JP2015229907A - ピット枠間のジョイント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピットの開口縁部に、その開口縁部に沿って縦列する複数のピット枠が配設され、その各ピット枠の、ピット開口とは反対側の側面に、ピット枠の長手方向に延びる係止溝が形成され、相隣なるピット枠の隣接端部間が、その間に跨がるように前記係止溝に装着可能なジョイント部材を介して結合されるピット枠間のジョイント結合構造において、ジョイント部材の構造を簡素化すると共に取扱いも頗る簡便化して、ジョイント部材によるピット枠間の結合作業の能率を向上させる。
【解決手段】ジョイント部材Jは、ピット枠Fの係止溝Cgに遊隙を存して嵌合可能なジョイント本体Jmと、そのジョイント本体に基部Sbが連結される弾性部材Sとを備えており、その弾性部材Sは、これの自由端部Saを係止溝Cgに摺動可能に係合させ且つ弾性部材Sを弾性変形させることで生じた弾発力により、係止溝Cgの内面にジョイント本体Jmを圧接させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ピットの開口縁部を縁取るようにその開口縁部に配設されるピット枠の相互間を結合する、ピット枠間のジョイント構造に関する。
上記ピット枠の、ピット開口とは反対側の側面に、ピット枠の長手方向に延びる係止溝が形成され、相隣なるピット枠の隣接端部間が、その間に跨がるように係止溝に差込み可能なジョイント部材を介して結合される、ピット枠間の結合構造は従来公知である(下記特許文献1を参照)。
特開平10−8697号公報
ところが上記従来構造では、ピット枠の製造工場又は建築現場において、隣り合うピット枠の端部間に跨がるよう係止溝に差し込んだジョイント部材を、係止溝内面に裏板を当てがった状態でボルトにより係止溝に締結、固定するようにしていたので、その作業前にジョイント部材にボルトを予め螺挿しておく必要があり、そのねじ加工やボルトを取付けたり締め込んだりする作業や、係止溝内面に裏板をセットする作業等が面倒で、作業能率が悪い等の問題がある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来構造の前記問題を簡単な構造で解決できるようにした、ピット枠間のジョイント構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、ピットの開口縁部に、その開口縁部に沿って縦列する複数のピット枠が配設され、その各ピット枠の、ピット開口とは反対側の側面には、ピット枠の長手方向に延びる係止溝が形成され、相隣なるピット枠の隣接端部間が、その間に跨がるように前記係止溝に装着可能なジョイント部材を介して結合される、ピット枠間のジョイント結合構造において、前記ジョイント部材は、前記係止溝に遊隙を存して嵌合可能なジョイント本体と、そのジョイント本体に基部が連結される弾性部材とを備えており、その弾性部材は、これの自由端部を前記係止溝に摺動可能に係合させ且つ該弾性部材を弾性変形させることで生じる弾発力により、その係止溝の内面に前記ジョイント本体を圧接させることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、板ばねより成る前記弾性部材は、それの基部が自由端部よりも前記ジョイント本体の端部寄りに位置すると共に、その基部と自由端部との間が、その基部から自由端部に向かって徐々に立ち上がる隆起部を介して接続されることを第2の特徴とする。
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記ピット枠は、上壁部及び下壁部の一端相互を鉛直壁で一体に結合して横断面コ字状に形成されたチャンネル枠部を一体に備えていて、それら上壁部及び下壁部並びに鉛直壁で前記係止溝が形成され、前記上壁部及び下壁部の各内端には、前記係止溝の開口部を狭めるように互いに接近する側に延びる一対の係止爪部がそれぞれ一体に連設され、前記ジョイント本体及び前記弾性部材の何れか一方が前記鉛直壁に、またその何れか他方が前記一対の係止爪部にそれぞれ圧接することを第3の特徴とする。
