JP2015216253A - コイル部品および電子回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コイル部品10は、周囲に巻線が巻き付けられている軸部より大径に形成されている鍔部210を有している柱状コアと、柱状コアが挿通されている開口部110を有している環状コアと、を備える。鍔部210の内側鍔面の外縁が、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。
【選択図】図2
Description
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施の形態に係るコイル部品10について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコイル部品10の斜視図である。図2は、コイル部品10を天面170から視た平面図である。図3は、図2におけるIII−III断面における断面図である。図4は、図2におけるIV−IV断面における断面図である。図5は、コイル部品10を底面180から視た平面図である。
なお、本実施形態におけるコイル部品10において、基板(図示せず)に実装したときに基板側に面する一面を底面180と呼称し、その反対側の一面を天面170と呼称する。また、特に断りの無い限り、天面170の方向を「上」「上方」といい、底面180の方向を「下」「下方」という。
柱状コア200は、いわゆるドラムコアであり、周囲に巻線300が巻き付けられている軸部250と、軸部250の端部の少なくとも一方において軸部250より大径に形成されている鍔部210と、を有している。
環状コア100は、いわゆるリングコアであり、柱状コア200が挿通されている開口部110と、開口部110から挿通されている柱状コア200を収容している収容部140と、を有している。
鍔部210の内側鍔面の外縁が、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。すなわち、上方から視たとき、外側延在領域211、212、213、214が開口部110を形成している壁面と重なるように延在しており、内側延在領域215、216、217、218が開口部110の内面と離間して間隙111、112、113、114(図2参照)を構成している。
また、コイル部品10は、環状コア100(開口部110の壁面)と柱状コア200(鍔部210の一部)とが重なっている箇所を基準として柱状コア200と環状コア100との相対位置を調整することができる。
マイクロモジュールとは、均一形状の基板の上に電子部品を搭載し、複数の基板を積み重ねて相互接続することにより構成される電子回路をいう。また、マイクロモジュールパッケージとは、マイクロモジュールを構成する多数の部品を樹脂で封止成形して一つのパッケージ(ユニット部品)として呼称する際の名称をいう。
当該マイクロモジュールは、コイル部品10と他の電子部品(図示せず)とを基板(図示せず)に実装しており、かつ、少なくともコイル部品10を樹脂で封止している電子回路である。
コイル部品10は、柱状コア200と、環状コア100と、を備える。柱状コア200は、周囲に巻線300が巻き付けられている軸部250と、軸部250の端部の少なくとも一方において軸部250より大径に形成されている鍔部210と、を有している。環状コア100は、柱状コア200が挿通されている開口部110と、開口部110から挿通されている柱状コア200を収容している収容部140と、を有している。鍔部210の内側鍔面の外縁は、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。
なお、コイル部品10と他の電子部品とが共に樹脂で封止されていることが好ましい。より詳細にいえば、コイル部品10と他の電子部品とが一連なりに同種の樹脂で封止されているとよい。封止成形に用いる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等が挙げられる。
ここで柱状とは、柱のような形状をいう。より具体的には、コイル部品10における天面170または底面180に対して側周面が直立している形状、側周面が中膨れしている形状、側周面が中細りしている形状、側周面の一部に凸部(例えば鍔部210、鍔部220)または凹部(例えば軸部250)を含む形状等も含む。
ここで示す形状は一例であって、多角形状、楕円形状、十字形状等、本発明の作用効果を損なわない範囲で様々な形状を採りうる。
また、鍔部210の内側鍔面の外縁とは、鍔部210の内側鍔面と他の領域との境界をいう。
図2を用いてより具体的に説明すれば、外側延在領域211は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部121の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域212は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部122の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域213は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部123の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域214は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部124の底面と重なっている領域をいう。
