JP6983736B2 - 移動昇降式足場 - Google Patents

移動昇降式足場 Download PDF

Info

Publication number
JP6983736B2
JP6983736B2 JP2018162368A JP2018162368A JP6983736B2 JP 6983736 B2 JP6983736 B2 JP 6983736B2 JP 2018162368 A JP2018162368 A JP 2018162368A JP 2018162368 A JP2018162368 A JP 2018162368A JP 6983736 B2 JP6983736 B2 JP 6983736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary
work
deck
scaffolding
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018162368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020033791A (ja
Inventor
一雅 高宮
哲也 青木
誠 松村
Original Assignee
株式会社タカミヤ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タカミヤ filed Critical 株式会社タカミヤ
Priority to JP2018162368A priority Critical patent/JP6983736B2/ja
Publication of JP2020033791A publication Critical patent/JP2020033791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6983736B2 publication Critical patent/JP6983736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

この発明は、構造物の施工や補修、解体等に用いる移動昇降式足場に関するものである。
従来、例えば倉庫やビル、煙突等の所定の高さを有する構造物の外壁を施工したり、既存の外壁の補修を行ったり、構造物を解体したりする場合に、作業を行う外壁に沿うように足場を設置し、その足場を用いて作業することが行われている。また特に、新築工事における型枠作業や、改修工事における塗装作業、ケレン作業の養生設備や、解体工事におけるはつり作業等においては、それぞれ、上下方向に数メートルの長さを有する足場設備が必要となるため、足場を上下方向に複数段設置して対応する場合があった。
また、このような足場の中には、ガイドマストに沿って作業用デッキが上下動する移動昇降式足場(例えば、特許文献1参照)があり、この移動昇降式足場を用いて作業を行うことも考えられている。
特許第5299982号公報
しかしながら、前記した特許文献1のような従来の移動昇降式足場では、停止した状態における作業用デッキでの上下方向の作業範囲が狭いため、頻繁に移動昇降式足場を上下方向に移動させて作業を行う必要があり、さらに効率の良い作業方法が求められていた。
特に、高層建物での作業となれば、上下方向の作業範囲が狭い中で、何回も移動昇降式足場を移動させたり固定させたりする必要があり、運搬費、資材費、労務費、工数(工期)などが嵩むため、改善が求められていた。
また、前記した新築工事における型枠作業、改修工事における塗装作業やケレン作業の養生設備、解体工事におけるはつり作業等においては、上下方向に所定の長さを有する足場が必要であるため、従来の移動昇降式足場では対応できない場合もあった。
そこで、この発明は、作業用デッキの上下方向の作業範囲を広げて、効率良く作業を行うことができる移動昇降式足場を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、の発明は、ガイドマストと、該ガイドマストに着脱されて装着状態で昇降移動する駆動部と、該駆動部に水平状態で設置される作業用デッキとを有する移動昇降式足場であって、2つの前記ガイドマストにそれぞれ前記駆動部が装着されており、2つの前記駆動部同士に掛け渡されるように前記作業用デッキが設置されており、前記作業用デッキ上の2つの前記ガイドマストそれぞれに着脱されて装着状態で前記作業用デッキと共に昇降移動する補助部が装着されており、2つの前記補助部同士が略水平方向に繋合せ部で繋げられており、前記繋合せ部に対して足場部が設けられていることで、前記作業用デッキの上方に、該作業用デッキと共に昇降移動する前記足場部を有している移動昇降式足場としたことを特徴とする。
