JP2015225840A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮荷重に対して所望のシール特性を確保するとともに、シール部材の薄肉化を図り、積層方向の寸法を可及的に短尺化させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、アノード側セパレータ14とカソード側セパレータ16との間に電解質膜・電極構造体12を挟持する。アノード側セパレータ14には、第1シール部材36が一体成形される。第1シール部材36は、ベースシール部36aと、前記ベースシール部36aから膨出成形される外側凸状シール部36b2とを有する。外側凸状シール部36b2の両側には、ベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな外側凹部36c2が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、シール部材が設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方側にアノード電極が、前記電解質膜の他方側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータにより挟持されて発電セルを構成している。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気車両に搭載されている。
燃料電池では、ガス漏れ等を防止するために、燃料ガス及び酸化剤ガスを気密に保持するとともに、冷却機能を維持するために、冷却媒体を液密に保持する必要がある。このため、種々のシール構造が採用されている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池用ガスケットは、平板部と、前記平板部から立ち上がるとともに、該平板部より幅狭な凸部とを有している。そして、ガスケットは、湾曲部や分岐部において、凸部の外周側部と内周側部との構成を互いに異ならせている。
このため、内周側部を外周側部よりも少ない応力集中で変形できる構成とすることにより、締め付け荷重等が付与された際に、湾曲部や分岐部の応力集中を緩和することができる、としている。
特開2007−42510号公報
ところで、上記のガスケットは、例えば、図5に示すように、平板部1aと、前記平板部1aから立ち上がるとともに、該平板部1aより幅狭な凸部1bとを有している。凸部1bは、湾曲部や分岐部以外の部分では、ガスケットの幅方向中心線2に対して左右対称に構成される一方、前記湾曲部や前記分岐部の部分では、左右非対称に構成されている。
この種のガスケットでは、燃料電池全体の小型化を図るため、凸部1bの高さhを短尺に設定することが望まれている。しかしながら、高さhが低くなる程、圧縮率に対するシール線圧の変動が大きくなり、また元の高さに対する成形の公差の割合が増加することで、シール性の低下やガスケットの損傷等が惹起されるおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、圧縮荷重に対して所望のシール特性を確保するとともに、シール部材の薄肉化を図り、積層方向の寸法を可及的に短尺化させることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、シール部材が設けられる燃料電池に関するものである。シール部材は、セパレータ面に沿って平面状に延在するベースシール部を有している。ベースシール部からは、セパレータの積層方向に高さを大きくして凸状シール部が膨出形成されるとともに、前記凸状シール部は、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかをシールしている。そして、シール部材は、凸状シール部の両側に設けられ、ベースシール部よりも積層方向の高さが小さな凹部を有している。
凸状シール部先端が当接するベースシール部は隣接するベースシール部より低く形成されている。
本発明によれば、ベースシール部には、凸状シール部が膨出形成されるとともに、前記凸状シール部の両側には、前記ベースシール部よりも積層方向の高さが小さな凹部が設けられている。このため、凸状シール部の全体の高さは、ベースシール部から前記凸状シール部の先端までの高さに、前記ベースシール部から凹部の底面までの深さを加算した寸法に増大している。
従って、シール部材全体の高さ寸法を高くする必要がなく、実質的に凸状シール部の高さを大きく設定することができる。これにより、シール部材は、圧縮荷重に対して所望のシール特性を確保するとともに、前記シール部材の薄肉化を図り、燃料電池全体の積層方向の寸法を可及的に短尺化させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記燃料電池を構成するアノード側セパレータの正面説明図である。 比較例及び本実施形態において、圧縮率とシール線圧との関係説明図である。 特許文献1に開示されたガスケットの説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池10は、矢印A方向(例えば、水平方向)に複数積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用される。
