JP2015212437A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】バストを持ち上げて高い位置に造形可能であり、かつ重みでバストが脇側に流れることを抑制可能なカップ部を有する衣類を提供する。
【解決手段】カップ支持部102はカップ部101の刳り部102Aに沿うようにしてカップ部に接続され、バック部103はカップ支持部の脇側に取り付けられ、ストラップ部104はカップ部の上部に取り付けられ、難伸縮性又は非伸縮性のリフトアップ布106と、補強部材105を含み、リフトアップ布上端はストラップ部と連結し、リフトアップ布の下辺は刳り部と連結し、リフトアップ布は、刳り部及びストラップ部に連結している部分以外の少なくとも一部がカップ部から遊離し、補強部材は刳り部の脇側部分に隣接する位置から脇側へ向かって斜め下方に傾斜するように配置され、リフトアップ布と刳り部との脇側連結端部は、刳り部における補強部材上端連結部若しくは補強部材上端連結部近傍と連結している。
【選択図】図1

Description

本発明は、カップ部を有する衣類に関する。
従来、カップ部を有する衣類(例えば、ブラジャー)において、バストの位置を上方に持ち上げ、バストを豊かに盛り上げるために、リフトアップ布をカップ部の表側に設けたブラジャーが知られている。前記ブラジャーとして、例えば、特許文献1記載のブラジャーでは、前記リフトアップ布は、肩ストラップとカップ刳りとの間に設けられており、ブラジャーのカップ部の下側から外側を一面的に覆うように斜めに架け渡されている。これにより、着用時には、前記肩ストラップの引きで、前記リフトアップ布により、バストをその膨らみに合わせて全体的に上方に持ち上げることができる。
特許第2576949号公報
しかしながら、前記ブラジャーの構成では、カップ部が保持しているバストの重みに押圧され脇側に流れるという問題がある。そのため、バストを高い位置に持ち上げてもバストの造形性が不十分であり、バストが脇側に流れてしまうため、着用感がすっきりしないという問題があった。
そこで、本発明は、バストを持ち上げて高い位置に造形可能であり、かつバストの重みに押圧され脇側に流れることを抑制可能なカップ部を有する衣類を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のカップ部を有する衣類は、
カップ部を有する衣類であって、
一対のカップ部、前記カップ部を支持するカップ支持部、バック部およびストラップ部を含み、
前記カップ支持部は、前記一対のカップ部の刳り部に沿うようにして前記カップ部に接続されており、
前記バック部は、前記カップ支持部の脇側に取り付けられ、
前記ストラップ部は、前記一対のカップ部の上部に取り付けられ、
さらに、難伸縮性又は非伸縮性のリフトアップ布と、補強部材とを含み、
前記リフトアップ布は、前記カップ部の表側に配置されており、
前記リフトアップ布の上端は、前記ストラップ部と連結しており、前記リフトアップ布の下辺は、前記刳り部と連結し、
前記リフトアップ布は、前記刳り部及び前記ストラップ部にそれぞれ連結している部分以外の少なくとも一部が前記カップ部から遊離するように形成されており、
前記補強部材は、前記刳り部の脇側部分に隣接する位置から脇側へ向かって斜め下方に傾斜するように配置されており、
前記リフトアップ布と前記刳り部との脇側連結端部は、前記刳り部における前記補強部材上端連結部若しくは前記補強部材上端連結部近傍と連結していることを特徴とする。
本発明のカップ部を有する衣類は、バストを持ち上げて高い位置に造形可能であり、かつバストの重みに押圧され脇側に流れることを抑制可能である。さらに、本発明では、バストが脇側に流れることを抑制できることに加えて、前中心側にバストを寄せる効果もある。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100を示す図である。図1(a)は、ブラジャー100の斜視図であり、図1(b)は、ブラジャー100をI−I方向に見た断面図であり、図1(c)は、図1(a)における破線領域の拡大図である。図1(d)は、図1(a)における二点鎖線領域の拡大図であり、図1(e)は、図1(d)のII−II方向に見た断面図である。 図2(a)は、着用時のブラジャー100の斜視図であり、図2(b)は、同図(a)のブラジャー100のIII−III方向に見た断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100の変形例の一例を示す斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100の変形例の別の一例を示す斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100の変形例の別の一例を示す斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100の変形例の別の一例を示す斜視図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係るブラジャー100の変形例の別の一例を示す斜視図である。 図8(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係るキャミソール200及び300を示す斜視図である。
