JP6005806B1 - 防水コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水部材の回転および位置ずれに起因した防水効果の低下を防止することができる防水コネクタ組立体を提供する。【解決手段】防水コネクタ11の外周部に防水部材31が配置され、接続対象物である基板41に防水コネクタ11を搭載する際に、防水部材31の固定部31Cに露出している金属片31Eを基板41の対応する接続パッド41Aにハンダ付けすることにより、防水部材31の固定部31Cが基板41に固定される。【選択図】図7

Description

この発明は、防水コネクタ組立体に係り、特に、防水コネクタの外周部に防水部材が配置された防水コネクタ組立体に関する。
近年、携帯型の電子機器が広く普及しているが、これらの電子機器においては、防水機能に対する要求が高く、これに伴い、電子機器に使用されるコネクタに対しても、防水性を備えたものが望まれている。
このような防水性を兼ね備えたコネクタが、例えば、特許文献1に開示されている。図14に示されるように、コネクタ1は、ハウジング2にシェル3が取り付けられると共にハウジング2の外周部に防水部材4が嵌められた構造を有しており、ハウジング2の端子が基板5の接続端子6に接触するようにコネクタ1が基板5に実装される。さらに、電子機器の上側ケース7および下側ケース8が防水部材4に接触するように組み立てられることで、コネクタ1と上側ケース7および下側ケース8との間における浸水を防止している。
特開2009−176734号公報
しかしながら、ハウジング2の外周部に嵌められている防水部材4は、コネクタ1の嵌合方向から見て、真円形状ではなく、ハウジング2の断面形状に対応してほぼ長円形状を有している。このため、ハウジング2への防水部材4の嵌め込み作業あるいは上側ケース7および下側ケース8の組み立て作業等において、防水部材4にコネクタ1の嵌合軸の回りに回転させる力が作用し、防水部材4がハウジング2に対して回転した状態で上側ケース7および下側ケース8が組み立てられると、防水部材4は、捻れた形状に変形してしまい、防水効果が低下するおそれがある。
また、防水部材4にコネクタ1の嵌合方向に沿った力が作用して、ハウジング2に対する配置位置がずれた場合にも、防水部材4による防水効果が低下するおそれがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、防水部材の回転および位置ずれに起因した防水効果の低下を防止することができる防水コネクタ組立体を提供することを目的とする。
この発明に係る防水コネクタ組立体は、接続対象物に取り付けられる防水コネクタと、防水コネクタの外周部に配置される防水部材とを備え、防水部材は、接続対象物に固定するための少なくとも1つの固定部と防水コネクタの外周部を囲む継ぎ目のない胴巻き部を有し、接続対象物が装備される機器の筐体と防水コネクタの外周部との間に挟まれた胴巻き部が変形して反発力を発生することで筐体と防水コネクタとの間の浸水を防止し、固定部は、胴巻き部から機器の内部側に突出形成されているものである。
また、好ましくは、防水コネクタは、1つ以上のコンタクトと、コンタクトと一体に成形されたインシュレータとを有し、コンタクトは、一端に配置され且つインシュレータから露出して相手側コネクタのコンタクトに接触する接点部と、他端に配置され且つインシュレータから突出して接続対象物に接続される接続部と、接点部と接続部の間に配置され且つインシュレータに保持される保持部とを有し、防水部材の胴巻き部は、インシュレータの外周部を囲むように配置されている。
防水コネクタは、インシュレータに保持され且つコンタクトの接点部の外周を囲む外周シェルを有し、相手側コネクタが収容される相手側コネクタ収容部が外周シェルの内側に形成されるように構成することができる。
防水部材の固定部は、ハンダ付けにより接続対象物に固定される固定面を有することが好ましい。
この場合、コンタクトの接続部は、接続対象物にハンダ付けされる接続面を有し、防水部材の固定面は、接続面とほぼ同一面上に位置していることがさらに好ましい。
また、外周シェルは、接続対象物に取り付けられるシェル側実装部を有し、シェル側実装部は、防水部材の固定面およびコンタクトの接続面とほぼ同一面上に位置していることが好ましい。
インシュレータは、インシュレータの外周部を囲む防水部材用溝を有し、防水部材の胴巻き部は、防水部材用溝に嵌め込まれるように構成することができる。
