JP2015213747A - 介護用移乗補助装置 - Google Patents

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【課題】介護者に大きな体力的負担を掛けることなく、被介護者を安全にベッドから車椅子等に移乗させることができるとともに、トイレ内等狭い場所でも使用できる移乗補助装置を提供する。
【解決手段】水平面内で回転自在なるように移動台1上に支持された回転台7と、該回転台上に立設した背凭れ付きの椅子16と、前記移動台を移動不能にする停止装置17と、回転台7を回転不能にする回転ロック装置19とを備え、回転台7の一部であって椅子16の座部の前縁部の下方に相当する部位に足乗せ部50a,50bを形成し、介護者Aが椅子16の前部にて股開状となり両足を床面に着いて被介護者Bと対面状態となり、被介護者の両足を前記足乗せ部に着かせ介護者が被介護者を抱きかかえて椅子16に座ることにより被介護者を回転台上に乗せ、回転台を回転させることで被介護者の身体の向きが変えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、足腰が弱い被介護者をベッド上から車椅子に移乗したり、車椅子からトイレの洋式便器の上へ移乗したりする際に使用することで介護者の労力を軽減させる介護用の移乗補助装置に関するものである。
下記特許文献1は、直立回転軸の上部に手動ハンドルを取り付け、下部に水平可動板を取り付け、水平可動板上に椅子部を直立させてなり、手動ハンドルを操作することによって、直立回転軸のまわりに水平可動板を回転移動し、任意の位置で停止する介護用の回転式移乗用椅子を示している。
また、下記特許文献2には、トイレや浴室の壁面に沿って設置され、座位で入口開口を通って室の外から内へと移動できる介護用の旋回移動台が示されている。
特開平11−178858号公報 特開2010−119458号公報
しかしながら、これらの特許文献に示された椅子型の移乗補助装置は、被介護者が自力で移乗し得る能力を持っていなければ使用できないものであった。
一方、自力で移乗し得る能力を持っていない被介護者、或いは、自力で移乗する自信がない被介護者を例えばベッドから車椅子に移乗したり、車椅子からさらに洋式便器の上に移乗させたりする際、或いはこのような足腰が弱い被介護者を入浴させる際などに、介護者に大きな肉体的負担が掛かり、介護者が腰を痛めたり筋肉痛を起こす要因となる。このため介護者に過大な労力を強いる状況であった。
なお、このような介護者の負担を軽減するため、被介護者をベルトのようなもので吊り上げるリフト装置が従来から知られている。しかしリフト装置は、設置のための工事が必要になるとともに、広い設置スペースが必要であるので、家庭内の狭いトイレや浴室等に設置することは困難であることが多く、例えば在宅介護をするといった環境には不向きであった。
本発明は、上記課題を解決しようとするものである。
そのために本発明に係る介護用移乗補助装置は、前後方向に移動可能に設けられた移動台と、水平面内で回転自在なるように前記移動台上に配設された回転台と、該回転台上に立設された背凭れ付きの椅子と、前記移動台を移動不能にする停止装置と、前記回転台を回転不能にする回転ロック装置とを備え、前記回転台の一部であって前記椅子の座部の前縁部の下方に相当する部位に足乗せ部を形成し、介護者が前記椅子の前部にて股開状となり両足を床面に着いて被介護者と対面状態となり前記停止装置および前記回転ロック装置を作動状態としたうえで該被介護者の両足を前記足乗せ部に着かせ該介護者が該被介護者を抱きかかえて前記椅子に座ることにより該被介護者を前記回転台上に乗せて、その体勢で前記回転ロック装置を作動解除し前記回転台を回転させることで該被介護者の身体の向きが変えられるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は上記介護用移乗補助装置において、前記椅子の背凭れの上端部に把持部を形成し、前記回転台上に乗った前記被介護者の手が該把持部に届くようにしたことを特徴とする。
本発明に係る移乗補助装置によれば、足腰の弱い被介護者を楽に安全に車椅子等に移乗させることができ、介護者が必要とする労力が大きく軽減される。また、本発明に係る移乗補助装置は、スペースを要さず狭い場所での使用も可能で、設置工事等の必要がないので、在宅介護に使用するに適切である。
