JP2018051877A - 3次元造形物の製造方法 - Google Patents

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克英 小西
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Abstract

【課題】モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な3次元造形物を製造する。【解決手段】3次元造形物の製造方法は、モデル材を素材とする造形物の3次元形状データに基づき、サポート材を素材とし、造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データを生成する生成ステップと、3次元プリンタを用いて造形物と被覆部を一緒に成形するステップとを備える。生成ステップは、造形物をヴェール状に覆う被覆部、柱状の外部形状を有する被覆部、あるいは、直方体状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成する。【選択図】図5

Description

本発明は、3次元造形物の製造方法に関し、特に、3次元プリンタを用いた造形物の製造方法に関する。
近年、3次元プリンタを用いて造形物を製造する方法が実用化されている。例えば、インクジェット方式の3次元プリンタは、紫外線硬化する液体樹脂などの素材をインクジェットヘッドからステージ上に噴射し、噴射した素材を1層ずつ硬化させることにより、3次元造形物を成形する。造形物が張り出し部分を有する場合には、3次元プリンタは張り出し部分を支える支持部を造形物と一緒に成形する。例えば、図11に示すように、3次元ハート形状を有する造形物91をステージ92上に成形する場合を考える。この場合、造形物91は支えがなければ成形中に転倒する。このため、造形物91を支える支持部93が、造形物91と一緒に成形される。
支持部は、造形物とは異なる素材を用いて作成される。支持部の素材には、例えば、可溶性の素材が用いられる。3次元プリンタを用いて造形物と支持部を一緒に成形した後に、支持部を水などの液体に溶解させて除去することにより、所望の造形物を完成させることができる。
以下、造形物の素材をモデル材、支持部の素材をサポート材という。3次元プリンタを用いて造形物と支持部を一緒に成形するときには、モデル材とサポート材が接触する部分において2種類の素材が混触する。このため、2種類の素材が混触する部分とモデル材だけが存在する部分とでは、完成した造形物の表面の質感が異なる。
特許文献1には、モデル材だけが存在する部分では造形物の表面は光沢を有するグロッシー面になるのに対して、モデル材とサポート材が混触する部分では造形物の表面は光沢を有しないマット面になるので、グロッシー面を増やし、マット面を減らすために、モデル材とサポート材の接触面積を最小にする造形物の姿勢を求める方法が記載されている。
特開2012−96427号公報
造形物の種類によっては、造形物の表面の全体で質感を均一にすることが要求される場合がある。特許文献1に記載された方法を用いても、モデル材とサポート材が混触する部分が残るので、造形物の表面の全体で質感を均一にすることができない。
それ故に、本発明は、モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な造形物を製造できる3次元造形物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、3次元造形物の製造方法であって、
モデル材を素材とする造形物の3次元形状データに基づき、サポート材を素材とし、前記造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データを生成する生成ステップと、
3次元プリンタを用いて前記造形物と前記被覆部を一緒に成形するステップとを備える。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記生成ステップは、前記造形物をヴェール状に覆う被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする。
本発明の第3の局面は、本発明の第2の局面において、
前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データに基づくスライスデータに対して高さの高い順に累積的にOR演算を行い、前記OR演算の対象とされたスライスデータよりも所定量だけ高い位置にあるスライスデータを、前記OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行った結果から引く論理演算を行うことを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第1の局面において、
前記生成ステップは、柱状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第2の局面において、
