JP2015230322A - 光源装置、およびプロジェクター - Google Patents

光源装置、およびプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】光の利用効率を向上できる光源装置を提供する。
【解決手段】側面33bと、底面33cと、当該底面33cに対向する上面33aとを有する蛍光体層33と、蛍光体層33の側面33bと対向する反射部材32と、蛍光体層33の底面33c側に設けられた基板31と、蛍光体層33と基板31とを接着する接着剤34と、を備え、基板31の蛍光体層33側の面は、平面視において、少なくとも蛍光体層33の外側において反射部材32と重なる凹部31bを備え、接着剤34のうち蛍光体層33の外側にはみ出している部分は、凹部31bに収容され、蛍光体層33で生成された蛍光は、上面33aおよび側面33bから射出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置、およびプロジェクターに関する。
蛍光体層を備える光源装置においては、蛍光体層の側面から射出される光を有効利用することが望まれている。
これに対して、例えば、特許文献1に記載されているように、蛍光体を有する透光性部材の側面を光反射性部材で覆い、蛍光が透光性部材の上面のみから射出されるような構成を有する光源装置が提案されている。
特開2010−192629号公報
しかし、上記の光源装置のように、蛍光体を有する透光性部材の側面を光反射性部材で覆う光源装置は、製造方法が複雑になる場合があった。
一方、側面から射出される光を有効利用できる光源装置の簡易な構成として、基板上に接着剤で蛍光体層を接着し、その周りに反射部材を配置する構成が考えられる。しかし、この構成では、蛍光体層を固定する接着剤が基板上の蛍光体層より外側に濡れ拡がり、蛍光体層の近くに反射部材を配置することが困難であった。これにより、蛍光体層と反射部材との間隔が大きくなり、射出される蛍光の見かけの発光領域が大きくなる場合があった。したがって、例えば、光源装置を用いるプロジェクター等において光の利用効率を十分に向上できない場合があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、光の利用効率を向上できる光源装置、および、そのような光源装置を備えるプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
本発明の光源装置の一つの態様は、側面と、底面と、当該底面に対向する上面とを有する蛍光体層と、前記蛍光体層の前記側面と対向する反射部材と、前記蛍光体層の前記底面側に設けられた基板と、前記蛍光体層と前記基板とを接着する接着剤と、を備え、前記基板の前記蛍光体層側の面は、平面視において、少なくとも前記蛍光体層の外側において前記反射部材と重なる凹部を備え、前記接着剤のうち前記蛍光体層の外側にはみ出している部分は、前記凹部に収容され、前記蛍光体層で生成された蛍光は、前記上面および前記側面から射出されることを特徴とする。
本発明の光源装置の一つの態様によれば、蛍光体層の外側にはみ出した接着剤が凹部に収容されるため、反射部材を蛍光体層に近接した位置に設置することが可能である。これにより、反射部材と蛍光体層との間隔を小さくできるため、射出される蛍光の見かけの発光領域を小さくできる。したがって、本発明の光源装置の一つの態様によれば、光の利用効率を向上できる光源装置が得られる。
前記凹部は、前記蛍光体層の下部まで延在し、平面視において前記蛍光体層を収容する構成としてもよい。
この構成によれば、平面視において蛍光体層を凹部の内部に配置することによって、精度よく位置決めできる。
前記蛍光体層と前記反射部材との間には空隙が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、より光の利用効率を向上できる。
前記反射部材と前記接着剤との間には空隙が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、製造にばらつきが生じた場合であっても、接着剤が凹部から溢れることを抑制できる。
前記底面を高さの基準としたとき、前記反射部材の前記蛍光体層と対向する側面は、少なくとも前記上面よりも高い領域に傾斜面を備える構成としてもよい。
この構成によれば、傾斜面は、蛍光体の上面から大きな射出角度で射出された光の進行方向を変化させることができるので、蛍光体から射出される光の発散角を小さくすることができる。これにより、蛍光体から射出される光の利用効率を高くすることができる。
前記反射部材は、前記基板上に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、製造が簡便である。
前記基板を回転させる回転機構を備える構成としてもよい。
この構成によれば、蛍光体層が高温となることを抑制できる。
前記蛍光体層は透明である構成としてもよい。
この構成によれば、蛍光体層が局所的に高温となることを抑制できる。
前記蛍光体層から射出される光は、前記蛍光体層で生成された蛍光からなる構成としてもよい。
この構成によれば、励起光の利用効率を向上できる。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、照明光を射出する光源装置と、前記照明光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投写する投写光学系と、を備え、前記光源装置として、上記の光源装置を用いることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様によれば、上記の光源装置を備えるため、光の利用効率を向上できるプロジェクターが得られる。
第1実施形態のプロジェクターを示す概略構成図である。 第1実施形態の波長変換素子を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)におけるIIB−IIB断面図である。 第1実施形態の波長変換素子の他の一例を示す断面図である。 第1実施形態の波長変換素子の他の一例を示す断面図である。 第2実施形態の波長変換素子を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)におけるVB−VB断面図である。 第2実施形態の波長変換素子の他の一例を示す断面図である。 第3実施形態の波長変換素子を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)におけるVIIB−VIIB断面図である。 第4実施形態のプロジェクターを示す概略構成図である。 第4実施形態の波長変換素子を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)におけるIXB−IXB断面図である。 比較例の波長変換素子を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)におけるXB−XB断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクター1000を示す概略構成図である。図1においては、赤色光をR、緑色光をG、青色光をBでそれぞれ示している。
