JP2015229248A - 立体造形物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体造形物の造形後の後処理を簡略化して、外観品質の向上した立体造形物の製造を容易にする。
【解決手段】立体造形物の製造方法は、(1)積層造形により、モデル材31の最表面の少なくとも一部をコート材32で被覆した立体造形物を、サポート材40で支持しながら造形する造形工程と、(2)造形工程の後、サポート材40を除去する除去工程とを有している。造形工程では、コート材32が少なくともモデル材31とサポート材40との間に位置するように積層造形を行う。除去工程では、サポート材40を後処理装置によって除去した後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の表面の平滑化を、サポート材40を除去した後処理装置を用いて連続して行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、積層造形によって立体造形物を製造する立体造形物の製造方法に関するものである。
3Dプリンタを用いて立体造形物を製造する方法として、積層造形法が知られている。この積層造形法では、下の段(層)から上の段(層)に向かって所望の形状になるように、造形材料を層ごとに積み上げていくことで立体造形物を得る。このような積層造形法を用いる場合、立体造形物における、下層よりも上層が張り出したオーバーハング部分を造形するためには、オーバーハング部分を下方から支持するように、サポート材を配置する必要がある。このようにサポート材を配置し、積層造形法によって立体造形物を製造する方法については、例えば特許文献1に開示されている。
上記のサポート材は、最終的には不要となり、立体造形物の造形後に除去する必要があるため、除去しやすい材料で構成することが望ましい。除去しやすい材料またはサポート材については、例えば特許文献2〜4に開示されている。具体的には、特許文献2では、光硬化性成分と非光硬化性成分とを含み、光照射後、固体、半固体、ゲルのいずれかになり、水、アルカリ、酸、洗浄液のいずれかに溶ける、もしくは膨潤するような、サポート材用の材料が開示されている。また、特許文献3では、アルカリ可溶性のサポート材が開示されており、特許文献4では、熱可塑性のサポート材が開示されている。さらに、特許文献5では、サポート材の外表面に、サポート材よりも剛性の高いサポート殻を設けることで、造形時においてはサポート殻でサポート材の流出を阻止し、造形後においては、サポート殻で被覆されたサポート材を流出させて、容易にサポート材を除去できるようにしている。
また、サポート材を除去した後の物体(モデル材)の表面にコート材を塗布することがある。コート材として透明材料を用い、これをモデル材の表面に塗布してコート層を形成することで、クリアな発色が得られる、積層痕が目立たなくなる、高級感が出る、などの効果がある。また、モデル材の表面を保護するための保護層としてコート層を設けることもある。モデル材の外表面に透明材料を配置する例については、例えば特許文献6に開示されている。
ところで、積層造形において、モデル材をサポート材で支持しながら造形を行った後、サポート材を除去すると、モデル材の表面に凹凸が生じる。これは、モデル材およびサポート材を硬化させる前に、モデル材とサポート材との界面でそれぞれの材料が混ざり合うためと考えられる。そのため、サポート材の除去後は、モデル材の表面を平滑化する処理を行うことが必要となる。
サポート材については触れられていないが、モデル材の表面を平滑化する処理については、例えば特許文献7〜9に開示されている。特許文献7では、レーザーにより粉砕した超微粒子を、造形物の表面の段差を埋めるように積層することで表面処理を行い、これによって、時間と手間をかけずに造形物の表面の仕上がり状態を向上させている。特許文献8では、溶剤を用いて造形物の外表面を平滑化処理し、さらに平滑化された外表面の少なくとも一部を、媒体(例えば重炭酸ナトリウム)を用いてブラスト加工する表面処理方法が開示されている。特許文献9では、モデル材を軟化させる蒸気に物体を晒すことにより、モデル材を軟化、流動させて、物体の表面を平滑化する処理が開示されている。
特開2012−101445号公報(請求項1、5、段落〔0019〕、図6〜図8等参照) 米国特許第7479510号明細書(クレーム1等参照) 特許第5039549号公報(請求項1、段落〔0018〕、〔0022〕等参照) 特許第4224456号公報(請求項1、段落〔0015〕等参照) 特開2012−96428号公報(請求項1、段落〔0009〕、図5等参照) 米国特許第7991498号明細書(クレーム6等参照) 特開2000−85019号公報(請求項1、段落〔0025〕、〔0052〕、図1等参照) 特表2010−515606号公報(請求項1、7、段落〔0003〕等参照) 特表2005−523177号公報(請求項1、段落〔0020〕、図3等参照)