図2を用いてより具体的に説明すれば、内側延在領域215は、外側延在領域211と外側延在領域212との間に位置している。内側延在領域216は、外側延在領域212と外側延在領域213との間に位置している。内側延在領域217は、外側延在領域213と外側延在領域214との間に位置している。内側延在領域218は、外側延在領域214と外側延在領域211との間に位置している。
また、図5を用いて説明すれば、内側延在領域215は、鍔部210の内側鍔面の上辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域216は、鍔部210の内側鍔面の左辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域217は、鍔部210の内側鍔面の下辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域218は、鍔部210の内側鍔面の右辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。
なお、この段落における「上」「下」「左」「右」は図5に示す方向である。
また、内側延在領域215、216、217、218の周方向の長さが、外側延在領域211、212、213、214の周方向の長さより大きい。
また、内側延在領域215、216、217、218の周方向の長さが、外側延在領域211、212、213、214の周方向の長さより大きくなるように形成されているので、この逆の場合と比して、樹脂内に滞留する気泡の排出がより促進される。
なお、本実施形態における凹部120は、外側延在領域211が嵌合している凹部121と、外側延在領域212が嵌合している凹部122と、外側延在領域213が嵌合している凹部123と、外側延在領域214が嵌合している凹部124と、を含んでいる。
また、本実施形態における凹部120は、接着剤を塗布するのりしろとして設けられている部位でもあり、凹部120の底面と鍔部210の下面とが接着固定されている。
より具体的には、角部230および隅部150はL字型(略直角)に形成されており、角部230の側面と隅部150の側面とが当接することによって、柱状コア200と環状コア100とがその当接位置を基準として互いの位置を合わせている。
これにより、凹部120に鍔部210を嵌合させる作業、および、凹部120に鍔部210を接着固定する作業が容易となり、これらの作業負担が軽減される。
また、図3および図4に示すとおり、収容部140は、天面170に設けられた開口部110から底面180に向けて貫通している。
また、図4および図5に示すとおり、底面180は、基板(図示せず)に実装したとき基板に接する実装面(例えば鍍金面131a)と、基板と離間する離間面135、136、137、138と、を含んでいる。
ここで離間面135、136、137、138は、(開口部の内面と内側延在領域との間の)間隙111、112、113、114の直下に位置している。より具体的には、間隙111(内側延在領域215)の直下に離間面135、間隙112(内側延在領域216)の直下に離間面136、間隙113(内側延在領域217)の直下に離間面137、間隙114(内側延在領域218)の直下に離間面138、が設けられている。
ここで直下とは、天面170に対する垂直方向のうち底面180の方向をいう。
本実施形態の切り込み231、232、233、234は、鍔部220の外縁から巻線300の巻軸(中心軸240)に向かって切り込まれている。
また、全ての切り欠き(切り欠き231、232、233、234)を深い切り込みとせずに、一部(切り欠き231)に限定して切り込みを深くすることによって、鍔部220の強度を一定以上に保持しうる。
リード線310と実装面となる鍍金面131aの接続について、より具体的に説明すると以下のようになる。
鍍金面131aと鍍金面131eは、底面180の最下層に位置する面であり、実装面となる部分である。
鍍金面131cは、鍍金面131aまたは鍍金面131eと比べて窪んでおり、リード線310を半田付けで接合しても、この接合箇所311における半田の盛り上がりが実装面より下方にならないようになっている。すなわち、鍍金面131cは、鍍金面131aまたは鍍金面131e(実装面)より上方に位置している。
鍍金面131bと鍍金面131dは、鍍金面131cと鍍金面131aとの間、または、鍍金面131cと鍍金面131eとの間にわたって鍍金されている。これにより、鍍金面131aから鍍金面131eまでが電気的に接続され電極部131が形成されている。
上記のような鍍金加工および半田付けによって、リード線310と実装面となる鍍金面131aまたは鍍金面131eが接続され、基板に実装した際には、巻線300と他の電子素子とで電子回路を構成しうる。
このような構成により、コイル部品10全体として部品点数を低減させることができる。各部品の接合部分は気泡が滞留しやすい箇所の一つであり、部品点数を低減させることによって好適に気泡の残存を抑制することができる。