本実施形態のプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置10と、第2照明装置50と、色分離導光光学系60と、液晶パネル70Rと、液晶パネル70Gと、液晶パネル70Bと、集光レンズ71Rと、集光レンズ71Gと、集光レンズ71Bと、クロスダイクロイックプリズム72と、投写光学系73と、を備える。液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bは、特許請求の範囲における光変調装置に相当する。
照明装置10は、励起光源10aと、コリメート光学系20と、ダイクロイックミラー11と、光源装置80と、第1レンズアレイ12と、第2レンズアレイ13と、偏光変換素子14と、重畳レンズ15と、を備える。
励起光源10aは、波長変換素子30に入射される励起光を射出する。励起光源10aは、本実施形態では、青色光(波長が約445nm)を射出するレーザー光源を用いている。なお、励起光源10aは、1つのレーザー光源で構成されていても、多数のレーザー光源で構成されていてもよい。また、レーザー光源は、青色光として、445nm以外の波長の青色光(例えば、460nm等)を射出するものを用いてもよい。
コリメート光学系20は、第1レンズ21と、第2レンズ22と、を備える。
第1レンズ21は、励起光源10aからの光の拡がりを抑える。
第2レンズ22は、第1レンズ21から射出された光を略平行化する。
第1レンズ21および第2レンズ22は、本実施形態においては、それぞれ凸レンズからなる。
コリメート光学系20は、全体として、励起光源10aからの光を略平行化する機能を有する。
ダイクロイックミラー11は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を透過させる波長選択透過膜が形成されている。本実施形態においては、ダイクロイックミラー11は、青色光成分を反射させ、赤色光成分および緑色光成分を透過する。ダイクロイックミラー11は、励起光源10aが射出した励起光(青色光)を、略90度曲折して反射する。ダイクロイックミラー11で反射された励起光は、集光光学系23に入射される。
光源装置80は、照明光を射出する。光源装置80は、本実施形態においては、集光光学系23と、波長変換素子30と、を備える。
集光光学系23は、ダイクロイックミラー11からの青色光を略集光した状態で波長変換素子30に入射させる機能と、波長変換素子30から射出される蛍光を略平行化するコリメーターとしての機能とを有する。集光光学系23は、第1レンズ24と、第2レンズ25と、を備える。第1レンズ24および第2レンズ25は、本実施形態においては、凸レンズからなる。
波長変換素子30は、入射された励起光を蛍光に変換して射出する光学素子である。本実施形態においては、波長変換素子30は、反射型の波長変換素子であり、励起光が入射された側と同じ側に蛍光を射出する。本実施形態において波長変換素子30は、青色光である励起光を、赤色光および緑色光を含む蛍光に変換する。波長変換素子30の構成については、後段において詳述する。
波長変換素子30から射出された蛍光、すなわち、赤色光および緑色光は、集光光学系23(コリメーター)を介して、光源装置80から射出される。光源装置80から射出された蛍光は、ダイクロイックミラー11を透過して、第1レンズアレイ12に入射する。
第1レンズアレイ12は、入射された光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ12aを有する。複数の第1小レンズ12aは、第1レンズアレイ12に入射する光の光軸と直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ13は、第1レンズアレイ12の複数の第1小レンズ12aに対応する複数の第2小レンズ13aを有する。第2レンズアレイ13は、重畳レンズ15と共に、第1レンズアレイ12の各第1小レンズ12aの像を液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
第1レンズアレイ12で分割された光は、第2レンズアレイ13を介して、偏光変換素子14に入射する。
偏光変換素子14は、第1レンズアレイ12により分割された各部分光束を、所定の方向に偏光した直線偏光光に変換して射出する。
重畳レンズ15は、偏光変換素子14からの各部分光束を集光して液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bの画像形成領域近傍に重畳する。なお、重畳レンズ15は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
第1レンズアレイ12、第2レンズアレイ13および重畳レンズ15は、被照明領域における照度分布を均一にするレンズインテグレーター光学系を構成する。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりにインテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系を用いることもできる。
重畳レンズ15から射出された光、すなわち、照明装置10から射出された光は、色分離導光光学系60に入射される。
第2照明装置50は、光源50aと、集光光学系51と、散乱板54と、偏光変換インテグレーターロッド55と、集光レンズ56と、を備える。
光源50aは、本実施形態では、青色光(波長が約445nm)を射出するレーザー光源を用いている。なお、光源50aは、1つのレーザー光源で構成されていても、多数のレーザー光源で構成されていてもよい。また、レーザー光源は、青色光として、445nm以外の波長の青色光(例えば、460nm等)を射出するものを用いてもよい。
光源50aから射出された光は、集光光学系51に入射される。
集光光学系51は、第1レンズ52と、第2レンズ53と、を備える。集光光学系51は、全体として、青色光を略集光した状態で散乱板54に入射させる。第1レンズ52および第2レンズ53は、凸レンズからなる。
散乱板54は、光源50aから照射される青色光を所定の散乱度で散乱させ、波長変換素子30から射出される蛍光に似た配光分布を有する青色光に変換する。散乱板54としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
偏光変換インテグレーターロッド55は、光源50aから射出された青色光の面内光強度分布を均一にし、かつ、当該青色光を、所定の方向に偏光した直線偏光光に変換して射出する。偏光変換インテグレーターロッドは、詳しい説明は省略するが、インテグレーターロッドと、当該インテグレーターロッドの入射面側に配置され、青色光が入射する小孔を有する反射板と、射出面側に配置される反射型偏光板と、を有する。
なお、偏光変換インテグレーターロッドの代わりに、レンズインテグレーター光学系および偏光変換素子を用いることもできる。
集光レンズ56は、偏光変換インテグレーターロッド55からの光を集光して色分離導光光学系60に入射させる。
