JP2015217472A - 往復動式作業工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復動式作業工具の振動低減に関する改良技術を提供する。【解決手段】ハンマドリル100は、本体ハウジング103と、コイルスプリングを介して本体ハウジング103に連接されるハンドグリップ109を有する。このハンドグリップ109は、防振ハンドルとして構成される。そして、第1揺動部材125を有する第1運動変換機構120によってハンマビット119が駆動され、第2揺動部材225を有する第2運動変換機構220によってカウンターウェイトが駆動される。防振ハンドルとカウンターウェイトによって、ハンマドリル100の振動低減が達成される。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の加工作業を行う往復動式作業工具に関する。
特開2010−052115号公報には、揺動部材によって工具ビットを長軸方向に直線状に駆動する打撃工具が記載されている。この打撃工具には、打撃工具の駆動時において発生する振動を低減させるための動吸振器が設けられている。
特開2010−052115号公報
上記の打撃工具のような往復動式作業工具においては、作業者がハンドルを把持して打撃作業を行うため、打撃作業時に発生する振動が作業者に伝達されてしまう。一方で、作業性向上のためには作業者に伝達される振動は小さい方が好ましい。そのため、往復動式作業工具の振動低減技術に関しては、動吸振器等のウェイトを備えた振動低減機構を備えるだけにとどまらず、更なる改良が望まれる。そこで、本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、往復動式作業工具の振動低減に関する改良技術を提供することを目的とする。
上記課題は、本発明によって解決される。本発明に係る往復動式作業工具の好ましい形態によれば、所定の軸線上を先端工具が直線状に動作して作業を行う往復動式作業工具が構成される。この往復動式作業工具は、モータと、モータに駆動され、先端工具を駆動する駆動機構と、駆動機構を収容する本体ハウジングと、本体ハウジングに対して相対移動可能に連結されたハンドルと、本体ハウジングとハンドルの間に付勢力を作用させる付勢部材と、本体ハウジングに収容され、本体ハウジングに対して相対移動可能なウェイトと、本体ハウジングに対して相対移動するようにウェイトを駆動するウェイト駆動機構と、を有する。なお、本体ハウジングは、駆動機構だけでなく、モータを収容してもよい。往復動式作業工具としては、所定の軸線上をハンマビットが移動して打撃作業を行う打撃工具としての電動ハンマや電動ハンマドリル等や、所定の軸線上を鋸刃が移動して切断作業を行う切断工具としての電動ジグソーやレシプロソー等を好適に包含する。なお、所定の軸線は、作業工具に対応して設定されており、典型的には、所定の軸線は、先端工具を保持するツールホルダの長軸線として設定される。さらに、先端工具は、長尺状のビットとして構成され、所定の軸線は、ビットの長軸線と一致するように設定されることが好ましい。また、ウェイトは、本体ハウジング内に配置されることで、本体ハウジングに収容される。
駆動機構は、モータに駆動される第1回転軸と、第1回転軸の回転によって揺動される第1揺動部材とを備えている。そして、駆動機構は、第1揺動部材の揺動によって先端工具を直線動作する。
一方、ウェイト駆動機構は、モータに駆動される第2回転軸と、第2回転軸の回転によって揺動される第2揺動部材とを備えている。すなわち、第1揺動部材とは別の第2揺動部材が設けられている。そして、ウェイト駆動機構は、第2揺動部材の揺動によってウェイトを直線動作する。なお、ウェイトは、第2揺動部材に直接連結されてもよく、第2揺動部材との間に弾性部材等の介在部材が介在してもよい。
また、ハンドルに付勢部材の付勢力が作用した状態で、ハンドルが本体ハウジングに対して相対移動して、作業時に本体ハウジングからハンドルに伝達する振動を抑制するように構成されている。すなわち、ハンドルは、本体ハウジングから伝達される振動が付勢部材の弾性変形によって低減される防振ハンドルとして構成されている。
本発明によれば、ウェイトが作業時に本体ハウジングに生じる振動を抑制するとともに、ハンドルが付勢部材に付勢された状態で本体ハウジングに対して相対移動することで、本体ハウジングからハンドルに伝達される振動を抑制する。換言すると、本発明に係る往復動式作業工具は、2つの振動低減機構を有する。これにより、作業中において、作業者が把持する把持部の振動が低減される。その結果、往復動式作業工具の操作性が向上し、作業者の作業性が向上される。また、2つの揺動部材によって、先端工具とウェイトがそれぞれ個別に駆動されるため、先端工具の駆動の位相とウェイトの駆動の位相との関係を合理的に設定することができる。すなわち、先端工具の駆動によって発生する振動がウェイトの駆動によって効果的に低減される。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、第1回転軸と第2回転軸は同軸状に一体形成されている。すなわち、典型的には、第1回転軸と第2回転軸は、単一の軸として構成される。なお、第1回転軸と第2回転軸は、同軸状に連結された別体の軸として構成されていてもよい。第1回転軸と第2回転軸が単一の軸として構成される場合には、単一の軸の一部が第1回転軸として機能し、当該単一の軸の他の一部が第2回転軸として機能する。これにより、第1回転軸と第2回転軸が合理的に駆動される。
本発明に係る往復動式工具の更なる形態によれば、第1揺動部材の駆動と第2揺動部材の駆動は、互いに位相が異なるように設定されている。具体的には、第1揺動部材は、第1回転軸を支点として、第1位置と第1位置より先端工具から離間した第2位置の間を、所定の軸線に対して平行に揺動する。一方、第2揺動部材は、第2回転軸を支点として、第3位置と第3位置より先端工具から離間した第4位置の間を、所定の軸線に対して平行に揺動する。そして、第1揺動部材が第1位置に位置するときに、第2揺動部材は第3位置以外の位置に位置するように構成されている。第1位置は、第1揺動部材の移動範囲における本体ハウジングの先端領域に装着される先端工具側の位置として、前方位置とも称する。また、第2位置は、第1位置に対して、後方位置とも称する。同様に、第3位置は、第2揺動部材の移動範囲における前方位置とも称し、第4位置は、第3位置に対して、後方位置とも称する。このように、第1揺動部材の駆動と第2揺動部材の駆動は、異なる位相として設定される。第1揺動部材の駆動と第2揺動部材の駆動が同位相である場合には、第2揺動部材に駆動されるウェイトの振動低減効果が十分に発揮されない可能性がある。そのため、第1揺動部材の駆動と第2揺動部材の駆動は、異なる位相として設定されることで、ウェイトによる振動低減が効率的に達成される。好ましくは、第1揺動部材が第1位置に位置するときに、第2揺動部材が第4位置に近接した位置に位置する。