JP2015216253A - コイル部品および電子回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂で封止したとき気泡の内部滞留を防止するコイル部品と、当該コイル部品を実装した電子回路を提供する。
【解決手段】コイル部品10は、周囲に巻線が巻き付けられている軸部より大径に形成されている鍔部210を有している柱状コアと、柱状コアが挿通されている開口部110を有している環状コアと、を備える。鍔部210の内側鍔面の外縁が、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品および当該コイル部品を備える電子回路に関する。
従来から、巻線が巻回されるドラムコアの外側を覆うようにリングコアを配置し、ドラムコアとリングコアとによって巻線に発生する磁場を増幅し、インダクタンスを増大させているコイル部品が知られている。
この種のコイル部品として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、上記のような構成のコイル部品において、ドラムコアにポリイミド系の絶縁塗料を塗布し、当該絶縁塗料の層によってコアギャップを設け、好適なインダクタンス値と直流重畳特性を実現するコイル部品が記載されている。
特開2003−257741号公報
コイル部品を樹脂で封止するとき、コイル部品の内部において樹脂と共に気泡が封入されることがある。このように気泡が封入されると経年劣化による品質低下が大きくなりうる。
しかし、特許文献1のような構成のコイル部品を樹脂で封入する場合、ドラムコアの鍔部の縁が全周にわたって当該凹部に載置されて、リングコアを上面から塞いでいるため、気泡がリングコアの内部に残存することがあり、耐用性の観点から品質改善の余地があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、樹脂で封止したとき気泡の内部滞留を防止するコイル部品、および、当該コイル部品を実装した電子回路を提供するものである。
本発明によれば、周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されているコイル部品が提供される。
本発明によれば、コイル部品と他の電子部品とを基板に実装しており、かつ、少なくとも前記コイル部品を樹脂で封止している電子回路であって、前記コイル部品は、周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されている電子回路が提供される。
本発明によれば、樹脂で封止したとき気泡の内部滞留を防止するコイル部品、および、当該コイル部品を実装した電子回路が提供される。
本発明の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 コイル部品を天面から視た平面図である。 図2におけるIII−III断面における断面図である。 図2におけるIV−IV断面における断面図である。 コイル部品を底面から視た平面図である。 本発明の変形例に係るコイル部品を天面から視た平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
<コイル部品10について>
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施の形態に係るコイル部品10について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコイル部品10の斜視図である。図2は、コイル部品10を天面170から視た平面図である。図3は、図2におけるIII−III断面における断面図である。図4は、図2におけるIV−IV断面における断面図である。図5は、コイル部品10を底面180から視た平面図である。
なお、本実施形態におけるコイル部品10において、基板(図示せず)に実装したときに基板側に面する一面を底面180と呼称し、その反対側の一面を天面170と呼称する。また、特に断りの無い限り、天面170の方向を「上」「上方」といい、底面180の方向を「下」「下方」という。
コイル部品10は、柱状コア200と、環状コア100と、を備える。
柱状コア200は、いわゆるドラムコアであり、周囲に巻線300が巻き付けられている軸部250と、軸部250の端部の少なくとも一方において軸部250より大径に形成されている鍔部210と、を有している。
環状コア100は、いわゆるリングコアであり、柱状コア200が挿通されている開口部110と、開口部110から挿通されている柱状コア200を収容している収容部140と、を有している。
鍔部210の内側鍔面の外縁が、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。すなわち、上方から視たとき、外側延在領域211、212、213、214が開口部110を形成している壁面と重なるように延在しており、内側延在領域215、216、217、218が開口部110の内面と離間して間隙111、112、113、114(図2参照)を構成している。
前段のような特徴を有するので、コイル部品10を樹脂で封入する際には、当該間隙111、112、113、114を介して樹脂が流動するので、内部に残存する気泡の量を抑制することができる。