本発明のカップ部を有する衣類について、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定及び制限されない。なお、下記図1〜図8において、同一部分には同一の符号を付している。
[第1の実施形態]
図1に、本発明のカップ部を有する衣類の第1の実施形態に係るブラジャー100を示す。図1(a)は、ブラジャー100の斜視図であり、図1(b)は、ブラジャー100をI−I方向に見た断面図であり、図1(c)は、図1(a)における破線領域の拡大図である。図1(d)は、図1(a)における二点鎖線領域の拡大図であり、図1(e)は、図1(d)のII−II方向に見た断面図である。
本実施形態のブラジャー100は、一対のカップ部101、一対のカップ支持部102、一対のバック部103および一対のストラップ部104を備えた、いわゆる3/4カップタイプのブラジャーである。一対のカップ部101の下縁には、カップ支持部102が配置されており、一対のカップ支持部102の脇側には、バック部103が取り付けられている。カップ支持部102は、例えば、カップ部101と接ぎ合わせられている部分に刳り部102Aが形成されており、刳り部102Aは、例えば、ワイヤーをテープ部材で包んで形成されている。また、刳り部102Aは、例えば、カップ支持部102のバージスラインに沿う部分に形成されている。カップ支持部102は、さらに、土台部102Bを有しており、前記土台部102Bは、前記刳り部102Aの下縁に配置されている。そして、カップ部101の表側にリフトアップ布106が配置されている。リフトアップ布106の上端は、ストラップ部104と連結しており、リフトアップ布106の下辺は、刳り部102Aの一部と連結している。前記「端」とは、特に制限されず、例えば、同図に示すような辺であっても良いし、点であっても良い。前記「辺」とは、特に制限されず、例えば、同図に示すように湾曲した線であっても良いし、直線であっても良い。そして、土台部102Bの脇側端部には、補強部材105が取り付けられており、補強部材105を介して土台部102Bとバック部103とが、連結している。補強部材105は、ボーンをテープ状部材で包んで形成されている。一対のバック部103の他端は、連結係止部107が取り付けられており、着脱自在になっている。前記連結係止部107は、本実施形態のブラジャー100を着用者が着用したときに、着用者の背中の中央付近となる位置に設けられている。尚、本実施形態において、刳り部は、ワイヤーを使用しているが、本発明の衣類は、これに限定されず、ノンワイヤータイプのものであっても良い。
本実施形態において、同図(a)〜(e)に示すように、リフトアップ布106の上辺Lは、カップ部101から遊離している。また、リフトアップ布106の上辺Lの一端は、バージスラインの最下点Pと、カップ部101の前中心側端部Sとの距離の、前記最下点Pを起点とした中点に配置されている。前記上辺Lは、前記一端からバストトップの下側を通り、他端が、前記ストラップ部の一端の上部に配置されるようにして架け渡されている。但し、本発明において、前記辺Lの一端の位置は、前記刳り部に連結されていれば、特に制限されない。
本実施形態において、補強部材105は、刳り部102Aの脇側部分に隣接する位置から脇側へ向かって斜め下方に傾斜するように配置されている。補強部材105の上端は、刳り部102Aの脇側部分で連結している。ここでいう「脇側部分」とは、特に制限されず、例えば、前記最下点Pよりも脇側の部分をいう。
前記補強部材105は、特に制限されないが、例えば、芯地、テープ状部材、可撓性を有する樹脂または金属等のいずれか1つを用いて形成する、または、いずれか2つ以上のものを組み合わせて、縫着、接着、その他の固着手段を用い土台部102Bに取り付けてもよい。なお、本実施形態では、補強部材105はボーンを含む例を挙げているが、ブラジャーの仕様によってはボーンを含まないものとしてもよい。
同図(a)に示すように、リフトアップ布106の下辺の刳り部との脇側連結端部Jは、補強部材上端連結部と連結している(以下、前記脇側連結端部と、補強部材上端連結部との連結部分を、単に「連結部」ということがある)。但し、本実施形態において、前記脇側連結端部Jは、前記補強部材上端連結部近傍と連結していても良い。ここでいう「近傍」とは、特に制限されず、例えば、前記ボーン上端連結部を起点とした10mm以内の範囲であり、なお好ましくは7mm以内の範囲である。
次に、本実施形態のブラジャー100を着用した際のバストに対する力の作用について図2を用いて説明する。図2(a)は、着用時のブラジャー100の斜視図であり、図2(b)は、同図(a)のブラジャー100のIII−III方向に見た断面図である。同図(b)に示すように、着用時に、リフトアップ布106の上辺Lは、カップ部101と当接する。そして、リフトアップ布106は、バストにフィットしたブラジャー100を刳り部102Aごと持ち上げる。これにより、ストラップ部104の引きだけに頼ることなく、バスト位置を高く持ち上げることが出来る。また、肩ストラップの引きで、リフトアップ布による、カップ部101を脇側から押さえつける力が働き、これにより、バストを前中心側に寄せる効果があり、その結果、豊かな谷間を造ることができる。