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、第1揺動部材は、第1回転軸に回転される第1回転部と第1回転部から延在する第1軸部とを有する。一方、第2揺動部材は、第2回転軸に回転される第2回転部と第2回転部から延在する第2軸部とを有する。そして、第1軸部と第2軸部は、第1軸部と第2軸部を所定の軸線に直交する平面にそれぞれ投影した第1投影線と第2投影線が、所定の角度をなすように配置されている。したがって、第1揺動部材と第2揺動部材が所定の軸線方向に揺動する構成において、第1揺動部材と第2揺動部材の干渉が回避される。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、ウェイトは、所定の軸線に平行に直線状に移動するように設けられている。これにより、所定の軸線上を往復移動する先端工具の駆動によって生じる振動が、ウェイトによって効果的に低減される。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、駆動機構は、第1揺動部材に駆動されるピストンと、ピストンを摺動可能に収容するシリンダを備える。典型的には、シリンダの軸方向は、所定の軸線方向と平行に設定される。そして、ウェイトは、シリンダの径方向に関して、シリンダの外側に配置されている。典型的には、シリンダは、先端工具とともに回動可能な回転シリンダ部と、回転シリンダを本体ハウジングに対して回転可能に保持する固定シリンダ部とを有しており、ウェイトは、固定シリンダ部の外側に配置される。作業工具においては、シリンダと本体ハウジングの間の空間は、空きスペースと成り易い。そのため、シリンダの外側にウェイトを配置することで、本体ハウジング内にウェイトが合理的に配置される。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、ウェイトは、シリンダの軸線方向に直交する断面において固定シリンダ部の少なくとも一部を囲むように形成されている。なお、ウェイトは、固定シリンダ部の全周を囲むように環状に形成されていてもよい。ウェイトがシリンダ部を囲むことで、ウェイトがシリンダ部の外側にガイドされて摺動される。したがって、ウェイト駆動機構がウェイトをシリンダに沿って移動させることで、ウェイトが合理的に直線状に駆動される。なお、ウェイトの移動をガイドするガイド部材を有することが好ましい。なお、シリンダの外面がガイド部材として機能してもよく、シリンダ以外のガイド部材が設けられていてもよい。
本発明に係る往復動式作業工具の更なる形態によれば、駆動機構は、モータの回転を先端工具に伝達して先端工具を回転させる回転伝達機構を有する。そして、往復動式作業工具は、先端工具が回転される回転駆動モードと、先端工具が少なくとも所定の軸線上で直線状に駆動される直線駆動モードと、を備える。回転駆動モードにおいては、回転伝達機構によって先端工具が回転される。一方、直線駆動モードにおいては、第1運動変換機構によって先端工具が直線状に駆動される。なお、直線駆動モードにおいては、さらに回転伝達機構によって先端工具が回転されてもよい。典型的には、往復動式作業工具は、打撃工具として構成される。したがって、回転駆動モードは、ドリルモードとも称し、直線駆動モードは、ハンマモードとも称する。さらに、往復動式作業工具は、回転駆動モードと直線駆動モードとを切り替えるモード切替装置を有している。そして、モード切替装置は、直線駆動モードから回転駆動モードに切り替えられた時に、第1運動変換機構と第2運動変換機構とモータの間の動力伝達を遮断する。先端工具が直線状に駆動されない回転駆動モードにおいては、ウェイトをカウンターウェイトとして機能させる必要性が低い。したがって、回転駆動モードにおいては、先端工具を直線状に駆動する第1運動変換機構とモータの間の動力伝達を遮断するとともに、ウェイトを駆動する第2運動変換機構とモータの間の動力伝達も遮断する。これにより、第2運動変換機構およびウェイトが合理的に駆動される。
本発明によれば、往復動式作業工具の振動低減に関する改良技術が提供される。
本発明の第1実施形態に係るハンマドリルの側面図である。 ハンマドリルの内部構造を示す断面図である。 ハンマドリルの内部構造の一部を示す側面図である。 図3におけるハンマドリルの内部構造の斜視図である。 図2のV−V線断面図である。 ドリルモードに切り替えられた図3の内部構造の断面図である。 ハンマドリルの分解側面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 図2のIX−IX線断面図である。 ハンドグリップが前方に位置する状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るハンマドリルの内部構造の一部を示す断面図である。 ハンマドリルの内部構造の一部を示す側面図である。 図12におけるハンマドリルの内部構造の斜視図である。 図11のXIV−XIV線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。第1実施形態は、往復動式作業工具の一例としてハンマドリルを用いて説明する。図1に示すように、第1実施形態に係るハンマドリル100は、本体部101の先端領域にハンマビット119を装着し、装着されたハンマビット119を長軸方向に打撃動作させて、被加工材(例えば、コンクリート)に対してハツリ作業を行う往復動式作業工具である。ハンマビット119は、筒状のツールホルダ131を介して本体部101に取り外し可能に取り付けられる。ハンマビット119は、ツールホルダ131のビット挿入孔内に挿入され、ツールホルダ131に対して、ツールホルダ131の長軸方向周りの周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。このハンマビット119が、本発明における「先端工具」に対応する実施構成例である。また、ツールホルダ131の長軸線が、本発明における「所定の軸線」に対応する実施構成例である。なお、ツールホルダ131の長軸線は、ハンマビット119の長軸線に一致する。このハンマドリル100には、サイドグリップ900が取り外し可能に装着される。なお、図1、図7および図10以外の図面においては、便宜上サイドグリップ900の図示を省略する。
図2に示すように、本体部101は、本体ハウジング103およびハンドグリップ109を主体として構成される。本体ハウジング103は、モータハウジング103Aおよびギアハウジング103Bによって構成されている。モータハウジング103Aは、電動モータ110を収容する。電動モータ110は、モータ軸111がハンマビット119の長軸線と平行に配置される。ギアハウジング103Bは、第1運動変換機構120、打撃要素140、回転伝達機構150、および第2運動変換機構220を収容する。なお、モータハウジング103A、ギアハウジング103Bは、ハンマビット119の長軸方向に互いに接合され直列状に配置されている。この本体ハウジング103が、本発明における「本体ハウジング」に対応する実施構成例である。また、電動モータ110が、本発明における「モータ」に対応する実施構成例である。
