JP2015215017A - 駆動装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より容易な構造で被駆動部材の位置を駆動開始時の位置に設定することが可能な駆動装置を提供する。【解決手段】駆動装置は、カムと同軸に設置されてカムに対して動力源からの回転力をカラッチカラー204Gの回転に応じて接断するためのクラッチと、爪部を有するアクチュエーターとを備える。カラッチカラー204Gには、非対称の位置に凸部204Eと凸部204Fとが設けられ、凸部204Eから凸部204Fに向かう中心角を角度A、凸部204Fから凸部204Eに向かう中心角を角度B、とすると、角度Aと角度BとはA<Bを満たす。駆動動作の開始時に、爪部を、クラッチカラーが角度Aよりも大きく角度Bよりも小さい角度分回転する時間の間、クラッチカラーから離し、その後に近づける。【選択図】図11

Description

この発明は駆動装置および画像形成装置に関し、特に、クラッチを備えた駆動装置および該駆動装置を搭載した画像形成装置に関する。
駆動源としてのモーターの回転を従動部材に対して接断するクラッチを備えた駆動装置がある。たとえば、MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置に駆動装置が搭載されている。画像形成装置においては、印刷用紙をカセットや給紙トレイから1枚ずつ現像位置まで搬送する際に、搬送ローラーを駆動させるための上記駆動装置が用いられる。
すなわち、カセットや給紙トレイには、上方に設置された給紙ローラーに用紙束の上面が当接する位置まで格納された用紙を上昇させるための押し上げ板が設置されている。押し上げ板は、給紙時以外の通常時は用紙の補充が可能なようにカセットや給紙トレイの底面に位置している。給紙時には、駆動装置は、押し上げ板を押し上げてその上に格納されている用紙を上昇させ、上面が給紙ローラーに接するようにする。搬送が終了すると、駆動装置は、押し上げ板を下げて元の位置に戻す。
特開2001−304296号公報 特開2005−335859号公報 特開2003−255639号公報
この動作を行なうため、駆動装置は、動作開始時の押し上げ板の位置を把握する必要がある。つまり、駆動装置は、駆動開始時の被駆動部材の位置を正確に把握した上で、動作の初期位置(ホームポジション)とする必要がある。被駆動部材が押し上げ板の場合には、給紙動作開始時には押し上げ板がカセットや給紙トレイの底面に位置させておく必要がある。
押し上げ板のような被駆動部材の位置は、センサーなどを利用して検出することは可能である。たとえば、特開2005−335859号公報(特許文献2)は、センサーを利用して押し上げ板に駆動力を伝える部材の位置を検出することで押し上げ板の位置を検出する技術を開示している。
しかしながら、一方で、装置の簡易化や低コスト化のニーズもあり、センサー等の検出機構を設けることは該ニーズに合致しないという問題もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、より容易な構造で被駆動部材の位置を駆動開始時の位置に設定することが可能な駆動装置および該駆動装置を搭載した画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、駆動装置は、カムと、カムと同軸に設置され、軸を介してカムに対し、動力源からの回転力を、クラッチカラーの回転に応じて接断するためのクラッチと、爪部を有するアクチュエーターと、アクチュエーターの爪部の位置を制御するための制御機構とを備える。爪部からクラッチのクラッチカラー表面までの距離を距離Lとすると、制御機構は、距離Lが、爪部がクラッチカラーに設けられた凸部に対して当接可能な第1の距離、または、爪部がクラッチカラーの凸部から離間可能な第2の距離、となるように爪部の位置を制御する。クラッチは、爪部が凸部から離間した状態でクラッチカラーが回転力に応じて回転することによってカムに対して回転力を伝達し、爪部が凸部に当接した状態でクラッチカラーが回転を止めることによってカムに対する伝達を遮断する。凸部は、クラッチカラーの回転力の回転方向の周上の非対称の位置に設けられた第1の凸部と第2の凸部とを含み、爪部が第1の凸部に当接する位置をカムの駆動動作における初期位置とし、第1の凸部から第2の凸部に回転力の回転方向に向かう中心角を角度A、第2の凸部から第1の凸部に回転力の回転方向に向かう中心角を角度B、とすると、角度Aと角度BとはA<Bを満たす。制御機構は、カムを初期位置とするために、駆動動作の開始時に爪部の位置を、クラッチカラーが回転力によって角度Aよりも大きく角度Bよりも小さい角度分回転する時間T1の間、距離Lが第2の距離となり、時間T1の経過の後に距離Lが第1の距離となる位置とする、初期制御を実行する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は上記駆動装置を搭載する。カムは、軸から外縁までの距離の値が複数あり、画像形成装置は、カムの外縁との間の距離に応じて、用紙を搭載するための搭載部材の位置を変化させ、変化の度に搭載部材に搭載された用紙を画像形成位置まで搬送するための給紙機構を備える。
好ましくは、搭載部材は、弾性力によって用紙を搬送するための搬送部材に向かう方向に威勢されている。カムは、搭載部材に対して搬送部材と同じ側であって、搭載部材から軸までの距離が、軸から外縁までの距離の最大値よりも小さい距離となる位置に配置されている。カムが回転力によって回転することで、外縁が搭載部材に当接して搬送部材を弾性力による威勢の方向と逆向きに、搬送部材から遠ざかる方向に押圧する。
より好ましくは、カムの外縁のうちの、回転力に従って第1の凸部が爪部に当接する位置から第2の凸部が爪部に当接する位置に達するまでのクラッチカラーの外周に対応した部分は、軸から外縁までの距離が軸から搬送部材までの距離よりも長く、カムの外縁のうちの、回転力に従って第2の凸部が爪部に当接する位置から第1の凸部が爪部に当接する位置に達するまでのクラッチカラーの外周に対応した部分は、軸から外縁までの距離が軸から搬送部材までの距離以下である。