この発明によれば、防水コネクタの外周部に配置される防水部材は、防水コネクタが取り付けられている接続対象物に固定するための少なくとも1つの固定部を有しているので、防水部材の回転および位置ずれに起因した防水効果の低下を防止することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る防水コネクタ組立体を斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態に係る防水コネクタ組立体を斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態に係る防水コネクタ組立体の正面図である。 実施の形態に係る防水コネクタ組立体の側面断面図である。 実施の形態に係る防水コネクタ組立体に用いられる防水部材を斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態に係る防水コネクタ組立体に用いられる防水部材を斜め下方から見た斜視図である。 基板に取り付けられた実施の形態の防水コネクタ組立体を示す斜視図である。 基板に取り付けられた実施の形態の防水コネクタ組立体を示す平面図である。 基板に取り付けられた実施の形態の防水コネクタ組立体を示す側面断面図である。 図8のA−A線断面図である。 基板に取り付けられると共に機器の筐体が配置された実施の形態の防水コネクタ組立体を示す斜視図である。 基板に取り付けられると共に機器の筐体が配置された実施の形態の防水コネクタ組立体を示す正面図である。 基板に取り付けられると共に機器の筐体が配置された実施の形態の防水コネクタ組立体を示す側面断面図である。 従来のコネクタを用いた電子機器の組み立て図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1および図2に、実施の形態に係る防水コネクタ組立体10を示す。この防水コネクタ組立体10は、防水コネクタ11の外周部に防水部材31が配置されたものである。
防水コネクタ11は、携帯機器および情報機器等の電子機器内における基板(接続対象物)に固定されるレセプタクルコネクタで、それぞれ嵌合軸C方向に延び且つ嵌合軸Cに対して直交する方向に配列された複数の第1コンタクト12と、それぞれ嵌合軸C方向に延び且つ複数の第1コンタクト12と平行に配列された複数の第2コンタクト13を有している。
ここで、便宜上、嵌合軸Cに沿って防水コネクタ11の前部から後部に向かう方向をY方向、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の配列方向をX方向、XY面に垂直で且つ第2コンタクト13側から第1コンタクト12側へ向かう方向をZ方向と呼ぶこととする。
複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の前端部すなわち−Y方向端部の外周を覆うように嵌合軸Cに沿って延びる金属製の外周シェル14が配置されている。外周シェル14の前端部すなわち−Y方向側部分には、ほぼ長円形の断面形状を有する扁平な筒状部14Aが形成され、筒状部14Aの内部に図示しない相手側コネクタが挿入される相手側コネクタ収容部14Bが形成されている。筒状部14Aの+Y方向端部には、+X方向端部および−X方向端部からそれぞれYZ面に沿って+Y方向に延びる図示しない一対の腕部が形成され、これらの腕部の+Y方向端部に、それぞれ、−Z方向に延びるシェル側実装部14Cが形成されている。
相手側コネクタ収容部14Aには、絶縁性樹脂からなる第1インシュレータ15が収容されており、第1インシュレータ15に複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13のそれぞれの中央部分からなる保持部が保持されると共に、金属からなるミッドプレート16が第1インシュレータ15に埋め込まれて複数の第1コンタクト12と複数の第2コンタクト13の間に配置されている。
外周シェル14の筒状部14Aの後端部すなわち+Y方向端部を閉じると共に複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13のそれぞれの保持部が埋設されるように絶縁性樹脂からなる第2インシュレータ17が成形されている。外周シェル14の図示しない一対の腕部も、第2インシュレータ17に埋設されており、図2に示されるように、腕部の+Y方向端部に形成されたシェル側実装部14Cが第2インシュレータ17から−Z方向に突出している。
また、第2インシュレータ17の後端部に複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の背部を覆い且つ金属からなるバックシェル18が配置されている。バックシェル18は、−Z方向に突出する一対のシェル側実装部18Aを有している。
防水部材31は、ゴム等の弾性を有する材料から形成され、第2インシュレータ17の外周部に配置されている。防水部材31は、第2インシュレータ17の外周部を囲む継ぎ目のない胴巻き部31Aを有すると共に、胴巻き部31AのX方向の両端部からそれぞれ+Y方向に延びる一対の腕部31Bを有し、それぞれの腕部31Bの先端に第2インシュレータ17から離れるようにX方向に延びる固定部31Cが形成されている。固定部31Cは、胴巻き部31Aから腕部31Bを介して、防水コネクタ11が搭載される電子機器の内部側に向けて突出形成されている。