本体ハウジング103の先端領域とは反対側の後端領域には、ハンドグリップ109が連接されている。すなわち、ハンドグリップ109は、ハンマビット119の長軸方向に関して、本体ハウジング103のハンマビット119とは反対側に配置されている。第1実施形態では、便宜上、ハンマビット119の長軸方向(本体部101の長軸方向)に関して、ハンマビット119側を前側と称し、ハンドグリップ109側を後側と称す。したがって、図1〜図3における左右方向がハンマドリル100の前後方向に対応し、上下方向がハンマドリル100の上下方向に対応する。また、図5における左右方向がハンマビット119の長軸方向に直交するハンマドリル100の左右方向に対応し、上下方向がハンマドリル100の上下方向に対応する。
電動モータ110の回転は、第1運動変換機構120に伝達された後、当該第1運動変換機構120によって直線運動に変換された上で打撃要素140に伝達され、当該打撃要素140を介してハンマビット119を長軸方向に打撃する。また、電動モータ110の回転は、回転伝達機構150を介してツールホルダ131に伝達され、当該ツールホルダ131を介してハンマビット119を長軸周りに回転させる。さらに、電動モータ110の回転は、第2運動変換機構220に伝達された後、当該第2運動変換機構220によって直線運動に変換され、カウンターウェイト160(図5参照)に伝達される。
図2に示すように、第1運動変換機構120は、中間軸121、第1回転体123、第1揺動部材125、ピストン127、およびシリンダ129を主体として構成されている。中間軸121は、モータ軸111と平行に配置されており、モータ軸111の先端に設けられたピニオンギアに係合して回転される。第1回転体123は、中間軸121と一体に回転可能であり、中間軸121と同軸状に配置されている。図3に示すように、第1回転体123には、中間軸121の回転を第1回転体123に伝達するための回転伝達部材157と係合可能な前側係合凹部123aと、第2回転体223と係合可能な後側係合凹部123bが形成されている。前側係合凹部123aは、スプライン溝として形成されている。また、後側係合凹部123bは、カム溝として形成されている。
図2に示すように、第1揺動部材125は、軸部125aと回転体接続部125bで構成されている。回転体接続部125bと第1回転体123は互いに相対回転可能である。したがって、第1回転体123が回転伝達部材157を介して中間軸121によって回転されることで、回転体接続部125bに連接された軸部125aが、ハンマビット119の長軸方向に揺動する。すなわち、第1揺動部材125が前後方向に揺動する。第1揺動部材125の軸部125aの先端部には、ピストン127が取り付けられている。軸部125aとピストン127は相対回転可能に連結されている。このピストン127は、ツールホルダ131と同軸状に配置されたシリンダ129内を摺動可能に配置されている。これにより、モータ軸111の回転が、ハンマビット119の長軸方向(前後方向)に関するピストン127の直線運動に変換されて、ピストン127が前後方向に往復移動する。すなわち、ピストン127と第1揺動部材125の軸部125aの先端部は、前方位置と後方位置の間を往復移動する。
打撃要素140は、打撃子としてのストライカ143と、中間子としてのインパクトボルト145を主体として構成されている。ストライカ143は、ピストン127の内側に摺動可能に配置されている。第1運動変換機構120の駆動によって、ピストン127がシリンダ129に対して摺動することで、ピストン127の内側に形成された空気室127aの空気ばね(空気変動)の作用を介して、ストライカ143が駆動される。これにより、ストライカ143がインパクトボルト145に衝突し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119を打撃する。この第1運動変換機構120および打撃要素140が、本発明における「駆動機構」に対応する実施構成例である。
回転伝達機構150は、第1ギア151、および第2ギア153を主体として構成されている。第1ギア151は、中間軸121に取り付けられており、中間軸121と一体に回転する。第2ギア153は、シリンダ129に取り付けられており、シリンダ129と一体に回転する。シリンダ129は、ツールホルダ131と一体に回転するように、ツールホルダ131に連結されている。第1ギア151および第2ギア153は互いに係合し、第1ギア151の回転が第2ギア153に伝達される。これにより、中間軸121の回転(モータ軸111の回転)がシリンダ129を介してツールホルダ131に伝達されて、ハンマビット119が長軸周りに回転される。この回転伝達機構150が、本発明における「回転伝達機構」に対応する実施構成例である。
図2に示すように、第2運動変換機構220は、ハンマビット119の長軸方向に関して、第1運動変換機構120と電動モータ110の間に配置されている。この第2運動変換機構220は、中間軸121、第2回転体223、第2揺動部材225を主体として構成されている。すなわち、中間軸121は、第1運動変換機構120の回転軸と第2運動変換機構220の回転軸を構成する。なお、中間軸121は、第1運動変換機構120の中間軸としての第1中間軸と、第1中間軸とは別の第2運動変換機構220の中間軸としての第2中間軸によって構成され、第1中間軸と第2中間軸が連結手段によって連結されてもよい。この場合、第1中間軸と第2中間軸は、同軸状に配置されてもよく、平行に配置されていてもよい。
第2回転体223は、中間軸121と一体に回転可能であり、中間軸121と同軸状に配置されている。図3に示すように、第2回転体223には、第1回転体123の後側係合凹部123bと係合可能な係合凸部223aが形成されている。したがって、後側係合凹部123bと係合凸部223aがカムを形成する。これにより、カムを介して、第1回転体123の回転(中間軸121の回転)が第2回転体223に伝達される。
図2および図5に示すように、第2揺動部材225は、軸部225aと回転体接続部225bで構成されている。回転体接続部225bと第2回転体223は互いに相対回転可能である。したがって、第2回転体223が第1回転体123および回転伝達部材157を介して中間軸121によって回転されることで、回転体接続部225bに連接された軸部225aが、ハンマビット119の長軸方向に揺動する。すなわち、第2揺動部材225が前後方向に揺動する。
