JP2008127117A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多段の給紙トレイを有する画像形成装置において、各給紙トレイの転写紙を上昇させるための給紙上昇部にそれぞれモータを設ける必要をなくす。
【解決手段】給紙トレイ10、20、30の各給紙上昇部を動作させるために、1つの給紙トレイの給紙上昇部を動作させることができるトルクを有する1つの給紙上昇モータ3を設ける。2つ以上の給紙トレイで給紙上昇の動作を行う場合、CPU41は電磁クラッチ13、23、33を制御して、各給紙トレイにおいて排他的なタイミングで給紙上昇の動作を行うように制御する。給紙上昇モータ3を駆動させ、まず、電磁クラッチ13をONさせて給紙トレイ10の給紙上昇の動作を行う。次いで電磁クラッチ23、33をONさせ、給紙トレイ20、30の給紙上昇の動作を順次行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に給紙トレイの用紙押し上げ機構に関するものである。
従来の画像形成装置の給紙トレイにおいて、多段の給紙トレイの場合、1つの搬送モータからクラッチを介して格段の給紙ローラ(プルアウトローラ)に回転伝達可能に連結することで、各トレイに個別に搬送モータを設置した場合に、各部品の性能のばらつきなどから発生する搬送速度の差を改善するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、給紙トレイにおいて、1つのモータからクラッチを介して給紙ローラと給紙トレイを上昇させる給紙上昇部に回転伝達可能に連結することで、給紙トレイに給紙上昇部を設けた場合であっても、駆動部の追加が不要であり、コストダウンを図れるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、給紙トレイにおいて、1つのモータからクラッチを介して給紙トレイを上昇させる給紙上昇部と、用紙補給時に給紙トレイを押し出すための給紙押し出し部に回転伝達可能に連結することで、構造の簡素化を図るようにした技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3226587号公報 特開2001−080767号公報 実開平07−023742号公報
従来の画像形成装置の給紙トレイにおいては、各給紙トレイの給紙上昇部を駆動させるモータを共通化したものがなかったため、多段の給紙トレイを装着した場合、各給紙トレイを上昇させる給紙上昇部にそれぞれモータを設けた場合、コスト高になり、また、装置の簡素化ができないという問題があった。
また、1つのモータですべての給紙トレイの給紙上昇部を駆動させた場合、モータを大型にしなければならないので、コスト高となり、また、多段の給紙トレイを装着しない場合は、不必要に大型のモータを用いることになり、不経済であった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、多段の給紙トレイを装着した場合にも、各給紙トレイを上昇させるためにそれぞれモータを設けることなく、1つのモータを設けるだけでよい画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、転写紙を収納し、転写紙を所定の給紙位置まで上昇させる給紙上昇部をそれぞれ備える複数の給紙トレイと、前記各給紙上昇部を動作させる1つの給紙上昇モータと、該給紙上昇モータの回転を前記各給紙上昇部にそれぞれ伝達する複数のクラッチと、該各クラッチを制御して前記各給紙上昇部の動作を排他的なタイミングで行わせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記複数の給紙トレイのそれぞれに、前記各給紙上昇部の上昇動作が完了したことを検知する第1の検知手段を有し、前記制御手段は、前記給紙上昇部が上昇動作を開始してから所定の第1の時間が経過しても上昇を完了していない前記給紙トレイを前記第1の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を中止し、該当しない別の前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記制御手段が発する信号を操作者が認識できる形式で通知する通知手段を有し、前記制御手段は、前記給紙上昇部が上昇動作を開始してから所定の第1の時間が経過しても上昇を完了していない前記給紙トレイを前記第1の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイが異常状態であると判断して、前記通知手段によりその旨を通知することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記給紙上昇部の上昇動作を行う前記複数の給紙トレイの中から少なくとも1つ以上を操作者が選択する選択手段と、該選択手段による選択情報を保持する不揮発性メモリと、を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記給紙上昇部の上昇動作を行う前記給紙トレイの転写紙のサイズを操作者が選択する選択手段と、該選択手段による選択情報を保持する不揮発性メモリと、を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記各給紙トレイにおける転写紙の有無を検知する第2の検知手段を有し、前記制御手段は、転写紙のない給紙トレイを前記第2