より好ましくは、駆動装置の制御機構は、用紙の搬送を開始するタイミングで爪部の位置を、クラッチカラーが回転力によって角度Aよりも小さい角度分回転する時間T2の間、距離Lが第2の距離となり、時間T2の経過の後に距離Lが第1の距離となる位置とする駆動動作を実行する。
より好ましくは、駆動装置の制御機構は、用紙の搬送を終了するタイミングで爪部の位置を、クラッチカラーが回転力によって角度Aよりも大きく角度Bよりも小さい角度分回転する時間T1の間、距離Lが第2の距離となり、時間T1の経過の後に距離Lが第1の距離となる位置とする駆動動作を実行する。
この発明によると、駆動装置および当該駆動装置を搭載した画像形成装置では、より容易な構造で被駆動部材の位置を駆動開始時の位置に設定することが可能となる。
実施の形態にかかるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の具体例を示す概略図である。 MFPに設置されるトレイの外観を表わした斜視図である。 従来のMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 従来のMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 従来のMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 従来のMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 従来のMFPに搭載された駆動装置におけるクラッチカラーの、回転面での断面を表わした概略図である。 駆動装置に含まれる、クラッチおよびアクチュエーターを説明するための図である。 クラッチおよびアクチュエーター他の例を表わした図である。 クラッチの構造の具体例を説明するための図である。 実施の形態にかかるMFPに搭載された駆動装置におけるクラッチカラーの、回転面での断面を表わした概略図である。 実施の形態にかかるMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 実施の形態にかかるMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 実施の形態にかかるMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 実施の形態にかかるMFPにおける駆動装置を説明するための図である。 MFPの装置構成の具体例を示すブロック図である。 MFPの機能構成の具体例を表わしたブロック図である。 MFPでの駆動装置の制御の流れを表わしたフローチャートである。 爪とクラッチの凸部との関係を説明するための図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<装置構成>
図1は、画像形成装置の一例としての、本実施の形態にかかるMFP(Multi-Functional Peripheral)100の装置構成の具体例を示す概略図である。一例として、NFP100は、電子写真方式によってタンデム式でカラー画像を形成する。
図1を参照して、MFP100は、プリンター14と、スキャナー13と、操作パネル15と、全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10aおよびメモリー11を含んだ制御部10とを含む。
スキャナー13は、周知のスキャナーであってよい。一例として、スキャナー13は、原稿台(不図示)に載置された原稿の画像を光学的に読み取り、RGBの三原色に分解して電気信号に変換する。この電気信号は制御部10に転送されて各種のデータ処理が施される。また、電気信号は、YMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の各再現色に変換される。
プリンター14は、感光体ドラム31、レーザー走査光学ユニット32、現像ユニット33、および帯電器(不図示)を含む、各色用のユニット30Y,30M,30C,30K(これらを代表させてユニット30とも称する)を有する。ユニット30は、中間転写ベルト24に面して並置される。
各ユニット30においては、周知の画像形成処理が行なわれる。一例として、レーザー走査光学ユニット32が制御部10から画像データの転送を受け、感光体ドラム31上に潜像を形成する。現像ユニット33は各色のトナー画像を形成する。
中間転写ベルト24は、駆動ローラー51と従動ローラー52とによって懸架された無端ベルトである。中間転写ベルト24は、駆動ローラー51がモーター44にて回転駆動されることにより矢印E方向に回転する。
プリンター14の下段には、複数枚の用紙を積層して収容可能な給紙カセット20が設置されている。また、プリンター14の側方には、いわゆる手差しトレイと呼ばれる、機外から挿入するための用紙を、複数枚、載置可能なトレイ101がセットされている。
給紙カセット20に収容された用紙は、および、トレイ101にセットされた用紙は、上方に向けて搬送経路Aを搬送される。すなわち、給紙カセット20に収容された用紙は、給紙ローラー21と捌きローラー22とによって1枚ずつ搬送経路Aに導入されて、タイミングローラー23によって2次転写ニップ部58に搬送される。また、トレイ101にセットされた用紙は、給紙ローラー203によって1枚ずつ搬送経路Aに導入されて、タイミングローラー23によって2次転写ニップ部58に搬送される。上方に向けて搬送される。
感光体ドラム31上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラー53によって与えられる電界によって中間転写ベルト24上に、色ごとに順次、転写されて合成される。この転写は一次転写と呼ばれる。合成画像は、2次転写ニップ部58にて2次転写ローラー59によって与えられる電界によって、搬送経路Aを搬送された用紙上に転写される。この転写は二次転写と呼ばれる。二次転写された用紙は、定着ユニット25に搬送されて加熱される。これにより、トナー画像が用紙に定着する。定着後の用紙は、排出ローラー29からプリンター14の上面である排紙部4に排出される。