積層造形による立体造形物の製造において、サポート材やコート材を用いる場合、立体造形物の造形後の後工程として、サポート材を除去する工程、立体造形物の表面(サポート材と接触していた面)を平滑化する工程、コート材を塗布する工程などが必要となり、立体造形物の造形工程よりはむしろ、後工程のほうに時間と手間がかかる。したがって、後工程を簡略化することが喫緊の課題となっている。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、モデル材に加えてコート材およびサポート材を用いて立体造形物を造形する場合でも、造形後の後処理を簡略化することができ、これによって外観品質の向上した立体造形物を容易に製造することができる立体造形物の製造方法を提供することにある。
本発明の一側面に係る立体造形物の製造方法は、積層造形により、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物を、サポート材で支持しながら造形する造形工程と、前記造形工程の後、前記サポート材を除去する除去工程とを有し、前記造形工程では、前記コート材が少なくとも前記モデル材と前記サポート材との間に位置するように積層造形を行い、前記除去工程では、前記サポート材を後処理装置によって除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面の平滑化を、前記サポート材を除去した前記後処理装置を用いて連続して行う。
造形工程での積層造形により、少なくともモデル材とサポート材との間にコート材が既に位置しているため、造形工程後の除去工程において、サポート材を除去すると、コート材が表面に現れる。したがって、サポート材の除去後にコート材を塗布する工程が不要となる。しかも、除去工程では、サポート材を後処理装置によって除去した後、その除去によって露出するコート材の表面の平滑化を、サポート材を除去した上記の後処理装置を用いて連続して行うので、除去処理と平滑化処理とを別々の装置で行う場合に比べて、除去処理と平滑化処理とのトータルでの処理時間を短縮することができ、また、除去処理と平滑化処理との間で装置を切り替えなくても済むので、これらの処理に手間もかからない。
このように、造形工程の後、コート材の塗布工程が不要なことと、サポート材の除去とその下地のコート材の表面の平滑化とを同じ後処理装置を用いて連続して行うことができることから、例えば立体造形物の造形後に、サポート材を除去装置によって除去し、その後、モデル材の表面を別の装置や手段を用いて平滑化し、さらにその後にコート材を塗布する場合に比べて、立体造形物の造形後の後処理を簡略化することができ、後処理に要する時間と手間を削減することができる。その結果、コート材およびその表面の平滑化によって外観品質が向上した立体造形物を容易に製造することができる。
前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって溶解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって溶解または軟化させて平滑化してもよい。
この場合、サポート材を溶解させる後処理装置をそのまま用いて、コート材の表面を溶解または軟化させて平滑化することができる。したがって、同一の後処理装置を用いて、サポート材の除去とコート材の表面の平滑化とを連続して行うことが容易となる。
前記サポート材および前記コート材は、酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液のうちのいずれかの液体に可溶であり、前記サポート材の前記液体に対する溶解速度が、前記コート材の前記液体に対する溶解速度よりも速いことが望ましい。
サポート材の溶解速度がコート材の溶解速度よりも速いため、除去工程では、サポート材だけを速やかに液体に溶解させて除去し、その除去によって露出するコート材の液体に対する溶解を抑えることができる。これにより、露出したコート材の表面を平滑化し、かつ、そのコート材を残すことができる。つまり、上記コート材がサポート材とともに完全に溶解して除去されてしまう事態を容易に回避できる。
前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって融解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって融解または軟化させて平滑化してもよい。