図5に示すように、第2揺動部材225の軸部225aの先端部には、カウンターウェイト160が回動可能に連結されている。したがって、第2揺動部材225の揺動によって、カウンターウェイト160が前後方向に直線状に往復移動される。すなわち、第2揺動部材225の軸部225aの先端部は、前方位置と後方位置の間を往復移動する。すなわち、第2運動変換機構220がカウンターウェイト160を駆動する。このカウンターウェイト160および第2運動変換機構220がそれぞれ、本発明における「ウェイト」および「ウェイト駆動機構」に対応する実施構成例である。
図2〜図5に示すように、ギアハウジング103Bには、シリンダ保持部材170が設けられている。このシリンダ保持部材170は、第1シリンダ部171、第2シリンダ部173、ガイド部175、およびハウジング連結部177を主体として構成されている。
図2に示すように、第1シリンダ部171および第2シリンダ部173は、略円筒状に形成され、ツールホルダ131およびシリンダ129と同軸状に配置されている。第1シリンダ部171の内部空間は、第1揺動部材125の軸部125aの移動領域として構成されている。第2シリンダ部173は、第1シリンダ部171の前方に設けられており、第1シリンダ部171の外径よりも大きな外径を有する。この第2シリンダ部173の外周部は、ギアハウジング103Bに固定されている。また、第2シリンダ部173の内周部には、ベアリング174が設けられており、ベアリング174を介してシリンダ129の後端領域が回転可能に保持される。このシリンダ129およびシリンダ保持部材170が、本発明における「シリンダ」に対応する実施構成例である。また、シリンダ129および第1シリンダ部171がそれぞれ、本発明における「回転シリンダ部」および「固定シリンダ部」に対応する実施構成例である。
図4および図5に示すように、ガイド部175は、第1シリンダ部171の外周部に設けられており、第1シリンダ部171に沿った円筒状に形成されている。このガイド部175の内部空間は、第2揺動部材225の軸部225aの移動領域として構成されている。図5に示すように、ガイド部175の内部には、カウンターウェイト160が配置されている。このカウンターウェイト160は、ガイド部175の軸線に沿った所定の長さを有する長尺状部材として構成されている。このカウンターウェイト160は、軸部225aに連結されており、第2揺動部材225の揺動によってガイド部175内をハンマビット119の長軸方向(第1シリンダ部171の軸方向)に移動される。したがって、第1シリンダ部171の径方向に関して、カウンターウェイト160は、ギアハウジング103Bと第1シリンダ部171の間に配置される。また、ハンマビット119の長軸方向に関して、カウンターウェイト160は、電動モータ110と第1運動変換機構120の間に配置される。このガイド部175が、本発明における「ガイド部材」に対応する実施構成例である。
図2に示すように、ハウジング連結部177は、シリンダ保持部材170が本体ハウジング103Bに連結される領域である。ハウジング連結部177は、Oリング177aを介して本体ハウジング103Bに固定される。このハウジング連結部177には、モータ軸111を支持するベアリングが取り付けられている。
第1揺動部材125は、ハンマドリル100の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)に直交する断面において、中間軸121の中心とシリンダ129の中心(第1シリンダ部171の中心)を結ぶ直線上を延在する。すなわち、第1揺動部材125は、ハンマドリル100の上下方向に延在する。一方、第2揺動部材225は、図5に示すように、中間軸121の中心とガイド部175の中心を結ぶ直線上を延在する。すなわち、第2揺動部材225は、ハンマドリル100の上下方向に傾斜する方向に延在する。換言すると、ガイド部175は、第1シリンダ部171の外周部に設けられているため、ハンマドリル110の長軸方向に直交する平面上に第2揺動部材225(軸部225a)が延在する直線と第1揺動部材125(軸部125a)が延在する直線を投影したときに、軸部225aと軸部125aが所定の角度(本実施形態においては45度)をなすように設定されている。これにより、ハンマドリル100の長軸方向に関して、第1揺動部材125の軸部125aの移動領域と第2揺動部材225の軸部225a移動領域が重ならないように、第1シリンダ部171の内側と外側にそれぞれ設定される。その結果、第1揺動部材125と第2揺動部材225が干渉しないように、合理的に配置される。
また、第1揺動部材125と第2揺動部材225は、互いに概ね逆方向に移動するように設定されている。換言すると、第1揺動部材125の揺動と第2揺動部材225の揺動は位相が異なる。すなわち、第1揺動部材125の軸部125aの先端部が当該先端部の移動領域内における前方位置に位置する場合には、第2揺動部材225の軸部225aの先端部が当該先端部の移動領域内における前方位置以外の位置に位置する。これにより、ピストン127内の空気室127aの作用によってストライカ143が前方に向かって移動する際には、カウンターウェイト160が後方に向かって移動し、ストライカ143が後方に向かって移動する際には、カウンターウェイト160が前方に向かって移動するように第1揺動部材125と第2揺動部材225の駆動が設定される。
図1に示すように、ハンドグリップ109は、作業者がハンマドリル100を保持するための樹脂製のメインハンドルとして形成されており、ハンドル後側部分350とハンドル前側部分355を主体として構成されている。図7に示すように、ハンドル後側部分350は、作業者が把持するグリップ部351と、グリップ部351の前方に配置された円筒状のハウジング部352を主体として構成されている。グリップ部351は、グリップ部351の上端のグリップ部基端部351A1がハウジング部352の後端部に連接され、グリップ部基端部351A1からハンマビット119の長軸方向に交差する下方に向かって延在するように設けられている。グリップ部351の下端のグリップ部先端部351A2は、自由端として構成され、電動モータ110に電流を供給するための電源ケーブルが設けられている。また、グリップ部351には、トリガ309aが設けられている。トリガ309aが操作されると、外部電源から電動モータ110に電流が供給されて電動モータ110が駆動される。また、ハウジング部352には、前方に突出する係合凸部353が設けられている。このハンドグリップ部109が、本発明における「ハンドル」に対応する実施構成例である。
図7に示すように、ハンドル前側部分355は、サイドハンドル900が取り付けられるサイドハンドル装着部356と、サイドハンドル装着部356の後方に配置された延在部357を主体として構成されている。サイドハンドル装着部356は、ギアハウジング103Bの先端領域(ハンマビット119側の領域)を囲む環状部材として構成されている。また、延在部357には、係合凸部353と係合可能な係合凹部358が設けられている。