の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を行わないことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記クラッチを制御して前記各給紙上昇部の上昇動作を排他的なタイミングで行わせる際、1つの給紙トレイの給紙上昇部の動作が完了してから所定の第2の時間経過後に次の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作を開始することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作が同時に行われていることを検知する第3の検知手段を有し、前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、前記給紙上昇モータを停止させることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、同時に上昇動作をしている給紙トレイの給紙上昇部のうちの1つの上昇動作が完了してから、次の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作が開始されるまでの、前記所定の第2の時間を延長することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、前記通知手段によりその旨を通知することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置が、多段の給紙トレイを装着した場合でも、各給紙トレイにそれぞれモータを設ける必要がなく、モータ数を削減できるとともに、モータも小型化できるため、コスト安になり、また、装置の構成を簡素化することができる。
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式の直接転写方式によるカラーレーザプリンタ(以下、「レーザプリンタ」という)に適用した場合の実施の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。
このレーザプリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す)が、転写紙100の移動方向(図中の矢印Aに沿って転写搬送ベルト60が走行する方向)における上流側から順に配置されている。また、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの回転軸が平行になるように、且つ、転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。
本レーザプリンタは、上記トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのほか、光書込ユニット2、給紙トレイ10、20、30、レジストローラ対5、転写紙100を担持して各トナー像形成部の転写位置を通過するように搬送する転写搬送部材としての転写搬送ベルト60を有するベルト駆動装置としての転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8等を備えている。また、トナー補給容器9を備え、図示しない廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども二点鎖線で示したスペースSの中に備えている。
上記光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する。
給紙トレイ10、20、30から給送された転写紙100は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5が設けられている一時停止位置に送られる。このレジストローラ対5により所定のタイミングで送出された転写紙100は、転写搬送ベルト60に担持され、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに向けて搬送され、各転写ニップを通過する。
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの各感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上で現像された各トナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙100に重ね合わされ、転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙100上に転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙100上にはフルカラートナー像が形成される。
トナー像転写後の各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面がクリーニング装置によりクリーニングされ、さらに除電されて次の静電潜像の形成に備えられる。
一方、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、定着ユニット7でこのフルカラートナー像が定着された後、切換ガイドGの回動姿勢に対応して、第1の排紙方向B又は第2の排紙方向Cに向かう。第1の排紙方向Bから排紙トレイ8上に排出される場合、画像面が下となった、いわゆるフェースダウンの状態でスタックされる。一方第2の排紙方向Cに排出される場合には、図示していない別の後処理装置(ソータ、綴じ装置など)に向け搬送させるか、あるいは、スイッチバック部を経て両面プリントのために再度レジストローラ対5に搬送される。