図2は、トレイ101の外観を表わした、斜視図であって、図2(A)は、機外からトレイ101を見た外観、図2(B)は機内からトレイ101を見た外観を表わしている。図2(A)を参照して、プリンター14の側面には、用紙を機外から導入するための導入口が設けられており、トレイ101は、当該導入口に対して用紙を導入可能なように配置されている。
トレイ101の、用紙を載置可能な上面側には、用紙の有無を検出するためのセンサー16が備えられている。センサー16は、一例として、用紙が載置されると押される物理スイッチが該当する。センサー16は、検出信号を制御部10に対して出力する。
プリンター14の導入口には、押し上げ板200が配置されて、後述する駆動装置によって上下に駆動する。図2(B)を参照して、一例として駆動装置は、押し上げ板200の、用紙の搬送方向に直交する方向の一方端、または両端部に設けられる。駆動装置の詳細は後述する。
<課題の説明>
(従来のMFPの駆動装置の説明)
図3〜図6は、従来のMFPにおける駆動装置を説明するための図である。図3および図4は、従来のMFPの押し上げ板200Aの駆動装置を、トレイ101Aに載置された用紙の搬送方向を含む面での断面を、装置の内側から外側に向けて見た図を表わしている。図3および図4において、トレイ101Aに載置された用紙は右から左に向けて搬送される。この面を、第1の面側とも称する。図5および図6は、それぞれ図3および図4で表わされた駆動装置を、第1の面とは反対側の第2の面、つまり、装置の外側から内側に向けて見た断面を表わしている。図5および図6において、トレイ101Aに載置された用紙は左から右に向けて搬送される。
図3を参照して、押し上げ板200Aには突起部201Aが設けられており、突起部201Aと接する位置にカム202Aが配置されている。押し上げ板200Aは図示しないばねなどの弾性力によって、カム202Aが配置されている側である上方に向けて威勢されている。
カム202Aは、軸に対して回転しており、軸から外縁までの距離の値が複数ある。つまり、カム202Aの外縁は軸からの距離である半径が一定の円ではない。これにより、押し上げ板200A表面からカム202A外縁までの距離は、カム202Aの回転に従って変化する。
図3を参照して、カム202Aの、軸から外縁までの距離が最も長い位置が押し上げ板200Aに向く方向となるときに、カム202Aの外縁は押し上げ板200Aの突起部201Aに当接する。これにより、弾性力によって押し上げられていた押し上げ板200Aが下方に押し下げられる。好ましくは、押し上げ板200Aは、図3に示されたように、その表面がトレイ101上面と直線、または略直線となるまで押し下げられる。この状態はトレイ101に用紙がセット可能な状態であって、このときのカム202Aの向きおよび押し上げ板200Aの位置を「ホーム位置」とも称する。
押し上げ板200Aがホーム位置にあるときには、トレイ101に用紙がセットされると、用紙は押し上げ板200Aにも載置され、用紙の搬送方向に先頭の端部は、押し上げ板200Aの先端付近である、給紙ローラー203Aの下方に達する。
図4を参照して、カム202Aの、軸から外縁までの距離が最も短い位置が押し上げ板200Aに向く方向となるとき、カム202Aの外縁は押し上げ板200Aの突起部201Aから離間する。これにより、押し上げ板200Aは弾性力によって上方に押し上げられる。このとき、トレイ101および押し上げ板200A上に用紙が載置されていると、用紙の上面が給紙ローラー203Aに接触し、給紙ローラー203A表面の摩擦力によって用紙が上方から1枚ずつ搬送経路Aに導入される。押し上げ板200Aが上方に押し上げられた状態は用紙が導入可能な状態であって、このときのカム202Aの向きおよび押し上げ板200Aの位置を「給紙位置」とも称する。
上記のように、カム202Aの軸に対する回転によって、押し上げ板200A表面からカム202A外縁までの距離は変化する。つまり、カム202Aの軸に対する回転によって押し上げ板200Aは上下に駆動し、ホーム位置と給紙位置との間で移動する。従って、カム202Aおよびその回転機構は、押し上げ板200Aの駆動装置に含まれる。
図5および図6を参照して、カム202Aは、第2の面側に同軸に、モーター等の図示しない動力源からの回転力をカム202Aに伝達するためのクラッチ204Aが接続されている。動力源からの回転力に従って回転するクラッチ204Aのクラッチカラー204B(図7)には、突起(凸部)が設けられている。
クラッチ204Aの近傍には爪206を有するアクチュエーター205Aが配置されている。アクチュエーター205Aは、制御部10からの制御信号に従って、爪206のクラッチ204Aに対する位置を制御する。すなわち、アクチュエーター205Aは爪206のクラッチ204Aに対する位置を、爪206のクラッチ204Aまでの距離L1が爪206がクラッチカラーの上記突起に当接可能な距離、または、爪206がクラッチカラー204Bの上記突起から離間可能な距離、とするように制御する。
クラッチ204Aは、図示しないモーターなどである動力源からの回転力を、カム202Aに伝達する。爪206がクラッチカラー204Bの突起に当接することでクラッチカラー204Bの回転が停止し、クラッチ204Aは回転力のカム202Aへの伝達を遮断する。これにより、カム202Aは回転を停止する。爪206がクラッチカラー204Bの突起から離間することでクラッチカラー204Bが動力源からの回転力に従って回転し、クラッチ204Aは回転力をカム202Aに伝達する。これにより、カム202Aは回転する。
図7は、従来のMFPのクラッチ204Aのクラッチカラー204Bの断面を表わした概略図である。図7を参照して、クラッチカラー204Bは、外周に2つの凸部204C,204Dが設けられている。凸部204Cおよび凸部204Dは、クラッチカラー204Bの外周の、中心角が180度離れた位置、つまり、直径上に設けられている。