図2および図7〜図9に示すように、モータハウジング103Aには、複数の摺動ガイド306が設けられている。複数の摺動ガイド306は、ハンマビット119の長軸方向周りの周方向に関して、モータハウジング103A(電動モータ110)の外周の複数の位置に配置されている。また、摺動ガイド306は、ハンマビット119の長軸方向に関して、前方と後方の2箇所に配置されている。すなわち、前方の摺動ガイド306と後方の摺動ガイド306は、ハンマビット119の長軸方向周りの周方向に関して、モータハウジング103A(電動モータ110)の外周の複数の位置にそれぞれ配置されている。この摺動ガイド306は、モータハウジング103Aの表面に形成された樹脂製の凸部を覆う金属製のカバーで形成されている。この金属製のカバーは、炭素鋼、アルミニウム、マグネシウム、チタンなどの金属で形成されている。さらに、モータハウジング103Aの外周には、複数のコイルスプリング360が配置されている。
図8および図9に示すように、ハウジング部352の内周面には、それぞれの摺動ガイド306に対応した複数の凹部354aと、それぞれのコイルスプリング360に対応した複数の押圧部354bが形成されている。この凹部354aは、ハウジング部352の一部として、樹脂によって形成されている。この凹部354a(ハウジング部352)は、PA6ナイロン等の樹脂材料で形成されている。また、図2に示すように、凹部354aの後端部には、摺動ガイド306と当接可能な当接部354cが形成されている。さらに、サイドハンドル装着部356の前端部には、ギアハウジング103Bの前端部と当接可能な当接部359aが形成されている。
以上のハンドグリップ109は、図1に示すように、ハンドル後側部分350が本体ハウジング103に対して後方から移動され、ハンドル前側部分355が本体ハウジング103に対して前方から移動されて、係合凸部353と係合凹部358によって連結されることで、本体ハウジング103の外側に組み付けられる。すなわち、ハンドグリップ109は、ハウジング部352が、モータハウジング103Aを覆うように配置され、延在部357が、ギアハウジング103Bに沿うように配置される。このとき、凹部354aが摺動ガイド306に係合し、押圧部354bがコイルスプリング360を押圧するように、ハウジング部352がモータハウジング103Aの外側に配置される。すなわち、コイルスプリング360は、一端がモータハウジング103Aに当接し、他端がハウジング部352の押圧部354bに当接して、ハンドル後側部分350を付勢した状態で支持される。ハンドル後側部分350はコイルスプリング360によって後方に向かって押圧されており、このときハンドル前側部分355の当接部359aがギアハウジング103Bの前端部に当接する。これにより、ハンドグリップ309の後方への移動が規制される。このコイルスプリング360が、本発明における「付勢部材」に対応する実施構成例である。
ギアハウジング103Bとハンドル後側部分350の間には、蛇腹部材308が配置されている。この蛇腹部材308は、ハンマビット119の長軸方向に伸縮可能に形成されている。これにより、ハンマビット119の長軸方向に関して、ギアハウジング103B(本体ハウジング103)に対するハンドグリップ309の相対移動が許容される。また、蛇腹部材308は、本体ハウジング103とハンドグリップ109の間の隙間を塞ぐシール部材として機能する。
このハンマドリル100は、ハンマドリルモードおよびドリルモードを備えている。ハンマドリルモードにおいては、ハンマビット119が長軸方向の打撃動作と、長軸方向周りの回転動作を行う。これにより、被加工材に対してハンマドリル作業が行われる。ドリルモードにおいては、ハンマビット119は打撃動作を行わず、長軸方向周りの回転動作のみを行う。これにより、被加工材に対してドリル作業が行われる。このハンマドリルモードおよびドリルモードがそれぞれ、本発明における「直線駆動モード」および「回転駆動モード」に対応する実施構成例である。
図2、図3および図6に示すように、ハンマドリルモードとドリルモードの切り替えは、モード切替機構155によって行われる。このモード切替機構155は、回転伝達部材157と、切替ダイアル159を主体として構成されている。回転伝達部材157は、略円筒状部材であり、中間軸121に対して中間軸121の軸方向に移動可能である。この回転伝達部材157は、中間軸121とスプライン結合しており、中間軸121と一体に回転する。さらに、回転伝達部材157には、第1回転体123の前側係合凹部123aと係合可能な第1係合部157aと、切替ダイアル159と係合可能な第2係合部157bが形成されている。第1係合部157aは、回転伝達部材157の内周面において、前側係合凹部123aとスプライン結合するスプライン溝として形成されている。第2係合部157bは、回転伝達部材157の外周面において、回転伝達部材157の周方向に延在するカム溝として形成されている。
切替ダイアル159は、ハンマビット119の長軸方向に直交するハンマドリル100の上下方向に延在する軸線回り回動可能に構成されている。この切替ダイアル159は、作業者よって手動操作されるつまみ部159aと、回転伝達部材157の第2係合部157bと係合する係合凸部159bを有している。係合凸部159bは、切替ダイアル159が回動する軸線からオフセットした(偏心した)軸線を中心とした円錐形状に形成されている。したがって、つまみ部159aが操作されて、切替ダイアル159が回動されることで、ハンマドリル100の前後方向に関して係合凸部159bが移動される。これにより、係合凸部159bに係合する回転伝達部材157がハンマドリル110の前後方向に移動される。すなわち、回転伝達位置157は、切替ダイアル159の回動によって前方位置と後方位置の間で移動される。このモード切替機構155が、本発明における「モード切替装置」に対応する実施構成例である。
図2に示すように、回転伝達部材157が後方位置に位置する場合には、回転伝達部材157の第1係合部157aが第1回転体123の前側係合凹部123aと係合する。したがって、中間軸121の回転が回転伝達部材157を介して第1回転体123に伝達される。これにより、第1運動変換機構120が駆動される。その結果、打撃要素140が駆動され、ハンマビット119が長軸方向に往復移動される。また、中間軸121の回転は、第1ギア151を介して第2ギア153に伝達されるため、シリンダ129を介してツールホルダ131が回転される。これにより、ハンマビット119が長軸方向周りに回転される。したがって、回転伝達部材157が後方位置に位置する場合には、ハンマドリルモードとして、ハンマビット119が回転動作と打撃動作を行うハンマドリル作業が行われる。なお、ハンマドリルモードにおいては、第1運動変換機構120と共に、第2運動変換機構220も駆動される。
一方、図6に示すように、回転伝達部材157が前方位置に位置する場合には、回転伝達部材157の第1係合部157aと第1回転体の前側係合凹部123aは係合しない。すなわち、中間軸121の回転は、第1回転体123に伝達されない。したがって、第1運動変換機構120は駆動されず、ハンマビット119は、回転伝達機構150によって回転動作のみが行われる。すなわち、回転伝達部材157が前方位置に位置する場合には、ドリルモードとして、ハンマビット119が回転動作のみを行うドリル作業が行われる。