前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データに基づくすべてのスライスデータに対してOR演算を行い、前記OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行い、前記2次元サイジング処理の結果に所定の高さを与えた結果からすべてのスライスデータを引く論理演算を行うことを特徴とする。
本発明の第6の局面は、本発明の第1の局面において、
前記生成ステップは、直方体状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする。
本発明の第7の局面は、本発明の第2または第4の局面において、
前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、膨張処理または収縮処理を行うことを特徴とする。
本発明の第8の局面は、本発明の第2または第4の局面において、
前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、2次元のミンコフスキー和またはミンコフスキー差を求める処理を行うことを特徴とする。
本発明の第9の局面は、本発明の第2または第4の局面において、
前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、2次元のポリゴンオフセット処理を行うことを特徴とする。
本発明の第10の局面は、本発明の第1の局面において、
一緒に成形された前記造形物と前記被覆部から前記被覆部を除去するステップをさらに備えることを特徴とする。
本発明の第11の局面は、本発明の第1の局面において、
前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データをスライスデータに変換するステップを含むことを特徴とする。
本発明の第12の局面は、形状データ処理装置であって、
モデル材を素材とする造形物の3次元形状データを入力するための入力部と、
前記入力部を用いて入力された3次元形状データに基づき、サポート材を素材とし、前記造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データを生成する生成部とを備える。
上記第1の発明によれば、成形後の造形物の表面の全体は被覆部によって覆われているので、モデル材とサポート材は造形物の表面のいずれの箇所でも接触する。したがって、モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な造形物を製造することができる。
上記第2の発明によれば、造形物をヴェール状に覆う被覆部を造形物と一緒に成形することにより、モデル材とサポート材が混触するときでも造形物の表面の全体で質感を均一にすることができる。また、必要な部分にだけ被覆部を設けることにより、サポート材の量を削減し、被覆部の除去に必要な時間とコストを削減することができる。
上記第3の発明によれば、上記の処理を行うことにより、造形物をヴェール状に覆う被覆部の3次元形状データを生成することができる。
上記第4の発明によれば、柱状の外部形状を有する被覆部を造形物と一緒に成形することにより、モデル材とサポート材が混触するときでも造形物の表面の全体で質感を均一にすることができる。
上記第5の発明によれば、上記の処理を行うことにより、柱状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成することができる。
上記第6の発明によれば、直方体状の外部形状を有する被覆部を造形物と一緒に成形することにより、モデル材とサポート材が混触するときでも造形物の表面の全体で質感を均一にすることができる。また、被覆部の3次元形状データを容易に生成することができる。
上記第7の発明によれば、スライスデータがラスタデータである場合に膨張処理または収縮処理を行うことにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
上記第8または第9の発明によれば、スライスデータがベクタデータである場合に2次元のミンコフスキー和または2次元のミンコフスキー差を求める処理(あるいは、2次元のポリゴンオフセット処理)を行うことにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
上記第10の局面によれば、一緒に成形された造形物と被覆部から被覆部を除去することにより、造形物を完成させることができる。
上記第11の発明によれば、他の形式のデータをスライスデータに変換することにより、被覆部の3次元形状データを実用的な時間で生成することができる。