この場合、サポート材を融解させる後処理装置をそのまま用い、必要に応じて加熱温度を調整することで、コート材の表面を融解または軟化させて平滑化することができる。したがって、同一の後処理装置を用いて、サポート材の除去とコート材の表面の平滑化とを連続して行うことが容易となる。
前記サポート材および前記コート材は、熱可塑性材料を含んでおり、前記サポート材の融点が、前記コート材の融点よりも低いことが望ましい。
サポート材の融点がコート材の融点よりも低いため、除去工程では、低い加熱温度でサポート材だけをまず除去し、その除去によって露出するコート材を高い加熱温度で融解させて、コート材の表面を平滑化することができる。つまり、加熱温度を調整することで、サポート材の除去と、コート材の表面の平滑化とをこの順で確実に行うことができる。
前記造形工程で造形される前記立体造形物は、前記モデル材の最表面の全体を前記コート材で被覆して形成されており、前記造形工程において、前記サポート材は、前記立体造形物の全体を覆うように設けられていてもよい。
造形工程において、サポート材が立体造形物の全体を覆うように、つまり、コート材全体を覆うように設けられることで、コート材の表面全体がサポート材と接する。これにより、サポート材の除去後のコート材の表面の平滑化を、コート材の表面全体に対して均一に行うことができる。その結果、コート材の表面の平滑化による仕上がりを、コート材の表面全体で均一にすることができる。
前記造形工程において、前記サポート材は、前記コート材の一部と接触するように設けられており、前記コート材は、前記サポート材と接触する領域の外側での厚みが、前記サポート材と接触する領域での厚みよりも厚くなるように設けられていてもよい。
この場合、サポート材の例えば溶解による除去時に、コート材におけるサポート材と接触する領域(接触領域)の外側の領域(非接触領域)での、厚み方向の溶解の時間を稼ぐことができる。これにより、サポート材の除去後、コート材の接触領域の表面の平滑化が十分に進む前に、コート材の非接触領域が完全に溶解して除去されるのを回避することができる。
前記コート材は、透明であることが望ましい。この場合、コート材によってクリアな発色が得られ、また、高級感も現れるため、立体造形物の外観品質を確実に向上させることができる。
上述した製造方法によれば、モデル材に加えてコート材およびサポート材を用いて立体造形物を造形する場合でも、立体造形物の造形後の後処理を簡略化して、後処理に要する時間と手間を削減することができる。その結果、コート材およびその表面の平滑化によって外観品質が向上した立体造形物を容易に製造することができる。
本発明の実施の形態に係る立体造形物の製造装置の概略の構成を示す説明図である。 上記立体造形物の製造の流れを示すフローチャートである。 上記立体造形物がサポート材で支持された状態の一例を示す断面図である。 上記立体造形物がサポート材で支持された状態の他の例を示す断面図である。 上記立体造形物がサポート材で支持された状態のさらに他の例を示す断面図である。 上記立体造形物がサポート材で支持された状態のさらに他の例を示す断面図である。 上記サポート材が除去されてコート材の表面が平滑化される様子を模式的に示す断面図である。 表面が平滑化された上記立体造形物の断面図である。 参考例に係る立体造形物の製造方法の製造工程を示す断面図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔立体造形物の製造装置〕
図1は、本実施形態の立体造形物の製造装置1の概略の構成を示す説明図である。製造装置1は、積層造形法を利用して立体造形物を製造する装置であり、積層造形装置2と、後処理装置3とを備えている。
上記の積層造形法としては、溶融物堆積法(FDM:Fused Deposition Modeling)、インクジェット法、インクジェットバインダ法、光造形法(SL:Stereo Lithography)、粉末焼結法(SLS:Selective Laser Sintering)などが挙げられる。本実施形態で示す立体造形物の製造方法は、特に、FDMやインクジェット法を用いた積層造形に好適であるが、インクジェットバインダ法、SLおよびSLSを用いて積層造形を行う場合でも、実質的にサポート材を用いて造形を行う場合には、本実施形態で示す製造方法を適用することができる。以下では、積層造形法としてインクジェット法を用いた場合を例として説明する。
積層造形装置2は、積層造形によって立体造形物を造形する装置であり、造形ブロック10と、移動機構11とを備えている。移動機構11は、造形ブロック10を移動させることによって、造形ブロック10から吐出される造形材料(例えばインク)の吐出位置を調整する。