また、の発明は、前記記載の構成に加え、前記補助部上の2つの前記ガイドマストそれぞれに着脱されて装着状態で前記作業用デッキと共に昇降移動する前記補助部がさらに1段又は複数段装着されており、同じ段の前記補助部同士が略水平方向に前記繋合せ部で繋げられており、前記繋合せ部に対して前記足場部が設けられていることで、前記作業用デッキの上方に、該作業用デッキと共に昇降移動する前記足場部を複数段有している移動昇降式足場としたことを特徴とする。
また、の発明は、前記記載の構成に加え、前記足場部の荷重が前記補助部に掛かるように設けられており、前記補助部の荷重が前記ガイドマストに掛かるように設けられている移動昇降式足場としたことを特徴とする。
また、の発明は、前記記載の構成に加え、前記繋合せ部は、両端に繋がっている前記補助部同士の上下位置の差を調整して繋ぎ合わせ状態を維持する調整機構を有している移動昇降式足場としたことを特徴する。
の発明によれば、作業用デッキの上方に作業用デッキと共に昇降移動するように構成された足場部を有していることで、停止した状態における上下方向の作業範囲として、作業用デッキにその上方の足場部を加えることができ、上下方向の作業範囲を増加させることができる。そのため、移動昇降式足場を頻繁に上下方向に移動させる必要がなくなり、また、作業範囲を増加させることで移動昇降式足場に搭乗する作業員数を多くすることができるため、1つの移動昇降式足場での作業効率を向上させることができる。
また、の発明によれば、作業用デッキの上方に作業用デッキと共に昇降移動するように構成された足場部を複数段有していることで、上下方向の作業範囲をより増加させることができる。そのため、より移動昇降式足場を頻繁に上下方向に移動させる必要がなくなり、また、作業範囲をより増加させることで移動昇降式足場に搭乗する作業員数をより多くすることができるため、1つの移動昇降式足場での作業効率をさらに向上させることができる。
また、の発明によれば、足場部の荷重を補助部で支え、補助部の荷重をガイドマストで支えるように構成されているため、足場部の荷重を構造物で支えるようなものと比べて、作業を行ったり移動したりするときに構造物に対して固定したり取り外したりする箇所が少なくする又はゼロにすることができ、移動昇降式足場を移動させた後の設置作業と、作業後に再度移動させる際の取外し作業をより効率良く行うことができる。
また、の発明によれば、繋合せ部がその両端に繋がっている補助部同士の上下位置の差を調整して繋ぎ合わせ状態を維持する調整機構を有していることで、2つの補助部同士の上下方向の位置の誤差を吸収して足場部の状態を維持することができ、作業を支障なく行えるようにすることができる。
この発明の実施の形態に係る移動昇降式足場の使用例を示す正面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の使用例を示す断面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場を示す斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場を他の角度から見た斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部を示す単品斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部を他の角度から見た単品斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部の一部を示す単品平面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部の一部を示す単品正面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部の一部を示す単品側面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態を示す斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態を他の角度から見た斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態をさらに他の角度からみた斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態をまたさらに他の角度からみた斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態を示す正面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態を示す平面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部とマストの係合状態を示す側面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の調整機構を示す拡大斜視図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部の他の例を示す単品平面図である。 同実施の形態に係る移動昇降式足場の補助部の他の例を示す単品正面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図17には、この発明の実施の形態を示す。
