JP2015226195A - Mfbスピーカ装置および音波検出用マイクロホン - Google Patents
Mfbスピーカ装置および音波検出用マイクロホン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015226195A JP2015226195A JP2014110011A JP2014110011A JP2015226195A JP 2015226195 A JP2015226195 A JP 2015226195A JP 2014110011 A JP2014110011 A JP 2014110011A JP 2014110011 A JP2014110011 A JP 2014110011A JP 2015226195 A JP2015226195 A JP 2015226195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound wave
- microphone
- speaker
- condenser microphone
- mfb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
Description
図5に示すように、信号入力端子INに供給される音声信号は、混合回路1の非反転入力端子に入力され、その出力は低域ブースト回路2を経て、パワーアンプ3に供給される。パワーアンプ3に接続されたスピーカ4の直近には、音波検出用マイクロホン5が配置され、この音波検出用マイクロホン5により前記スピーカ4からの音波を検出する。
すなわち、音波検出用マイクロホン5により得られた検出信号は、マイクロホンアンプ6により増幅され、帯域制限フィルタ7に供給される。そして、帯域制限フィルタ7の出力は、前記した混合回路1の非反転入力端子に加えられてフィードバックされる。
このため、低音域が拡張されて再生帯域のローエンドを延ばすことができると共に、歪みを減少させることができる。また過渡特性が改善され、音の立上がりおよび立下がり特性を早めることができるなどの改善が見込まれる。
そして、音波を検出するマイクロホンは、図5に示したようにスピーカの前方に取り付ける場合もあり、またはスピーカの後方に取り付ける場合もある。マイクロホンをスピーカの後方に取り付ける例としては、特許文献1に開示されたスピーカ装置を挙げることができる。
このために、スピーカからの音波を検出するマイクロホンを、エンクロージャに取り付けたり、特許文献1に開示されたように、音波検出用マイクロホンを磁気回路のセンターポール部分に取り付けた場合には、このマイクロホンにより前記エンクロージャもしくは磁気回路の振動成分も、振動雑音として同時に検出することになる。
この振動雑音を含んだ検出信号を用いて、MFB(モーショナルフィードバック)を行うと、結果としてスピーカからの再生音には、前記振動雑音成分による歪みが含まれたものとなる。
しかしながら、前記振動方向は周波数に応じて変化する場合があり、また音波検出用マイクロホンの取り付け手段によっては、振動を受けてマイクロホンユニットが設定位置からずれるなどの問題も生じ易く、マイクロホンの物理的な配置方向の選択により、前記した振動雑音を除外することは極めて困難である。
加えて、高い音圧レベルを受けても歪みなく検知信号をもたらすことができる音波検出用マイクロホンを提供しようとするものである。
そして、前記した音波検出用マイクロホンを利用することで、振動雑音による影響を大幅に軽減することができるMFBスピーカ装置を提供することを課題とするものである。
また好ましくは前記第2インピーダンス変換器からの出力信号のレベルを調整して、調整後の出力信号を前記検出信号とする第2調整部も備えられる。
この構成による音波検出用マイクロホンによると、このマイクロホンに振動が加えられた場合には、前記第1、第2の各コンデンサマイクロホンユニットからは、逆相の信号が生成され、また前記スピーカからの音波に対しては、同相の信号が生成される。
これによりFETのゲート電極に大きな値の信号が供給された場合においても、信号の正負方向の各ピーク出力に歪みを発生させる度合いを最小限度にとどめることができる。したがって、この種のMFBスピーカ装置に用いて高い音圧レベルを受けても、歪みなく検知信号をもたらすことができる音波検出用のマイクロホンを提供することができる。
この図2に示す例においては、コーン型振動板26に取り付けられたセンターキャップ29内の空間部において、前記センターポール22の前面に音波検出用マイクロホン5が取り付けられている。
そして、円筒状のケース31の側面には、音波導入用の開口31Aが軸対称の位置に形成されており、前記各振動板34a、34bが対向する空間部は、前記開口31Aによって外部に連通されている。
ユニットU1を構成する振動板34aの背面には、前記したとおり固定極35aが配置されており、図4に示す例においては固定極35aにおける振動板34aに対峙する面に、エレクトレット誘電体膜36aが備えられて、バックエレクトレット方式が採用されている。
すなわち、FETQ1aのドレイン電極は動作電源Vddに接続されており、そのソース電極と接地ラインGNDとの間には、抵抗R1aとR2aの直列接続体からなるソースフォロワ抵抗が接続されている。そして、前記抵抗R1aとR2aの接続中点と、FETQ1aのゲート電極との間には、バイアス印加抵抗R3aが接続されている。
以上説明した第1インピーダンス変換器の回路構成は、図3に示した第1ユニットU1の回路基板38aに搭載されている。
これにより、FETQ1aのゲート電極に、たとえ大きな値の信号が供給された場合であっても、信号の正負方向の各ピーク出力に歪みを発生させることなく、インピーダンス変換動作を実行することができる。
そして、第2インピーダンス変換器による出力には、前記したとおり第1ユニットU1による出力も加算された状態で、半固定抵抗SRbによる第2調整部にもたらされ、この第2調整部を構成する半固定抵抗SRbにより、音波検出用マイクロホン5の検出信号が供給されることになる。この検出信号は、出力端子OUTより導出され、例えば図5に示すMFBスピーカ装置に適用される。図5に適用したときは、検出信号はマイクロホンアンプ6に入力される。
この構成によると、スピーカ4を駆動することにより生ずる音波は、第1および第2ユニットU1,U2の各振動板34a,34bを、対向する固定極35a,36bに対して同方向(同一モード)に変位させる作用を与え、第1および第2ユニットU1,U2からは同相の検出信号が生成される。
また、前記第2調整部SRbは、音波検出用マイクロホン5による音波検出信号の出力レベルをプリセットする機能を果たすものとなる。
2 低域ブースト回路
3 パワーアンプ
4 スピーカ
5 音波検出用マイクロホン
6 マイクロホンアンプ
7 帯域制限フィルタ
31 円筒状ケース
31A 音波導入用開口
34a,34b 振動板
35a,35b 固定極
37a,37b インシュレータ
38a,38b 回路基板
Q1a,Q1b FET
SRa 第1調整部(半固定抵抗)
SRb 第2調整部(半固定抵抗)
U1 第1無指向性コンデンサマイクロホンユニット
U2 第2無指向性コンデンサマイクロホンユニット
Claims (6)
- スピーカと、前記スピーカからの音波を検出する音波検出用マイクロホンとを備え、前記音波検出用マイクロホンによる検出信号を前記スピーカの入力信号に帰還するMFBスピーカ装置であって、