造形ブロック10は、造形材料を吐出して立体造形物を造形する。上記の造形材料としては、本実施形態では、モデル材、コート材、サポート材を用いている。なお、これらの造形材料の詳細については後述する。造形対象となる立体造形物は、モデル材の最表面の全体をコート材で被覆することによって形成される。なお、コート材は、モデル材の最表面の一部のみを被覆していてもよい。例えば、モデル材の最表面のうち、外部から視認される部分のみをコート材で被覆し、視認されない部分(例えば底部)を被覆しないようにしてもよい。
この立体造形物は、積層造形装置2において、一旦、サポート材で支持された状態で造形される。その後、後処理装置3にてサポート材を除去することにより、最終的に立体造形物が単体として得られる。立体造形物をサポート材で支持するのは、立体造形物のオーバーハング部分(下層よりも上層が張り出した部分)を形成するため、台座となるステージSから立体造形物の分離を容易にするため、ステージSの表面の凹凸や熱物性により、立体造形物の造形に影響が出るのを防ぐためである。
また、積層造形装置2は、造形ブロック10の動作を制御する制御ブロック(図示せず)をさらに備えている。この制御ブロックは、外部のコンピュータ装置Pと通信回線を介して接続されており、コンピュータ装置Pから送信される造形対象物の3Dデータに基づいて、モデル材、コート材、サポート材の配置位置を含む各層のデータを作成する。上述した造形ブロック10は、制御ブロックで作成される層ごとのデータに基づいて、モデル材、コート材、サポート材を吐出し、これを紫外線照射等によって硬化させることにより、立体造形物をサポート材で支持した状態で造形することになる。
後処理装置3は、立体造形物を造形後、サポート材を除去したり、サポート材の除去によって露出するコート材の表面を平滑化する後処理を行う装置である。この後処理装置3は、液体21aを収容する収容槽21と、収容槽21の底部に配置されて液体21aを攪拌させるための攪拌部材22とを有しており、その他、液体21aを加熱するための加熱部材(例えばヒータ)を有している。上記の液体21aとしては、サポート材を溶解させて除去したり、コート材を溶解させてその表面を平滑化できるものを用いることができ、例えば酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液を用いることができる。また、液体21aとして、サポート材やコート材が不溶なものを用いることもできる。この場合、サポート材やコート材は、液体21aに対する溶解以外の方法(例えば融解)によって除去または平滑化される。
なお、「溶解」とは、一般的に、気体、液体、固体が溶媒に溶けて均一な混合物である溶液となる現象を言うが、ここでは、サポート材またはコート材が液体に溶ける現象を指す。また、「融解」とは、一般的に、固体が加熱などによって液体になる現象を言うが、ここでは、サポート材またはコート材が熱によって融ける現象を指す。
〔立体造形物の製造方法〕
図2は、本実施形態の立体造形物の製造の流れを示すフローチャートである。本実施形態では、まず、積層造形装置2にて、積層造形により立体造形物をサポート材で支持しながら造形する(S1;造形工程)。その後、後処理装置3にて、立体造形物を支持している上記のサポート材を除去する(S2;除去工程)。以下、各工程について、より詳細に説明する。
(造形工程)
造形工程では、まず、積層造形装置2の制御ブロックは、外部のコンピュータ装置Pから造形対象物の3Dデータを受け取り、三次元で造形するためのモデル材の層ごとのデータを構築する。次に、制御ブロックは、立体造形物の最表面を予め決められた厚みのコート材で覆うための、コート材の配設位置を層ごとに算出し、先に生成したモデル材の層ごとのデータにコート材の層ごとのデータを合成する。さらに、制御ブロックは、造形の向きに基づいて、オーバーハング部分を下から支えるように、サポート材の配設位置を層ごとに算出し、モデル材およびコート材の層ごとのデータにサポート材の層ごとのデータを合成する。これにより、モデル材、コート材、サポート材の少なくともいずれかを含むデータが層ごとに得られる。
造形ブロック10は、上記層ごとのデータに基づいて造形材料(モデル材、コート材、サポート材)を吐出して硬化させ、これを層ごとに繰り返す。これにより、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物が、サポート材で支持された状態で造形される。つまり、この造形工程では、コート材が少なくともモデル材とサポート材との間に位置するように、積層造形が行われることになる。