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持するアノード側セパレータ14及びカソード側セパレータ16とを備える。アノード側セパレータ14及びカソード側セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板等の金属セパレータで構成されるが、カーボンセパレータにより構成してもよい。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、前記固体高分子電解質膜18を挟持するアノード電極20及びカソード電極22とを備える。固体高分子電解質膜18は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
アノード電極20は、カソード電極22及び固体高分子電解質膜18よりも小さな平面寸法を有する。なお、カソード電極22は、アノード電極20よりも小さな平面寸法を有していてもよく、また、前記カソード電極22と前記アノード電極20とは、同一の平面寸法を有してもよい。
図2に示すように、アノード電極20は、固体高分子電解質膜18の一方の面18aに配置されるとともに、カソード電極22は、前記固体高分子電解質膜18の他方の面18bに配置される。
アノード電極20及びカソード電極22は、電極触媒層とガス拡散層とが積層されて構成される。電極触媒層は、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を備える。ガス拡散層は、カーボンペーパ等からなる。電極触媒層は、ガス拡散層の表面に一様に塗布され、又は固体高分子電解質膜18の表面に一様に塗布される。
図1に示すように、燃料電池10の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔26a及び燃料ガス出口連通孔28bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔24aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。冷却媒体入口連通孔26aは、冷却媒体を供給するとともに、燃料ガス出口連通孔28bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔26a及び燃料ガス出口連通孔28bは、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガス入口連通孔28a、冷却媒体出口連通孔26b及び酸化剤ガス出口連通孔24bが設けられる。燃料ガス入口連通孔28aは、燃料ガスを供給し、冷却媒体出口連通孔26bは、冷却媒体を排出し、酸化剤ガス出口連通孔24bは、酸化剤ガスを排出する。燃料ガス入口連通孔28a、冷却媒体出口連通孔26b及び酸化剤ガス出口連通孔24bは、矢印C方向に配列して設けられる。
カソード側セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、酸化剤ガス入口連通孔24aと酸化剤ガス出口連通孔24bとに連通する酸化剤ガス流路30が設けられる。
図3に示すように、アノード側セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔28aと燃料ガス出口連通孔28bとに連通する燃料ガス流路32が金属セパレータの断面を凹凸に成形することにより形成される。燃料ガス入口連通孔28aと燃料ガス流路32とは、複数本の入口連結路33aを介して連通する。燃料ガス出口連通孔28bと燃料ガス流路32とは、複数本の出口連結路33bを介して連通する。入口連結路33aと出口連結路33bとは、蓋体35aと蓋体35bとにより覆われている。
図1に示すように、互いに隣接するアノード側セパレータ14の面14bとカソード側セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔26aと冷却媒体出口連通孔26bとに連通する冷却媒体流路34が形成される。
図1及び図2に示すように、アノード側セパレータ14の面14a、14bには、このアノード側セパレータ14の外周端部を周回して、第1シール部材36が一体化(又は個別に構成)される。カソード側セパレータ16の面16a、16bには、このカソード側セパレータ16の外周端部を周回して、第2シール部材38が一体化(又は個別に構成)される。
第1シール部材36及び第2シール部材38には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2及び図3に示すように、第1シール部材36は、アノード側セパレータ14の面14a、14bの外周に沿って平面状に延在するとともに、前記面14a、14bに一体化されるベースシール部36aを有する。面14aにおいて、ベースシール部36aからは、アノード側セパレータ14の積層方向に高さを大きくして内側凸状シール部36b1及び外側凸状シール部36b2が膨出形成される。内側凸状シール部36b1及び外側凸状シール部36b2は、略長方形状又は略正方形状の断面形状を有する。なお、図2から容易に諒解される通り、内側凸状シール部36b1及び外側凸状シール部36b2の立ち上り部とベースシール部36aとの間には湾曲したR形状部が形成されている。
図3に示すように、内側凸状シール部36b1は、燃料ガス流路32を周回して燃料ガスを気密にシールする。外側凸状シール部36b2は、酸化剤ガス入口連通孔24a、酸化剤ガス出口連通孔24b、冷却媒体入口連通孔26a、冷却媒体出口連通孔26b、燃料ガス入口連通孔28a及び燃料ガス出口連通孔28bを囲繞する。
