JP2015217688A - カーテンエアバッグ装置及び同搭載車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数でありながら、ピラーに重なる部位にも袋体を展開させることができるカーテンエアバッグ装置を提供すること。【解決手段】カーテンエアバッグ装置(40)は、前部座席(11)の側方に展開可能な前部袋体(44)と、後部座席(13)の側方に展開可能な後部袋体(46)と、前部袋体(44)又は後部袋体(46)のどちらか一方に一体的に形成されているピラー部袋体(45)と、を有している。ピラー部袋体(45)は、車両を側方から見た状態を基準として、前部座席(11)と後部座席(13)との間に位置しているピラー(31)の車室側の面に沿って展開可能であると共に、ピラー(31)から離れる方向に折り曲げて収納されている。【選択図】図4

Description

本発明は、カーテンエアバッグが搭載されている車両に関する。
一部の車両には、車両が側突された場合に、側部車体と座席との間に展開するカーテンエアバッグが搭載されている。カーテンエアバッグ装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、カーテンエアバッグ装置は、前部ドア、ピラー、及び後部ドアの車室側の面に沿って展開可能な袋体を有している。袋体は、収納時において、ルーフサイドレールに沿って折りたたまれている。この袋体には、車両が側突されることにより、袋体内にガスを供給するインフレータが繋がれている。ピラーの上端近傍には、袋体の展開を円滑に行うためのジャンプ台が設けられている。
車両が側突されると、インフレータが作動し、袋体内にガスを供給する。このガスによって袋体は、膨張し、展開される。このとき、ジャンプ台によって袋体がガイドされることにより、ピラーの上端が袋体の展開を阻害することを防止している。
特許文献1に開示された発明によれば、袋体を円滑に展開することができる一方、ジャンプ台が配置される分、部品点数が増加する。ピラーに重なる部位には、袋体を展開させないことにより、ジャンプ台を不要とする構造も考えられる。しかし、安全性能を高めるためには、ピラーに重なる部位にも袋体を展開させることが望ましい。
特開平11−91490号公報
本発明は、少ない部品点数でありながら、ピラーに重なる部位にも袋体を展開させることができるカーテンエアバッグ装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、カーテンエアバッグ装置において、
前部座席の側方に展開可能な前部袋体と、
後部座席の側方に展開可能な後部袋体と、
前記前部袋体又は前記後部袋体のどちらか一方に一体的に形成されているピラー部袋体と、を有し、
前記ピラー部袋体は、
車両を側方から見た状態を基準として、前記前部座席と前記後部座席との間に位置しているピラーの車室側の面に沿って展開可能であると共に、
前記ピラーから離れる方向に折り曲げて収納されていることにより、前記前部袋体及び前記後部袋体の展開時に、前記ピラーに向かって展開可能であることを特徴とするカーテンエアバッグ装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記後部袋体は、前記前部袋体とは異なるたたみ方によって収納されている。
請求項3に記載のごとく、カーテンエアバッグ装置搭載車両は、請求項1又は請求項2記載のカーテンエアバッグ装置と、前記前部座席の上方に設けられ前記後部座席に向かって送風可能なエアコンユニットとを有し、
前記ピラーに沿って、前記エアコンユニットのための配管が配置されている。
請求項1に係る発明では、袋体は、前部袋体及び後部袋体からなり、どちらか一方にピラー部袋体が一体的に形成されている。ピラー部袋体は、ピラーから離れる方向に折り曲げて収納されている。即ち、ピラー部袋体は、収納時においてピラーの上端を避けて収納される。これにより、展開時にピラーの上端を避けるためのジャンプ台構造が不要となる。少ない部品点数でありながら、ピラーに重なる部位にも袋体を展開させることができるカーテンエアバッグ装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、後部袋体は、前部袋体とは異なるたたみ方によって収納されている。例えば、ピラーには、後部座席に乗降するための把手が取り付けられることがある。このような場合に、後部袋体のたたみ方を前部とは変えることにより、展開の際に障害物となる物を避けることができる。即ち、後部に障害物がある場合に限らず、車両の状況に応じてたたみ方を変更することができる。
一般に、エアバッグ装置は、迅速に展開されることが望まれる。一方、把手を有する車両においては、エアバッグ装置を展開する際に、把手を避けて展開させる必要がある。把手を確実に避けて展開を行った方が、結果として、迅速に袋体を展開することができると考えられるからである。
