JP2015220421A - 吐出量調整方法、塗布処理装置及び記録媒体 - Google Patents

吐出量調整方法、塗布処理装置及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプの吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる吐出量調整方法、塗布処理装置及び記録媒体を提供する。【解決手段】吐出量調整方法は、ウェハ上に液体を塗布するように構成された塗布処理装置であって、ウェハを保持して回転させる回転保持部と、流体圧により変位して液体を圧送する隔壁を有するポンプと、隔壁により圧送された液体をウェハ上に吐出するノズルと、を備える塗布処理装置を用い、ノズルからウェハ上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を検出し、隔壁の変位量の検出結果に基づいて、ノズルからの液体の吐出量を調整すること、吐出量の調整用に吐出された液体を振り切るための回転数にてウェハを回転させるように回転保持部を制御すること、を含む。【選択図】図6

Description

本開示は、吐出量調整方法、塗布処理装置及び記録媒体に関する。
半導体製造装置は、レジスト剤等の様々な液体をウェハに塗布するために、多数のポンプを有する。半導体製造装置用のポンプとしては、例えばダイアフラムポンプ又はベローズポンプ等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。ダイアフラムポンプ又はベローズポンプ等は、圧送対象の液体とは別に供給される空気、不活性ガス又は作動液等の二次流体の圧力(以下、「流体圧」という。)により変位して液体を圧送する隔壁を有する。
特開2006−316711号公報
上記隔壁を有するポンプ(以下、「流体圧駆動式のポンプ」という。)による液体の吐出量は、流体圧と吐出時間とに応じて定まるが、吐出量と流体圧との関係にはポンプごとの個体差がある。また、吐出量と流体圧との関係は、圧送対象の液体の特性によっても変化する。このため、所望の吐出量にてポンプから液体を供給するには、吐出量を予め調整する作業が必要である。この作業は、主として手作業により行われているので、作業者の負担が大きい。
そこで本開示は、ポンプの吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる吐出量調整方法、塗布処理装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
本開示に係る吐出量調整方法は、基板上に液体を塗布するように構成された塗布処理装置であって、基板を保持して回転させる回転保持部と、流体圧により変位して液体を圧送する隔壁を有するポンプと、隔壁により圧送された液体を基板上に吐出するノズルと、を備える塗布処理装置を用い、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を検出し、隔壁の変位量の検出結果に基づいて、ノズルからの液体の吐出量を調整すること、吐出量の調整用に吐出された液体を振り切るための回転数にて基板を回転させるように回転保持部を制御すること、を含む。
この吐出量調整方法によれば、様々な手作業が削減される。例えば、隔壁の変位量の検出結果に基づいてノズルからの吐出量を調整することで、吐出量を計量する手作業が削減される。液体を計量用の容器に入れて搬送する作業及び当該容器を洗浄する作業等、計量に付随する手作業も削減される。吐出量の調整用に吐出された液体を振り切るための回転数にて基板を回転させることで、液体を塗布処理装置内において排液できる。このため、吐出量の調整用に吐出された液体を排液するための手作業も削減される。吐出量の調整用に吐出された液体を塗布処理装置外に取り出す必要がないので、液体に対する作業者の防護も不要となる。従って、ポンプの吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる。なお、手作業の削減により、吐出量の調整作業の多くを自動化することが可能となるので、この吐出量調整方法は、吐出量の調整の所要時間を短縮することにも寄与し得る。
吐出量を調整するために、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように流体圧を変更することを繰り返してもよい。この場合、吐出量をより確実に所望の値に調整できる。なお、液体の吐出、吐出量の算出及び流体圧の変更を繰り返す場合、その繰り返しの度に上述した手作業が削減されるので、作業者の負担を軽減する効果がより顕著となる。
吐出量の調整用に液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にて基板を回転させるように回転保持部を制御してもよい。この場合、吐出量の調整用に吐出された液体の排液をより確実に実行できる。
複数組のノズル及びポンプを有する塗布処理装置を用い、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて吐出量を調整することを複数組のノズル及びポンプに対し順次実行してもよい。この場合、一枚の基板を、複数組のノズル及びポンプに対する吐出量の調整に兼用できるので、吐出量の調整用の基板を削減できる。