以上のハンマドリル100は、作業者によってトリガ309aが引かれると、電動モータ110が通電されて駆動される。これにより、モード切替機構155によって選択された駆動モードに基づいて、ハンマモードあるいはハンマドリルモードによって加工作業が行われる。加工作業時には、本体ハウジング103に、主としてハンマビット119の長軸方向の振動が発生する。ハンドグリップ109は、本体ハウジング103に対してハンマビット119の長軸方向に相対移動可能であるため、加工作業時に生じる振動に応じてハンドグリップ109は、ハンマビット119の長軸方向に移動する。
具体的には、図1および図10に示すように、本体ハウジング103とハンドグリップ109は、ハンマビット119の長軸方向に関して互いに相対移動する。図1には、本体ハウジング103に対してハンドグリップ109が相対的に後方に位置したハンマドリル100が示される。また、図10には、本体ハウジング103に対してハンドグリップ109が相対的に前方に位置したハンマドリル100が示される。
図1に示すように、ハンドグリップ109は、コイルスプリング360(図7、図8参照)の後方への付勢力と、当接部359aとギアハウジング103Bの前端部の当接によって、本体ハウジング103(ギアハウジング103B)とハウジング部352が距離D離れた後方位置に配置される。すなわち、蛇腹部材308が長さDで本体ハウジング103とハウジング部352の間に保持される。このとき、ハンドグリップ109の一部であるサイドハンドル装着部356にサイドハンドル900が取り付けられているため、サイドハンドル900はハンドグリップ109と共に後方位置に位置する。
一方、図10に示すように、ハンドグリップ109は、コイルスプリング360に付勢された状態で、当該コイルスプリング360の付勢力に抗して前方位置に配置される。この前方位置においては、当接部354cと摺動ガイド306の後端部の当接によって、本体ハウジング103(ギアハウジング103B)とハウジング部352は、距離Dよりも短い距離D1離れて保持される。すなわち、蛇腹部材308が長さD1で本体ハウジング103とハウジング部352の間に保持される。このとき、サイドハンドル900はハンドグリップ109と共に前方位置に位置する。
上述の通り、摺動ガイド306および凹部354aは、ハンマビット119の長軸方向と平行に延在するように形成されている。これにより、モータハウジング103Aの摺動ガイド306とハンドル後側部分350の凹部354aの係合によって、ハンドグリップ309の前方位置と後方位置の間の移動方向が、ハンマビット119の長軸方向と平行に設定される。また、サイドハンドル装着部356がギアハウジング103Bに対して摺動することで、サイドハンドル装着部356の移動方向が、ハンマビット119の長軸方向と平行に設定される。
このハンドグリップ109がコイルスプリング360を介して本体ハウジング103(モータハウジング103A)に対してハンマビット119の長軸方向に相対移動することで、本体ハウジング103からハンドグリップ109に伝達される振動がコイルスプリング360によって低減される。すなわち、コイルスプリング360の変形によって、振動の運動エネルギが消費され、ハンドグリップ109に伝達される振動が低減される。
また、ハンマドリルモードが選択されてハンマドリル100が駆動される場合には、第2運動変換機構220が駆動される。この第2運動変換機構220の第2揺動部材225の揺動に伴って、カウンターウェイト160は、ガイド部175内をハンマドリル100の前後方向に往復移動される。このカウンターウェイト160の駆動は、ピストン127の空気室127aの空気ばねの作用によって駆動されるストライカ143の駆動とはほぼ逆位相である。すなわち、ストライカ143が前方に移動する際には、カウンターウェイト160は後方に移動し、ストライカ143が後方に移動する際には、カウンターウェイト160は前方に移動する。これにより、加工作業時に、カウンターウェイト160が本体ハウジング103に生じる前後方向の振動を抑制する。なお、カウンターウェイト160の駆動は、ピストン127の空気室127aの空気ばねの作用によって駆動されるインパクトボルト145の駆動に対してほぼ逆位相に設定されてもよい。
以上の通り、第1実施形態によれば、ハンマドリル100は、ハンドグリップ109が本体ハウジング103に対して相対移動する防振ハンドルとしての第1の防振装置と、カウンターウェイト160による第2の防振装置を有する。これにより、加工作業時に生じる振動が、ハンドグリップ109の把持部351を把持する作業者に伝達されることが抑制される。その結果、ハンマドリル100の操作性が向上される。
(第2実施形態)
次に、本発明に第2実施形態について、図11〜図14を参照して説明する。第2実施形態に係るハンマドリル200は、第1実施形態のハンマドリル100とは、カウンターウェイトおよびガイド部材の構成が異なる。カウンターウェイトおよびガイド部材以外の構成は、第1実施形態のハンマドリル100と同様の構成であるため、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図11〜図14においては、便宜上、主としてハンマドリル200のギアハウジング103Bに対応する構成を示す。したがって、モータハウジング103A、サイドグリップ900およびハンドグリップ109等に対応する構成の図示を省略する。これらの構成は、第1実施形態のハンマドリル100と同様である。
図14に示すように、第2揺動部材225の軸部225aの先端部には、カウンターウェイト260が連結ピン261を介して回動可能に連結されている。したがって、第2揺動部材225の揺動によって、カウンターウェイト260が前後方向に直線状に往復移動される。このカウンターウェイト260は、図12〜図14に示すように、シリンダ保持部材270の第1シリンダ部271の少なくとも一部を囲むように形成されている。なお、カウンターウェイト260は、第1シリンダ部271の全周を囲むように環状に形成されていてもよい。
図11〜図14に示すように、ギアハウジング103Bには、シリンダ保持部材270が設けられている。このシリンダ保持部材270は、第1シリンダ部271、第2シリンダ部273、ガイドシャフト275a,275b、およびハウジング連結部277を主体として構成されている。