また、図1に示すように、リフトアップ布106の前記連結部Jは、刳り部102Aのバージスラインの最下点Pから脇側端部Tにおいて、最下点Pから約2/3の距離の位置に配置されている。これにより、リフトアップ布の脇側部分の引き上げ力が大きくなるため好ましい。但し、前記連結部Jの位置は、前記刳り部102Aの脇側部分であれば、特に制限されない。具体的には、例えば、本実施形態のブラジャーは、図3に示すブラジャー100のように、前記連結部Jの位置を、前記脇側端部Tの位置としても良いし、図4に示すブラジャー100のように、前記連結部Jの位置を、前記最下点Pから脇側端部Tにおいて、最下点Pから約1/2の距離の位置としても良い。また、前記連結部Jの位置を、前記最下点Pと、前記脇側端部Tとの間の辺の任意の位置としても良い。なお、図3、4において、図1に示すブラジャー100と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付けている。
また、リフトアップ布106の下辺の刳り部との前記脇側連結端部Jは、補強部材上端連結部近傍と連結している。これにより、リフトアップ布106と連動した位置で土台部102Bと連結して、図3に示すように、略三角形形状を作る。ここでいう「略三角形形状」とは、特に制限されず、略三角形を構成する各辺が、厳密に直線でなくても良く、湾曲しても良く、折れ曲がっていても良く、また、略三角形の各頂点は、厳密に三点でなくても良い。具体的には、図4に示すように、前記リフトアップ布106の脇側の上辺M及び補強部材で構成される前記略三角形の一辺が、折れ曲がっていても良い。これにより、脇側からバストを支えて安定させるとともに、刳り部がバックに引かれて脇に広がる現象を抑えることが出来る。なお、リフトアップ布106の引き上げ力を大きくしたい場合等には、リフトアップ布を上辺で折り返して2重構造としてもよい。
本実施形態において、さらに、図1に示すように、リフトアップ布106の脇側の上辺Mに非伸縮性のテープ(補強テープ)109が配置されていることが好ましい。同図に示すように、リフトアップ布106の脇側の上辺Mにテープ109が、ストラップ部104と補強部材105とをつなぐように配置されている。これにより、バストの脇側部分に押圧力が集中的に作用する。これにより、リフトアップ布106の脇側部分がしっかりとバストを押圧できるため、脇流れをより確実に抑制できる。また、図1に示すように、リフトアップ布106の脇側の上辺Mは、肩ストラップ104からテープ109を経由して補強部材105に到る構成をとる。前記構成により、着用状態におけるバストに押されてカップが脇側に少し倒れ込む、いわゆるカップの転び方向に対してほぼ正反対の方向に引き上げ力を作用させることができる。これにより、カップの転びを抑制することにより、脇流れを効果的に抑制可能である。なお、例えば、バック部の幅が通常よりも広くなるように設計された脇高タイプのブラジャーに本発明の構成を適用すれば、上記同様にバストの脇流れを好適に抑制することもできる。
本実施形態では、非伸縮性のテープ109を用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ブラジャーの仕様によっては難伸縮性または伸縮性のテープ状部材を用いるようにしてもよい。また、リフトアップ布106の生地の仕様に応じて補強テープを用いる必要が無い場合は、テープ109を用いないものとしてもよい。
一般的に、バストの位置を高くキープするためには、バストの根本(土台)から上方に引き上げることが好ましい。このため、図1に示すように、テープ109の下端は、刳り部102Aに連結されている。このような構成により、ストラップの引き上げる力により、刳り部102Aを効率良く上方に引き上げることによりバスト位置を高く保ちつつ、バストを造形することができる。
本実施形態において、リフトアップ布106の上辺Lの一端は、バージスラインの最下点Pと、カップ部101の前中心側端部Sとの距離の、前記最下点Pを起点とした中点に配置されている。これにより、バストをより前中心側に寄せる効果を奏する。但し、本実施形態において、前記辺Lの一端の位置は、前記中点に配置されることに限定されず、例えば、前記辺Lの一端の位置は、前記距離の、前記最下点Pを起点とした1/3〜2/3の範囲内に配置されていても良い。具体的には、図5に示すブラジャー100のように、リフトアップ布106の上辺Lの一端は、バージスラインの最下点Pと、カップ部101の前中心側端部Sとの距離の、前記最下点Pを起点とした1/3の位置Qに配置されていてもよい。また、図6に示すブラジャー100のように、リフトアップ布106の上辺Lの一端は、バージスラインの最下点Pと、カップ部101の前中心側端部Sとの距離の、前記最下点Pを起点とした2/3の位置Rに配置されていても良い。尚、図5及び図6において、図1に示すブラジャー100と同一の構成要素については、図1と同一の符号をつけている。