この実施の形態の移動昇降式足場10は、図1〜図4に示すように、ガイドマスト20と、駆動部30と、作業用デッキ40と、補助部50と、繋合せ部60と、足場部70とを有して構成されている。また、この実施の形態では、2つのガイドマスト20にそれぞれ駆動部30が取り付けられ、この駆動部30同士に掛け渡すように作業用デッキ40が形成されている。また、2つのガイドマスト20における作業用デッキ40上の箇所には、それぞれ補助部50が取り付けられている。この補助部50同士は、繋合せ部60で繋がれており、作業用デッキ40と補助部50と繋合せ部60をベースにして、作業用デッキ40の上方に当該作業用デッキ40と共に昇降移動する足場部70を有している。
このうち、この実施の形態のガイドマスト20は、建物等の構造物K(図2参照)に沿って略垂直方向に設置されるようになっており、ここでは所定の間隔を空けて2本以上設置されている。また、図10〜図16に示すように、ガイドマスト20は、複数の棒状部材25を組んで略三角柱形状に形成されており、図2,図3に示すように、構造物の外壁に接続する壁つなぎ部21を有している。この壁つなぎ部21は、複数本のステー22を有しており、これらを介して外壁に固定されている。なお、外壁の形状が複雑な場合には、油圧等で伸び縮みするバックル式壁つなぎ材等を使用してガイドマスト20を外壁に取り付けるようになっていても良い。
また、この実施の形態では、図4に示すように、2つのガイドマスト20のそれぞれに駆動部30が取り付けられている。この駆動部30は、フレーム31と、モータ(図示省略)と、ガイドマスト20の上下方向に沿って設けられたラック23に歯合するピニオンギア32(図13参照)とを有しており、モータの駆動力でピニオンギア32を回転させ、このピニオンギア32とラック23とが歯合することでガイドマスト20に対して駆動部30を上下動させるように構成されている。また、フレーム31には、後述する補助部40と同様のガイドローラ(図示省略)が設けられており、このガイドローラによって、ガイドマスト20に対してスムーズに上下動可能となっている。
また、駆動部30のフレーム30の上部には、作業用デッキ40が設けられている。この実施の形態では、作業用デッキ40は2つのガイドマスト20にそれぞれ取り付けられた駆動部30に掛け渡すように配置されている。また、この実施の形態では、ガイドマスト20同士の外側にも、作業用デッキ40が所定長さ延設されるように構成されている。この作業用デッキ40は、2つの駆動部30の上下動によってガイドマスト20に沿って上下動するようになっている。
また、この実施の形態では、2つのガイドマスト20における作業用デッキ40上の位置にそれぞれ、図5〜図9に示すような補助部50が取り付けられている。この補助部50は、本体部53と当該本体部53の上部位置から細長形状に横方向に延びる延長部52とを有しており、図12に示すように、作業用デッキ40にボルト等で固定されている。また、それぞれの補助部50の上方には、さらに補助部50が2つずつ配置されている。すなわち、作業用デッキ40の上に補助部50が3段設けられており、これらがボルト等で相互に固定されて、一体となっている。
また、この実施の形態では、延長部52が本体部53の左右方向にそれぞれ形成されており、同じ段の補助部50同士は、駆動部30同士を結ぶ内側方向の延長部52同士が長細形状の繋合せ部60で繋がれており、作業用デッキ40の上に、合計3段の繋合せ部60が配置されるようになっている。さらに、図1,図2に示すように、作業用デッキ40と補助部50と繋合せ部60をベースにして、作業用デッキ40の上方に当該作業用デッキ40と共に昇降移動する足場部70を有している。ここでは、1組の補助部50と繋合せ部60につき、1段の足場部70を形成しており、合計3段の足場部70が作業用デッキ40の上方に形成されている。また、これら足場部70は補助部50と繋合せ部60のみに支持されており、その結果、足場部70の荷重は補助部50で受けるように構成されている。そして、駆動部30の上下動によって、作業用デッキ40と3段の足場部70が一体となって上下動するようになっている。