図3〜図6は、モデル材31をコート材32で被覆した立体造形物30がサポート材40で支持された状態を示す断面図である。これらの図のように、コート材32は、少なくともモデル材31とサポート材40との間に位置していればよく、サポート材40はコート材32の一部とのみ接触していてもよい。つまり、図3に示すように、サポート材40は、立体造形物30のオーバーハング部分OHの下部(必要最小限の部分)にのみ配置されて、オーバーハング部分OHのみを支持してもよい。また、図4に示すように、立体造形物30の底面下部に配置されて、底面全体を支持してもよい。図4のようにサポート材40を配置することで、立体造形物30の台座(図1のステージS)からの分離を容易にしたり、台座の凸凹や熱物性により、立体造形物30の造形に影響が出るのを防ぐことができる。
また、図5に示すように、サポート材40は、立体造形物30の最表面の全体を覆うように配置されていてもよい。図3および図4のように、コート材32にサポート材40と接触する接触領域32aと、接触領域32aの外部の領域で、かつ、サポート材40と接触しない非接触領域32bとが存在すると、接触領域32aは、非接触領域32bに比べて表面が凸凹になる傾向があり(硬化前にコート材32とサポート材40とが混ざり合うため)、接触領域32aと非接触領域32bとで表面状態に差が生じる。このため、S2の除去工程において、後述する表面の平滑化処理を行った後も、接触領域32aと非接触領域32bとで表面状態に微妙な違いが残ってしまうおそれがある。図5のように、立体造形物30の最表面の全体を覆うようにサポート材40を配置することにより、コート材32の表面の平滑化による仕上がり状態を、コート材32の表面全体で均一にすることができる。
また、図3および図4のようなサポート材40の支持の仕方では、S2の除去工程において、サポート材40のみならず、コート材32の非接触領域32bも、収容槽21内の液体21aと接触して溶解が始まるため、コート材32の接触領域32aよりも、非接触領域32bのほうが、液体21aに対する溶解が速く進む。このため、サポート材40の除去後、コート材32の接触領域32aの表面の平滑化が十分に進む前に、コート材32の非接触領域32bが完全に除去されてなくなってしまうおそれがある。図5のように、立体造形物30の最表面の全体を覆うようにサポート材40を配置することにより、コート材32においてサポート材40との非接触領域がなくなるため、サポート材40の除去後、コート材32の溶解が全体的に均一に進み、上記のようにコート材32の一部が先に除去されて無くなってしまうおそれがなくなる。
また、図6に示すように、サポート材40がコート材32の一部と接触するように設けられる場合、非接触領域32bの厚みが接触領域32aの厚みよりも厚くなるようにコート材32を設けることによっても、上記の不都合を回避できる。つまり、除去工程において、サポート材40を溶解によって除去する場合、サポート材40の溶解が始まるのと同時に、コート材32の非接触領域32bの溶解が始まる。しかし、非接触領域32bの厚みが接触領域32aよりも厚いことにより、非接触領域32bの厚み方向において溶解の時間を稼ぐことができる。これにより、サポート材40を完全に除去した後、コート材32の接触領域32aの表面の平滑化が十分に進む前に、コート材32の非接触領域32bが完全に溶解して除去される事態を回避することができる。
(除去工程)
図2の除去工程では、サポート材40を後処理装置3によって除去する(S21)。その後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の接触領域32aの表面の平滑化を、サポート材40を除去した同じ後処理装置3を用いて連続して行う(S22)。図7は、サポート材40が除去されてコート材32の表面が平滑化される様子を模式的に示している。
S21では、サポート材40で支持された立体造形物30を、後処理装置3の収容槽21内に浸漬して液体21aと接触させることにより、サポート材40が液体21aに溶解し、これによってサポート材40が除去される。なお、このとき、必要に応じて攪拌部材22で液体21aを攪拌させてもよい。
S21にて、サポート材40が除去されると、次に、サポート材40の除去によって露出するコート材32が液体21aと接触する。すると、コート材32の表面部分が液体21aに溶解し、または軟化(流動化)していく。これにより、コート材32の表面でサポート材40との接触によって生じていた凹凸が次第になくなっていき、コート材32の表面が平滑化される。ユーザは、コート材32の溶解速度から予測される適切なタイミングで立体造形物30を収容槽21から引き上げることにより、図8に示すように、表面状態の良好な(コート材32の表面が平滑化された)立体造形物30を得ることができる。
以上の除去工程では、サポート材40を液体21aに溶解させることで除去し、露出するコート材32を液体21aに溶解させることで表面を平滑化しているが、他の方法でサポート材40の除去およびコート材32の表面平滑化を行ってもよい。例えば、除去工程において、サポート材40を融解させることによって除去し(S21)、その後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の接触領域32aの表面を融解または軟化させて平滑化してもよい(S22)。