複数の処理モジュールを備え、回転保持部、ノズル及びポンプをそれぞれの処理モジュールに有する塗布処理装置を用い、複数の基板を複数の処理モジュールにそれぞれ配置し、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を検出し、隔壁の変位量の検出結果に基づいて吐出量を調整することを複数の処理モジュールにおいて並行で実行してもよい。この場合、吐出量の調整の所要時間を更に短縮できる。
本開示に係る塗布処理装置は、基板を保持して回転させる回転保持部と、流体圧により変位して液体を圧送する隔壁を有するポンプと、隔壁の変位量を検出するための変位センサと、隔壁により圧送された液体を基板上に吐出するノズルと、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を変位センサによって検出し、当該変位量の検出結果に基づいてノズルからの液体の吐出量を調整する調整制御部と、吐出量の調整用に吐出された液体を振り切る回転数にて基板を回転させるように回転保持部を制御する排液制御部と、調整制御部により調整済みの吐出量にて、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、ノズルから吐出された液体を基板上に塗り広げるための回転数にて基板を回転させるように回転保持部を制御する塗布制御部と、を備える。
この塗布処理装置によれば、上述した吐出量調整方法を実行可能であるため、様々な手作業が削減される。従って、ポンプの吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる。なお、手作業の削減により、吐出量の調整作業の多くを自動化することが可能となるので、この吐出量調整方法は、吐出量の調整の所要時間を短縮することにも寄与し得る。
調整制御部は、吐出量を調整するために、ノズルから基板上に液体を吐出するようにポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁の変位量を変位センサによって検出し、当該変位量の検出結果に基づいて吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように流体圧を変更することを繰り返してもよい。この場合、吐出量をより確実に所望の値に調整できる。なお、液体の吐出、吐出量の算出及び流体圧の変更を繰り返す場合、その繰り返しの度に上述した手作業が削減されるので、作業者の負担を軽減する効果がより顕著となる。
排液制御部は、吐出量の調整用に液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にて基板を回転させるように回転保持部を制御してもよい。この場合、吐出量の調整用に吐出された液体の排液をより確実に実行できる。
複数組のノズル及びポンプを備え、調整制御部は、液体の吐出量の調整を複数組のノズル及びポンプに対し順次実行してもよい。この場合、一枚の基板を、複数組のノズル及びポンプに対する吐出量の調整に兼用できるので、吐出量の調整用の基板を削減できる。
複数の処理モジュールを備え、回転保持部、ポンプ、変位センサ及びノズルをそれぞれの処理モジュールに有し、調整制御部は、吐出量の調整を複数の処理モジュールにおいて並行で実行してもよい。この場合、吐出量の調整の所要時間を更に短縮できる。
変位センサの具体例として、磁気抵抗型又は静電容量型のセンサ等が挙げられる。
本開示に係る記録媒体は、上述した吐出量調整方法を装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本開示によれば、ポンプの吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる。
本開示に係る基板処理システムの概略構成を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 塗布ユニット及び制御部の模式図である。 変位センサの模式図である。 吐出量調整方法の実行手順を示すフローチャートである。 変位センサの変形例の模式図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔基板処理システム〕
まず、本実施形態に係る基板処理システム1の概要を説明する。図1に示すように、基板処理システム1は、塗布・現像装置2と露光装置3とを備える。露光装置3は、レジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によりレジスト膜の露光対象部分にエネルギー線を照射する。
塗布・現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ウェハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。レジスト膜を形成する処理及び現像処理は、ウェハW上に各種液体を塗布する工程を伴う。すなわち塗布・現像装置2は、ウェハW上に液体を塗布用に構成された塗布処理装置として機能する。