また、補助部50の本体部53と延長部52との間には、延長部52を支持するための補強部54が設けられている。この実施の形態では、延長部52から斜め前方に突出して本体部53の前方と繋がる前方補強部54aと、延長部52から斜め下方に突出して本体部53の下方と繋がる下方補強部54bとが形成されている。また、延長部52と繋合せ部60は、図3,図4に示すように、それぞれ断面略方形状のパイプ材で構成されている。
また、補助部50には、図5〜図16に示すように、複数のガイドローラ51が設けられており、このガイドローラ51が、ガイドマスト20の縦方向に延びる棒状部材25に対して係合するようになっており、これにより補助部50がスムーズに上下動可能に構成されると共に補助部50の荷重をガイドマスト20で受けるように構成されている。
詳述すると、図10,図11,図14〜図16に示すように、2つのガイドローラ51aで棒状部材25を前後方向から挟持していることで、補助部50の前後方向の動きを規制している。この実施の形態では、このような2つのガイドローラ51aでの挟持箇所を、1つの棒状部材25に対して2箇所有しており、2本の棒状部材25に対して、このような挟持箇所を有している。また、ガイドローラ51aが滑らかな凹形状となっているため、2つのガイドローラ51aで棒状部材25を挟持すると、棒状部材25を包み込むように挟持することができる。これにより、左右方向の動きも規制することができるようになっている。これらにより、補助部50をガイドマスト20に保持しつつ、スムーズな上下動が可能となっている。
さらに、補助部50には、棒状部材25に対して外側から当接するガイドローラ51bを複数有しており、この実施の形態では、1本の棒状部材25に対して2つのガイドローラ51bが当接する箇所が2箇所設けられている。このガイドローラ51bは1つの板状部材51cに取り付けられており、その板状部材51cが軸51dを中心として所定範囲回動するように構成されている。これにより、ガイドローラ51bがより棒状部材25に追随し易くなっている。このようなガイドローラ51bを左右の外側に設置していることで左右方向の動きをより確実に規制するようになっている。また、補助部50が上下動する際によりスムーズに移動できるようになっている。
また、繋合せ部60とその両端に繋がっている補助部50の延長部52との間の繋ぎ目には、ヒンジ機構等で構成される調整機構80を有している。この実施の形態では、図17に示すように、延長部52と繋合せ部60とが軸81で回動するように構成されている。このような調整機構80によって、上下方向の角度を変えて補助部50同士の上下位置の差を調整することで、繋合せ部60と延長部52の繋ぎ合わせ状態に無理が生じないようにして接続を維持するようになっている。
なお、作業用デッキ40及び足場部70は、塗装やブラスト等の作業を行う際には、側面及び天面をビニルやメッシュ素材等の飛散防止養生部材(図示省略)で覆うようになっていても良い。この飛散防止養生部材により、作業用デッキ40及び足場部70を覆ってブラスト作業や塗装作業を行うことで、作業を行っても塗料等が飛散せず、環境に配慮しながら効率良く作業を行うことができるものである。
次に、前記した移動昇降式足場10を用いた構造物Kの外壁の補修方法について、図1〜図17を用いて説明する。ここでは、補修作業として外壁塗装の塗替え作業について説明する。
まず、構造物Kに対して、必要な高さのガイドマスト20を所定間隔を空けて少なくとも2つ設置し、構造物Kに固定する。次に、2つのガイドマスト20にそれぞれ駆動部30を設置し、2つの駆動部30に掛け渡すように作業用デッキ40を取り付ける。その後、ガイドマスト20の作業用デッキ40上に、補助部50を3段ずつ設置し、作業用デッキ40と補助部50を全て固定する。
同じ段の補助部50同士は延長部52と繋合せ部60とが連結されており、これらに足場部70を設置して、作業用デッキ40とその上に3段の足場部70が形成されて一体となった移動昇降式足場10が完成する。このとき、足場部70は繋合せ部60と補助部50と作業用デッキ40のみに設置されており、その荷重は補助部50と作業用デッキ40のみで受けるようになっており、さらに、補助部50と作業用デッキ40はガイドローラ51を介してガイドマスト20のみに設置されており、その荷重はガイドマスト20のみで受けるようになっており、ガイドマスト20が壁つなぎ部21で構造物Kに設置されている。そのため、構造物Kに固定されているのはガイドマスト20のみであり、安定した作業を行うことができると共に、足場部70及び作業用デッキ40の上下方向への移動時にいちいち構造物から足場部70や作業用デッキ40との固定部を取り外すような場合と比べて、簡単に移動させることができる。その結果、作業効率を向上させることができる。
その後、例えば、構造物Kに対して、一番下側又は一番上側から作業を行っていき、当該位置の作業が終了したら駆動部30を駆動させて、ガイドマスト20に沿って上方又は下方に作業用デッキ40と足場部70を一体に移動させ、次の位置で作業を行う。これを繰り返して、構造物Kの上端から下端まで作業を行う。このとき、作業用デッキ40と3段の足場部70の合計4段分を一気に移動させるため、作業用デッキ40の1段分ずつちょこちょこと移動させるよりも効率良く作業を行うことができる。