また、コイル部品10は、環状コア100(開口部110の壁面)と柱状コア200(鍔部210の一部)とが重なっている箇所を基準として柱状コア200と環状コア100との相対位置を調整することができる。
ここでコイル部品10は、導線を環状または螺旋状に巻回したコイル(例えば巻線300)を含む部品(素子)のことであり、流れる電流によって形成される磁場にエネルギーを蓄えることができる受動素子のことをいう。より具体的には、コイル部品10は、マイクロモジュールパッケージの中で使用する面実装タイプコイルである。
マイクロモジュールとは、均一形状の基板の上に電子部品を搭載し、複数の基板を積み重ねて相互接続することにより構成される電子回路をいう。また、マイクロモジュールパッケージとは、マイクロモジュールを構成する多数の部品を樹脂で封止成形して一つのパッケージ(ユニット部品)として呼称する際の名称をいう。
コイル部品10を備えるマイクロモジュール(図示せず)は以下のようになる。
当該マイクロモジュールは、コイル部品10と他の電子部品(図示せず)とを基板(図示せず)に実装しており、かつ、少なくともコイル部品10を樹脂で封止している電子回路である。
コイル部品10は、柱状コア200と、環状コア100と、を備える。柱状コア200は、周囲に巻線300が巻き付けられている軸部250と、軸部250の端部の少なくとも一方において軸部250より大径に形成されている鍔部210と、を有している。環状コア100は、柱状コア200が挿通されている開口部110と、開口部110から挿通されている柱状コア200を収容している収容部140と、を有している。鍔部210の内側鍔面の外縁は、開口部110の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域211、212、213、214と、開口部110の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域215、216、217、218と、によって構成されている。
なお、コイル部品10と他の電子部品とが共に樹脂で封止されていることが好ましい。より詳細にいえば、コイル部品10と他の電子部品とが一連なりに同種の樹脂で封止されているとよい。封止成形に用いる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等が挙げられる。
ここで環状とは、平面上の一定領域を包囲している形状(円形や方形等)、または、平面上の一定領域を包囲している輪郭が一部欠落している形状(C形やコの字形等)をいう。また、ここで欠落とは、コイルギャップとして機能しうる程度の間隙をいう。
ここで柱状とは、柱のような形状をいう。より具体的には、コイル部品10における天面170または底面180に対して側周面が直立している形状、側周面が中膨れしている形状、側周面が中細りしている形状、側周面の一部に凸部(例えば鍔部210、鍔部220)または凹部(例えば軸部250)を含む形状等も含む。
図2に示すように鍔部210は略矩形状であり、図5に示すように鍔部220は略円形状であって複数の切り欠き231、232、233、234が形成されている。
ここで示す形状は一例であって、多角形状、楕円形状、十字形状等、本発明の作用効果を損なわない範囲で様々な形状を採りうる。
ここで巻線300は、軸部250の周囲に導線を巻回して構成されるコイルである。巻線300の巻回回数や導線の種別は、コイル部品10における所望の仕様によって決定される。従って、本発明の実施にあたって、巻線300の巻回回数や導線の種別は特に限定されない。
ここで鍔部210の内側鍔面とは、鍔部210が有する面のうちコイル(巻線300)側の面をいい、本実施形態においては鍔部210の下面である。
また、鍔部210の内側鍔面の外縁とは、鍔部210の内側鍔面と他の領域との境界をいう。
ここで外側延在領域211、212、213、214とは、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち開口部110の内面を基準として鍔部210の径方向の外側に位置している領域をいう。
図2を用いてより具体的に説明すれば、外側延在領域211は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部121の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域212は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部122の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域213は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部123の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域214は、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部124の底面と重なっている領域をいう。
ここで内側延在領域215、216、217、218とは、鍔部210の内側鍔面の外縁のうち開口部110の内面を基準として鍔部210の径方向の内側に位置している領域をいう。