上記第12の発明によれば、モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な造形物を製造するための形状データ処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る3次元プリンタシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示す3次元プリンタの概略構成を示す図である。 図1に示す形状データ処理装置に入力されるスライスデータを示す図である。 2次元スケーリング処理と2次元サイジング処理の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る3次元造形物の製造方法を示すフローチャートである。 2次元のミンコフスキー和を求める処理の例を示す図である。 2次元のミンコフスキー差を求める処理の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る3次元造形物の製造方法で成形された造形物と被覆部を示す図である。 本発明の変形例に係る3次元造形物の製造方法で成形された造形物と被覆部を示す図である。 本発明の変形例に係る3次元造形物の製造方法で成形された造形物と被覆部を示す図である。 3次元プリンタを用いて成形された造形物と支持部を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る3次元プリンタシステムの構成を示すブロック図である。図1に示す3次元プリンタシステム1は、形状データ処理装置10と3次元プリンタ20を備えている。形状データ処理装置10と3次元プリンタ20は、通信可能に接続される。3次元プリンタ20は、モデル材を素材とする造形物と、サポート材を素材とし、造形物の表面の全体を覆う被覆部とを一緒に成形する。以下の説明では、被覆部は、造形物をヴェール状に覆うものとする。本発明の実施形態に係る3次元造形物の製造方法は、3次元プリンタシステム1を用いて実行される。
形状データ処理装置10には、製造すべき造形物の3次元形状データD1が入力される。形状データ処理装置10は、入力された3次元形状データD1に対して被覆部データ生成処理を行い、3次元形状データD2を出力する。3次元形状データD2には、3次元形状データD1と、被覆部の3次元形状データD3とが含まれる。3次元プリンタ20は、3次元形状データD2に基づき、造形物と被覆部を一緒に成形する。
図2は、3次元プリンタ20の概略構成を示す図である。図2に示す3次元プリンタ20は、ステージ21、昇降機構22、移動機構23、第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、照射部26、および、制御部27を有している。制御部27は、昇降機構22、移動機構23、第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、および、照射部26を制御する。図2には、成形中の造形物31と被覆部32が記載されている。
ステージ21は、平板状の形状を有し、支持機構によって主面が水平になるように支持される。昇降機構22は、制御部27からの制御に従い、ステージ21を上下方向(Z方向)に昇降させる。移動機構23は、制御部27からの制御に従い、ステージ21を水平面内で左右方向(X方向)と前後方向(Y方向)に移動させる。第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、および、照射部26は、ステージ21の上方に固定的に配置される。
第1吐出ヘッド24は、制御部27からの制御に従い、造形物31の素材であるモデル材をステージ21上に噴射する。第2吐出ヘッド25は、制御部27からの制御に従い、被覆部32の素材であるサポート材をステージ21上に噴射する。より詳細には、制御部27は、造形物の3次元形状データD1に基づき、モデル材を噴射するか否かを示す2値の制御信号Cmを第1吐出ヘッド24に対して出力すると共に、被覆部の3次元形状データD3に基づき、サポート材を噴射するか否かを示す2値の制御信号Csを第2吐出ヘッド25に対して出力する。第1吐出ヘッド24は、制御信号Cmに従いモデル材を選択的に噴射する。第2吐出ヘッド25は、制御信号Csに従いサポート材を選択的に噴射する。照射部26は、制御部27から出力された制御信号Cuvに従い、ステージ21上に噴射されたモデル材とサポート材に対して紫外線を照射する。
始めに、制御部27は、昇降機構22を制御して、ステージ21を所定の高さ(初期の高さ)まで移動させる。次に、制御部27は、移動機構23を制御してステージ21を水平面内で移動させると共に、第2吐出ヘッド25を制御してステージ21上にサポート材を選択的に噴射させる。次に、制御部27は、移動機構23を制御してステージ21を水平面内で移動させると共に、照射部26を制御してステージ21上に噴射されたサポート材に対して紫外線を照射させる。このとき、ステージ21上に噴射されたサポート材は硬化する。次に、制御部27は、移動機構23を制御してステージ21を水平面内で移動させると共に、第1吐出ヘッド24を制御してステージ21上にモデル材を選択的に噴射させる。次に、制御部27は、移動機構23を制御してステージ21を水平面内で移動させると共に、照射部26を制御してステージ21上に噴射されたモデル材に対して紫外線を照射させる。このとき、ステージ21上に噴射されたモデル材は硬化する。これにより、造形物31と被覆部32の第1層が成形される。