色分離導光光学系60は、ダイクロイックミラー61と、反射ミラー62と、反射ミラー63と、反射ミラー64と、を備える。色分離導光光学系60は、照明装置10から射出された光を赤色光および緑色光に分離してそれぞれの色光を照明対象となる液晶パネル70Rおよび70Gに導光するとともに、第2照明装置50から射出された青色光を液晶パネル70Bに導光する。
色分離導光光学系60と、液晶パネル70R、70Gおよび70Bとの間には、それぞれ集光レンズ71R、集光レンズ71Gおよび71Bが配置されている。
ダイクロイックミラー61は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を透過させる波長選択透過膜が形成される。本実施形態においては、ダイクロイックミラー61は、赤色光成分を透過させ、緑色光成分を反射する。反射ミラー63は、赤色光成分を反射する。反射ミラー62は、緑色成分を反射する。反射ミラー64は、青色光成分を反射する。
照明装置10から入射された光のうちダイクロイックミラー61を透過した赤色光は、反射ミラー63で反射され、集光レンズ71Rを透過して赤色光用の液晶パネル70Rの画像形成領域に入射する。照明装置10から入射された光のうちダイクロイックミラー61で反射された緑色光は、反射ミラー62でさらに反射され、集光レンズ71Gを透過して緑色光用の液晶パネル70Gの画像形成領域に入射する。
第2照明装置50から入射された青色光は、反射ミラー64で反射され、集光レンズ71Bを透過して青色光用の液晶パネル70Bの画像形成領域に入射する。
液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型のパネルである。液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bの光が入射する側と光が射出される側には、それぞれ図示しない入射側偏光板と射出側偏光板とが設けられている。
液晶パネル70R、液晶パネル70Gおよび液晶パネル70Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として備え、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から入射された直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム72は、各液晶パネルによって色光毎に変調されて射出側偏光板から射出された光学像を合成し、カラーの画像光を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム72は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、光学多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された光学多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された光学多層膜は、青色光を反射するものである。これらの光学多層膜によって赤色光および青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム72から射出されたカラーの画像光は、投写光学系73によって拡大投写され、スクリーンSCR上に投写画像(カラー画像)を形成する。
次に、波長変換素子30について詳しく説明する。
図2(A)および図2(B)は、波長変換素子30を示す図である。図2(A)は、平面図である。図2(B)は、図2(A)におけるIIB−IIB断面図である。
なお、本明細書では、波長変換素子30の励起光が入射する側を上側、波長変換素子30の励起光が入射する側と逆側を下側とする。また、後述する蛍光体層の底面を高さの基準とする。
本実施形態の波長変換素子30は、図2(A)および図2(B)に示すように、基板31と、接着剤34と、蛍光体層33と、反射部材32と、を備える。蛍光体層33は、側面33bと、底面33cと、底面33cに対向する上面33aとを有する。
基板31は、概平板状の部材である。基板31の蛍光体層33側の上面31Mは、凹部31bと、平坦部31aと、を備える。凹部31bの平面視形状は、特に限定されず、円形状であっても、矩形状であっても、多角形状であってもよい。本実施形態においては、凹部31bの平面視形状は、図2(A)に示すように、正方形状である。凹部31bは、平面視において、蛍光体層33の外側において反射部材32と部分的に重なる。本実施形態においては、凹部31bは、蛍光体層33の下部まで延在し、平面視において、蛍光体層33を収容する。凹部31bの内側面は、凹部31bの底面から上方向へ行くに従い、傾斜して四方へ拡がるように形成されている。
凹部31bの大きさ、すなわち、幅および深さは、接着剤34の厚みや、量、蛍光体層33の質量等によって適宜決定する。
なお、本明細書において、凹部に収容されているとは、平面視において、凹部と重なる位置に設けられていることを含む。
基板31の上面31M側には、図2(B)に示すように、蛍光体層33および反射部材32が設けられている。言い換えると、基板31は、蛍光体層33の底面33c側に設けられている。
基板31は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の熱伝導率が高い金属で構成されることが好ましい。蛍光体層33の熱を放熱しやすいためである。
蛍光体層33は、接着剤34によって基板31に固定されている。接着剤34の全体は、本実施形態においては、基板31の凹部31bの内部に収容されている。すなわち、図2(A)に示すように、接着剤34のうち平面視において蛍光体層33からはみ出している部分は、凹部31bに収容されている。
本実施形態においては、図2(B)に示すように、接着剤34の上面34aは、基板31の平坦部31aと段差なく接続されている。すなわち、接着剤34の上面34aと、基板31の平坦部31aとは、面一である。接着剤34の上面34aには蛍光体層33の底面33cが接着されている。
接着剤34の材質は、特に限定されず、樹脂であっても、金属であってもよい。接着剤34としては、例えば、硬化前は樹脂と金属とが混合されているが、硬化させることによって樹脂が揮発するような接着剤を用いてもよい。
蛍光体層33は、励起光源10aから励起光Leが照射されることにより蛍光Lfを生成する。蛍光体層33の形状は、特に限定されず、円柱形状であっても、四角柱形状であっても、錐台形状であってもよい。本実施形態においては、蛍光体層33の形状は、図2(A)および図2(B)に示すように、例えば、正四角柱形状である。
蛍光体層33の側面33bには、撥水処理が施されていることが好ましい。例えば、接着剤34として樹脂系の接着材料を用いる場合において、蛍光体層33を、接着剤34を用いて基板31上に固定する際に、接着剤34が蛍光体層33の側面33bに這い上がることを抑制できるためである。
蛍光体層33の底面33cは、接着剤34の上面34aと接着されている。本実施形態においては、接着剤34の上面34aが基板31の平坦部31aと段差なく接続されているため、基板31の平坦部31aの高さと、蛍光体層33の底面33cの高さとは、ほぼ同じである。