図2を用いてより具体的に説明すれば、内側延在領域215は、外側延在領域211と外側延在領域212との間に位置している。内側延在領域216は、外側延在領域212と外側延在領域213との間に位置している。内側延在領域217は、外側延在領域213と外側延在領域214との間に位置している。内側延在領域218は、外側延在領域214と外側延在領域211との間に位置している。
また、図5を用いて説明すれば、内側延在領域215は、鍔部210の内側鍔面の上辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域216は、鍔部210の内側鍔面の左辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域217は、鍔部210の内側鍔面の下辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。内側延在領域218は、鍔部210の内側鍔面の右辺のうち底面180方向から視認できる領域をいう。
なお、この段落における「上」「下」「左」「右」は図5に示す方向である。
ここで径方向とは、軸部250の中心軸240または巻線300の巻軸から視た方向とほぼ同義である。
図2に示すように、鍔部210の外縁は、隣接している外側延在領域211、212、213、214と内側延在領域215、216、217、218とを一組として、各組が略均一な間隔で交互に繰り返されている。図2を用いて説明すれば、外側延在領域211と内側延在領域215→外側延在領域212と内側延在領域216→外側延在領域213と内側延在領域217→外側延在領域214と内側延在領域218の順番で反時計回りに配置され、各組の周方向の長さが略均一である。
また、内側延在領域215、216、217、218の周方向の長さが、外側延在領域211、212、213、214の周方向の長さより大きい。
前段の構成により、内側延在領域215、216、217、218と開口部110の内面との間に形成される間隙111、112、113、114が略均等に分散して配置されるので、充填される樹脂および樹脂内に滞留する気泡がより円滑にコイル部品10の外部に排出される。
また、内側延在領域215、216、217、218の周方向の長さが、外側延在領域211、212、213、214の周方向の長さより大きくなるように形成されているので、この逆の場合と比して、樹脂内に滞留する気泡の排出がより促進される。
図3および図4に示すとおり、環状コア100は、開口部110が形成されている一面に凹部120を設けており、外側延在領域211、212、213、214は、凹部120に嵌合している。
なお、本実施形態における凹部120は、外側延在領域211が嵌合している凹部121と、外側延在領域212が嵌合している凹部122と、外側延在領域213が嵌合している凹部123と、外側延在領域214が嵌合している凹部124と、を含んでいる。
ここで「外側延在領域211、212、213、214が凹部120に嵌合している」とは、互いに合うように形成されている外側延在領域211、212、213、214と凹部120とを合わせていることをいう。この嵌合している態様として、外側延在領域211、212、213、214を凹部120に圧装し互いに当接している態様、外側延在領域211、212、213、214を凹部120に遊装し互いの間に余裕を持たせている態様のいずれも含まれる。
鍔部210が凹部120に嵌合しているので、凹部120を基準として環状コア100と柱状コア200との相対位置を調整することができる。
また、本実施形態における凹部120は、接着剤を塗布するのりしろとして設けられている部位でもあり、凹部120の底面と鍔部210の下面とが接着固定されている。
図2に示すとおり、鍔部210は略矩形状に形成されており、開口部110は略円形状に開口している。ここで、開口部110の内径は、鍔部210の一辺の長さより大きく、鍔部210の対角線の長さより小さいことが好ましい。このように構成することにより、鍔部210の四隅を環状コア100(凹部120)に固定することができ、環状コア100と柱状コア200との固定がより安定するからである。
図2に示すとおり、鍔部210の側端に形成されている角部230が、外側延在領域211に位置している。また、凹部121の一部に、角部230の形状に対応している隅部150が形成されており、角部230を隅部150に嵌合させることによって柱状コア200と環状コア100との相対位置の変動を規制している。
より具体的には、角部230および隅部150はL字型(略直角)に形成されており、角部230の側面と隅部150の側面とが当接することによって、柱状コア200と環状コア100とがその当接位置を基準として互いの位置を合わせている。
角部230および隅部150の当接によって位置合わせをしているので、各部材の配置について個体差によるばらつきが少なく、所望の位置で実現される。従って、各部材間に樹脂の流路として形成されている間隙(間隙111、112、113、114等)の配置が、高い再現性で実現される。