図8は、駆動装置に含まれる、クラッチ204Aおよびアクチュエーター205Aを説明するための図である。図8を参照して、アクチュエーター205Aは、一例として、いわゆるフラッパー型と呼ばれるソレノイドを利用するものが挙げられる。すなわち、アクチュエーター205Aの一例として、通電によって爪206を本体側に引き寄せ、遮電によって図示しないコイルによる復帰力に応じて爪206が本体側から離れる、という構成が挙げられる。もちろん、アクチュエーター205Aはいわゆるフラッパー型と呼ばれるソレノイドを利用するものに限定されない。たとえば、他の例として、図9に示されたように、プランジャー型と呼ばれるソレノイドを利用して、上下運動するプランジャーに爪206が取り付けられた構造であってもよい。
図10は、クラッチ204Aの構造の具体例を説明するための図である。図10(A)はクラッチ204Aを構成する各部材の概略を表わした図であり、図10(B)はクラッチ204Aを軸方向に切って断面から外向きに見た状態を表わした概略図である。
図10(A)および図10(B)を参照して、クラッチ204Aは、内空を有するボス41がカム202Aと同軸に配置され、ボス41の首下に、動力源に接続された歯車43が勘合している。ボス41は、軸と同期して回転可能に設置され、回転力を軸に伝達する。ボス41と歯車43との外側に、これらをまたがってスプリング42が配されている。さらにその外側に、ボス41と歯車43とをまたがってクラッチカラー204Bが配置されている。スプリング42のボス41側の端部はボス41に固定され、他方の端部はクラッチカラー204Bに固定されている。
クラッチカラー204Bがアクチュエーター205Aの爪206で固定された状態では、スプリング42による内向きの締め付け力が少ないため、歯車43がスプリング42内側に対して空回りする。その結果、動力源からの回転力がスプリング42を介してボス41に伝達されることがない。そのため、ボス41に固定された軸は回転しない。これにより、動力源からの回転力のカム202Aへの伝達が遮断される。
クラッチカラー204Bがアクチュエーター205Aの爪206で固定されていない状態では、スプリング42による内向きの締め付け力が働いてスプリング42がボス41と歯車43と嵌合する。その結果、動力源からの回転力がスプリング42を介してボス41に伝達されることによってボス41が回転し、ボス41に固定された軸が回転する。このため、動力源からの回転力が軸を介してカム202Aに伝達する。
(従来のMFPの駆動装置に関する課題の説明)
トレイ101にセット(載置)された用紙を搬送経路Aに導入する動作である給紙動作を開始する際に、押し上げ板200Aを初期状態としてホーム位置とする必要がある。いったん、押し上げ板200Aをホーム位置として押し上げ板200A上まで用紙を載置した後に、押し上げ板200Aを給紙位置として用紙を給紙ローラー203Aに接触させる必要があるためである。そのため、給紙動作を開始する際に押し上げ板200Aが給紙位置にない場合には、押し上げ板200Aが初期状態となるようにカム202Aを必要量、回転させる動作が必要となる。この動作を、初期動作とも称する。従って、給紙動作の開始時には、押し上げ板200Aの位置がホーム位置であるのか給紙位置であるのかを検出する必要がある。
押し上げ板200Aの位置はカム202Aの向きと関連している。そのため、従来のMFPにはカム202Aの向きを検出するための検出機構が設けられていた。図5および図6を参照して、従来のMFPに搭載されているクラッチ204Aは、検出機構としての遮断板207を含む。遮断板207の回転円周上に、遮断板207の有無を検出し得る、検出機構としてのセンサー208が設置されている。センサー208は、たとえば、発光素子と受光素子とからなる光学式のセンサーであってよい。センサー208は、検出信号を制御部10に対して出力する。これにより、制御部10は、遮断板207がセンサー208の位置にあることを検出でき、それによって、カム202Aの向き、つまり押し上げ板200Aの位置を検出することができる。
クラッチカラー204Bは、凸部204Cおよび凸部204Dの一方(たとえば凸部204C)がアクチュエーター205Aの爪206に向かう位置のときに押し上げ板200Aをホーム位置とし、他方(たとえば凸部204D)がアクチュエーター205Aの爪206に向かう位置のときに押し上げ板200Aを給紙位置とする、カム202Aに対する位置関係で軸に対して取り付けられている。そのため、図8に表わされた、凸部204Dがアクチュエーター205Aの爪206に当接している状態の場合には、遮断板207の位置から検出される押し上げ板200Aの位置は給紙位置である。
従来のMFPは、給紙動作の開始時に検出された向きが給紙位置であった場合には、クラッチカラー204Bを半回転させてカム202Aの向きをホーム位置とする。このとき、クラッチカラー204Bに図7のように凸部204Cおよび凸部204Dが設けられていることで、アクチュエーター205Aは爪206のクラッチ204Aに対する距離L1を、クラッチカラー204Bが半回転する時間よりも短い時間、爪206がクラッチカラーの上記突起から離間可能な距離とした後に、爪206がクラッチカラーの上記突起に当接可能な距離とする。すなわち、アクチュエーター205Aは、クラッチの204Aの半回転分よりも短い時間、爪206をクラッチカラー204Bから離間させ、その後、近接させる。これが、従来のMFPでの、給紙動作開始の際の初期動作となる。
つまり、従来のMFPでは、初期動作を行なうために、上記したようにカム202Aの向きを検出する必要がある。そのため、たとえば遮断板207とセンサー208とで示されたような検出機構および制御部での検出動作が不可欠となる、という問題があった。一方で、装置の簡易化や低コスト化のニーズもあり、このような検出機構を用いないで初期動作を実現したいというニーズがある。
<構成概要>