前記音波検出用マイクロホンには、それぞれの振動板が互いに向かい合わせに対向配置された第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットと、前記第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットによる出力信号をそれぞれ引き出す第1、第2インピーダンス変換器が備えられ、
前記第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットによる出力が直列接続されて、前記第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットからの出力信号を、前記検出信号とすることを特徴とするMFBスピーカ装置。 - 前記第1インピーダンス変換器からの出力信号のレベルを調整して、調整後の出力信号を前記第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットに供給する第1調整部を備えることを特徴とする請求項1に記載されたMFBスピーカ装置。
- 前記第2インピーダンス変換器からの出力信号のレベルを調整して、調整後の出力信号を前記検出信号とする第2調整部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたMFBスピーカ装置。
- 前記第1、第2インピーダンス変換器には、前記第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットの固定極にそれぞれゲートが接続されたFETが搭載され、前記各FETがソースフォロワ接続されて、第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットによる出力信号をそれぞれ引き出すことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたMFBスピーカ装置。
- 前記第1、第2インピーダンス変換器を構成する各ソースフォロワ回路は、前記各FETのソース電極と基準電位点との間に少なくとも2つの抵抗素子を直列接続することで、前記抵抗素子の接続中点を前記FETのドレイン電圧の半分の電圧値に設定し、前記抵抗素子の接続中点の電位を前記FETのゲートバイアス電圧としたことを特徴とする請求項4に記載されたMFBスピーカ装置。
- スピーカからの音波を検出して、この検出信号を前記スピーカの入力信号に帰還するMFBスピーカ装置の音波検出用マイクロホンであって、
それぞれの振動板が互いに向かい合わせに対向配置された第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットと、前記第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットによる出力信号をそれぞれ引き出す第1、第2インピーダンス変換器が備えられ、
前記第1、第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットによる出力が直列接続されて、前記第2無指向性コンデンサマイクロホンユニットからの出力信号を、前記検出信号とすることを特徴とするMFBスピーカ装置の音波検出用マイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110011A JP6316658B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | Mfbスピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110011A JP6316658B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | Mfbスピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015226195A true JP2015226195A (ja) | 2015-12-14 |
JP6316658B2 JP6316658B2 (ja) | 2018-04-25 |
Family
ID=54842684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014110011A Active JP6316658B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | Mfbスピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6316658B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111586536A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-08-25 | 精拓丽音科技(北京)有限公司 | 一种扬声器及其检测系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102465127B1 (ko) * | 2018-09-04 | 2022-11-09 | 현대모비스 주식회사 | 신호 처리 장치 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55112097A (en) * | 1979-02-21 | 1980-08-29 | Sony Corp | Acoustic system |
JPH02231900A (ja) * | 1989-03-06 | 1990-09-13 | Sony Corp | ヘッドホン装置 |
US5091954A (en) * | 1989-03-01 | 1992-02-25 | Sony Corporation | Noise reducing receiver device |
JPH07264696A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ装置 |
JPH08237788A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-13 | Sony Corp | スピーカシステム |
JP2003304586A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-24 | Sony Corp | マイクロホン装置 |
US20080192963A1 (en) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | Yamaha Corporation | Condenser microphone |
JP2008227652A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Yamaha Corp | コンデンサマイク装置 |
JP2008301317A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Audio Technica Corp | コンデンサーマイクロホン |