次に、給紙トレイの詳細な実施形態について図2を参照して説明する。
図2は、レーザプリンタの構成のうち、給紙トレイ部分を抜き出した図である。図1と共通する部分については同じ符号を付して混同の虞がない限り説明を省略する。
図2において、各給紙トレイ10、20、30から転写紙100を送出するためには、転写紙100を給紙ローラ17、27、37に接触するまで、上昇させる必要がある。この上昇させる方法として、まず、給紙上昇モータ(DCブラシモータ)3を駆動させ、ギヤ列11、12、21、22、31、32を駆動させる。電磁クラッチ13、23、33は、それぞれがON状態のときに、このギヤ列11、12、21、22、31、32の駆動を、給紙上昇ローラ14、24、34に伝達する。
そして、給紙上昇ローラ14、24、34に駆動が伝達されると、給紙上昇ローラ14、24、34に取り付けてあるレバー18、28、38が転写紙100を支えている支持部材15、25、35を押し上げ、上昇させる。
給紙上昇部である支持部材15、25、35が所定の位置まで上昇すると、支持部材の一部が給紙上昇センサ(フォトインタラプタ)19、29、39の光を遮断することで検知し、電磁クラッチ13、23、33をOFFにする。なお、この支持部材15、25、35は、中央部でヒンジにより折れ曲がるような形(可動部を有する構成)にしてもよい。
次に、本実施形態の要部について、図3を参照して説明する。
図3は、本レーザプリンタの、制御基板40とアクチュエータ類の接続ブロック図である。図1、図2と共通する部分については同じ符号を付して混同の虞がない限り説明を省略する。
本実施形態で使用している給紙上昇モータ(DCブラシモータ)3は、1つの給紙トレイの給紙上昇部を上昇動作させることができるトルクを備えており、2つ以上の給紙トレイにおいて上記給紙上昇の動作を行う場合は、各給紙トレイにおいて排他的に給紙上昇の動作を行う。
以下に述べる説明は、この給紙機構の動作の一例を、給紙トレイ10、給紙トレイ20、給紙トレイ30の順で給紙上昇の動作を行う場合を例にとったものである。
まず、給紙上昇モータ3を駆動させるため、CPU41からDCブラシモータドライバ46に5V系のON信号を送信する。これをDCブラシモータドライバ46で24V系の出力に変換し、給紙上昇モータ3を駆動させる。
次に、給紙トレイ10における上昇動作を行うために、CPU41から給紙トレイ10の電磁クラッチ13のドライバ43に5V系のON信号を送信する。これをドライバ43が24V系の出力に変換し、給紙トレイ10の電磁クラッチ13をONさせる。この結果、支持部材15が上昇し、所定の位置まで上昇すると、支持部材15の一部が給紙上昇センサ(フォトインタラプタ)19の光を遮断することでCPU41が給紙トレイ10の給紙上昇動作が完了したことを検知し、給紙トレイ10の電磁クラッチ13をOFFする。
次に、給紙トレイ20の上昇を行うために、CPU41から給紙トレイ20の電磁クラッチ23のドライバ44に5V系のON信号を送信する。これをドライバ44が24V系の出力に変換し、給紙トレイ20の電磁クラッチ23をONさせる。この結果、支持部材25が上昇し、所定の位置まで上昇すると、支持部材25の一部が給紙上昇センサ(フォトインタラプタ)29の光を遮断することでCPU41が給紙トレイ20の給紙上昇動作が完了したことを検知し、給紙トレイ20の電磁クラッチ23をOFFする。
次に、給紙トレイ30の上昇を行うために、CPU41から給紙トレイ30の電磁クラッチ33のドライバ45に5V系のON信号を送信する。これをドライバ45が24V系の出力に変換し、給紙トレイ30の電磁クラッチ33をONさせる。この結果、支持部材35が上昇し、所定の位置まで上昇すると、支持部材35の一部が給紙上昇センサ(フォトインタラプタ)39の光を遮断することでCPU41が給紙トレイ30の給紙上昇動作が完了したことを検知し、給紙トレイ30の電磁クラッチ33をOFFする。
ここで、全ての給紙トレイの給紙上昇動作が完了したため、給紙上昇モータ3をOFFにする。
本実施の形態によれば、以上の動作シーケンスにより、1つの給紙トレイを上昇させることができるトルクを有する1つの給紙上昇モータ3を用いて、複数の給紙トレイの給紙上昇動作を行うことができる。
従って、多段の給紙トレイを装着した場合であっても、各給紙上昇部の動作が排他的なタイミングで行われるように電磁クラッチ13,23,33の制御を行うことにより、各給紙トレイの給紙上昇部にそれぞれモータを設ける必要がなく、1つの給紙トレイを駆動できるトルクを有するモータを1つだけ設ければ良いので、モータ数を削減できると共に、モータも小型化できるため、コスト安になり、また装置の構成を簡素化することができる。
〔第2の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態において、下記の通り構成したものである。
図2、図3を用いて、上記第1の実施形態において、給紙上昇動作が正常に行われなかった給紙トレイがあった場合について説明する。ここでは、給紙トレイ20が正常な給紙上昇動作を行えなかったものとする。