本実施の形態にかかるMFP100は、概ね、図3〜図6を用いて説明した従来のMFPと同様の駆動装置が搭載されている。すなわち、MFP100は、一例として、トレイ101に搭載された用紙を1枚ずつ搬送経路Aに導入するために押し上げ板200をホーム位置と給紙位置との間で移動させるための駆動装置を搭載している。
ただし、本実施の形態にかかるMFP100の駆動装置では、図11に示されたように、動力源からの回転力をカム202に伝達するためのクラッチ204のクラッチカラー204Gに、2つの突起(凸部204E,204F)が、クラッチカラー204Gの回転方向の周上の非対称の位置に設けられる。詳しくは、図11を参照して、クラッチカラー204Gに設けられた凸部204E,204Fの中心角は角度Aおよび角度Bとの2種類あり、角度A<角度Bの関係を有する。好ましくは、角度A≒120°、角度B≒240°である。
図12〜図15は、MFP100における駆動装置を説明するための図である。図12および図13は、カム202および押し上げ板200がホーム位置にあるときの第2の面側から見た断面および第1の面側から見た断面を表わし、図14および図15は、カム202および押し上げ板200が給紙位置にあるときの第2の面側から見た断面および第1の面側から見た断面を表わしている。
一例として、アクチュエーター205の爪206がクラッチカラー204Gの凸部204Eに当接しているとき(図12)に、カム202の軸から外縁までの距離が最大の位置が押し上げ板200に向く(図13)ものとする。それ故、この状態で、カム202によって押し上げ板200が押し下げられて、ホーム位置となるものとする。また、アクチュエーター205の爪206がクラッチカラー204Gの凸部204Fに当接しているとき(図14)に、カム202の軸から外縁までの距離が最少の位置が押し上げ板200に向く(図15)ものとする。それ故、押し上げ板200が給紙位置に戻る。
クラッチカラー204Gに設けられた凸部204E,204Fの位置に応じて押し上げ板200の位置をホーム位置および給紙位置とするため、カム202の外縁は、図13、図14に表わされたように、角度Aに応じた範囲の軸から外縁までの長さが、角度Bに応じた範囲の軸から外縁までの長さよりも大きい形状を呈する。そして、カム202は、押し上げ板200に対して、角度Aに応じた範囲が押し上げ板200に向くときに外縁が押し上げ板200に当接し、角度Bに応じた範囲が押し上げ板200に向くときに外縁が押し上げ板200から離間する位置関係で設置される。
本実施の形態にかかるMFP100においても、クラッチ204の構成は図10(A),(B)に表わされた構成と同様である。クラッチ204は、クラッチカラー204Gが回転している際には、図示しないモーターなどである動力源からの回転力を、カム202に伝達する。凸部204E,204Fがアクチュエーター205の爪206に当接されてクラッチカラー204Gの回転が阻止されている際には、クラッチ204は動力源からの回転力のカム202への伝達を遮断する。アクチュエーター205は制御部10に電気的に接続されて、制御部10からの制御信号に従って爪206のクラッチ204に対する距離L2を制御する。つまり、アクチュエーター205は、制御部10からの制御信号に従って爪206をクラッチカラー204Gの凸部204E,204Fに当接したり離間したりする。
アクチュエーター205がソレノイドを利用するものである場合、制御部10は、アクチュエーター205への通電を制御することで爪206のクラッチ204に対する位置を制御する。すなわち、制御部10はアクチュエーター205に通電することでソレノイドを励磁状態とする。これにより、爪206がアクチュエーター205本体側に引き寄せられ、爪206からクラッチ204のクラッチカラー表面までの距離L2が大きくなる。また、制御部10は、アクチュエーター205への通電を遮断することでソレノイドを非励磁状態とする。これにより、爪206が図示しないコイルによる復帰力に応じてアクチュエーター205本体側から離れ、距離L2が小さくなる。
図19は、爪206とクラッチ204の凸部との関係を説明するための図である。図19(A)は、爪206が図示しないコイルによる復帰力に応じてアクチュエーター205本体側から離れて距離L2が小さくなった状態を表わしている。図19(A)のように爪206からクラッチカラー204G表面までの距離L2が、クラッチカラー204Gに設けられた凸部の高さlよりも小さくなると、図19(A)の矢印方向にクラッチ204が回転することによって爪206に凸部が当接する。これにより、クラッチ204の回転が止まる。従って、爪206からクラッチカラー204G表面までの距離L2が凸部の高さlよりも小さい爪206の位置は爪206がクラッチカラー204Gの上記突起に当接可能な位置であり、そのときの距離L2は爪206がクラッチカラー204Gの上記突起に当接可能な距離と言える。
図19(B)は、爪206がアクチュエーター205本体側に引き寄せられて距離L2が大きくなった状態を表わしている。図19(B)のように爪206からクラッチ204までの距離L2が、クラッチ204の凸部の高さlよりも大きくなると、図19(B)の矢印方向にクラッチ204が回転することによって爪206に凸部が当接することなくクラッチ204が回転する。これにより、クラッチ204の回転が継続する。従って、爪206からクラッチ204までの距離L2がクラッチ204の凸部の高さlよりも大きくなる爪206の位置は爪206がクラッチカラー204Gの上記突起から離間可能な位置であり、そのときの距離L2は爪206がクラッチカラー204Gの上記突起から離間可能な距離と言える。
(初期動作)
給紙動作開始時には、押し上げ板200が初期位置としてホーム位置にある必要がある。本実施の形態にかかるMFP100は、初期動作として、アクチュエーター205の爪206のクラッチ204に対する距離L2を、クラッチカラー204Gが角度A回転する時間より長く、かつ、角度B回転する時間より短い時間である時間Tの間、爪206がクラッチカラー204Gの上記突起から離間可能な距離とする。その後、MFP100は距離L2を、爪206がクラッチカラーの上記突起に当接可能な距離とする。すなわち、MFP100は、クラッチ204が角度A回転する時間より長く、かつ、角度B回転する時間より短い時間である時間Tの間、爪206をクラッチカラー204Gから離間させ、その後、近接させる。