例えば、後処理装置3の収容槽21内の液体21aとして、サポート材40およびコート材32が不溶な(溶解しない)液体を用いる。液体21aを加熱部材(図示せず)によって加熱し、サポート材40で支持された立体造形物30を加熱する。すると、サポート材40がまず熱によって融解し、コート材32の表面から分離、除去される。その後、同じ後処理装置3にて、加熱温度を上げると、露出したコート材32の表面が熱によって融解し、または軟化(流動化)していく。これにより、コート材32の表面でサポート材40との接触によって生じていた凹凸が次第になくなっていき、コート材32の表面が平滑化される(図7と同様)。ユーザは、適切なタイミングで加熱を停止して立体造形物30を収容槽21から引き上げることにより、コート材32の表面が平滑化された立体造形物30を得ることができる。
なお、融解したサポート材40の液体21a中での移動の仕方は、比重の関係によって決まる。すなわち、サポート材40の比重が液体21aの比重よりも小さければ、融解したサポート材40は収容槽21の液体21aの表面に浮く。一方、サポート材40の比重が液体21aの比重よりも大きければ、融解したサポート材40は収容槽21の底に沈む。いずれにしても、表面に浮き出した、あるいは底に沈んだサポート材40は、図示しないサポート材回収口に取り込まれて回収される。
サポート材40の比重と液体21aの比重とがほぼ等しいと、サポート材40が液体21a中に分散して回収しにくくなるので、好ましくない。例えば、サポート材40がワックス(蝋)のような物質で、周りの液体21aが水の場合、比重がほぼ等しくなってしまう。この場合、水に何かの物質(界面活性剤など)を溶かして比重を上げることにより、サポート材40と液体21aとの間で比重の差をつけて、上記のようにサポート材40を回収することができる。
以上では、サポート材40の除去およびコート材32の表面平滑化を、化学的作用(溶解)、熱的作用(融解)のどちらかによって行う例について説明したが、これらの両者を併用してもよい。液体21aとして、サポート材40およびコート材32が可溶である液体(酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液のいずれか)を用い、この液体21aを加熱することにより、サポート材40の除去およびコート材32の表面平滑化を、速く確実に行うことができる。また、超音波振動子を液体21a中に設置して、超音波振動を印加してもよく、この場合は、上記の処理をさらに速く確実に行うことができる。また、サポート材40の除去およびコート材32の表面平滑化を熱的作用のみによって行う場合は、後処理装置3としてオーブンを用いることも可能である。つまり、液体を介さずに、サポート材40を直接加熱して除去したり、コート材32を直接加熱してその表面を平滑化することも可能である。
以上のように、本実施形態では、立体造形物30の造形工程にて、コート材32も含めて積層造形を行うため、造形工程後の除去工程では、サポート材40の除去後にコート材32を塗布する工程が不要となる。しかも、コート材32はモデル材31とサポート材40との間に位置しており、除去工程では、サポート材40を後処理装置3によって除去した後、その除去によって露出するコート材32の表面の平滑化を、同じ後処理装置3を用いて連続して行うので、後述する参考例のように、造形物の造形後に、サポート材40を除去し、その後、モデル材31の表面を研磨して平滑化し、その後にコート材32を塗布する場合に比べて、造形後の後処理を簡略化でき、後処理に要する時間と手間を削減することができる。その結果、コート材32およびその表面の平滑化によって外観品質が向上した立体造形物30を容易に製造することができる。
また、造形工程では、コート材32は、少なくともモデル材31とサポート材40との間に位置するように積層造形され、モデル材31等の積層造形と並行して積層造形されるため、造形工程にコート材32の積層造形を含めても、モデル材31の積層造形後にコート材32を塗布する場合に比べて、立体造形物全体の製造時間(造形と後処理のトータルの時間)を短縮することができる(製造時間が長期化することはない)。
また、除去工程では、サポート材40を後処理装置3によって溶解させて除去した後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の表面を、同じ後処理装置3を用いて溶解または軟化させて平滑化するので、サポート材40の除去とコート材32の表面の平滑化とを連続して行うことが容易となる。