また本発明は、第1〜第3の何れかの特徴に加えて、前記ジョイント本体が、帯状の板材より構成されていて、そのジョイント本体を縦通する浅い凹溝を一側面に有すると共に、その他側面には前記凹溝に対応した凸条部を有しており、前記凹溝に前記弾性部材の前記基部が相対回動不能に嵌合した状態で該基部と前記ジョイント本体間が結合されることを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ジョイント部材は、これに基部を連結した弾性部材の自由端部を係止溝に係合させて弾性部材を弾性変形させながら、ジョイント本体を、相隣なるピット枠の隣接端部間に跨がるよう係止溝に単に差し込むだけでよく、これにより、弾性部材の弾発力でジョイント本体を係止溝の内面に圧接させることができて、ジョイント本体を相隣なる両ピット枠(係止溝内面)に各々摩擦連結可能となり、両ピット枠間がジョイント部材を介して結合される。従って、ジョイント部材はその構造が簡素化されてコスト節減が図られるだけでなく、裏板も不要となって取扱いが頗る簡便となり、ジョイント部材によるピット枠間の結合作業の能率向上に大いに寄与することができる。
また特に第2の特徴によれば、前記弾性部材は、これを板ばねより構成したことで、製造容易となりコスト節減が図られる。しかもこの弾性部材は、それの基部が自由端部よりもジョイント本体の端部寄りに位置すると共に、その基部と自由端部との間が、その基部から自由端部に向かって徐々に立ち上がる隆起部を介して接続されるので、ジョイント本体を係止溝に差し込む際に、板ばねよりなる弾性部材の自由端部及び隆起部が係止溝の軸方向開口端に引っ掛かりにくくなり、作業性が頗る良好となる。
また特に第3の特徴によれば、ピット枠に設けたチャンネル枠部の鉛直壁とこれに対向する一対の係止爪部とに、ジョイント本体と弾性部材とを容易且つ的確に係合可能となるから、ジョイント部材によるピット枠間結合作業の作業性を更に向上させることができる。
また特に第4の特徴によれば、ジョイント本体が、帯状の板材より構成されていて、そのジョイント本体を縦通する浅い凹溝を一側面に有すると共に、その他側面には前記凹溝に対応した凸条部を有しており、その凹溝に弾性部材の基部が相対回動不能に嵌合されるので、帯状板材よりなるジョイント本体が、前記凹溝及び凸条部に対応した一対の段部を有することで、その剛性強度を高めることができ、しかもその凹溝が弾性部材に対する回り止め手段に兼用されることで、弾性部材基部とジョイント本体間の結合構造の簡素化に寄与することができる。
本発明の一実施形態を示すピットの斜視図 図1の2−2線拡大断面図 コンクリート打設前において相隣なるピット枠間のジョイント結合状態を示す、図2の3−3線より見た断面図 図3の4−4線断面図 ピット直線部分における相隣なるピット枠とジョイント部材との関係を示す分解斜視図 ピットコーナ部分における相隣なるピット枠間のジョイント結合状態を示す図4対応断面図 ピットコーナ部分における相隣なるピット枠とジョイント部材との関係を示す分解斜視図
本発明の実施の形態を、添付図面により以下に具体的に説明する。
図1に示すように、建物内又は建物外において、基礎B上にはコンクリートCRの打設により水平な歩行面fが形成されており、その歩行面fには溝状のピットPが凹設される。このピットPは、必要に応じて種々の用途、例えば配線用、排水用、物品収納用等の用途に用いられるものであり、そのピットPの開口縁部には、その開口縁部を体裁よく縁取るように開口縁部に沿って縦列する複数条のピット枠F…が配設される。
図2〜図7を併せて参照して、各ピット枠Fの、ピット開口Oとは反対側(即ちピット周壁と対向する側)の側面には、ピット枠Fの長手方向に延びる係止溝Cgが形成される。そして、相隣なるピット枠Fの隣接端部間が、その間に跨がるように係止溝Cgに装着されるジョイント部材J,J′を介して着脱可能に結合される。尚、前記ジョイント部材には、ピットPの直線部分に対応するジョイント部材Jと、ピットPのコーナ部分に対応するジョイント部材J′とが含まれる。