一例として、クラッチ204は、図11において左回りに回転するものとする。初期動作の開始時にアクチュエーター205の爪206が凸部204Eに当接している場合、爪206が時間Tの間、クラッチカラー204Gから離間し、その後に近接する初期動作が行なわれることで、爪206から凸部204Eが離間して回転を開始し、凸部204Fは離間している爪206の位置を通過する。そして、その次に爪206に接近してくる凸部204Eが爪206に当接する。
一方、初期動作の開始時にアクチュエーター205の爪206が凸部204Fに当接している場合、爪206が時間Tの間、クラッチカラー204Gから離間し、その後に近接する初期動作が行なわれることで、爪206から凸部204Fが離間して回転を開始し、次に爪206に接近してくる凸部204Eが爪206に当接する。
つまり、本実施の形態におけるMFP100では、クラッチカラー204Gに凸部204E,凸部204Fが非対称な位置に設置されていることで、初期動作の開始時にいずれの凸部にアクチュエーター205の爪206が当接している状態であっても、その状態から爪206が時間Tの間、クラッチカラー204Gから離間してその後に近接する初期動作が行なわれることで、ホーム位置に対応した凸部204Eが爪206に当接してクラッチカラー204Gの回転が停止することになる。従って、本実施の形態におけるMFP100のクラッチカラー204Gを図11のような構成とすることによって、MFP100は、初期動作の際に押し上げ板200の位置を検出する必要がなくなる。そのため、従来のMFPにおいて押し上げ板200Aの位置を検出するために必要であった遮断板207やセンサー208などの検出機構は、MFP100では不要となる。
なお、MFP100ではクラッチ204が上記構成であることによって検出機構を不要としたため、給紙動作の開始時には、押し上げ板200の位置に関わらずいったん、初期動作が実行されることになる。そのため、好ましくは、MFP100は、印刷ジョブが発行されて印刷が開始するよりも以前の、予め規定されたタイミングで初期動作を実行して、押し上げ板200をホーム位置としておく。これにより、ジョブが発行されると速やかに給紙動作を開始し、印刷開始までの時間を短縮することができる。なお、上記の予め規定されたタイミングとは、たとえば、MFP100の電源がONされたタイミングや、図示しない、扉の開閉を検知するためのセンサーからのセンサー信号に基づいて紙詰まりを解消するための作業が検出されたタイミングや、電源ONや省電力モードからの復帰時などに実行されるウォームアップ動作の開始時、などが該当する。
(給紙動作)
初期動作の後、MFP100は、トレイ101上の用紙を搬送経路Aに1枚ずつ導入するための給紙動作を実行する。上記したように、トレイ101上の用紙は押し上げ板200によって押し上げられて給紙ローラー203に接触することで、その摩擦力によって搬送経路Aに導入される。そこで、印刷が開始して給紙の必要が生じると、給紙動作として、MFP100は押し上げ板200を給紙位置とするための動作を実行する。また、印刷が完了すると、給紙動作として、トレイ101に用紙を載置可能なように押し上げ板200をホーム位置とする動作を実行する。
<装置構成>
図16は、MFP100の装置構成の具体例を示すブロック図である。図16を参照して、MFP100は、制御部10と、スキャナー13と、プリンター14と、操作パネル15と、トレイ101に備えられたセンサー16(図2(A))などであるセンサーと、上記の、アクチュエーター205などを含んだ駆動装置とを含む。
制御部10は、装置全体を制御するためのCPU10aおよびメモリー11を含み、メモリー11は、さらに、CPU10aで実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11aと、CPU10aでプログラムを実行する際の作業領域となるメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するための大容量の記憶装置の一例としてのHDD(Hard Disk Drive)17とを含む。
<機能構成>
図17は、MFP100において上記の初期動作および給紙動作を行なうための機能構成の具体例を表わしたブロック図である。図17の各機能は、CPU10aがROM11aに記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10aにおいて実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が、図16に表わされた他の構成、または図示されていない電気回路などの他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
図17を参照して、MFP100のCPU10aは、操作パネル15からの指示入力に従って印刷指示を含んだジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力部107と、センサー16からのセンサー信号の入力を受け付けるためのセンサー信号入力部102と、駆動装置に含まれるアクチュエーター205に対して制御信号を出力することで上記の駆動装置の駆動を制御するための駆動制御部103とを含む。
駆動制御部103は、初期動作を実行するタイミングを判断するための判断部104と、初期動作を実行するための初期動作部105と、給紙動作を実行するための給紙動作部106とを含む。
判断部104は、初期動作を実行するタイミングとして予め規定されたタイミングを検出する。予め規定されたタイミングとは、たとえば、MFP100の電源がONされたタイミングや、図示しない、扉の開閉を検知するためのセンサーからのセンサー信号に基づいて紙詰まりを解消するための作業が検出されたタイミングや、電源ONや省電力モードからの復帰時などに実行されるウォームアップ動作の開始時、などが該当し、判断部104は、これらのタイミングを検出する。