次に、制御部27は、昇降機構22を制御して、ステージ21を所定量だけ降下させる。次に、制御部27は、移動機構23、第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、および、照射部26を上記と同様に制御する。これにより、造形物31と被覆部32の第2層が成形される。その後、制御部27は、ステージ21を所定量だけ降下させて、造形物31と被覆部32の各層を成形する制御を繰り返し行う。これにより、ステージ21上に造形物31と被覆部32が一緒に成形される。一緒に成形された造形物31と被覆部32から被覆部32を除去することにより、造形物31を完成させることができる。例えば、サポート材が可溶性の素材である場合には、被覆部32を水などの液体に溶解させて除去することができる。
なお、本実施形態に係る3次元造形物の製造方法で使用される3次元プリンタは、図2に示す構成以外の構成を有していてもよい。例えば、3次元プリンタは、第1吐出ヘッド24を複数有していてもよく、第2吐出ヘッド25を複数有していてもよく、照射部26を複数有していてもよい。また、3次元プリンタは、第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、および、照射部26を昇降させる昇降機構や、第1吐出ヘッド24、第2吐出ヘッド25、および、照射部26を水平面内で移動させる移動機構を有していてもよい。
図1に示すように、形状データ処理装置10は、形状データ入力部11、被覆部データ生成部12、および、形状データ出力部13を含んでいる。形状データ処理装置10は、典型的には、コンピュータを用いて実現される。より詳細には、形状データ処理装置10は、コンピュータに含まれるCPUがメモリを用いて形状データ処理プログラムを実行することにより実現される。
形状データ入力部11には、形状データ処理装置10の外部から、製造すべき造形物の3次元形状データD1が入力される。3次元形状データD1は、造形物の3次元形状を表現できる任意の形式を有していてもよい。3次元形状データD1は、例えば、3次元ベクタデータでもよく、スライスデータでもよい。3次元ベクタデータは、ポリゴンデータとも呼ばれ、造形物の3次元形状を複数の多角形(例えば、三角形)を用いて近似したときの多角形の頂点の3次元座標データを含んでいる。スライスデータは、造形物をZ軸に直交する平面で層状にスライスしたときの断面形状を表現するデータを含んでいる(図3を参照)。スライスデータは、画像データのようなラスタデータでもよく、断面形状の外周を表現するベクタデータでもよい。形状データ入力部11は、入力された3次元形状データD1を被覆部データ生成部12と形状データ出力部13に対して出力する。
被覆部データ生成部12は、形状データ入力部11から出力された3次元形状データD1に対して2次元サイジング処理と論理演算を行うことにより、被覆部の3次元形状データD3を生成する。被覆部データ生成部12には、X方向のサイジング量Sx、Y方向のサイジング量Sy、および、Z方向の厚み増加量Szが、パラメータとして与えられる(ただし、Sx>0、Sy>0、Sz>0)。被覆部データ生成部12は、3次元形状データD1で表現される造形物の寸法をX方向にSx、Y方向にSyだけ増加させ、Z方向に少なくともSzだけ増加させることにより、被覆部の外部形状を表現するデータ(以下、外部形状データという)を求める。次に、被覆部データ生成部12は、外部形状データから3次元形状データD1を引く論理演算(SUB演算)を行うことにより、被覆部の3次元形状データD3を生成する。被覆部データ生成部12は、生成した被覆部の3次元形状データD3を形状データ出力部13に対して出力する。
なお、サイジング処理は、スケーリング処理(図形の寸法をk倍に拡大または縮小する処理)とは異なる。図4は、2次元スケーリング処理と2次元サイジング処理の例を示す図である。図4に示す2次元ハート図形41に対して、倍率を1.2倍として2次元スケーリング処理を行うと、元の図形(破線で示す)の1.2倍の寸法を有する2次元ハート図形42が得られる。一方、2次元ハート図形41に対して、X方向およびY方向のサイジング量を5cmとして2次元サイジング処理を行うと、元の図形よりも外周が5cm膨張した2次元ハート図形43が得られる。スケーリング処理後の図形は元の図形の相似形であるが、サイジング処理後の図形は元の図形の相似形ではない。
形状データ出力部13は、形状データ入力部11から出力された3次元形状データD1と、被覆部データ生成部12から出力された被覆部の3次元形状データD3とを、3次元形状データD2として3次元プリンタ20に対して出力する。
図5は、本実施形態に係る3次元造形物の製造方法を示すフローチャートである。図5に示す各ステップのうち、ステップS101〜S110は形状データ処理装置10を用いて実行され、ステップS111は3次元プリンタ20を用いて実行される。以下の説明では、3次元形状データD1はスライスデータであるとする。また、造形物のZ方向の寸法をnとし、造形物は第1層(最下層)〜第n層(最上層)で構成されるとする。