図11に示すように、第1シリンダ部271および第2シリンダ部273は、略円筒状に形成され、ツールホルダ131およびシリンダ129と同軸状に配置されている。第1シリンダ部271の内部空間は、第1揺動部材125の軸部125aの移動領域として構成されている。第2シリンダ部273は、第1シリンダ部271の前方に設けられており、第1シリンダ部271の外径よりも大きな外径を有する。この第2シリンダ部273の外周部は、ギアハウジング103Bに固定されている。また、第2シリンダ部273の内周部には、ベアリング274が設けられており、このベアリング274を介して、シリンダ129の後端領域が回転可能に保持される。このシリンダ129およびシリンダ保持部材270が、本発明における「シリンダ」に対応する実施構成例である。また、シリンダ129および第1シリンダ部271がそれぞれ、本発明における「回転シリンダ部」および「固定シリンダ部」に対応する実施構成例である。
図12〜図14に示すように、ガイドシャフト275a,275bは、第1シリンダ部271の外側において、第1シリンダ271の中心軸と平行に設けられている。このガイドシャフト275a,275bは、ハンマビット119の長軸方向に直交するハンマドリル200の左右方向に関して、第1シリンダ部271の右側と左側にそれぞれ設けられた一対のシャフトとして構成されている。このガイドシャフト275a,275bは、カウンターウェイト260を貫通するように設けられている。したがって、カウンターウェイト260は、第2揺動部材225によってガイドシャフト275a,275bに対して摺動して、ハンマビット119の長軸方向(第1シリンダ部271の軸方向)に移動される。このガイドシャフト275a,275bが、本発明における「ガイド部材」に対応する実施構成例である。
図11に示すように、ハウジング連結部277は、シリンダ保持部材270と本体ハウジング103Bの連結領域として構成されている。ハウジング連結部277は、Oリング277aを介して本体ハウジング103Bに固定される。このハウジング連結部277には、モータ軸111を支持するベアリングが取り付けられている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ハンマドリルモードが選択されてハンマドリル200が駆動される場合には、第2運動変換機構220が駆動される。この第2運動変換機構220の第2揺動部材225の揺動に伴って、カウンターウェイト260は、ハンマドリル100の前後方向に往復移動される。このカウンターウェイト260の駆動は、ピストン127の空気室127aの空気ばねの作用によって駆動されるストライカ143の駆動とはほぼ逆位相である。すなわち、ストライカ143が前方に移動する際には、カウンターウェイト260は後方に移動し、ストライカ143が後方に移動する際には、カウンターウェイト260は前方に移動する。これにより、加工作業時に、カウンターウェイト260が本体ハウジング103に生じる前後方向の振動を抑制する。なお、カウンターウェイト260の駆動は、ピストン127の空気室127aの空気ばねの作用によって駆動されるインパクトボルト145の駆動に対してほぼ逆位相に設定されてもよい。
以上の通り、第2実施形態によれば、ハンマドリル200は、ハンドグリップ109が本体ハウジング103に対して相対移動する防振ハンドルとしての第1の防振装置と、カウンターウェイト260による第2の防振装置を有する。これにより、加工作業時に生じる振動が、ハンドグリップ109の把持部351を把持する作業者に伝達されることが抑制される。その結果、ハンマドリル200の操作性が向上する。
なお、以上の各実施形態においては、カウンターウェイト160,260の駆動は、ストライカ143またはインパクトボルト145の駆動とはほぼ逆位相となるように設定されていたが、これには限られない。また、回転軸121の周方向に関して、第1運動変換機構120と第2運動変換機構220の連結位置を変更することにより、第1運動変換機構120と第2運動変換機構220の位相を変更することができる。すなわち、ストライカ143および/またはインパクトボルト145の駆動とカウンターウェイト160,260の駆動の位相が適宜設定される。
また、以上の各実施形態においては、カウンターウェイト160,260が、第2揺動部材225と一体に移動されるように連結されていたが、これには限られない。例えば、第2揺動部材225とカウンターウェイト160,260の間に弾性部材等が介在して連結されてもよい。
また、以上の各実施形態においては、往復動式作業工具として、ハンマドリルモードとドリルモードを備えたハンマドリル100,200について説明したが、これには限られない。少なくともハンマビット119が直線状に往復移動するハンマモードを有する往復動式作業工具に対して本発明が適用可能である。例えば、往復動式作業工具は、電動ハンマや電動ハンマドリル等の打撃工具として構成される。
また、往復動式作業工具としては、打撃工具に限られず、先端工具が直線状に往復移動する作業工具に対して本発明が適用可能である。例えば、往復動式作業工具は、ジグソー等の切断工具として構成される。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通りである。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
ハンマドリル100,200が、本発明の「往復動式作業工具」に対応する構成の一例である。
本体ハウジング103が、本発明の「本体ハウジング」に対応する構成の一例である。
ハンドグリップ109が、本発明の「ハンドル」に対応する構成の一例である。
電動モータ110は、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
第1運動変換機構120が、本発明の「駆動機構」に対応する構成の一例である。
第1揺動部材125が、本発明の「第1揺動部材」に対応する構成の一例である。
打撃要素140が、本発明の「駆動機構」に対応する構成の一例である。
回転伝達機構151が、本発明の「回転伝達機構」に対応する構成の一例である。
シリンダ129が、本発明の「シリンダ」に対応する構成の一例である。
シリンダ129が、本発明の「回転シリンダ部」に対応する構成の一例である。
モード切替機構155が、本発明の「モード切替装置」に対応する構成の一例である。
カウンターウェイト160が、本発明の「ウェイト」に対応する構成の一例である。
シリンダ保持部材170が、本発明の「シリンダ」に対応する構成の一例である。
シリンダ保持部材170が、本発明の「固定シリンダ部」に対応する構成の一例である。
ガイド部175が、本発明の「ガイド部材」に対応する構成の一例である。
第2運動変換機構220が、本発明の「ウェイト駆動機構」に対応する構成の一例である。
第2揺動部材225が、本発明の「第2揺動部材」に対応する構成の一例である。
カウンターウェイト260が、本発明の「ウェイト」に対応する構成の一例である。
シリンダ保持部材270が、本発明の「シリンダ」に対応する構成の一例である。
シリンダ保持部材270が、本発明の「固定シリンダ部」に対応する構成の一例である。
ガイドシャフト275a、275bが、本発明の「ガイド部材」に対応する構成の一例である。
コイルスプリング360が、本発明の「付勢部材」に対応する構成の一例である。
