JP2015212495A - 足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法 - Google Patents

足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法 Download PDF

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【課題】躯体形成空間と型枠との間での足場の組立及び解体作業の簡素化を図り、その作業手間の削減すること。【解決手段】躯体形成空間Kに対向する型枠10の内面側10aに配置される状態で型枠10に取付自在な足場用支持体2と、型枠10の横幅方向に延びる姿勢で足場用支持体2に支持される足場板3とが備えられている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート壁体等の躯体を構築する際に用いる足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法に関する。
コンクリート壁体等の躯体を構築する際には、躯体形成空間に鉄筋を配筋し、その躯体形成空間を挟む状態で所定間隔を隔てて一対の型枠を配置し、躯体形成空間にコンクリートを打設するという一連の作業を上方に向けて繰り返すことで、高さのあるコンクリート壁体を構築している(例えば、特許文献1参照。)。
このようなコンクリート躯体を構築する場合に用いる型枠として、例えば、型枠の下端部にローラを設け、そのローラを躯体形成空間に対して遠近方向に案内する案内機構を設けることで、躯体形成空間に対して遠近方向に型枠を移動自在に備えているシステム型枠が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2に記載のものでは、躯体形成空間に対して型枠を離間させる状態に位置させて、躯体形成空間に鉄筋を配筋したのち、型枠を躯体形成空間に対して接近方向に移動させて、躯体形成空間にコンクリートを打設するようにしている。
特開2011−256610号公報 特開平6−81461号公報
上記特許文献2に記載の型枠では、遠近方向での移動距離がその型枠の種類や形式等の各種条件に応じて設定されており、遠近方向での移動距離が短く設定されているものがある。また、施工現場によっては、型枠の遠近方向での移動距離が大きく取れない場合もある。
遠近方向での型枠の移動距離が短い場合には、躯体形成空間に対して離間させる状態で型枠を位置させたときに、躯体形成空間と型枠との間の間隔が小さくなる。したがって、躯体形成空間に対する配筋作業等を行う場合に、躯体形成空間と型枠との間に立ち馬等の補助作業台を設置するスペースを確保できない。そこで、例えば、複数の単管から組み立てる自立型の足場、所謂単管足場を設置することが考えられるが、この単管足場の組み立て作業だけでなく、その単管足場の解体作業も行わなければならず、非常に手間と時間がかかるものとなる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、躯体形成空間と型枠との間での足場の組立及び解体作業の簡素化を図り、その作業手間の削減することができる足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在に備えられている型枠に対して設置自在な足場装置であって、
前記躯体形成空間に対向する前記型枠の内面側に配置される状態で前記型枠に取付自在な足場用支持体と、前記型枠の横幅方向に延びる姿勢で前記足場用支持体に支持される足場板とが備えられている点にある。
本特徴構成によれば、躯体形成空間に対して型枠を離間させる状態でその型枠の内面側に足場用支持体を取り付け、その足場用支持体に支持されるように型枠の横幅方向に延びる姿勢で足場板を備えるだけで、躯体形成空間と型枠との間に足場装置を設置することができる。これにより、躯体形成空間に対して型枠を離間させた状態で、型枠の内面側と躯体形成空間の間の小さなスペースであっても、そのスペースに足場装置を設置することができ、その足場装置を用いて躯体形成空間に対する配筋作業等を行うことができる。しかも、足場用支持体の取り付け対象を十分な強度を有する型枠としていることから、足場用支持体を安定して取り付けることができる。また、足場用支持体から足場板を取り外し、足場用支持体も型枠の内面側から取り外すだけで、足場装置の解体作業も行うことができる。したがって、躯体形成空間と型枠との間での足場の組立及び解体作業の簡素化を図り、その作業手間を削減することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記足場用支持体は、前記型枠の上端部に吊り下げ支持される状態で取り付けられている点にある。