また、図示は省略するが、電極部132、電極部133および電極部134も、電極部131と同様に、基板に実装したとき基板との間に間隙を形成する。
ここで丸底の溝とは、その底面が丸型になっている細長い窪みをいう。
すなわち、外側延在領域211の近傍では溝141と電極部131とが連なって形成されている。また、外側延在領域212の近傍では溝142と電極部132とが連なって形成されている。また、外側延在領域213の近傍では溝143と電極部133とが連なって形成されている。また、外側延在領域214の近傍では溝144と電極部134とが連なって形成されている。
また、各溝を丸型に形成しているので、角型に形成するのに比べて、その中に気泡が滞留しがたい。
これより、外側延在領域211、212、213、214の直下近傍において、環状コア100と柱状コア200(巻線300)との離間距離が他の場所より大きくなるので、樹脂の流路がより大きくなり、前段で述べた気泡滞留の抑制効果がより好適に発揮される。
続いて、上述した実施形態の変形例であるコイル部品50について、図6を用いて説明する。なお、図6は、本発明の変形例に係るコイル部品50を天面から視た平面図である。
その他の構成要素や、それらの特徴点については、コイル部品10と同様であり、以下の説明において省略する。
また、鍔部520も略円形状となっており、鍔部520の外縁は凹部515、516、517、518に嵌合している。
図6を用いてより具体的に説明すれば、外側延在領域525は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部515の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域526は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部516の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域527は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部517の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域528は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部518の底面と重なっている領域をいう。
図6を用いてより具体的に説明すれば、内側延在領域521は、外側延在領域528と外側延在領域525との間に位置している。内側延在領域522は、外側延在領域525と外側延在領域526との間に位置している。内側延在領域523は、外側延在領域526と外側延在領域527との間に位置している。内側延在領域524は、外側延在領域527と外側延在領域528との間に位置している。
従って、封止成形時には、鍔部520の外縁と開口部510の内面との間に形成される間隙を介して樹脂が流動するので、コイル部品50の内部に残存する気泡の量を抑制することができる。
また、上述した各種の構成要素は、必ずしも必須の構成要素ではなく、本発明の効果を阻害しない程度に省いても構わないし、同等に機能又は作用する他の構成要素に代えてもよい。
(1)周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されているコイル部品。
(2)前記外縁は、隣接している前記外側延在領域と前記内側延在領域とを一組として、各組が略均一な間隔で交互に繰り返されており、前記内側延在領域の周方向の長さが、前記外側延在領域の周方向の長さより大きい(1)に記載のコイル部品。
(3)前記鍔部は略矩形状に形成されており、前記開口部は略円形状に開口しており、前記開口部の内径は、前記鍔部の一辺の長さより大きく、前記鍔部の対角線の長さより小さい(1)または(2)に記載のコイル部品。
(4)前記環状コアは、前記開口部が形成されている一面に凹部を設けており、前記外側延在領域は、前記凹部に嵌合している(1)から(3)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(5)前記鍔部の側端に形成されている角部が、前記外側延在領域に位置しており、前記凹部の一部に、前記角部の形状に対応している隅部が形成されており、前記角部を前記隅部に嵌合させることによって前記柱状コアと前記環状コアとの相対位置の変動を規制している(4)に記載のコイル部品。
(6)前記外縁から前記凹部の側面までの距離が、前記角部が形成されている前記外側延在領域において小さく、他の前記外側延在領域において大きい(4)または(5)に記載のコイル部品。
(7)前記環状コアは、前記開口部が設けられている天面と、前記天面と反対側に位置している底面と、を有しており、前記収容部は、前記天面に設けられた前記開口部から前記底面に向けて貫通しており、前記底面は、基板に実装したとき前記基板に接する実装面と、前記基板と離間する離間面と、を含んでおり、前記実装面と前記離間面との間の間隙が、前記開口部の内面と前記内側延在領域との間の間隙の直下に位置している(3)から(6)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(8)前記外側延在領域の直下において、前記実装面と前記離間面との間に間隙が設けられており、かつ、当該間隙と連なって前記収容部に丸底の溝が形成されている(7)に記載のコイル部品。