図3に示されるように、外周シェル14の相手側コネクタ収容部14B内には、金属から形成される1対のグランドプレート20および21が、相手側コネクタ収容部14Bに突出する複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13の根本部分をそれぞれ+Z方向側および−Z方向側から覆うように第2インシュレータ17の表面上に配置されている。
ミッドプレート16と1対のグランドプレート20および21は、外周シェル14に電気的に接続されている。
図4に示されるように、第1インシュレータ15は、インシュレータ本体15Aと、インシュレータ本体15Aから嵌合軸Cに沿って−Y方向に延びる舌状部15Bと、インシュレータ本体15Aの+Y方向端部から+Z方向および−Z方向に突出する壁状部15Cを有し、舌状部15Bの両面に沿って複数の第1コンタクト12の前端に配置されている接点部12Aおよび複数の第2コンタクト13の前端に配置されている接点部13Aが−Y方向に延び、相手側コネクタ収容部14B内で露出している。
インシュレータ本体15Aの後部を覆うように第2インシュレータ17が配置されており、第1コンタクト用インシュレータ22および第2コンタクト用インシュレータ23が第2インシュレータ17の背部に露出し、さらに、複数の第1コンタクト12の後端に配置されている基板接続部12Bおよび複数の第2コンタクト13の後端に配置されている基板接続部13Bが露出している。これらの基板接続部12Bおよび13Bは、それぞれ、XY面に平行で且つ−Z方向を向いた接続面12Cおよび13Cを有している。
第2インシュレータ17は、複数の第1コンタクト12の接点部12Aと基板接続部12Bの間に配置されている保持部および複数の第2コンタクト13の接点部13Aと基板接続部13Bの間に配置されている保持部と一体に成形されており、これにより、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13が第2インシュレータ17に固定されると共に、複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13に沿って相手側コネクタ収容部14Bから第2インシュレータ17の+Y方向側の背部に水が浸入することが防止されている。
また、第1インシュレータ15の+Z方向側の表面上に配置されたグランドプレート20は、第1インシュレータ15のインシュレータ本体15Aの表面から壁状部15Cを乗り越え、第2インシュレータ17の内部を貫通して+Y方向へ延びており、壁状部15Cの+Z方向端部の上に位置する部分が外周シェル14の+Z方向側の内面に接続されている。このグランドプレート20の+Y方向端部は、第2インシュレータ17の後方に突出して第1コンタクト用インシュレータ22の+Z方向側の表面上に配置されると共にバックシェル18に接続されている。
同様に、第1インシュレータ15の−Z方向側の表面上に配置されたもう1つのグランドプレート21は、+Z方向側のグランドプレート20と同様に、第1インシュレータ15のインシュレータ本体15Aの表面から壁状部15Cを乗り越え、第2インシュレータ17の内部を貫通して+Y方向へ延びており、壁状部15Cの−Z方向端部の上に位置する部分が外周シェル14の−Z方向側の内面に接続されている。このグランドプレート21の+Y方向端部は、第2インシュレータ17の後方に突出して第2コンタクト用インシュレータ23の−Z方向側の表面上に配置されている。
第2インシュレータ17は、グランドプレート20および21の貫通部分と一体に成形されると共に、外周シェル14の筒状部14Aとシェル側実装部14Cとを繋ぐ図示しない一対の腕部と一体に成形されており、これにより、グランドプレート20および21並びに外周シェル14に沿って相手側コネクタ収容部14Bから第2インシュレータ17の+Y方向側の背部に水が浸入することが防止されている。
第2インシュレータ17の外周部には、嵌合軸Cを囲むようにXZ面内に延びる1つの防水部材用溝17Aが形成されており、この防水部材用溝17Aに防水部材31の胴巻き部31Aが嵌め込まれている。
図5および図6に示されるように、防水部材31の一対の固定部31Cは、それぞれ、XY面に平行で且つ−Z方向を向いた固定面31Dを有すると共に、固定部31Cに金属片31Eが埋め込まれており、金属片31Eの表面が固定面31D上に露出している。防水部材31の固定面31Dは、複数の第1コンタクト12の接続面12Cおよび複数の第2コンタクト13の接続面13Cとほぼ同一面上に位置すると共に、外周シェル14のシェル側実装部14Cおよびバックシェル18のシェル側実装部18Aとほぼ同一面上に位置している。
金属片31Eは、防水部材31の固定部31Cを接続対象物にハンダ付けするためのもので、例えば金型内で金属片31Eの周辺にゴム等の弾性を有する材料を注入して一体化することにより、金属片31Eを有する防水部材31を製造することができる。
このような構成の防水コネクタ組立体10は、図7および図8に示されるように、携帯機器および情報機器等の機器内の接続対象物である基板41に搭載される。このとき、複数の第1コンタクト12の接続面12Cおよび複数の第2コンタクト13の接続面13Cとほぼ同一面上に、外周シェル14のシェル側実装部14Cおよびバックシェル18のシェル側実装部18A並びに防水部材31の固定面31Dが位置している。
このため、例えば、複数の第1コンタクト12の基板接続部12Bおよび複数の第2コンタクト13の基板接続部13Bを基板41上の対応する複数の接続パッドに接続するためのフローハンダ付け工程を行う際に、同時に、外周シェル14のシェル側実装部14Cおよびバックシェル18のシェル側実装部18Aを基板41の対応する接続部位にハンダ付けすると共に、防水部材31の固定面31Dに露出している金属片31Eを基板41の対応する接続パッド41Aにハンダ付けすることができる。すなわち、1回のハンダ付け工程で、図9および図10に示されるように、複数の第1コンタクト12の基板接続部12Bおよび複数の第2コンタクト13の基板接続部13Bと外周シェル14のシェル側実装部14Cおよびバックシェル18のシェル側実装部18Aをそれぞれ基板41に接続および固定して防水コネクタ11を基板41に取り付けると同時に、防水部材31の固定部31Cを基板41に固定することが可能となる。
このようにして防水部材31の固定部31Cを基板41の接続パッド41Aにハンダ付けすることにより、防水部材31が基板41に固定され、その結果、同じ基板41に搭載された防水コネクタ11に対する防水部材31の相対位置が固定されることとなる。
防水コネクタ組立体10が基板41に搭載された後、図11に示されるように、基板41が装備されている機器の筐体42が防水コネクタ組立体10に取り付けられる。筐体42は、内部に防水コネクタ組立体10を収容する収容空間を有するもので、この収容空間に防水コネクタ組立体10の前端から防水部材31の胴巻き部31Aまでの部分が収容される。筐体42は、−Y方向に向かって開くと共に収容空間に通じる開口部42Aを有しており、図12に示されるように、開口部42Aを通して外周シェル14の相手側コネクタ収容部14B内に配置されている複数の第1コンタクト12の接点部12Aおよび複数の第2コンタクト13の接点部13Aが露出している。
図13に示されるように、筐体42の収容空間42Bは、防水部材31の胴巻き部31Aの外周よりもわずかに小さく形成されており、このため、筐体42を防水コネクタ組立体10に取り付けたときに、筐体42と防水コネクタ11の外周部の間に挟まれた防水部材31の胴巻き部31Aが変形し、反発力を発生することで、胴巻き部31Aの外周部分が筐体42の収容空間42Bの内壁に密着されると共に胴巻き部31Aの内周部分が防水コネクタ11の第2インシュレータ17の防水部材用溝17Aに密着される。これにより、筐体42と防水コネクタ11との間の浸水が防止されている。
筐体42が防水コネクタ組立体10に取り付けられる際には、筐体42から防水部材31の胴巻き部31Aに力が作用するが、防水部材31の固定部31Cを基板41の接続パッド41Aにハンダ付けすることで、防水コネクタ11に対する防水部材31の相対位置が固定されているため、胴巻き部31Aが嵌合軸Cの回りに回転すること、および、嵌合軸Cに沿って位置ずれすることが防止される。したがって、防水部材31の回転および位置ずれに起因した防水効果の低下を未然に防ぐことができる。また、固定部31Cは、胴巻き部31Aのできるだけ近傍に配置されることが好ましく、このようにすることで、胴巻き部31Aの位置ずれをより効果的に防止することが可能となる。
なお、上記の実施の形態においては、防水部材31の固定部31Cに金属片31Eが埋め込まれ、固定面31D上に露出する金属片31Eの表面を用いて固定部31Cを基板41の接続パッド41Aにハンダ付けしたが、これに限るものではない。例えば、ゴム等に金属微粒子を分散させた材料で防水部材31を成形しても、固定部31Cをハンダ付けすることができる。また、ゴム等で形成された防水部材31の固定部31Cにフラックスを塗布することによっても、固定部31Cのハンダ付けを行うことが可能となる。
さらに、防水部材31の固定部31Cは、ハンダ付け以外の方法、例えば、溶着、接着、あるいは、ネジ止め等の機械的な方法により基板41の表面に固定することもできる。ただし、ハンダ付けによる方法を採用すれば、1回のハンダ付け工程で、防水コネクタ11を基板41に取り付けると同時に防水部材31の固定部31Cを基板41に固定することが可能となり、製造工程の簡素化がなされる点で有利である。