上記のように給紙トレイ10の給紙上昇動作が完了し、給紙トレイ20の給紙上昇動作を開始した後、所定の時間(ここでは5秒とする)が経過しても、給紙トレイ20の給紙上昇動作が完了しない(給紙上昇センサ29の光が遮断されない)場合は、給紙トレイ20の給紙上昇動作を中止し、給紙トレイ30の給紙上昇動作を開始させる。この時、所定の時間(ここでは5秒。不揮発性メモリ42に格納)が経過しているか否かは、CPU41のタイマ機能を使用して計測するものとする。
本実施形態によれば、以上の動作シーケンスにより、給紙上昇動作が正常に行われなかった給紙トレイがあった場合にも、システム全体として、動作が止まってしまうことを防止することができる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態は、上記第2の実施形態において、下記の通り構成したものである。
図3を用いて説明する。上記第2の実施形態において、給紙上昇動作が正常に行われなかった給紙トレイがあった場合に、その旨をCPU41が外部装置50(ここでは液晶タッチパネル)で表示し、ユーザおよびサービスマン等に給紙上昇動作が正常に行われなかった給紙トレイがあることを知らせる。
なお、外部装置50は、操作者に上昇動作が正常に行われなかった給紙トレイがあるという情報を通知する目的を達成するための構成であればよく、上記のように視覚認識に頼ったものに限らず音声により通知するよう構成してもよい。
本実施形態によれば、正常動作していない給紙トレイに対する対応をサービスマン等が迅速に行うことができる。
〔第4の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第1の実施の形態において、給紙上昇動作を行う給紙トレイをユーザが選択できるようにする手段を備える。図3を用いて、以下に説明を述べる。
まず、ユーザは外部装置50(ここでは液晶タッチパネル)から、給紙上昇動作を行わせたい給紙トレイを選択する。この情報をCPU41は不揮発性メモリ42に格納する。
ここでユーザが給紙トレイ10および給紙トレイ30を給紙上昇動作させる設定を外部装置50から行ったとすると、この設定以降は、給紙上昇動作をする時には、CPU41は不揮発性メモリ42からこの設定の情報を取得し、給紙トレイ10および給紙トレイ30の給紙上昇動作を実行する。なお、この設定の情報は不揮発性メモリ42に格納されているため、レーザプリンタの電源が切られた場合においても保持することができる。
本実施形態によれば、ユーザにとって使用頻度の高い給紙トレイがある場合、その給紙トレイの給紙上昇動作だけを選択的に行うため、機械の立ち上げ時間を短縮することができる。
〔第5の実施形態〕
本実施形態は、上記第4の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第4の実施形態において、給紙上昇動作を行う給紙トレイをユーザが選択する時に、給紙トレイの種別(給紙トレイ10/給紙トレイ20/給紙トレイ30)ではなく、転写紙100のサイズで設定できるようにする手段を備える。図3を用いて、以下に説明を述べる。
まず、ユーザは外部装置50(ここでは液晶タッチパネル)から、給紙上昇動作を行わせたい転写紙のサイズを選択する。そしてCPU41はその情報を不揮発性メモリ42に格納する。
ここでユーザがA4サイズの転写紙を収納した給紙トレイを給紙上昇動作させる設定を外部装置50から行ったとすると、その設定以降は、給紙上昇動作をする時には、CPU41は不揮発性メモリ42からこの設定の情報を取得し、A4サイズの転写紙を収納した給紙トレイの給紙上昇動作を実行する。なお、この設定の情報は不揮発性メモリ42に格納されているため、レーザプリンタの電源が切られた場合においても保持することができる。
本実施形態によれば、ユーザにとって使用頻度の高い転写紙のサイズがある場合、そのサイズの転写紙が収納された給紙トレイの給紙上昇動作だけを選択的に行うため、機械の立ち上げ時間を短縮することができる。
〔第6の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第1の実施の形態において、転写紙が収納されていない給紙トレイがあった場合、その給紙トレイの給紙上昇動作を行わないようにする手段を備える。図2、図3、図4を用いて、以下に説明を述べる。なお、図4は、給紙トレイ関連部品の配置関係(より詳細には、支持部材25とペーパーエンドセンサ26を真上から見た位置関係)を示す構成図である。
例えば給紙トレイ20に転写紙100が収納されていなかった場合について説明する。
まず、CPU41は各給紙トレイの給紙上昇動作を行う前に、ペーパーエンドセンサ(反射型フォトセンサ)16、26、36の出力を検知する。このペーパーエンドセンサは給紙トレイに転写紙100がある場合には、発光した光が転写紙100に反射してON状態となる。一方、転写紙100がない場合には、支持部材15、25、35はこのペーパーエンドセンサ16、26、36の位置に穴25a(15a、35a)が空いているため、発光した光が反射せず、OFF状態となる。給紙トレイ20に転写紙100が収納されていなかった場合、ペーパーエンドセンサ26のみがOFF状態となり、その状態をCPU41で検知することができる。
本実施形態によれば、CPU41は給紙トレイ10と給紙トレイ30に転写紙100が収納されていると判断し、その給紙トレイの給紙上昇動作のみを選択的に行うため、機械の立ち上げ時間を短縮することができる。
〔第7の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第1の実施形態において、同時に2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作を行うことを防止する手段を備える。図3を用いて、以下に説明を述べる。