各ピット枠Fは、上壁部Cu及び下壁部Clの一端相互を鉛直壁Cvで一体に結合して横断面コ字状に形成されたチャンネル枠部Cと、そのチャンネル枠部Cの鉛直壁Cv外面に一体に連設されて水平に延びる、ゴムシート1付きの蓋載せ枠部Dとを少なくとも一体に備える。そして、その上壁部Cu及び下壁部Clの内端には、互いに接近する側に(即ち後述する係止溝Cgの開放面を狭めるように)延びる上下一対の係止爪部Cuf,Clfがそれぞれ一体に連設される。
また蓋載せ枠部Dの上面には、ピットPの上端開口を塞ぐピット蓋Tが、前記ゴムシート1を介して載置、支持され、その支持状態でピット蓋Tの上面は、前記歩行面fと面一に連続して歩行面の一部を構成する。
而してチャンネル枠部Cの内側面、即ちピット開口Oと反対側の側面には、チャンネル枠部Cの前記した上壁部Cu及び下壁部Cl、上下一対の係止爪部Cuf,Clf並びに鉛直壁Cvにより係止溝Cgが形成される。尚、このような係止爪部Cuf,Clfを設ける代わりに、係止溝Cg自体を、溝幅が開放面に向かって徐々に狭くなる所謂アリ溝状に形成することも可能である。
ピットPの直線部分において相隣なるピット枠Fの隣接端部間を結合するためのジョイント部材Jは、係止溝Cgに遊隙を存して嵌合可能な帯板状の金属製ジョイント本体Jmと、そのジョイント本体Jmに基部Sbが連結されると共に係止溝Cgの内面(図示例では内底面、即ち前記鉛直壁部Cvの内面)に先部即ち自由端部Saが摺動可能に係合し得る一対の弾性部材Sとを備えている。そして、弾性部材Sは、これの自由端部Saを係止溝Cgに係合させ且つ弾性部材Sを弾性変形させることで生じる弾発力で、ジョイント本体Jmを係止溝Cgの内面(図示例では係止溝Cgの開放端縁、即ち上下の係止爪部Cuf,Clfの内面)に圧接させることにより、ジョイント本体Jmが相隣なるピット枠Fの各々に摩擦連結される。尚、弾性部材Sの基部Sbをジョイント本体Jmに連結する連結手段は、図示例のリベット2に限定されず、種々の連結手段(例えばボルト、溶接手段、カシメ手段、接着手段等)から任意に選択可能である。
前記弾性部材Sは、図示例では中間部を屈曲させた帯板状の金属(例えばバネ鋼)製の板ばねより構成される。即ち、この弾性部材Sは、それの基部Sbが自由端部Saよりもジョイント本体Jmの端部寄りに位置すると共に、その基部Sbと自由端部Saとの間が、基部Sbから自由端部Saに向かって徐々に立ち上がる(即ちジョイント本体Jmから徐々に離間するようジョイント本体Jmに対し斜めに起立する)隆起部Smを介して接続される。
また帯状の平板材より成る前記ジョイント本体Jmは、これを縦通する浅い凹溝3を一側面に有すると共に、その他側面には該凹溝3に対応した扁平な凸条部4を有している。そして、その凹溝3に弾性部材Sの基部Sbが相対回動不能に嵌合した状態で、該基部Sbとジョイント本体Jm間が結合される。かくして、帯状板材よりなるジョイント本体Jmは、凹溝3及び凸条部4に対応した一対の段部を有することで、その剛性強度が効果的に高められ、しかもその凹溝3が弾性部材Sに対する回り止め手段に兼用されるため、弾性部材Sの基部Sbとジョイント本体Jm間の結合構造の簡素化が図られる。
そして、前記したジョイント部材Jを係止溝Cg内にセットした状態で、ジョイント本体Jmと、弾性変形状態に置かれる弾性部材Sの自由端部Saとは、その何れか一方(図示例では後者Sa)がチャンネル枠部Cの鉛直壁Cvの内面に、またその何れか他方(図示例では前者Jm)が、上下の係止爪部Cuf,Clfの内面にそれぞれ圧接される。これにより、相隣なるピット枠F間が、その両ピット枠Fの各々に摩擦連結されたジョイント部材Jを介して結合される。尚、図4,6の二点鎖線は、自由状態の弾性部材Sを示している。