本発明によるエアバッグ装置によれば、前部と後部とで袋体が分割されている。このため、それぞれの展開に適した巻き方や折り曲げ方を採用することができる。結果、前部と後部とで異なる巻き方や折り曲げ方を選択することができる。即ち、各袋体に適した開き方を選択することにより、全体として迅速に袋体の展開ができ、望ましい。
請求項3に係る発明では、カーテンエアバッグ装置搭載車両は、カーテンエアバッグ装置と、前部座席の上方に設けられているエアコンユニットと、を有している。さらに、エアコンユニットのための配管は、ピラーに沿って延びる。ジャンプ台が無いため、ピラー上端部近傍のスペースが広い。このため、エアコンユニットのための配管の配置の自由度が高い。このため、ピラーを覆うことのできるカーテンエアバッグ装置を搭載していながら、エアコンユニットも搭載することができる。加えて、配管をピラーに沿って配置することにより、エアコンユニットの見栄えをよくすることができる。加えて、エアコンユニットを有することにより、前部座席に対して独立させて後部座席の空調を行うことができ、後部座席を快適に保つことができる。以上から、安全性が高く、後部座席を快適に保ち、且つ、見栄えのよい車両を提供することができる。
本発明の実施例1によるカーテンエアバッグ装置が搭載された車両の平面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1に示された車両の要部を拡大した図である。 図3の4矢視図である。 図4に示された前部袋体の収納方法について説明する図である。 図4に示されたカーテンエアバッグ装置の作用を説明する図である。 図2に示されたカーテンエアバッグ装置の変更例について説明する図である。 本発明の実施例2によるカーテンエアバッグ装置の前部袋体の収納方法について説明する図である。 本発明の実施例3によるカーテンエアバッグ装置の前部袋体の収納方法について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dwは下を示している。
<実施例1>
実施例1によるカーテンエアバッグ装置が搭載された車両について、図に基づき説明する。図1に示されたカーテンエアバッグ装置搭載車両10(以下、「車両10」という。)は、右ハンドル車を例示している。さらに、カーテンエアバッグ装置40(以下、「エアバッグ装置40」という。)は、運転席側に取り付けられた場合を例に説明する。
本発明は、左ハンドル車にも適用可能である。さらに、エアバッグ装置40は、助手席側(左側)にも取り付けることが可能であり、基本的な構成は運転席側(右側)と同様であるため、説明を省略する。
図1には、平面から見た状態の車両10が細線によって示されている。本発明によるエアバッグ装置40及びエアコンユニット50は、透視した状態において太線によって示されている。
車両10は、6人の乗員が搭乗可能な、いわゆるミニバンである。車両10には、前後3列にそれぞれ複数のシートが設けられている。最前列の右側には、運転席11(前部座席11)が配置され、この運転席11の左側には、助手席12が配置されている。運転席11の後方には、2列目右側シート13(後部座席13)が配置され、助手席12の後方には、2列目左側シート14が配置されている。2列目右側シート13の後方には、3列目右側シート15が配置され、2列目左側シート14の後方には、3列目左側シート16が配置されている。
運転席11の側方には、前部右ドア21が車体30にスイング可能に取り付けられている。助手席12の側方には、前部左ドア22が車体30にスイング可能に取り付けられている。2列目右側シート13の側方には、後部右ドア23が車体30にスライド可能に取り付けられている。2列目左側シート14の側方には、後部左ドア24が車体30にスライド可能に取り付けられている。
図2も併せて参照し、前部右ドア21の後端、及び、後部右ドア23の前端は近接している。これらの境界部L1の車内側には、右Bピラー31(ピラー31)が位置している。後部右ドア23の後端の車内側には、右Cピラー32が位置している。車体30の左側についても同様である。即ち、前部左ドア22の後端、及び、後部左ドア24の境界部L2の車内側には、左Bピラーが位置している。後部左ドア24の後端の車内側には、左Cピラーが位置している。左右のBピラー31及び左右のCピラー32は、閉断面状に形成されている。
車体30の右上端部は、前後方向に延びる右ルーフサイドレール33によって構成される。車体の左上端部は、同様に、前後方向に延びる左ルーフサイドレールによって構成される。これらのルーフサイドレール33は、共に閉断面状に形成されている。左右のルーフサイドレール33間には、ルーフアーチ34が渡されている。右ルーフサイドレール33及びルーフアーチ34によって、エアバッグ装置40は、支持されている。エアコンユニット50は、主要部がルーフアーチ34によって支持されている。以下に、詳細に説明する。
