Aに形成されたそれぞれの第1の突起25のX方向を向いた両側面および+Y方向を向いた後端面に密着し、さらに、ハウジング本体14の背面14Aに形成された図示しないそれぞれの第1の突起27のX方向を向いた両側面および+Y方向を向いた後端面にも密着している。
また、防水シール部19は、双方の張り出し部18に形成されたそれぞれの第2の突起26のX方向を向いた端面およびY方向に向いた両側面にも密着している。
また、図7に示されるように、防水シール部19は、ハウジング本体14の背面14Aから+Y方向に突出するそれぞれの第1コンタクト12の付け根部分の表面に密着し、同様に、ハウジング本体14の背面14Aから+Y方向に突出するそれぞれの第2コンタクト13の付け根部分の表面にも密着している。
防水シール部19は、ハウジング本体14の背面14Aおよびそれぞれの張り出し部18に接触するように配置される図示しない防水シール部成形型を用いて成形することができる。防水シール部成形型は、ハウジング本体14の背面14Aとの間に、図1に示した防水シール部19に相当するシール材注入空間を有しており、シール材注入空間内にシール材を注入して、乾燥あるいは加熱等により固化することで、防水シール部19が成形される。
なお、防水シール部19を成形するシール材としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができ、溶融状態のエポキシ樹脂をシール材注入空間内に注入して固化すればよい。エポキシ樹脂の他、防水性を有する各種の樹脂、接着剤を使用することができる。固化した後のシール材の硬度は、限定されるものではなく、ハウジング本体14の背面14Aに密着していれば、硬い防水シール部19であっても、柔らかい防水シール部19であってもよい。
この実施の形態1に係る防水コネクタ11は、1対の基板固定部15に形成されているそれぞれの基板固定孔16を利用したネジ留めにより図示しない基板上に搭載されて使用される。このため、嵌合軸Cに沿って図示しない相手側コネクタが嵌合される際に、相手側コネクタが強く押し込まれた場合、ハウジング本体14の背面14Aが1対の基板固定孔16を支点にして弓なりに撓むおそれがある。
ところが、図6に示したように、防水シール部19がハウジング本体14の背面14Aだけでなく、ハウジング本体14の背面14Aから突出するそれぞれの第1の突起25および27のX方向を向いた両側面にも密着しているために接着面積が増加している。さらに、それぞれの第1の突起25および27のX方向を向いた両側面における接着力は、ハウジング本体14の背面14AのY方向の撓みによる影響を受けにくい。このため、防水シール部19は、ハウジング本体14に対して高い密着性を有している。
したがって、ハウジング本体14の背面14Aが撓んだ場合でも、防水シール部19がハウジング本体14の背面14Aから剥離することはなく、防水性を向上させることが可能となる。
また、双方の張り出し部18に形成されたそれぞれの第2の突起26のX方向を向いた端面およびY方向に向いた両側面においても防水シール部19の接着面積が増加しており、防水シール部19の接着力が補強されている。このため、防水シール部19に、防水コネクタ11の後方、すなわち、+Y方向へ向かう力が作用しても、防水シール部19のX方向の両端部がハウジング本体14の背面14Aから外れることが防止され、防水性をさらに向上させることができる。
なお、図4に示したように、シェル21の後端21Aがそれぞれの張り出し部18の−Z方向を向いた表面から−Z方向に突出しており、防水コネクタ11を図示しない基板上に搭載する際に、シェル21の後端21Aを基板のグランドパターンに接続することで、シェル21をグランド電位とすることができる。これにより、シェル21と、シェル21に電気的に接続されたミッドプレート23および1対のグランドプレート24をそれぞれグランド電位とすることが可能となり、電磁波に対するシールドがなされ、電磁波による影響を抑制しつつ信頼性の高い信号伝送を行うことが可能となる。
また、複数の第1の突起25が防水シール部19の+Z方向を向いた表面から+Z方向に露出し、複数の第1の突起27が防水シール部19の−Z方向を向いた表面から−Z方向に露出しているが、これら複数の第1の突起25および27は、露出することなく防水シール部19内に埋まっていてもよい。
実施の形態2
上記の実施の形態1では、図1に示した防水シール部19がハウジング本体14の背面14Aおよびそれぞれの張り出し部18に密着するように配置される図示しない防水シール部成形型を用いて成形されるが、防水シール部19は必ずしも防水シール部成形型により成形される必要はなく、ハウジングに予めシール材用型枠部を形成しておくこともできる。
図8に実施の形態2に係るコネクタ31を示す。コネクタ31は、図1に示した実施の形態1のコネクタ11において、ハウジングH1の代わりに、シール材用型枠部32を有するハウジングH2を用いたものである。ハウジングH2のハウジング本体14、1対の基板固定部15、1対の基板固定孔16、ハウジング前部17および1対の張り出し部18は、実施の形態1に係るハウジングH1のハウジング本体14、1対の基板固定部15、1対の基板固定孔16、ハウジング前部17および1対の張り出し部18と同じものである。また、コネクタ31が有する複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13は、実施の形態1に係るコネクタ11が有する複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13と同じものである。
シール材用型枠部32は、ハウジング本体14の背面14Aから+Y方向に所定の距離だけ離れた位置に配置され、X方向およびZ方向に延びた平板形状を有している。シール材用型枠部32のX方向の両端は、それぞれ対応する張り出し部18と互いに連続するように一体に連結され、また、シール材用型枠部32は、ハウジング本体14の背面14Aに形成された複数の第1の突起25および27に連続するように一体に形成されている。ハウジング本体14の背面14Aとシール材用型枠部32の間に、Z方向に貫通するシール材充填空間33が形成されている。
シール材充填空間33の+Z方向に向いた面から−Z方向に、あるいは、−Z方向に向いた面から+Z方向にシール材が注入されることで、シール材充填空間33にシール材が充填されて、実施の形態1と同じように防水シール部19が成形される。