(9)前記鍔部が形成されている前記端部の他方に他の鍔部が形成されており、前記他の鍔部は、複数の切り欠きを有しており、一の前記切り欠きの切り込み深さが、他の前記切り欠きより深い(3)から(8)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(10)前記実装面は鍍金加工されており、前記切り欠きから引き出されている前記巻線の端部が、前記実装面に接続されている(7)または(8)に従属している(9)に記載のコイル部品。
(11)コイル部品と他の電子部品とを基板に実装しており、かつ、少なくとも前記コイル部品を樹脂で封止している電子回路であって、前記コイル部品は、周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されている電子回路。
(12)前記コイル部品と前記他の電子部品とが共に前記樹脂で封止されている(11)に記載の電子回路。
100 環状コア
110、510 開口部
111〜114 間隙
120〜124、515〜518 凹部
131〜134 電極部
131a〜131e 鍍金面
135〜138 離間面
140 収容部
141〜144、511〜514 溝
150 隅部
170 天面
180 底面
200 柱状コア
210、220、520 鍔部
211〜214、525〜528 外側延在領域
215〜218、521〜524 内側延在領域
230 角部
231〜234 切り欠き
240 中心軸
250 軸部
300 巻線
310、330 リード線
311、331 接合箇所
Claims (12)
- 周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、
前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、
前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されているコイル部品。 - 前記外縁は、隣接している前記外側延在領域と前記内側延在領域とを一組として、各組が略均一な間隔で交互に繰り返されており、
前記内側延在領域の周方向の長さが、前記外側延在領域の周方向の長さより大きい請求項1に記載のコイル部品。 - 前記鍔部は略矩形状に形成されており、
前記開口部は略円形状に開口しており、
前記開口部の内径は、前記鍔部の一辺の長さより大きく、前記鍔部の対角線の長さより小さい請求項1または2に記載のコイル部品。 - 前記環状コアは、前記開口部が形成されている一面に凹部を設けており、
前記外側延在領域は、前記凹部に嵌合している請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記鍔部の側端に形成されている角部が、前記外側延在領域に位置しており、
前記凹部の一部に、前記角部の形状に対応している隅部が形成されており、
前記角部を前記隅部に嵌合させることによって前記柱状コアと前記環状コアとの相対位置の変動を規制している請求項4に記載のコイル部品。 - 前記外縁から前記凹部の側面までの距離が、前記角部が形成されている前記外側延在領域において小さく、他の前記外側延在領域において大きい請求項4または5に記載のコイル部品。
- 前記環状コアは、前記開口部が設けられている天面と、前記天面と反対側に位置している底面と、を有しており、
前記収容部は、前記天面に設けられた前記開口部から前記底面に向けて貫通しており、
前記底面は、基板に実装したとき前記基板に接する実装面と、前記基板と離間する離間面と、を含んでおり、
前記実装面と前記離間面との間の間隙が、前記開口部の内面と前記内側延在領域との間の間隙の直下に位置している請求項3から6のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記外側延在領域の直下において、前記実装面と前記離間面との間に間隙が設けられており、かつ、当該間隙と連なって前記収容部に丸底の溝が形成されている請求項7に記載のコイル部品。
- 前記鍔部が形成されている前記端部の他方に他の鍔部が形成されており、
前記他の鍔部は、複数の切り欠きを有しており、
一の前記切り欠きの切り込み深さが、他の前記切り欠きの切り込み深さより大きい請求項3から8のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記実装面は鍍金加工されており、
前記切り欠きから引き出されている前記巻線の端部が、前記実装面に接続されている請求項7または8に従属している請求項9に記載のコイル部品。 - コイル部品と他の電子部品とを基板に実装しており、かつ、少なくとも前記コイル部品を樹脂で封止している電子回路であって、
前記コイル部品は、
周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、
前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、
前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されている電子回路。 - 前記コイル部品と前記他の電子部品とが共に前記樹脂で封止されている請求項11に記載の電子回路。
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