なお、鍔部210の外縁から凹部120の側面までの距離が、角部230が形成されている外側延在領域211において小さく、他の外側延在領域212、213、214において大きいことが好ましい。すなわち、相対位置の規制基準として設けている角部230と隅部150の間隙に比べて、その他の外側延在領域212、213、214と凹部122、123、124の側面との間隙は余裕を持たせている。
これにより、凹部120に鍔部210を嵌合させる作業、および、凹部120に鍔部210を接着固定する作業が容易となり、これらの作業負担が軽減される。
なお、前段の説明における「鍔部210の外縁から凹部120の側面までの距離」はゼロであることも許容する。すなわち、上述したように本実施形態における角部230と隅部150とは当接しており、その距離はほぼゼロに等しいが、この態様も許容する。
これまでにも述べているとおり、環状コア100は、開口部110が設けられている天面170と、天面170と反対側に位置している底面180と、を有している。
また、図3および図4に示すとおり、収容部140は、天面170に設けられた開口部110から底面180に向けて貫通している。
また、図4および図5に示すとおり、底面180は、基板(図示せず)に実装したとき基板に接する実装面(例えば鍍金面131a)と、基板と離間する離間面135、136、137、138と、を含んでいる。
ここで離間面135、136、137、138は、(開口部の内面と内側延在領域との間の)間隙111、112、113、114の直下に位置している。より具体的には、間隙111(内側延在領域215)の直下に離間面135、間隙112(内側延在領域216)の直下に離間面136、間隙113(内側延在領域217)の直下に離間面137、間隙114(内側延在領域218)の直下に離間面138、が設けられている。
ここで直下とは、天面170に対する垂直方向のうち底面180の方向をいう。
前段に述べた構成により、封止成形時には基板(図示せず)と離間面135、136、137、138との間に形成される間隙と、収容部140の内部空間と、鍔部210と開口部110との間の間隙(例えば間隙111)と、が連なって樹脂の流路が確保できる。従って、天面170側から樹脂が流入しても底面180側から流入しても、他方から樹脂および樹脂内の気泡が排出されるので、気泡の残存を抑制することが可能となる。
図3や図5に示すとおり、鍔部210が形成されている端部の他方に鍔部220(他の鍔部)が形成されている。鍔部220は、複数の切り欠き231、232、233、234を有しており、一の切り欠き231の切り込み深さが、他の切り欠き232、233、234の切り込み深さより大きくなっている。
本実施形態の切り込み231、232、233、234は、鍔部220の外縁から巻線300の巻軸(中心軸240)に向かって切り込まれている。
切り欠き231は、巻線300を巻き付ける軸部250の近傍まで切り込まれている。極力深い切り込みとすることによって、鍔部220の下方に滞留している気泡を鍔部220より上方に移動する経路を確保し、気泡の残存を抑制することができる。
また、全ての切り欠き(切り欠き231、232、233、234)を深い切り込みとせずに、一部(切り欠き231)に限定して切り込みを深くすることによって、鍔部220の強度を一定以上に保持しうる。
鍔部220は、収容部140の内部空間に位置し、かつ、収容部140から離間している。鍔部220が収容部140から離間しているので、当該離間部分において樹脂が流動する経路を確保できる。また、当該離間部分の寸法を適切に定めることによって、当該離間部分がコイルギャップとして機能し、コイル部品10のインダクタンス値および直流重畳特性を好適に調整しうる。
ここで収容部140の内部空間とは、環状コア100の天面170から底面180と、収容部140を形成している壁面と、によって内包される空間をいう。すなわち、「鍔部220が収容部140の内部空間に位置している」とは、鍔部220が収容部140に挿入されており、鍔部220の上面が環状コア100の天面170より下方に位置し、かつ、鍔部220の下面が環状コア100の底面180より上方に位置していることをいう。
図3や図5に示すとおり、実装面(例えば鍍金面131a)は鍍金加工されており、切り欠き(例えば切り欠き231)から引き出されている巻線300の端部(例えばリード線310)が、実装面に接続されている。
リード線310と実装面となる鍍金面131aの接続について、より具体的に説明すると以下のようになる。
底面180の一部において、鍍金面131a、鍍金面131b、鍍金面131c、鍍金面131dおよび鍍金面131eを鍍金加工して電極部131を形成している。
鍍金面131aと鍍金面131eは、底面180の最下層に位置する面であり、実装面となる部分である。
鍍金面131cは、鍍金面131aまたは鍍金面131eと比べて窪んでおり、リード線310を半田付けで接合しても、この接合箇所311における半田の盛り上がりが実装面より下方にならないようになっている。すなわち、鍍金面131cは、鍍金面131aまたは鍍金面131e(実装面)より上方に位置している。
鍍金面131bと鍍金面131dは、鍍金面131cと鍍金面131aとの間、または、鍍金面131cと鍍金面131eとの間にわたって鍍金されている。これにより、鍍金面131aから鍍金面131eまでが電気的に接続され電極部131が形成されている。