図1及び図2に示すように、塗布・現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6と、制御部100とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入・搬出部13とを有する。搬入・搬出部13はキャリアステーション12と処理ブロック5との間に介在する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、例えば円形の複数枚のウェハWを密封状態で収容し、ウェハWを出し入れするための開閉扉(不図示)を一側面11a側に有する。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウェハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウェハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック5は、複数の処理モジュール14,15,16,17を有する。図2及び図3に示すように、処理モジュール14,15,16は、複数の塗布ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットU1は、液体をウェハWの表面に塗布する。熱処理ユニットU2は、例えば熱板によりウェハWを加熱し、加熱後のウェハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行う。
処理モジュール14は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2によりウェハWの表面上に下層膜を形成する。処理モジュール14の塗布ユニットU1は、下層膜形成用の液体をウェハW上に塗布する。処理モジュール14の熱処理ユニットU2は、下層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。熱処理の具体例としては、下層膜形成用の液体を硬化させるための加熱処理が挙げられる。
処理モジュール15は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2により下層膜上にレジスト膜を形成する。処理モジュール15の塗布ユニットU1は、レジスト膜形成用の液体を下層膜の上に塗布する。処理モジュール15の熱処理ユニットU2は、レジスト膜の形成に伴う各種熱処理を行う。熱処理の具体例としては、レジスト膜形成用の液体を硬化させるための加熱処理等が挙げられる。
処理モジュール16は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2によりレジスト膜上に下層膜を形成する。処理モジュール16の塗布ユニットU1は、上層膜形成用の液体をレジスト膜の上に塗布する。処理モジュール16の熱処理ユニットU2は、上層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。熱処理の具体例としては、上層膜形成用の液体を硬化させるための加熱処理等が挙げられる。
処理モジュール17は、複数の現像ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA3と、これらのユニットを経ずにウェハWを搬送する直接搬送アームA6とを内蔵している。処理モジュール17は、現像ユニット及び熱処理ユニットにより、露光後のレジスト膜の現像処理を行う。現像ユニットは、露光済みのウェハWの表面上に現像液を塗布した後、これをリンス液により洗い流すことで、レジスト膜の現像処理を行う。熱処理ユニットは、現像処理に伴う各種熱処理を行う。熱処理の具体例としては、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等が挙げられる。
処理ブロック5内におけるキャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられている。棚ユニットU10は、床面から処理モジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウェハWを昇降させる。
処理ブロック5内におけるインターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている。棚ユニットU11は床面から処理モジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11に配置されたウェハWを露光装置3に渡し、露光装置3からウェハWを受け取って棚ユニットU11に戻す。
制御部100は一つ又は複数の制御用コンピュータにより構成され、塗布・現像装置2の各構成要素を制御する。制御部100は、制御条件の設定画面を表示する表示部(不図示)と、制御条件を入力する入力部(不図示)と、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からプログラムを読み取る読取部(不図示)とを有する。記録媒体は、塗布・現像装置2に各種処理を実行させるためのプログラムを記録している。このプログラムが制御部100の読取部によって読み取られる。記録媒体としては、例えばハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、メモリーカード等が挙げられる。制御部100は、入力部に入力された制御条件と、読取部により読み取られたプログラムとに応じて、例えば以下の手順で塗布・現像処理を実行するように塗布・現像装置2を制御する。
まず、制御部100は、ウェハWの表面Wa上に下層膜、レジスト膜及び上層膜を形成するように塗布・現像装置2を制御する。この制御により、塗布・現像装置2の各構成要素は次のように動作する。すなわち、受け渡しアームA1がキャリア11内のウェハWを棚ユニットU10に搬送する。このウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール14用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール14内の各ユニットに搬送する。処理モジュール14の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3により搬送されたウェハWの表面Wa上に下層膜を形成する。下層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
このウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール15用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール15内の各ユニットに搬送する。処理モジュール15の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3により搬送されたウェハWの下層膜上にレジスト膜を形成する。レジスト膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
このウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール16用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール16内の各ユニットに搬送する。処理モジュール16の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3により搬送されたウェハWのレジスト膜上に上層膜を形成する。上層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、制御部100は、露光装置3にウェハWを送り出し、露光処理後のウェハWを露光装置3から受け入れるように塗布・現像装置2を制御する。この制御により、塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、上層膜が形成され、棚ユニットU10に戻されたウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール17用のセルに配置し、直接搬送アームA6が棚ユニットU11に搬送する。このウェハWを受け渡しアームA8が露光装置3に送り出す。露光装置3における露光処理が完了すると、受け渡しアームA8がウェハWを露光装置3から受け入れ、棚ユニットU11に戻す。
次に、制御部100は、レジスト膜の現像処理を行うように塗布・現像装置2を制御する。この制御により、塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、処理モジュール17の搬送アームA3は、棚ユニットU11のウェハWを処理モジュール17内の各ユニットに搬送する。処理モジュール17の現像ユニット及び熱処理ユニットは、搬送アームA3により搬送されたウェハWのレジスト膜の現像処理及びこれに伴う熱処理を行う。レジスト膜の現像が完了すると、搬送アームA3はウェハWを棚ユニットU10に搬送する。このウェハWを、昇降アームA7が受け渡し用のセルに配置し、受け渡しアームA1がキャリア11内に戻す。以上で、塗布・現像処理が完了する。
〔塗布ユニット〕
続いて、塗布ユニットU1及びこれを制御する制御部100の構成について詳細に説明する。図4に示すように、塗布ユニットU1は、回転保持部20と、ポンプ30と、ノズル60と、変位センサ70と、カップ80とを有する。すなわち塗布・現像装置2は、回転保持部20と、ポンプ30と、ノズル60と、変位センサ70と、カップ80を備える。
回転保持部20は、保持部21と、回転駆動部22と、昇降部23とを有し、ウェハWを保持して回転させる。保持部21は、例えば水平に保持されたウェハWの中心部を下方から吸着保持する。回転駆動部22は、例えばモータ等の動力源によって、保持部21を鉛直な軸線まわりに回転させる。昇降部23は、保持部21を昇降させる。
ポンプ30は、例えばダイアフラム型、ベローズ型又はシリンジ型等のポンプ本体40と、バルブ51,52と、電空レギュレータ53とを有する。
ポンプ本体40は、ケース41と隔壁42とを有する。すなわちポンプ30は、ケース41と隔壁42とを有する。隔壁42は、ケース41内を空間41a,41bに区画しており、空間41a側及び空間41b側に変位可能である。空間41aは、吐出管路31を介してノズル60に接続され、吸入管路32を介して液体のタンク(不図示)に接続されている。
バルブ51は吐出管路31に設けられ、バルブ52は吸入管路32に設けられている。電空レギュレータ53は空間41bに接続されており、空間41b内の空気圧を制御して隔壁42を変位させる。