尚、図示例とは反対に、弾性部材Sの自由端部Saを係止溝Cgの開放端縁即ち上下の係止爪部Cuf,Clfの内面に圧接させ、またジョイント本体Jmをチャンネル枠部Cの鉛直壁Cvの内底面に圧接させることも可能であり、この場合には、弾性部材Sの自由端部Saの幅を上下の係止爪部Cuf,Clf間の間隔(即ち係止溝Cgの開放面の幅)よりも十分広く設定する必要がある。
更にジョイント本体Jmの上側面には、ジョイント部材Jの、一方のピット枠Fの係止溝Cgへの適正差込位置を表示する目印mが付設されており、この目印mを該一方のピット枠Fの端面に合せることで、ジョイント部材Jの係止溝Cgへの差込量を容易に適正化することができる。
また、ピットPのコーナ部分において相隣なるピット枠Fの隣接端部間を結合するための前記ジョイント部材J′は、係止溝Cgに遊隙を存して嵌合可能な帯板状の金属製ジョイント本体JmがピットPのコーナ部分に対応してL字状に屈曲形成される点を除いて、直線用ジョイント部材Jと基本構造が同一である。従って、このジョイント部材J′については、その構成要素に直線用ジョイント部材Jの対応する構成要素の参照符号を付すに留め、具体的な構造説明は省略する。また、ピットPのコーナ部分において相隣なるピット枠Fの隣接端面は、ピットPのコーナ形状に対応すべくピット枠Fの長手方向に対し斜め45度に切断加工される。
次に本実施形態の作用を説明する。
ピットPの構築に当たっては、ピットPの完成形態に合せて複数条のピット枠Fを互いに結合してピット枠組立体を予め組立てる。この場合、ピットPの直線部分においては、縦列するピット枠Fの相互間が直線部分用のジョイント部材Jを介して結合され、またピットPのコーナ部分においては、直交するピット枠Fの相互間がコーナ用のジョイント部材J′を介して結合される。
次いで、上記のようにして組立てられたピット枠組立体を、図示しない治具を用いて基礎Bから所望のレベルに位置決め保持し、次いで、そのレベル調整と位置決めがなされたピット枠組立体を、図示しないアンカ部材及び支柱を介して基礎B上に固定する。しかる後に、コンクリートの打設、固化により、ピットP付きの歩行面fを成形し、その成形と共にピット枠FがピットPの開口縁部に一体に沿設されるようにする。
ところで前述のようなピット枠F間の結合作業に際しては、ジョイント部材J,J′は、これに基部Sbを固定した一対の板ばねよりなる弾性部材Sの自由端部Saを両ピット枠Fの係止溝Cgの内面(図示例では溝底面、即ち前記鉛直壁Cvの内面)に各々係合させて弾性部材Sを弾性変形させながら、ジョイント本体Jmを、相隣なるピット枠Fの隣接端部間に跨がるよう係止溝Cgに単にスライドさせて差し込むだけでよい。この差込みの際に、弾性部材Sから弾発力を受けるジョイント本体Jmは、係止溝Cgの内面(図示例では係止溝Cgの開放端縁即ち係止爪部Cuf,Clfの内面)を圧接状態でスライドする。
かくして、弾性部材Sの弾発力により、ジョイント本体Jmを係止溝Cgの内面に圧接させることができるから、ジョイント本体Jmを相隣なる両ピット枠Fの係止溝Cgの内面に各々摩擦連結可能となって、両ピット枠F間がジョイント部材J,J′を介して結合可能となる。従って、ジョイント部材J,J′は、従来のジョイント部材と比べて、その構造が簡素化されてコスト節減が図られ、その上、係止溝Cgに裏板をセットする作業も不要となって取扱いが頗る簡便となり、ジョイント部材J,J′によるピット枠F間の結合作業の能率向上が図られる。
また特に弾性部材Sは、これを図示例のように板ばねより構成したことで、製造容易となりコスト節減が達成される。しかもこの弾性部材Sは、それの基部Sbが自由端部Saよりもジョイント本体Jmの端部寄りに位置すると共に、その基部Sbと自由端部Saとの間が、基部Sbから自由端部Saに向かって斜めに傾斜するよう立ち上がる隆起部Smを介して接続されるので、ジョイント本体Jmを係止溝Cgに差し込む際に、板ばねよりなる弾性部材Sの自由端部Sa及び隆起部Smが係止溝Cgの軸方向開口端に引っ掛かりにくくなり、作業性が更に良好となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施の形態が可能である。