JP2012039211A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Audio Technica Corp | マイクロホンアレイ |
JP2012065147A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Audio Technica Corp | 可変指向性コンデンサマイクロホン |
US20130322637A1 (en) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | Hiroshi Akino | Condenser microphone |
-
2014
- 2014-05-28 JP JP2014110011A patent/JP6316658B2/ja active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55112097A (en) * | 1979-02-21 | 1980-08-29 | Sony Corp | Acoustic system |
US5091954A (en) * | 1989-03-01 | 1992-02-25 | Sony Corporation | Noise reducing receiver device |
JPH02231900A (ja) * | 1989-03-06 | 1990-09-13 | Sony Corp | ヘッドホン装置 |
JPH07264696A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ装置 |
JPH08237788A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-13 | Sony Corp | スピーカシステム |
JP2003304586A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-24 | Sony Corp | マイクロホン装置 |
US20080192963A1 (en) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | Yamaha Corporation | Condenser microphone |
JP2008227652A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Yamaha Corp | コンデンサマイク装置 |
JP2008301317A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Audio Technica Corp | コンデンサーマイクロホン |
JP2012039211A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Audio Technica Corp | マイクロホンアレイ |
JP2012065147A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Audio Technica Corp | 可変指向性コンデンサマイクロホン |
US20130322637A1 (en) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | Hiroshi Akino | Condenser microphone |
JP2013251746A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Audio Technica Corp | コンデンサマイクロホン |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111586536A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-08-25 | 精拓丽音科技(北京)有限公司 | 一种扬声器及其检测系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6316658B2 (ja) | 2018-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150208165A1 (en) | Microphone Apparatus and Method To Provide Extremely High Acoustic Overload Points | |
US20160277823A1 (en) | Piezoelectric ceramic dual-band bass-enhanced earpiece | |
US9571941B2 (en) | Dynamic driver in hearing instrument | |
US8897464B2 (en) | Condenser microphone | |
US8995701B2 (en) | Microphone | |
US7903829B2 (en) | Microphone | |
US20160314779A1 (en) | Central noise reduction loudspeaker | |
US20140226836A1 (en) | Voice input device and noise suppression method | |
WO2021263136A3 (en) | Systems, apparatus, and methods for acoustic transparency | |
JP6221023B1 (ja) | 音響発生装置 | |
KR20060105456A (ko) | 오디오 신호 증폭장치 및 왜곡보정방법 | |
US9154871B2 (en) | Condenser microphone | |
JP6316658B2 (ja) | Mfbスピーカ装置 | |
US10524041B1 (en) | Headphone driver and driving method thereof | |
JP6210597B2 (ja) | コンデンサマイクロホン | |
JP2012178628A (ja) | ステレオ狭指向性マイクロホン | |
JP4585825B2 (ja) | コンデンサマイクロホン | |
US20080317262A1 (en) | Microphone Having an Output Signal Amplifier | |
US8155353B2 (en) | Device and method for driving speaker | |
US9953628B1 (en) | Microphone device | |
JPH07222276A (ja) | 音響再生装置 | |
JPH0439839B2 (ja) | ||
JP2009017610A (ja) | オーディオ信号増幅装置及び歪補正方法 | |
JP2009152769A (ja) | スピーカ装置 | |
JP5193558B2 (ja) | コンデンサマイクロホン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6316658 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |