JP2015220054A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性が低下することを抑制可能な照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置10は、両端に一対の光入射面21A,21Bを有する導光部材20と、光入射面21A,21Bに対向して配されるLED30A,30Bと、光入射面21A,21BをLED30A,30Bに対して位置決めするとともに、導光部材20を保持する保持部材40と、を備え、保持部材40は、導光部材20を幅方向について挟持するとともに、導光部材20を長手方向ついて直線状に保持する直線状保持部51A,51B,51Cと、導光部材20を幅方向について挟持するとともに、導光部材20を長手方向ついて曲線状に保持する曲線状保持部52A,52Bと、を有しており、曲線状保持部52A,52Bは、導光部材20の幅方向について、曲線状をなす導光部材20の外周側の面27から外方に広がる形で、直線状保持部51A,51Bより幅広な幅広部53A,53Bを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、照明装置として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の照明装置は、円柱形状の導光部材と、該導光部材の長手方向の一方の端部に設けられた一方の光源と、前記導光部材の長手方向の他方の端部に設けられた他方の光源と、を備えている。
特開2014−8803号公報
上記構成のような照明装置において、導光部材と光源を組み付ける際に、導光部材の長さ寸法における誤差に起因して、導光部材の一方の端部と一方の光源との間の距離と、導光部材の他方の端部と他方の光源との間の距離とに差が生じることがある。このような場合には、導光部材の両端に入射する光量に差が生じることにより、導光部材の両端において明るさが異なり、照明装置の意匠性が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、意匠性が低下することを抑制可能な照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、可撓性を有する長尺状の導光部材であって、その長手方向における両端に一対の光入射面を有する導光部材と、前記一対の光入射面の各々に対向してそれぞれ配される一対の光源と、対向して配される前記光源と前記光入射面の並び方向について前記光入射面を前記光源に対して位置決めするとともに、前記導光部材を保持する保持部材と、を備え、前記保持部材は、前記導光部材をその幅方向について挟持するとともに、前記導光部材をその長手方向について直線状に保持する直線状保持部と、前記導光部材をその幅方向について挟持するとともに、前記導光部材をその長手方向について曲線状に保持する曲線状保持部と、を有しており、前記曲線状保持部は、前記導光部材の幅方向について、曲線状をなす前記導光部材の外周側の面から外方に広がる形で、前記直線状保持部より幅広な幅広部を有することに特徴を有する。
前記照明装置によれば、導光部材の長さ寸法に誤差がある場合であっても、幅広部において導光部材を外方に逃がすことにより当該誤差を吸収することができ、確実に、光入射面を光源に対して位置決めすることができる。このため、一対の光源から導光部材の両端に入射する光量に差が生じることを抑制することができ、照明装置の意匠性が低下することを抑制することができる。
また、前記保持部材は、前記導光部材の前記外周側の面に対向する部分が透光性を有する透光部とされていてもよい。このような構成によれば、導光部材が保持部材における透光部に近付く態様で導光部材の長さ寸法における誤差を吸収することができ、誤差吸収に起因して透光部から出射される光量が低下する虞がない。
また、前記保持部材は、前記導光部材の前記外周側の面に対向する部分が光拡散性を有する光拡散部とされていてもよい。このような構成によれば、幅広部を設けたことにより、導光部材から曲線状保持部に入射する光量が直線状保持部に入射する光量に比べて低下する場合であっても、曲線状保持部が直線状保持部に比べて暗く視認される事態の発生を抑制することができる。
本発明によれば、意匠性が低下することを抑制可能な照明装置を提供することができる。
実施形態1に係る照明装置を意匠面側から示す斜視図 保持部材を意匠面側から示す斜視図 保持部材と導光部材を裏面側から示す分解斜視図 保持部材を示す裏面図 直線状保持部における保持部材と導光体を示す断面図(図4のV−V線に対応) 曲線状保持部における保持部材と導光体を示す断面図(図4のVI−VI線に対応) 位置決め部を示す断面図(図4のVII−VII線に対応) 保持部材による導光部材の保持態様を模式的示す一部断面図 実施形態2に係る保持部材を意匠面側から示す斜視図 カバー部材及びレンズ部材並びに導光部材を意匠面側から示す分解斜視図 保持部材(カバー部材及びレンズ部材)を裏面側から示す斜視図 直線状保持部における保持部材と導光部材を示す断面図 曲線状保持部における保持部材と導光部材を示す断面図
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。本実施形態の照明装置10は、図1に示すように、例えば、車両用のオーバーヘッドコンソールとして用いられるもので、車両の天井内装材に取り付けられる。なお、図1における左上側を車室内に臨む意匠面側とし、右下側を裏面側として説明する。
照明装置10は、図2及び図3に示すように、長尺状の導光部材20と、導光部材20の両端に配されるLED30A,30B(光源)と、導光部材20を保持する保持部材40と、を備えている。また、照明装置10は、図1に示すように、ライト等を操作するスイッチ11と、小物等を収納可能な収納部12と、スイッチ11及び収納部12が配設されるとともに保持部材40が取り付けられる本体部13と、を備えている。
本体部13には、図1に示すように、保持部材40の一部(導光部材20の側面)を露出する間隙部14が設けられている。このような構成により、照明装置10は、LED30A,30Bからの光が、図1において一点破線で示す保持部材40の外周に沿って、間隙部14からU字状に照射されるものとされている。
導光部材20は、導光材料によって形成されており、柱状(棒状)でかつ断面が略円形に形成されている。ここでいう「導光材料」とは、例えば、アクリル系樹脂などの光を透過させる材料のことである。導光材料としては、例えば、特開2005−306233号や特開平6−75120号に開示された公知の導光材料を使用することが可能である。導光部材20は、その製造上の誤差により、長さ寸法がばらつくことがある。導光部材の長さ寸法が所定の長さを下回る場合には、所定の位置に配されたLED(光源)と光入射面との間の距離が長くなり、問題となる。そこで、導光部材20の長さ寸法は、所定の長さに対して、予め余長を有して設定されている。
導光部材20は、図3に示すように、その長手方向における両端に一対の光入射面21A,21Bを有するものとされている。光入射面21A,21Bは、それぞれ導光部材20の端面とされており、略円形をなす。一方、導光部材20は、その側面に、内部に導入された光を外部に向かって放出させるための処理がなされている。例えば、導光部材20の側面にはフッ素系樹脂を被覆するなどの処理がなされている。
導光部材20は、可撓性を有し、図2及び図3に示すように、その長手方向に略U字状に曲げられている。詳しくは、導光部材20は、長手方向について、両端部が直線状をなす端側直線部23A,23Bとされ、中央部が直線状をなす中央側直線部24Cとされる一方、中央側直線部24Cと端側直線部23A,23Bとの間がそれぞれ曲線状をなす曲線部26A,26Bとされている。さらに、本実施形態では、導光部材20は、弾性変形可能とされており、長手方向に曲げ変形されることにより、伸びた状態に弾性復帰しようとする力を生じている。なお、導光部材20は、中央を軸として線対称に構成されており、後述する説明においては、一方の端側直線部23A及び曲線部26Aについて説明し、他方の端側直線部23B及び曲線部26Bについては説明を省略する。
LED30A,30Bは、図3に示すように、一対の光入射面21A,21Bの各々に対向してそれぞれ配されている。詳しくは、LED30A,30Bは、LED基板31,31(図8参照)にそれぞれ実装されており、LED基板31,31を保持部材40に取り付けることにより、光入射面21A,21Bに対して所定の間隔を有して配されている。
保持部材40は、図4から図6に示すように、導光部材20およびLED30A,30Bを意匠面側から覆う板状のカバー部41と、カバー部41の外周から裏面側に立ち上がるとともに導光部材20から出射された光を透過するレンズ部44と、カバー部41の裏面においてレンズ部44と並行して延設されたリブ45と、を備えている。また、保持部材40には、導光部材20の光入射面21A,21BをそれぞれLED30A,30Bに対して位置決めする位置決め部46A,46Bと、LED30A,30BがLED基板31,31を介して取り付けられる光源配置部48,48と、複数の取付ボス49が設けられている。
保持部材40は、樹脂製とされており、レンズ部44をインサート成形することで、一体的に形成されている。保持部材40は、レンズ部44以外の部分が、光を透過しない非透光部とされている。
レンズ部44は、透光性を有する透光部44とされ、例えば、アクリル樹脂などの樹脂製とされている。また、レンズ部44は、光拡散性を有する光拡散部44とされ、例えば、すりガラス状に粗面処理が施されている。なお、光を拡散する構成としては、粗面処理に限定されず、シボ模様や梨地模様が形成された凹凸部や、光拡散フィルム、レンズ部の内部に光反射性を有する材料(例えば、白色ビーズや粉末状のアルミなど)を分散配合する構成であってもよい。
保持部材40には、図3に示すように、裏面側(意匠面とは反対側)に開口する溝部50が形成されている。具体的には、溝部50は、図5及び図6に示すように、カバー部41の外周縁42と、外周縁42の外側に配されるレンズ部44と、外周縁42の内側に配されるリブ45とで構成されている。溝部50は、カバー部41の外周縁42に沿ってU字状に延設されており、その延設方向と導光部材20の長手方向を一致させて、開口内に導光部材20を収容する導光部材収容部として機能する。
溝部50は、レンズ部44とリブ45とで、導光部材20をその幅方向について挟持する構成とされている。なお、「挟持」とは、「挟んだ状態で支持すること」であり、本明細書においては、レンズ部又は/及びリブが導光部材に当接して、当該導光部材を支持する態様、並びに、レンズ部又は/及びリブが導光部材に当接していないものの、導光部材の側方に配置されることにより導光部材が変位、変形した際に当接可能とされ、当該導光部材を支持する態様も含むものとする。
溝部50は、図4に示すように、導光部材20をその長手方向について直線状に保持する直線状保持部51A,51B,51Cと、導光部材20をその長手方向について曲線状に保持する曲線状保持部52A,52Bと、からなる。直線状保持部51A,51B,51Cの各々は、導光部材20の端側直線部23A,23B及び中央側直線部24Cをそれぞれ保持するとともに、曲線状保持部52A,Bの各々は、導光部材20の曲線部26A,26Bをそれぞれ保持するものとされている。
曲線状保持部52A,52Bは、図5及び図6に示すように、導光部材20の幅方向について、直線状保持部51A,51Bよりも幅広な幅広部53A,53Bをそれぞれ有している。具体的には、直線状保持部51A,51B,51Cの幅寸法は、導光部材20の径寸法(幅寸法)と略同じとされる一方、曲線状保持部52A,52Bの幅広部53A,53Bの幅寸法は、導光部材20の径寸法(幅寸法)より大きいものとされている。なお、溝部50は、中央を軸として線対称に構成されており、後述する説明においては、一方の直線状保持部51A及び曲線状保持部52A並びに幅広部53Aについて説明し、他方の直線状保持部51B及び曲線状保持部52B並びに幅広部53Bについては説明を省略する。
幅広部53Aは、図6に示すように、導光部材20を保持部材40に組み付けた状態で、曲線部26Aの外周側の面27から外方に広がる形で形成されている。このような構成により、幅広部53Aは、レンズ部44と外周側の面27との間に隙間53A−1を有する。また、本実施形態では、幅広部53Aは、曲線部26Aの内周側の面28とリブ45との間に隙間53A−2を有する。なお、上述した所定の長さの導光部材20を保持部材40に組み付けた場合には、外側の隙間53A−1は内側の隙間53A−2に対して大きいものとされている。
幅広部53Aでは、図4に示すように、レンズ部44とリブ45との距離が曲線状保持部52Aの中央で最大とされており、直線状保持部51A及び直線状保持部51Cに近付くにつれて、レンズ部44とリブ45との距離が漸次小さくなる構成とされている。言い換えれば、幅広部53Aでは、上述した所定の長さの導光部材20を保持部材40に組み付けた状態で、導光部材20の外側に導光部材20の余長を逃がす(開放する)三日月状の逃がし空間(開放空間)が形成されている(図8参照)。このような構成により、曲線状保持部52Aと直線状保持部51A,51Cとで明るさが漸次変化するものとされており、幅広部53Aを設けたことに起因して、曲線状保持部52Aが暗部と視認され、照明装置10の意匠性が低下することを抑制可能とされている。
位置決め部46A,46Bは、図7に示すように、カバー部41の裏面に立設されるリブ状をなし、板面がそれぞれ光入射面21A,21Bと当接するものとされている。位置決め部46A,00Bには、その板面をU字状に切り欠いた切り欠き部47が設けられ、当該切り欠き部47を通過して、LED30A,30Bからの光が光入射面21A,21Bに進入可能な構成とされている。
続いて、導光部材20を保持部材40に対して組み付ける態様、及び本実施形態の作用について、図8を用いて説明する。
まず、導光部材20の光入射面21Aを位置決め部46Aに対して当接する。すると、保持部材40における光源配置部48に配されたLED30Aに対して、光入射面21Aが位置決めされる。具体的には、光入射面21Aの周縁部が切り欠き部47の縁部に当たることにより、光入射面21AがLED30Aに近付く方向に変位することが規制される。なお、図8に示す位置決め部46Aと光源配置部48の態様については、光入射面21AとLED30Aの位置関係を明確にするために模式的に示している。
次に、導光部材20の端側直線部23Aを、溝部50における直線状保持部51Aに収容する。このとき、導光部材20が可撓性を有するとともに、直線状保持部51Aの幅寸法が導光部材20の径寸法と略同じとされているので、レンズ部44とリブ45が導光部材20の側面にそれぞれ当接し、端側直線部23が溝部50における直線状保持部51Aの形状に沿って直線状に保持される。また、端側直線部23Aは、レンズ部44とリブ45に挟持され、その幅方向への移動が規制される。
さらに、導光部材20の曲線部26Aを、上述した導光部材20の余長を吸収する形で、溝部50における曲線状保持部52Aに収容する。具体的には、上述の所定の長さの導光部材を溝部50に組み付けた場合に比べて、曲線部26Aがレンズ部44に対して近付く態様(曲線状保持部52Aの隙間53A−1が小さくなる態様)で収容する。このとき、導光部材20の余長が長くなる程、曲線部26Aは幅広部53Aにおいて外方に逃げた形となる。そして、曲線部26Aは、導光部材20の余長に応じた形状に曲げられて、曲線状保持部52Aにおいて曲線状に保持される。また、曲線部26Aは、レンズ部44とリブ45に当接しないものの側方から支持される形で挟持され、その幅方向への移動が規制される。
同様にして、導光部材20の光入射面21Bを保持部材40の位置決め部46Bに対して当接するとともに、端側直線部23B、及び曲線部26Bをそれぞれ溝部50の直線状保持部51B及び曲線状保持部52Bに対して収容する。すると、LED30Aと光入射面21Aとの距離と、LED30Bと光入射面21Bとの距離が一致した状態となる。
そして、導光部材20の中央側直線部24Cを溝部50における直線状保持部51Cに対して収容する。この際、U字状に曲げられた導光部材20の弾発力により、導光部材20の端側直線部23A,23Bがレンズ部44に対して押し当てられ、導光部材20が溝部50から抜け止めされた状態となる。このようにして、導光部材20の保持部材40に対する組み付けが完了する。
このようにして組み付けられた照明装置10を点灯すると、LED30A,30Bからの光が、それぞれ光入射面21A,21Bに入射する。このとき、LED30Aと光入射面21Aとの距離と、LED30Bと光入射面21Bとの距離が一致するため、導光部材20の両端から内部に導入される光量が同等となり、導光部材20の両側における明るさが均一となる。そして、光入射面21A,21Bに入射した光は、導光部材20の内部を進むとともに、導光部材20の側面からほぼ均一に出射される。
導光部材20から出射された光は、レンズ部44に入射する。このとき、導光部材20の端側直線部23A及び中央側直線部24Cはレンズ部44に当接する一方、曲線部26Aはレンズ部44に対して隙間53A−1を有して配されているため、レンズ部44に入射する光量は、直線状保持部51A,51Cに対して曲線状保持部52Aの方がやや少なくなる。しかしながら、直線状保持部51A,51Cと、曲線状保持部52Aとでは、乗員からの視線に対する角度がレンズ部44の曲り形状に応じて変化するため、仮に直線状のレンズ部において入射する光量が少ない部分がある場合に比べて、曲線状保持部52Aが乗員から暗部として視認されにくい。
レンズ部44に入射した光は、レンズ部44を透過した後、本体部13の間隙部14を通って車室内に出射される。このとき、レンズ部44を透過する光は、レンズ部44の光拡散部で拡散されて均一化される。このような作用により、照明装置10では、間隙部14から照射される光がその全長に亘ってほぼ均一な明るさに視認され、審美性に優れた意匠が実現される。
続いて、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の照明装置10によれば、導光部材20の長さ寸法に誤差がある(余長を有する)場合であっても、幅広部53A,53Bにおいて導光部材20を外方に逃がすことにより誤差(余長)を吸収することができ、確実に、光入射面21A,21BをそれぞれLED30A,30Bに対して位置決めすることができる。このため、一対のLED30A,30Bから導光部材20の両端に入射する光量がばらつくことを抑制することができ、照明装置10の意匠性が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態の照明装置10では、保持部材40は、導光部材20の外周側の面27に対向する部分が透光性を有する透光部とされている。このため、導光部材20が保持部材40における透光部に近付く態様で導光部材20の長さ寸法における誤差(余長)を吸収することができ、誤差吸収(余長吸収)に伴い透光部から出射される光量が低下する虞がない。
また、本実施形態の照明装置10では、保持部材40は、導光部材20の外周側の面27に対向する部分が光拡散性を有する光拡散部とされている。このため、幅広部53Aを設けたことにより、導光部材20からレンズ部44における曲線状保持部52A,52Bに入射する光量が直線状保持部51A,51Bにおけるに入射する光量に比べて低下する場合であっても、曲線状保持部52A,52Bが直線状保持部51A,51Bに比べて暗く視認される事態の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の照明装置10では、保持部材40が、レンズ部44を備えて一体的に形成されている。このため、例えば、別体のレンズ部を組み付けて保持部材を形成する場合に比べて、レンズ部と他の部材との組み付け誤差に起因して、意匠性が低下する事態の発生を抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図13によって説明する。本実施形態では、照明装置110は、図9及び図11に示すように、保持部材140が、レンズ部材143と、当該レンズ部材143とは別体とされるカバー部材141とを組み付けることにより構成されている。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ名称の部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
保持部材140は、図10に示すように、導光部材20およびLED30A,30Bを意匠面側から覆う板状のカバー部材141と、導光部材20を収容する溝部150を有するとともに導光部材20から出射された光を透過するレンズ部材143と、を備えている。また、カバー部材141には、LED30A,30Bが取り付けられる光源配置部48,48と、複数の取付ボス49が設けられている。保持部材140は、非透光性のカバー部材141に対して透光性のレンズ部材143を取り付けることにより構成されている。
レンズ部材143は、透光性を有する透光部143とされ、例えば、アクリル樹脂などの樹脂製とされている。また、レンズ部材143は、後述する外側壁部144が、光拡散性を有する光拡散部144とされ、例えば、すりガラス状に粗面処理が施されている。なお、光を拡散する構成としては、粗面処理に限定されず、シボ模様や梨地模様が形成された凹凸部や、光拡散フィルム、レンズ部材の内部に光反射性を有する材料(例えば、白色ビーズや粉末状のアルミなど)を分散配合する構成であってもよい。
レンズ部材143には、図10に示すように、カバー部材141の外周縁の形状に応じてU字状に延設された溝部150と、溝部150の両端において、導光部材20の光入射面21A,21BをそれぞれLED30A,30Bに対して位置決めする位置決め部146A,146Bが形成されている。溝部150は、その延設方向と導光部材20の長手方向を一致させて、開口内に導光部材20を収容する導光部材収容部として機能する。
溝部150は、U字状に延設された平板状の底壁部142と、U字状に曲がる底壁部142の外周側から立ち上がる外側壁部144と、U字状に曲がる底壁部142の内周側から立ち上がる内側壁部145とで構成されている。なお、実施形態1の溝部50は、照明装置10が車両に取り付けられた状態で意匠面とは反対側に開口する構成とされるが、本実施形態2の溝部150は、照明装置が車両に取り付けられた状態で意匠面側に開口する構成とされ、導光部材20をカバー部材141と底壁部142とで挟持する構成とされている。
溝部150は、図12及び図13に示すように、外側壁部144と内側壁部145とで、導光部材20をその幅方向について挟持する構成とされている。なお、本実施形態2の溝部150においては、外側壁部144が実施形態1のレンズ部44に相当し、内側壁部145が実施形態1のリブ45に相当しており、共通する構成、作用、及び効果等については、説明を省略する。
位置決め部146A,146Bは、底壁部142、外側壁部144、及び内側壁部145に連なる壁状とされており、溝部150側を向く面がそれぞれ光入射面21A,21Bと当接するものとされている。位置決め部146A,146Bには、その中央部をU字状に切り欠いた切り欠き部147が設けられ、当該切り欠き部147を通過して、LED30A,30Bからの光が光入射面21A,21Bに進入可能な構成とされている。
本実施形態の照明装置110では、導光部材20が、カバー部材141と底壁部142とで挟持されるから、導光部材20が溝部150から抜ける方向に変位する虞がない。
本実施形態の照明装置110では、保持部材140が、カバー部材141とこれと別体のレンズ部材143とで構成されているため、例えば、共通のカバー部材に対して多種のレンズ部材を予め成形しておくことにより、保持部材に係る部材を成形した後に、レンズ部分の設計を変更することが容易である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、照明装置10,110をオーバーヘッドコンソールとして用いる構成を例示したが、照明装置の設置個所は天井に限定されず適宜変更可能である。例えば、照明装置は、車両のドアトリム、ラゲージサイドトリム、インストルメントパネルなどに設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、導光部材20がU字状のものを例示したが、これに限定されない。導光部材は、直線状の部分と、曲線状の部分を有していればよく、例えば、導光部材がS字状や、L字状、半長円状のものであってもよい。
(3)上記実施形態1では、導光部材20は、弾性変形可能とされ、導光部材20の弾発力により溝部50から抜け止めされる構成を例示したが、これに限定されない。導光部材は、幅広部において余長吸収可能に変形可能であればよく、溝部からの抜け止めに係る構成としては、例えば、溝部の開口内に向けて突出する突起を別に設けてもよい。
(4)上記実施形態1では、保持部材40は、透光性を有するレンズ部44が非透光性の樹脂にインサート成形されたものを例示したが、これに限定されない。例えば、保持部材は、全体を透光性の樹脂で成形したうえで、所定の領域(レンズ部に該当する領域)以外に不透明なフィルムを貼着することにより形成してもよい。
10,110…照明装置、20…導光部材、21A,21B…光入射面、27…外周側の面、30A,30B…LED(光源)、40,140…保持部材、44…レンズ部(透光部、光拡散部)、51A,51B,51C…直線状保持部、52A,52B…曲線状保持部、53A,53B…幅広部、143…レンズ部材(透光部)、144…外側壁部(光拡散部)

Claims (3)

  1. 可撓性を有する長尺状の導光部材であって、その長手方向における両端に一対の光入射面を有する導光部材と、
    前記一対の光入射面の各々に対向してそれぞれ配される一対の光源と、
    対向して配される前記光源と前記光入射面の並び方向について前記光入射面を前記光源に対して位置決めするとともに、前記導光部材を保持する保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、
    前記導光部材をその幅方向について挟持するとともに、前記導光部材をその長手方向について直線状に保持する直線状保持部と、
    前記導光部材をその幅方向について挟持するとともに、前記導光部材をその長手方向について曲線状に保持する曲線状保持部と、を有し、
    前記曲線状保持部は、前記導光部材の幅方向について、曲線状をなす前記導光部材の外周側の面から外方に広がる形で、前記直線状保持部より幅広な幅広部を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記保持部材は、前記導光部材の前記外周側の面に対向する部分が透光性を有する透光部とされている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記保持部材は、前記導光部材の前記外周側の面に対向する部分が光拡散性を有する光拡散部とされている請求項1または請求項2に記載の照明装置。
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