ポンプ30は、ポンプ本体40、バルブ51,52及び電空レギュレータ53の協働により、液体をタンク側から吸入し、ノズル60側に送出する。液体をタンク側から吸入する際には、バルブ51が閉じ、バルブ52が開き、電空レギュレータ53が空間41b内を減圧して隔壁42を空間41b側に変位させる。これにより空間41aが拡大し、タンク側から空間41a内に液体が吸入される。液体をノズル60側に送出する際には、バルブ51が開き、バルブ52が閉じ、電空レギュレータ53が空間41b内を加圧して隔壁42を空間41a側に変位させる。これにより空間41aが縮小し、空間41a内からノズル側に液体が送出される。このように、隔壁42は、空気圧により変位して液体を圧送する。
ノズル60は、ウェハWを保持した保持部21の上方に配置されている。ノズル60は、ポンプ30により圧送された液体をウェハWの表面Wa上に吐出する。
変位センサ70は、隔壁42の変位量を検出するためのセンサである。変位センサ70は、例えば磁気抵抗効果を利用して変位を検出する磁気抵抗型のセンサである。図5に示すように、変位センサ70は、ガイド部71と、連動部72と、検出部73とを有する。ガイド部71は、ケース41から外側に隆起した中空部である。ガイド部71は、空間41b側において、隔壁42の中央部に対向するように配置されており、ガイド部71内は空間41bに連通している。
連動部72は、磁性体74及びロッド75を有する。磁性体74はガイド部71内に収容され、ロッド75は磁性体74を隔壁42の中央部に連結する。これにより、磁性体74は隔壁42に連動し、ガイド部71内にて変位する。
検出部73は、素子ケース76と、これに収容されたMR(magnetroresistance)素子77,78とを有する。素子ケース76は、ガイド部71の周囲に固定されている。MR素子77,78は、磁性体74の変位方向に沿って並んでおり、互いに直列に接続されている。MR素子77,78は磁気抵抗効果を生じる抵抗素子である。すなわち、MR素子77,78の電気抵抗は外部磁場に応じて変化する。検出部73は、制御部100からMR素子77,78の両端部に定電圧の供給を受け、MR素子77,78間の電位を制御部100に出力する。このために、MR素子77,78の両端部は、制御部100の電力供給用の電源端子121及びグランド端子123にそれぞれ接続されている。MR素子77,78の間は制御部100の入力端子122に接続されている。
MR素子77,78の電気抵抗は、磁性体74の変位に応じて変化するので、MR素子77,78の間の電位は磁性体74の変位に応じて変化する。このため、MR素子77,78の間の電位に基づいて磁性体74の変位量を検出できる。なお、変位量は、不変の基準位置に対する移動量を意味する。基準位置は任意に設定可能である。
図4に戻り、カップ80は、上方に開口した状態で保持部21の下方に設置されている。カップ80は、保持部21に保持されたウェハWを収容し、ウェハW上から振り切られた液体を収容する。カップ80の底部には排液口83が設けられており、排液口83には排液ダクト84が接続されている。
制御部100は、塗布ユニットU1を用いた処理を実行するための構成要素として、搬送制御部111と、調整制御部112と、排液制御部113と、塗布制御部115とを有する。
搬送制御部111は、塗布ユニットU1内へのウェハWの搬入及び搬出を行うように回転保持部20及び搬送アームA3を制御する。
調整制御部112は、ノズル60から調整用のウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を変位センサ70によって検出し、当該変位量の検出結果に基づいてノズル60からの液体の吐出量を調整する。
排液制御部113は、ノズル60から吐出された液体を振り切る回転数にて調整用のウェハWを回転させるように回転保持部20を制御する。
塗布制御部115は、調整制御部112により調整済みの吐出量にて、ノズル60から処理対象のウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、ノズル60から吐出された液体を処理対象のウェハW上に塗り広げるための回転数にて処理対象のウェハWを回転させるように回転保持部20を制御する。
なお、これらの構成要素は、制御部100の機能を便宜上複数のブロックに区切ったものに過ぎず、制御部100のハードウェアがこれらの構成要素ごとに分割されている必要はない。
〔吐出量調整方法〕
続いて、本実施形態に係る吐出量調整方法について説明する。この吐出量調整方法は、制御部100が次の手順で塗布・現像装置2を制御することで実行される。
図6に示すように、制御部100はまずステップS1を実行する。ステップS1では、搬送制御部111が、調整用のウェハWを塗布ユニットU1に搬入するように回転保持部20及び搬送アームA3を制御する。具体的に、搬送制御部111は、保持部21をカップ80外まで上昇させるように昇降部23を制御し、ウェハWを保持部21上に載置するように搬送アームA3を制御し、載置されたウェハWを吸着するように保持部21を制御し、ウェハWをカップ80内まで下降させるように昇降部23を制御する。