内側凸状シール部36b1は、図2に示すように、電解質膜・電極構造体12を構成する固体高分子電解質膜18の外周端部18aeに、直接、接触する。外周端部18aeは、固体高分子電解質膜18の外周縁部を含み、アノード電極20の外周から外方に延在して外部に露呈する部位である。外側凸状シール部36b2は、固体高分子電解質膜18の外周端部18aeから外方に位置して、第2シール部材38に、直接、接触する。外側凸状シール部36b2が第2シール部材38に接触する部位は前記第2シール部材38の隣接するベースシール部38a、38a(後述する)よりも一段低く設定された平面である。
第1シール部材36は、内側凸状シール部36b1の両側(幅方向両端側)にベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな内側凹部36c1を設ける。前記内側凸状シール部36b1の両側の前記内側凹部36c1の高さは同一である。ベースシール部36aの高さS1に対して、内側凹部36c1の高さS2が小さな寸法に設定され(S1>S2)、内側凸状シール部36b1の全体の高さS3が設定される。
第1シール部材36は、外側凸状シール部36b2の両側(幅方向両端側)にベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな外側凹部36c2を設ける。前記外側凸状シール部36b2の両側の前記外側凹部36c2の高さは同一である。ベースシール部36aの高さS1に対して、外側凹部36c2の高さS4が小さな寸法に設定され(S1>S4)、外側凸状シール部36b2の全体の高さS5が設定される。なお、高さS2と高さS4とは、同一の寸法に設定されてもよい。
図1及び図2に示すように、面14bにおいて、ベースシール部36aからは、アノード側セパレータ14の積層方向に高さを大きくして内側凸状シール部36d1及び外側凸状シール部36d2が膨出形成される。内側凸状シール部36d1及び外側凸状シール部36d2は、略長方形状又は略正方形状の断面形状を有する。この場合、外側凸状シール部36b2と外側凸状シール部36d2及び内側凸状シール部36b1と内側凸状シール部36d1はアノード側セパレータ14を挟んで同じ位置(図2において同じ高さ位置)にある。なお、図2から容易に諒解される通り、内側凸状シール部36d1及び外側凸状シール部36d2の立ち上り部とベースシール部36aとの間には湾曲したR形状部が形成される。
図1に示すように、内側凸状シール部36d1は、冷却媒体流路34と冷却媒体入口連通孔26a及び冷却媒体出口連通孔26bとを周回して冷却媒体を液密にシールする。外側凸状シール部36d2は、酸化剤ガス入口連通孔24a、酸化剤ガス出口連通孔24b、燃料ガス入口連通孔28a及び燃料ガス出口連通孔28bを囲繞する。
内側凸状シール部36d1及び外側凸状シール部36d2は、隣接するカソード側セパレータ16の第2シール部材38に直接接触し、冷却媒体流路34を形成する。この場合、前記外側凸状シール部36d2及び内側凸状シール部36d1は、後述するように、第2シール部材38に膨出形成されたベースシール部39aと39bとの間及びベースシール部39bと39cとの間の一段低い当接面に当接する。
図2に示すように、第1シール部材36は、内側凸状シール部36d1の両側(幅方向両端側)にベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな内側凹部36e1を設ける。前記内側凸状シール部36d1の両側の前記内側凹部36e1の高さは同一である。ベースシール部36aの高さS6(S1と同一でもよい)に対して、内側凹部36e1の高さS7が小さな寸法に設定され(S6>S7)、内側凸状シール部36d1の全体の高さS8が設定される。
第1シール部材36は、外側凸状シール部36d2の両側(幅方向両端側)にベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな外側凹部36e2を設ける。前記外側凸状シール部36d2の両側の前記外側凹部36e2の高さは同一である。ベースシール部36aの高さS6に対して、外側凹部36e2の高さS9が小さな寸法に設定され(S6>S9)、外側凸状シール部36d2の全体の高さS10が設定される。なお、高さS7と高さS9とは、同一の寸法に設定されてもよい。
第2シール部材38は、カソード側セパレータ16の面16a、16bの外周に沿って平面状に延在するとともに、前記面16a、16bに一体化されるベースシール部38a、39a〜39cを構成する。すなわち、第2シール部材38は第1シール部材36の外側凸状シール部36b2の両側にベースシール部38a、38aを有するとともに面16bに沿って所定高さで膨出するベースシール部39a、39b及び39cを有する。ベースシール部39aと39bの間及びベースシール部39bと39cの間の平面は当接面として機能する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔24aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔28aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔26aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔24aからカソード側セパレータ16の酸化剤ガス流路30に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体12のカソード電極22に供給される(図1参照)。
一方、燃料ガスは、図3に示すように、燃料ガス入口連通孔28aからアノード側セパレータ14の入口連結路33aを通って燃料ガス流路32に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路32に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体12のアノード電極20に供給される(図1参照)。