本実施形態において、さらに、土台部102Bが、難伸縮性部材又は非伸縮性部材で構成されており、前記バック部は、伸縮性部材で構成されていることが好ましい。これにより、着心地を損なうことなく、ワイヤーが脇側に広がることを抑制できる。前記難伸縮性部材又は非伸縮性部材の素材としては、特に制限されないが、例えば、マーキジット、柄マーキ、レース、チュールネット、トリコネット、天竺等が挙げられる。前記伸縮性部材としては、特に制限されないが、例えば、パワーネット、ツーウェイトリコット、ベア天竺等が挙げられる。
前記リフトアップ布106の非伸縮性若しくは難伸縮性素材としては、特に制限されないが、例えば、チュール、マーキ、レース、オールオーバーのレース、柄マーキ等が挙げられる。
前記土台部102Bの非伸縮性若しくは難伸縮性素材としては、特に制限されないが、例えば、チュール及びマーキの組合せ、レース及びマーキの組合せ、オールオーバーのレース、柄マーキ等が挙げられる。
本実施形態のブラジャーでは、バック部103の連結係止部として、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))を使用することができるが、他の種類の係止具を使用してもよい。また、バック部103が連結係止部を有していなくてもよい。例えば、連結係止部を前中心に設けてフロントホックタイプとしてもよい。また、連結係止部がないタイプ、バック部を結んで係止するタイプであってもよい。
前記連結係止部としては、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))、グリッパー、ボタン、紐、面ファスナーなどを、デザインや用途に応じて適宜選択して使用することができる。なお、上記のフック・アンド・アイやグリッパー、ボタンを用いる場合には、複数の留め位置を予め設けておくことにより、締め付け具合を微調整できるようにしておくことも好ましい。なお、上記以外の他の種類の係止具を使用してもよい。
本実施形態においては、ストラップ部104の一端はカップ部101に取り付けられ、他端はバック部103の上辺部に取り付けられた円環、Z環、エイト環などの係止具108Bを通って反転し、エイト環からなる長さ調節具108Aに導入されることによって、ストラップ部104の長さ調整が可能な状態で、ストラップ部104の他端側が、バック部103の上辺部に取り付けられている。また、ストラップ部104の一端は、バック部103の上辺部に直接固着されても良い。ストラップ部104の態様はこれに限定されず、例えば、前記一対のカップ部101の上部同士を互いに繋ぐように取り付けられている、いわゆる「ホルターネック」タイプであってもよい。ストラップ部104の取り付け位置は、カップ部101の形状やブラジャーのデザインによって決定することができる。ストラップ部104は、カップ部101を肩から吊り下げるものであればよい。紐や布テープであってもよいし、タンクトップのような幅の広い、いわゆるラウンドタイプのストラップであってもよい。ストラップ部104の態様は、一対のカップ部101に対応して一対のストラップ部104をそれぞれカップ部101上部とバック部103に取り付ける態様に限定されず、例えば、スポーツタイプのブラジャーのストラップ部のように、背中側で2本のストラップ部104が一体となりバック部103に取り付けられる態様であってもよい。
なお、本実施形態では、ブラジャー100は、土台部102Bを介して、左右の刳り部102Aが連結されるとともに、土台部102Bとバック部103とが補強部材105を介して連結されている例を挙げて説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、土台部102Bを備えない、いわゆるメガネタイプのブラジャーとしてもよい。より具体的には、バック部103がカップ支持部102に直接連結されるように前方へ延び、左右のカップ支持部102の前中心側部分同士を連結する連結部材を別途備える態様とすることができる。
以上、第1の実施形態としては、3/4カップのブラジャーを例示して説明したが、本発明は、フルカップや1/2カップのブラジャー等にも適用することができる。ただし、1/2カップのブラジャーの場合、ストラップ部の引き上げ力が弱いため、3/4カップ、フルカップのブラジャーがより好ましい。
また、第一の実施形態として、カップ部の形状も、例えば、図1に示すカップ部を例示して説明したが、本発明は、前記形状に限定されず、例えば、図7に示すブラジャー100のカップ部101のような構成としても良い。具体的には、同図に示すカップ部101は、ストラップ部104の一端と連結するための上側に凸の上端(同図で示す破線部)部101Aを備えている。そして、同図に示すように、前記上端部101Aとストラップ部104との連結部分の上方に、リフトアップ布106Aの上端が連結している。
本発明において、前記カップ部101のデザインは、特に制限されず、例えば、上カップ部と下カップ部を接ぎ合わせて形成されたものでも良いし、接ぎ目のないモールドタイプのものであってもよいし、カットソータイプのものであってもよい。