まず、形状データ処理装置10に対して、製造すべき造形物の3次元形状データD1が入力される(ステップS101)。形状データ入力部11は、入力された3次元形状データD1を受け取る。3次元形状データD1には、n枚のスライスデータが含まれている。次に、形状データ入力部11は、(2Sz+n)枚のスライスデータを記憶するためのデータ領域Buf[1]〜Buf[2Sz+n]と、累積スライスデータMaccを記憶するためのデータ領域とを確保する(ステップS102)。確保されたデータ領域は、値0(スライスデータがラスタデータの場合)または空(スライスデータがベクタデータの場合)に初期化される。次に、形状データ入力部11は、3次元形状データD1に含まれるn枚のスライスデータをデータ領域Buf[1]〜Buf[2Sz+n]の中央部分に書き込む(ステップS103)。具体的には、3次元形状データD1に含まれる第1層〜第n層のスライスデータは、それぞれ、データ領域Buf[Sz+1]〜Buf[Sz+n]に書き込まれる。
次に、被覆部データ生成部12は、変数iをn(造形物のZ方向の寸法)に設定する(ステップS104)。次に、被覆部データ生成部12は、累積スライスデータMaccと、データ領域Buf[Sz+i]に記憶された第i層のスライスデータとの間でOR演算を行い、その結果を累積スライスデータMaccとする(ステップS105)。次に、被覆部データ生成部12は、累積スライスデータMaccに対して、XY方向のサイジング処理(詳細は後述)を行う(ステップS106)。次に、被覆部データ生成部12は、ステップS106で求めた結果(XY方向のサイジング処理を行った結果)から、データ領域Buf[2Sz+i]に記憶された第(Sz+i)層のスライスデータを引く論理演算(SUB演算)を行う(ステップS107)。ステップS107で求めた結果は、データ領域Buf[2Sz+i]に書き込まれる。
なお、i<1のときに、データ領域Buf[Sz+i]には、第i層のスライスデータではなく、値0または空に初期化されたスライスデータが記憶されている。この場合、被覆部データ生成部12は、ステップS105において累積スライスデータMaccと初期化されたスライスデータとの間でOR演算を行うか、あるいは、ステップS105、S106を実行しない。i<1−Szのときに、データ領域Buf[2Sz+i]には、第(Sz+i)層のスライスデータではなく、値0または空に初期化されたスライスデータが記憶されている。この場合、被覆部データ生成部12は、ステップS106で求めた結果から初期化されたスライスデータを引くSUB演算をステップS107において行うか、ステップS107を実行しない。
次に、被覆部データ生成部12は、変数iが(−2Sz)を超えている否かを判断する(ステップS108)。被覆部データ生成部12は、Yesの場合にはステップS109へ進み、Noの場合にはステップS110へ進む。前者の場合、被覆部データ生成部12は、変数iから1を減算し(ステップS109)、ステップS105へ進む。被覆部データ生成部12は、変数iを1ずつ減らしながらステップS105〜S107を(2Sz+n)回実行することにより、被覆部の3次元形状データD3を生成する。
次に、形状データ出力部13は、ステップS101で入力された3次元形状データD1と、ステップS104〜S109で生成された被覆部の3次元形状データD3とを、3次元形状データD2として3次元プリンタ20に対して出力する(ステップS110)。
3次元プリンタ20は、形状データ処理装置10から出力された3次元形状データD2に基づき、造形物と被覆部を一緒に成形する(ステップS111)。ステップS111を実行することにより、被覆部によって覆われた造形物が得られる。次に、ステップS111で得られた、被覆部によって覆われた造形物から被覆部を除去する(ステップS112)。これにより、造形物を完成させることができる。
以下、XY方向のサイジング処理について説明する。3次元形状データD1がスライスデータであり、スライスデータがラスタデータ(ビットマップ形式やランレングス形式のデータ)である場合には、被覆部データ生成部12は、ラスタ形式のスライスデータに対してXY方向のサイジング処理として、例えば、膨張処理(Dilation)または収縮処理(Erosion)を行う。スライスデータがベクタデータである場合には、被覆部データ生成部12は、ベクタ形式のスライスデータに対してXY方向のサイジング処理として、例えば、2次元のミンコフスキー和(Minkowski Sum)またはミンコフスキー差(Minkowski Difference)を求める処理、あるいは、2次元のポリゴンオフセット処理(Polygon Offsetting)を行う。
膨張処理と収縮処理は、2値画像に対する処理として、画像処理分野において広く知られている。膨張処理は、周囲の画素のいずれかが値1(図形の内部を表す)を有するときに中央の画素の値を1にする処理である。膨張処理を行うと、図形は膨張する。収縮処理は、周囲の画素のいずれかが値0(図形の外部を表す)を有するときに中央の画素の値を0にする処理である。収縮処理を行うと、図形は収縮する。被覆部データ生成部12は、ラスタ形式のスライスデータに対して、X方向のサイジング量SxとY方向のサイジング量Syに応じた回数だけ膨張処理または収縮処理を行うことにより、XY方向のサイジング処理を行う。これにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
