JP2015222091A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動変速機のシフトレンジが走行レンジであり、且つ油圧供給源が駆動された状態で、全ての変速用アクチュエータが非通電状態となったときに、特定の変速段を実現するように構成された自動変速機の制御装置において、シフトレンジが走行レンジであり、且つ停車状態又は所定速度以下の低車速状態である状態で、イグニッションスイッチがオフ操作されたとき、該オフ操作の直前に実行されていた変速用アクチュエータへの通電制御を、少なくとも変速機構の入力回転数が、所定回転数に低下するまでの間は継続する。
【選択図】図5
Description
エンジンからトルクコンバータを介して動力が入力される変速機構と、
前記エンジンをオン及びオフするために操作されるイグニッションスイッチと、
前記エンジンによって駆動される油圧供給源と、
前記変速機構の動力伝達経路に設けられ、前記油圧供給源から供給される油圧によって作動する複数の摩擦締結要素と、
前記油圧供給源から前記複数の摩擦締結要素への油圧供給経路に設けられ、通電制御によって作動する複数の変速用アクチュエータと、を備え、
前記変速機構は、前記自動変速機のシフトレンジが走行レンジであり且つ前記油圧供給源が駆動された状態で全ての前記変速用アクチュエータが非通電状態となったときに特定の変速段を実現するように構成された自動変速機の制御装置であって、
前記自動変速機のシフトレンジが走行レンジであり且つ停車状態又は所定速度以下の低車速状態である状態で前記イグニッションスイッチがオフ操作されたとき、該オフ操作の直前に実行されていた前記通電制御を、少なくとも前記変速機構の入力回転数が所定回転数に低下するまでの間は継続する制御手段を備えていることを特徴とする。
停車中にシフトレンジが走行レンジであり且つその他の所定条件が成立したときに、前記変速機構をニュートラル状態とするニュートラルアイドル制御を実行するニュートラルアイドル制御手段を備え、
前記制御手段は、前記ニュートラルアイドル制御の実行中に前記イグニッションスイッチがオフ操作されたときに前記通電制御の継続を行う場合、前記ニュートラル状態を維持するように前記通電制御を実行することを特徴とする。
停車状態又は前記低車速状態でシフトレンジが非走行レンジから走行レンジに切り換えられたときに、前記変速機構をニュートラル状態から所定の低変速段状態に緩やかに切り換えるセレクトショック対策制御を実行するセレクトショック対策制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記セレクトショック対策制御の実行中に前記イグニッションスイッチがオフ操作されたときに前記通電制御の継続を行う場合、前記セレクトショック対策制御を継続するように前記通電制御を実行することを特徴とする。
まず、本発明の実施の形態に係る制御装置が適用される自動変速機1について説明する。図1に骨子を示すように、自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式車両に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3からの動力が入力軸4を介して入力される変速機構5とを有し、これらが入力軸4の軸心上に配置されて、変速機ケース7に収納されている。
ここで、ニュートラルアイドル制御について説明する。ニュートラルアイドル制御は、エンジンの燃費向上を図るためにDレンジでの停車中において変速機構5をニュートラル状態とする制御であり、本明細書では、ニュートラルアイドル制御によって実現されるニュートラル状態を「ニュートラルアイドル状態」という。
図3に示すように、自動変速機1は、各摩擦締結要素40,50,60,70,80の締結制御のための油圧を制御する油圧制御回路100を備えている。
油圧制御回路100は、オイルポンプ6が駆動され且つDレンジ状態であるときに全てのソレノイドバルブ102がオフになると、ハイクラッチ50及びR35ブレーキ80を締結するとともにロークラッチ40、LRブレーキ60及び26ブレーキ70を解放するような油圧供給状態を実現するように構成されている。具体的に、このような油圧供給状態を実現するためには、例えば、ハイクラッチ50及びR35ブレーキ80への給油路を開閉するソレノイドバルブ102をノーマルオープン式とし、その他のソレノイドバルブ102をノーマルクローズ式としたり、ハイクラッチ50及びR35ブレーキ80への給油路をノーマルハイ油路とし、その他の油路をノーマルロー油路としたりすればよい。
図4に示すように、油圧制御回路100の複数のソレノイドバルブ102は、自動変速機1に搭載されたコントロールユニット200によって制御される。コントロールユニット200は、種々の情報を記憶する記憶部202を備えている。ただし、記憶部202は、コントロールユニット200に接続された外部機器で構成されてもよい。