また、前記カップ部101の素材としては、特に制限されないが、例えば、ウレタンフォーム、不織布、ポリウレタンなどの高弾性糸から編成された厚手シート状の丸編素材(ダンボールニット)等が挙げられる。
さらに、本発明は、カップ部からカップ支持部まで一体で成型されている態様であってもよい。
(第2の実施形態)
図8に、本発明のカップ部を有する衣類の第2の実施形態に係るキャミソール200及び300を示す。図8(a)は、ブラジャー相当部分が衣類の表側に配置されたキャミソール200の斜視図であり、図8(b)は、ブラジャー相当部分が肌側に配置されたキャミソール300の斜視図である。
同図に示すキャミソール200のブラジャー相当部分は、図1で説明したブラジャー100とほぼ同一の概念のもとに設計されている。本態様においては、前記キャミソール200が、前記土台部及びバック部の下側にスカート部201を有している。その他の態様は、図1に示したブラジャー100と実質上同一であり、同一部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略している。
以上、実施形態の具体例として、ブラジャー、キャミソールをあげて本発明を説明したが、本発明のカップ部を有する衣類は、こられの具体例で記載されたもののみに限定されず、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のような衣類以外にも、ボディスーツ、ブラスリップ、セパレートタイプの水着のトップ部、レオタード、その他各種のカップ部を有する衣類に適用できる。また、前中心を係脱自在のホックで連結するフロントホックタイプの衣類にも適用できる。
本発明のカップ部を有する衣類は、バストを持ち上げて高い位置に造形可能であり、かつ重みでバストが脇側に流れることを抑制可能であり、用途は限定されず広い分野で使用することができる。
100 ブラジャー
200、300 キャミソール
101 カップ部
101A 上端
102 カップ支持部
102A 刳り部
102B 土台部
103 バック部
104 ストラップ部
105 補強部材
106 リフトアップ布
107 連結係止具
108A 調節具
108B 係止具
109 テープ(補強テープ)
201、301 スカート部
L 上辺
M 脇側の上辺
P 最下点
Q、R 位置
S 前中心側端部
T 脇側端部
J 連結部

Claims (7)

  1. カップ部を有する衣類であって、
    一対のカップ部、前記カップ部を支持するカップ支持部、バック部およびストラップ部を含み、
    前記カップ支持部は、前記一対のカップ部の刳り部に沿うようにして前記カップ部に接続されており、
    前記バック部は、前記カップ支持部の脇側に取り付けられ、
    前記ストラップ部は、前記一対のカップ部の上部に取り付けられ、
    さらに、難伸縮性又は非伸縮性のリフトアップ布と、補強部材とを含み、
    前記リフトアップ布は、前記カップ部の表側に配置されており、
    前記リフトアップ布の上端は、前記ストラップ部と連結しており、前記リフトアップ布の下辺は、前記刳り部と連結し、
    前記リフトアップ布は、前記刳り部及び前記ストラップ部にそれぞれ連結している部分以外の少なくとも一部が前記カップ部から遊離するように形成されており、
    前記補強部材は、前記刳り部の脇側部分に隣接する位置から脇側へ向かって斜め下方に傾斜するように配置されており、
    前記リフトアップ布と前記刳り部との脇側連結端部は、前記刳り部における前記補強部材上端連結部若しくは前記補強部材上端連結部近傍と連結していることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 前記カップ支持部は、難伸縮性部材又は非伸縮性部材で形成され、前記バック部は、伸縮性部材で形成されている請求項1記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記リフトアップ布の脇側の上辺に補強テープが配置されている請求項1又は2記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記補強部材は、ボーンを含む部材である、請求項1から3のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 前記リフトアップ布の前記刳り部との連結している前中心側端部は、前記カップ部のバージスラインの最下点と前記カップ部の前中心側端部との距離の、前記最下点を起点とした1/3〜2/3の範囲に配置されている請求項1から4のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  6. 前記衣類が、ブラジャーである請求項1から5のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  7. 前記衣類が、キャミソールである請求項1から5のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
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