次に、制御部100はステップS2〜S5を順次実行する。ステップS2では、調整制御部112が、ノズル60から調整用のウェハW上への液体の吐出を開始するようにポンプ30を制御すると共に、吐出開始時の隔壁42の変位量を変位センサ70により検出する。
ステップS3では、調整制御部112が、ノズル60から調整用のウェハW上への液体の吐出を停止するようにポンプ30を制御すると共に、吐出停止時の隔壁42の変位量を変位センサ70により検出する。
ステップS4では、調整制御部112が、吐出開始時及び吐出停止時の隔壁42の変位量に基づいて、調整用のウェハW上に対する液体の吐出量を算出する。具体的に、調整制御部112は、吐出開始時の隔壁42の変位量に基づいて吐出開始時の空間41aの容積を算出し、吐出停止時の隔壁42の変位量に基づいて吐出停止時の空間41aの容積を算出し、これらの容積の差分を算出することで、吐出された液体の体積を算出する。
ステップS5では、排液制御部113が、ノズル60から吐出された液体を振り切る回転数にて調整用のウェハWを回転させるように回転保持部20を制御する。これにより、調整用のウェハW上の液体が振り切られてカップ80内に収容され、排液口83から排出される。
次に、制御部100はステップS6を実行する。ステップS6では、調整制御部112が、吐出量の目標値と、ステップS5による吐出量の算出結果との差が許容範囲内であるかどうかを判定する。
吐出量の目標値と吐出量の算出結果との差が許容範囲外である場合、制御部100は、ステップS7を実行した後制御手順をステップS2に戻す。ステップS7では、調整制御部112が、吐出量を目標値に近付けるように電空レギュレータ53による空気圧を変更する。具体的に、吐出量が目標値に比べ少ない場合には、吐出開始から吐出停止までの隔壁42の変位を大きくするように電空レギュレータ53による空気圧を上げる。吐出量が目標値に比べ多い場合には、吐出開始から吐出停止までの隔壁42の変位を小さくするように電空レギュレータ53による空気圧を下げる。
以後、調整制御部112は、吐出量の目標値と吐出量の算出結果との差が許容範囲内となるまでステップS2〜S7を繰り返す。すなわち、調整制御部112は、ノズル60から調整用のウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を変位センサ70によって計測し、当該変位量の計測結果に基づいて吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように空気圧を変更することを繰り返すことで吐出量を調整する。排液制御部113は、ノズル60から調整用のウェハW上に液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にて調整用のウェハWを回転させるように回転保持部20を制御する。
ステップS6において、吐出量の目標値と吐出量の算出結果との差が許容範囲内である場合、制御部100はステップS8を実行する。ステップS8では、搬送制御部111が、調整用のウェハWを塗布ユニットU1から搬出するように回転保持部20及び搬送アームA3を制御する。具体的に、搬送制御部111は、ウェハWをカップ80外まで上昇させるように昇降部23を制御し、ウェハWの吸着を解除するように保持部21を制御し、ウェハWを保持部21上から受け取って搬出するように搬送アームA3を制御し、保持部21をカップ80内まで下降させるように昇降部23を制御する。以上で吐出量の調整が完了する。
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、本実施形態に係る塗布・現像装置2によれば、ノズル60からウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を検出し、隔壁42の変位量の検出結果に基づいて、ノズル60からの液体の吐出量を調整すること、吐出量の調整用に吐出された液体を振り切るための回転数にてウェハWを回転させるように回転保持部20を制御すること、を含む吐出量調整方法を実行可能である。
この吐出量調整方法によれば、様々な手作業が削減される。例えば、隔壁42の変位量の検出結果に基づいてノズル60からの吐出量を調整することで、吐出量を計量する手作業が削減される。液体を計量用の容器に入れて搬送する作業及び当該容器を洗浄する作業等、計量に付随する手作業も削減される。吐出量の調整用に吐出された液体を振り切るための回転数にてウェハWを回転させることで、液体を塗布・現像装置2内において排液できる。このため、吐出量の調整用に吐出された液体を排液するための手作業も削減される。吐出量の調整用に吐出された液体を塗布・現像装置2外に取り出す必要がないので、液体に対する作業者の防護も不要である。従って、ノズル60の吐出量を調整する作業における作業者の負担を軽減できる。なお、手作業の削減により、吐出量の調整作業の多くを自動化することが可能となるので、この吐出量調整方法は、吐出量の調整の所要時間を短縮することにも寄与し得る。
本実施形態に係る吐出量調整方法は、吐出量を調整するために、ノズル60からウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように空気圧を変更することを繰り返す。このため、吐出量をより確実に所望の値に調整できる。なお、液体の吐出、吐出量の算出及び空気圧の変更を繰り返す場合、その繰り返しの度に上述した手作業が削減されるので、作業者の負担を軽減する効果がより顕著となる。空気圧を一度変更するのみで、吐出量を十分に調整できることもあり得るので、液体の吐出、吐出量の算出及び空気圧の変更を繰り返すことは必須ではない。