上記のような鍍金加工および半田付けによって、リード線310と実装面となる鍍金面131aまたは鍍金面131eが接続され、基板に実装した際には、巻線300と他の電子素子とで電子回路を構成しうる。
前段で説明した鍍金加工は、他の電極部132、133、134でも同様である。また、前段で説明した半田付けは、リード線330と電極部133においても同様であり、電極部133に接合箇所331が形成されている(図3および図5参照)。
このような構成により、コイル部品10全体として部品点数を低減させることができる。各部品の接合部分は気泡が滞留しやすい箇所の一つであり、部品点数を低減させることによって好適に気泡の残存を抑制することができる。
また、上述のように、リード線310の接合箇所311が形成される鍍金面131cは実装面である鍍金面131aまたは鍍金面131eより窪んでおり、基板(図示せず)に実装したとき電極部131は実装面(鍍金面131aまたは鍍金面131e)との間に間隙を形成する。
また、図示は省略するが、電極部132、電極部133および電極部134も、電極部131と同様に、基板に実装したとき基板との間に間隙を形成する。
図2および図5に示すとおり、外側延在領域211、212、213、214の直下において電極部131、132、133、134(実装面と離間面との間に間隙)が設けられており、電極部131、132、133、134と連なって収容部140に丸底の溝141、142、143、144が形成されている。
ここで丸底の溝とは、その底面が丸型になっている細長い窪みをいう。
前段で述べた構成を整理すると以下のようになる。
すなわち、外側延在領域211の近傍では溝141と電極部131とが連なって形成されている。また、外側延在領域212の近傍では溝142と電極部132とが連なって形成されている。また、外側延在領域213の近傍では溝143と電極部133とが連なって形成されている。また、外側延在領域214の近傍では溝144と電極部134とが連なって形成されている。
外側延在領域212、213、213、214の近傍は、気泡が滞留しやすい箇所の一つである。その対策措置の一環として、当該箇所の近傍に溝(例えば溝141)および間隙(例えば電極部131)を設け、樹脂および気泡の流動経路を確保している。これによって、封入成形時において円滑に樹脂が充填され、気泡の残存を抑制することができる。
また、各溝を丸型に形成しているので、角型に形成するのに比べて、その中に気泡が滞留しがたい。
また、図5に示すように、切り欠き231と溝141、切り欠き232と溝142、切り欠き233と溝143、切り欠き234と溝144、がそれぞれ一方と対向するように配置されている。
これより、外側延在領域211、212、213、214の直下近傍において、環状コア100と柱状コア200(巻線300)との離間距離が他の場所より大きくなるので、樹脂の流路がより大きくなり、前段で述べた気泡滞留の抑制効果がより好適に発揮される。
なお、本実施形態において巻線300の端部が引き出されていない切り欠き232、234や、巻線300の端部が接続されていない電極部132、134が設けられている。これは、基板(図示せず)上の種々の実装パターンに対応するために設けられているものである。従って、切り欠き232、234を用いて巻線300の端部が引き出されていてもよいし、巻線300の端部が電極部132、134に接続されていてもよい。
ここまで説明したように、本実施形態のコイル部品10は、凹部120に鍔部210の縁を嵌合させているので、環状コア100と柱状コア200との相対位置を調整することができる。また、本実施形態のコイル部品10は、封止成形時に充填する樹脂が円滑に流動する経路を、種々の工夫で確保しているので、気泡の内部滞留を防止することができる。
<コイル部品50について>
続いて、上述した実施形態の変形例であるコイル部品50について、図6を用いて説明する。なお、図6は、本発明の変形例に係るコイル部品50を天面から視た平面図である。
コイル部品50は、コイル部品10の鍔部210に相当する鍔部520の形状と、コイル部品10の開口部110に相当する開口部510の形状と、が異なっている。また、鍔部520は凹部515、516、517、518に嵌合しており、凹部515、516、517、518の位置や形状がコイル部品10の凹部120(121、122、123、124)と異なっている。
その他の構成要素や、それらの特徴点については、コイル部品10と同様であり、以下の説明において省略する。
図6に示すとおり、開口部510は略円形状であって、その四隅に径方向の外側に窪んでいる溝511、512、513、514を設けている。なお、溝511、512、513、514は丸型に形成されており、その中に気泡が滞留しがたい形状となっている。
また、鍔部520も略円形状となっており、鍔部520の外縁は凹部515、516、517、518に嵌合している。
コイル部品50における外側延在領域525、526、527、528は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち開口部510の内面を基準として鍔部520の径方向の外側に位置している領域をいう。