本特徴構成によれば、足場用支持体を型枠の上端部に吊り下げ支持させるだけで、足場用支持体を取り付けることができ、その取り付け作業の簡素化を図ることができる。しかも、型枠の上端部に吊り下げ支持していることから、足場用支持体にかかる荷重を型枠にて受けることができ、強い荷重にも耐え得るように足場用支持体を適切に取り付けることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記足場用支持体は、前記型枠の上端部に吊り下げ支持された状態でその型枠の上端部から下方側部位まで延びる長さを有している点にある。
本特徴構成によれば、足場用支持体が型枠の上端部から下方側部位まで延びる十分な長さを有しているので、例えば、型枠の下方等に設置される作業床を用いて作業者が足場用支持体を持ち上げることで、その足場用支持体を型枠の上端部に引っ掛けることができる。このように、作業者が足場用支持体を持ち上げて型枠の上端部に引っ掛けるという簡易な作業によって、足場用支持体を吊り下げ支持することができる。
本発明の第4特徴構成は、上述の足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法であって、
前記躯体形成空間に対して前記型枠を離間させる状態に位置させ、その枠体の内面側に前記足場装置を設置する第1ステップと、
前記足場装置を利用して前記躯体形成空間に鉄筋を配筋する第2ステップと、
前記型枠から前記足場装置を取り外し、前記型枠を前記躯体形成空間に対して接近方向に移動させる第3ステップと、
前記躯体形成空間にコンクリートを打設し、そのコンクリートが固化した後に前記型枠を脱型させる第4ステップとを有する点にある。
本特徴構成によれば、第1ステップを行うことで、躯体形成空間に対して離間させる状態に位置させた型枠の内面側に足場用支持体及び足場板を設置することができる。第2ステップを行うことで、その足場板に作業者が載って躯体形成空間に鉄筋を配筋することができ、配筋作業の簡素化を図ることができる。第3ステップを行うことで、型枠から足場用支持体及び足場板を簡易に取り外すことができながら、所望の位置まで型枠を躯体形成空間に対して接近移動させることができ、第4ステップを行うことで、躯体形成空間にコンクリート躯体を構築することができる。このような施工方法によって、躯体形成空間と型枠との間での足場の組立及び解体作業の簡素化を図り、その作業手間の削減することができながら、躯体形成空間にコンクリート躯体を適切に構築できる。
第1ステップにおける施工状態を示す図 第2ステップにおける施工状態を示す図 第3ステップにおける施工状態を示す図 第4ステップにおける施工状態を示す図 足場装置の設置過程を示す図 足場装置の設置過程を示す図
本発明に係る足場装置及びその足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、図1〜図4に示すように、躯体形成空間Kに、コンクリート躯体としてのコンクリート壁体100を構築している。コンクリート壁体100を上下方向で複数の施工区分に区分けし、下から上方に向かって段階的に施工することで、高さの高いコンクリート壁体100を構築している。図1〜図4では、施工済みのコンクリート壁体100に対して、1つ上の施工区分にてコンクリート壁体100を施工していく工程を示している。
各施工区分にて用いる型枠10は、施工が完了した施工区分から取り外し、図外のクレーンを用いて上方に吊り上げて1つ上の施工区分に対して設置するという形態で、一対の型枠10を施工区分に合わせて下から上方に順次吊り上げながら設置していくようにしている。
各施工区分では、図1に示すように、躯体形成空間Kに対して型枠10を離間させる状態に位置させ、図2に示すように、躯体形成空間Kに鉄筋20を配筋する。そして、図3に示すように、型枠10を躯体形成空間Kに対して接近方向に移動させ、図4に示すように、躯体形成空間Kにコンクリートを打設し、そのコンクリートが固化した後に型枠10を脱型させている。この施工に用いる型枠10としては、躯体形成空間Kに対する遠近方向に移動自在なものであればよく、各種の型枠を適用することができる。
以下、躯体形成空間Kに対する遠近方向を、「型枠10の内外方向」と称し、図1〜図4にて例示した型枠10について説明を加える。この実施形態では、型枠10が、躯体形成空間Kを挟んで一対備えられており、一対の型枠10は、同様の構成を有している。一対の型枠10の夫々は、躯体形成空間Kに対する遠近方向に移動自在に備えられたシステム型枠として構成されている。
