JP6517634B2 - 打撃工具 - Google Patents
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Description
打撃駆動機構は、典型的には有底状のシリンダを備える。シリンダは、シリンダ駆動機構に連結され、当該シリンダ駆動機構によって直接的に駆動されるように構成されていてもよい。この場合には、打撃駆動機構は、シリンダに収容される打撃子を備える。そして、シリンダの往復動作によって生じるシリンダと打撃子の間の空気室の圧力変動を介して打撃子が直線駆動され、この打撃子の直線駆動によって先端工具が長軸方向に打撃駆動される。一方、シリンダは、シリンダ駆動機構によって駆動されるピストンによって駆動されるように構成されていてもよい。この場合には、打撃駆動機構は、シリンダに収容されるピストンを備える。そして、ピストンの往復動作によって生じるシリンダとピストンの間の空気室の圧力変動によってシリンダが直線駆動され、このシリンダの直線駆動によって先端工具が長軸方向に打撃駆動される。すなわち、シリンダが打撃子として機能する。なお、打撃子と先端工具の間に中間子が設けられており、中間子を介して先端工具が打撃駆動されるように構成されていてもよい。
被動クラッチ部材は、被加工材に対して先端工具が押圧されて打撃駆動機構が移動されることで、トルク伝達遮断位置からトルク伝達位置に移動する。そして、被動クラッチ部材がトルク伝達遮断位置に位置するときに、伝達部材が伝達不能位置に配置されて、駆動クラッチ部材から被動クラッチ部材へのトルクの伝達が遮断される。一方、被動クラッチ部材がトルク伝達位置に位置するときに、伝達部材が伝達位置に配置されて、伝達部材と被動クラッチ部材の間および伝達部材と駆動クラッチ部材の間に生じる摩擦力を介して駆動クラッチ部材から被動クラッチ部材にトルクが伝達される。伝達部材は、ローラや球体等によって構成される。
駆動モード切替部によって打撃駆動モードまたは打撃回転駆動モードに切り替えられた状態においては、被動クラッチ部材は、トルク伝達遮断位置からトルク伝達位置への移動が許容され、被加工材に対して先端工具が押圧されることで、被動クラッチ部材がトルク伝達遮断位置からトルク伝達位置に移動される。一方、回転駆動モードに切り替えられた状態においては、被動クラッチ部材は、トルク伝達遮断位置に維持される。そして、被動クラッチ部材がトルク伝達位置に位置する状態においては、被動クラッチ部材と駆動クラッチ部材の間に生じる摩擦力を介して駆動クラッチ部材から被動クラッチ部材にトルクが伝達される。これにより、クラッチ機構が先端工具に出力軸のトルクを伝達する。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態は、打撃工具の一例として手持ち式のハンマドリルを用いて説明する。図1に示すように、ハンマドリル100は、ハンマビット119を長軸方向に打撃動作および長軸方向周りに回転動作させて、被加工材(例えば、コンクリート)に対してハツリ作業や穴あけ作業を行う手持ち式の打撃工具である。このハンマビット119が、本発明における「先端工具」に対応する実施構成例である。
図1に示すように、ハンマドリル100は、ハンマドリル100の外郭を形成する本体ハウジング101を主体として構成される。本体ハウジング101の先端領域には、ハンマビット119が筒状のツールホルダ159を介して取り外し可能に取り付けられる。ハンマビット119は、ツールホルダ159のビット挿入孔に挿入され、ツールホルダ159に対して、長軸方向への相対的な往復動が可能であり、長軸方向周りの周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお、ツールホルダ159の長軸線は、ハンマビット119の長軸線に一致する。
図2に示すように、ハンマビット119が打撃作業を行うためにハンマビット119を駆動する打撃機構部は、運動変換機構120、打撃要素140、およびツールホルダ159を主体として構成される。この運動変換機構120、打撃要素140およびツールホルダ159によって構成される打撃機構部が、本発明における「打撃駆動機構」に対応する実施構成例である。運動変換機構120は、中間軸116と同軸状に配置された回転体123と、回転体123に取り付けられた揺動軸125と、揺動軸125の先端部に接続されたピストン127と、ツールホルダ159の後部領域を構成するとともに、ピストン127を収容するシリンダ129と、回転体123とシリンダ129を保持する保持部材130を主体として構成されている。