初期動作部105は、爪206のクラッチのクラッチカラー204Gに対する距離L2を、クラッチカラー204Gが動力源の回転力によって上記角度Aよりも大きく上記角度Bよりも小さい角度分、回転する時間T1の間、爪206がクラッチカラー204Gの凸部から離間可能な第2の距離とし、その後に、爪206がクラッチカラー204Gの凸部に対して当接可能な第1の距離とする、初期動作を実行する。これにより、爪206にクラッチカラー204Gの凸部204Eが当接してクラッチカラー204Gが回転を停止し、カム202および押し上げ板200はホーム位置となる。
給紙動作部106は、用紙の搬送を開始するタイミングでの給紙動作として、上記距離L2を、クラッチカラー204Gが動力源の回転力によって上記角度Aよりも小さい角度分回転する時間T2の間、上記第2の距離とし、その後に上記第1の距離とする動作を実行する。これにより、爪206にクラッチカラー204Gの凸部204Fが当接してクラッチカラー204Gが回転を停止し、カム202および押し上げ板200は給紙位置となる。つまり、トレイ101に載置された用紙が給紙ローラー203に接触し、搬送経路Aに導入される。
給紙動作部106は、用紙の搬送を終了するタイミングでの給紙動作として、上記距離L2を、クラッチカラー204Gが動力源の回転力によって上記角度Aよりも大きく上記角度Bよりも小さい角度分、回転する時間T1の間、爪206がクラッチカラー204Gの凸部から離間可能な第2の距離とし、その後に、爪206がクラッチカラー204Gの凸部に対して当接可能な第1の距離とする動作を実行する。これにより、爪206にクラッチカラー204Gの凸部204Eが当接してクラッチカラー204Gが回転を停止し、カム202および押し上げ板200はホーム位置となる。つまり、トレイ101に用紙を載置可能な状態となる。なお、用紙の搬送を終了するタイミングでの給紙動作は初期動作と同じである。
<動作フロー>
図18は、MFP100での駆動装置の制御の流れを表わしたフローチャートである。図18のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10aがROM11aに記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図17の各機能を発揮することによって実現される。
図18を参照して、CPU10aは、電源ON時や紙詰まりを解消するための作業の完了時などの初期動作を実行するタイミングの到来を検出すると(ステップS101でYES)、初期動作を実行する(ステップS103)。ステップS103での初期動作は、一例としてアクチュエーター205がソレノイドを利用するものである場合、上記時間T1の間、アクチュエーター205に通電して励磁状態とし、その後、アクチュエーター205への通電を遮断して非励磁状態とする制御が挙げられる。
初期動作のタイミングではなく、ジョブの発行を検出すると(ステップS105でYES)、CPU10aは、センサー16からのセンサー信号に基づいてトレイ101に用紙が載置されているか否かを確認する。そして、用紙が載置されていない場合には(ステップS107でNO)、載置を待機する
トレイ101上に用紙が載置されている場合(ステップS107でYES)、CPU10aは給紙動作を実行する(ステップS109)。ステップS109での給紙動作は、一例としてアクチュエーター205がソレノイドを利用するものである場合、上記時間T2の間、アクチュエーター205に通電して励磁状態とし、その後、アクチュエーター205への通電を遮断して非励磁状態とする制御が挙げられる。
ジョブの処理、つまり、印刷動作が完了して給紙が終了すると(ステップS111でYES)、CPU10aは給紙終了時の給紙動作を実行する(ステップS111)。ステップS103での給紙動作は、一例としてアクチュエーター205がソレノイドを利用するものである場合、上記時間T1の間、アクチュエーター205に通電して励磁状態とし、その後、アクチュエーター205への通電を遮断して非励磁状態とする制御が挙げられる。
以上の一連の制御が終了すると、CPU10aは制御を最初のステップに戻し、初期動作のタイミングの検出、またはジョブの発行の検出を待機する。
<実施の形態の効果>
駆動装置においては、動力源からの回転力を被駆動部材に接断するためのクラッチの、図11に表わされたように、回転方向の周上に非対称の位置に2つの凸部を設ける、という簡単な構成によって、クラッチカラーの回転量を制御することで2つの凸部のうちのアクチュエーターの爪に当接する凸部を容易に制御することができる。これにより、新たな構成を追加することなく被駆動部材の回転方向の位置を検出するための機構を不要にすることができる。
本実施の形態にかかるMFP100がこのような駆動装置を搭載することによって、装置構成を従来の駆動装置を搭載したMFPよりも簡易化することができ、低コスト化のニーズに対応することができる。
さらに、被駆動部材がMFP100の押し上げ板200である場合、上記のように給紙動作の開始以前の予め規定されたタイミングに初期動作を行なっておくことによって、ジョブ処理開始から給紙開始までの時間を短縮することができ、ジョブ処理時間全体を短縮することができる。