本実施形態に係る吐出量調整方法は、吐出量の調整用に液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にてウェハWを回転させるように回転保持部20を制御する。このため、吐出量の調整用に吐出された液体の排液をより確実に実行できる。なお、液体を振り切るための回転数にてウェハWを回転させることを、吐出量の調整用に液体を吐出する度に実行することは必須ではない。例えば、液体の吐出、吐出量の算出及び空気圧の変更を繰り返し、吐出量の調整を終えた後に、液体を振り切るための回転数にてウェハWを回転させてもよい。
図4には、説明の便宜上塗布ユニットU1が一組のノズル60及びポンプ30を備える構成が示されているが、塗布・現像装置2の少なくとも一部の塗布ユニットU1は、複数組のノズル60及びポンプ30を有し得る。塗布ユニットU1が複数組のノズル60及びポンプ30を有する構成では、調整制御部112は、液体の吐出量の調整を複数組のノズル60及びポンプ30に対し順次実行してもよい。すなわち、塗布・現像装置2による吐出量調整方法は、ノズル60からウェハW上に液体を吐出するようにノズル60を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて吐出量を調整することを複数組のノズル60及びポンプ30に対し順次実行してもよい。この場合、一枚のウェハWを、複数組のノズル60及びポンプ30に対する吐出量の調整に兼用できるので、吐出量の調整用のウェハWを削減できる。
図4には、説明の便宜上制御部100が一つの塗布ユニットU1に接続された構成が示されているが、制御部100は処理モジュール14,15,16,17の全ての塗布ユニットU1に接続され、これらを一括して制御する。
複数の処理モジュール14,15,16を備え、塗布ユニットU1をそれぞれの処理モジュール14,15,16に有する構成では、調整制御部112は、吐出量の調整を複数の処理モジュール14,15,16において並行で実行してもよい。すなわち、塗布・現像装置2による吐出量調整方法は、複数のウェハWを複数の処理モジュール14,15,16にそれぞれ配置し、ノズル60からウェハW上に液体を吐出するようにポンプ30を制御し、当該液体の圧送に伴う隔壁42の変位量を検出し、隔壁42の変位量の検出結果に基づいて吐出量を調整することを複数の処理モジュール14,15,16において並行で実行してもよい。この場合、吐出量の調整の所要時間を更に短縮できる。
処理モジュール17の現像ユニットは、現像液及びリンス液をウェハW上に供給するためのノズル及びポンプを有する。そこで、処理モジュール14,15,16の塗布ユニットU1において吐出量の調整を実行するための構成を処理モジュール17の現像ユニットに更に適用し、現像液及びリンス液の少なくとも一方の吐出量を調整してもよい。この場合、調整制御部112は、吐出量の調整を複数の処理モジュール14,15,16,17において並行で実行してもよい。
変位センサは、上述した磁気抵抗型に限られない。変位センサは、空間41a,41bの密閉性を損なわず且つ隔壁42の変位を妨げることなく隔壁42の変位を検出可能であればどのようなものであってもよい。例えば、変位センサは静電容量型であってもよい。
静電容量型の変位センサは、計測対象との間の静電容量の変化を利用して変位を検出するものである。図7は、静電容量型の変位センサの例を示す。図7に示される変位センサ90は、ケース41に固定され、隔壁42の中央部に対向するプローブ91を有する。プローブ91は、隔壁42との間に静電容量をなす。変位センサ90は、プローブ91と隔壁42との間における静電容量を検出し、制御部100に出力する。プローブ91と隔壁42との間隔は隔壁42の変位に応じて変化するので、プローブ91と隔壁42との間の静電容量も隔壁42の変位に応じて変化する。このため、プローブ91と隔壁42との間の静電容量に基づいて隔壁42の変位量を検出できる。
吐出量の調整用の基板は、処理対象と同じウェハWに限られない。吐出量の調整用の基板は、ウェハWと同様に回転保持部20により保持・回転可能であり、且つノズル60から吐出された液体を受け止め可能な板状物であれば、どのようなものであってもよい。
ポンプ30の隔壁42は、空間41bの空気圧により変位するが、これに限られない。
隔壁42は流体圧により変位するものであればよいので、隔壁42を変位させるための流体は空気に限られず、他の気体又は液体であってもよい。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
2…塗布・現像装置(塗布処理装置)、14,15,16,17…処理モジュール、20…回転保持部、30…ポンプ、42…隔壁、60…ノズル、70,90…変位センサ、100…制御部、112…調整制御部、113…排液制御部、115…塗布制御部、W…ウェハ(基板)。

Claims (13)