上記の打撃機構アセンブリは、ギアハウジング105に対して、ハンマドリル100の前後方向(ハンマビット119の長軸方向)に移動可能に保持されている。具体的には、図3および図5に示すように、ベアリング支持部107およびガイド支持部108には、4本のガイドシャフト170が取り付けられている。すなわち、ピストン127の中心軸よりも上方および下方にそれぞれ、左右一対のガイドシャフト170が設けられている。図5に示すように、左右のガイドシャフト170は、ピストン127に中心軸を含むハンマドリル100の上下方向に延在する平面に対して対称に配置されている。このガイドシャフト170は、図3に示すように、ハンマビット119の長軸方向に平行に延在するように配置されている。なお、ガイドシャフト170は円形断面を有する長尺状部材として形成されているが、多角形断面を有する長尺状部材であってもよい。
上記の打撃機構部は、クラッチ機構180を介して電動モータ110に駆動される。クラッチ機構180は、動力伝達状態と動力非伝達状態の間を切り替えられるように構成されている。したがって、クラッチ機構180が動力伝達状態の場合に、運動変換機構120が駆動され、打撃要素140がハンマビット119を打撃してハンマ作業が行われる。すなわち、電動モータ110のトルクがクラッチ菊180を介して運動変換機構120に伝達される。図2〜図5に示すように、クラッチ機構180は、駆動シリンダ181、ロックスリーブ185、クラッチスリーブ190、およびローラ195を主体として構成されている。このクラッチ機構180が、本発明における「クラッチ機構」に対応する実施構成例である。
図2に示すように、回転伝達機構150は、中間軸116と同軸状に配置された第1ギア151と、第1ギア151と係合する第2ギア153等の複数のギアからなるギア減速機構を主体として構成されている。第2ギア153は、シリンダ129に取り付けられており、第1ギア151の回転をシリンダ129に伝達する。シリンダ129が回転されることで、シリンダ129と一体に連結されたツールホルダ159が回転される。これにより、ツールホルダ159に保持されたハンマビット119が回転駆動される。この回転伝達機構150が、本発明における「回転駆動機構」に対応する実施構成例である。
以上のハンマドリル100は、トリガ109aが操作されると、切替スイッチ110aによって選択された回転方向に基づいて、電動モータ110駆動されるとともに、切替機構198によって選択された駆動モードに基づいて、運動変換機構120、打撃要素140および回転伝達機構150が駆動される。これにより、ツールホルダ159に保持されたハンマビット119が駆動されて、所定の加工作業(ハンマ作業、ハンマドリル作業、ドリル作業)が行われる。
切替機構198が駆動モードをハンマモードまたはハンマドリルモードに切り替えた場合には、打撃機構部の後方への移動が許容される。ハンマ作業またはハンマドリル作業を行う際には、ハンマビット119が被加工材に対して押圧されることで、図6に示すように、ハンマビット119を保持するツールホルダ159およびシリンダ129が後方に移動する。すなわち、保持部材130によって保持された運動変換機構120および打撃要素140が、コイルスプリング124,171の付勢力に抗して後方に移動され、図6に示す後方の位置に配置される。図6に示す位置を後方第1位置とも称する。
切替機構198によって駆動モードがドリルモードに切り替えられた場合には、打撃機構移動規制部156によって打撃機構部の後方への移動が規制される。そのため、クラッチスリーブ190が後方に移動されず、クラッチ機構180は動力非伝達状態を維持する。このとき、回転伝達機構150によってハンマビット119が回転駆動され、これによりドリル作業が行われる。