蛍光体層33の底面33cには、図示しない反射膜が設けられている。反射膜は、例えば、銀(Ag)や、アルミニウム(Al)等の反射率の高い金属で形成される。
本実施形態において蛍光体層33は、紫外線の領域から青色の領域の光により励起されて発光する光学部材である。蛍光体層33は、図示は省略するが、例えば、母材と、母材に分散された複数の蛍光体粒子と、を含んで構成される。
蛍光体粒子としては、希土類蛍光体やサイアロイ蛍光体等を用いることができる。詳細には、希土類蛍光体としてYAl12:Ce(YAG:Ce)、サイアロイ蛍光体としてαサイアロイ等を用いることができる。また、蛍光体層33は、蛍光体粒子と、母材としてのアルミナ等を混合した焼結体、母材としてのガラスや樹脂に、蛍光体粒子を内包したもの等を用いることができる。また、蛍光体粒子のみからなる焼結体等も用いることができる。
蛍光体層33で生成された蛍光は、上面33aおよび側面33bから射出される。
反射部材32は、蛍光体層33の側面33bと対向して設けられている。反射部材32は、基板31の平坦部31a上に固定されている。反射部材32の固定方法は、特に限定されず、接着剤によって接着する方法であってもよいし、ネジで固定する方法であってもよいし、他の部材によって反射部材32を基板31に押し付けて固定する方法であってもよい。
反射部材32の平面視形状は、図2(A)に示すように、本実施形態においては、例えば、矩形環状である。反射部材32の上面32aに垂直な断面形状は、図2(B)に示すように、例えば、台形状である。反射部材32の内側には、蛍光体層33が配置されている。反射部材32は、上面32aと底面32cとを接続する側面である傾斜面32bを備えている。傾斜面32bは、反射部材32の底面32cから上面32aに向かうに従って、蛍光体層33の側面33bから離間するように傾斜している。本実施形態において傾斜面32bは、基板31の平坦部31aに対して約45度傾いている。
本実施形態において、反射部材32の上面32aの高さH12は、蛍光体層33の上面33aの高さH11よりも大きい。これにより、傾斜面32bの上端部は、蛍光体層33の上面33aよりも高い領域に設けられている。底面32c側の反射部材32の端部の内縁32dは、蛍光体層33に近接して設けられている。
ここで、本明細書において、反射部材が蛍光体層に近接して設けられているとは、反射部材の少なくとも一部が、蛍光体層を接着する接着剤の拡がる領域より内側に設けられていることを含む。すなわち、本明細書において、反射部材が蛍光体層に近接して設けられているとは、反射部材の少なくとも一部の下部に蛍光体層を接着する接着剤が設けられていることを含む。
反射部材32は、銀(Ag)やアルミニウム(Al)等の反射率の高い金属や、光学多層膜、気孔を内包したセラミックス等で構成される。反射部材32は、ガラスまたは樹脂等の母材に、母材の屈折率とは異なる屈折率の粒子(空気も含む)を分散させた部材としてもよい。
蛍光体層33と反射部材32との間には空隙40が設けられている。空隙40は、図2(A)に示すように、平面視において、蛍光体層33を囲んで設けられている。本実施形態においては、空隙40の幅、すなわち、蛍光体層33の側面33bから反射部材32の傾斜面32bまでの距離は、図2(B)に示すように、基板31の平坦部31aから上方に向かうに従って、大きくなる。
波長変換素子30の蛍光体層33に上面33aから励起光Leが入射されると、励起光Leは、蛍光体層33によって蛍光Lfに変換され、蛍光体層33の上面33aおよび側面33bから射出される。蛍光体層33から射出される蛍光Lfのうち、側面33bから射出される光は、傾斜面32bで約90度折り曲げられて反射され、上側に反射される。これにより、蛍光体層33の上面33aおよび側面33bから射出される蛍光Lfは、共に励起光Leが照射された側と同じ側に射出される。蛍光Lfが射出される見かけの発光領域38は、平面視において上面32a側の反射部材32の端部の内縁32eで囲まれた領域となる。
次に、本実施形態の波長変換素子30の製造方法の一例について説明する。
まず、凹部31bが形成された基板31を準備し、凹部31bの内部に未硬化の樹脂製の接着剤34を塗布する。
次に、未硬化の接着剤34の上面34aに蛍光体層33を配置する。
次に、基板31の平坦部31a上に反射部材32を、蛍光体層33を囲むようにして固定する。
次に、未硬化の接着剤34を焼成して硬化させる。
以上により、波長変換素子30が製造される。
本実施形態によれば、接着剤34が基板31に形成された凹部31bの内部に収容されるため、波長変換素子30から射出される蛍光のサイズを小さくできる。以下、詳細に説明する。
図10(A)および図10(B)は、比較例の波長変換素子730を示す図である。図10(A)は、平面図である。図10(B)は、図10(A)におけるXB−XB断面図である。
比較例の波長変換素子730は、図10(A)および図10(B)に示すように、基板731と、接着剤734と、蛍光体層733と、反射部材732と、を備える。
基板731は、凹部が形成されていない点を除いて、本実施形態の基板31と同様である。
接着剤734は、基板731の上面731a上に設けられている。接着剤734は、濡れ拡がり、蛍光体層733よりも外側にはみ出している。
蛍光体層733は、側面733bと、底面733cと、底面733cに対向する上面733aとを有し、接着剤734を介して基板731上に固定されている。
反射部材732は、基板731の上面731aにおける接着剤734よりも外側に、蛍光体層733の側面733bと対向して配置されている。反射部材732は、図10(A)に示すように、平面視において、矩形環状である。反射部材732は、傾斜面732bを備える。
波長変換素子730においては、接着剤734が基板731の上面731a上に濡れ拡がるため、反射部材732を基板731の上面731a上において、蛍光体層733の近くに配置することができない。反射部材732の内縁732dが接着剤734の上に乗り上げるように反射部材732を配置すれば、反射部材732を蛍光体層733の近くに配置することは可能である。しかし、この場合、凹凸のある面の上に反射部材732を配置しなければならず、反射部材732を基板731に確実に固定することが困難である。
そのため、反射部材732と蛍光体層733の側面733bとの距離が大きくなり、結果として、反射部材732における上面732a側の端部の内縁732eで囲まれた見かけの発光領域738の幅W3が大きくなる。これにより、波長変換素子730から射出される蛍光Lfのサイズが大きくなり、蛍光Lfの一部が後段の光学素子によってけられる場合があった。したがって、プロジェクターにおける光の利用効率を十分に向上できない問題があった。