例えば、給紙トレイ10、給紙トレイ20、給紙トレイ30の順で給紙上昇の動作を行う場合、給紙トレイ10の給紙上昇動作が完了した時から、CPU41はタイマ機能により時間を計測し、所定の時間(ここでは1秒。この所定の時間は不揮発性メモリ42に格納される。)が経過した後に給紙トレイ20の給紙上昇動作を開始する。同様に、給紙トレイ20の給紙上昇動作が完了した時から、CPU41はタイマ機能により時間を計測し、所定の時間(ここでは1秒。この所定の時間は不揮発性メモリ42に格納される。)が経過した後に給紙トレイ30の給紙上昇動作を開始する。
本実施形態によれば、以上の動作シーケンスにより、ソフト的には同時に切り替え動作が行われていても、ハード的な信号の遅延などによって、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作が行われて装置が故障してしまうことを防止することができる。
〔第8の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第1の実施形態において、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作を同時にした場合に、給紙上昇モータ3の駆動を停止させる手段を備える。図3、図5を用いて、以下に説明を述べる。なお、図5は、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作を同時にしたことを検知するための構成を概略的に示す回路図である。
給紙トレイ10、給紙トレイ20、給紙トレイ30のそれぞれの電磁クラッチ13、23、33のドライバ43、44、45の出力を抵抗分圧回路70、71、72(ここでは10KΩ/2.2KΩの組み合わせとする)を用いて24Vを分圧して5Vに変換する。抵抗分圧回路70、71で分圧された電圧をAND素子73へ入力し、抵抗分圧回路70、72で分圧された電圧をAND素子74へ入力し、抵抗分圧回路71、72で分圧された電圧をAND素子75へ入力する。
したがって、ドライバ43、44が同時に出力された場合は、AND素子73の出力がLowレベルになり、ドライバ43、45が同時に出力された場合は、AND素子74の出力がLowレベルになり、ドライバ44、45が同時に出力された場合は、AND素子75の出力がLowレベルになる。
そして、これらのAND素子73、74、75の出力をワイアードオアで結線し、プルアップ回路76で5VプルアップしてCPU41に入力させる。
すなわち、2つ以上の給紙トレイの電磁クラッチが同時にONした場合は、CPU41に入力される信号はLowレベルになり、CPU41で検知可能となる。検知した場合には、給紙上昇モータ30の駆動を停止させることができる。
本実施形態によれば、1つの給紙トレイを上昇させることができるトルクを有する1つの給紙上昇モータ3で、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作を同時にした場合に、給紙上昇モータ3の駆動を停止させることができる。
〔第9の実施形態〕
本実施形態は、上記第8の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第8の実施形態において、同時に2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作が同時に行われることを防止する手段を備える。図3を用いて、以下に説明を述べる。
同時に2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作が行われたことをCPU41で検知した場合の対応は、1つの給紙トレイの給紙上昇動作が完了してから、次の給紙トレイの給紙上昇動作を開始するまでの時間を延長するものである。このディレイタイムは不揮発性メモリ42に格納されているため、CPU41でその値を書き換え、ある一定時間(ここでは0.5秒)延長する。そして次回からはCPU41は延長されたディレイタイムを参照して給紙トレイの給紙上昇動作を行う。
本実施形態によれば、各給紙トレイの給紙上昇動作間のディレイタイムにマージンが不足している場合には、機械が自動的にディレイタイムを延長し、2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作が同時に行われることを防止することができる。
〔第10の実施形態〕
本実施形態は、上記第9の実施形態において、下記の通り構成したものである。
上記第9の実施形態において、同時に2つ以上の給紙トレイの給紙上昇動作が同時に行われた場合に、その旨をCPU41が外部装置50(ここでは液晶タッチパネル)で表示し、ユーザおよびサービスマン等に知らせる(図3を参照)。なお、外部装置50を、音声を発して装置の操作者に通知を行うよう構成してもよい。
本実施形態によれば、設定されていた各給紙トレイの給紙上昇動作間のディレイタイムに対するマージンの有無を知ることができ、給紙上昇の同時動作が多発している場合になど対応が必要な時などにおいて、迅速に対応することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの、全体構成を示す図である。 図1の給紙トレイの部分を示す詳細図である。 本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの、制御基板とアクチュエータ類の接続ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るレーザプリンタの、給紙トレイ関連部品の配置関係を真上から示す図である。 本発明の他の実施形態に係るレーザプリンタの、2つ以上の給紙トレイが給紙上昇動作を同時にしたことを検知するための構成を示す回路図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K トナー像形成部