図3及び図4に示されるように、エアバッグ装置40は、ルーフアーチ34にステー41を介して支持されるインフレータ42と、このインフレータ42から車外側に向かって延びると共に右ルーフサイドレール33に沿って前後方向に二股に分かれる送風管43と、二股に分かれた送風管43の前端に繋がれインフレータ42が供給するガスによって展開可能な前部袋体44と、この前部袋体44の後端に一体的に形成されると共に前方に向かって折り曲げられているピラー部袋体45(図4参照)と、二股に分かれた送風管43の後端に繋がれインフレータ42が供給したガスによって展開可能な後部袋体46と、からなる。
ピラー部袋体45が前方に向かって折り曲げられることにより形成される折り曲げ部45aの後端45bは、車両を上から見た状態において、右Bピラー31の前縁31aに前後方向において略一致している。後部袋体46の前端46bは、車両を上から見た状態において、右Bピラー31の後縁31bに前後方向において略一致している。
エアコンユニット50は、左右の2列目シート(図1、符号13,14)に向かって送風可能な本体51に、ガス配管52(配管52)及びドレインホース53(配管53)が繋がれてなる。本体51の作動中に発生した水は、ドレインホース53によって車外に排出される。ガス配管52、及び、ドレインホース53は、閉断面状の右Bピラー31に沿って配置されている。
なお、ガス配管52、及び、ドレインホース53のどちらか一方が左Bピラーに沿って配置されている構成としてもよい。
図5には、前部袋体44及びピラー部袋体45の収納方法が示されている。図5(a)に示されるように、まず、前部袋体44及びピラー部袋体45を下端から上端に向かって巻く。次に、図5(b)に示されるように、ピラー部袋体45の後端を前部袋体44に向かって折り曲げる。図5(c)に示されるように、ピラー部袋体45のなかの折り曲げられた部位は、破断可能なテープ47により、前部袋体44の下部に固定される。
なお、ピラー部袋体45が折り曲げられる方向は、前部袋体44の下部の他に、前部袋体44の車室側であってもよい。これらは、右側ルーフサイドレール(図2、符号33)の形状等を考慮して、決定することができる。
図6(a)に示されるように、通常時において、前部袋体44、ピラー部袋体45、及び、後部袋体46は、収納状態にある。車両が側突された場合等には、インフレータ42が作動する。インフレータ42が作動することにより、送風管43を介して、前部袋体44、ピラー部袋体45、及び、後部袋体46にガスが供給される。このガス圧によって、前部袋体44、ピラー部袋体45が展開し、テープ47が破断する。その後もガスが供給されることにより、ピラー部袋体45は、右Bピラー31に向かって展開する。
図6(b)に示されるように、ピラー部袋体45が右Bピラー31に向かって展開するのと同時に、前部袋体44、ピラー部袋体45、及び、後部袋体46は、下方に向かって展開する。これにより、右Bピラー31の車室側も含めて、前後方向に連続して袋体が展開される。
図6(a)において説明したとおり、ピラー部袋体45は、右Bピラー31から離れる方向に折り曲げて収納されている。即ち、ピラー部袋体45は、収納時において右Bピラー31の上端31cを避けて収納される。これにより、展開時に右Bピラー31の上端31cを避けるためのジャンプ台構造が不要となる。即ち、ジャンプ台を用いずとも、右Bピラー31の車室側に円滑に袋体を展開することができる。少ない部品点数でありながら、右Bピラー31に重なる部位にも袋体を展開させることができるエアバッグ装置40を提供することができる。
図1及び図4を参照して、車両10は、エアバッグ装置40と、運転席11及び助手席12の上方に設けられているエアコンユニット50と、を有している。さらに、エアコンユニット50のためのガス配管52、及び、ドレインホース53(即ち、配管52,53)は、右Bピラー31に沿って配置されている。ジャンプ台が無いため、右Bピラー31上端31c近傍のスペースが広い。このため、エアコンユニット50のためのガス配管52等の配置の自由度が高い。このため、右Bピラー31を覆うことのできるエアバッグ装置40を搭載していながら、エアコンユニット50も搭載することができる。加えて、ガス配管52等を右Bピラー31に沿って配置するため、エアコンユニット50の見栄えをよくすることができる。加えて、エアコンユニット50を有することにより、運転席11及び助手席12に対して独立させて左右の2列目シート13,14の空調を行うことができ、左右の2列目シート13,14を快適に保つことができる。以上から、安全性が高く、後部座席を快適に保ち、且つ、見栄えのよい車両10を提供することができる。