以上のように、この実施の形態の移動昇降式足場10によれば、作業用デッキ21の上方に作業用デッキ40と共に昇降移動するように構成された足場部70を有していることで、停止した状態における上下方向の作業範囲として、作業用デッキ40にその上方の足場部70を加えることができ、上下方向の作業範囲を増加させることができる。そのため、移動昇降式足場10を頻繁に上下方向に移動させる必要がなくなり、また、作業範囲を増加させることで移動昇降式足場10に搭乗する作業員数を多くすることができるため、1つの移動昇降式足場10での作業効率を向上させることができる。
また、この実施の形態の移動昇降式足場10によれば、作業用デッキ40の上方に作業用デッキ40と共に昇降移動するように構成された足場部70を複数段有していることで、上下方向の作業範囲をより増加させることができる。そのため、より移動昇降式足場10を頻繁に上下方向に移動させる必要がなくなり、また、作業範囲をより増加させることで移動昇降式足場10に搭乗する作業員数をより多くすることができるため、1つの移動昇降式足場10での作業効率をさらに向上させることができる。
また、この実施の形態の移動昇降式足場10によれば、足場部70の荷重を補助部50で支え、補助部50の荷重をガイドマスト20で支えるように構成されているため、足場部70の荷重を構造物で支えるようなものと比べて作業を行ったり移動したりするときに構造物に対して固定したり取り外したりする箇所が少ない又はゼロにすることができ、移動昇降式足場10を移動させた後の設置作業と、作業後に再度移動させる際の取外し作業をより効率良く行うことができる。
また、この実施の形態の移動昇降式足場10によれば、繋合せ部60がその両端に繋がっている補助部50同士の上下位置の差を調整して繋ぎ合わせ状態を維持する調整機構80を有していることで、2つの補助部50同士の上下方向の位置の誤差を吸収して足場部70の状態を維持することができ、作業を支障なく行えるようにすることができる。
なお、本発明は、前記した実施の形態のようなものに限らず、他の構成、他の使用状況にも適用できる。
例えば、本発明は、種々の建物についての外壁周りの補修作業に用いることができ、さらに補修作業としては外壁塗替え作業に限らず他の補修作業を行う際に用いることもでき、またさらに補修作業のみならず建物の外壁周りの施工作業や解体作業に用いることもできる。
また、前記した実施の形態では、2つのガイドマスト20にそれぞれ駆動部30を設置し、当該2つの駆動部30に1つの作業用デッキ40を設置し、その上に補助部50を介して足場部70を複数段設ける構成となっていたが、これに限らず、3つ以上のガイドマストにそれぞれ駆動部を設置して当該3つ以上の駆動部に1つの作業用デッキを設置してその上に補助部を介して足場部を設ける構成となっていても良い。
また、作業用デッキは、前記したように作業用デッキが固定デッキのみであるものに限らず、駆動部に設置された固定デッキと当該固定デッキに対してスライド移動するスライドデッキを有する構成となっていても良い。また、駆動部に設置された固定デッキと当該固定デッキに対してスライド移動するスライドデッキと固定デッキに対して垂直方向を軸として回動する回動デッキとを有する構成となっていても良い。さらに、スライドデッキに回動デッキが設置されていたり、回動デッキにスライドデッキが設置されていたり、スライドデッキにスライドデッキが設置されていたり、回動デッキに回動デッキが設置されていたりしても良い。
このようになっていれば、スライド移動するスライドデッキや、回動する回動デッキと等により、種々のデッキ状態を形成することができる。
また、作業手順としては、所定の高さのガイドマストを予め設置する以外に、徐々に繋いで上方に延ばしていき、それに応じて作業用デッキと足場部を上方に移動させるような手順で行っても良い。
また、補助部50は、前記した実施の形態で記載したものに限らず、適宜の形状のものを使用することができる。例えば、図18,図19に示す補助部150のように、本体部153から横方向に突出した延長部152が所謂H鋼材で構成されていても良い。なお、図示しないが、このときには延長部152と繋ぐ繋合せ部も所謂H鋼材で構成されているのが好ましい。また、図18,図19に示すように、延長部152から斜め前方に突出して本体部153の前方と繋がる前方補強部154aと、延長部152から斜め下方に突出して本体部153の下方と繋がる下方補強部154bも、所謂H鋼材で構成されていても良い。また、図19に示す下方補強部154bのように、本体部153と繋がる位置をできるだけ下方にして図5に示す下方補強部54bよりも下方位置で繋がるようにすることで、より大きな荷重に耐えられる補助部150とすることができる。