本発明に係る介護用移乗補助装置の斜視図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の側面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の底面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の要部の縦断面図。 図4のA−A線断面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の使用状態を示した側面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の使用状態を示した側面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の他の実施例を示す要部の縦断面図。 図8のB−B線断面図。 本発明に係る介護用移乗補助装置の他の実施例を示す斜視図。 図10に示した介護用移乗補助装置の底面図。 図10に示した介護用移乗補助装置の要部の縦断面図。 図12のC−C線断面図。 図12のD−D線断面図。 図12のE−E線断面図。
次に本発明に係る介護用移乗補助装置の構成を図面に従い説明する。この装置の底部に位置する円板形の移動台1は、ゴム製の複数のローラ2a〜2dを備えることで、床面上に前後方向に移動自在なるように配置されるもので、該各ローラ2a〜2dは、外周面が該移動台1に開設された長方形の取付孔3から下方に突出するように、該各ローラ2a〜2dを回転自在に支持する枠状軸受体4をビス5によって該移動台1に固着することにより取り付けられている。また、該移動台1の上面と回転台7の下面との間に環状のスライドレール機構6が設けられ、該スライドレール機構6を介在させることで該移動台1上に回転台7を水平面内で回転自在なるように支持している。該スライドレール機構6は、移動台1の上面に固着した環状のレール8と回転台7の下面に固着した環状のレール9とを互いにスライド可能に構成したもので、例えば、株式会社大阪タイユーから「マワールミニ」といった商品名にて市販されているベアリングタイプのターンテーブルが使用される。
回転台7上には、中空筒状の支脚10と後部支脚11と座部12と両肘掛13,14と背凭れ15とからなる背凭れ付き椅子16が立設される。なお、支脚10は回転台7上にビス10aによって固着した基板10b上に下端部を溶接によって固着している。17は前記ローラ2aに設けることにより前記移動台1を移動不能にする停止装置、18は一方の肘掛13に設けられた停止操作部である。また、19は前記回転台7を回転不能にする回転ロック装置、20は他方の肘掛14に設けられた回転ロック操作部である。
停止装置17は、図4、図5に示したように、ブレーキ帯21の一端部を止具22により移動台1の上面に止着し、前記ローラ2aの外周面の一部を小径にすることにより形成された小径部23に該ブレーキ帯21を巻掛し、該ブレーキ帯21の他端部をフレキシブルなプッシュプルワイヤ24に連結部材25を介して連結してなる。26は該プッシュプルワイヤ24が進退動自在に貫挿されているフレキシブルなコイル状チューブで、該チューブ26は前記支脚10中を経て前記停止操作部18に配設され、前記プッシュプルワイヤ24の他端を該停止操作部18の操作レバー27に連結している。なお、該停止操作部18には、該操作レバー27を操作状態、即ち、プッシュプルワイヤ24を牽引した状態に保持し得る係合機構が設けられ、該係合機構はプッシュボタン28を押圧操作することにより解除できるように構成されている。
また、回転ロック装置19は、移動台1の上面に係合板30を固着し、該係合板30には前記回転台7が回転する同心円上に位置するように複数の係合孔31が開設されるとともに、該回転台7上の支脚10の基部に小支柱32を突設し、該小支柱32の上端部に設けた支軸33によりリンク34を傾動自在に支持し、該リンク34の一端に支軸35を介してロックピン36を連結し、該ロックピン36の下部を回転台7に開設された透孔37から垂下して前記係合孔31と相対するように配置している。38は該ロックピン36を上向きに付勢するため該ロックピン36の外周に装着したコイルバネである。そして該リンク34の他端にフレキシブルなプッシュプルワイヤ39を連結し、前記支脚10の側面に突設された支持片40にフレキシブルなコイル状チューブ41の一端を止着し、該チューブ41中に該プッシュプルワイヤ39を進退動自在に貫挿し、該チューブ41の他端を前記回転ロック操作部20に配設し、該プッシュプルワイヤ39の他端を該回転ロック操作部20の操作レバー42に連結している。なお、該回転ロック操作部20には、該操作レバー42を操作状態、即ち、プッシュプルワイヤ39を牽引した状態に保持し得る係合機構が設けられ、該係合機構はプッシュボタン43を押圧操作することにより解除できるように構成されている。