従って、各電解質膜・電極構造体12では、アノード電極20に供給される燃料ガスと、カソード電極22に供給される酸化剤ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード電極22に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔24bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極20に供給されて消費された燃料ガスは、図3に示すように、出口連結路33bから燃料ガス出口連通孔28bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔26aに供給された冷却媒体は、アノード側セパレータ14とカソード側セパレータ16との間の冷却媒体流路34に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体出口連通孔26bから排出される。
この場合、本実施形態では、図2及び図3に示すように、第1シール部材36を構成するベースシール部36aには、外側凸状シール部36b2が膨出形成されている。外側凸状シール部36b2の両側には、ベースシール部36aよりも積層方向の高さが小さな外側凹部36c2が設けられている。具体的には、図2に示すように、ベースシール部36aの高さS1に対して、外側凹部36c2の高さS4が小さな寸法に設定されている(S1>S4)。
このため、外側凸状シール部36b2の全体の高さS5は、ベースシール部36aから前記外側凸状シール部36b2の先端までの高さに、前記ベースシール部36aから外側凹部36c2の底面までの深さ(S1−S4)を加算した寸法に増大している。
ここで、外側凹部36c2を設けない外側凸状シール部(比較例)と、前記外側凹部36c2を設けた外側凸状シール部36b2(本実施形態)とにおいて、圧縮率とシール線圧との関係を比較した。その結果が、図4に示されている。比較例では、外側凸状シール部の高さが、ベースシール部の表面から前記外側凸状シール部の先端までの寸法となっている。従って、外側凸状シール部の高さを十分に確保することができず、寸法公差等による圧縮率の変動に対し、シール線圧の変動が大きくなっている。
これに対して、本実施形態では、外側凸状シール部36b2の全体の高さS5は、外側凹部36c2の底面から前記外側凸状シール部36b2の先端までの寸法になっている。これにより、外側凸状シール部36b2の弾性率(ヤング率)が小さくなるため、圧縮率の変動に対し、シール線圧の変動が小さく抑制されている。
このため、本実施形態では、第1シール部材36全体の高さ寸法を高くする必要がなく、実質的に外側凸状シール部36b2の高さを大きく設定することができる。従って、第1シール部材36は、圧縮荷重に対して所望のシール特性を確保するとともに、前記第1シール部材36の薄肉化を図り、燃料電池10全体の積層方向の寸法を可及的に短尺化させることが可能になるという効果が得られる。
また、内側凸状シール部36b1、36d1及び外側凸状シール部36d2では、上記の外側凸状シール部36b2と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、燃料電池10は、単一の電解質膜・電極構造体(MEA)12をアノード側セパレータ14及びカソード側セパレータ16で挟持して構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、2枚以上のMEAと3枚以上のセパレータとを備え、前記セパレータと前記MEAとを交互に積層する燃料電池であってもよい。
10…燃料電池 12…電解質膜・電極構造体
14…アノード側セパレータ 16…カソード側セパレータ
18…固体高分子電解質膜 20…アノード電極
22…カソード電極 24a…酸化剤ガス入口連通孔
24b…酸化剤ガス出口連通孔 26a…冷却媒体入口連通孔
26b…冷却媒体出口連通孔 28a…燃料ガス入口連通孔
28b…燃料ガス出口連通孔 30…酸化剤ガス流路
32…燃料ガス流路 34…冷却媒体流路
36、38…シール部材
36a、38a、39a〜39c…ベースシール部
36b1、36d1…内側凸状シール部
36b2、36d2…外側凸状シール部
36c1、36e1…内側凹部 36c2、36e2…外側凹部

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層されるとともに、前記セパレータには、シール部材が設けられる燃料電池であって、
    前記シール部材は、セパレータ面に沿って平面状に延在するベースシール部と、
    前記ベースシール部から前記セパレータの積層方向に高さを大きくして膨出形成され、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかをシールする凸状シール部と、
    前記凸状シール部の両側に設けられ、前記ベースシール部よりも前記積層方向の高さが小さな凹部と、
    を有すること特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記凸状シール部先端が当接するベースシール部は隣接するベースシール部より低く形成されていることを特徴とする燃料電池。
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