10 移動昇降式足場
20 ガイドマスト
21 壁つなぎ部
22 ステー
23 ラック
25 棒状部材
30 駆動部
31 フレーム
32 ピニオンギア
40 作業用デッキ
50,150 補助部
51,51a,51b ガイドローラ
51c 板状部材
51d 軸
52,152 延長部
53,153 本体部
54,154 補強部
54a,154a 前方補強部
54b,154b 下方補強部
60 繋合せ部
70 足場部
80 調整機構
81 軸
K 構造物

Claims (4)

  1. ガイドマストと、該ガイドマストに着脱されて装着状態で昇降移動する駆動部と、該駆動部に水平状態で設置される作業用デッキとを有する移動昇降式足場であって、
    2つの前記ガイドマストにそれぞれ前記駆動部が装着されており、
    2つの前記駆動部同士に掛け渡されるように前記作業用デッキが設置されており、
    前記作業用デッキ上の2つの前記ガイドマストそれぞれに着脱されて装着状態で前記作業用デッキと共に昇降移動する補助部が装着されており、
    2つの前記補助部同士が略水平方向に繋合せ部で繋げられており、
    前記繋合せ部に対して足場部が設けられていることで、
    前記作業用デッキの上方に、該作業用デッキと共に昇降移動する前記足場部を有しており、
    前記補助部上の2つの前記ガイドマストそれぞれに着脱されて装着状態で前記作業用デッキと共に昇降移動する、前記補助部と同一形状の補助部がさらに1段又は複数段、下方の補助部に直接重ねて載置されて装着可能となっており、
    同じ段の前記補助部同士が略水平方向に前記繋合せ部と同一形状の繋合せ部で繋げられることが可能となっており、
    前記繋合せ部と同一形状の繋合せ部に対して前記足場部が設けられることが可能となっており、
    前記作業用デッキの上方に、該作業用デッキと共に昇降移動する前記足場部を複数段有することが可能となっていることを特徴とする移動昇降式足場。
  2. 前記ガイドマストは、上下方向に延びる複数の棒状部材を有しており、
    前記補助部には、複数の前記棒状部材を前後方向から挟持して前記補助部の前後方向の動きを規制するガイドローラを有すると共に、前記棒状部材に対して左右方向の外側から当接して前記補助部の左右方向の動きを規制するガイドローラを有していることを特徴とする請求項1に記載の移動昇降式足場。
  3. 前記足場部の荷重が前記補助部に掛かるように設けられており、
    前記補助部の荷重が前記ガイドマストに掛かるように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動昇降式足場。
  4. 前記繋合せ部は、両端に繋がっている前記補助部同士の上下位置の差を調整して繋ぎ合わせ状態を維持する調整機構を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の移動昇降式足場。
JP2018162368A 2018-08-31 2018-08-31 移動昇降式足場 Active JP6983736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162368A JP6983736B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 移動昇降式足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162368A JP6983736B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 移動昇降式足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020033791A JP2020033791A (ja) 2020-03-05
JP6983736B2 true JP6983736B2 (ja) 2021-12-17

Family

ID=69667353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018162368A Active JP6983736B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 移動昇降式足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6983736B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7339195B2 (ja) * 2020-03-19 2023-09-05 株式会社奥村組 仮設足場の選定方法