これに対して、本実施形態によれば、基板31の上面31Mに凹部31bが設けられ、接着剤34は、凹部31bの内部に収容されている。これにより、接着剤34が基板31の平坦部31aに設けられることが抑制され、反射部材32を蛍光体層33に近接して配置することが可能である。したがって、反射部材32と蛍光体層33との距離を小さくでき、発光領域38の幅W1を小さくできる。したがって、本実施形態によれば、波長変換素子30から射出される蛍光Lfのサイズを小さくできるため、プロジェクター1000の光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、反射部材32は、傾斜面32bを備えるため、蛍光体層33の側面33bから射出された蛍光Lfは上側、すなわち、励起光Leが入射した側に反射される。そのため、蛍光体層33から射出されない光を低減でき、光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、凹部31bは、平面視において蛍光体層33を収容するため、凹部31bの位置に合わせて蛍光体層33を配置することで、基板31に対する蛍光体層33の位置決め精度を向上できる。
また、凹部31bの内部には接着剤34が収容されているため、上述した製造方法を採用する場合において、未硬化の接着剤34を基板31の上面31Mに塗布した際に、未硬化の接着剤34は、凹部31bの内部に保持される。未硬化の接着剤34上に配置される蛍光体層33は、未硬化の接着剤34から均等に力を受けるように姿勢が調整されるため、すなわち、セルフアライメントされるため、凹部31bに対する蛍光体層33の位置および姿勢の精度を向上できる。
また、本実施形態によれば、蛍光体層33と反射部材32との間に空隙40が形成されているため、蛍光体層33と空隙40との界面において光が屈折する。そのため、側面33bから射出された蛍光Lfが、再度蛍光体層33の内部に入射されるような場合であっても、屈折により光の進行方向が変化する。その結果、波長変換素子30から射出されない蛍光Lfを低減でき、光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、基板31の上面31M上に蛍光体層33と反射部材32とを配置する構成であるため、製造が簡便である。
また、本実施形態によれば、反射部材32は平坦部31aに固定されているため、反射部材32を基板31に確実に固定することができる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用してもよい。
本実施形態においては、蛍光体層33の底面33cに反射膜を設ける代わりに、反射特性を有する接着剤を用いてもよい。また、接着剤34が光透過性を持つ場合、蛍光体層33の底面33cに反射膜を設ける代わりに、反射特性を有する基板を用いてもよい。
また、本実施形態においては、接着剤34として金属を用いて、基板31と蛍光体層33とを金属接合によって固定してもよい。
また、上記説明においては、反射部材32は、環状で、蛍光体層33を囲む構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、反射部材32は、蛍光体層33の側面33bのうちの少なくとも一部と対向して設けられているならば、形状や配置は特に限定されない。本実施形態においては、例えば、反射部材32は、角錐台形状で、蛍光体層33の側面33bと対向する位置に1つ、または複数配置されている構成であってもよい。
また、本実施形態においては、反射部材32の内縁32dは、蛍光体層33と接していてもよい。
また、本実施形態においては、図3および図4に示すように、蛍光体層の底面が基板31の平坦部31aより下側であってもよい。
図3は、本実施形態の他の一例である波長変換素子130を示す断面図である。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
波長変換素子130は、図3に示すように、基板31と、接着剤134と、蛍光体層133と、反射部材32と、を備える。蛍光体層133は、側面133bと、底面133cと、底面133cに対向する上面133aと、を有する。
接着剤134は、上記説明した実施形態の接着剤34と同様に、上面134aが基板31の平坦部31aと段差なく接続されている。
蛍光体層133の下側の端部は、接着剤134に埋設されている。すなわち、蛍光体層133の底面133cは、基板31の平坦部31aよりも下側に設けられている。
この構成によれば、凹部31bの内部に塗布する接着剤134の量にばらつきが生じた場合であっても、蛍光体層133の沈み込み量を調整することで、接着剤134の上面134aの位置を調整しやすい。
図4は、本実施形態の他の一例である波長変換素子230を示す断面図である。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
波長変換素子230は、図4に示すように、基板31と、接着剤234と、蛍光体層233と、反射部材32と、を備える。蛍光体層233は、側面233bと、底面233cと、底面233cに対向する上面233aと、を有する。
接着剤234は、凹部31bの内部に収容されている。接着剤234の上面234aは、基板31の平坦部31aよりも下側となるように設けられている。
蛍光体層233は、接着剤234の上面234a上に接着されている。蛍光体層233の底面233cは、接着剤234の上面234aと同じ高さである。すなわち、蛍光体層233の底面233cは、基板31の平坦部31aよりも下側に位置している。
反射部材32と接着剤234との間には、空隙241が設けられている。
この構成によれば、反射部材32と接着剤234との間に空隙241が設けられているため、上述した製造方法によって凹部31bの内部に未硬化の接着剤234を塗布する際に、接着剤234の量が多い場合であっても、接着剤234が凹部31bから溢れることを抑制できる。
また、この構成によれば、接着剤234の量を調整することによって、基板31の平坦部31aと蛍光体層33との高さの関係を調整しやすい。そのため、蛍光体層33の側面33bから射出される蛍光Lfが反射部材32によって反射されるように、蛍光体層33を配置することが容易である。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態に対して、反射部材332が傾斜面を備えていない点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図5(A)および図5(B)は、本実施形態の波長変換素子330を示す図である。図5(A)は、平面図である。図5(B)は、図5(A)におけるVB−VB断面図である。
本実施形態の波長変換素子330は、図5(A)および図5(B)に示すように、基板31と、接着剤34と、蛍光体層33と、反射部材332と、を備える。
反射部材332は、図5(A)に示すように、平面視において、矩形環状の部材である。反射部材332の上面332aに垂直な断面形状は、矩形状である。すなわち、反射部材332の側面332bは、上面332aに対して略垂直であり、蛍光体層33の側面33bと略平行である。
反射部材332は、内側の側面332bが蛍光体層33と対向するように基板31の平坦部31a上に固定されている。反射部材332の側面332bは、蛍光体層33と近接して設けられている。蛍光体層33と反射部材332との間には、空隙340が設けられている。
反射部材332の上面332aの高さH22は、蛍光体層33の上面33aの高さH11よりも大きい。
蛍光体層33で生成された蛍光Lfのうち蛍光体層33の側面33bから射出された蛍光Lfは、反射部材332の側面332bで反射され、再び蛍光体層33内に入射する。蛍光体層33に再び入射された蛍光Lfは、反射・屈折されて方向が変わることにより、上面33aから射出される。
本実施形態において、見かけの発光領域338は、平面視において反射部材332の内側の側面332bで囲まれた領域である。
本実施形態によれば、反射部材332の側面332bが蛍光体層33の側面33bと略平行であるため、側面332bが蛍光体層33に近接するようにして反射部材332を設置することで、発光領域338の幅W2をより小さくできる。これにより、波長変換素子330の蛍光Lfのサイズをより小さくできる。したがって、本実施形態によれば、プロジェクターにおける光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、蛍光体層33の側面33bから射出された蛍光Lfが反射部材332の側面332bで反射されて、蛍光体層33に再び入射する。そのため、蛍光体層33の側面33bから射出された蛍光Lfを有効利用できる。
また、本実施形態によれば、蛍光体層33と反射部材332との間には、空隙340が設けられているため、蛍光体層33と空隙340との界面において蛍光Lfが屈折される。そのため、反射部材332によって反射され再び蛍光体層33に入射した蛍光Lfの角度が、屈折によって変化する。その結果、再び入射された蛍光Lfが蛍光体層33の上面33aから射出されやすい。したがって、本実施形態によれば、光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、反射部材332の上面332aの高さH22が、蛍光体層33の上面33aの高さH11よりも大きいため、蛍光体層33の側面33bから射出された蛍光Lfは、反射部材332の側面332bで反射されやすい。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
本実施形態においては、反射部材332の側面332bが蛍光体層33の側面33bと接していてもよい。すなわち、空隙340が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、図6に示すような構成を採用してもよい。
図6は、本実施形態の他の一例である波長変換素子430を示す断面図である。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
波長変換素子430は、図6に示すように、基板31と、接着剤34と、蛍光体層33と、反射部材432と、を備える。
反射部材432は、上記説明した反射部材332に対して、側面が垂直面432bと傾斜面432dとで構成されている点において異なる。
垂直面432bは、反射部材432の底面432cと略垂直で、かつ、蛍光体層33の側面33bと略平行な面である。垂直面432bは、底面432cと傾斜面432dとを接続している。本実施形態において、垂直面432bの上端432eの高さH33は、蛍光体層33の上面33aの高さH11と同じである。
傾斜面432dは、垂直面432bと反射部材432の上面432aとを接続している。傾斜面432dは、垂直面432bの上端432eから上方に向かうに従って、蛍光体層33から離間するように傾いている。
本実施形態においては、垂直面432bの上端432eの高さH33が蛍光体層33の上面33aの高さH11と同じであるため、傾斜面432dは、蛍光体層33の上面33aよりも上側に設けられている。言い換えると、反射部材432の蛍光体層33と対向する側面は、少なくとも蛍光体層33の上面33aよりも高い領域に傾斜面432dを備える。
反射部材432の上面432aの高さH32は、蛍光体層33の上面33aの高さH11よりも大きい。
蛍光体層33の上面33aからは、蛍光Lfが大きく発散するように射出されるため、図5(B)に示す本実施形態の波長変換素子330のように、側面332bが垂直で、反射部材332の上面332aの高さH22が蛍光体層33の上面33aの高さH11よりも大きい場合には、蛍光体層33の上面33aから射出された蛍光Lfのうちの一部が、反射部材332の側面332bに当たって反射される場合がある。この場合においては、反射された蛍光Lfの射出角度が大きいため、波長変換素子330から射出された後に、後段の光学部材によってけられる虞がある。なお、光の進行方向と基板31の上面31Mの法線とのなす角を射出角度と定義する。
これに対して、この構成によれば、反射部材432における蛍光体層33の上面33aよりも高い領域に、傾斜面432dが設けられている。そのため、蛍光体層33の上面33aから大きな射出角度で射出され、傾斜面432dで反射された蛍光Lfは、射出角度が小さい光に変換される。したがって、この構成によれば、他の光学部材によってけられる光を低減でき、光の利用効率が低下することを抑制できる。
また、蛍光体層33に入射する励起光Leは、集光されて入射するため、蛍光体層33への入射角度は広い範囲に分布している。そのため、図5(B)に示すような波長変換素子330においては、励起光Leの一部が反射部材332の上面332aの内縁に当たって反射され、蛍光体層33に入射されない虞がある。
これに対して、図6に示した構成によれば、傾斜面432dが設けられているため、励起光Leを効率的に蛍光体層33に照射することができる。
なお、垂直面432bの上端432eの高さH33は、蛍光体層33の上面33aの高さH11より小さくてもよいし、大きくてもよい。しかし、高さH33は高さH11以下であることが好ましい。
また、本実施形態においては、高さH22を高さH11以下にしてもよい。この構成によれば、蛍光体層33の上面33aから射出される蛍光Lfおよび上面33aに入射される励起光Leが、反射部材332によって反射されることがなく、光の利用効率が低下することを抑制できる。蛍光体層33の側面33bから射出される光を有効利用するためには、高さH22が高さH11と同じであることが好ましい。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態に対して、凹部531bが平面視で矩形環状である点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図7(A)および図7(B)は、本実施形態の波長変換素子530を示す図である。図7(A)は、平面図である。図7(B)は、図7(A)におけるVIIB−VIIB断面図である。
本実施形態の波長変換素子530は、図7(A)および図7(B)に示すように、基板531と、接着剤534と、蛍光体層533と、反射部材32と、を備える。蛍光体層533は、側面533bと、底面533cと、底面533cに対向する上面533aと、を有する。蛍光体層533の平面視形状は、例えば、矩形状である。
基板531の上面531Mは、平坦部531aと、凹部531bと、を備える。