図6を用いてより具体的に説明すれば、外側延在領域525は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部515の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域526は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部516の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域527は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部517の底面と重なっている領域をいう。外側延在領域528は、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち、上方から視たとき凹部518の底面と重なっている領域をいう。
コイル部品50における内側延在領域521、522、523、524とは、鍔部520の内側鍔面の外縁のうち開口部510の内面を基準として鍔部520の径方向の内側に位置している領域をいう。
図6を用いてより具体的に説明すれば、内側延在領域521は、外側延在領域528と外側延在領域525との間に位置している。内側延在領域522は、外側延在領域525と外側延在領域526との間に位置している。内側延在領域523は、外側延在領域526と外側延在領域527との間に位置している。内側延在領域524は、外側延在領域527と外側延在領域528との間に位置している。
上述のようなコイル部品50は、外側延在領域525、526、527、528が開口部510の内面より外側に位置しており、内側延在領域521、522、523、524が開口部510の内面より内側に位置しているという点において、コイル部品10と同様である。
従って、封止成形時には、鍔部520の外縁と開口部510の内面との間に形成される間隙を介して樹脂が流動するので、コイル部品50の内部に残存する気泡の量を抑制することができる。
ここまで実施形態および変形例を示して本発明を説明したが、これらは一例である。また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が単一の構成要素として構成されていること、一つの構成要素が複数の構成要素に分割されて形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、上述した各種の構成要素は、必ずしも必須の構成要素ではなく、本発明の効果を阻害しない程度に省いても構わないし、同等に機能又は作用する他の構成要素に代えてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されているコイル部品。
(2)前記外縁は、隣接している前記外側延在領域と前記内側延在領域とを一組として、各組が略均一な間隔で交互に繰り返されており、前記内側延在領域の周方向の長さが、前記外側延在領域の周方向の長さより大きい(1)に記載のコイル部品。
(3)前記鍔部は略矩形状に形成されており、前記開口部は略円形状に開口しており、前記開口部の内径は、前記鍔部の一辺の長さより大きく、前記鍔部の対角線の長さより小さい(1)または(2)に記載のコイル部品。
(4)前記環状コアは、前記開口部が形成されている一面に凹部を設けており、前記外側延在領域は、前記凹部に嵌合している(1)から(3)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(5)前記鍔部の側端に形成されている角部が、前記外側延在領域に位置しており、前記凹部の一部に、前記角部の形状に対応している隅部が形成されており、前記角部を前記隅部に嵌合させることによって前記柱状コアと前記環状コアとの相対位置の変動を規制している(4)に記載のコイル部品。
(6)前記外縁から前記凹部の側面までの距離が、前記角部が形成されている前記外側延在領域において小さく、他の前記外側延在領域において大きい(4)または(5)に記載のコイル部品。
(7)前記環状コアは、前記開口部が設けられている天面と、前記天面と反対側に位置している底面と、を有しており、前記収容部は、前記天面に設けられた前記開口部から前記底面に向けて貫通しており、前記底面は、基板に実装したとき前記基板に接する実装面と、前記基板と離間する離間面と、を含んでおり、前記実装面と前記離間面との間の間隙が、前記開口部の内面と前記内側延在領域との間の間隙の直下に位置している(3)から(6)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(8)前記外側延在領域の直下において、前記実装面と前記離間面との間に間隙が設けられており、かつ、当該間隙と連なって前記収容部に丸底の溝が形成されている(7)に記載のコイル部品。
(9)前記鍔部が形成されている前記端部の他方に他の鍔部が形成されており、前記他の鍔部は、複数の切り欠きを有しており、一の前記切り欠きの切り込み深さが、他の前記切り欠きより深い(3)から(8)のいずれか一つに記載のコイル部品。
(10)前記実装面は鍍金加工されており、前記切り欠きから引き出されている前記巻線の端部が、前記実装面に接続されている(7)または(8)に従属している(9)に記載のコイル部品。