CN114673340B (zh) * 2022-03-15 2023-08-18 北京城建亚泰金典建设工程有限公司 一种用于附着式脚手架的轨道机构
CN114892934B (zh) * 2022-05-26 2024-03-26 国网安徽省电力有限公司六安供电公司 一种电力系统用可自动调整施工位置的电工登高辅助装置
CN115341749A (zh) * 2022-08-31 2022-11-15 中建三局科创产业发展有限公司 一种双层多功能组合的导架爬升式工作平台

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5159993A (en) * 1991-10-15 1992-11-03 Gestion Des Brevets Fraco Limitee Self-raising work platform assembly
JP2737868B2 (ja) * 1994-07-18 1998-04-08 鹿島建設株式会社 移動式コンクリート打設方法およびその足場装置
JP3179045B2 (ja) * 1997-04-18 2001-06-25 鹿島建設株式会社 作業足場による壁工事方法
US6182791B1 (en) * 1998-06-19 2001-02-06 James L. Cope Adjustable scaffolding and lift carriage and support member therefor
CA2625313A1 (en) * 2008-03-11 2009-09-11 Hydro Mobile Inc. Elevating platform assembly
JP2010106607A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sakamoto Katsuhiko 昇降式足場
JP5874999B2 (ja) * 2011-10-05 2016-03-02 光洋機械産業株式会社 昇降式足場装置
CN207260542U (zh) * 2017-09-11 2018-04-20 津市市荣迪实业有限公司 一种可以升降的脚手架

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020033791A (ja) 2020-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6983736B2 (ja) 移動昇降式足場
US20200149301A1 (en) Architectual climbing system with improved structural stability
JP4917094B2 (ja) レールガイド式クライミングシステム
JP4886286B2 (ja) 仮設足場ユニット
RU2639403C2 (ru) Процесс монтажа резервуара и устройство для выполнения этого процесса
JP5422075B1 (ja) 足場または支保工の支柱用鋼管
JP2014043713A (ja) 斜面用足場装置
KR20200082966A (ko) 높이 조절이 용이한 구조물 수리용 이동식 가설기둥
JP6622504B2 (ja) 煙突解体用足場および煙突解体工法
KR102198890B1 (ko) 폭조정식 거푸집 지그와 이를 포함하는 시스템 거푸집 및 이의 설치와 해체 방법
JP6945285B2 (ja) 移動吊り足場装置
JP6375141B2 (ja) 足場装置、及び、その足場装置を用いたコンクリート躯体の施工方法
JP2015004213A (ja) 吊り足場用パネル、吊り足場用パネルの施工方法及び吊り足場用パネルユニット
JP6712501B2 (ja) 高層建物の解体システム及び解体方法
JP6678308B2 (ja) 煙突解体用足場
JP7051642B2 (ja) 移動昇降式足場
KR102197154B1 (ko) 유로폼 리프팅 장치
JP2020056266A (ja) 移動昇降式足場
JP2010106607A (ja) 昇降式足場
JP4078173B2 (ja) 作業ユニット
JP5574335B2 (ja) 屋根の耐震補強方法
JP6728602B2 (ja) 足場の昇降装置、及び構造物の施工方法
JP6582154B1 (ja) 中間支保工
KR100934376B1 (ko) 상승 및 하강 가능한 승강 작업대 및 그 이동 방법
KR20060095220A (ko) 방망 설치장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6983736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150