凹部531bの平面視形状は、環状であり、矩形環状であっても、円環状であっても、多角形環状であってもよい。本実施形態においては、凹部531bの平面視形状は、例えば、図7(A)に示すように、蛍光体層533の平面視形状に対応させて、矩形環状とした。凹部531bの、平坦部531aと垂直な断面形状は特に限定されず、矩形状であっても、半円形状であってもよい。本実施形態においては、凹部531bの断面形状は、図7(B)に示すように、例えば、半円形状である。
接着剤534は、基板531の上面531Mにおける凹部531bで囲まれた中央部531cと、凹部531bの内部とにまたがって設けられている。接着剤534のうち平面視で蛍光体層533の外側にはみ出している部分は、凹部531bに収容されている。
蛍光体層533は、接着剤534のうち中央部531cに設けられた部分に設けられている。蛍光体層533は、透明である。すなわち、蛍光体層533は、透明蛍光体で構成されている。蛍光体層533は、界面を持たない単結晶や、連続した多結晶で構成されている。
蛍光体層533の底面533cには反射膜550が設けられている。反射膜550は、例えば、銀(Ag)や、アルミニウム(Al)等の反射率の高い金属で形成されている。
蛍光体層533は、蛍光体層533に上面533aから入射した励起光Leが、反射膜550によって反射されて上面533aに再び戻るまでの間に、励起光Leが全て蛍光Lfに変換されるように設計されている。これにより、本実施形態においては、蛍光体層533から射出される光は、蛍光体層533で生成された蛍光Lfからなる。
蛍光体層533と反射部材32との間には、空隙540が設けられている。
凹部531bの内部における反射部材32と接着剤534との間には、空隙541が設けられている。
本実施形態によれば、環状の凹部531bが設けられているため、基板531の上面531Mの中央部531cに未硬化の接着剤534を塗布した際に、溢れた部分が凹部531bの内部に収容される。これにより、反射部材32を蛍光体層533に近接した位置に設けることができる。したがって、本実施形態によれば、光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、凹部531bには、空隙541が設けられているため、接着剤534の量が多くなったような場合であっても、接着剤534が凹部531bから溢れることが抑制される。
また、蛍光体層中に結晶界面や空気孔が存在する場合には、蛍光体層の上面に入射した励起光Leが結晶界面や空気孔によって多重散乱される。そのため、励起光Leは蛍光体層中を直進できず、上面近傍において多重散乱されている間に蛍光に変換される。したがって、蛍光体層の上面の近傍において蛍光変換量が相対的に大きくなり、上面近傍において局所的に発熱量が大きくなる。これにより、蛍光体層の上面近傍の温度が過度に上昇し、温度消光が生じる虞があった。また、蛍光体層が、例えば無機セラミック等で構成されている場合には、温度の上昇に伴って熱伝導率が低下するため、蛍光体層の内部に熱がこもりやすく、相乗的に温度が上昇する虞があった。
以上のことから、蛍光体層に照射できる励起光Leの光量が制限されるという問題があった。
この問題に対して、本実施形態によれば、蛍光体層533が散乱成分である結晶界面や空気孔を持たないため、透明である。そのため、励起光Leは、蛍光体層533中において散乱されにくく、蛍光体層533の底面533cまで到達できる成分が多くなる。これにより、蛍光変換量が蛍光体層533の高さ方向(厚さ方向)に分散され、高さ方向における蛍光体層533中の温度の分布がブロードになる。したがって、蛍光体層533の上面533aが相対的に高温となることが抑制される。また、これにより、蛍光体層533中の最高温度も低下する。
以上により、本実施形態によれば、蛍光体層533の温度が上昇しにくいため、蛍光体層533に照射する励起光Leの光量を大きくできる。その結果、蛍光体層533から射出される蛍光Lfの量を多くすることができる。
また、従来の蛍光体層では、上面から入射した励起光Leが、底面に設けられた反射膜に当たる前に、全て蛍光Lfに変換されるように設計されていた。そのため、蛍光体層の厚み、すなわち、蛍光体層の高さが大きくなるという問題があった。
この問題に対して、本実施形態によれば、蛍光体層533の上面533aから入射した励起光Leが、底面533cに設けられた反射膜550で反射されて再び上面533aに戻るまでの間に、全て蛍光Lfに変換されるように設計されている。そのため、蛍光体層533の厚み、すなわち、高さH41を小さくできる。したがって、本実施形態によれば、蛍光体層533の上面533aから基板531までの熱経路を短くでき、放熱効率を向上できる。その結果、蛍光体層533の温度が上昇することをより抑制できる。
なお、上記説明した第1実施形態および第2実施形態においても、透明な蛍光体層を用いてもよい。透明な蛍光体層を用いた場合においては、蛍光体層の底面近傍においても多くの蛍光Lfが発生する。さらに、蛍光体層中で生成された蛍光Lfも散乱されずにあらゆる方向に直進し易い。これにより、側面から射出される蛍光Lfの量が増加する。したがって、上記説明した第1実施形態から第3実施形態は、蛍光体層を透明にした場合において、特に有効である。
(第4実施形態)
第4実施形態は、回転式の波長変換素子を備える。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図8は、本実施形態のプロジェクター2000を示す概略構成図である。図9(A)および図9(B)は、本実施形態の波長変換素子630を示す図である。図9(A)は、平面図である。図9(B)は、図9(A)におけるIXB−IXB断面図である。
本実施形態のプロジェクター2000は、図8に示すように、照明装置610を備える。照明装置610は、光源装置680を備える。
光源装置680は、本実施形態においては、集光光学系23と、波長変換素子630と、を備える。
波長変換素子630は、図9(A)および図9(B)に示すように、円板631と、接着剤634と、外側反射部材632と、内側反射部材635と、蛍光体層633と、回転機構636と、を備える。円板631は、特許請求の範囲における基板に相当する。外側反射部材632および内側反射部材635は、特許請求の範囲における反射部材に相当する。
円板631の上面631Mは、図9(B)に示すように、平坦部631aと、凹部631bと、を備える。
凹部631bは、図9(A)に示すように、平面視において、円環状である。
接着剤634は、平面視において円環状であり、図9(B)に示すように、凹部631bの内部に収容されている。
蛍光体層633は、側面633bと、底面633cと、底面633cに対向する上面633aと、を有する。蛍光体層633の平面視形状は、円環状である。蛍光体層633の上面633aに垂直な断面形状は、矩形状である。蛍光体層633は、接着剤634によって円板631に固定されている。蛍光体層633の底面633cには、図示しない反射膜が設けられている。
外側反射部材632は、図9(A)に示すように、平面視において円環状である。外側反射部材632は、上面631Mにおける蛍光体層633よりも外側の平坦部631aに、蛍光体層633の外側の側面633bと対向するように設けられている。外側反射部材632は、蛍光体層633の側面633bと対向する傾斜面632bを備える。