100 ハンマドリル
101 本体部
103 本体ハウジング
103A モータハウジング
103B ギアハウジング
109 ハンドグリップ
110 電動モータ
111 モータ軸
119 ハンマビット
120 第1運動変換機構
121 中間軸
123 第1回転体
123a 前側係合凹部
123b 後側係合凹部
125 第1揺動部材
125a 軸部
125b 回転体接続部
127 ピストン
127a 空気室
129 シリンダ
131 ツールホルダ
140 打撃要素
143 ストライカ
145 インパクトボルト
150 回転伝達機構
151 第1ギア
153 第2ギア
155 モード切替機構
157 回転伝達部材
157a 第1係合部
157b 第2係合部
159 切替ダイアル
159a つまみ部
159b 係合凸部
160 カウンターウェイト
170 シリンダ保持部材
171 第1シリンダ部
173 第2シリンダ部
174 ベアリング
175 ガイド部
177 ハウジング連結部
177a Oリング
200 ハンマドリル
220 第2運動変換機構
223 第2回転体
225 第2揺動部材
225a 軸部
225b 回転体接続部
260 カウンターウェイト
270 シリンダ保持部材
271 第1シリンダ部
273 第2シリンダ部
274 ベアリング
275a ガイドシャフト
275b ガイドシャフト
277 ハウジング連結部
277a Oリング
306 摺動ガイド
308 蛇腹部材
350 ハンドル後側部分
351 グリップ部
351A1 グリップ部基端部
351A2 グリップ部先端部
352 ハウジング部
353 係合凸部
354a 凹部
354b 押圧部
354c 当接部
355 ハンドル前側部分
356 サイドハンドル装着部
357 延在部
358 係合凹部
359a 当接部
360 コイルスプリング
900 サイドグリップ

Claims (10)

  1. 所定の軸線上を先端工具が直線状に動作する往復動式作業工具であって、
    モータと、
    前記モータに駆動され、先端工具を直線動作する駆動機構と、
    前記駆動機構を収容する本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングに相対移動可能に連接されたハンドルと、
    前記本体ハウジングと前記ハンドルの間に付勢力を作用させる付勢部材と、
    前記本体ハウジングに収容され、前記本体ハウジングに対して相対移動可能なウェイトと、
    前記本体ハウジングに対して相対移動するように前記ウェイトを駆動するウェイト駆動機構と、を有し、
    前記駆動機構は、
    前記モータに駆動される第1回転軸と、前記第1回転軸の回転によって揺動される第1揺動部材とを備え、前記第1揺動部材の揺動によって前記先端工具を直線動作するように構成され、
    前記ウェイト駆動機構は、
    前記モータに駆動される第2回転軸と、前記第2回転軸の回転によって揺動される第2揺動部材とを備え、前記第2揺動部材の揺動によって前記ウェイトを前記本体ハウジングに対して相対移動するように構成されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  2. 請求項1に記載の往復動式作業工具であって、
    前記第1回転軸と前記第2回転軸は同軸状に一体形成されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  3. 請求項1または2に記載の往復動式作業工具であって、
    前記第1揺動部材の駆動と前記第2揺動部材の駆動は、互いに位相が異なるように設定されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の往復動式作業工具であって、
    前記第1揺動部材は、前記第1回転軸に回転される第1回転部と前記第1回転部から延在する第1軸部とを有し、
    前記第2揺動部材は、前記第2回転軸に回転される第2回転部と前記第2回転部から延在する第2軸部とを有し、
    前記第1軸部と前記第2軸部は、前記第1軸部と前記第2軸部を前記所定の軸線に直交する平面にそれぞれ投影した第1投影線と第2投影線が、所定の角度をなすように配置されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の往復動式作業工具であって、
    前記ウェイトは、前記所定の軸線に平行に直線状に移動するように設けられていることを特徴とする往復動式作業工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の往復動式作業工具であって、
    前記駆動機構は、前記第1揺動部材に駆動されるピストンと、前記ピストンを摺動可能に収容するシリンダを備え、
    前記ウェイトは、前記シリンダの径方向に関して、前記シリンダの外側に配置されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  7. 請求項6に記載の往復動式作業工具であって、
    前記シリンダは、前記先端工具とともに回動可能な回転シリンダ部と、前記回転シリンダを前記本体ハウジングに対して回転可能に保持する固定シリンダ部とを有しており、
    前記ウェイトは、前記固定シリンダ部の外側に配置されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  8. 請求項7に記載の往復動式作業工具であって、
    前記ウェイトは、前記シリンダの軸線方向に直交する断面において前記固定シリンダ部の少なくとも一部を囲むように形成されていることを特徴とする往復動式作業工具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の往復動式作業工具であって、
    前記ウェイトの移動をガイドするガイド部材を有することを特徴とする往復動式作業工具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の往復動式作業工具であって、
    前記駆動機構は、
    前記モータの回転を前記先端工具に伝達して当該先端工具を回転させる回転伝達機構を有し、
    前記往復動式作業工具は、
    前記先端工具が回転される回転駆動モードと、
    前記先端工具が少なくとも前記所定の軸線上で直線状に駆動される直線駆動モードと、を備え、
    前記回転駆動モードと前記直線駆動モードとを切り替えるモード切替装置を有し、
    前記モード切替装置は、前記直線駆動モードから前記回転駆動モードに切り替えられた時に、前記第1運動変換機構と前記第2運動変換機構と前記モータの間の動力伝達を遮断するように構成されていることを特徴とする往復動式作業工具。
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