さらに、インフレータ42は、ルーフアーチ34によって支持されている。仮に、インフレータ42が右Bピラー31(ピラー)に支持されていたとすると、インフレータ42を避ける必要がある分、ガス配管52等の配置の自由度が低下する。この点、インフレータ42をルーフアーチ34によって支持することにより、右Bピラー31の上端部近傍のスペースをさらに広く確保することができる。これにより、ガス配管52等の配置の自由度を確保することができる。カーテンエアバッグ装置40を搭載しつつ、後部座席用のエアコンユニット50も搭載することができ、望ましい。
さらに、前後に分割された前部袋体44、ピラー部袋体45、及び、後部袋体46を1つのインフレータ42によって、膨張・展開させる。例えば、それぞれの袋体44〜46の一部を縫合し、ガス流路を形成することにより、それぞれの部位に応じて最適な袋体44〜46の展開を行うことができる。即ち、袋体44〜46が前後に分割されていることにより、一体的に形成されている場合に比べ、膨張・展開をより細かに制御することができる。
さらに、前後に分割された前部袋体44、ピラー部袋体45、及び、後部袋体46の間にインフレータ42は、位置している。各袋体44〜46よりも前方又は後方に配置する場合に比べ、送風管43を短くすることができる。エアバッグ装置40をコンパクトにすることができる。
図7には、本発明の変更例が示されている。図7(a)には、車室から車体右側方を見た状態の車両が示されている。車両10には、乗降のための把手61,62が右Bピラー31や、右Cピラー32に取り付けられている。
一般に、エアバッグ装置40は、迅速に展開されることが望まれる。一方、把手61,62を有する車両10においては、エアバッグ装置40を展開する際に、把手61,62を避けて展開させる必要がある。把手61,62を確実に避けて展開を行った方が、結果として、迅速に袋体を展開することができると考えられるからである。
図7(b)及び図7(c)に示されるように、変更例においては、前部袋体44(ピラー部袋体45を含む。)と、後部袋体46とで、袋体を巻く方向を逆にした。
前部袋体44(他方の袋体)の展開する軌道上に、展開を阻害するもの(障害物)が存在しない場合には、前部袋体44を最短距離で展開することにより、迅速に前部袋体44を展開することができる。このため、前部袋体44は、図7(c)に示されるような方向に巻かれる。結果、運転席11と前部右ドアとの間に迅速に前部袋体44が展開される。
一方、後部袋体46(一方の袋体)の展開する軌道上には、把手61,62(袋体の展開の障害となり得る障害物61,62)が存在する。このため、最短距離で後部袋体46を展開するよりも、把手61,62を確実に避けて展開を行った方が、迅速に後部袋体46を展開することができることが考えられる。このため、後部袋体46は、図7(b)に示されるような方向に巻かれる。結果、2列目右側シート13と後部右ドアとの間に迅速に後部袋体46が展開される。
以上をまとめて、以下のように言うことができる。ピラー31,32には、乗降のための把手61,62が取り付けられており、前部袋体44又は後部袋体46のどちらか一方(46)は、前部袋体44及び後部袋体46の展開時に、把手61,62を避ける方向に巻き上げられて収納され、前部袋体44又は後部袋体46の他方(44)は、一方の袋体(46)とは異なる方向に巻き上げられ、又は、下から上に繰り返し折り曲げられて収納されている。
前部と後部とで袋体44〜46を分割することにより、それぞれの展開に適した巻き方を採用することができる。結果、前部と後部とで異なる巻き方を選択することができる。即ち、各袋体に適した開き方を選択することができ、全体として迅速に袋体の展開ができ、望ましい。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図8には、実施例2のエアバッグ装置に用いられる前部袋体及びピラー部袋体の収納方法が示される。図8は、上記図5に対応している。
実施例2によるエアバッグ装置40Aにおいては、実施例1によるエアバッグ装置(図4、符号40)に用いた前部袋体(図4、符号44)及びピラー部袋体(図4、符号45)に対して、収納方法を変更した。その他の基本的な構成については、実施例1によるエアバッグ装置と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
図8(a)に示されるように、まず、ピラー部袋体45Aの後端を前部袋体44Aに向かって折り曲げる。次に、図8(b)に示されるように、前部袋体44A及びピラー部袋体45Aを下端から上端に向かって巻く。図5(c)に示されるような状態において、前部袋体44A及びピラー部袋体45Aは、収納される。このような前部袋体44A及びピラー部袋体45Aを用いた場合にも、本発明所定の効果を得ることができる。