傾斜面632bは、円板631の平坦部631aから外側反射部材632の上面632aに向かうに従って、蛍光体層633から離間するように傾斜している。すなわち、傾斜面632bは、円板631の外側に向かって傾斜している。
内側反射部材635は、平面視において円環状である。内側反射部材635は、上面631Mにおける蛍光体層633よりも内側の平坦部631aに、蛍光体層633の内側の側面633bと対向するように設けられている。内側反射部材635は、蛍光体層633の側面633bと対向する傾斜面635bを備える。
傾斜面635bは、円板631の平坦部631aから内側反射部材635の上面635aに向かうに従って、蛍光体層633から離間するように傾斜している。すなわち、傾斜面635bは、円板631の内側に向かって傾斜している。
蛍光体層633と外側反射部材632との間には、空隙640が設けられている。蛍光体層633と内側反射部材635との間には、空隙641が設けられている。
回転機構636は、出力軸636aを備えている。出力軸636aは、円板631の中心に挿通されて固定されている。回転機構636は、円板631を出力軸636a回りに回転させる。
図8に示すように、円板631が回転機構636によって回転させられている状態において、円板631上に設けられた円環状の蛍光体層633の一部に励起光が照射され、波長変換素子630から蛍光が射出される。波長変換素子630における励起光が照射される部分を波長変換部637とする。波長変換部637の断面形状は、第1実施形態の波長変換素子30の断面形状と同様である。
本実施形態によれば、回転機構636によって回転させられる円板631上に円環状に蛍光体層633が設けられているため、円板631が回転することで蛍光体層633における励起光が照射される位置が移動し、蛍光体層633における発熱箇所が分散する。これにより、蛍光体層633の温度が大きく上昇することを抑制できる。
なお、上記説明においては、波長変換部637の断面形状を第1実施形態の波長変換素子30の断面形状と同様としたが、これに限られない。本実施形態においては、波長変換部の断面形状は、第2実施形態または第3実施形態の波長変換素子の断面形状と同様としてもよい。
なお、上記の第1実施形態から第4実施形態においては、波長変換素子を反射型とする例について説明したが、これに限られず、波長変換素子を透過型としてもよい。その場合においては、第3実施形態の波長変換素子530の蛍光体層533は、上面533aと底面533cとの間を励起光Leが進む間に、全ての励起光Leが蛍光Lfに変換されるように設計される。
また、上記の実施形態においては、光変調装置として3つの液晶パネル70R、液晶パネル70G、および液晶パネル70Bを採用したが、これに限られず、例えば、光変調装置として1つの液晶パネルでカラー画像を表示する液晶パネルを採用してもよい。
また、上記の実施形態においては、赤色光と緑色光とを生成する蛍光体層を用いていたが、これに限られない。例えば、赤色光と緑色光とのうちいずれかを生成する蛍光体層を用いてもよい。また、白色光を生成する蛍光体層を用いてもよい。
また、上記の実施形態においては、光変調装置として透過型の光変調装置である液晶パネル70R、液晶パネル70G、および液晶パネル70Bを採用したが、これに限られず、光変調装置として、例えば、反射型の光変調装置や、マイクロミラー型の光変調装置等、他の方式の光変調装置を採用できる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を採用できる。
また、上記の実施形態においては、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、これに限られない。本発明の光源装置は、照明器具や、自動車の前照灯、光ディスク装置などにも適用できる。
31,231,531…基板、33a,133a,233a,533a,633a…上面、31b,231b,531b,631b…凹部、32,332,432,732…反射部材、32b,432d,632b,635b…傾斜面、33c,133c,233c,533c,633c…底面、33,133,233,533,633…蛍光体層、33b,133b,233b,533b,633b…側面、34,134,234,534,634…接着剤、40,241,340,540,541,640,641…空隙、70B,70G,70R…液晶パネル(光変調装置)、73…投写光学系、80,680…光源装置、631…円板(基板)、632…外側反射部材(反射部材)、635…内側反射部材(反射部材)、636…回転機構、1000,2000…プロジェクター、Lf…蛍光

Claims (10)

  1. 側面と、底面と、当該底面に対向する上面とを有する蛍光体層と、
    前記蛍光体層の前記側面と対向する反射部材と、
    前記蛍光体層の前記底面側に設けられた基板と、
    前記蛍光体層と前記基板とを接着する接着剤と、
    を備え、
    前記基板の前記蛍光体層側の面は、平面視において、少なくとも前記蛍光体層の外側において前記反射部材と重なる凹部を備え、
    前記接着剤のうち前記蛍光体層の外側にはみ出している部分は、前記凹部に収容され、
    前記蛍光体層で生成された蛍光は、前記上面および前記側面から射出されることを特徴とする光源装置。
  2. 前記凹部は、前記蛍光体層の下部まで延在し、平面視において前記蛍光体層を収容する、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記蛍光体層と前記反射部材との間には空隙が設けられている、請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記反射部材と前記接着剤との間には空隙が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記底面を高さの基準としたとき、前記反射部材の前記蛍光体層と対向する側面は、少なくとも前記上面よりも高い領域に傾斜面を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記反射部材は、前記基板上に設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記基板を回転させる回転機構を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記蛍光体層は透明である、請求項1から7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 前記蛍光体層から射出される光は、前記蛍光体層で生成された蛍光からなる、請求項8に記載の光源装置。
  10. 照明光を射出する光源装置と、
    前記照明光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投写する投写光学系と、を備え、
    前記光源装置として、請求項1から9のいずれか一項に記載の光源装置を用いることを特徴とするプロジェクター。
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