また、除去工程において、サポート材40を後処理装置3によって融解させて除去した後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の表面を、後処理装置3を用いて融解または軟化させて平滑化する場合であっても、同じ後処理装置3を用いて行うために、サポート材40の除去とコート材32の表面の平滑化とを連続して行うことが容易となる。
〔造形材料について〕
上述したモデル材31およびコート材32は、材料(例えば樹脂系インクの場合は樹脂)自体は同じで、顔料が互いに異なっている。その結果、モデル材31は赤や青等の色つきの材料となっており、コート材32は透明となっている。コート材32が透明であることにより、コート材32を介してクリアな発色が得られ、高級感も現れる。このため、立体造形物30の外観品質を確実に向上させることができる。なお、モデル材31とコート材32とは、材料自体が互いに異なっていてもよい。また、コート材32は、必ずしも透明でなくてもよく、モデル材31とは異なる色の材料で構成されて、モデル材31の表面を保護する目的で設けられてもよい。
また、サポート材40およびコート材32の材料については、サポート材40の除去およびコート材32の表面平滑化の方法に応じて適宜決定されればよい。
例えば、サポート材40を液体21aへの溶解によって除去し、コート材32の表面を液体21aへの溶解または軟化によって平滑化する場合、液体21aとしては、上述したように、酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液のうちのいずれかの液体を用いることが可能である。この場合、サポート材40およびコート材32としては、上記の液体21aに可溶な材料を用いればよいが、サポート材40の液体21aに対する溶解速度が、コート材32の液体21aに対する溶解速度よりも速くなるような材料を用いることが望ましい。
例えば、上記の液体21aとして、サポート材40およびコート材32を溶解させるアルカリ性液体を用いた場合、サポート材40としては、ポリカーボネート(PC)やアクリルなど、アルカリ性液体に溶解しやすい(溶解速度が速い)材料を用い、コート材32としては、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)やナイロンなど、アルカリ性液体に溶解しにくい(溶解速度が遅い)材料を用いることが望ましい。これらの材料から、適度な溶解速度を持つ材料で、造形しやすいものを、サポート材40およびコート材32として使用すればよい。なお、上記のアルカリ性液体としては、例えば水酸化ナトリウム水溶液や、アンモニア水を使用することができる。
サポート材40の溶解速度がコート材32の溶解速度よりも速いことにより、除去工程では、サポート材40だけを最初の短時間で速やかに液体21aに溶解させて除去し、そのサポート材40の除去によって露出するコート材32については、液体21aに対する表面の溶解を抑えることができる(溶解を少しずつ進行させることができる)。これにより、露出したコート材32の表面を平滑化し、かつ、そのコート材32を残すことができる。つまり、コート材32がサポート材40とともに完全に溶解して除去される事態を回避できる。
なお、特許第5039549号公報に記載のように、ベースポリマーにカルボン酸を含ませるとともに、カルボン酸の含有量を調整することにより、サポート材40およびコート材32のアルカリ性液体への溶解性をそれぞれ調整してもよい。
一方、サポート材40を熱による融解によって除去し、コート材32の表面を熱による融解または軟化によって平滑化する場合、サポート材40およびコート材32は、熱可塑性材料を含む材料で構成されて、サポート材40の融点がコート材32の融点よりも低いことが望ましい。例えば、サポート材40としては、蝋(ワックス)、アクリル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)など、融点の低い材料を用いることができ、コート材32としては、ポリカーボネート(PC)やナイロンなど、融点の高い材料を用いることができる。
サポート材40の融点がコート材32の融点よりも低いため、除去工程では、低い加熱温度でサポート材40だけをまず融解して除去し、その除去によって露出するコート材32を高い加熱温度で融解または軟化させることで、コート材32の表面を平滑化することができる。つまり、加熱温度を変えるだけで、サポート材40の融解による除去と、コート材32の表面の融解または軟化による平滑化とを、同一の後処理装置3で容易に、かつ、この順で確実に行うことができる。
なお、ポリマーに加える可塑剤の量を調整することにより、サポート材40およびコート材32の融点や軟化温度を調整してもよい。