ハンマビット119が被加工材に押圧されて加工作業が行われる際には、打撃機構部は、図9および図10に示すように、揺動軸125がハンマドリル100の前後方向に往復移動する。これにより、ハンマビット119を駆動する駆動力と、当該駆動力によってハンマビット119が被加工材を打撃したときに作用する反力によって、ハンマドリル100には、主としてハンマビット119の長軸方向の振動が発生する。このハンマドリル100の振動によって、打撃機構部は、ガイドシャフト170に沿ってハンマドリル100の前後方向に移動して、コイルスプリング171が伸縮される。また、このとき回転体123は、クラッチスリーブ190に沿ってハンマドリル100の前後方向に移動して、コイルスプリング124が伸縮される。すなわち、加工作業時に打撃機構部は、図2に示される打撃機構部の前方位置と、図9に示される打撃機構部の後方第2位置の間を移動する。典型的には、加工作業時の被加工材に対するハンマビット119の押圧を考慮して、打撃機構部が図6に示される後方第1位置と図9に示される後方第2位置の間を移動するように設定される。打撃機構部の移動に伴うコイルスプリング124,171の伸縮(弾性変形)によって、ハンマビット119の長軸方向の振動の運動エネルギが消費される。これにより、ハンマビット119の長軸方向の振動が低減される。その結果、打撃機構部から本体ハウジング101への振動伝達が抑制される。
次に、本発明の第2実施形態について、図11〜図14を参照して説明する。第2実施形態のハンマドリル200は、第1実施形態のハンマドリル100とはクラッチ機構が異なる。したがって、クラッチ機構以外の構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について、図15〜図20を参照して説明する。第3実施形態のハンマドリル300は、第1実施形態のハンマドリル100とはクラッチ機構が異なる。したがって、クラッチ機構以外の構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
(態様1)
前記クラッチ機構は、駆動クラッチ部材と被動クラッチ部材の間の摩擦力によってのみトルクを伝達する。
(態様2)
前記クラッチ機構は、前記先端工具を被加工材に押圧するための前記先端工具の長軸方向の力によって前記駆動クラッチ部材と前記被動クラッチ部材の間に生じる前記駆動クラッチ部材の回転軸周りの摩擦力によってトルクを伝達する。
(態様3)
前記シリンダ駆動機構は、
所定の中間軸上に配置されるとともに、当該中間軸の回転によって前記先端工具の長軸方向に揺動される揺動部材を有し、
前記クラッチ機構は、前記中間軸と同軸状であって、前記中間軸と前記モータの出力軸の間に配置されている。
(態様4)
前記モータに回転駆動される第2中間軸と、
前記第2中間軸の回転を前記先端工具に伝達して、前記先端工具を回転駆動させる回転駆動機構と、を有し、
前記第2中間軸は、前記中間軸と同軸状であって、前記中間軸を貫通するように配置されているとともに、前記駆動クラッチ部材と一体に回転するように前記駆動クラッチ部材に連結されている。
(態様5)
前記打撃駆動機構を収容するハウジングと、
前記打撃駆動機構と前記ハウジングの間に介在状に配置された第1弾性要素と、
前記打撃駆動機構と前記中間軸の間に介在状に配置された第2弾性要素と、を有し、
前記中間軸は、前記先端工具の長軸方向と平行に延在するように配置されており、
前記第1弾性要素の付勢力が作用した状態で、前記打撃駆動機構が前記ハウジングに対して前記長軸方向に移動可能であるとともに、前記第2弾性要素の付勢力が作用した状態で、前記打撃駆動機構が前記中間軸に対して前記先端工具の長軸方向に摺動可能に構成されている。
(態様6)
打撃作業時に被加工材に対して先端工具が押圧されることで、前記第1弾性要素と前記第2弾性要素の付勢力が前記打撃駆動機構に作用し、
前記付勢力が作用した状態で、前記打撃駆動機構が前記先端工具の長軸方向に往復移動することで、打撃作業時に発生する振動が前記ハウジングに伝達することを抑制するように構成されている。
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通りである。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
ハンマドリル100が、本発明の「打撃工具」に対応する構成の一例である。
電動モータ110が、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
出力軸111が、本発明の「出力軸」に対応する構成の一例である。
ハンマビット119が、本発明の「先端工具」に対応する構成の一例である。
運動変換機構120が、本発明の「打撃駆動機構」に対応する構成の一例である。
打撃要素140が、本発明の「打撃駆動機構」に対応する構成の一例である。