なお、シール材充填空間33がZ方向に貫通せず、+Z方向端部または−Z方向端部が閉じられていてもよい。
防水シール部19がハウジング本体14の背面14Aだけでなく、ハウジング本体14の背面14Aに形成されたそれぞれの第1の突起25および27のX方向を向いた両側面にも密着することで背面14AのY方向の撓みの影響を受けにくくなり、さらに、シール材用型枠部32の−Y方向を向いた前端面にも密着して接着面積が増えることで、防水シール部19の接着力が補強される。
このようにして、防水シール部19とハウジング本体14の背面14Aの密着性は向上し、防水シール部19がハウジング本体14の背面14Aから剥離することはなく、防水性を向上させることができる。
なお、図8に示したようなXZ面に沿ったシール材用型枠部32の代わりに、ハウジング本体14の背面14Aの+Z方向端部および−Z方向端部から複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13を挟んでそれぞれ+Y方向に延び且つ互いにZ方向に対向するようにXY面に沿った1対の平板状のシール材用型枠部を形成することもできる。これら1対の平板状のシール材用型枠部の間に、+Y方向からハウジング本体14の背面14Aに向かって−Y方向にシール材を注入することで、防水シール部19が成形される。
実施の形態3
上記の実施の形態1および実施の形態2では、図3および図4に示したように、複数の第1の突起25および27は板形状であったが、必ずしも板形状である必要はなく、図9に示すような棒形状の突起41を用いることもできる。
複数の棒形状の突起41は、図示しないハウジング本体14の背面14Aから+Y方向に突出するように形成されると共にX方向に配列され、それぞれの突起41は、X方向を向いた1対の側面42と、+Y方向を向いた後端面43を有している。
図示しない防水シール部19が複数の突起41のX方向を向いた1対の側面42に密着することで背面14AのY方向の撓みの影響を受けにくくなると共に接着面積が増えることで防水シール部19の接着力が補強される。
このようにして、複数の棒形状の突起41を用いても、実施の形態1および実施の形態2と同じように、防水シール部19とハウジング本体14の背面14Aの密着性が向上し、防水性を向上させることが可能となる。
また、同様にして、それぞれの張り出し部18から複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13に向かうようにX方向に突出する少なくとも1つの第2の突起26を棒形状とすることもできる。
なお、図9に示した突起41は、角柱形状を有しているが、これに限定されるものではなく、円柱形状とすることもできる。
上記の実施の形態1〜3では、それぞれX方向に配列された複数の第1コンタクト12と複数の第2コンタクト13が、Z方向に2列に配列されているが、これに限るものではなく、複数のコンタクトが1列に配列されたコネクタにこの発明を適用することもできる。
上記の実施の形態1〜3では、ハウジングH1またはH2が1対の基板固定部15を有しているが、これに限るものではなく、ハ基板固定部15を有する代わりに、例えば、シェル21の端部をハウジングH1またはH2から突出させ、この突出した端部を図示しない基板にはんだ付け等により固定することで、防水コネクタ11または31を基板に搭載することもできる。
1 ハウジング、2 仕切り壁、3 コンタクト、4 電子機器、5 リブ、6 弾性シール部材、11,31 コネクタ、12 第1コンタクト、13 第2コンタクト、14 ハウジング本体、14A ハウジング本体14の背面、15 基板固定部、16 基板固定孔、17 ハウジング前部、18 張り出し部、19 防水シール部、20 ガスケット、21 シェル、22 インシュレータ、23 ミッドプレート、24 グランドプレート、25,27 第1の突起、26 第2の突起、32 シール材用型枠部、33 シール材充填空間、41 突起、H1,H2 ハウジング、C 嵌合軸、X,Y,Z 方向。

Claims (5)

  1. 絶縁性樹脂からなるハウジングと、
    それぞれ相手側コネクタとの嵌合方向に延びると共に前端部が前記ハウジングの前部において露出し且つ後端部が前記ハウジングの背面から突出するように中央部が前記ハウジングに固定され、前記嵌合方向に対して交差する方向に配列された複数のコンタクトと、
    前記ハウジングの前記背面上に配置された防水シール部と
    を備え、
    前記ハウジングは、それぞれ前記背面から前記嵌合方向に突出し且つ前記複数のコンタクトの配列方向に並んだ複数の第1の突起、および、前記複数のコンタクトの配列方向の両端において前記背面から前記嵌合方向に張り出す張り出し部を有し、
    それぞれの前記張り出し部は、前記複数のコンタクトに向かって突出する少なくとも1つの第2の突起を有し、
    前記防水シール部は、前記ハウジングの前記背面から突出する前記複数のコンタクトの後端部の付け根部分前記複数の第1の突起および前記少なくとも1つの第2の突起を覆うように充填されたシール材から形成されることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記第1の突起は、前記嵌合方向に延びる板形状または棒形状を有する請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記ハウジングは、前記複数のコンタクトの配列方向の両端に配置され且つ基板に固定するための一対の基板固定部を有する請求項1または2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記第2の突起は、前記複数のコンタクトの配列方向に延びる板形状または棒形状を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  5. 前記ハウジングは、前記複数の第1の突起を囲むシール材用型枠部を有し、
    前記防水シール部は、前記シール材用型枠部内に充填された前記シール材から形成される請求項1〜のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
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