〔参考例〕
図9は、参考例に係る立体造形物30’の製造方法の製造工程を示す断面図である。まず、積層造形装置2により、モデル材31と、オーバーハング部OHを支持するサポート材40とが一体となった造形物が形成され、造形後にこのサポート材40が除去される。モデル材31の表面のうち、サポート材40と接していた部分の表面には、これらの材料が混ざり合うことによって生じたと思われる凸凹が存在している。モデル材31の表面にコート材32を塗布する際に、モデル材31の表面に凸凹があると、コート材32は通常粘度の低い液体のため、表面が平滑なコート層を均一な厚みで形成することができない。そこで、コート材32を塗布する前に、サポート材40を除去した後の造形物の表面(モデル材31の表面)を先に研磨し、表面が平滑化された造形物を得る。そして、この造形物に対してコート材32を塗布し、コート材32が固まるように乾燥させるなどして、最終的にモデル材31の表面がコート材32で覆われた立体造形物30’を得る。
参考例では、造形物の造形後に行われるサポート材40の除去、モデル材31の表面研磨、コート材32の塗布は、全て手作業で行われるため、造形後の後処理に大きな手間と時間がかかる。これに対して、上述した本実施形態の製法によれば、造形後の後処理に大きな手間や時間がかかることはなく、外観品質が向上した立体造形物を容易に製造することができる。
本発明の立体造形物の製造方法は、積層造形により、立体造形物を製造する場合に利用可能である。
3 後処理装置
21a 液体
30 立体造形物
31 モデル材
32 コート材
40 サポート材

Claims (8)

  1. 積層造形により、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物を、サポート材で支持しながら造形する造形工程と、
    前記造形工程の後、前記サポート材を除去する除去工程とを有し、
    前記造形工程では、前記コート材が少なくとも前記モデル材と前記サポート材との間に位置するように積層造形を行い、
    前記除去工程では、前記サポート材を後処理装置によって除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面の平滑化を、前記サポート材を除去した前記後処理装置を用いて連続して行うことを特徴とする立体造形物の製造方法。
  2. 前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって溶解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって溶解または軟化させて平滑化することを特徴とする請求項1に記載の立体造形物の製造方法。
  3. 前記サポート材および前記コート材は、酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液のうちのいずれかの液体に可溶であり、
    前記サポート材の前記液体に対する溶解速度が、前記コート材の前記液体に対する溶解速度よりも速いことを特徴とする請求項2に記載の立体造形物の製造方法。
  4. 前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって融解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって融解または軟化させて平滑化することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
  5. 前記サポート材および前記コート材は、熱可塑性材料を含んでおり、
    前記サポート材の融点が、前記コート材の融点よりも低いことを特徴とする請求項4に記載の立体造形物の製造方法。
  6. 前記造形工程で造形される前記立体造形物は、前記モデル材の最表面の全体を前記コート材で被覆して形成されており、
    前記造形工程において、前記サポート材は、前記立体造形物の全体を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
  7. 前記造形工程において、前記サポート材は、前記コート材の一部と接触するように設けられており、前記コート材は、前記サポート材と接触する領域の外側での厚みが、前記サポート材と接触する領域での厚みよりも厚くなるように設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
  8. 前記コート材は、透明であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
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