このシステム型枠は、型枠10の内外方向に延びる作業床13に対して、型枠10の内外方向に移動自在な移動部材14を備えており、この移動部材14に型枠10が連結固定されている。移動部材14は、複数のフレームを組み合わせて構成されており、型枠10よりも外方側で起立姿勢の縦フレーム14aと、その縦フレーム14aの下端部から型枠10の外方側に延びる下部フレーム14bとを有する側面視でL字状に形成されている。移動部材14は、縦フレーム14a及び下部フレーム14bに加えて、縦フレーム14aと下部フレーム14bとを連結する傾斜姿勢の連結フレーム14cが備えられている。また、図示は省略するが、縦フレーム14a及び下部フレーム14bは、型枠10の横幅方向に間隔を隔てて複数備えられており、複数の縦フレーム14aを連結する横フレームも備えられている。
移動部材14を移動させるための構成としては、詳細な図示は省略するが、例えば、下部フレーム14bに備えられたローラを型枠10の内外方向に案内するガイドレール等の案内部材が設けられており、その案内部材をローラが転動することで、移動部材14が作業床13上をスライド移動するように構成されている。移動部材14を移動させるための駆動源としては、例えば、油圧モータや油圧シリンダ等の各種の駆動源を適用することができる。
移動部材14については、型枠10の内外方向に移動自在に支持されているものであればよく、上述の如く、作業床13上をスライド移動するものに限らない。例えば、型枠10の上方側に型枠10の内外方向に延びるガイドレール等の案内部材を設置し、この案内部材に沿って移動自在に移動部材14を吊り下げ支持することで、移動部材14を吊り下げ支持させた状態で型枠10の内外方向に移動自在に備えることもできる。また、一対の型枠10のうち、一方の移動部材14については、作業床13上をスライド移動自在とし、他方の移動部材14については、吊り下げ支持された状態で型枠10の内外方向に移動自在とすることもできる。ちなみに、移動部材14を吊り下げ支持するときの案内部材については、例えば、型枠10の外側に足場を階層状態で設置し、その足場の仮設部材等を用いて案内部材を支持することができる。
作業床13は、施工済みのコンクリート壁体100aに形成された孔部101に連結ロッド15を挿入してボルトナットにより施工済みのコンクリート壁体100aに固定支持されている。このように、施工済みのコンクリート壁体100の上端側部位を利用して作業床13を固定している。
型枠10の外方側には、型枠10から外方側に延びる外側足場11と、その外側足場11から連設された手摺12とが備えられている。この外側足場11及び手摺12は、上下方向で型枠10の中間部と上端部との2階層に配置されている。
上述のような型枠10として、内外方向での移動距離が短い距離(例えば、500mm又は800mm)に設定されているものがある。また、施工現場によっては、型枠10の内外方向での移動距離が大きく取れない場合もある。そこで、図1に示すように、躯体形成空間Kに対して遠近方向に移動自在に備えられている型枠10に対して、その型枠10の内面側に設置自在な足場装置1が設けられており、型枠10の内面側10aと躯体形成空間Kとの間の小さなスペースであっても、そのスペースに足場装置1を設置するようにしている。
足場装置1は、図5及び図6に示すように、躯体形成空間Kに対向する型枠10の内面側10aに配置される状態で型枠10に取付自在な足場用支持体2と、型枠10の横幅方向に延びる姿勢で足場用支持体2に支持される足場板3とが備えられている。図5(a)は、足場装置1を設置する当初の状態を示しており、図5(b)は、足場装置1を設置した最終の状態の一例を示している。図6は、足場装置1を設置する過程での斜視図を示している。
足場用支持体2は、上下方向に延びる単管4と、その単管4の上端部に固定されて型枠10の上端部に引っ掛け自在な引っ掛け部5と、その単管4の上下方向の途中部位に固定されて足場板3を支持するブラケット6とが備えられている。足場用支持体2は、型枠10の上端部に引っ掛け部5を引っ掛けることで、型枠10の上端部に吊り下げ支持される状態で取り付けられる。単管4は、型枠10の上端部に吊り下げ支持された状態で、型枠10の上端部から下方側部位まで延びる長さを有している。これにより、図5(a)に示すように、作業床13に居る作業者が、引っ掛け部5を型枠10の上端部よりも上方側に位置させるように、足場用支持体2を持ち上げるだけで、型枠10の上端部に引っ掛け部5を引っ掛ける作業を行うことができる。
