JP6451088B2 - 立体造形物の製造方法 - Google Patents
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図1は、本実施形態の立体造形物の製造装置1の概略の構成を示す説明図である。製造装置1は、積層造形法を利用して立体造形物を製造する装置であり、積層造形装置2と、後処理装置3とを備えている。
図2は、本実施形態の立体造形物の製造の流れを示すフローチャートである。本実施形態では、まず、積層造形装置2にて、積層造形により立体造形物をサポート材で支持しながら造形する(S1;造形工程)。その後、後処理装置3にて、立体造形物を支持している上記のサポート材を除去する(S2;除去工程)。以下、各工程について、より詳細に説明する。
造形工程では、まず、積層造形装置2の制御ブロックは、外部のコンピュータ装置Pから造形対象物の3Dデータを受け取り、三次元で造形するためのモデル材の層ごとのデータを構築する。次に、制御ブロックは、立体造形物の最表面を予め決められた厚みのコート材で覆うための、コート材の配設位置を層ごとに算出し、先に生成したモデル材の層ごとのデータにコート材の層ごとのデータを合成する。さらに、制御ブロックは、造形の向きに基づいて、オーバーハング部分を下から支えるように、サポート材の配設位置を層ごとに算出し、モデル材およびコート材の層ごとのデータにサポート材の層ごとのデータを合成する。これにより、モデル材、コート材、サポート材の少なくともいずれかを含むデータが層ごとに得られる。
図2の除去工程では、サポート材40を後処理装置3によって除去する(S21)。その後、サポート材40の除去によって露出するコート材32の接触領域32aの表面の平滑化を、サポート材40を除去した同じ後処理装置3を用いて連続して行う(S22)。図7は、サポート材40が除去されてコート材32の表面が平滑化される様子を模式的に示している。
上述したモデル材31およびコート材32は、材料(例えば樹脂系インクの場合は樹脂)自体は同じで、顔料が互いに異なっている。その結果、モデル材31は赤や青等の色つきの材料となっており、コート材32は透明となっている。コート材32が透明であることにより、コート材32を介してクリアな発色が得られ、高級感も現れる。このため、立体造形物30の外観品質を確実に向上させることができる。なお、モデル材31とコート材32とは、材料自体が互いに異なっていてもよい。また、コート材32は、必ずしも透明でなくてもよく、モデル材31とは異なる色の材料で構成されて、モデル材31の表面を保護する目的で設けられてもよい。
図9は、参考例に係る立体造形物30’の製造方法の製造工程を示す断面図である。まず、積層造形装置2により、モデル材31と、オーバーハング部OHを支持するサポート材40とが一体となった造形物が形成され、造形後にこのサポート材40が除去される。モデル材31の表面のうち、サポート材40と接していた部分の表面には、これらの材料が混ざり合うことによって生じたと思われる凸凹が存在している。モデル材31の表面にコート材32を塗布する際に、モデル材31の表面に凸凹があると、コート材32は通常粘度の低い液体のため、表面が平滑なコート層を均一な厚みで形成することができない。そこで、コート材32を塗布する前に、サポート材40を除去した後の造形物の表面(モデル材31の表面)を先に研磨し、表面が平滑化された造形物を得る。そして、この造形物に対してコート材32を塗布し、コート材32が固まるように乾燥させるなどして、最終的にモデル材31の表面がコート材32で覆われた立体造形物30’を得る。
21a 液体
30 立体造形物
31 モデル材
32 コート材
40 サポート材
Claims (7)
- 積層造形により、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物を、サポート材で支持しながら造形する造形工程と、
前記造形工程の後、前記サポート材を除去する除去工程とを有し、
前記造形工程では、前記コート材が少なくとも前記モデル材と前記サポート材との間に位置するように積層造形を行い、
前記除去工程では、前記サポート材を後処理装置によって除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面の平滑化を、前記サポート材を除去した前記後処理装置を用いて連続して行い、
前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって融解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって融解または軟化させて平滑化することを特徴とする立体造形物の製造方法。 - 前記サポート材および前記コート材は、熱可塑性材料を含んでおり、
前記サポート材の融点が、前記コート材の融点よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の立体造形物の製造方法。 - 積層造形により、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物を、サポート材で支持しながら造形する造形工程と、
前記造形工程の後、前記サポート材を除去する除去工程とを有し、
前記造形工程では、前記コート材が少なくとも前記モデル材と前記サポート材との間に位置するように積層造形を行い、
前記除去工程では、前記サポート材を後処理装置によって除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面の平滑化を、前記サポート材を除去した前記後処理装置を用いて連続して行い、
前記造形工程で造形される前記立体造形物は、前記モデル材の最表面の全体を前記コート材で被覆して形成されており、
前記造形工程において、前記サポート材は、前記立体造形物の全体を覆うように設けられていることを特徴とする立体造形物の製造方法。 - 積層造形により、モデル材の最表面の少なくとも一部をコート材で被覆した立体造形物を、サポート材で支持しながら造形する造形工程と、
前記造形工程の後、前記サポート材を除去する除去工程とを有し、
前記造形工程では、前記コート材が少なくとも前記モデル材と前記サポート材との間に位置するように積層造形を行い、
前記除去工程では、前記サポート材を後処理装置によって除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面の平滑化を、前記サポート材を除去した前記後処理装置を用いて連続して行い、
前記造形工程において、前記サポート材は、前記コート材の一部と接触するように設けられており、前記コート材は、前記サポート材と接触する領域の外側での厚みが、前記サポート材と接触する領域での厚みよりも厚くなるように設けられていることを特徴とする立体造形物の製造方法。 - 前記除去工程では、前記サポート材を前記後処理装置によって溶解させて除去した後、前記サポート材の除去によって露出する前記コート材の表面を、前記後処理装置によって溶解または軟化させて平滑化することを特徴とする請求項3または4に記載の立体造形物の製造方法。
- 前記サポート材および前記コート材は、酸性液体、アルカリ性液体、有機溶媒、界面活性剤の水溶液のうちのいずれかの液体に可溶であり、
前記サポート材の前記液体に対する溶解速度が、前記コート材の前記液体に対する溶解速度よりも速いことを特徴とする請求項5に記載の立体造形物の製造方法。 - 前記コート材は、透明であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
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