(11)コイル部品と他の電子部品とを基板に実装しており、かつ、少なくとも前記コイル部品を樹脂で封止している電子回路であって、前記コイル部品は、周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されている電子回路。
(12)前記コイル部品と前記他の電子部品とが共に前記樹脂で封止されている(11)に記載の電子回路。
10、50 コイル部品
100 環状コア
110、510 開口部
111〜114 間隙
120〜124、515〜518 凹部
131〜134 電極部
131a〜131e 鍍金面
135〜138 離間面
140 収容部
141〜144、511〜514 溝
150 隅部
170 天面
180 底面
200 柱状コア
210、220、520 鍔部
211〜214、525〜528 外側延在領域
215〜218、521〜524 内側延在領域
230 角部
231〜234 切り欠き
240 中心軸
250 軸部
300 巻線
310、330 リード線
311、331 接合箇所

Claims (12)

  1. 周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、
    前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、
    前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されているコイル部品。
  2. 前記外縁は、隣接している前記外側延在領域と前記内側延在領域とを一組として、各組が略均一な間隔で交互に繰り返されており、
    前記内側延在領域の周方向の長さが、前記外側延在領域の周方向の長さより大きい請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記鍔部は略矩形状に形成されており、
    前記開口部は略円形状に開口しており、
    前記開口部の内径は、前記鍔部の一辺の長さより大きく、前記鍔部の対角線の長さより小さい請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 前記環状コアは、前記開口部が形成されている一面に凹部を設けており、
    前記外側延在領域は、前記凹部に嵌合している請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記鍔部の側端に形成されている角部が、前記外側延在領域に位置しており、
    前記凹部の一部に、前記角部の形状に対応している隅部が形成されており、
    前記角部を前記隅部に嵌合させることによって前記柱状コアと前記環状コアとの相対位置の変動を規制している請求項4に記載のコイル部品。
  6. 前記外縁から前記凹部の側面までの距離が、前記角部が形成されている前記外側延在領域において小さく、他の前記外側延在領域において大きい請求項4または5に記載のコイル部品。
  7. 前記環状コアは、前記開口部が設けられている天面と、前記天面と反対側に位置している底面と、を有しており、
    前記収容部は、前記天面に設けられた前記開口部から前記底面に向けて貫通しており、
    前記底面は、基板に実装したとき前記基板に接する実装面と、前記基板と離間する離間面と、を含んでおり、
    前記実装面と前記離間面との間の間隙が、前記開口部の内面と前記内側延在領域との間の間隙の直下に位置している請求項3から6のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 前記外側延在領域の直下において、前記実装面と前記離間面との間に間隙が設けられており、かつ、当該間隙と連なって前記収容部に丸底の溝が形成されている請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記鍔部が形成されている前記端部の他方に他の鍔部が形成されており、
    前記他の鍔部は、複数の切り欠きを有しており、
    一の前記切り欠きの切り込み深さが、他の前記切り欠きの切り込み深さより大きい請求項3から8のいずれか一項に記載のコイル部品。
  10. 前記実装面は鍍金加工されており、
    前記切り欠きから引き出されている前記巻線の端部が、前記実装面に接続されている請求項7または8に従属している請求項9に記載のコイル部品。
  11. コイル部品と他の電子部品とを基板に実装しており、かつ、少なくとも前記コイル部品を樹脂で封止している電子回路であって、
    前記コイル部品は、
    周囲に巻線が巻き付けられている軸部と、前記軸部の端部の少なくとも一方において前記軸部より大径に形成されている鍔部と、を有している柱状コアと、
    前記柱状コアが挿通されている開口部と、前記開口部から挿通されている前記柱状コアを収容している収容部と、を有している環状コアと、を備え、
    前記鍔部の内側鍔面の外縁が、前記開口部の内面より径方向の外側に位置している外側延在領域と、前記開口部の内面より径方向の内側に位置している内側延在領域と、によって構成されている電子回路。
  12. 前記コイル部品と前記他の電子部品とが共に前記樹脂で封止されている請求項11に記載の電子回路。
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