引っ掛け部5は、複数の板材を組み合わせて構成されており、図6に示すように、型枠10の内面側10aと外面側10bの両側で下方側に延びる脚部を有する門型形状の第1板材5aと、型枠10の内面側10aと対向する姿勢の第2板材5bと、型枠10の上面側10cと対向する姿勢の第3板材5cと、型枠10の外面側10bと対向する姿勢の第4板材5dとが備えられている。第1板材5aは、型枠10の横幅方向で薄板となるように設けられており、第2板材5b、第3板材5c、第4板材5dの夫々が、第1板材5aから型枠10の横幅方向に延びるように設けられている。このように、第2板材5b、第3板材5c、第4板材5dによって、足場用支持体2として型枠10の横幅方向にある程度の幅を有することで、型枠10の上端部に吊り下げ支持された状態で足場用支持体2の移動や拗れ等が生じ難く、足場用支持体2の位置及び姿勢が変わることなく、適切に取り付けることができる。
ブラケット6は、型枠10の内外方向に延びる第1部位6aとその第1部位6aの外側端部から下方側に延びる第2部位6bとを有する側面視でL字状のパイプ部材にて構成されている。また、ブラケット6は、第1部位6aと第2部位6bを連結する傾斜姿勢の第3部位6cも備えられている。ブラケット6は、単管4に対して第2部位6bが型枠10の内側に隣接位置するように単管4に固定されており、第1部位6a上に足場板3を載置支持できるようになっている。図示は省略するが、単管4に対するブラケット6の固定については、クランプ部材等を用いて行っている。そして、ブラケット6は、クランプ部材等により単管4に固定されており、単管4の長手方向に移動自在に備えられており、上下方向でのブラケット6の位置を調整できるようになっている。
足場用支持体2におけるブラケット6の第1部位6aの長さは、型枠10における移動部材14の移動距離よりも短くなっており、躯体形成空間Kに対して型枠10を離間させた状態で足場用支持体2を型枠10の内面側10aに設置したときに、その型枠10の内面側10aと躯体形成空間Kとの間のスペース内にブラケット6の第1部位6aが収まるように構成されている。これにより、型枠10の内面側10aと躯体形成空間Kとの間の小さなスペースであっても、第1部位6aにて載置支持する状態で足場板3を設置することができる。また、第1部位6aの長さを、型枠10の内面側10aと躯体形成空間Kとの間のスペースの全体に亘るような長さにすることで、小さなスペースであっても、そのスペースの全体に亘る状態で足場板3を設置することができる。これにより、足場としてより大きなスペースを確保でき、作業者の作業環境の向上を図り、作業効率の向上に繋がることになる。
上述の如く、型枠10の内面側10aと躯体形成空間Kとの間の小さなスペースであっても、そのスペースに足場装置1を設置することができるので、この足場装置1を用いて躯体形成空間Kに対する作業を行うことができる。そこで、各施工区分における施工方法として、図1〜図4に示すように、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ、第4ステップを順次行うようにしている。
第1ステップでは、図1に示すように、躯体形成空間Kに対して型枠10を離間させる状態に位置させ、その型枠10の内面側10aに足場装置1を設置している。第2ステップでは、図2に示すように、足場装置1を利用して躯体形成空間Kに鉄筋20を配筋している。第3ステップでは、図3に示すように、型枠10から足場装置1を取り外し、型枠10を躯体形成空間Kに対して接近方向に移動させている。第4ステップでは、図4に示すように、躯体形成空間Kにコンクリートを打設し、そのコンクリートが固化した後に、型枠10を躯体形成空間Kから離間させて型枠10を脱型させている。
第1ステップにおいて、型枠10の内面側に足場装置1を設置する際には、図5(a)に示すように、まず、躯体形成空間Kに対して型枠10を離間させた型枠10の上端部に引っ掛け部5を引っ掛けて、型枠10の上端部に吊り下げ支持させる状態で足場用支持体2を取り付けている。そして、図5(b)に示すように、複数の足場用支持体2を型枠10の横幅方向に間隔を隔てて取り付けており、足場板3を複数の足場用支持体2に亘って型枠10の横幅方向に延びる姿勢で、各足場用支持体2のブラケット6における第1部位6a上に載置支持させるように配置している。各足場用支持体2において、結束具等によりブラケット6に足場板3を結束して足場板3を固定している。
このように、吊り下げ支持された複数の足場用支持体2に亘る状態で足場板3を結束固定することで、この足場板3によって複数の足場用支持体を繋ぐ桁材を兼用することができる。また、第1部位6aの先端部には、図6に示すように、上方側に延びる起立壁部6dが備えられており、足場板3が第1部位6a上に載置支持されたときに、その起立壁部6dが足場板3の側部に当接することで、足場板3の移動を規制している。