回転伝達機構150が、本発明の「回転駆動機構」に対応する構成の一例である。
クラッチ機構180が、本発明の「クラッチ機構」に対応する構成の一例である。
駆動シリンダ181が、本発明の「駆動クラッチ部材」に対応する構成の一例である。
クラッチスリーブ190が、本発明の「被動クラッチ部材」に対応する構成の一例である。
ローラ195が、本発明の「伝達部材」に対応する構成の一例である。
切替機構198が、本発明の「駆動モード切替部」に対応する構成の一例である。
101 本体ハウジング
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
106 ハウジング部
106a バレル部
107 ベアリング支持部
108 ガイド支持部
109 ハンドグリップ
109a トリガ
109b 電源ケーブル
110 電動モータ
110a 切替スイッチ
111 出力軸
112 モータ冷却ファン
113 ピニオンギア
114 ベアリング
115 ベアリング
116 中間軸
117 被動ギア
118a ベアリング
118b ベアリング
119 ハンマビット
120 運動変換機構
123 回転体
123a ベアリング
124 コイルスプリング
125 揺動軸
127 ピストン
127a 空気室
129 シリンダ
129a ベアリング
129b ベアリング
129c ベアリングケース
130 保持部材
131 回転体保持部材
132 シリンダ保持部
140 打撃要素
143 ストライカ
145 インパクトボルト
150 回転伝達機構
151 第1ギア
152 スプライン係合部
153 第2ギア
155 保持部材
156 打撃機構部移動規制部
159 ツールホルダ
170 ガイドシャフト
171 コイルスプリング
180 クラッチ機構
181 駆動シリンダ
182 被動ギア
183 ベアリング
185 ロックスリーブ
186 ローラ係合部
187 リテーナ係合部
187a 傾斜部
190 クラッチスリーブ
190a ストッパ
191 リテーナ部
192 第1側壁
193 第2側壁
193a 傾斜部
195 ローラ
198 切替機構
200 ハンマドリル
280 クラッチ機構
281 駆動シリンダ
281a 駆動側係合面
290 クラッチスリーブ
291 クラッチ部
291a 被動側係合面
300 ハンマドリル
380 クラッチ機構
381 駆動シリンダ
382 駆動プレート保持部
382a 凹部
383 ショルダ部
385 駆動摩擦プレート
385a 凸部
390 被動スリーブ
391 被動プレート保持部
391a 凸部
392 ショルダ部
395 被動摩擦プレート
395a 凹部
Claims (3)
- 工具本体の先端領域に取り外し可能に装着された先端工具を前記先端工具の長軸方向周りに回転駆動させることなく前記先端工具の長軸方向に駆動させて被加工材に対して斫り作業を行う打撃駆動モードを備えた打撃工具であって、
出力軸を有するモータと、
前記先端工具を前記長軸方向に駆動させるための打撃駆動機構と、
前記先端工具に対して駆動力を伝達および遮断可能なクラッチ機構と、を備え、
前記打撃駆動機構は、シリンダと、前記シリンダを保持する保持部と、前記シリンダを往復動作させるシリンダ駆動機構と、を備え、
前記シリンダの往復動作によって前記先端工具が前記長軸方向に駆動されるように構成されており、
前記クラッチ機構は、前記出力軸によって回転駆動される駆動クラッチ部材と、前記駆動クラッチ部材のトルクが伝達されて回転駆動される被動クラッチ部材と、を備え、
前記被動クラッチ部材は、前記駆動クラッチ部材から当該被動クラッチ部材へトルクが伝達されるトルク伝達位置と、前記駆動クラッチ部材から当該被動クラッチ部材へのトルクの伝達が遮断されるトルク伝達遮断位置の間を移動可能に構成されており、
前記斫り作業を行う際に被加工材に対して前記先端工具が押圧されて前記打撃駆動機構が移動されることで、前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達遮断位置から前記トルク伝達位置に移動されるように構成されており、
前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達位置に位置する状態においては、前記被動クラッチ部材と前記駆動クラッチ部材の間に生じる摩擦力を介して前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材にトルクが伝達されて、前記クラッチ機構が前記先端工具に前記出力軸のトルクを伝達して前記先端工具が前記長軸方向に駆動されるように構成されており、