NレンジからDレンジに切り換えられるとき、変速機構5がニュートラル状態から1速状態等に変わることでタービン回転数が急低下すると、いわゆる飛び出し感又はつんのめり感を乗員に与えるようなNDセレクトショックが発生する。このNDセレクトショックを抑制するために、コントロールユニット200は、NレンジからDレンジに切り換えられるときにNDショック対策制御を実行する。例えば停車中又は極低速走行中に行われるNDショック対策制御では、ニュートラル状態で解放され且つ1速状態で締結されるロークラッチ40への供給油圧が緩やかに上昇するようにソレノイドバルブ102が通電制御されるため、タービン回転数が緩やかに低下しながらニュートラル状態から1速状態に切り換えられ、これにより、1速状態となったときのショックが抑制される。
ところで、上述したように変速機構5を5速状態に固定するフェールセーフ機能は、あくまでもエンジンの駆動中にフェールが生じたときに最低限の走行を可能にするために実行される機能であり、イグニッションスイッチ305のオフ操作によってエンジンが停止した後は、少なくとも次の2つの理由により、基本的にはフェールセーフ機能が実行されることはない。第1に、イグニッションスイッチ305のオフ操作は原則としてPレンジ状態で行われるが、変速機構5の5速状態はDレンジ状態でなければ実現されないためである。第2に、イグニッションスイッチ305がオフ操作されると、エンジンの停止と共にオイルポンプ6からの油圧供給が停止されることから、仮にDレンジ状態であっても、変速機構5が5速状態になり得ないためである。
コントロールユニット200は、イグニッションスイッチ305がオンであるときに繰り返し実行される所定のサブルーチンの中で、後述する所定の条件が成立したときに通電継続制御を実行する。
図6〜図8を参照しながら、図5に示される上述の制御動作に従って実行される第1実施例及び第2実施例に係る通電継続制御について、第1比較例と比較しながら説明する。
2 エンジン出力軸
3 トルクコンバータ
4 変速機構の入力軸
5 変速機構
5a 出力ギヤ
6 オイルポンプ(油圧供給源)
7 変速機ケース
10 第1ギヤセット
20 第2ギヤセット
30 第3ギヤセット
40 ロークラッチ
50 ハイクラッチ
60 LRブレーキ
70 26ブレーキ
80 R35ブレーキ
100 油圧制御回路
101 締結制御部
102 ソレノイドバルブ(変速用アクチュエータ)
200 コントロールユニット
202 記憶部
301 レンジセンサ
302 車速センサ
303 アクセルセンサ
304 ブレーキセンサ
305 イグニッションスイッチ
306 エンジン回転数センサ
307 タービン回転数センサ
Claims (3)
- エンジンからトルクコンバータを介して動力が入力される変速機構と、
前記エンジンをオン及びオフするために操作されるイグニッションスイッチと、
前記エンジンによって駆動される油圧供給源と、
前記変速機構の動力伝達経路に設けられ、前記油圧供給源から供給される油圧によって作動する複数の摩擦締結要素と、
前記油圧供給源から前記複数の摩擦締結要素への油圧供給経路に設けられ、通電制御によって作動する複数の変速用アクチュエータと、を備え、
前記変速機構は、前記自動変速機のシフトレンジが走行レンジであり且つ前記油圧供給源が駆動された状態で全ての前記変速用アクチュエータが非通電状態となったときに特定の変速段を実現するように構成された自動変速機の制御装置であって、
前記自動変速機のシフトレンジが走行レンジであり且つ停車状態又は所定速度以下の低車速状態である状態で前記イグニッションスイッチがオフ操作されたとき、該オフ操作の直前に実行されていた前記通電制御を、少なくとも前記変速機構の入力回転数が所定回転数に低下するまでの間は継続する制御手段を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 停車中にシフトレンジが走行レンジであり且つその他の所定条件が成立したときに、前記変速機構をニュートラル状態とするニュートラルアイドル制御を実行するニュートラルアイドル制御手段を備え、
前記制御手段は、前記ニュートラルアイドル制御の実行中に前記イグニッションスイッチがオフ操作されたときに前記通電制御の継続を行う場合、前記ニュートラル状態を維持するように前記通電制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 停車状態又は前記低車速状態でシフトレンジが非走行レンジから走行レンジに切り換えられたときに、前記変速機構をニュートラル状態から所定の低変速段状態に緩やかに切り換えるセレクトショック対策制御を実行するセレクトショック対策制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記セレクトショック対策制御の実行中に前記イグニッションスイッチがオフ操作されたときに前記通電制御の継続を行う場合、前記セレクトショック対策制御を継続するように前記通電制御を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
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