たとえば、ピット枠Fは、その断面形状が実施形態のものに限定されず、少なくともピット開口と反対側の側面に、ジョイント部材J,J′を装着可能な係止溝Cgを有した種々の断面形状の型枠を使用可能である。
また前記実施形態では、ピットPをコンクリートの打設により成形するものを示したが、本発明では、溝状凹部を有するダクト(ピット形成部材)を基礎上に設置することでピットを構築するものにも実施可能である。
また前記実施形態では、ピット枠Fの係止溝Cg付きチャンネル枠部Cの所定部位に蓋載せ段部Dを一体に連設したものを示したが、本発明では、蓋載せ段部を省略してもよく或いは蓋載せ段部の位置を適宜変更してもよい。
C・・・・・チャンネル枠部
Cg・・・・係止溝
Cl・・・・下壁部
Cu・・・・上壁部
Cuf,Clf・・一対の係止爪部
Cv・・・・鉛直壁
F・・・・・ピット枠
J・・・・・ピット枠直線部分に対応したジョイント部材
J′・・・・ピット枠コーナ部分に対応したジョイント部材
Jm・・・・ジョイント本体
O・・・・・ピット開口
P・・・・・ピット
S・・・・・弾性部材としての板ばね
Sa・・・・自由端部としての先部
Sb・・・・基部
Sm・・・・隆起部
3・・・・・凹溝
4・・・・・凸条部

Claims (4)

  1. ピット(P)の開口縁部に、その開口縁部に沿って縦列する複数のピット枠(F)が配設され、その各ピット枠(F)の、ピット開口(O)とは反対側の側面には、ピット枠(F)の長手方向に延びる係止溝(Cg)が形成され、相隣なるピット枠(F)間が、その間に跨がるように前記係止溝(Cg)に装着可能なジョイント部材(J,J′)を介して結合される、ピット枠間のジョイント構造において、
    前記ジョイント部材(J,J′)は、前記係止溝(Cg)に遊隙を存して嵌合可能なジョイント本体(Jm)と、そのジョイント本体(Jm)に基部(Sb)が連結される弾性部材(S)とを備えており、
    その弾性部材(S)は、これの自由端部(Sa)を前記係止溝(Cg)に摺動可能に係合させ且つ該弾性部材(S)を弾性変形させることで生じる弾発力により、その係止溝(Cg)の内面に前記ジョイント本体(Jm)を圧接させることを特徴とする、ピット枠間のジョイント構造。
  2. 板ばねより成る前記弾性部材(S)は、それの基部(Sb)が自由端部(Sa)よりも前記ジョイント本体(Jm)の端部寄りに位置すると共に、その基部(Sb)と自由端部(Sa)との間が、その基部(Sb)から自由端部(Sa)に向かって徐々に立ち上がる隆起部(Sm)を介して接続されることを特徴とする、請求項1に記載のピット枠間のジョイント構造。
  3. 前記ピット枠(F)は、上壁部(Cu)及び下壁部(Cl)の一端相互を鉛直壁(Cv)で一体に結合して横断面コ字状に形成されたチャンネル枠部(C)を一体に備えていて、それら上壁部(Cu)及び下壁部(Cl)並びに鉛直壁(Cv)で前記係止溝(Cg)が形成され、前記上壁部(Cu)及び下壁部(Cl)の各内端には、前記係止溝(Cg)の開口部を狭めるように互いに接近する側に延びる一対の係止爪部(Cuf,Clf)がそれぞれ一体に連設され、前記ジョイント本体(Jm)及び前記弾性部材(S)の何れか一方が前記鉛直壁(Cv)に、またその何れか他方が前記一対の係止爪部(Cuf,Clf)にそれぞれ圧接することを特徴とする、請求項1又は2に記載のピット枠間のジョイント構造。
  4. 前記ジョイント本体(Jm)は、帯状の板材より構成されていて、そのジョイント本体(Jm)を縦通する浅い凹溝(3)を一側面に有すると共に、その他側面には前記凹溝(3)に対応した凸条部(4)を有しており、前記凹溝(3)に前記弾性部材(S)の前記基部(Sb)が相対回動不能に嵌合した状態で該基部(Sb)と前記ジョイント本体(Jm)間が結合されることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のピット枠間のジョイント構造。
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