なお、以上の例では、駆動装置の被駆動部材がいわゆる手差しトレイと呼ばれるトレイ101に載置された用紙を給紙するための押し上げ板200であるものとしている。しかしながら、被駆動部材は押し上げ板200に限定されるものではない。駆動装置の被駆動部材は、たとえば、給紙カセット20に収容された用紙を給紙ローラー21および捌きローラー22の位置まで移動させるための部材であってもよい。さらには、被駆動部材は用紙の搬送のための部材に限定されるものではない。さらには、駆動装置を搭載する装置はMFPなどの画像形成装置に限定するものではなく、あらゆる装置が想定される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4 排紙部、10 制御部、10a CPU、11 メモリー、11a ROM、12 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15 操作パネル、16,208 センサー、20 給紙カセット、21,203,203A 給紙ローラー、22 捌きローラー、23 タイミングローラー、24 中間転写ベルト、25 定着ユニット、29 排出ローラー、30,30C,30K,30M,30Y ユニット、31 感光体ドラム、32 レーザー走査光学ユニット、33 現像ユニット、41 ボス、42 スプリング、43 歯車、51 駆動ローラー、52 従動ローラー、53 1次転写ローラー、54 モーター、58 次転写ニップ部、59 2次転写ローラー、100 MFP、101,101A トレイ、102 センサー信号入力部、103 駆動制御部、104 判断部、105 初期動作部、106 給紙動作部、107 ジョブ入力部、200,200A 押し上げ板、201A 突起部、202,202A カム、204,204A クラッチ、204B,204G クラッチカラー、204C,204D,204E,204F 凸部、205,205A アクチュエーター、206 爪、207 遮断板。

Claims (6)

  1. カムと、
    前記カムと同軸に設置され、前記軸を介して前記カムに対し、動力源からの回転力を、クラッチカラーの回転に応じて接断するためのクラッチと、
    爪部を有するアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターの爪部の位置を制御するための制御機構とを備え、
    前記爪部から前記クラッチのクラッチカラー表面までの距離を距離Lとすると、前記制御機構は、前記距離Lが、前記爪部が前記クラッチカラーに設けられた凸部に対して当接可能な第1の距離、または、前記爪部が前記クラッチカラーの前記凸部から離間可能な第2の距離、となるように前記爪部の位置を制御し、
    前記クラッチは、前記爪部が前記凸部から離間した状態で前記クラッチカラーが前記回転力に応じて回転することによって前記カムに対して前記回転力を伝達し、前記爪部が前記凸部に当接した状態で前記クラッチカラーが前記回転を止めることによって前記カムに対する前記伝達を遮断し、
    前記凸部は、前記クラッチカラーの前記回転力の回転方向の周上の非対称の位置に設けられた第1の凸部と第2の凸部とを含み、
    前記爪部が前記第1の凸部に当接する位置を前記カムの駆動動作における初期位置とし、前記第1の凸部から前記第2の凸部に前記回転力の回転方向に向かう中心角を角度A、前記第2の凸部から前記第1の凸部に前記回転力の回転方向に向かう中心角を角度B、とすると、角度Aと角度BとはA<Bを満たし、
    前記制御機構は、前記カムを前記初期位置とするために、前記駆動動作の開始時に前記爪部の位置を、前記クラッチカラーが前記回転力によって前記角度Aよりも大きく前記角度Bよりも小さい角度分回転する時間T1の間、前記距離Lが前記第2の距離となり、前記時間T1の経過の後に前記距離Lが前記第1の距離となる位置とする、初期制御を実行する、駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置を搭載した画像形成装置であって、
    前記カムは、前記軸から外縁までの距離の値が複数あり、
    前記カムの外縁との間の距離に応じて、用紙を搭載するための搭載部材の位置を変化させ、前記変化の度に前記搭載部材に搭載された用紙を画像形成位置まで搬送するための給紙機構を備える、画像形成装置。
  3. 前記搭載部材は、弾性力によって前記用紙を搬送するための搬送部材に向かう方向に威勢されており、
    前記カムは、前記搭載部材に対して前記搬送部材と同じ側であって、前記搭載部材から前記軸までの距離が、前記軸から外縁までの距離の最大値よりも小さい距離となる位置に配置され、
    前記カムが前記回転力によって回転することで、前記外縁が前記搭載部材に当接して前記搬送部材を前記弾性力による威勢の方向と逆向きに、前記搬送部材から遠ざかる方向に押圧する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カムの外縁のうちの、前記回転力に従って前記第1の凸部が前記爪部に当接する位置から前記第2の凸部が前記爪部に当接する位置に達するまでの前記クラッチカラーの外周に対応した部分は、前記軸から外縁までの距離が前記軸から前記搬送部材までの距離よりも長く、
    前記カムの外縁のうちの、前記回転力に従って前記第2の凸部が前記爪部に当接する位置から前記第1の凸部が前記爪部に当接する位置に達するまでの前記クラッチカラーの外周に対応した部分は、前記軸から外縁までの距離が前記軸から前記搬送部材までの距離以下である、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動装置の前記制御機構は、前記用紙の搬送を開始するタイミングで前記爪部の位置を、前記クラッチカラーが前記回転力によって前記角度Aよりも小さい角度分回転する時間T2の間、前記距離Lが前記第2の距離となり、前記時間T2の経過の後に前記距離Lが前記第1の距離となる位置とする駆動動作を実行する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動装置の前記制御機構は、前記用紙の搬送を終了するタイミングで前記爪部の位置を、前記クラッチカラーが前記回転力によって前記角度Aよりも大きく前記角度Bよりも小さい角度分回転する時間T1の間、前記距離Lが前記第2の距離となり、前記時間T1の経過の後に前記距離Lが前記第1の距離となる位置とする駆動動作を実行する、請求項5に記載の画像形成装置。
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