また、椅子16の座部12の前縁部の下方に相当する部位であって回転台7の上面に被介護者の両足を位置させられる足乗せ部50a,50bが形成される。なお、該足乗せ部50a,50bの周囲には、被介護者Bの両足が回転台7上からはみ出ないように突堤51が形成されている。なお、54は回転台7の前部中央に形成された半円状の凹欠部で、該凹欠部は椅子16に座った介護者Aが該凹欠部にかかとを位置させることで該回転台7の回転が制止されるようにするために形成されている。また、該足乗せ部50a,50bの表面には足が滑らないように筋状の凹凸55が形成されている。
また、椅子16の背凭れ15は、座部12に対して垂直よりも若干後傾状に形成され、該背凭れ15の上端部には横長孔状の把持部52が形成されている。
また、53は前記回転台7の後縁部下面に並設した一対のキャスターで、該キャスターは常態では床面から離間するように該回転台7の後縁部下面に並設されている。該キャスターはこの移乗補助装置を運ぶ際に床面に着くようにこの移乗補助装置を後傾させるとともに、前記把持部52に手を掛けて曳くことにより、この移乗補助装置を軽便に運び得るようにする。
このように構成した移乗補助装置は、例えばベッドの端や通常の椅子に腰掛けた被介護者を車椅子に移乗させたり、或いは、車椅子に座った被介護者をトイレの洋式便器の上に移乗させたりする際に使用される。即ち、前記ローラ2a〜2dを自在回転させ、この移乗補助装置をベッド等に腰掛けている被介護者Bの直前に移動させ、前記椅子16に座った介護者Aが前記操作レバー27を操作して前記係合機構を作動させプッシュプルワイヤ24を牽引した状態に保持、即ち、停止装置17を作動状態に保持することで該ローラ2aを回転不能にし、移動台1が外力に対して動かないようにするとともに、前記回転ロック操作部20のプッシュボタン43を押圧操作することによりプッシュプルワイヤ39を弛緩させ、コイルバネ38の弾性によりロックピン36の下部を係合板30の係合孔31に遊嵌させ、回転台7を回転不能にする。そして、図6に示したように、介護者Aは該椅子16の前部にて両足を床面に着いて股開状の姿勢にて被介護者Bと向かい合わせになり、該被介護者Bの足を介護者Aの両足の間に通し該被介護者Bの両足を前記足乗せ部50a,50bに位置させ、さらに介護者Aが両手を被介護者Bの脇の下から背中に回して被介護者Bを抱きかかえ、こうした体勢で介護者Aが後ろに倒れ込むことで座部12に座る。
このとき被介護者Bの両足は足乗せ部50a,50bに位置しているので、図7に示したように被介護者Bは回転台7上に起立することとなる。こうして被介護者Bは前かがみの姿勢であるものの自らの体重を両足で支えて回転台7上に乗ることとなる。このため、介護者Aの体力的負担を軽くして、被介護者Bを回転台7上に乗せることができる。なお、背もたれ15は介護者Aが後ろに倒れ込むときの支えとなるために欠かせないものである。また、被介護者Bが回転台7上に乗ったとき、図7に示したように、該被介護者Bは両手で把持部52をつかむことができるので、安心して起立状態が維持できる。そして、このように被介護者Bを抱きかかえた体勢で前記回転ロック操作部20の操作レバー42を握持操作することでロックピン36を係合板30の係合孔31より離脱させ回転台7を回転自在にし、その体勢で介護者Aが足で床面を蹴ることにより、該回転台7を車椅子等のある方向に回転させ、該被介護者Bの背後に車椅子や洋式便器等を位置するようにする。そして、介護者Aは前記プッシュボタン43を押圧操作してロックピン36をまた係合孔31に遊嵌させ回転台7を再び回転不能にした後、被介護者Bを抱きかかえたままで該被介護者Bを車椅子や洋式便器上に倒れ込ませる。このときも被介護者Bが後ろに倒れる体重の反動で介護者Aが起立できることから、被介護者Bの体重が介護者Aに直接掛かることなく介護者Aの体力的負担は軽い。