  1. 基板上に液体を塗布するように構成された塗布処理装置であって、前記基板を保持して回転させる回転保持部と、流体圧により変位して前記液体を圧送する隔壁を有するポンプと、前記隔壁により圧送された前記液体を前記基板上に吐出するノズルと、を備える塗布処理装置を用い、
    前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を検出し、前記隔壁の変位量の検出結果に基づいて、前記ノズルからの前記液体の吐出量を調整すること、
    前記吐出量の調整用に吐出された前記液体を振り切るための回転数にて前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御すること、を含む吐出量調整方法。
  2. 前記吐出量を調整するために、前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて前記吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように前記流体圧を変更することを繰り返す、請求項1記載の吐出量調整方法。
  3. 前記吐出量の調整用に前記液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にて前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御する、請求項2記載の吐出量調整方法。
  4. 複数組の前記ノズル及び前記ポンプを有する前記塗布処理装置を用い、
    前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を検出し、当該変位量の検出結果に基づいて前記吐出量を調整することを前記複数組の前記ノズル及び前記ポンプに対し順次実行する、請求項1〜3のいずれか一項記載の吐出量調整方法。
  5. 複数の処理モジュールを備え、前記回転保持部、前記ノズル及び前記ポンプをそれぞれの前記処理モジュールに有する前記塗布処理装置を用い、
    複数の前記基板を前記複数の処理モジュールにそれぞれ配置し、
    前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を検出し、前記隔壁の変位量の検出結果に基づいて前記吐出量を調整することを前記複数の処理モジュールにおいて並行で実行する、請求項1〜4のいずれか一項記載の吐出量調整方法。
  6. 基板を保持して回転させる回転保持部と、
    流体圧により変位して液体を圧送する隔壁を有するポンプと、
    前記隔壁の変位量を検出するための変位センサと、
    前記隔壁により圧送された液体を前記基板上に吐出するノズルと、
    前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を前記変位センサによって検出し、当該変位量の検出結果に基づいて前記ノズルからの前記液体の吐出量を調整する調整制御部と、
    前記吐出量の調整用に吐出された前記液体を振り切る回転数にて前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御する排液制御部と、
    前記調整制御部により調整済みの吐出量にて、前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、前記ノズルから吐出された前記液体を前記基板上に塗り広げるための回転数にて前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御する塗布制御部と、を備える塗布処理装置。
  7. 前記調整制御部は、前記吐出量を調整するために、前記ノズルから前記基板上に前記液体を吐出するように前記ポンプを制御し、当該液体の圧送に伴う前記隔壁の変位量を前記変位センサによって検出し、当該変位量の検出結果に基づいて前記吐出量を算出し、当該吐出量が目標値に近付くように前記流体圧を変更することを繰り返す、請求項6記載の塗布処理装置。
  8. 前記排液制御部は、前記吐出量の調整用に前記液体を吐出する度に、当該液体を振り切るための回転数にて前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御する、請求項7記載の塗布処理装置。
  9. 複数組の前記ノズル及び前記ポンプを備え、
    前記調整制御部は、前記液体の吐出量の調整を前記複数組の前記ノズル及び前記ポンプに対し順次実行する、請求項6〜8のいずれか一項記載の塗布処理装置。
  10. 複数の処理モジュールを備え、前記回転保持部、前記ポンプ、前記変位センサ及び前記ノズルをそれぞれの前記処理モジュールに有し、
    前記調整制御部は、前記吐出量の調整を前記複数の処理モジュールにおいて並行で実行する、請求項6〜9のいずれか一項記載の塗布処理装置。
  11. 前記変位センサは磁気抵抗型である、請求項6〜10のいずれか一項記載の塗布処理装置。
  12. 前記変位センサは静電容量型である、請求項6〜10のいずれか一項記載の塗布処理装置。
  13. 請求項1〜5のいずれか一項記載の吐出量調整方法を装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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