11Y、11M、11C、11K 感光体ドラム
2 光書込ユニット
3 給紙上昇モータ(DCブラシモータ)
5 レジストローラ対
6 転写ユニット
7 定着ユニット
8 排紙トレイ
9 トナー補給容器
10、20、30 給紙トレイ
11、12、21、22、31、32 ギヤ列
13、23、33 電磁クラッチ
14、24、34 給紙上昇ローラ
15、25、35 支持部材
16、26、36 ペーパーエンドセンサ
17、27、37 給紙ローラ
18、28、38 レバー
19、29、39 給紙上昇センサ(フォトインタラプタ)
40 制御基板
41 CPU
42 不揮発メモリ
43、44、45 ドライバ
46 DCブラシモータドライバ
50 外部装置
60 転写搬送ベルト
70、71、72 抵抗分圧回路
73、74、75 AND素子
76 プルアップ回路
100 転写紙
A 転写搬送ベルト60が走行する方向
B 第1の排紙方向
C 第2の排紙方向
G 切換ガイド
S スペース

Claims (10)

  1. 転写紙を収納し、転写紙を所定の給紙位置まで上昇させる給紙上昇部をそれぞれ備える複数の給紙トレイと、
    前記各給紙上昇部を動作させる1つの給紙上昇モータと、
    該給紙上昇モータの回転を前記各給紙上昇部にそれぞれ伝達する複数のクラッチと、
    該各クラッチを制御して前記各給紙上昇部の動作を排他的なタイミングで行わせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の給紙トレイのそれぞれに、前記各給紙上昇部の上昇動作が完了したことを検知する第1の検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記給紙上昇部が上昇動作を開始してから所定の第1の時間が経過しても上昇を完了していない前記給紙トレイを前記第1の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を中止し、該当しない別の前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が発する信号を操作者が認識できる形式で通知する通知手段を有し、
    前記制御手段は、前記給紙上昇部が上昇動作を開始してから所定の第1の時間が経過しても上昇を完了していない前記給紙トレイを前記第1の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイが異常状態であると判断して、前記通知手段によりその旨を通知することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙上昇部の上昇動作を行う前記複数の給紙トレイの中から少なくとも1つ以上を操作者が選択する選択手段と、
    該選択手段による選択情報を保持する不揮発性メモリと、を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記給紙上昇部の上昇動作を行う前記給紙トレイの転写紙のサイズを操作者が選択する選択手段と、
    該選択手段による選択情報を保持する不揮発性メモリと、を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記各給紙トレイにおける転写紙の有無を検知する第2の検知手段を有し、
    前記制御手段は、転写紙のない給紙トレイを前記第2の検知手段により検知すると、該当する前記給紙トレイの前記給紙上昇部の上昇動作を行わないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記クラッチを制御して前記各給紙上昇部の上昇動作を排他的なタイミングで行わせる際、1つの給紙トレイの給紙上昇部の動作が完了してから所定の第2の時間経過後に次の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 2つ以上の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作が同時に行われていることを検知する第3の検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、前記給紙上昇モータを停止させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、同時に上昇動作をしている給紙トレイの給紙上昇部のうちの1つの上昇動作が完了してから、次の給紙トレイの給紙上昇部の上昇動作が開始されるまでの、前記所定の第2の時間を延長することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知を受けた場合、前記通知手段によりその旨を通知することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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