さらには、予めピラー部袋体45Aを折り曲げた上で、前部袋体44Aと共に巻くことにより、以下の効果を得ることができる。収納状態を基準として、ピラー部袋体45Aは、右Bピラー(図2、符号31)に対して、前後方向にオフセットしている。一方、収納状態において、巻かれた前部袋体44A及びピラー部袋体45Aをコンパクトに収納するためには、右Bピラーの縁により近い位置までピラー部袋体45Aを残すことが望まれる。ピラー部袋体45Aが前部袋体44Aに重なっている部位は、巻かれることにより特に厚みが増し、体積が嵩む。このため、ピラー部袋体45Aのなかの、前部袋体44Aに重なっている部位の長さは短いことが望まれる。予めピラー部袋体45Aを折り曲げる場合には、巻かれたピラー部袋体(図5(b)45参照)を折り曲げる場合に比べて、容易にピラー部袋体45Aを折り曲げることができる。このため、寸法管理が容易となり、より右Bピラーに近い部位に確実にピラー部袋体45Aの折り曲げ部45Aaの後端45Abを臨ませることができる。これにより、前部袋体44A及びピラー部袋体45Aをコンパクトに収納することができる。
<実施例3>
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図9には、実施例3のエアバッグ装置に用いられる前部袋体(ピラー部袋体を含む)が示される。図9は、上記図7(c)に対応している。
実施例3によるエアバッグ装置40Bにおいては、実施例1によるエアバッグ装置(図4、符号40)に用いた前部袋体(図4、符号44)及びピラー部袋体(図4、符号45)に対して、収納方法を変更した。その他の基本的な構成については、実施例1によるエアバッグ装置と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
図9に示されるように、前部袋体44Bは、蛇腹状に折られて収納されている。このような前部袋体44Bを用いた場合にも、本発明所定の効果を得ることができる。蛇腹状に折られた場合には、特に迅速に前部袋体44Bを展開することができ、望ましい。
尚、本発明によるカーテンエアバッグ装置は、助手席の側方から2列目左側シートの側方に亘って展開される形式のものであっても適用可能である。さらには、Cピラーを挟んで、2列目右側シートの側方から3列目右側シートの側方に亘って展開されるものであっても適用可能である。即ち、本発明によるカーテンエアバッグ装置の作用及び効果を奏する限りにおいて、カーテンエアバッグ装置が搭載される場所は、これらの形式のものに限られるものではない。
さらに、ピラー部袋体は、後部袋体の前端に形成されていてもよい。この場合には、ピラー部袋体は、収納状態において後方に向けて折り曲げられ、折り曲げ部がピラーの後縁に臨む。
加えて、各実施例、変更例に示された発明は、適宜組み合わせることができる。例えば、実施例2による発明と実施例3による発明とを組み合わせることができる。この場合には、予めピラー部袋体を前部袋体に向かって折り曲げ、その上で、前部袋体及びピラー部袋体を蛇腹状に折り曲げることができる。
この他にも、本発明の作用・効果を奏する限りにおいて、各実施例は適宜組み合わせることができる。即ち、実施例に示されるのは、本発明の実施の形態の一部であり、本発明はこれらの形式のものに限られない。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、後部座席用のエアコンユニットが前部座席の上方に搭載されている車両に好適である。
10…カーテンエアバッグ装置搭載車両
11…運転席(前部座席)
13…2列目右側シート(後部座席)
31…右Bピラー(ピラー)
40,40A,40B…カーテンエアバッグ装置
44,44A,44B…前部袋体(他方の袋体)
45,45A…ピラー部袋体
46…後部袋体(一方の袋体)
50…エアコンユニット
52…ガス配管(配管)
53…ドレインホース(配管)

Claims (3)

  1. カーテンエアバッグ装置において、
    前部座席の側方に展開可能な前部袋体と、
    後部座席の側方に展開可能な後部袋体と、
    前記前部袋体又は前記後部袋体のどちらか一方に一体的に形成されているピラー部袋体と、を有し、
    前記ピラー部袋体は、
    車両を側方から見た状態を基準として、前記前部座席と前記後部座席との間に位置しているピラーの車室側の面に沿って展開可能であると共に、
    前記ピラーから離れる方向に折り曲げて収納されていることにより、前記前部袋体及び前記後部袋体の展開時に、前記ピラーに向かって展開可能であることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記後部袋体は、前記前部袋体とは異なるたたみ方によって収納されていることを特徴とする請求項1記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のカーテンエアバッグ装置と、前記前部座席の上方に設けられ前記後部座席に向かって送風可能なエアコンユニットとを有し、
    前記ピラーに沿って、前記エアコンユニットのための配管が配置されていることを特徴とするカーテンエアバッグ装置搭載車両。
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