前記駆動クラッチ部材は、前記モータに回転駆動されるとともに、前記先端工具の長軸方向と平行な回転軸線を有しており、
前記被動クラッチ部材は、前記駆動クラッチ部材の回転軸線と同軸状に配置され、前記先端工具の長軸方向に関して、前記先端領域に近接した前記トルク伝達遮断位置と、前記トルク伝達遮断位置よりも前記先端領域から離間した前記トルク伝達位置との間を移動可能に構成されており、
前記クラッチ機構は、前記駆動クラッチ部材と前記被動クラッチ部材の間に配置され、前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材へトルクを伝達する伝達位置と、前記駆動クラッチ部材の回転軸線周りに関して前記伝達位置とは異なる位置であり、前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材へのトルクの伝達が不能な伝達不能位置との間を移動可能な伝達部材、をさらに備え、
前記被動クラッチ部材は、被加工材に対して前記先端工具が押圧されて前記打撃駆動機構が移動されることで、前記トルク伝達遮断位置から前記トルク伝達位置に移動するように構成され、
前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達遮断位置に位置するときに、前記伝達部材が前記伝達不能位置に配置されて、前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材へのトルクの伝達が遮断され、
前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達位置に位置するときに、前記伝達部材が前記伝達位置に配置されて、前記伝達部材と前記被動クラッチ部材の間および前記伝達部材と前記駆動クラッチ部材の間に生じる摩擦力を介して前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材にトルクが伝達されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項1に記載の打撃工具であって、
前記打撃駆動機構は、前記シリンダに収容される打撃子を備え、
前記シリンダの往復動作によって生じる前記シリンダと前記打撃子の間の空気室の圧力変動を介して前記打撃子が直線駆動され、前記打撃子の直線駆動によって前記先端工具が前記長軸方向に打撃駆動されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項1または2に記載の打撃工具であって、
前記先端工具を前記長軸方向周りに回転駆動する回転駆動機構と、
前記先端工具を前記長軸方向に直線駆動させることなく前記長軸方向周りに回転駆動させて被加工材に対してドリル作業を行う回転駆動モードと、前記先端工具を前記長軸方向に直線駆動させるとともに前記長軸周りに回転駆動させて被加工材に対してハンマドリル作業を行う打撃回転駆動モードと、前記打撃駆動モードと、の間で駆動モードを切り替える駆動モード切替部と、をさらに備え、
前記駆動モード切替部によって前記打撃駆動モードまたは前記打撃回転駆動モードに切り替えられた状態においては、前記被動クラッチ部材は、前記トルク伝達遮断位置から前記トルク伝達位置への移動が許容され、被加工材に対して前記先端工具が押圧されて前記打撃駆動機構が移動されることで、前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達遮断位置から前記トルク伝達位置に移動されるように構成されており、
前記回転駆動モードに切り替えられた状態においては、前記被動クラッチ部材は、前記トルク伝達遮断位置に維持されるように構成されており、
前記被動クラッチ部材が前記トルク伝達位置に位置する状態においては、前記被動クラッチ部材と前記駆動クラッチ部材の間に生じる摩擦力を介して前記駆動クラッチ部材から前記被動クラッチ部材にトルクが伝達されて、前記クラッチ機構が前記先端工具に前記出力軸のトルクを伝達するように構成されていることを特徴とする打撃工具。
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