2次元図形の集合A、Bが与えられたときに、2次元のミンコフスキー和MSUM(A,B)とは、集合Aに属する点aと集合Bに属する点bのすべての組合せについて和(a+b)を求めたときに、それらの和からなる集合をいう。2次元のミンコフスキー差MDIF(A,B)とは、集合Aに含まれる点のうち、集合Bに含まれるあらゆる点bの座標だけ平行移動しても集合Aに留まるような点からなる集合をいう。ミンコフスキー和MSUM(A,B)とミンコフスキー差MDIF(A,B)は、それぞれ、次式(1)および(2)のように表される。
MSUM(A,B)={a+b|a∈A、b∈B} …(1)
MDIF(A,B)={c|c+B⊆A} …(2)
2次元形状データがベクタデータである場合に、2次元のミンコフスキー和とミンコフスキー差を短時間で求める方法が従来から知られている。被覆部データ生成部12は、ベクタ形式のスライスデータで表現される図形を含む集合をA、X方向のサイジング量SxとY方向のサイジング量Syに応じた寸法を有する2次元図形(例えば、円)だけを含む集合をBとして、集合A、Bの間でミンコフスキー和MSUM(A,B)またはミンコフスキー差MDIF(A,B)を求めることにより、XY方向のサイジング処理を行う。これにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
図6は、2次元のミンコフスキー和を求める処理の例を示す図である。図6に示すように、2次元ハート図形51だけを含む集合Aと、X方向のサイジング量SxとY方向のサイジング量Syに応じた半径rを有する円52だけを含む集合Bとの間でミンコフスキー和MSUM(A,B)を求めると、外周がrだけ膨張した2次元ハート図形53が得られる。図7は、2次元のミンコフスキー差を求める処理の例を示す図である。図7に示すように、上記の集合A、Bの間でミンコフスキー差MDIF(A,B)を求めると、外周がrだけ収縮した2次元ハート図形54が得られる。
2次元のポリゴンオフセット処理は、2次元図形の集合のr−オフセットを求める処理である。2次元図形の集合Aが与えられたときに、集合Aのr−オフセットとは、集合Aまでの距離がr以下である点pからなる集合をいう。集合Aのr−オフセットOFF(A,r)は、次式(3)で表される。
OFF(A,r)={p∈R2 |d(p,A)≦r} …(3)
ただし、式(3)において、R2 は2次元平面を表し、d(p,A)は点pから集合Aまでの距離を表す。集合Aのr−オフセットOFF(A,r)は、集合Aと半径rの円だけを含む集合Bとの間の2次元のミンコフスキー和MSUM(A,B)と同じである。
2次元形状データがベクタデータである場合に、2次元のポリゴンオフセット処理を短時間で行う方法が従来から知られている。被覆部データ生成部12は、X方向のサイジング量SxとY方向のサイジング量Syに応じて値rを決定し、ベクタ形式のスライスデータに対して2次元のポリゴンオフセット処理を行うことにより、XY方向のサイジング処理を行う。これにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
3次元形状データD1に含まれる第i層のスライスデータをPi としたとき、第i層〜第n層のスライスデータを累積して得られる累積スライスデータQi は、次式(4)で与えられる。被覆部の3次元形状データD3に含まれる第i層のスライスデータRi は、次式(5)で与えられる。
i=Pi+Pi+1+…+Pn-1+Pn …(4)
i=GSxSy(Qi-Sz)−Pi …(5)
ただし、式(4)において、記号+はOR演算を表す。式(5)において、記号−(添字に適用されるものを除く)はSUB演算を表し、記号GSxSyはX方向のサイジング量をSx、Y方向のサイジング量をSyとしたXY方向のサイジング処理を表す。
このように被覆部データ生成部12は、造形物の3次元形状データD1に基づくスライスデータに対して高さの高い順に累積的にOR演算を行い、OR演算の対象とされたスライスデータよりも所定量だけ高い位置にあるスライスデータを、OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行った結果から引く論理演算を行う。これにより、被覆部データ生成部12は、造形物をヴェール状に覆う被覆部の3次元形状データD3を生成する。
図8は、本実施形態に係る3次元造形物の製造方法で成形された造形物と被覆部を示す図である。図8では、造形物61は、ヴェール状の被覆部62によって覆われている。このため、成形後の造形物61の表面のいずれの箇所でもモデル材とサポート材が接触している。したがって、完成した造形物では表面の全体で質感が均一になる。また、被覆部62は造形物61をヴェール状に覆うので、必要な箇所だけに被覆部62を設けることにより、サポート材の量を削減し、被覆部62の除去に要する時間とコストを削減することができる。
ここまでの説明では、被覆部は、造形物をヴェール状に覆うこととした(第1の方法)。しかし、被覆部は、造形物の表面の全体を覆う限り、他の形状を有していてもよい。例えば、被覆部は、柱状の外部形状を有していてもよく(第2の方法)、直方体状の外部形状を有していてもよい(第3の方法)。