また、上記の実施の形態では、相手側コネクタ収容部14B側から第2インシュレータ17の+Y方向側の背部にまで第2インシュレータ17を貫通する、複数の第1コンタクト12の保持部および複数の第2コンタクト13の保持部、グランドプレート20および21、外周シェル14の一対の腕部と一体に第2インシュレータ17を成形することで、防水コネクタ11における防水がなされている。ただし、これら複数の第1コンタクト12および複数の第2コンタクト13、グランドプレート20および21、外周シェル14の第2インシュレータ17の貫通部分の表面に、それぞれ、特許第5433776号明細書に記載されているような溝または突起からなる防水形状部を形成すれば、さらに、防水効果を向上させることが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、防水コネクタ11が、外周シェル14、ミッドプレート16、バックシェル18、グランドプレート20および21を有しているが、これに限らず、この発明は、防水コネクタ11の構成に限定されるものではない。
また、防水コネクタ11が、複数の第1コンタクト12と複数の第2コンタクト13の2列に配列されたコンタクトを有しているが、コンタクトが1列に配列されていてもよく、また、コンタクトの個数は制限されるものではない。
1 コネクタ、2 ハウジング、3 シェル、4 防水部材、5 基板、6 接続端子、7 上側ケース、8 下側ケース、10 防水コネクタ組立体、11 防水コネクタ、12 第1コンタクト、12A,13A 接点部、12B,13B 基板接続部、12C,13C 接続面、13 第2コンタクト、14 外周シェル、14A 筒状部、14B 相手側コネクタ収容部、14C シェル側実装部、15 第1インシュレータ、15A インシュレータ本体、15B 舌状部、15C 壁状部、16 ミッドプレート、17 第2インシュレータ、17A 防水部材用溝、18 バックシェル、18A シェル側実装部、20,21 グランドプレート、22 第1コンタクト用インシュレータ、23 第2コンタクト用インシュレータ、31 防水部材、31A 胴巻き部、31B 腕部、31C 固定部、31D 固定面、31E 金属片、41 基板、41A 接続パッド、42 筐体、42A 開口部、42B 収容空間、C 嵌合軸。

Claims (7)

  1. 接続対象物に取り付けられる防水コネクタと、
    前記防水コネクタの外周部に配置される防水部材と
    を備え、前記防水部材は、前記接続対象物に固定するための少なくとも1つの固定部と前記防水コネクタの外周部を囲む継ぎ目のない胴巻き部を有し、前記接続対象物が装備される機器の筐体と前記防水コネクタの外周部との間に挟まれた前記胴巻き部が変形して反発力を発生することで前記筐体と前記防水コネクタとの間の浸水を防止し、前記固定部は、前記胴巻き部から前記機器の内部側に突出形成されていることを特徴とする防水コネクタ組立体。
  2. 前記防水コネクタは、1つ以上のコンタクトと、前記コンタクトと一体に成形されたインシュレータとを有し、
    前記コンタクトは、一端に配置され且つ前記インシュレータから露出して相手側コネクタのコンタクトに接触する接点部と、他端に配置され且つ前記インシュレータから突出して前記接続対象物に接続される接続部と、前記接点部と前記接続部の間に配置され且つ前記インシュレータに保持される保持部とを有し、
    前記防水部材の前記胴巻き部は、前記インシュレータの外周部を囲むように配置されている請求項に記載の防水コネクタ組立体。
  3. 前記防水コネクタは、前記インシュレータに保持され且つ前記コンタクトの前記接点部の外周を囲む外周シェルを有し、前記相手側コネクタが収容される相手側コネクタ収容部が前記外周シェルの内側に形成されている請求項に記載の防水コネクタ組立体。
  4. 前記防水部材の前記固定部は、ハンダ付けにより前記接続対象物に固定される固定面を有する請求項に記載の防水コネクタ組立体。
  5. 前記コンタクトの前記接続部は、前記接続対象物にハンダ付けされる接続面を有し、前記防水部材の前記固定面は、前記接続面とほぼ同一面上に位置している請求項に記載の防水コネクタ組立体。
  6. 前記外周シェルは、前記接続対象物に取り付けられるシェル側実装部を有し、前記シェル側実装部は、前記防水部材の前記固定面および前記コンタクトの前記接続面とほぼ同一面上に位置している請求項に記載の防水コネクタ組立体。
  7. 前記インシュレータは、前記インシュレータの外周部を囲む防水部材用溝を有し、前記防水部材の前記胴巻き部は、前記防水部材用溝に嵌め込まれている請求項2〜6のいずれか一項に記載の防水コネクタ組立体。
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