このように、被介護者Bは介護者Aに抱きかかえられるとともに、回転台7上に両足がついた状態で移乗するので、体力のない被介護者でも不安感や恐怖心を持つことなく安心して車椅子や洋式便器の上に移乗させることができる。また、この移乗補助装置によれば、被介護者を抱きかかえて回転することにより被介護者の向きをその場で所要の角度、例えば180度、回転させることができるので、一般家庭の狭いトイレにおいても被介護者を車椅子から洋式便器、或いは洋式便器から車椅子へ移乗させることが容易になる。また、介護者に大きな体力的負担を掛けることなく被介護者を安全に移乗させることが可能となる。しかも従来のリフト装置のような設置工事を要さずに使用できるので、在宅介護に好適であるなど有益な効果がある。
次に、図8,図9に従い本発明に係る介護用移乗補助装置の実施例2を説明する。なお、同図中、図1〜図7と同一符号は同一部分または相当部分を示す。この実施例2では、床面に定置される底板60を設け、該底板60の上面に一対のリニヤガイド(直線軸受)61を平行に設け、該リニヤガイド61により移動台1を前後方向に移動自在なるように配設し、該移動台1の中心部に支柱62を樹立し、該支柱62に上端部に設けた軸受63により椅子16を回転自在に支持するとともに、該椅子16の座部12の下面に固着したフランジ部64から筒状体65を垂下し、該筒状体65の下端部に回転台7を水平に固設することで、該回転台7を移動台1の上部に回転自在なるように支持し、該回転台7に足乗せ部50a,50bを形成している。なお、66は回転台7を回転自在に支持するため移動台1と回転台7との間に設けた環状の軸受である。
そして、底板60上のリニヤガイド61の間に前後方向に適宜間隔を離して複数の係合孔67が開設された係合板68を固設するとともに、支柱62の中心部に形成された透孔69中に前記停止操作部18と連なるプッシュプルワイヤ24のチューブ26を貫挿し、該プッシュプルワイヤ24の先端に固着したロックピン70を前記係合板68と対向させてなる。このように停止装置17を構成することによっては、実施例1に示した停止操作部18を操作してプッシュプルワイヤ24を弛緩させ、ロックピン70をいずれかの係合孔67に遊嵌させることにより移動台1を前後方向に移動不能に固定できる。なお、回転ロック装置19については前記実施例1と同様の構成であり、図8中、ロックピン36と対向する係合板30を移動台1の上面に固設してなり、前記回転ロック操作部20のプッシュボタン43を押圧操作することによりプッシュプルワイヤ39を弛緩させ、コイルバネ38の弾性によりロックピン36の下部を係合板30の係合孔31に遊嵌させることで、回転台7を回転不能にし得る。
このように構成した移乗補助装置であっても実施例1と同様の使用をすることにより、介護者に大きな体力的負担を掛けることなく被介護者を安全に移乗させることが可能となる。
一方、図10〜図15は、上記実施例1、2の停止装置17、停止操作部18、および回転ロック操作部20等の構造を少し異ならしめた本発明に係る実施例3の介護用移乗補助装置を示す。同図中、図1〜図7と同一符号は同一部分または相当部分を示す。実施例3の介護用移乗補助装置では、椅子16の支脚10が回転台7の回転中心よりも少し前側に位置するように、該回転台7の上面にビス10aによって固着した基板10b上に該支脚10が樹立される。また、停止装置18としては、移動台1の中央部に方形状の開口75を形成し、上面中央に軸状部76が一体に形成されたブレーキ片77を該開口75内に収容し、該軸状部76を該回転台7の回転中心に形成された透孔78および前記基板10bを貫通させて上方に突出し、該軸状部76の上端部に固着した帽状体49と該基板10bとの間にバネ80を圧縮状にして介在し、該バネ80の弾性により常には該ブレーキ片77が床面から離間した状態に保たれるようにするとともに、該ブレーキ片77を上下に進退動可能に支持する。なお、該ブレーキ片77の下面は、摩擦抵抗を増し滑り止めをするために凹凸状に形成されている。
一方、停止操作部18は、座部12の下面に固着した軸受片81a,81bにより操作軸82を回転自在に支持し、該操作軸82の一端を直交状に折り曲げてレバー83を形成し、該レバー83を該座部12の一側縁に配設するとともに、前記支脚10の後側面に支片84を突設し、該支片の側面に突設された支軸85をリンク86に形成された長孔87中に遊嵌することにより該リンク86を上下動可能に支持し、該リンク86下端の太径部88を前記帽状体79の上に対向させ、該リンク86の上端部と前記操作軸82に半径方向に突出するように形成された偏心輪89とをピン90を貫挿することにより連結している。なお、操作軸82には前記軸受81bに当接することで該操作軸82の回転範囲を制限するストッパー91が設けられている。
このため、レバー83を図10に示した矢印の方向に回転操作し、操作軸82を回転させると、偏心輪89がリンク86を押し下げ、該リンク86が軸状部76をバネ80の弾性に抗して押し下げることでブレーキ片77が下降し該ブレーキ片77が床面に圧接する。このため、床面との摩擦抵抗により移動台1は移動不能になる。なお、その際、前記偏心輪89は回転によりリンク86を最大限押し下げてさらに僅かに余計に回転したところで前記ストッパー98が軸受81bに当接するようにしていることから、ブレーキ片77はバネ80の弾性に抗して下降状態に保持される。このため移動台1を移動不能に保持できる。また、この状態でレバー83を反対向きに操作することで、リンク86による押し下げ状態が解除され、ブレーキ片77がバネ80の弾性により上昇し床面から離間することにより、移動台1は移動可能となる。なお、ブレーキ片77の形状はこの実施例に示したように下面から見て長方形のものに限らず適宜変更できる。また、このようなブレーキ片を複数個所に設けてもよい。
また、この実施例3に示す回転ロック操作部20は、回転台7の前側上部に設けられたペダル92を足で踏むことにより、前記ロックピン36を昇降させられる構成である。即ち、前記支脚10の両側面に支軸93を突設するとともに、ペダル92が形成された二股状の操作杆94を該支軸93により傾倒自在に枢着し、支脚10の前側部に一端を係着したバネ95により該操作杆94を牽引することで常には該ペダル92が上向きとなるように該操作杆94を付勢し、該操作杆94の先端部間に架した丸軸96にリンク97を枢着し、該リンク97先端をピン98を介してロックピン36の上端部に枢着している。このため、ペダル92を踏むとロックピン36が上昇し係合板30の係合孔31から離脱することで回転台7が回転自在となる。このため回転台7が回転し、また、ペダル92から足を離せば前記バネ95の弾性により操作杆94は該ロックピン36を下向きに付勢していることから該ロックピン36は下降し、該ロックピン36がまたいずれかの係合孔31に遊嵌することで回転台7がその状態で回転不能にロックされるようになる。
このように本発明に係る介護用移乗補助装置では、移動台1を前後に移動させる機構、回転台7を回転可能に支持する機構、停止装置17、停止操作部18、回転ロック装置19、回転ロック操作部20等の構造について、以上の実施例に示したものに限らず、適宜に設計変更できる。
1 移動台
2a〜2d ローラ
6 スライドレール機構
7 回転台
10 支脚
11 後部支脚
15 背凭れ
16 椅子
17 停止装置
18 停止操作部
19 回転ロック装置
20 回転ロック操作部
50a,50b 足乗せ部
52 把持部
60 底板
61 リニヤガイド
62 支柱
63 軸受
65 筒状体
66 軸受
A 介護者
B 被介護者

Claims (2)

  1. 前後方向に移動可能に設けられた移動台と、水平面内で回転自在なるように前記移動台の上部に配設された回転台と、該回転台上に立設された背凭れ付きの椅子と、前記移動台を移動不能にする停止装置と、前記回転台を回転不能にする回転ロック装置とを備え、前記回転台の一部であって前記椅子の座部の前縁部の下方に相当する部位に足乗せ部を形成し、介護者が前記椅子の前部にて股開状となり両足を床面に着いて被介護者と対面状態となり前記停止装置および前記回転ロック装置を作動状態としたうえで該被介護者の両足を前記足乗せ部に着かせ該介護者が該被介護者を抱きかかえて前記椅子に座ることにより該被介護者を前記回転台上に乗せて、その体勢で前記回転ロック装置を作動解除し前記回転台を回転させることで該被介護者の身体の向きが変えられるようにしたことを特徴とする介護用移乗補助装置。
  2. 前記椅子の背凭れの上端部に把持部を形成し、前記回転台上に乗った前記被介護者の手が該把持部に届くようにしたことを特徴とする請求項1に記載した介護用移乗補助装置。
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