足場用支持体2を型枠10の上端部に吊り下げ支持する際には、図示は省略するが、単管4と型枠10の内面側10aとの間に養生部材を配置させて、足場用支持体2の単管4と型枠10の内面側10aとの接触を抑止して、型枠10の内面側10aの損傷等を防止している。例えば、コンクリート壁体100に目地を形成するために、型枠10の内面側10aに目地形成部材を備える場合には、その目地形成部材を単管4と型枠10の内面側10aとの間に位置させるように足場用支持体2を設置することで、養生部材として目地形成部材を利用することができる。また、単管4と型枠10の内面側10aとの間に養生部材としての薄板を設けたり、型枠10自体を巻くように養生部材としてのクッション部材を設けることもできる。
足場用支持体2については、足場板3を支持するためだけでなく、その他の用途にも用いることができる。例えば、型枠10の横幅方向に隣接する足場用支持体2の単管4同士を連結する連結支持部材を備え、その連結支持部材に梯子を立て掛けて設けることもできる。このように、足場用支持体2を梯子の立て掛け設置に用いることもできる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、型枠10の横幅方向に間隔を隔てて配置する複数の足場用支持体2を足場板3にて連結することで、その足場板3によって桁材を兼用しているが、例えば、型枠10の横幅方向に間隔を隔てて配置する複数の足場用支持体2を繋ぐ桁材を、足場板3とは別に設けることもできる。この場合には、その桁材にて連結した複数の足場用支持体2を1つのユニットとし、そのユニットごとに設置することができる。
(2)上記実施形態では、単管4の上下方向の途中部位にブラケット6を1つ備えているが、このブラケット6を上下方向に間隔を隔てて複数備えることもできる。例えば、単管4の長さが5m以上となる場合には、2つのブラケット6を備え、2つの足場板3を支持させることもできる。
(3)上記実施形態では、一対の型枠の両方を躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在としているが、一対の型枠の一方のみを躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在とすることもできる。この場合には、躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在な型枠の内面側に足場装置を設置することができる。
また、例えば、山留め壁に隣接する空間を躯体形成空間として、その躯体形成空間にコンクリート壁体を構築する場合には、型枠を1つ備え、その型枠を躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在に備えることができる。
(4)上記実施形態において、型枠としては、上述のようなシステム型枠に限るものではなく、シャタリング等を用いた大型システム型枠等の各種の型枠を用いることができる。
本発明は、コンクリート壁体等のコンクリート躯体を構築する際に用いる各種の足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の各種の施工方法に適用可能である。
1 足場装置
2 足場用支持体
3 足場板
4 単管
10 型枠
10a 内面側
20 鉄筋
100 コンクリート壁体
K 躯体形成空間

Claims (4)

  1. 躯体形成空間に対して遠近方向に移動自在に備えられている型枠に対して設置自在な足場装置であって、
    前記躯体形成空間に対向する前記型枠の内面側に配置される状態で前記型枠に取付自在な足場用支持体と、前記型枠の横幅方向に延びる姿勢で前記足場用支持体に支持される足場板とが備えられている足場装置。
  2. 前記足場用支持体は、前記型枠の上端部に吊り下げ支持される状態で取り付けられている請求項1に記載の足場装置。
  3. 前記足場用支持体は、前記型枠の上端部に吊り下げ支持された状態でその型枠の上端部から下方側部位まで延びる長さを有している請求項2に記載の足場装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法であって、
    前記躯体形成空間に対して前記型枠を離間させる状態に位置させ、その枠体の内面側に前記足場装置を設置する第1ステップと、
    前記足場装置を利用して前記躯体形成空間に鉄筋を配筋する第2ステップと、
    前記枠体から前記足場装置を取り外し、前記枠体を前記躯体形成空間に対して接近方向に移動させる第3ステップと、
    前記躯体形成空間にコンクリートを打設し、そのコンクリートが固化した後に前記型枠を脱型させる第4ステップとを有するコンクリート躯体の施工方法。
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