図9は、第2の方法を用いた場合の造形物と被覆部を示す図である。図9では、造形物61は、柱状の外部形状を有する被覆部63によって覆われている。図10は、第3の方法を用いた場合の造形物と被覆部を示す図である。図10では、造形物61は、直方体状の外部形状を有する被覆部64によって覆われている。
第2の方法を用いる場合、被覆部データ生成部は、まず、入力された第1層〜第n層のスライスデータに対してOR演算を行う。次に、被覆部データ生成部は、OR演算の結果に対して、X方向のサイジング量SxとY方向のサイジング量Syを与えてXY方向のサイジング処理を行う。次に、被覆部データ生成部は、XY方向のサイジング処理を行った結果に対して、(2Sz+n)の高さを与える処理を行う。最後に、被覆部データ生成部は、高さを与える処理を行った結果から入力された第1層〜第n層のスライスデータを引く論理演算(SUB演算)を行う。
このように被覆部データ生成部は、造形物の3次元形状データD1に基づくすべてのスライスデータに対してOR演算を行い、OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行い、2次元サイジング処理の結果に所定の高さを与えた結果からすべてのスライスデータを引く論理演算を行う。これにより、柱状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データD3を生成することができる。
第3の方法を用いる場合、被覆部データ生成部12は、まず、3次元形状データD1に含まれるX座標の最小値X1、X座標の最大値X2、Y座標の最小値Y1、Y座標の最大値Y2、Z座標の最小値Z1、および、Z座標の最大値Z2を求める。次に、被覆部データ生成部は、以下の8点を頂点とする直方体を表現するスライスデータを求める。
P1(X1−Sx,Y1−Sy,Z1−Sz)
P2(X1−Sx,Y2+Sy,Z1−Sz)
P3(X2+Sx,Y2+Sy,Z1−Sz)
P4(X2+Sx,Y1−Sy,Z1−Sz)
P5(X1−Sx,Y1−Sy,Z2+Sz)
P6(X1−Sx,Y2+Sy,Z2+Sz)
P7(X2+Sx,Y2+Sy,Z2+Sz)
P8(X2+Sx,Y1−Sy,Z2+Sz)
最後に、被覆部データ生成部は、求めた直方体のスライスデータから入力された第1層〜第n層のスライスデータを引く論理演算(SUB演算)を行う。
第2または第3の方法を用いた場合でも、成形後の造形物61の表面の全体は被覆部62、63によって覆われているので、造形物61の表面のいずれの箇所でもモデル材とサポート材が接触している。したがって、完成した造形物61では表面の全体で質感が均一になる。第3の方法によれば、被覆部の3次元形状データD3を容易に生成することができる。第1〜第3の方法を比較した場合、第3、第2、および、第1の方法の順に、被覆部の3次元形状データD3を生成するための計算量は多くなるが、サポート材の量と被覆部の除去に要する時間とコストは少なくなる。
以上に示すように、本実施形態に係る3次元造形物の製造方法は、モデル材を素材とする造形物の3次元形状データD1に基づき、サポート材を素材とし、造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データD3を生成する生成ステップ(ステップS104〜S109)と、3次元プリンタを用いて造形物と被覆部を一緒に成形するステップ(ステップS111)とを備えている。したがって、本実施形態に係る3次元造形物の製造方法によれば、成形後の造形物の表面の全体は被覆部によって覆われているので、モデル材とサポート材は造形物の表面のいずれの箇所でも接触する。したがって、モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な造形物を製造することができる。
また、造形物をヴェール状に覆う被覆部(第1の方法)、柱状の外部形状を有する被覆部(第2の方法)、あるいは、直方体状の外部形状を有する被覆部(第3の方法)の3次元形状データを生成することにより、モデル材とサポート材が混触するときでも造形物の表面の全体で質感を均一にすることができる。第1の方法によれば、必要な部分にだけ被覆部を設けることにより、サポート材の量を削減し、被覆部の除去に必要な時間とコストを削減することができる。第3の方法によれば、被覆部の3次元形状データを容易に生成することができる。第2の方法によれば、第1および第3の方法の中間の効果が得られる。また、スライスデータがラスタデータである場合に膨張処理または収縮処理を行うことにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。また、スライスデータがベクタデータである場合に2次元のミンコフスキー和または2次元のミンコフスキー差を求める処理(あるいは、2次元のポリゴンオフセット処理)を行うことにより、2次元サイジング処理を短時間で行うことができる。
また、本実施形態に係る形状データ処理装置10は、モデル材を素材とする造形物の3次元形状データD1を入力するための入力部(形状データ入力部11)と、入力部を用いて入力された3次元形状データD1に基づき、サポート材を素材とし、造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データD3を生成する生成部(被覆部データ生成部12)とを備えている。したがって、本実施形態に係る形状データ処理装置10によれば、モデル材とサポート材が混触するときでも表面の全体で質感が均一な造形物を製造するための形状データ処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る3次元プリンタシステムおよび3次元造形物の製造方法については、各種の変形例を構成することができる。例えば、造形物の3次元形状データD1は、スライスデータ以外の形式のデータ(例えば、3次元ベクタデータ)でもよい。この場合、形状データ処理装置は、スライスデータ以外の形式のデータをスライスデータに変換する形状データ変換部を備えることが好ましい。3次元ベクタデータに対して、3次元のミンコフスキー和またはミンコフスキー差を求める処理や、3次元のポリゴンオフセット処理を行うと、処理時間が長くなる。形状データ変換部を用いて3次元ベクタデータをスライスデータに変換することにより、被覆部の3次元形状データを実用的な時間で生成することができる。
10…形状データ処理装置
11…形状データ入力部
12…被覆部データ生成部
13…形状データ出力部
20…3次元プリンタ
21…ステージ
22…昇降機構
23…移動機構
24…第1吐出ヘッド
25…第2吐出ヘッド
26…照射部
27…制御部
31、61…造形物
32、62〜64…被覆部
41〜43、51…2次元ハート図形
52…円
53…膨張した2次元ハート図形
54…収縮した2次元ハート図形

Claims (12)

  1. モデル材を素材とする造形物の3次元形状データに基づき、サポート材を素材とし、前記造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データを生成する生成ステップと、
    3次元プリンタを用いて前記造形物と前記被覆部を一緒に成形するステップとを備えた、3次元造形物の製造方法。
  2. 前記生成ステップは、前記造形物をヴェール状に覆う被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の3次元造形物の製造方法。
  3. 前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データに基づくスライスデータに対して高さの高い順に累積的にOR演算を行い、前記OR演算の対象とされたスライスデータよりも所定量だけ高い位置にあるスライスデータを、前記OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行った結果から引く論理演算を行うことを特徴とする、請求項2に記載の3次元造形物の製造方法。
  4. 前記生成ステップは、柱状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の3次元造形物の製造方法。
  5. 前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データに基づくすべてのスライスデータに対してOR演算を行い、前記OR演算の結果に対して2次元サイジング処理を行い、前記2次元サイジング処理の結果に所定の高さを与えた結果からすべてのスライスデータを引く論理演算を行うことを特徴とする、請求項2に記載の3次元造形物の製造方法。
  6. 前記生成ステップは、直方体状の外部形状を有する被覆部の3次元形状データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の3次元造形物の製造方法。
  7. 前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、膨張処理または収縮処理を行うことを特徴とする、請求項2または4に記載の3次元造形物の製造方法。
  8. 前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、2次元のミンコフスキー和またはミンコフスキー差を求める処理を行うことを特徴とする、請求項2または4に記載の3次元造形物の製造方法。
  9. 前記生成ステップは、前記2次元サイジング処理として、2次元のポリゴンオフセット処理を行うことを特徴とする、請求項2または4に記載の3次元造形物の製造方法。
  10. 一緒に成形された前記造形物と前記被覆部から前記被覆部を除去するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の3次元造形物の製造方法。
  11. 前記生成ステップは、前記造形物の3次元形状データをスライスデータに変換するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の3次元造形物の製造方法。
  12. モデル材を素材とする造形物の3次元形状データを入力するための入力部と、
    前記入力部を用いて入力された3次元形状データに基づき、サポート材を素材とし、前記造形物の表面の全体を覆う被覆部の3次元形状データを生成する生成部とを備えた、形状データ処理装置。
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